JPH03116580A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像信号をｍ（ｍは２以上の整数）チャンネ
ルに分割して記録／再生を行なう映像信号記録再生装置
に関するものである。

従来の技術 近年、例えばビデオテープレコーダ等の記録再生装置に
おいて、広帯域信号の記録再生に必要な帯域幅を減少さ
せるために、広帯域信号を複数のチャンネルに分割して
記録再生することが考えられている。

例えば、第８Ｎａに示すような映像信号Ｙ１→Ｙ２→Ｙ
３→Ｙ４→・・・・を、第１の伝送チャンネルには奇数
ラインの映像信号（Ｙ＋→Ｙ５→・・・・）、第２の伝
送チャンネルには偶数ラインの映像信号（Ｙ２→Ｙ４→
・・・・・）を割り当て、記録時には時間軸伸長を行な
い（第１の伝送チャンネルには第８図ｂ、第２の伝送チ
ャンネルには第８図Ｃの信号が供給される。）、再生時
には時間軸圧縮を行なうことにより、従来と同一の伝送
路を用いて広帯域信号の記録再生が実現できる。

ここで、チャンネル分割された信号として、時間軸伸長
された輝度信号を考えているが、色信号と輝度信号が時
間軸多重された時分割多重信号、あるいは色信号と輝度
信号が周波数多重された複合信号であっても同様なこと
が言えるのは明らかである。

また、分割チャンネル数も、３以上の場合についても同
様なことが言えるのは明らかである。

さらに、シリンダを高速回転させて、１フイ一ルド分の
信号を時分割して複数トラックに順次記録する場合であ
っても同様なことが言えるのは明らかである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、映像信号が記録時
および再生時に複数の伝送チャンネルにわたって伝送さ
れるために、記録回路および再生回路にチャンネル間で
特性差がある場合、例えば、伝送チャンネル間でＤＣレ
ベル差がある場合、第８図ｄに示すようにライン毎にΔ
ＶのＤＣレベル差を生ずることになる。その結果、再生
信号にはラインクローリング・ラインフリッカ等の画質
劣化を生ずるという欠点を有していた。

本発明は上記課題に鑑み、チャンネル分割記録を行うに
もかかわらず、チャンネル間の特性差を発生しない映像
信号記録再生装置を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の映像信号記録再生装
置は、記録系は、映像信号をｍチャンネルに分割するチ
ャンネル分割回路と、各チャンネル毎に量子化された状
態で記録系の処理を行いアナログ信号として出力する記
録系ディジタル信号処理回路とで、再生系は、各チャン
ネル毎に再生されるアナログ信号を量子化された状態で
再生系の処理を行う再生系ディジタル信号処理回路と、
ｍチャンネルに分割されている信号を合成するチャンネ
ル合成回路とで、構成したものである。

また、記録系を、入力された映像信号を記録に適した信
号に変換する記録処理回路と、前記記録処理回路の出力
信号を量子化された状態でｍチャンネルに分割し時間軸
を伸長するチャンネル分割回路とで、再生系を、各チャ
ンネル毎に再生されるアナログ信号を量子化された状態
で合成し時間軸を圧縮するチャンネル合成回路と、前記
チャンネル合成回路の出力信号を記録前の映像信号に変
換する再生処理回路とで、構成するものである。

作用 本発明は上記したように分割された信号の処理をアナロ
グ信号ではなくディジタル信号で行う構成をとることに
なり、記録系および再生系の信号処理が量子化されて行
われるので、各チャンネル間の特性差、例えばＤＣレベ
ル、リニアリティや周波数特性のチャンネル間での差が
発生しない。

また、分割されていない信号に対して記録／再生処理を
行う構成をとることにより、チャンネル間の特性差が発
生することがなく、画質劣化を生じない。

実施例 以下本発明の実施例の映像信号記録再生装置について、
図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例における映像信号記録
再生装置のブロック図である。第１図において、１は映
像信号を２チヤンネルに分割し時間軸伸長を行うチャン
ネル分割回路、２および３は時間軸伸長された映像信号
を量子化し記録に適した信号に変換する記録系ディジタ
ル信号処理回路である。記録系ディジタル信号処理回路
２は、第２図に示すように、量子化を行うムクコンバー
タ１１、記録に適した信号に変換を行うＦＭ変調回路１
２、アナログ信号に変換する０人コンバータ１３で構成
されている。記録系ディジタル信号処理回路３の構成も
同様である。４＆　、５１Ｌは記録用ヘッド、４ｂ、ｓ
ｂは再生用ヘッド、６は磁気テープである。７および８
は再生信号を量子化し再生系の処理を行う再生系ディジ
タル信号処理回路である。再生系ディジタル信号処理回
路７は、第３図に示すように、量子化を行うムクコンバ
ータ１６、再生信号を復調するＦＭ復調回路１７、アナ
ログ信号に変換する０人コンバータ１８で構成されてい
る。再生系ディジタル信号処理回路８の構成も同様であ
る。９は２チヤンネルに分割されている信号を時間軸圧
縮後１チャンネルに合成するチャンネル合成回路である
。

以上のように構成された映像信号記録再生装置について
、第１図から第３図を用いて動作を説明する。

記録時、入力された映像信号は時間軸伸長後、２チヤン
ネルに分割される。各チャンネルの信号は、第８図す、
ｃのようになる。時間軸伸長された信号は、記録系ディ
ジタル信号処理回路２および３において、量子化された
後、ＦＭ変調される。

量子化された状態で信号処理を行うことになり、特性の
ばらつき、例えばｌＪニアリティの差などは発生しない
。再生時、再生用ヘッド４ｂおよび５ｂで再生された信
号は再生系ディジタル信号処理回路７および８において
、量子化された後、ＦＭ復調される。ここでも、量子化
された状態で信号処理を行うことになシ、特性のばらつ
きは発生しない。前記再生系ディジタル信号処理回路７
および８の出力信号は、チャンネル合成回路９において
１チヤンネルに合成され、第８図ａに示す映像信号が得
られる。

以上のように本実施例によれば、記録系の信号処理（主
としてＦＭ変調）および再生系の信号処理（主としてＦ
Ｍ復調）が量子化された状態で行われることになり、特
性のばらつきが発生しない。

すなわち、チャンネル間の特性差を発生させることなく
、チャンネル分割記録を実現できる。

本発明の第二の実施例の映像信号記録再生装置について
第４図から第６図を用いて説明する。

本発明の映像信号記録再生装置は、全体構成は第１の実
施例と同様である。ただし、記録系ディジタル信号処理
回路２および３は、第４図で示される構成とする。第４
図において、２ｏは一定周波数の信号を発生するパイロ
ット信号発生回路である。また、再生系ディジタル信号
処理回路７および８は、第６図で示される構成とする。

第６図において、２１はＢＰＦ、２２はＢＰＦ２１の出
力信号を整形する波形整形回路である。

以上のように構成された映像信号記録再生装置について
第４図から第６図を用いてその動作を説明する。記録時
に、量子化された後、記録に適した信号に変換された信
号に、第４図に示すパイロット信号発生回路２ｏの出力
信号を加算する。この信号は第６図に示すような周波数
ヌペクトラムを有している。すなわち、ＦＭ変調された
信号の高域にパイロット信号ｆｐが重畳されている。再
生時は、パイロット信号をＢＰＦ２１において抜き取り
、波形整形回路２２で整形された信号がムクコンバータ
１６に供給される。上記した構成によシ、各チャンネル
において、ムクコンバータで量子化される時のクロック
は記録時に挿入されたパイロット信号から発生されるこ
とになシ、再生時の時間軸変動が量子化された信号に含
まれることになる。すなわち、各チャンネル間で時間差
が発生しない。

ここで、パイロット信号の周波数は、ＦＭ変調された信
号の最高周波数の２倍以上に設定するか、あるいはＦＭ
変調された信号の最高周波数の２倍以下の場合は、再生
時に２逓倍すればよい。

第７図に示される実施例では、記録時は、入力映像信号
をチャンネル分割回路１において２チヤンネルに分割し
時間軸伸長する前に、記録処理回路２３において記録に
適した信号に変換し、再生時は、チャンネル合成回路９
において２チヤンネルの信号を１チヤンネルに合成し時
間軸圧縮した後、再生処理回路２４において再生系の処
理を行う構成となっている。

以上のように構成された映像信号記録再生装置は、チャ
ンネル分割を行う前に記録系の処理が行われるので、チ
ャンネル間の特性差を発生することがない。また、チャ
ンネル分割回路において、２チャンネル分割や時間軸伸
長を量子化して行ってもよい。

なお、上記の各実施例において記録再生チャンネル数を
２チヤンネルとしているが、３チャンネル以上としても
よい。

また、上記の各実施例において記録時に時間軸伸長され
る映像信号として輝度信号を考えているが、色信号と輝
度信号が時間軸多重された時分割多重信号、あるいは色
信号と輝度信号が周波数多重された複合信号であっても
よい１、 さらに、シリンダを高速回転させて、１フイ一ルド分の
信号を時分割して複数トラックに順次記録する場合であ
ってもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、複数のチャンネルに分割された
信号の処理を記録時および再生時ともに量子化して行う
ことにより、特性のばらつきが発生しない。すなわち、
チャンネル間の特性差を発生させることなく、チャンネ
ル分割記録を実現できる。また、チャンネル分割を行う
前に記録および再生の信号処理を行うことにより、チャ
ンネル間の特性差は発生しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例分示すブロック図、第２図お
よび第３図は記録系および再生系のディジタル信号処理
回路の内部構成を示すブロック図、第４図及び第６図は
第二の実施例における記録系および再生系のディジタル
信号処理回路の内部構成を示すブロック図、第６図は第
二の実施例における記録信号の周波数スペクトラム図、
第７図は本発明の他の実施例を示すブロック図、第８図
は従来のチャンネル分割記録方式における信号波形図で
ある。 １・・・・・・チャンネル分割回路、２．３・・・・・
・記録系ディジタル信号処理回路、７．８・・・・・・
再生系ディジタル信号処理回路、９・・・・・・チャン
ネル合成回路。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号をｍ（ｍは２以上の整数）チャンネルに
   分割して記録／再生する映像信号記録再生装置であって
   、 記録系は、映像信号をｍチャンネルに分割するチャンネ
   ル分割回路と、各チャンネル毎に量子化した状態で記録
   するための処理を行いアナログ信号として出力する記録
   系ディジタル信号処理回路とを有し、 再生系は、各チャンネル毎に再生されるアナログ信号を
   量子化した状態で再生系の処理を行う再生系ディジタル
   信号処理回路と、ｍチャンネルに分割されている信号を
   合成するチャンネル合成回路とで、構成したことを特徴
   とする映像信号記録再生装置。
2. （２）記録系ディジタル信号処理回路において記録信号
   にパイロット信号を加算して記録し、再生系ディジタル
   信号処理回路において前記パイロット信号から量子化を
   行うための信号を得るように構成したことを特徴とする
   請求項第１項に記載された映像信号記録再生装置。
3. （３）映像信号をｍ（ｍは２以上の整数）チャンネルに
   分割して記録／再生する映像信号記録再生装置であって
   、 記録系は、入力された映像信号を記録に適した信号に変
   換する記録処理回路と、前記記録処理回路の出力信号を
   量子化された状態でｍチャンネルに分割し時間軸を伸長
   するチャンネル分割回路とで、 再生系は、各チャンネル毎に再生されるアナログ信号を
   量子化された状態で合成し時間軸を圧縮するチャンネル
   合成回路と、前記チャンネル合成回路の出力信号を記録
   前の映像信号に変換する再生処理回路とで、構成したこ
   とを特徴とする映像信号記録再生装置。