JPH03115683A - 貫通路設備 - Google Patents

貫通路設備

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JPH03115683A
JPH03115683A JP25275789A JP25275789A JPH03115683A JP H03115683 A JPH03115683 A JP H03115683A JP 25275789 A JP25275789 A JP 25275789A JP 25275789 A JP25275789 A JP 25275789A JP H03115683 A JPH03115683 A JP H03115683A
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JP
Japan
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opening
closing body
side end
door
attached
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Application number
JP25275789A
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English (en)
Inventor
Isamu Kasai
河西 勇
Kunio Koganemaru
小金丸 邦夫
Osamu Komaki
修 小牧
Kiyoyuki Yamatani
山谷 馨志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、貫通路設備、例えば、鉄道車両等の車両間
、空港等のボーディングブリッジ、ダクト等の管路の接
続部、あるいは連結・切り離し自在な構造物間の連結部
等に、貫通・閉鎖自在に設けられる貫通路設備に関する
(従来技術) 従来、上記貫通路設備に関しては、実開昭62−1’?
3266号や特開昭60−110563号に開示されて
いる。
また、貫通路設備の伝統的なものとしては、連結した際
の通路の安全の確保をする帆装置を、構造物の外壁に固
定的に取付けられたものがある。
(9発明が解決しようとする課題) このような、従来の構造では、帆装置は連結時に必要と
なるものの、切り離された際には不要となり、それが車
両や構造物の外側の美観を損なう。
これを解決するため、第11図、第12回のような構造
が提供され、連結時には帆装置F′が構造物(車両)B
゛から引き出され、貫通路を形成するが、切り離し時に
は帆装置F°が構造物B°に設けたくぼみに折りたたん
で収納され、その外側をカバー30で覆って美観を向上
させている。
ところが、この構造は、収納した@装置を外側から覆う
ため、カバーの形状は構造物の形状と不可分の関係とな
り、これらは互いに制約を受け、構造物を自由にデザイ
ンすることができない。
また、カバー30の開閉機構が複雑になり、案内レール
Gやカバ−30自体の厚みによって構造物表面の平滑化
が難しい。
加えて、帆装置F1を覆う目的からカバー30に透明窓
を設ける上で制約があるなど種々の問題点が残されてい
る。
尚、貫通路に設けられた二つの扉を選択的に使用するよ
う構成されたものとして、実公昭62−1.6384号
に開示された貫通路設備がある。
この貫通路設備は、第13図に図示するように、二つの
扉3A’、3B’をともに車両B tt側にヒンジ部材
4゛1を介して結合しているため、車両側の開口部側方
にヒンジ部材のための凹部を設けなければならないこと
より、貫通路がかなり狭くなるという問題がある。
これは、構造物の幅が制限されている車両等の場合にと
っては問題であり、実用的ではない。
本発明は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、上述の
ような問題のない貫通路設備を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかる貫通路設備は、連結しようとする構造物
の連結端面に貫通路用の開口部を形成し、この開口部の
一方の側方に第1開閉体を、該開口部の他方の側方に第
2開閉体を、開口部に接合する接合状態位置から相手(
「相手とは第1開閉体が接合・退避動作しているときに
は第2開閉体のことをいい、第2開閉体が接合・退避動
作しているときには第1開閉体のことをいう)の接合・
退避動作を阻害しない退避状態位置まで開閉できるよう
取着した貫通路設備において、 上記第1開閉体の取着を、該第1開閉体の側端部と開口
部の側方の部材との間に配設されたヒンジ部材を介して
おこなうとともに、上記第2開閉体の取着を、上記退避
状態位置にあるときト記開ロ部に近い該第2開閉体の側
端が、該開口部に沿って該開口部の第2開閉体の取着側
の端から上記第1開閉体の取着側の端まで移動するとと
もに、上記開口部から遠い該第2開閉体の側端が、漸次
上記開口部の第2開閉体の取着側の端に接近するよう、
この第2開閉体の平面視的に異なる少なくとも二点と、
構造物側とを、リンク機構あるいはスライド機構等の連
結手段を介して取着したことを特徴とする。
(作用) しかして、上述のように構成された本貫通路設備は、以
下のように作用する。
即ち、第1開閉体が、構造物に形成された開口部に接合
して接合状態位置に位置する際は、第2開閉体(この場
合この第2開閉体が[相手1に相当)が上記開口部から
離間(退避)して該開口部との間に第1開閉体の開閉動
を許容するだけの隙間(空間)を形成するとともに、こ
の第1開閉体はヒンジ部材の支持軸(回転中心軸)を中
心に回動して閉まる。
また、第2開閉体が、開口部に接合して接合状態位置に
位置する際は、上記第1開閉体(この場合この第1開閉
体が「相手Jに相当)が開口部から離間(退避)して該
開口部との間に第2開閉体の開閉動を許容するだけの隙
間(空間)を形成するとともに、上記第2開閉体は、該
第2開閉体の平面視的に異なる少なくとも二点と構造物
側とを連結する連結手段で、連結且つ拘束されて、この
第2開閉体の、退避状態位置にあるとき開口部に近い側
端が、該開口部に沿って該開口部の該第2開閉体の取着
側の端から上記第1開閉体の取着側の端まで移動し、又
該第2開閉体の、退避状態位置にあるとき開口部から遠
い側端が、上記開口部の該第2開閉体の取着側の端に漸
次近づくように閉まる。
従って、第1開閉体と第2開閉体の開閉動作は、第1開
閉体が閉まるときは開口部から退避した状態(退避状態
位置)にある第2開閉体及び該第2開閉体の連結手段等
によって妨げられることはなく、ま、た、第2開閉体が
閉まるときは開口部から退避した状B(退避状態位置)
にある第1開閉体及び該第1開閉体のヒンジ部材によっ
て妨げられることはない。
そして、他の構造物と連結する際には、帆装置等の接続
手段を具備した上記第1開閉体あるいは第2開閉体を開
口部に接合して塞げば、該帆装置がこの構造物の外側に
突出して、他の構造物と連結することができる。
この際、上記第2開閉体は、上記構成によって上述のよ
うに開口部に沿ってスライドさせるよう構成されている
ため、ヒンジ部材を取着するための凹部を形成する必要
がなく、この結果、貫通路に広い開口部を形成すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例として、貫通路設備の一種である
車両の連結部について説明する。
第1図は本発明の実施例にかかる車両の連結部の構成を
示す平断面図、第2図は同車両の連結部の構成を示す縦
断面図、第3図(A)は第1図に示す貫通路設備におい
て開口部に枠体を接合した状態における斜視図、第3図
(B)は同じ(その平断面図、第4図(A)は同様の扉
と枠体を開いた状態の斜視図、第4図(B)は同じくそ
の平断面図である。
図において、Bは構造物である車両、1は車両Bの東端
面に形成された開口部(第4図(A)、(B)参照)、
2は中央が貫迫路用として開口した枠体(@枠)、3は
開口部1を閉鎖するための扉である。本実施例では、上
記枠体2が「第1開閉体」を形成し、上記扉3が1第2
開閉体」を形成している。また、本実施例では、上記枠
体2には、開口部lに接合した際に(接合状態位置にお
いて)外側となる側(面)に、蛇腹状の幌置部(接続手
段)Fが取着されている。
そして、上記枠体2と扉3は、上記開口部1の両側に、
それぞれ、開口部に接合する接合状態位置から相手(「
相手」とは第1開閉体が接合・退避動作しているときに
は第2開閉体のことをいい、第2開閉体が接合・退避動
作しているときには第1開閉体のことをいう)の接合・
退避動作を阻害しない退避状態位置まで開閉可能に取着
され、具体的にはそれぞれ以下のように取着されている
即ち、第1図あるいは第4図(A)、(B)に示すよう
に、上記開口部1の縁には剛体からなる周縁部材(フレ
ーム)IAが形成され、本実施例においては、この周縁
部材IAの一方(第4図(A)。
(B)において左側)の側端部に枠体2の一方(同じく
左側)の側端部が上下二つのヒンジ部材4を介して回動
自在に取着されている。上記ヒンジ部材4は、第3図(
B)、第4図(B)に図示するように、上記枠体2が周
縁部材IAの側部の車端面に直角な側面1aの車端面か
ら内に入り込んだ位置に取着されるため、上記ヒンジ部
材4の支持軸(回転中心軸)を後方にずらした構造のも
の、例えば周縁部材IAに取着される側が平板状に、枠
体2に取着される側がL字状に屈曲した形状の、二つの
部材4a 、 4b (第1図、第4図(B)参照)が
、ビン4c (第4図(B)参照)により回転自在に結
合された構造のものが用いられている。従って、枠体2
は、ヒンジ部材4の支持軸であるピン4c (第4図(
B)参照)を中心に回動して、該枠体2が開口部1に対
して接合状態位置(第3図(A)参照)から退避状態位
置(第4図(A)参照)まで開閉自在になるとともに、
枠体2が開いて退避状態位置にある場合に、第4図(B
)に図示するように、該枠体2の周縁部材IAに取着し
た側端部が、周縁部材IAの開口部1から少しく少なく
とも扉の厚さ以上)車両内側に後退(退避)することに
なる。
また、扉3は、平面視的に異なる二点、本実施例では、
R3が退避状態位置にあるときに核層3の開口部1に近
い側端部と、中央部の二点で、後述する連結手段を介し
て、車両(構造物)B側に連結されている。
即ち、扉3の上端中央部と下端中央部には、第3図(A
)、第4図(A)に示すように、互いに連結棒5Cで連
結されて一体的に回転するよう形成されたリンク部材5
A、5B  (第3図(A)参照)の一端が、ピン結合
している。そして、このリンク部材5A;5Bの他端は
、上記周縁部材IAの側方に張り出した部位に存する車
両B側の部材(図示せず)に、取付金具1bを介して、
ビン結合されている。
また、この扉3の、退避状態位置にあるときに開口部1
に近い側端部には、第3図(A)に示すように、下方に
突出するようガイドピン7が配設され、このガイドピン
7が、車両Bの床面に形成されたガイド溝9に、摺動自
在に係合している。
従って、この扉3は、平面視的に異なる二点、即ち、本
実施例では、上述のリンク部材5A、5Bからなるリン
ク機構による扉3の中央部での拘束と、ガイドピン7と
ガイド溝9からなるスライド機構による扉3の側端(退
避状態位置において開口部1に近い側端)での拘束によ
り、扉3の上記ガイドピン7の取着されている側端(上
記退避状態位置において開口部1に近い側端)が、開口
部1に沿って、上記開口部1の扉3の取着側の端から枠
体2の取着側の端まで移動するとともに、それに対応し
て、扉3はビン6Aを中心に回転(自転)し且つ周縁部
材IA側のビン6Bを中心に扉3全体が長さlを回動半
径として回動(公転)する。この結果、上記作動時に、
扉3のもう一方の側端(退避状態位置において開口部1
から違い側端)は、漸次該開口部1に接近するような動
作をする。尚、第3図(A)において7”は、扉3を開
けた状態、即ち扉3を退避状態位置で固定するための固
定ビンである。
また、上記枠体2と扉3は、第6図に図示するように、
開口部の周縁部材IAと枠体2あるいは扉3(第6図の
例は枠体2を示す)とが完全に接合して密閉状態になる
ように、枠体2あるいは扉3の端面8が楔状の面(テー
バ面)に形成されるとともに周縁部材IA側にも端面が
楔状の面をもったゴムシール等の弾性体10が取着され
、且つ内側部位で該周縁部材IAと扉2.3との間に膨
張性のシールゴム12が介装されている。
また、第4図(A)、第5図(A)に図示するように、
上記枠体2の中央の開口した下端部位には、踏板11が
その下端を中心に垂直状態から水平状態まで回動できる
よう公知の開閉手段であるヒンジ構造(図示せず)によ
って取着されている。
しかして、上述のように構成された貫通路設備は、以下
のように使用される。
即ち、他の車両と連結しようとする際には、扉3を開け
て核層3を退避状態位置にして、枠体2を開口部1側に
回動させれば、第3図(A)、第3図(B)に示すよう
に、該枠体2はヒンジ部材4のビン4c (第4図(B
)参照)を中心に回動して開口部1の周縁部材IAに接
合(嵌装)し、枠体2は接合状態位置になる。この状態
において、帆装置Fは上記開口部1から車両の外側に突
出した状態になる。そして、次に他の車両の帆装置又は
枠体(図示せず)と帆装置Fを連結させて後、枠体2の
踏板11を垂直状態から第3図(A)に示す如く車両外
側に水平になるよう回動させれば、他の車両との連結は
完了する。
また、この車両が先頭あるいは最後尾の車両になる際に
は、上述の説明とは逆の順序で枠体2を車両の内側に回
動させて開け、枠体2を退避状態位置にすれば、第4図
(B)に図示するように、該枠体2の周縁部材IAに取
着した側の側端部が、周縁部材IAの開口部1から開閉
方向(車両の内側)に後退し、周縁部材IAと上記枠体
2の開口部1側との間には扉3の厚さ分収上の隙間Sが
生じる。
そして、第4図(A)、(B)に図示する状態において
、扉3の、退避状態位置にあるときに開口部1に近い側
端を、該開口部1に沿って、該開口部の扉3の取着側の
端から枠体2の取着側の端に向かって動かせば(第4図
(B)の−点鎖線の扉(3)参照)、上記開口部1に近
い側端は、上記開口部1側と枠体2との間に生じた隙間
Sに挿入される七ともに、扉3の、退避状態位置にある
ときに開口部1から遠い側端は、扉3の取着側の端へ漸
次接近して来て、最終的に第5図(A)、(B)に示す
ように扉3は開口部1の周縁部材IAに接合して閉まる
。このように扉3が上記開口部1の周縁部材IAに接合
完了した状態において(扉3が接合状態位置にあるとき
)、第5図(B)に図示するように、車両B端面はフラ
ットな形状(扉の取付構造に起因する凹凸のない形状)
になる。
そして、扉3の開閉が上述のように行われるので、先頭
の車両に相応しい任意の形状(デザイン)にすることが
できる。また、扉に大きな窓を形成することが可能とな
り、この場合には、前方の透視性が向上する。さらに、
帆装置を具備した枠体と扉を交互に、構造体内部に収納
することができるにもかかわらず、その収納により人の
通行を妨げることはない。
また、扉と枠体との切り換えは、単に、それらが支持さ
れている機構に合わせて所定のとおり回動又はスライド
させるだけでよいため、極めて短時間で且つ簡単におこ
なうことができる。従って、車両の連結に要する時間を
、短縮することが可能となる。
また、本実施例の場合、第1図に図示するように、枠体
2が退避状態位置にあるとき、使用することのない上記
N3を、使用していない運転席Rの一部を貫通路から隔
壁する壁面として利用することもできる。
ところで、上記実施例に代えて、機構的に枠体と扉の取
着構造を逆にすることも可能であり、また開口部への取
着する側も逆にしても当然に本発明は実施できる。即ち
、r第1開閉体Aを扉に、?第2開閉体jを枠体にして
もよいし、この?第1開閉体J(!:F第2開閉体」を
開口部のいずれの側に取着しても本発明は成立する。
また、上記実施例では、扉(第2開閉体)の開閉をリン
ク機構とスライド機構を併用しておこなっているが、こ
れに代えて、第7図〜第9回に図示するように、長手方
向(軸方向)の延長線上において互いに平面視的に交角
を有する(本実施例では平面視的に略直交する)二組み
のスライドパー20.21 と、該スライドパー202
1上をスライドするスライダー22.23を用い、上記
スライドパー20.21を車体側(例えば、天井面側)
に取着(固着)し、上記スライダー2223を扉3側の
両端部に回転自在に取着することによって、構成しても
よい。また、この実施例では、扉3の開閉をより確実に
するため、核層3が退避状態位置にあるときに開口部1
に近い側端に、上述の実施例(第1図〜第5図に示す実
施例)と同じ、ガイドピン7と、上記スライドパー20
に平行なガイド溝9からなるスライド機構で拘束するよ
う構成している。
尚、この場合は、上述の実施例と同じく枠体2の開閉機
構はヒンジ機構でおこなっているが、勿論、枠体2を上
記二組みのスライド機構でおこない、扉3をヒンジ機構
で開閉できるよう構成してもよい。
ところで、図示しないが、上記第1図〜第5図に示す実
施例において、ガイドピン7とガイド溝9に代えて、上
述のようなスライダーとスライドパーにより構成しても
よい。
また、上記各実施例では、支持軸(回転中心軸)が開口
部から後退した平面視略し字状のヒンジ部材4を用いて
いるが、これに代えて、第10図に図示するように、リ
ンク状の部材4a“の一端がピン40°で構造物側に回
転自在に取着され、該部材4afの他端がビン4c″で
扉あるいは枠体側に取着されるようなヒンジ部材4°を
用いてもよい。勿論、この場合においても、上記実施例
と同様に、開けた状態において扉あるいは枠体の端部を
開口部1から車両の内側に後退させて、核層あるいは枠
体を退避状態位置にすることができる。
さらに、支持軸が開口部の側端から後退した構成のヒン
ジ部材を用いな(とも、開口部と、扉及び枠体との接合
状態を上記実施例と変更して、扉及び枠体の端面が開口
部の周面と接合するように構成すれば、ヒンジ部材の車
体側(構造物側)の部材を開口部の側端面に取着しても
、本発明は成立する。
一般に、上記枠体と扉のうちで厚みの大きい方をヒンジ
部材で構造物側に取着し、厚みの小さい方をスライド機
構等で構造物側に支持させた方が、貫通路の有効スペー
スを大きくする上で好ましい。
ところで、上記実施例は専ら、貫通路設備が車両である
場合を例にとって説明しているが、空港において航空機
とターミナルを接続するボーディングブリッジ、あるい
は換気通路のダクト等の管路の接続部、また連結・切り
離し自在な構造物間の連結部等、同様の機能が要求され
る貫通路設備にも適用できる。
(発明の効果) 本発明にかかる貫通路設備は、第2開閉体(例えば、扉
あるいは枠体)を上述の構成により上述のようにスライ
ドさせて開閉させるので、開口部の面積を大きく形成す
ることができる。
また、貫通路設備が、上述のように構成されているため
、構造物例えば車両に適用した場合には、他の車両と連
結あるいは切り離しする際、枠体と扉を閉め変えるだけ
で帆装置の格納取出しができ、従って、従来かなりの時
間を要していた幌装置の格納取出し作業が実に簡単に且
つ短時間で行える。
しかも、連結しないときにおいては車両の車端面は突出
部のないフラットな状態になるため、流体抵抗が少なく
なるとともに、美しい外観形状を得ることができる。特
に、本設備を具備した車両が先頭車両になるときは、先
頭見付が大幅に向上する。
さらに、上述のように扉を閉めるよう構成されているた
め、扉の中央部位が周部に比べて突出した流線形状ある
いは個性的な屈曲面を形成する等、車端面の形状を自由
に形成することが可能で、デザイン的な自由度が拡大す
る。
しかも、この場合においても車両を完全に密閉すること
ができる。
また、扉の開閉が上述のような構成によりおこなわれる
ので、手動で容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる実施例の貫通路設備の構成と扉
および枠体の作動を示す平断面図、第2図は同貫通路設
備の連結した状態を示す側断面図、第3図(A)は第1
図に示す貫通路設備において開口部に枠体を接合した状
態における斜視図、第3図(B)は同じ(その平断面図
、第4図(A)は同様の扉と枠体を開いた状態の斜視図
、第4図(B)は同じくその平断面図、第5図(A)は
同様の扉を閉めた状態の斜視図、第5図(B)は同じく
その平断面図、第6図は枠体を閉めた状態での開口部と
枠体の接合面のシール状態を示すその部分を断面した状
態での斜視図、第7図(A) 、 (B)〜第9図(A
)、(B)は他の実施例の構成と動作を示す図、第10
図はヒンジ部材の他の実施例の構成を示す構造物と扉あ
るいは枠体に取着した状態での平面図、第11図は従来
の貫通路設備を示す平断面図、第12図は同じくその側
面図、第13図は従来の他の貫通路設備を示す平断面図
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、連結しようとする構造物の連結端面に貫通路用
    の開口部を形成し、この開口部の一方の側方に第1開閉
    体を、該開口部の他方の側方に第2開閉体を、開口部に
    接合する接合状態位置から相手の接合・退避動作を阻害
    しない退避状態位置まで開閉できるよう取着した貫通路
    設備において、 上記第1開閉体の取着を、該第1開閉体の側端部と開口
    部の側方の部材との間に配設されたヒンジ部材を介して
    おこなうとともに、上記第2開閉体の取着を、上記退避
    状態位置にあるとき上記開口部に近い該第2開閉体の側
    端が、該開口部に沿って該開口部の第2開閉体の取着側
    の端から上記第1開閉体の取着側の端まで移動するとと
    もに、上記開口部から遠い該第2開閉体の側端が、漸次
    上記開口部の第2開閉体の取着側の端に接近するよう、
    この第2開閉体の平面視的に異なる少なくとも二点と、
    構造物側とを、リンク機構あるいはスライド機構等の連
    結手段を介して取着したことを特徴とする貫通路設備。
  2. (2)、前記ヒンジ部材の支持軸が前記開口部の側端か
    ら開閉方向に後退した位置に位置するよう、該ヒンジ部
    材が、前記第1開閉体の側端部と前記開口部の側方の部
    材との間に配設されていることを特徴とする請求項第1
    項記載の貫通路設備。
  3. (3)、前記第2開閉体の平面視的に異なる少なくとも
    二点と、構造物側との、リンク機構あるいはスライド機
    構等の連結手段を介した取着が、 該第2開閉体の、退避状態位置にあるとき開口部に近い
    側端部に、ガイドピン若しくはスライダーを設けるとと
    もに、これらをガイド若しくは支持するよう、構造物側
    の床面あるいは天井面側に、略開口部に沿ったガイド溝
    若しくはスライドバーを設けて、該第2開閉体の上記開
    口部に近い側端部を構造物側に連結し、 且つ、この第2開閉体の平面視において中間部位となる
    部分を、他端が構造物側に回動自在に取着されたリンク
    部材の一端に、回転自在に連結することによる取着であ
    ることを特徴とする請求項第1項あるいは第2項記載の
    貫通路設備。
  4. (4)、前記第2開閉体の平面視的に異なる少なくとも
    二点と、構造物側との、リンク機構あるいはスライド機
    構等の連結手段を介した取着が、 該第2開閉体の、退避状態位置にあるとき開口部に近い
    側端部に、ガイドピン若しくはスライダーを設けるとと
    もに、これらをガイド若しくは支持するよう、構造物側
    の床面あるいは天井面側に、略開口部に沿ったガイド溝
    若しくはスライドバーを設けて、該第2開閉体の上記開
    口部に近い側端部を構造物側に連結し、 且つ、この第2開閉体の、退避状態位置にあるとき開口
    部から遠い側端部に、ガイドピン若しくはスライダーを
    設けるとともに、これらをガイド若しくは支持するよう
    、構造物側の床面あるいは天井面側に、上記ガイド溝若
    しくはスライドバーに平面視的に交角を有するガイド溝
    若しくはスライドバーを設けて、該第2開閉体の上記開
    口部から遠い側端部を構造物側に連結することによる取
    着であることを特徴とする請求項第1項あるいは第2項
    記載の貫通路設備。
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