JPH03115715A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH03115715A
JPH03115715A JP23015190A JP23015190A JPH03115715A JP H03115715 A JPH03115715 A JP H03115715A JP 23015190 A JP23015190 A JP 23015190A JP 23015190 A JP23015190 A JP 23015190A JP H03115715 A JPH03115715 A JP H03115715A
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cam
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valve
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、1気筒につき一対の吸気弁と少なくとも1つ
の排気弁とを開閉駆動するための内燃機関の動弁装置に
関する。
(2)従来の技術 従来、特開昭61−19911号公報により開示されて
いるように、一対の吸気弁あるいは排気弁の開閉作動特
性を機関の運転状態に応じて変化せしめるようにしたも
のが知られている。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものは、一端をロッカシャフトで
枢支した複数のロッカアームを相互に隣接配置し、それ
らのロッカアームのうち特定ロッカアームの一端を吸気
弁あるいは排気弁に連結し、各ロッカアーム間に設けた
弁作動特性変更手段により各ロッカアームの連結および
連結解除状態を切換えて吸気弁あるいは排気弁の開閉作
動特性を機関の運転状態に応じて変化させるようにした
ものであり、吸気弁に対応したカムシャフトと、排気弁
に対応したカムシャフトとが必要である。
一方、吸気弁および排気弁に共通な単一のカムシャフト
の回転運動により吸気弁および排気弁を開閉作動せしめ
るようにした、所謂5OHC型内燃機関も知られている
。そのような5OHC型内燃機関において、少なくとも
吸気弁側のロッカアームに弁作動特性変更手段を設ける
ようにすると、少なくとも吸気弁の開閉作動特性を機関
の運転状態に応じて変化させるようにして燃費の低減お
よび機関出力の向上を図ることができるとともに動弁装
置のコンパクト化を図ることができる。
ところが、1気筒につき配設されている一対の吸気弁と
少なくとも1つの排気弁に対して単一のカムシャフトを
配設し、少なくとも一対の吸気弁の開閉作動特性を機関
の運転状態に応じて変化せしめるようにすると、カムシ
ャフトには1気筒につき多数のカムを設けなければなら
ず、それらのカムの配置、吸気弁および排気弁の配置、
ならびに吸気側ロッカアームおよび排気側ロッカアーム
の配置を工夫しないと、動弁装置のコンパクト化が困難
となる。
而して、上記配置にあたって最優先とすべきは、負荷の
比較的大きな機関の高速運転域で両吸気弁を高速運転域
に対応したカムにより駆動する際に、該カムに摺接して
いる吸気側ロッカアームから両吸気弁に対してほぼ均等
に駆動力が伝達されることである。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、機
関の高速運転域で両吸気弁に対してほぼ均等に駆動力が
伝達されるようにするとともに、排気弁および排気側カ
ムのオフセット量を小さく設定し、動弁装置のコンパク
ト化を図るようにした内燃機関の動弁装置を提供するこ
とを目的とする。
B5発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によれば、単一のカ
ムシャフトに、両吸気弁間のほぼ中央部に対応した位置
で機関の高速運転域に対応した形状に形成される吸気側
第1カムと、該吸気側第1カムの少なくとも一側で機関
の低速運転域に対応した形状に形成される吸気側第2カ
ムとが設けられ、前記吸気側カムおよび両吸気弁間には
相互に隣接した複数の吸気側ロッカアームが介設され、
それらの吸気側ロッカアームには、両吸気弁の開閉作動
特性を機関の運転状態に応じて変化せしめるべく各吸気
側ロッカアームの連結および連結解除状態を切換可能な
吸気弁作動特性変更手段が設けられ、排気弁に連結され
る排気側ロッカアームが、前記吸気側梁1および第2カ
ム間でカムシャフトに設けられた排気側カムに摺接され
る。
(2)作 用 上記構成によれば、吸気弁作動特性変更手段により各吸
気側ロッカアームの連結および連結状態を切換えること
により、一対の吸気弁の開閉作動特性を機関の運転状態
に応じて変化させることができ、機関の高速運転域で各
吸気側ロッカアームを連結して吸気側第1カムにより両
吸気弁を開閉駆動する際には、両吸気弁間のほぼ中央部
に対応する位置でカムシャフトに吸気側第1カムが設け
られているので、吸気側第1カムから両吸気弁にほぼ均
等に駆動力を伝達することができる。また機関の低速運
転域で弁作動特性変更手段により各吸気側ロッカアーム
の連結状態を解除したときに、吸気弁と吸気側第2カム
とのオフセット量が比較的大きくなるが、この際の負荷
は比較的小さいので前記オフセットによる影響は小さい
。さらに排気弁に連結される排気側ロッカアームは、吸
気側梁1および第2カム間でカムシャフトに設けられて
いる排気側カムに摺接されるので、該排気弁と排気側カ
ムとのオフセット量を極力小さくすることができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図および第2図において、機関本体1のシリ
ンダ2内には、ピストン3が往復動自在に嵌入されてお
り、シリンダへラド4には吸気ボート5に連通して相互
に隣接する一対の吸気口6a、6bと、排気ボート7に
連通して相互に隣接する一対の排気口8a、8bとが、
燃焼室9に向けて開口するように形成されている。
各吸気口6a、6bには一対の吸気弁10a。
10bが開閉可能に配設され、各排気口8a、8bには
一対の排気弁11a、llbが開閉可能に配設される。
各吸気弁10a、10bは、シリンダヘッド4を上下に
貫通して設けられた一対の案内第12内にそれぞれ移動
自在に挿通されており、各排気弁11a、llbは、シ
リンダへ・ンド4を上下に貫通して設けられた一対の案
内第13内にそれぞれ移動自在に挿通される。各吸気弁
10a。
10bおよび各排気弁11a、llbの上端には、リテ
ーナ14a、14b;15a、15bがそれぞれ設けら
れており、それらのリテーナ14a。
14b;15a、15bおよびシリンダヘッド4間にそ
れぞれ介装された弁ばね16a、16b;17a、1.
7bの作用により、各吸気弁10a。
tobおよび各排気弁11a、llbは吸気口6a、6
bおよび排気口8a、8bを閉じる方向に付勢される。
両吸気弁10a、10bは、シリンダヘッド4の上方に
配設された吸気側動弁機構18によって開閉駆動され、
再排気弁11a、llbは、シリンダヘッド4の上方に
配設された排気側動弁機構19によって開閉駆動される
。両動弁機構18゜19は、機関の回転に同期して1/
2の回転比で駆動される単一のカムシャフト20を共通
とするものである。而して吸気側動弁機構18は、カム
シャフト20と、該カムシャフト20および一対の吸気
弁10a、10b間に介設される第1、第2および第3
吸気側ロッカアーム24,25.26とを備える。また
排気側動弁機構19は、カムシャフト20と、該カムシ
ャフト20および一対の排気弁11a、llb間に介設
される第1および第2排気側ロッカアーム39.49と
を備える。
単一のカムシャフト20は、両吸気弁10a。
10bおよび両排気弁11a、llb間のほぼ中央にお
ける機関本体1の上方で回転自在に配置されており、該
カムシャフト20には、両吸気弁10a、10b間のほ
ぼ中央部に対応する位置に機関の高速運転域に対応した
形状に形成される吸気側第1カム22と、その吸気側第
1カム220両側に間隔をあけてそれぞれ配置されると
ともに機関の低速運転域に対応した形状に形成される一
対の吸気側第2カム21.21と、吸気側第1カム22
および一方の吸気側第2カム21間でそれらのカム21
.22のベース内部に対応した円形に形成される隆起部
75と、吸気側第1カム22および他方の吸気側第2カ
ム21間に配置される排気側カム76とが設けられる。
両吸気弁10a、10b寄りでカムシャフト20の斜め
上方位置には該カムシャフト20と平行なロッカシャフ
ト23が固定配置されており、両排気弁11a、llb
寄りでカムシャフト20の斜、め上方位置には前記ロッ
カシャフト23と平行なロッカシャフト29が固定配置
される。
各吸気側ロッカアーム24,25.26はこの順に相互
に摺接して隣接配置されており、それらのロッカアーム
24〜26の中間部が一方の前記ロッカシャフト23に
枢支される。また各排気側ロッカアーム39.40は相
互に摺接して隣接配置されており、それらのロッカアー
ム39.40の中間部が他方の前記ロッカシャフト29
に枢支される。
第1および第2吸気側ロッカアーム24.25の一端に
は吸気側第2カム21.21に上方から摺接するカムス
リッパ32.33が設けられ、他端には各吸気弁10a
、10bの上端に当接し得るタペットねじ34.35が
進退可能に螺着され、それにより吸気弁10a、10b
が第1および第2吸気側ロッカアーム24.25に連動
、連結される。また第1および第2吸気側ロツカアーム
24.25間でロッカシャフト23に枢支される第3吸
気側ロツカアーム26には、吸気側第1カム22に上方
から摺接するカムスリッパ36が設はラレる。しかも第
3吸気側ロツカアーム26の下面には、有底円筒状のり
フタ37が当接されており、このリフタ37はシリンダ
へラド4との間に介装したばね(図示せず)により上方
に付勢される。これによって、第3吸気側ロツカアーム
26のカムスリッパ36が吸気側第1カム22に常時摺
接される。さらに第1および第2排気側ロッカアーム3
0.31の一端には各排気弁11a、11bの上端に当
接し得るタペットねじ39.40が進退可能に螺着され
、第1排気側ロツカアーム30の他端には隆起部75に
摺接するスリッパ41が設けられ、第2排気側ロツカア
ーム31の他端には排気側カム76に摺接するカムスリ
ッパ42が設けられる。
第3図において、吸気側動弁機構18における第1〜第
3吸気側ロツカアーム24〜26は相互に摺接されてお
り、各ロッカアーム24〜26間には吸気弁作動特性変
更手段43が設けられる。
吸気弁作動特性変更手段43は、第1および第3吸気側
ロッカアーム24.26間を連結し得る第1連結ピン4
4と、第3および第2吸気側ロッカアーム26.25間
を連結可能であって第1連結ビン44に同一軸線上で当
接する第2連結ビン45と、両連結ピン44.45の移
動を規制するストッパ46と、ストッパ46を第2連結
ピン45側に付勢するばね47とを備える。
第1吸気側ロツカアーム24には、第3吸気側ロツカア
ーム26側に向けて開放するとともにロッカシャフト2
3と平行な第1ガイド穴48が穿設されており、この第
1ガイド穴48に第1連結ビン44が摺動自在に嵌合さ
れ、第1ガイド穴48の閉塞端と第1連結ビン44との
間には油圧室49が画成される。また第1吸気側ロツカ
アーム24には、油圧室49に連通する油路50が穿設
され、ロッカシャフト23内には図示しない油圧供給源
に通じる油路51が設けられる。さらに両地路50.5
1はロッカシャフト23の側壁に穿設された連通孔52
を介して、第1吸気側ロツカアーム24の揺動状態にか
かわらず常時連通する。
第1連結ビン44の一端には第1ガイド穴48の閉塞端
に当接可能な当接突起53が同軸上に突設されており、
第1連結ビン44の軸方向長さは、当接突起53が第1
ガイド穴48の閉塞端に当接している状態で他端面が第
1および第3吸気側ロッカアーム24.26間に位置す
るように定められている。
第3吸気側ロツカアーム26には、第1ガイド穴48に
対応するガイド孔54がロッカシャフト23と平行にし
て両側面間にわたって穿設されており、このガイド孔5
4にはその全長にわたる長さを有する第2連結ビン45
が摺動自在に嵌合される。しかもこの第2連結ビン45
の外径は第1連結ビン44の外径と同一に設定される。
第2吸気側ロツカアーム25には、第3吸気側ロツカア
ーム26側に開放した有底状の第2ガイド穴55がガイ
ド孔54に対応して穿設されており、この第2ガイド穴
55に第2連結ビン45と同一外径の円板状のストッパ
46が摺動自在に嵌合され、該ストッパ46には軸部5
6が同軸に連設される。しかも第2吸気側ロツカアーム
25における第2ガイド穴55の閉塞端には案内孔57
が同軸に穿設されており、前記軸部5Gは移動自在にし
て案内孔57に挿通される。
軸部56を囲繞して、ストッパ46と第2ガイド穴55
の閉塞端との間にはコイル状のばね47が介装されてお
り、このばね47により、ストッパ46ならびに第1お
よび第2連結ビン44.45には油圧室49に向けての
弾発付勢力が作用する。
油圧室4.9に油圧が作用していない状態では、ばね4
7により第1連結ビン44はその当接突起53が第1ガ
イド穴48の閉塞端に当接している状態にあり、この状
態では、第1および第2連結ビン44,4.5の当接面
は、第1および第3吸気側ロッカアーム24.26間に
あり、また第2連結ビン45およびストッパ46の当接
面は第3および第2吸気側ロッカアーム26.25間に
ある。
このため、第1および第3吸気側ロツカアーム24.2
6は第1および第2連結ビン44.45を摺接させなが
ら相対摺動し得る状態にあり、第3および第2吸気側ロ
ッカアーム26.25は第2連結ビン45およびストッ
パ46を摺接させながら相対摺動し得る状態にある。し
たがってこのような吸気弁作動特性変更手段43の連結
解除状態にあっては、第1および第2吸気側ロツカアー
ム24.25は吸気側第2カム21.21により揺動駆
動され、第3吸気側ロツカアーム26は吸気側第1カム
22により揺動駆動される。
油圧室49に油圧を供給すると、第1連結ビン44は、
第2連結ビン45およびストッパ46をばね47の弾発
力に抗して第4図で示すように押圧し、第1連結ビン4
4の一部がガイド孔54内に嵌入するとともに第2連結
ビン45の一部が第2ガイド穴55内に嵌入する。かか
る状態では、第1〜第3吸気側ロツカアーム24〜26
の相対揺動は阻止されており、各ロッカアーム24〜2
6は一体的に揺動することになる。しかも吸気側第1カ
ム22に摺接している第3吸気側ロツカアーム26の揺
動量が最も大きいので、第1および第2吸気側ロッカア
ーム24,25も吸気側第1カム22の形状に応じて第
3吸気側ロツカアーム26とともに揺動することになる
第5図において、第1および第2排気側ロッカアーム3
0.31は相互に摺接されており、両口ツカアーム30
.31間には排気弁作動特性変更手段60が設けられる
排気弁作動特性変更手段60は、第1および第2排気側
ロッカアーム30.31を連結する位置と、その連結状
態を解除する位置との間で、ロッカシャフト29と平行
な軸線に沿って移動可能な連結ピン61と、その連結ビ
ン61の移動を規制するストッパ62と、ストッパ62
を連結ピン61側に付勢するばね63とを備える。
第2排気側ロツカアーム31には、第1排気側ロツカア
ーム30側に向けて開放するとともにロッカシャフト2
9と平行なガイド穴64が穿設されており、このガイド
穴64には連結ビン61が摺動自在に嵌合され、これに
より連結ピン61とガイド穴64の閉塞端との間に油圧
室67が画成される。また第2排気側ロツカアーム31
には、油圧室67に連通する油路68が穿設され、この
油路68はロッカシャフト29の側壁に穿設された連通
孔69を介してロッカシャフト29内の油路77に常時
連通する。
連結ピン61の軸方向長さは、その一端がガイド穴64
の閉塞端に当接したときに、その他端が第1および第2
排気側ロツカアーム30.31間にあるように定められ
る。
第1排気側ロツカアーム30には、前記ガイド穴64に
対応して、該ガイド穴64と同径のガイド穴70が第1
排気側ロツカアーム30側に開放して穿設されており、
このガイド穴70に円板状のストッパ62が摺動自在に
嵌合される。またガイド穴70の閉塞端側には規制段部
71を介して小径部72が設けられ、ガイド穴70の閉
塞端と外側面との間にわたっては小径の案内孔73が同
軸に穿設される。しかもストッパ62には軸部74が同
軸に連設されており、この軸部74は案内孔73に移動
自在に挿通される。
ストッパ62とガイド穴71の閉塞端との間には軸部7
4を囲繞するばね63が介装されており、このばね63
のばね力によりストッパ62および連結ビン61は油圧
室67側に付勢される。
油圧室67に油圧が作用していない状態では、ばね63
により連結ピン6】がガイド穴64の閉塞端に当接して
いる状態にあり、この状態では連結ピン61およびスト
ッパ62の当接面は第1および第2排気側ロッカアーム
30.31間にある。
したがって第1および第2排気側ロツカアーム30.3
1は連結ピン61およびストッパ62を摺接させながら
相対摺動可能であり、隆起部75に摺接した第1排気側
ロツカアーム30は休止したままであり、第2排気側ロ
ツカアーム31は排気側カム76によって揺動駆動され
る。
油圧室67に油圧を供給すると、連結ビン61はばね6
3のばね力に抗してストッパ62を押圧しながら、一部
をガイド穴71内に嵌入させる。
かかる状態では第1および第2排気側ロッカアーム30
.31の相対揺動は阻止されており、両口ツカアーム3
0.31は一体的に揺動する。したがって第2排気側ロ
ツカアーム31が排気側カム76の形状に応じて開閉作
動するとともに第1排気側ロツカアーム30も排気側カ
ム76の形状に応じて第2排気側ロツカアーム31とと
もに揺動することになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、機関の低速
運転時には、吸気弁作動特性変更手段43および排気弁
作動特性変更手段60の油圧室49.67に油圧が供給
されない。このとき第1〜第3吸気側ロツカアーム24
〜26は相対揺動状態にあり、第1および第2排気側ロ
ツカアーム30.31も相対揺動状態になる。したがっ
て両吸気弁10a、10bは吸気側第2カム21.21
の形状に応じて開閉作動し、一方の排気弁11aは休止
し、他方の排気弁11bは排気側カム76の形状に応じ
て開閉作動する。
機関の高速運転時には、前記再抽圧室49.67に油圧
がそれぞれ供給される。これにより第1〜第3吸気側ロ
ツカアーム24〜26が一体的に揺動作動するとともに
、第1および第2排気側ロンカアーム30.31も一体
的に揺動作動する。
すなわち、両吸気弁10a、10bはともに吸気側第1
カム22の形状に応じて開閉作動し、再排気弁11a、
llbはともに排気側カム76の形状に応じて開閉作動
する。
このようにして機関の低速運転域および高速運転域とで
吸気弁10a、10bおよび排気弁113.11bの開
閉作動B様すなわち開閉タイミングおよびリフト量を異
ならせ、燃費の低減および機関出力向上を図ることがで
きる。
しかもかかる動弁装置において、両吸気弁10a、Jo
b間のほぼ中央部に対応する位置でカムシャフト20に
吸気側第1カム22が設けられているので、負荷の比較
的大きな機関高速運転域で吸気側第1カム22から両吸
気弁10a、10bにほぼ均等に駆動力を伝達すること
ができる。したがって両吸気弁10a、10bに大きな
こじりが生じて摺動抵抗が大きくなることを防止し、ま
た各吸気側ロッカアーム24〜26とロッカシャフト2
3との間で局部的に摩擦力が大きくなって偏摩耗が生じ
ることを防止することができる。
また排気弁11a、llbに連結される第2排気側ロツ
カアーム31は、吸気側梁1および第2カム22.21
間でカムシャフト20に設けられている排気側カム76
に摺接されるので、再排気弁11a、llbと排気側カ
ム76とのオフセット量を極力小さくすることが可能で
あり、前記オフセットに起因して生じる排気弁11a、
llbへのこじり力、ならびに排気側口フカアーム30
゜31およびロッカシャフト29間の局部的な摩擦力増
大を抑えることができる。
吸気側第1カム22および一対の吸気側第2カム21,
21、ならびに排気側カム76を上述のようにカムシャ
フト20に設けることにより、機関の低速運転域で一対
の吸気弁10a、10bと吸気側第2カム21.21と
の間のオフセット量が比較的大きくなるが、この低速運
転域で負荷は比較的小さいので、オフセット量が比較的
大きくなっても吸気弁10a、10bに対するこじり力
の作用や、ロッカシャフト23における偏摩耗は問題に
ならない。
このようにして吸気側第1カム22および一対の吸気側
第2カム21,21、ならびに排気側カム76、両吸気
弁10a、Jobならびに再排気弁11a、llb、各
吸気側ロッカアーム24〜26および両排気側ロッカア
ーム30.31t−合理的に配置することが可能となる
以上の実施例では、一対の吸気弁10a、10bに対し
て3つの吸気側ロッカアーム24〜26を配設した場合
について説明したが、本発明は、両吸気弁10a、10
bに対して一対の吸気側ロッカアームを配設した動弁装
置についても適用可能であり、その場合、一方の吸気側
第1カムに摺接するロッカアームに一対の吸気弁が連動
、連結される。また本発明は、単一の排気弁と排気側カ
ムとの間に単一の排気側ロッカアームを介設した動弁装
置についても適用可能である。
C3発明の効果 以上のように本発明によれば、各吸気側ロッカアームの
連結および連結状態を弁作動特性変更手段によって切換
えることにより、一対の吸気弁の開閉作動特性を機関の
運転状態に応じて変化させ、燃費の低減および機関出力
の向上を図ることができる。
また機関の高速運転域で各吸気側ロッカアームを連結し
て吸気側第1カムにより両吸気弁を開閉駆動する際には
、両吸気弁間のほぼ中央部に対応する位置でカムシャフ
トに吸気側第1カムが設けられているので、吸気側第1
カムから両吸気弁にほぼ均等に駆動力を伝達し、両吸気
弁にこじり力が作用するのを抑えて摺動抵抗を減少させ
、また吸気側ロッカアームおよびロッカシャフト間で局
部的に摩擦力が大きくなるのを防止して偏摩耗が生じる
のを防止することができる。
さらに排気弁に連結される排気側ロッカアームは、吸気
側梁1および第2カム間でカムシャフトに設けられてい
る排気側カムに摺接されるので、該排気弁と排気側カム
とのオフセット量を極力小さくすることが可能であり、
排気弁に作用するこじり力を軽減し、排気側ロッカアー
ムおよびロッカシャフト間で偏摩耗が生じるのを極力防
止することができる。
しかも上述の配置により機関の低速運転域で吸気弁と吸
気側第2カムとのオフセット量が比較的大きくなるが、
この際の負荷は比較的小さいので前記オフセットによる
影響は小さい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は吸気弁作動特
性変更手段の連結解除状態での第2図m−■線断面図、
第4図は弁作動特性変更手段の連結状態での第3図に対
応する断面図、第5図は排気弁作動特性変更手段の連結
解除状態での第1図■−V線拡大断面図である。 10a、10b・=吸気弁、11a、11b−・・排気
弁、20・・・カムシャフト、21・・・吸気側第2カ
ム、21・・・吸気側第1カム、24,25.26・・
・吸気側ロッカアーム、31・・・排気側ロッカアーム
、43・・・吸気弁作動特性変更手段、76・・・排気
側カム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1気筒につき一対の吸気弁(10a、10b)と少なく
    とも1つの排気弁(11a、11b)とを開閉駆動する
    ための内燃機関の動弁装置において、単一のカムシャフ
    ト(20)に、両吸気弁(10a、10b)間のほぼ中
    央部に対応した位置で機関の高速運転域に対応した形状
    に形成される吸気側第1カム(22)と、該吸気側第1
    カム(22)の少なくとも一側で機関の低速運転域に対
    応した形状に形成される吸気側第2カム(21)とが設
    けられ、前記吸気側カム(21、22)および両吸気弁
    (10a、10b)間には相互に隣接した複数の吸気側
    ロッカアーム(24、25、26)が介設され、それら
    の吸気側ロッカアーム(24、25、26)には、両吸
    気弁(10a、10b)の開閉作動特性を機関の運転状
    態に応じて変化せしめるべく各吸気側ロッカアーム(2
    4、25、26)の連結および連結解除状態を切換可能
    な吸気弁作動特性変更手段(43)が設けられ、排気弁
    (11b)に連結される排気側ロッカアーム(31)が
    、前記吸気側第1および第2カム(21、22)間でカ
    ムシャフト(20)に設けられる排気側カム(76)に
    摺接されることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111957A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2011202625A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Honda Motor Co Ltd エンジンにおけるデコンプ装置の配置構造
JP2011208577A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Honda Motor Co Ltd エンジンの可変動弁装置
CN102400733A (zh) * 2010-09-07 2012-04-04 本田技研工业株式会社 用于内燃机的可变气门系统

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