JPH031171Y2 - - Google Patents

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JPH031171Y2
JPH031171Y2 JP1984181789U JP18178984U JPH031171Y2 JP H031171 Y2 JPH031171 Y2 JP H031171Y2 JP 1984181789 U JP1984181789 U JP 1984181789U JP 18178984 U JP18178984 U JP 18178984U JP H031171 Y2 JPH031171 Y2 JP H031171Y2
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JP
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rotating shaft
shaft
driven
brake drum
gears
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は歯車の歯面を仕上加工するラツプ盤の
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来のラツプ盤はスライド可能な別個の軸受け
にそれぞれ従動軸と駆動軸を軸支し、従動軸にブ
レーキドラムを連結するとともにそれぞれの軸に
歯車を保持するための治具を取り付けたものがあ
る。このラツプ盤を用いて歯車のラツプ加工をす
る場合に両方の軸に設けた治具にそれぞれ歯車を
装着した後に軸受けをスライドして両方の歯車を
噛み合わせる。そして駆動軸を回転することによ
り両方の歯車を回転し従動軸に装着した歯車にブ
レーキをかけながら互いに噛み合つた一対の歯車
としてラツピング加工する。このラツピング加工
において回転している両方の歯車には砥粒が混入
している比較的粘度の高い水溶性または油性の加
工オイルが使用される。そして加工終了後に歯車
は治具から取り外されてつぎの洗浄工程に搬入さ
れ加工オイルが洗い流されてラツピング加工が完
了する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のラツプ盤には加工が終了した歯車に
付着している加工オイルを除去するための手段を
有していなかつたので次のような問題がある。す
なわち加工終了した歯車には大量の加工オイルが
付着しているので治具から歯車を取り外す際にそ
の取り扱いが困難であり作業性が悪いという問題
がある。そして次の洗浄工程に加工オイルが大量
に付着した状態で歯車を搬入するので加工オイル
の持ち出し量が多くなつて加工オイルを無駄に消
費するとともに加工オイルの補給作業を頻繁に行
なう必要があり、また洗浄工程における洗浄液の
汚れが早くなつて洗浄液の交換も頻繁に行なわな
ければならず、同様に洗浄液の無駄な消費と頻繁
な洗浄液の取り替え作業が必要になるという問題
がある。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり
加工終了後の歯車に付着している加工オイルの除
去を確実に行なうようにしたラツプ盤を提供する
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案に係る手段
は、スライド可能な別個の軸受装置にそれぞれ駆
動側の回転軸と従動側の回転軸を軸支し、該駆動
側の回転軸と従動側の回転軸にそれぞれ治具を介
して歯車を取り付け、これら回転軸の前記軸受装
置をスライドして歯車同志を噛み合わせし従動側
の回転軸に連結した第一ブレーキドラムにてブレ
ーキをかけながら歯車のラツプ仕上を行なうラツ
プ盤において、前記従動側の回転軸を駆動する駆
動部を設け、該駆動部は回転軸と、該回転軸に軸
受けを介して設けられた二個のプーリと当該回転
軸の一端に固定され前記従動側の回転軸に回転力
を伝えるプーリを設け、前記二個のプーリの一つ
をモータに連結するとともに他方のプーリを第2
ブレーキドラムに連結し、該モータの回転力を回
転軸に伝えるクラツチ機構と該回転軸の回転力を
第2ブレーキドラムに伝えるクラツチ機構をそれ
ぞれ回転軸に設け、該二個のクラツチ機構は一方
がつながつているときには他方が切れていること
を特徴とする。
(作用) 本考案はこのように構成したので、先ずラツピ
ング加工を行なうときには回転力を第2ブレーキ
ドラムに伝えるクラツチ機構がつながつておりモ
ータの回転力を回転軸に伝えるクラツチ機構の方
は切られた状態にある。この状態で軸受装置をス
ライドして歯車同志を噛み合わせて駆動軸を駆動
すると、当該歯車の噛み合わせにより従動軸が回
転させられ、クラツチ機構を介して第2ブレーキ
ドラムの制動力が従動軸に働き従動軸の治具に取
り付けられている歯車は第1および第2ブレーキ
ドラムの両方の制動力が掛けられた状態でラツピ
ング加工される。次にラツピング加工が終了した
ときには、回転力をブレーキドラムに伝えるクラ
ツチ機構の方を切ることによりモータの回転力を
回転軸に伝えるクラツチ機構の方がつながれた状
態になる。そして軸受装置をスライドして歯車の
かみ合いを解除し駆動部に設けたモータを駆動す
るとプーリを介して回転軸が回転し、この回転軸
に設けたプーリを介して従動軸を回転する。この
従動軸の回転においてはクラツチ機構を介して第
2ブレーキドラムとの連結が解除されているので
第2ブレーキドラムの制動力は掛からない。これ
により従動軸は高速回転され従動軸に取り付けら
れている歯車が高速回転されて付着している加工
オイルが遠心力にて除去される。
(実施例) 以下本考案の一実施例について説明する。第1
図においてスライド可能な軸受装置1にはモータ
3によつて駆動される駆動軸2が支持されてい
る。この駆動軸2には傘歯車5を保持する治具4
が設けられている。軸受装置7には従動軸8が軸
支されていてこの軸受装置7はスライドテーブル
6に固定されている。従動軸8の先端には被加工
物である傘歯車9を保持する治具10が設けられ
ている。軸受装置1と7をスライドすることによ
り傘歯車5と10は互いに噛み合つたりその噛み
合いが解除されたりするようになつている。従動
軸8にはプーリ11と25が固定されていて、こ
のプーリ11は第1ブレーキドラム12の軸13
に固定したプーリ14との間にエンドレスベルト
15にて連結され、第1ブレーキドラム12の制
動力が従動軸8に常時掛かるようになつている。
駆動部44(詳細については第2図を用いて後で
説明する)は回転軸23を有しこの回転軸23に
はその先端にプーリ24が固定され、このプーリ
24は従動軸8に設けたプーリ25にエンドレス
ベルト26にて連結されている。また回転軸23
には回転軸23に対して回転可能に設けられた二
個のプーリ29,29′が設けられている。そし
てこの二個のプーリのうち29はモータ31に設
けられたプーリ33にエンドレスベルト35を介
して連結され他の一個29′は第2ブレーキドラ
ム32に設けられたプーリ34にエンドレスベル
ト36を介して連結されている。42,43はク
ラツチ機構であり、プーリ29とクラツチ機構4
2とがつながつたときにモータ31の回転力が回
転軸23に伝えられプーリ24、エンドレスベル
ト26およびプーリ25をを介して従動軸8を回
転するようになつている。一方プーリ29′とク
ラツチ機構43とがつながつたときにはモータ3
によつて回転させられる傘歯車5を介して傘歯車
9を回転することによつて従動軸8が回転させら
れ、この従動軸8の回転力がプーリ25,24エ
ンドレスベルト26を介して回転軸23に伝えら
れて第2ブレーキドラム32を駆動し、第2ブレ
ーキドラム32の制動力および第1ブレーキドラ
ム12の制動力の両方の制動力が傘歯車9に働く
ようになつている。クラツチ機構42,43は一
方がつながつているときには他方が切れるように
なつている。
次に第2図を用いて駆動部44を更に詳しく説
明する。第2図は第1図と同一部分は同一符合を
付して示している。図において回転軸23はケー
シング16に軸受け19,20,21,22を介
して軸支されている。この回転軸23にはプーリ
29に固定したアーマチユアハブ30およびプー
リ29′に固定したアーマチユアハブ30′がそれ
ぞれ一体となつて軸受け27,28および27′,
28′にて回転可能に軸支されている。ロータ3
7,37′は回転軸23に対して回転方向には係
止され回転軸23の軸方向にスライド可能になつ
ている。ソレノイド41,41′はケーシング1
6に固定されており軸受け40,40′を介して
ロータ37,37′の回転を許容するようになつ
ている。筒部38,38′は軸受け40,40′を
装着するためにロータ37,37′に一体に形成
されている。17は大径部、18は小径部であ
る。ソレノイド41または41′を励磁するとロ
ータ37または37′が回転軸23の軸方向に移
動してアーマチユアハブ30または30′に圧着
し第1図に示したクラツチ機構42,43の働き
をする。
このように構成した本実施例の作用について次
に説明する。先ずラツピング加工を行なう場合
は、モータ31は停止しておりクラツチ機構42
は切りの状態にある。そして軸受装置1および7
をスライドして傘歯車5と9とを噛み合わせる。
この時クラツチ機構43はつなぎの状態にある。
第2図においてソレノイド41を非励磁にしソレ
ノイド41′を励磁することによりクラツチ機構
42を切りの状態にしクラツチ機構43をつなぎ
の状態にする。次にモータ3を駆動するとこれに
より傘歯車5および9は噛み合つて回転し、傘歯
車9の回転により従動軸8が回転させられて第1
ブレーキドラム12および第2ブレーキドラム3
2が駆動される。このときの第2ブレーキドラム
32の制動力はソレノイド41′の励磁の強さに
よつて調整される。そしてこの第1ブレーキドラ
ム12および第2ブレーキドラム32の制動力は
傘歯車9にブレーキトルクとして働き傘歯車9,
5のラツピング加工が行なわれる。このようにし
てラツピング加工が終了すると次に軸受装置1と
7をスライドして傘歯車5と9の噛み合いを解除
しクラツチ機構42,43を切り替え(ソレノイ
ド41,41′の励磁を切り替え)モータ31を
起動する。これにより第2ブレーキドラム32は
クラツチ機構43により回転軸23から切り放さ
れた状態にあるのでモータ31の回転は第2ブレ
ーキドラム32には伝達されず、モータ31の回
転はクラツチ機構42のつなぎによりプーリ2
9,24、エンドレスベルト26、プーリ25を
介して従動軸8に伝達される。これにより従動軸
8はモータ31により高速回転させられ従動軸8
に取り付けられた傘歯車9が高速回転される。そ
して傘歯車9に付着している加工オイルは遠心力
により振り落される。このようにして傘歯車9を
一定時間高速回転して加工オイルが除去された後
にモータ31を停止すると、常時駆動されている
第1ブレーキドラム12の制動力により慣性力で
回転している従動軸8は短時間で停止される。
上記作動操作はすべて自動制御にて行なうこと
が可能である。また上記説明では軸受装置1,7
の双方をスライドすることで説明したが被加工物
の大きさが一定しているときにはどちらか一方を
位置決めしてそのうちの一つをスライドするよう
にしてもよい。また上記実施例では被加工物を傘
歯車として説明したがこれに限定されず例えば他
の平歯車であつても同様の作用を有する。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、スライド可
能な軸受けに従動軸と駆動軸を軸支し、従動軸を
駆動する駆動部を設け一方がつながつているとき
に他方が切りの状態にある二つのクラツチ機構に
よりラツピング加工しているときにのみ第2ブレ
ーキドラムの制動力を従動軸に与えラツピング加
工を終了したときには第2ブレーキドラムを解除
してモータを接続し従動軸を高速回転するように
したので、被加工物のラツピング加工を効率よく
行なうことができるとともに加工終了した被加工
物に付着している加工オイルの除去を確実に行な
うことができる。これにより加工オイルの無駄な
消費はなく加工オイルの補充作業の頻度が少なく
なり、かつ洗浄液の汚れが軽減され洗浄液の取り
替え頻度を少なくすることができる。更に被加工
物に付着している加工オイルが少ないので加工物
の取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す模式図、第2
図は第1図における駆動部の詳細を示す横断面図
である。 1……軸受け装置、2……駆動軸、4……治
具、5……歯車、7……軸受装置、8……従動
軸、9……歯車、12……第1ブレーキドラム、
23……回転軸、24,25,29……プーリ、
31……モータ、32……第2ブレーキドラム、
42,43……クラツチ機構、44……駆動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライド可能な別個の軸受装置にそれぞれ駆動
    側の回転軸と従動側の回転軸を軸支し、該駆動側
    の回転軸と従動側の回転軸にそれぞれ治具を介し
    て歯車を取り付け、これら回転軸の前記軸受装置
    をスライドして歯車同志を噛み合わせし従動側の
    回転軸に連結した第一ブレーキドラムにてブレー
    キをかけながら歯車のラツプ仕上を行なうラツプ
    盤において、前記従動側の回転軸を駆動する駆動
    部を設け、該駆動部は回転軸と、該回転軸に軸受
    けを介して設けられた二個のプーリと当該回転軸
    の一端に固定され前記従動側の回転軸に回転力を
    伝えるプーリを設け、前記二個のプーリの一つを
    モータに連結するとともに他方のプーリを第2ブ
    レーキドラムに連結し、該モータの回転力を回転
    軸に伝えるクラツチ機構と該回転軸の回転力を第
    2ブレーキドラムに伝えるクラツチ機構をそれぞ
    れ回転軸に設け、該二個のクラツチ機構は一方が
    つながつているときには他方が切れていることを
    特徴とするラツプ盤。
JP1984181789U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH031171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984181789U JPH031171Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JP1984181789U JPH031171Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS6196659U JPS6196659U (ja) 1986-06-21
JPH031171Y2 true JPH031171Y2 (ja) 1991-01-16

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