JPH03117686A

JPH03117686A - 液圧装置

Info

Publication number: JPH03117686A
Application number: JP2243657A
Authority: JP
Inventors: Gilles Lemaire; ジレ　ルメール; Douglas Beeson; ドゥグラ　ベソン
Original assignee: Poclain Hydraulics France SA
Current assignee: Poclain Hydraulics France SA
Priority date: 1989-09-14
Filing date: 1990-09-13
Publication date: 1991-05-20
Anticipated expiration: 2015-08-28
Also published as: GB9019874D0; FR2651836B1; BR9004605A; DE4029265A1; FI904467A0; JP3080977B2; FR2651836A1; FI101096B; US5081906A; DE4029265B4; GB2238086A; GB2238086B; SK280370B6

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明はカム上でピストンに隣接してローラーが支持さ
れるモーターまたはポンプ等の液圧装置に関する。

（従来の技術）仏特許公開５８２０５８号には、カム、カムに対して可
回転に装着されたシリンダブロック、シリンダブロック
内に配置された複数のシリンダ、ピストンの摺動軸に沿
ってシリンダ内側に摺動可能に装着された複数のピスト
ン、カムの上のピストンに隣接する複数のローラーであ
って、各ローラーはピストン上に装着され、回転軸受は
手段により前記ピストンの軸に垂直なローラーの軸で回
転され、２側面にて軸的に規制され、ピストンが摺動可
能に装着されているシリンダ内部を少なくとも一部が貫
通可能にされており、ピストンの端部はローラーの回転
軸受けを形成しており、２個の凹部はローラーの筒状表
面とシリンダ表面とロラーの内側面の一つとの間により
形成される間隙部に対応し、前記間隙部は少なくともロ
ーラーの筒状表面がピストンから突出している領域にて
ピストンの上部に開口しており、ローラーを回転軸に平
行に軸的に固定するために各ローラーをくさびどめする
２個の部材は前記くさび部材が接するシリンダの内面と
ローラーの対応する端部の間の前記凹部の一つの中に配
置されている技術が開示されている。

（発明が解決しようとする課題）ピストンによって支持されている有効なローラーの位置
ぎめ手段は仏特許公開５８２０５８号に開示されている
。しかしながら、機構の価格は高く、さらに、故障のな
い動作を確保するために、公知の機構では精密な装着が
必要となりやはり高価格となる。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は液圧機構に関し、カムと、前記カムに対して可
回転に装着されたシリンダプロ・ツクと、このシリンダ
ブロック内に配置された複数のシリンダと、シリンダ内
に摺動可能に装着された複数のピストンと、各ローラー
はピストン上に装着されており、前記ピストンの摺動軸
に垂直な回転軸にて回転軸受けにより回転するごとくさ
れ、２側面にて軸的に規制されており、少なくとも一部
は、ピストンが摺動可能に装着されているシリンダ内に
ローラーの回転軸受けを形成するピストンの端部を貫通
するごとくされ、少なくともローラーの筒状表面、シリ
ンダの表面そしてローラーの側面の一つの間にある間隙
部であってピストンの上部において少なくともローラー
の筒状表面がピストンから突出している領域に開口して
いる間隙部に少なくとも対応して設けられた２個の凹部
とからなる、カム上のピストンに接して回転する複数の
ローラーと、各々はローラーの対応する端部と前記くさ
び部材が接触するシリンダの内面の間の前記２個の凹部
の一つ内部に配置されローラーの位置を回転軸に平行に
設定するための各ローラー用の２個のくさび部材とから
なり、少な（とも２個のくさび部材の一つはピストンの
軸に沿って凹部の下部即ち前記ピストンから離れるよう
にシリンダの外のピストンの延長方向に向かって延在す
るごとくされている。本発明は加工組み立てが容易なモ
ータの製造に応用できる。

（作用）本発明の目的は従来の精密部品を削減し必要な組み立て
加工工数の減少を図ることにより組み立てコストと加工
数を削減することにある。この目的を達成するために、
本発明は２個のくさび部材の少なくとも一つを、ピスト
ンを変移させるべくシリンダの外部のピストンの延長、
即ち凹部の下部へピストンの軸に沿って延在させるよう
にしたものである。次のような有効な構成が提案される
。

ローラ一端部に対向するくさび部材の部分はシリンダの
内面に接触する筒状表面によって規制される。

くさび部材は特にピストンやシリンダ等の部材に固定さ
れることなく対応する凹部に導かれている。

また、他の実施例にあってはシリンダに対するピストン
の方向を維持する装置が設けられている。

シリンダに対するピストンの方向を維持する装置は、く
さび部材が取着されている溝から構成されており、この
溝はピストンの軸に平行に延在しておりローラーの対応
する端部の反対側のくさび部材表面に開口している。ま
た方向維持装置はシリンダに対してつめ部材によりピス
トンの回転に向かって固定されている。ピストンの軸に
平行なシリンダに対しては前記くさび部材が変形しない
ように前記溝内部に導入される。

シリンダに対するピストンの方向を維持する装置は、前
記つめ部材を構成する腕部材を有する係止部材を具備し
、シリンダブロックの上部に配置され、前記シリンダブ
ロックの外側縁部にとめられている。

他の実施例においては、シリンダに対するピストンの方
向を維持する装置は、シリンダに対して固定されている
支持部材としての軸に平行なローラーの摺動を制限する
ための接触面の２個のくさび部材の一つによって構成さ
れている。

支持部材としてのくさび部材はシリンダブロックに固着
される三日月状部材によって有効に構成されている。

複数のピストンの軸を含む側面の少なくとも一側に配置
されているいくつかのくさび部材はローラーの隣接面と
は反対側に突出しているつめ部材に取着され、かつ機構
の構造が解除されると同義の、ローラーをカムの接触か
ら取り出すまで、ピストンをシリンダ内へ復帰させるた
めに弾性復帰装置にとめられている。

凹部の下部へ実質的に延在している前記くさび部材の少
なくとも一つはさらにピストンの外部に突出しているロ
ーラーの筒状表面の下部へ延在しており、さらに２つの
制限の間に含まれておりピストンのシリンダ内への復帰
の意味でカムによってシリンダー内部へ押圧される。

他の実施例においては、ローラーはピストン内に形成さ
れている回転軸受は内に装着されかつ前記軸受けに沿っ
て軸的に突出している。ローラーの下部はピストンの対
応する凹部の下部より高い位置に配置されている。この
結果、間隙部は凹部の下部と軸受けに沿って同軸的に突
出するローラーの端部の間に形成され、くさび部材の下
部はロラーの対応する端部に向かって前記間隙部に含ま
れる突起となる。そのためシリンダ内のピストンの復帰
変移は同時に前記くさび部材のシリンダに対する変移を
引き起こす。凹部の下部はローラの回転部材用の軸受け
の下部と一致している。

（実施例）以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１９図に示すモータは以下のように構成されている。

容器は２つの部材１ａ、１ｂから構成されており両者は
ネジ２によって結合されている。波形カム３は容器１ａ
、ｌｂに固着されている。駆動軸４は２個の回転軸受け
６によって容器内のスピンドル５の周囲に可回転に装着
されており、その内側端部は溝７に取着されている。溝
９に形成された中央凹部を有するシリンダブロック８に
は、このシリンダブロック８の回転軸４に接続し、かっ
この軸に対してシリンダブロックの中心法めをするため
の軸の溝７が一体化されている。複数のシリンダ１０は
スピンドル５に対して星形でかつ放射状に配置されてお
り各シリンダはこの中に摺動可能に装着されたピストン
１１を有している。シリンダブロック８の平坦面１２は
、回転軸５に垂直であり、かつ、この平坦面にて異なる
シリンダ１０に接続されている水路１３が開口している
。

種々のシリンダ１０へ流体を配分する摺動バルブ１４は
回転軸５に垂直な平坦面１５に形成されておりシリンダ
ブロックの平面１２に接触して平面１２とは反対側に位
置している。この摺動バルブ１４は、２個の環状溝１６
．１７を有しており、これらの溝は加圧流体源１８と、
加圧されていない流体タンク１９にそれぞれ接続されて
いる。更に摺動バルブ１４には、つめ部材とあぶみ部材
を有する装置２０が容器の部材１ａに対して可回転に設
けられている。そして、水路２１．２２は平坦面１５に
向かって溝１６．１７に接続しておりシリンダブロック
８が摺動バルブ１４に対して相対的に回転している間、
連続的にシリンダブロックの水路１３に接続されるよう
にされている。円筒状ローラ２３は軸受け２４内に装着
されている。

軸受けは各ピストン１１の端部に位置しており、前記ピ
ストンのピストン軸２６に対して鋭角にされている。更
にこの軸受けはカム３に隣接している。前記ローラー２
３は少なくとも一部がシリンダ内に貫通しており、この
結果、ローラーを規制する側面２７にて、凹部２８がこ
のローラーを支持するピストン１１の当該部所に形成さ
れる。これにより、前記ローラーの両側に間隙部を形成
することができる。各凹部は少なくともシリンダ１０の
表面とローラー２３の円筒状表面とローラーの対応する
側面２７とも間に形成される間隙部に対応する。前記間
隙部は、また少なくともローラーがピストンの外に突出
している領域にてピストンの上部で開口している。変形
例は後述する他の実施例にて説明される。ローラー２３
の軸２５に垂直で、ピストンの軸２６が含まれる平面は
ピストン１１、軸受け２４、ローラー２３そして２個の
間隙部にとって対称な平面である。本発明によれば、間
隙部をローラーの軸２５に垂直な平面に対して互いに非
対称に配置することもできる。各実施例にとって、ロー
ラーは、反対側のカム３に配置されており、カムの上を
ころがるように前記カムに対して正確に位置決めするた
め、ローラー２３を軸受け２４に軸方向の位置に固定す
る手段と、ピストンの軸２６に対する角度を一定に維持
する手段を有している。この目的を達成するための手段
としては種々の実施例が考えられ、以下に説明する。

第１．２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ図の実施例においては、
ピストン１１の凹部２８とシリンダ１０の内壁との間で
形成される各間隙部にはくさび部材２９が含まれており
、このくさび部材の横断面は実質的に三日月状の形状で
ある（第１図）。このくさび部材２９はローラー２３の
端面の一つの反対側に配置されている平坦面２９Ａと、
シリンダ１０の内面に接触する円筒状表面２９Ｂを有し
ている。このようにしてくさび部材は、部材２９の表面
２９Ａに接触するローラーの表面２７に配置させるよう
にローラーを同軸的にくさび止めする効果がある。実施
例においては、各部材２９は凹部２８の下部とカム３の
間に小さな間隙Ｊを設けて延在している。ピストン１１
がシリンダ１０の外に延びているときには（矢印Ｆ１に
て示す）、部材２９は各々の凹部２８の下部底面上に接
触しており、部材２９は間隙Ｊに等しい距離だけカム３
から離間して配置される（第２Ａ、３Ａ図参照）。これ
に対してピストン１１がシリンダ１０の中に矢印Ｆ２の
方向に引き込まれるときには（第２Ｂ、３Ｂ図参照）、
各部材２９はカム３によってシリンダ１０の内側に押圧
され、間隙Ｊは各部材２９の下部と対応する凹部２８の
下部底面との間にできる。軸受け２４は付加的軸受はブ
ツシュ３０の内面によって構成され、使用されている２
個の部材２９は同一であることは明記されるべきである
。これらは他の部材に固定されることなく凹部２８内を
摺動する。

軸２６に対するピストンの位置はカム上のローラー２３
の接触によってのみ影響されることが経験上わかるとこ
ろである。カム３上での各種ピストンのローラー２３が
永続的に接触している液圧モータ等め機構においては、
軸２６に対する各ピストンの位置は一定に保たれ、対応
するローラ２３もまたカム３上をころがるように正確に
位置決めされている。

しかしながら、いくつかの機構には、そのようなカム３
上に各種ローラが永続的に接触していないものがある。

この場合には、第４Ａ、４Ｂ、５図に示すような相補的
な構成になっている。

実施例においては、ローラー２３は横方向に、軸受け２
４に沿って突出しており、凹部の底部は前記軸受けより
低位置に配置されている。この結果、間隙部３１がロー
ラー２３の下面とピストンの凹部によって形成され、内
部には各部材２９が形成する突起部３２ができている。

前記間隙部３１には容品に貫通する突起部３２がわずか
の間隔Ｋを形づくっている。ピストン１１がシリンダ１
０の外に矢印Ｆ１で示す方向に延在しているとき（第４
Ａ図参照）、部材２９の各々は凹部の底部によって押圧
され、カム３に接触することなしに浮き上がる。間隙に
はローラー２３の端部の下面から突起部３２の上面に離
れる。ピストン１１がシリンダ１０内に矢印Ｆ２の方向
に引き込まれるときには（第４Ｂ図参照）、カム３はロ
ーラー２３を押圧し、部材２９は未だカムとは接触状態
にはない。そして、間隙Ｋにはこのとき間隙部３１の下
部底面と突起部３２の下面に分離されている。

部材２９はまたローラー２３の端部の下面と上縁部の接
触によって駆動されシリンダ内部へ引き込む。これらの
構成はローラーの軸方向のくさび効果をもたらす。第４
Ａ、４Ｂ、５図に示す実施例は更に特別の特徴を有して
いる。すなわち、部材２９の一つはピストン１１の軸２
６に平行な垂直溝３３を有しており、この溝は部材２９
の上端２９Ｃに開口している。この溝の中には、シリン
ダ１０の壁に加工された雌ネジ３６に螺着されたネジ３
５の摺動ブロックを形成している端部３４が導入されて
いる。

勿論、第２Ａ、２Ｂ、３Ａ；　　３Ｂ図に示す部材２９
は、その後の図面と同様にピストンの軸２６に対して対
応する部材２９が回転することを防止する装置が取着さ
れている。その結果、軸２６を有するピストン１１のシ
リンダ１０に対する位置決めは一定に維持される。

第６Ａ、６Ｂ、７図に示す実施例は、突起部（第２Ａ、
２Ｂ、３Ａ、３Ｂ）なしに部材２９を導入する原理が示
しである。即ち、シリンダ１゜に対して軸２６を有する
ピストン１１の位置を保持する装置の各種の構成が示さ
れている。部材２９の一つは第４Ａ、４Ｂ図に示したと
同様にシリンダブロック８の壁の端縁部３８に重なって
いるＵ字状のクリップの腕３７が導入されている溝３３
を有している。他の腕４１は弾性変形された後、シリン
ダブロック８の外壁４ｏに設けられた溝３９に係止され
る。第２の部材２９は第２Ａ、　　２Ｂ。

３Ａ、３Ｂ図の実施例に利用されたものと一致している
。

間隙Ｊは第２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ図で示したものと同
様であるが、一方動作も前記各図に示した実施例で説明
したところであるが、部材２９には突起部は形成されて
いない。他方、ａ３３を有する部材２９の位置決めの維
持とシリンダ１ｏに対する軸２６を有するピストン１１
の位置決めの維持も前各図同様になされる。

第８．９図に示す実施例は一方では第２Ａ、２Ｂ、３Ａ
、３Ｂ図にて示したと同様に各図の右半分に示されるく
さび部材２９を適用し、他方では、第８，９図の各々の
左半分に示されるシリンダブロック８に対して固定され
る三日月状部材４２を適用する。この三日月状部材４２
はシリンダ１０と同一半径を有する円筒状表面４３を有
し、シリンダの内面に接触しており、ローラー２３の平
端面２７の近傍であって反対側に配置されている。

更に、三日月状部材はシリンダブロック８の壁に設けら
れた孔４９を貫通し、シリンダブロック８に固定するた
めの前述した部材２９とは反対に、ピストン１１の摺動
に付随して摺動しない。更に三日月状部材４２は凹部２
８の底面やカムによって押圧される必要もない。このこ
とは、三日月状部材４２が凹部２８の底面（下部側面４
７は凹部の底面とは異なる）へ下がることもなくカム３
へ向かって上昇することもない（上部側面４８はローラ
ー２３の母線４８に結合することも接することもない）
。このような三日月状部材４２はシリンダ１０に対して
軸２６を有するピストン１１の位置を保持する。

第１０Ａ、ＩＯＢ、１１．１２図に示す実施例は、一方
では２個のくさび部材２９が第２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ
図の実施例を同様であり、他方第１０Ａ図、１１図の左
半分、１２図に示されるくさび部材２９については相補
的な構成とされている。この相補的な構成は次のようで
ある。シリンダブロック８の上端縁３８に重畳されてい
る２個の腕５１．５２を有するクリップ５０においては
腕５１は対応するくさび部材２９内に設けられこのくさ
び部材の上縁部２９Ｃに開口している間隙部５３内に導
入されている。シリンダブロック８の外側にある腕５２
は係止部５４に終端する。個々のスプリング５５は各図
に示すように、２個の一連のピストンに対応するクリッ
プの係止部５４に直接または間接に結合されている。ク
リップ５０とスプリング５５の全ては各ピストンの軸２
６を含む面の同一側に配置されている。

第１３Ａ、１．３Ｂ、１４図に示す実施例は第４Ｂ図並
びに第５図の右半分に示されるものと同様の２個のくさ
び部材を有している。

第１５Ａ、１５Ｂ、１６Ａ、１６Ｂ、１７．１８図に示
す実施例は、第２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ図の実施例と類
似しているが次のような特徴を有している。一方では、
ピストン１１の各凹部２８の下部底面は軸受は筒２４を
支持しているピストン１１の間隙の底部と同一レベルに
あり、かつ同一側面形状である。各くさび部材５７はロ
ーラー２３の上部と底部５６の下部に延在しているシリ
ンダ内に側面が内接している。このようなくさび部材５
７は機能的には第２Ａ、２Ｂ図に示したくさび部材２９
とは同一の間隙Ｊを有している点で対応しているが、し
かしながら、くさび部材２９と比較して先端を切った形
状である。第１８図はくさび部材５７の透視図であるが
、機能的には第１７図と第２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ図の
実施例に対応する第１１図は完全に類似である。すでに
示した他の実施例にはピストン１１に対する軸受け２４
内のローラ２３−の同軸的なくさび止めが認められる。

つまり、実施例においては、２個のくさび部材２９（第
１，２Ａ、２Ｂ、３Ａそして７図、第１０Ａ、ＩＯＢ、
１１そして１２図、第１３Ａ、１３Ｂそして１４図）ま
たは１個のくさび部材２９と三日月状部材４２（第８，
９図）を具備しまたは最後に２個のくさび部材５７（第
１５Ａ、１５Ｂ、１６Ａ、１６Ｂ、１７．１８図）を具
備し、ローラー２３の側面平坦な端面２７はくさび部材
２９．５７または三日月状部材４２の平坦な表面に対し
て反対側でかつ近接して配置されている。前記くさび部
材と三日月状部材はシリンダ１０の内面に接触している
。

最も簡単な実施例は、明らかに第１．２Ａ１２Ｂ、３Ａ
、３Ｂ図に示されるものであって、対応する部材２９は
単独で凹部２８内を摺動する。それゆえに加工に関して
言えば、前記凹部の加工、小部品（ピストン１１）の製
造、簡単な加工（例えばフライス削り）などで十分であ
る。また、実施例においては、カム３へのローラー２３
の接触は、回転軸５に平行な各ローラー２３の軸２５の
自動的な位置決め並びに、摺動軸２６に対する各ピスト
ン１１の位置を一定に保持することにより達成される。

このような観点から、第１５Ａ、１５Ｂ、１６Ａ、１７
Ｂ、１７．１８図に示される実施例は、同様の機能的な
特性を提供するものである。即ち、軸受け２４を受ける
ためのピストンの内腔５６の開口とローラー２３を受け
るための内腔に対応する凹部を有しており、加工技術的
にも、ローラを支持するためにすでに必要である加工を
用いるにすぎない。

いくつかの機構にあっては、ピストン１１はシリンダ１
０の内部に自発的に引き込まれたり（第１０Ａ、ＩＯＢ
、１１．１２図の実施例）、シリンダ１０の内部に不本
意に引き込まれる。例えば最初の始動前においては、加
圧されていない流体がピストンを押圧しローラー２３は
カム３に接触したままでおり、ピストンの位置はシリン
ダブロック８に対して一定に保持されるべきである。そ
して軸２５を回転軸５に平行に保持されるべきである。

第４Ａ、４Ｂ、５図に示される実施例の構成は、第６Ａ
、６Ｂ、７図にある溝３３に導入される端部３４と第８
．９図にある溝３３に導入される腕３７、シリンダ１０
に対して固定され、第１ＯＡ、ＩＯＢ、１１．１２図に
示しである三日月状部材４２、クリップ５０、対応する
シリンダに対して一定位置に定められている部材２９等
を有している。また実施例は、各ローラ２３を対応する
シリンダ１０に対して一定の位置決めを保持することが
でき、前記ローラはもはやカム３に接触しなくてもよく
、この位置合わせはローラの軸２５を回転軸５に平行に
維持することでなされる。

更にくさび部材２９はカム３によって押圧されることな
くシリンダ１０内部に復帰されることが望ましい（第２
Ｂ、６Ｂ、８．１ＯＢまたはくさび部材５７については
第１５Ｂ図）。しかしながら、カムの接触なしに復帰さ
れるのであって第４Ｂ、１３Ｂ図の構成はシリンダ１０
の内部のピストン１１の引き這々ストローク中に前記復
帰を可能としているのである。最後に第１０．１０Ｂ。

１１．１２図に示すごとく、対応する実施例はピストン
１１の”解除”を可能ならしめており、対応するシリン
ダは提供されずカム３に接触していない対応するピスト
ン１１のローラーの配置が可能である。

本発明は前述した実施例に限定されるものでなく、また
本発明の範囲、主旨を逸脱しない程度のものはこれを含
むものである。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、精密部品を削減し
必要な組み立て加工工数の減少を図ることができ、この
結果、組み立てコストと加工数の削減を達成した改良さ
れだ液圧装置が得られることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係わる装置のピストン−
シリンダ組み立て機構の横断面図、第２Ａ並びに２Ｂ図
はピストンがシリンダ内へ引き込まれている状態とシリ
ンダの外へ延在している状態をそれぞれ対応して示す第
１図の■−■線に沿う１／２断面図、第３Ａ並びに３Ｂ
図はピストンがシリンダ内へ引き込まれている状態とシ
リンダの外へ延在している状態をそれぞれ対応して示す
第１図の■−■線に沿う１／２断面図、第４Ａ並びに４
Ｂ図はピストンがシリンダ内へ引き込まれている状態と
シリンダの外へ延在している状態をそれぞれ対応して示
す本発明の第２実施例に係わる装置のシリンダの軸に沿
う１／２断面図、第５図は第４Ａ並びに４Ｂ図のｖ−■
線に沿う断面図、第６Ａ並びに６Ｂ図はピストンがシリ
ンダ内へ弓き込まれている状態とシリンダの外へ延在し
ている状態をそれぞれ対応して示す本発明の第３実施例
に係わる装置のシリンダの軸に沿う１／２断面図、第７
図は第６Ａ並びに６Ｂ図の■−■線に沿う断面図、第８
図はピストンが対応するシリンダに引き込まれる状態を
示す本発明の第４実施例に係わる第９図に示す装置の■
−■線に沿う断面図、第９図は第８図のＩＸ−ＩＸ線に
沿う断面図、第１ＯＡ並びに１０８図はピストンがシリ
ンダ内へ引き込まれている状態とシリンダの外へ延在し
ている状態をそれぞれ対応して示す本発明の第５実施例
に係わる装置のシリンダの軸に沿う１／２断面図、第１
１図は第１０Ａ並びに１０８図のＸ　Ｉ　−Ｘ　１線に
沿う断面図、第１２図は第１０Ａ図の矢印Ｆの方向から
見た図、第１３Ａ並びに１３Ｂ図はピストンがシリンダ
内へ引き込まれている状態とシリンダの外へ延在してい
る状態をそれぞれ対応して示す本発明の第６実施例に係
わる装置のシリンダの軸に沿う１／２断面図、第１４図
は第１３Ａ並びに１３Ｂ図のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿う図
、第１５Ａ並びに１５Ｂ図はピストンがシリンダ内へ引
き込まれている状態とシリンダの外へ延在している状態
をそれぞれ対応して示す第１６Ａ並びに１６Ｂ図の本発
明の第７実施例に係わる装置のＸＶＡ−ＸＶＡ線に沿う
１／２断面図、第１６Ａ並びに１６Ｂ図は第１５Ａ並び
に１５Ｂ図のＸＶ　Ｉ　Ａ−ＸＶＩＡ線並び１．：ＸＶ
　Ｉ　Ｂ−ＸＶ　Ｉ　Ｂ線ニソれぞれ沿う１／２断面図
；第１７図は第１５Ａ並びに１５Ｂ図のｘｖｎ−ｘｖｎ
線の断面図、第１８図は第１５Ａ並びに１５Ｂ図の２個
のくさび部材の一つを示す透視図、第１９図は本発明に
係わるモータの一般的な軸方向の断面図である。ｌａ、ｌｂ・・・容器、２・・・ネジ、３・・・波形カ
ム、４・・・駆動軸、５・・・スピンドル、６・・・回
転軸受け、７．９・・・溝、８・・・シリンダブロック
、１０・・・シリンダ、１１・・・ピストン、１３．２
１．２２・・・水路、１４・・・摺動バルブ、１６．１
７・・・環状溝、２３・・・ローラー、２４・・・軸受
け、２５．２６・・・軸、２８・・・凹部、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カムと、前記カムに対して可回転に装着されたシ
リンダブロックと、このシリンダブロック内に配置され
た複数のシリンダと、ピストンの摺動軸に沿ってシリン
ダ内に摺動可能に装着された複数のピストンと、各ロー
ラーはピストン上に装着されており、前記ピストンの摺
動軸に垂直な軸にて回転軸受けを用いて回転するごとく
され、２側面とピストンの端部によって同軸的に規制さ
れており、少なくとも一部は、ピストンが摺動可能に装
着されているシリンダ内にローラーの回転軸受けを形成
するピストンの端部を貫通するごとくされ、少なくとも
ローラーの筒状表面、シリンダの表面そしてローラーの
側面の一つの間にある空間であってピストンの上部にお
いて少なくともローラーの筒状表面がピストンから突出
している領域に開口している空間に少なくとも対応して
設けられた２個の凹部とからなる、カム上のピストンに
接触して回転する複数のローラーと、各々はローラーの
対応する端部と前記くさび部材が接触するシリンダの内
面の間の前記２個の凹部の一つ内部に配置されローラー
の位置を回転軸に平行に設定するための各ローラー用の
２個のくさび部材とからなり、少なくとも２個のくさび
部材の一つはピストンの軸に沿って凹部の下部即ち前記
ピストンから離れるようにシリンダの外のピストンの延
長方向に向かって延在することを特徴とする液圧装置
（２）請求範囲第１項において、ローラーの端部の対向
するくさび部材の一部はシリンダの内面に接触するシリ
ンダ表面によって規制されている。
（３）請求範囲第１項並びに第２項において、前記くさ
び部材は各部材特にピストンまたはシリンダには固定さ
れることなく対応する凹部内に導入される。
（４）請求範囲第１項並びに第２項において、シリンダ
に対してピストンの方向を維持するための装置を有する
。
（５）請求範囲第４項において、シリンダに対してピス
トンの方向を維持するための装置はくさび部材が取着さ
れる溝を有し、この溝はピストンの軸に平行に伸び、ロ
ーラーの対応する端部に対向するくさび部材の表面の外
に開口しており、ピストンの軸に対する回転に際して前
記溝の中に導入されているつめ部材によってシリンダに
固定され、ピストンの軸に平行なシリンダに対して前記
くさび部材の変移を自由にする。
（６）請求範囲第５項において、シリンダに対してピス
トンの方向を維持するための装置は、前記つめ部材を構
成する腕部材を有するクリップを具備しシリンダブロッ
クの上部に配置され、前記シリンダブロックの外縁部に
係止されている。
（７）請求範囲第４項において、シリンダに対してピス
トンの方向を維持するための装置は、シリンダに固定さ
れ、ローラーの軸に平行な摺動を制限する接触表面にあ
る２個のくさび部材の一つによって構成される。
（８）請求範囲第７項において、くさび部材はシリンダ
ブロックに固着されている三日月状部材によって構成さ
れる。
（９）請求範囲第１項乃至第８項において、複数のピス
トンの軸を含む側面の少なくとも一つに配置されている
くさび部材のいくつかはローラーの接触面に対向して突
出するつめ部材に取着され、ローラーがカムに接触即ち
機構の構造が解除されるまでピストンをシリンダ内へ戻
すために弾性部材に係止されている。
（１０）請求範囲第１項乃至第９項において、前記くさ
び部材の少なくとも一つは実質的に凹部の下部並びにピ
ストン外へ突出しているローラーの筒状表面へ延在し、
シリンダ内へピストンが戻るごとくこれら２つの制限内
に含まれており、カムによってシリンダ内方へ押圧され
ている。
（１１）請求範囲第１項乃至第１０項において、ローラ
ーはピストン内の回転軸受け内に装着され、前記軸受け
に沿って同軸的に突出しており、下部はピストンの対応
する凹部の下部より高位置に配置され、この結果間隙部
は凹部の下部と軸受けに沿って同軸的に突出しているロ
ーラーの端部との間に形成されており、くさび部材の下
部にはローラーの対応する端部に向かって前記間隙部に
含まれる突起が存在しており、そのためシリンダー内の
ピストンの復帰変移はシリンダに対して同時に前記くさ
び部材の変移を引き起こす。
（１２）請求範囲第１項乃至第１０項において、凹部の
下部はローラーの回転部材用の軸受けの下部と一致して
いる。