JPH0311473Y2 - - Google Patents

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JPH0311473Y2
JPH0311473Y2 JP1989067791U JP6779189U JPH0311473Y2 JP H0311473 Y2 JPH0311473 Y2 JP H0311473Y2 JP 1989067791 U JP1989067791 U JP 1989067791U JP 6779189 U JP6779189 U JP 6779189U JP H0311473 Y2 JPH0311473 Y2 JP H0311473Y2
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JP
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rod
plunger
autotensioner
belt
sealed
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エンドレスベルトやエンドレスチ
エーン等の巻掛け伝動部材の張力を設定された張
力に保持する密封式オートテンシヨナに関するも
のである。
〔従来の技術〕
内燃機関に組み込まれたベルト伝動装置におい
ては、機関運転時の機関本体の熱膨張によるプー
リの芯間距離の変化やトルク変動等によつてベル
トのテンシヨンが変化するため、普通、第3図に
示すように、エンドレスベルト31の弛み側にテ
ンシヨンローラ32を接触し、このローラ32を
支持する揺動可能なローラアーム33にオートテ
ンシヨナAの調整力を付与して、上記ローラ32
をベルト31に押し付け、ベルト31の張力を一
定に保持するようにしている。
上記オートテンシヨナの従来技術として、例え
ば特公昭63−29964号公報に記載されたものがあ
る。
上記公報に記載されたオートテンシヨナにおい
ては、ボデイの内部にプランジヤを摺動自在に組
込み、そのプランジヤに接続したロツドの先端部
をボデイの端部から外側に突出させてある。ま
た、プランジヤの前後に形成されたサプライチヤ
ンバとプレツシヤチヤンバの両室に作動油を封入
し、プレツシヤチヤンバ内の作動油をプランジヤ
が圧縮する作用によつてプランジヤにかかる荷重
を緩和させるようにしている。このとき、プレツ
シヤチヤンバの作動油をボデイとプランジヤとの
間のすきまからサプライチヤンバにリークさせる
ようにしている。
また、ボデイの内部に調圧スプリングを組込
み、ロツドに作用する押し込み荷重が小さくなつ
たとき、上記調圧スプリングの弾性力によつてプ
ランジヤおよびロツドを外方向に移動させるよう
にしてある。このとき、サプライチヤンバ内の作
動油をチエツクバルブによつて開閉される連通路
からプレツシヤチヤンバに流動させるようにして
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来のオートテンシヨナを第3
図に示すベルトの張力調整用に用いた場合、揺動
自在に支持されたローラアーム33がロツドを押
し込む場合、そのローラアーム33は、第3図の
矢印イで示すように、ロツドを斜め方向に押すこ
とになり、その押し込みによつてロツドおよびプ
ランジヤにモーメント荷重が作用する。このた
め、プランジヤにエツジロードが働き、プランジ
ヤとボデイの摺動面が摩耗し易く、その摩耗によ
つて、プランジヤとボデイ間のすきまが大きくな
り、プレツシヤチヤンバ内の作動油がサプライチ
ヤンバ内に流れるリークダウン時間が変化し、オ
ートテンシヨナとしての機能を発揮させることが
できないという不都合がある。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、プ
ランジヤにエツジロードが作用するのを防止して
プランジヤとボデイの摺動面が早期に摩耗するの
を防止することを技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案におい
ては、ロツドの軸方向の移動を案内する軸受部材
をボデイの内部に組込み、ロツドの後端部をプラ
ンジヤの先端面中心部に設けた凹部に遊嵌した構
成を採用したのである。
〔作用〕
上記のように構成すれば、ロツドに斜め方向の
荷重が作用し、そのロツドにモーメント荷重が作
用しても、ロツドの端部はプランジヤの凹部に遊
嵌して凹部との間に形成される隙間内において移
動し得るため、プランジヤにモーメント荷重が作
用せず、プランジヤとプランジヤ案内部との間で
エツジロードが作用するのを防止することができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第2図
に基づいて説明する。
図示のように、ボデイ1の開口部内側には軸受
部材としてのロツドカバー2が取付けられてい
る。このロツドカバー2は、含油焼結合金あるい
は自己潤滑性のある合成樹脂で形成され、そのロ
ツドカバー2に形成したロツド挿通孔3にロツド
4がスライド自在に挿入されている。このロツド
4を回り止めするため、第2図に示すように、ロ
ツド挿通孔3の内面とロツド4の外周に平坦なス
ライド案内面5,6を設けてある。
上記ロツド4のボデイ1の内部に位置する後端
部にはロツドキヤツプ7が取付けられ、そのロツ
ドキヤツプ7の先端面に径方向の溝8が設けられ
ている。
ロツド4の外側に嵌したシール部材としてのブ
ーツ9は、断面がS字形をなし、その小径筒部の
端部が前記ロツドキヤツプ7に固定され、また、
大径筒部に設けた厚肉部10が前記ロツドカバー
2の内側においてボデイ1の内径面に固定されて
いる。その厚肉部10を強固に固定するため、ロ
ツドカバー2と厚肉部10との間に波座金11を
組込み、その波座金11の弾力により、厚肉部1
0をボデイ1の内周面に形成した肩部12に圧接
している。
前記ボデイ1の内側にはプランジヤ13が摺動
自在に組込まれ、そのプランジヤ13の外周面と
ボデイ1の内周面間に微少なすきま14が設けら
れている。
プランジヤ13には、ロツド4と対向する先端
面の中央部に凹部15が形成され、その凹部15
の内側に前記ロツドキヤツプ7が遊嵌され、その
ロツドキヤツプ7の外周と凹部15の内周面に前
記溝7と連通するすきま16が設けられている。
上記プランジヤ13の組込みによつて、ボデイ
1の内部にはプランジヤ13の前後にプレツシヤ
チヤンバ17とサプライチヤンバ18とが形成さ
れ、その両チヤンバ17,18内にシリコーンオ
イル等の作動油が封入されている。
プランジヤ13の軸芯上には、前記凹部15に
連通して連通孔19が形成され、その連通孔19
の開閉用チエツクバルブ20は、サプライチヤン
バ18内の圧力がプレツシヤチヤンバ17内の圧
力より高くなつた場合に連通孔19を開放し、逆
に、プレツシヤチヤンバ17内の圧力がサプライ
チヤンバ18内の圧力より高くなると、連通孔1
9を閉じるようになつている。
プレツシヤチヤンバ17内には、プランジヤ1
3をロツドキヤツプ7の端面に押し付けると共
に、プランジヤ13とロツド4のそれぞれに外方
向への突出性を付与する調圧スプリング21と、
プレツシヤチヤンバ17内の体積を減少させ、作
動油の熱膨張による体積変化量を少なくするため
の詰め物22が組込まれている。
上記の構成から成るオートテンシヨナは、第3
図に示す従来の使用例と同様に、ロツド4の先端
をローラアーム33に当接し、そのロツド4に外
方向への突出性を付与する調圧スプリング21の
弾性力によつてテンシヨンローラ32をベルト3
1に押し付ける。
上記のような使用において、ベルト31の張力
が増大してロツド4が押し込まれると、プランジ
ヤ13が後退し、ベルト31の張力増大を吸収す
る。このとき、プレツシヤチヤンバ17内の圧力
がサプライチヤンバ18内の圧力より高くなるた
め、プレツシヤチヤンバ17内の作動油は、ボデ
イ1とプランジヤ13の摺動面間のすきま14か
らサプライチヤンバ18内に漏洩する。
また、ベルト31の張力が弱くなると、調圧ス
プリング21の弾性力によつてプランジヤ13が
前進し、そのプランジヤ13と共にロツド4が外
方向に移動してベルト31の弛みを吸収する。こ
のとき、チエツクバルブ20が開放するため、サ
プライチヤンバ18内の作動油がすきま16、溝
8および連通孔19を流れてプレツシヤチヤンバ
17内に流入する。
上記のようなベルトの張力調整時、ベルト31
の張力増大によつてローラアーム33が揺動され
ると、そのローラアーム33は、第1図の矢印イ
で示すように、ロツド4を斜方向に押圧する。
このとき、ロツドカバー2が省略されていてロ
ツド4、ロツドキヤツプ7及びプランジヤ13が
固着されていると、プランジヤ13にモーメント
荷重が作動してプランジヤ13に第1図の矢印ロ
で示すエツジロードが作用し、プランジヤ13と
ボデイ1の内周面間が摩耗するが、上記ロツド4
はロツドカバー2によつてスライド自在に支持さ
れ、かつロツド4の後端部が凹部15に遊嵌され
ているため、ロツド4に作用するモーメント荷重
はロツドカバー2で支持され、プランジヤ13に
モーメント荷重は殆んど作用しない。このため、
プランジヤ13にエツジロードが作用することが
なく、プランジヤ13とボデイ1の接触面の摩耗
防止に効果を挙げることができる。
また、ロツド4の後端部は凹部15との間に形
成される隙間内において移動し得るため、ロツド
カバー2の内径とボデイ1の内径面の同軸度が悪
い場合、あるいはロツド4とロツドカバー2とが
相対的に摩耗した場合でも、プランジヤ13は自
動調心されてプランジヤ案内部と同軸上に常に保
持されると共に、ロツド4にモーメント荷重が作
用してもプランジヤ13にそのモーメント荷重が
作用せず、プランジヤ13は重心位置に近いとこ
ろで押圧される。このため、プランジヤ13外径
とその案内部との間でエツジロードが生じること
はない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案に係るオートテンシヨ
ナにおいては、ボデイ内部にロツドの軸方向の移
動を案内する軸受部材を取付け、ロツドの後端部
をプランジヤの先端面中央部に設けた凹部に遊嵌
したので、軸受部材の内径とプランジヤ案内部の
同軸度が悪い場合や軸受部材とロツドの摺動面間
に摩耗が生じた場合でも、プランジヤをプランジ
ヤ案内部と同軸上に常に保持することができると
共に、ロツドに斜方向の荷重が生じてもプランジ
ヤにモーメント荷重が作用せず、プランジヤにエ
ツジロードが生じるのを防止することができる。
したがつて、プランジヤ摺動部における摩耗がき
わめて小さく、リークダウンタイムが変化するの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るオートテンシヨナの
一実施例を示す縦断正面図、第2図は同上の左側
面図、第3図はベルト伝動装置にオートテンシヨ
ナを組込んだ状態の概略図である。 1……ボデイ、2……ロツドカバー(軸受部
材)、4……ロツド、13……プランジヤ、17
……プレツシヤチヤンバ、18……サプライチヤ
ンバ、19……連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイの内部にプランジヤを摺動自在に組込
    み、そのプランジヤと共に軸方向に移動するロツ
    ドの先端部を上記ボデイの端部から外側に突出さ
    せ、前記ボデイの内部にはプランジヤの前後にサ
    プライチヤンバとプレツシヤチヤンバとを設け、
    その両チヤンバ内に封入した作動油が両チヤンバ
    を連通させる連通路を流れて両チヤンバの相互間
    において流動する動作と、ボデイの内部に組込ま
    れてプランジヤおよびロツドに外方向への突出性
    を付与する調圧スプリングの弾力とによつてロツ
    ドにかかる変動荷重を緩和させるようにした密封
    式オートテンシヨナにおいて、前記ロツドの軸方
    向の移動を案内する軸受部材をボデイの内部に組
    込み、かつロツドの後端部をプランジヤの先端面
    中心部に設けた凹部に遊嵌したことを特徴とする
    密封式オートテンシヨナ。
JP1989067791U 1989-06-10 1989-06-10 Expired JPH0311473Y2 (ja)

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JPH01171953U JPH01171953U (ja) 1989-12-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182355U (ja) * 1976-10-18 1985-12-03 マイケル・ジヨン・ハリス 密閉装置

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JPH01171953U (ja) 1989-12-06

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