JPH03115215A

JPH03115215A - ユズ抽出エキスを配合した浴用剤

Info

Publication number: JPH03115215A
Application number: JP1251835A
Authority: JP
Inventors: Noboru Kurihara; 登栗原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-09-29
Filing date: 1989-09-29
Publication date: 1991-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、浴用剤に係り、特に通常の浴用組成物にユズ
抽出エキスを配合した浴用剤に関する。

本発明において浴用剤とは、通常、入浴に際し、皮膚を
なめらかに保ち、疲労を回復するために用いられる浴用
組成物からなる製品をいう。

〔従来の技術〕

従来、化粧品には、一般の化粧品原料基剤のほか、皮膚
の保護の目的で美容悉加剤が用いられ、特に自然化粧品
と称するものは、生薬のばか果実、野菜などの抽出エキ
スが皮膚の保護剤、栄養剤または賦活剤として広く用い
られている。

しかしユズについては、従来からユズの果実をそのまま
保温、芳香剤の目的で香料として浴用剤に用いるのみで
、ユズ抽出エキスを浴用組成物として用いた使用前例は
見当たらない。

また、各種化粧品についての使用前例を調査したところ
、日本汎用化粧品原料集（日本化粧品工業連合全編：１
９８５．１’１．１５）には収載されておらず、また厚
生省における化粧品への使用許可前例もない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、従来各種化粧品には使用されていなかったユ
ズの果実からの抽出液を、浴用組成物に配合した皮膚に
対して秀れた保護効果のある浴用剤を提供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、ユズの果実からの抽出エキ
スの浴用組成物としての配合を試み研究した結果、該エ
キスは皮膚に対して秀れた保護効果のあることが解った
。

すなわら、本発明は、ユズの果実を、エタノール水溶液
にて抽出したエキスを、通常の浴用組成物に配合するも
ので、アルコール含有エキスとして２〜２５％の割合で
配合するのが好ましい。

次に、本発明の詳細な説明する。

本発明において、抽出溶液としてはエタノール水溶液を
用い、特に２０〜４０％のエタノール水溶液がよい。そ
れは、この範囲内が一番抽出効率がよく、また、４０％
以上のエタノール溶液は取扱いが困難なためである。し
かし、取扱上の困難性とか、抽出効率等を考慮しなけれ
ば、この範囲外のエタノール水溶液、すなわち、４０％
以上とか２０％以下のエタノール水溶液も使用できるこ
とは当然のことである。この２０〜４０％のエタノール
水溶液で抽出した抽出液は、エキス固形物含有量が２．
０〜３．０％であるが、抽出液から一旦エタノール溶液
を蒸発し、固形分とし、この固形分をそのままあるいは
濃縮液の形で、または２０〜４０％エタノール溶液で稀
釈して、前記の割合となるように配合することもできる
。

また、本発明のユズの果実を２０〜４０％エタノール溶
液で抽出した抽出液は、そのまま保存する場合防腐剤を
加えなくても保存可能であるし、そして、この程度のア
ルコール含有量では浴用組成物として配合した場合でも
、皮膚に対する有害な作用はないから、そのまま使用で
きる。但し、抽出液を−Ｈアルコールを蒸発して固形分
とした場合は防腐剤が必要となる。

本発明の浴用剤には、１，３−ブチレングリコール、プ
ロピレングリコール等のグリコール類を添加すると、静
菌効果の外にエキスの配合の促進効果があり好ましい。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されない。ここで、％はす
べで重量％である。

参考例本発明に係るユズ抽出液の製法を述べる。

まず、ミカン科の植物として古くからよく知られている
ユズ（Ｃｉｔｒｕｓ　Ｊｕｎｏｓ　５ｉｅｂｏｉｄ）の
新鮮な果実を細切したのち、その−例としてその２５０
ｇに２５％エタノール水溶液７５０ｇを加え、よく攪拌
し、すりつぶしたのち、冷暗所に約２０〜３０日間保存
する。その後、再びよく攪拌し、遠心分離または圧搾法
（冷圧法）にて抽出液を採取する。抽出液を濾過し２５
％エタノール溶液を加えて全量を１０００ｇとする。

果実の成熟度により果皮が硬い場合または果皮が緑色が
かり、その成熟度が不足の場合は、エタノールの濃度を
３０〜４０％として抽出することが好ましい。

以上の工程を経たユズ抽出エキスは、次のごとき性状を
有する。

外観：淡黄色〜黄褐色の透明な液体で柑橘系芳香を有す
る。

比重：ｄ：ｆｆ：０．９５０〜１．０５０１１　Ｈ二　
３．５〜４．５蒸発残留物（エキス固形物）：２．０〜３，０％本発明
による浴−帽よ、上記のｅＪｉ造法により得たユズ抽出
エキスを、そのま＼浴用組成物中に、２〜２５％特に５
〜２０％の割合となるように配合することにより得られ
る。次に、その実施例を示す。

実施例１ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン　　　　　　１２．５％ラウリン
酸ジェタノールアミド　　　５．０ユズエキス　　　　
　　　　　　　　５．０１．３−ブチレングリコール　
　　　７．０香料　　　　　　　　　　　　　　　適量
防腐・殺菌剤　　　　　　　　　　　適量色素　　　　
　　　　　　　　　　　適量精製水　　　　　　　　　
　　　　７０．５上記の各成分を室昌で混合し、溶解す
ることによって、透明な浴用剤が得られた。

実施例２ラウリル硫酸トリエタノールアミン６４．４％ラウリルアルコール　　　　　　　　４．０ミリスチン
酸イソプロピル　　　　　　５．０１．３−ブチレング
リコール　　　　６．０ユズエキス　　　　　　　　　
　　　５．０香料　　　　　　　　　　　　　　　適量
防腐・殺菌剤　　　　　　　　　　　適景色素　　　　
　　　　　　　　　　　適量クエン酸ナトリウム　　　
　　　　　　０，６エタノール　　　　　　　　　　　
　１５．０上記の各成分を室温で混合し、溶解すること
によって、乳白色の浴用剤が得られた。

実施例３ホウ砂　　　　　　　　　　　　　　５．５グリセリン
　　　　　　　　　　２２．５１３−ブチレングリコー
ル　　　４２．５ユズエキス　　　　　　　　　　　　
５．０香料　　　　　　　　　　　　　　　　微量色素
　　　　　　　　　　　　　　　微量エタノール　　　
　　　　　　　　２０．０精製水　　　　　　　　　　
　　　　４．５上記の各成分を室温で混合し、溶解する
ことによって、液体状の浴用剤が得られた。

〔発明の効果〕

このようにして得たユズ抽出エキス２〜２５％を含む浴
用剤は、皮膚に対して秀れた使用感及び保護作用を有し
、入浴に際し、皮膚の表面の状態を改善し、美しいなめ
らかな肌を形成するとともに、疲労回復の効果も有する
。

また、この浴用剤は、皮ＪｉＩ刺激反応及び接触アレル
ギー反応を起こすことはない。

Claims

【特許請求の範囲】

１、ユズの果実をエタノール水溶液にて抽出したエキス
を、通常の浴用組成物に配合することを特徴とする浴用
剤。