JPH0311746B2 - - Google Patents

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JPH0311746B2
JPH0311746B2 JP5867484A JP5867484A JPH0311746B2 JP H0311746 B2 JPH0311746 B2 JP H0311746B2 JP 5867484 A JP5867484 A JP 5867484A JP 5867484 A JP5867484 A JP 5867484A JP H0311746 B2 JPH0311746 B2 JP H0311746B2
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JP
Japan
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vegetables
fruits
cold air
cooled
storage box
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Application number
JP5867484A
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English (en)
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JPS60203137A (ja
Inventor
Ikuhiko Yamashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
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Publication of JPS60203137A publication Critical patent/JPS60203137A/ja
Publication of JPH0311746B2 publication Critical patent/JPH0311746B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • Y02A40/963Off-grid food refrigeration

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、青果物等の予冷方法および装置に係
り、特に、青果物等被冷却物を収納した箱内に冷
気を直接送気して急速予冷を行う青果物等の予冷
方法および装置に関するものである。
(従来技術) 青果物、水産物等食品の低温流通においては、
収獲後可及的速やかに冷却するのが理想的である
が、産地では収獲から出荷までの間に選果、選別
および梱包作業などが必要であり、収獲後直ちに
予冷を行つても、出荷までの作業の間に、品温の
上昇や結露が起こり、却つて悪影響を与える。そ
こで、現状では完全に梱包まで終つた状態で予冷
する方法が一般的である。
従来の予冷方法としては、大別して、(1)冷風冷
却方式、(2)冷水冷却方式、(3)真空冷却方式があ
り、さらに、前記(1)冷風冷却方式には、通常の
冷蔵倉庫に収納して冷却する方法、冷蔵庫内で
強制通風を行なつて冷却する方法、差圧通風に
より冷却する方法などがあり、現在多く使用され
ているのは、前記(3)真空冷却方式と(1)差圧通風
冷却方式であるが、下記の問題がある。
真空冷却方式は、被冷却物を真空容器内に収納
し、容器内を真空にすることによつて、被冷却物
から蒸発する水分の蒸発潜熱で冷却する方法であ
る。従つて、表面積の多いレタス、キヤベツ等の
葉菜類にしか適用できず、また、水分の蒸発によ
り葉のしおれを招き、商品価値が低下する。さら
に、真空にするための設備が高価なものとなると
いう問題がある。
差圧冷却方式は、出荷できる状態にダンボール
箱等に完全に梱包された被冷却物を、庫内に隙間
なく積上げ、一方の面から圧力をかけて、梱包内
へ冷風を強制的に通風し、被冷却物に冷気を接触
させて冷却するものである。
特開昭55−41357号は、その代表的な一例であ
るが、これを第9図aに基づいて説明すると、冷
蔵庫50内に、青果物等被冷却物を収納したダン
ボール箱55を中間に一定の間隔をおいて吸気口
53を閉塞しないように2つのブロツクに積上
げ、2つのブロツクの上方から気密シート54を
かけて前記間隔にダクト56を形成し、循環フア
ン51から冷蔵庫50内に強制通風し、ブロツク
の外側を正圧、ダクト56内を負圧として、冷気
がダンボール箱55内、各ダンボール箱50の隙
間を通り、ダクト56、吸気口53、減圧室5
2、循環フアン51と循環通風さすものである。
ところが、この方法の場合は、梱包箱50内へ
冷気を通すためには、ダンボール箱等の通風方向
の前後面に開口率5%程度の通風孔(第9図bの
通風穴55a、手持穴55b)をあける必要があ
る。このようにダンボール箱等に多くの穴をあけ
ると、箱の強度低下、再利用できない、予冷後の
保冷性能の低下、箱の価格高を招くことになる。
従つて、現状では、手持穴程度しかあけていな
い場合が多く、この場合は冷気の箱内通過量が少
なくなり、箱と箱との隙間を通り、箱の外部側面
や上下面からの伝熱による冷却状態になつている
場合が多い。このために、差圧予冷方式の理想的
な状態になつておらず、冷却時間も長く、冷却む
らも多く、理論値よりもかなり余裕のある大きな
静圧の装置が必要となり、従つて無駄なエネルギ
ー消費となつている。
さらに、装置の大きさによつて処理量の範囲が
限られ、また、隙間なく所定量が積み込まれるま
で有効な運転ができないために梱包が終つてから
予冷を開始するまでの時間が長くかかる。また、
一定方向に通風する必要があるので、ダンボール
箱等をパレツト上に積上げる場合に交互に方向を
変えて安定な状態にできないので、移動時に荷く
ずれを起こすおそれがある。さらに、処理工程が
バツチ式になるために、選果、選別工程との連動
による連続作業ができず、人手を多く必要とする
等の種々の欠点がある。
(本発明の目的) 本発明は、前記従来欠陥に鑑み発明されたもの
で、本発明の目的は、第1に、フアンの静圧は高
い静圧を必要とせず小さい動力で、急速予冷を可
能とし、また、予冷後の保冷効果も良好であり、
しかも、予冷作業が選果、選別などと連続作業が
可能であり、青果物等を収納したダンボール箱等
箱の強度も低下させず、再利用可能とした青果物
等の予冷方法および装置を提供することであり、
第2に、さらに予冷効果を向上した青果物等の予
冷方法および装置を提供せんとするものである。
(本発明の構成) 本発明は、前記目的達成のために、本発明の構
成は、第1の発明は、青果物等を収獲し、選果、
選別した後箱詰めし、該収納箱の上蓋を開蓋した
ままコンベア等搬送装置で搬送し、該搬送中に前
記収納箱の上方から冷気を間けつ的または連続的
に青果物等被冷却物に直接送気する青果物等の連
続予冷方法であり、 第2の発明は、第1の発明方法に使用する連続
予冷装置であつて、青果物等被冷却物を収納した
収納箱の上蓋を開蓋のまま搬送可能なコンベア等
搬送装置と、該搬送装置の上方位置に設けた冷気
ダクトと該冷気ダクトから下方に吹出す複数また
は連続の吹出口とを備えた冷却装置とからなる青
果物等の連続予冷装置としたものである。
前記第1および第2の発明により、青果物等被
冷却物を収納した箱内に、搬送中に間けつ的また
は連続的に一箱宛一定時間、冷気が直接吹込まれ
るので、冷却ムラも少く、急速冷却が連続的に行
なわれ、しかも、フアン静圧も少くて済むのでフ
アン動力が小で、全体設備が小さくて済む。
また、予冷後直ちに上蓋を閉じ結束することに
より、収納箱に通気穴もないので、保冷効果は良
く、収納箱の強度も低下しないので再利用が可能
で、箱はコスト安となる。
さらに、前記予冷を連続作業としたことによ
り、収獲後の選果、選別、箱詰め、つづく予冷、
つづく梱包、出荷などとともに連続工程が可能と
なつて、収獲から出荷までの全体コストは著るし
く安価になるという特徴がある。
つぎに、第3の発明は、青果物等を収獲し、選
果、選別した後箱詰めし、該収納箱の上蓋を開蓋
したままコンベア等搬送装置で搬送し、該搬送中
に前記収納箱の上方から冷気を間けつ的または連
続的に青果物等被冷却物に直接送気し、該冷気を
収納箱内に入れ箱内周囲から上方箱外へ出し、該
収納箱の外側面から収納箱の底面へ送気した後、
該冷気を戻し再度冷却して循環さす青果物等の連
続予冷方法であり、 第4の発明は、第3の発明方法を使用する装置
であつて、前方および後方を開口したトンネル状
断熱箱と、該断熱箱内に周囲に通風路を形成して
配設した、底部に開口を設けたトンネル状筐体内
に上方からフアン、クーラ、冷気ダクト、下方に
吹出す複数または連続の吹出口などを備えた冷却
装置本体と、該冷却装置本体内に前記吹出口下方
位置に青果物等被冷却物を収納した収納箱を上蓋
を開蓋したまま搬送可能で、かつ、該収納箱の外
周囲に間隔を形成し前記通風路に連通して循環路
を形成する如く設けたコンベア等搬送装置とより
なる青果物等の連続冷却装置としたものである。
第3および第4の発明により、前記第1および
第2の発明に加えて、冷気を循環させるのでより
効率的となり、箱の側面、底面を冷却し、さらに
第4の発明では筐体内で行うのでより冷却効果は
向上し、全体コストは一層低減するという特徴が
ある。
(実施例) 以下本発明方法および装置の実施例につき添付
図面に基づき説明する。
第1図〜第3図は、第1の発明方法に使用され
る第2の発明装置の実施例、第4図は、第3の発
明方法に使用される第4の発明装置の実施例、第
5図は本発明予冷装置を配置した青果物等収獲後
の選果、選別、箱詰、予冷、梱包、出荷あるいは
貯蔵一連の処理作業を行う処理工場の平面図であ
る。
第1図において、1は青果物等被冷却物1aを
収納したダンボール箱等の収納箱、2は搬送装置
としてのコンベアで前記収納箱1を搬送するもの
であり、3は別に設けられた冷凍装置(図示せ
ず)から冷気を送る冷気ダクトで、前記コンベア
2の上方位置に長手同方向に設けられ、4は前記
冷気ダクト3から下方へ冷気を吹出す吹出口とし
てのノズルで、長手方向に複数個設けられ、該ノ
ズル4は冷気ダクト3の中央に設けても良く、図
示例の如く、中央、中間位置、端部などから交互
に吹出すように設けても良く、コンベア2上に収
納箱1を上蓋1bを開蓋のまま載せて搬送中に前
記ノズル4から冷気が各箱1内に間けつ的あるい
は連続的に吹下ろすような位置関係になつてい
る。
第1図例において、ノズル4からの冷気は第1
図b図示矢印の如く中央位置から直接中央の被冷
却物1aに送気され、冷気は被冷却物1aの隙間
を通つて、直接当つていない被冷却物1aを冷却
し、収納箱1の底から側方へ分かれ、側方の被冷
却物1を冷却して収納箱1内の側方から箱1外へ
流出、その間収納箱1内の被冷却物1a全体を冷
却するものであり、第1図a図示例においては、
該収納箱1は搬送中につぎの段階で中間位置の被
冷却物1aへ、さらに、つぎの段階で端部位置の
被冷却物1aへと直接冷気が接触し、冷気はそれ
ぞれ収納箱1内の他の被冷却物1aを冷却して収
納箱1外へ流出するものである。本例において
は、ノズル4の位置を変え、吹出し位置を変えた
ことにより直接冷気に当たる被冷却物1aが搬送
中に順次変わるので収納箱1内被冷却物1a全体
がほぼ均一に冷却される。また、ノズル4の吹出
角度や口径を変えることにより、より均一に効率
的に冷却できる。
第2図は、第2の発明装置の他の実施例で、第
1図例と異なるところは、冷気の吹出口をスリツ
ト状5にしたもので、該スリツト5は冷気ダクト
3の中央に長手方向に一直線状に設けても良く、
図示例の如く、くの字形にジグザグに設けて順次
吹出し方向が変わるようにしても良く、その他斜
め形に設けたり、吹出し角度が変わるようにした
り、あるいはスリツト5の巾を変えたりするのは
効果的である。
第3図は、第2の発明装置のさらに他の実施例
で、前記第2図例と異なるところは、前記スリツ
ト5の先端に扇形状に揺動する揺動片5aを設け
て、吹出方向を周期的に変えて箱1内被冷却物1
aに均一に冷気が直接当たるようにしたもので、
吹出口の寸法、揺動速度、風速などを被冷却物の
種類や収納状態に応じて変えることにより、より
有効な冷却を行うことができる。
第4図は、第3の発明方法に使用する第4の発
明装置の実施例で、より実用的な装置の一例を示
すものであり、Aはトンネル状の断熱箱で、前方
および後方はそれぞれ開口Aa,Abしており、B
は冷却装置本体で、前記断熱箱A内に周囲に通風
路13を形成して配設されている。7は該冷却装
置本体Bのトンネル状筐体で、前方および後方を
それぞれ開口7a,7bし、前記断熱箱Aに長手
方向に配設され、底部に開口7cが設けられて前
記通風路13に連通し、8はフアン、9はクー
ラ、10は加湿器、3は冷気ダクト、4は吹出口
であり、前記筐体7の上方から筐体7内に順次設
けられ、2はコンベアで筐体7内底部に長手方向
に設けられ、コンベア2上に被冷却物1aを収納
した収納箱1を載せて搬送時、該箱1の上蓋1b
は開けたまま搬送時に前記吹出口4から冷気が収
納箱1内に吹下ろされ、かつ、該箱1と前記筐体
7の内壁7dとの間に間隔14が形成され、該間
隔14が筐体7底部の開口7cから前記通風路1
3に連通する如く循環路Cが設けられている。1
5は前記筐体7の前、後方開口7a,7bに設け
られた冷気の洩れを防止するプラスチツク、ゴム
等のカーテンであり、この代りにエアカーテンで
も良い。
なお、前記例では、間隔14が底部開口7cか
ら通風路13へ連通して、空気が筐体7内からフ
アン8の吸込側に循環するような循環路Cにした
が、空気が筐体7の底部からダクト等でフアン8
へ吸込まれ循環するような循環路としても良い。
また、第4図例においては、断熱箱A内に冷却
装置本体Bの筐体7を配設するようにしたが、断
熱箱Aなしで筐体7を断熱構造とし、フアン8、
クーラ9を別置し、筐体7底部付近からのリター
ンの循環路をフアン8の吸込側に設けるなど種々
の設計変更例が考えられ、これは、前記第2の発
明の第1〜3図例の予冷処理を筐体内で行うよう
にした設計変更例でもある。
前記第4図例において、青果物等被冷却物1a
を収納した収納箱1の上蓋1bを開いた状態でコ
ンベア等搬送装置2で連続的に搬送すると、冷気
の循環は、まず、フアン8から下方に送風し、ク
ーラ9で所定温度に冷却された冷気は、ダクト3
を介しスリツトまたはノズルの吹出口4から吹き
出し、収納箱1内の被冷却物1aへ吹きつけら
れ、被冷却物1aの隙間を通つて収納箱1の内壁
に沿つて上昇し、収納箱1外へ出る。そのまま、
フアン8の方へ循環する方法もあるが、本例で
は、筐体7と収納箱1の間の間隔14を下向さ
せ、該箱1の側面および底面から伝熱によつて該
箱1内を冷却するようにして、より冷却効果が良
くなるようにしている。
収納箱1の底面から出た冷気は、筐体7の底部
開口7cから筐体7と断熱箱A間の通風路13を
上昇し、フアン8に吸込まれ循環する。
被冷却物1aの乾燥を防ぐために、高湿度にす
る場合は、クーラ9の下部に設けた加湿器9で加
湿する。加湿時に水滴が多い場合には、冷気に同
伴しないようにノズル4を第4図bのように冷気
ダクト3内に突出させ、ノズル4突出部と冷気ダ
クト3の間に溜まつた余分な水滴を外部に排出す
れば良い。
特に、第4図例の利点は、まず、クーラ9から
出た冷気は再加熱されることなく被冷却物1aに
送風でき、被冷却物1aで昇温した冷気が断熱箱
Aの内側の通風路13を通るので、断熱箱Aの外
側の外気との温度差が小さくなり外部からの侵入
熱負荷が小さくなる。また、この場合断熱壁は薄
くても良く、外部からの熱負荷によつて加熱され
た冷気は、収納箱Aの内側の通風路13に沿つて
上昇し、さらに、フアン8の熱負荷も加わつてク
ーラ9に送られる。従つて、クーラ9で冷却され
た空気は下降し、外部負荷で加熱された空気は上
昇するので、自然対流の原理にも合つているので
スムースに空気は循環し、その分だけフアン動力
が軽減される。
また、クーラ9から出た冷気は、再加熱される
ことなく被冷却物1aに送風されるので、クーラ
9での過冷却の必要がなく、冷媒の蒸発温度も必
要以上に低くしなくてよいので、冷凍機も冷凍効
率の高いところで運転できる。
さらに過冷却しないので、出口湿度も高く保つ
ことができ、加湿量を少なくて済む。短時間であ
れば、加湿をしなくても青果物等に悪影響を与え
ることがない。
また、冷媒の蒸発温度を高くできるので、結
露、結霜量も少なく、結霜時の除霜も短時間で終
り、クーラ9の伝熱面積を大きくして0℃以上で
運転すれば、除霜運転は不要で100%有効に運転
できるという特徴もある。
第5図に示すものは、青果物等を収獲後一連の
処理を流れ作業式に連続的に行う処理工場の平面
図で、建屋の約半分に集荷場20、選果機21、
選別機22、箱詰機23を設置し、中央附近に冷
凍機機械室28、コンベア24、予冷装置25、
梱包、結束機26を隔壁30で断熱して配置し、
これに隣接して保冷用冷蔵庫34を配置した例で
あり、29,31,32は扉、33はパレツト、
34aは冷蔵庫の扉である。
まず農家で収獲された青果物等が通箱に入れら
れて集荷場20へ持込まれ、初めに、選果機2
1、選別機22で不良品の選別や等級別け、寸法
別けが行われ、ついで、箱詰23が行なわれ、上
蓋を開いた状態でコンベア24で予冷装置25に
送り込まれる。
本例の予冷装置25は、並列にコンベア24を
設置して連続的に処理できるようになつており、
被冷却物の種類、温度条件、処理時間、処理量等
によつて、予冷装置25の列数、長さやコンベア
24のスピードを適宜選定する。設置面積を少く
するために、多段にすることも有効である。ま
た、装置内のフアンは、被冷却物がコンベア24
上に載つていない時は停止し節電をはかる。
予冷、梱包を終つた被冷却物を収納した収納箱
は、保冷用冷蔵庫34へ送り込まれ、パレツト3
3上に積み上げられ、所定量積上げられると、冷
蔵庫34内に一時保管または搬送用の保冷車、冷
蔵庫に積込まれて出荷されるものである。
つぎに、本発明方法と前記従来の差圧予冷方法
との比較実験結果について述べる。
第6図は、収獲から出荷までの段階の予冷の時
期を示したもので、予冷1は収獲後直ちに予冷し
た場合で、出荷までに温度変化が激しく結露が起
こり好ましくないことを示し、予冷2は本発明
で、梱包途中(箱の上蓋開けたまま)で冷気を直
接被冷却物に当てるので予冷は短時間で済むこと
を示し、予冷3は差圧予冷方法で予冷時間が長く
かかることを示している。
第7図は予冷終了時の品温(実験例ではリン
ゴ)の冷却状況を示すグラフで、第6図aは差圧
予冷、第6図bは本発明の場合を示し、差圧予冷
では所定冷却温度に達するのに2〜6時間かかる
のに対し、本発明では表面は10分程度で冷気温度
に達し中心部も60〜90分程度で所定温度になり、
従来方法に比して著しく予冷時間が短縮されたこ
とを示している。
これを第8図の実験例についてさらに詳しく説
明すると、第8図aは差圧予冷、同図bは本発明
の場合で、最も冷却されにくい中心部の温度は所
定冷却温度(5〜6℃)に達するのに、差圧予冷
では6時間かかり、本発明では、約1時間後に下
段の品物、上段の品物何れも10℃以下になり、以
後は保冷(5℃)により、上、下段の品物何れも
保冷後2時間(通算3時間)後に所定冷却温度に
達することを示している。
(効果) 本発明は以上の如くであるが、本発明の構成
は、前記の如くで、前記第1および第2の発明に
より、青果物等被冷却物を収納した箱が搬送中に
一箱宛一定量の冷気が一定時間送風されるので、
全てが同一時間で完了し、冷却ムラも少なく、ま
た、冷気を直接被冷却物に接触させるので、冷却
時間も短かく急速冷却が連続的に可能となる。
前記従来の差圧予冷方法では、収納箱内へ無理
に風を通過さすために高い静圧を必要とするが、
本発明では、特に高い静圧を必要とせず、フアン
動力も小さくて済み、全体設備も小さく、エネル
ギー消費も少なくて済む。
また、予冷処理を終了した後は、直ちに上蓋を
閉じ結束すれば良いので、冷気は収納箱内に閉じ
込められ、収納箱に通気穴がないことと相俟つて
保冷効果は前記従来例に比し著しく向上し、輸送
中に多少外気に触れても品温上昇や結露が起ら
ず、さらに、乾燥や雑菌の付着も防止できる。
また、収納箱に通気穴を設けないので、収納箱
の強度低下もなく、再利用可能で、穴明けの費用
も必要としない。
さらに、予冷処理を連続作業としたので、前記
第5図の如き処理工場内の一連の処理工程のライ
ン中に入れて効率的に短時間に予冷処理ができ、
従来の差圧予冷処理の如きバツチ処理でないので
流れ作業を阻害することなく収獲後出荷までの事
前処理のコストは著しく低減できる効果がある。
前記第3および第4の発明により、一たん予冷
した冷気を再度冷却して循環使用するので、クー
ラの負荷が小さくなり効率よく予冷でき、さら
に、収納箱の側面、底面など収納箱の外側からも
冷却するようにしたので、冷却効果はより向上
し、また、第4の発明では、筐体内で予冷処理す
るので冷気が逃げることなくより一層冷却効果が
向上するという特徴があり、さらに、第4の発明
装置の構造上の特徴は前記実施例の説明に述べた
通り種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明方法に使用される第2の発
明装置の実施例、第2図および第3図は同装置の
それぞれ他の実施例、第4図は第3の発明方法に
使用される第4の発明装置の実施例、第5図は本
発明予冷装置を配置した収獲後出荷までの一連の
処理作業を行う処理工場の平面図、第6図は収獲
から出荷までの段階の予冷時期と予冷時間の関係
を示し、第7図および第8図は本発明方法と従来
方法との予冷時間と品温との関係を示すグラフ、
第9図は従来の差圧予冷装置の例を示す図であ
る。 1……収納箱、2……コンベア等搬送装置、3
……冷気ダクト、4……吹出口、A……トンネル
状断熱箱、B……冷却装置本体、7……筐体、8
……フアン、9……クーラ、13……通風路、1
4……間隔、C……循環路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 青果物等を収獲し、選果、選別した後箱詰め
    し、該収納箱の上蓋を開蓋したままコンベア等搬
    送装置で搬送し、該搬送中に前記収納箱の上方か
    ら冷気を間けつ的または連続的に青果物等被冷却
    物に直接送気する青果物等の連続予冷方法。 2 青果物等被冷却物を収納した収納箱の上蓋を
    開蓋のまま搬送可能なコンベア等搬送装置と、該
    搬送装置の上方位置に設けた冷気ダクトと該冷気
    ダクトから下方に吹出す複数または連続の吹出口
    とを備えた冷却装置とからなる青果物等の連続予
    冷装置。 3 青果物等を収獲し、選果、選別した後箱詰め
    し、該収納箱の上蓋を開蓋したままコンベア等搬
    送装置で搬送し、該搬送中に前記収納箱の上方か
    ら冷気を間けつ的または連続的に青果物等被冷却
    物に直接送気し、該冷気を収納箱内に入れ箱内周
    囲から上方箱外へ出し、該収納箱の外側面から収
    納箱の底面へ送気した後、該冷気を戻し再度冷却
    して循環さす青果物等の連続予冷方法。 4 前方および後方を開口したトンネル状断熱箱
    と、該断熱箱内に周囲に通風路を形成して配設し
    た、底部に開口を設けたトンネル状筐体内に上方
    からフアン、クーラ、冷気ダクト、下方に吹出す
    複数または連続の吹出口などを備えた冷却装置本
    体と、該冷却装置本体内に前記吹出口下方位置に
    青果物等被冷却物を収納した収納箱を上蓋を開蓋
    したまま搬送可能で、かつ、該収納箱の外周囲に
    間隔を形成し前記通風路に連通して循環路を形成
    する如く設けたコンベア等搬送装置とよりなる青
    果物等の連続冷却装置。
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