JPH03114522A - 粉粒体の流動性改善方法 - Google Patents

粉粒体の流動性改善方法

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JPH03114522A
JPH03114522A JP25409489A JP25409489A JPH03114522A JP H03114522 A JPH03114522 A JP H03114522A JP 25409489 A JP25409489 A JP 25409489A JP 25409489 A JP25409489 A JP 25409489A JP H03114522 A JPH03114522 A JP H03114522A
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JP
Japan
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powder
fluidity
particle size
granule
average particle
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Pending
Application number
JP25409489A
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English (en)
Inventor
Minoru Yasuda
稔 安田
Masatoshi Kamigaki
上垣 正俊
Shinichi Hasegawa
慎一 長谷川
Masaaki Takahashi
正明 高橋
Shigeki Naito
茂樹 内藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、有機、無機化学品等の粉粒体の流動性を改善
する方法に関する。
〈従来の技術〉 有機、無機化学品等の粉粒体は、産業界において農薬、
医薬、各種樹脂、各種添加剤、染料その他の原料、中間
体或いは製品等として広く使用されている。この粉粒体
のうち、ある種のものは非常に流動性に乏しいものがあ
り、プロセスの自動化や計量、移送、貯蔵等に大きな障
害となる。
この様な場合にその流動性を改善する方法として、従来
から ■流動性改善剤の添加、 ■粉粒体の特性を変える、 ■粉粒体を粉体貯槽に入れ計量・貯蔵する場合などにお
いて振動や空気圧を与える、 等の方法が採用されてきた(“粉体工学便覧”粉体工学
全編・日刊工業新聞社’ 86  PP153)。
しかしながら、例えば■の方法では、異種物質を添加す
ることになり、製品の用途によっては不都合な場合があ
る。
例 医薬品1食品添加物、■C用樹脂 一方、■の方法は、もっばら、含水量を変えたり、分級
等により粒度分布を変えたり(例えばシャープにする)
更には、造粒により形状を変える等によって流動性を改
善する試みが種々成されているが、操作性や経済性の面
で煩瑣、高価であり、また必ずしも充分とは言えない。
更に、■は粉体貯槽でよく採用される手段であるが、こ
の方法では粉体特性が根本的に変化するわけではないの
で、種々の段階でのトラブルを完全に解消できるわけで
はない。
〈発明の解決すべき課題〉 本発明者らは、工業的製造プロセスにおいて、安価かつ
簡単・容易な方法によって、従来困難であったある種の
粉粒体の流動性を確実に改善する方法について鋭意研究
検討を行った結果、本発明の方法を完成するに至ったも
のである。
〈課題を解決するだめの手段〉 すなわち、本発明は、平均粒径が5〜500 μmであ
る粉粒体に、これと同一物質であって、かつ該粉粒体の
平均粒径に対して1/10〜1 /100 の平均粒径
の該粉粒体を0.01〜10重景%の範囲で混入させる
ように調製することを特徴とする粉粒体の流動性改善方
法である。
本発明の特徴は、所定の平均粒度をもった粉粒体に、そ
れよりも小さい平均粒度をもった同一物質からなる粉粒
体を所定量添加・混合することによって、該粉粒体の流
動性を改善するものである。
従来の考え方によれば、粉粒体の流動性が不良になるの
は、結晶同志のすき間に別の細かい結晶が入り、静電気
的な力もしくは固体表面の付着力が大きくなるためであ
り、できるだけ粒度を揃えるのが好ましいとされ(“増
補粉粒体プロセスと技術”化学工業社’ 77 PP1
4)、粒度の細かいものを添加するのはむしろ良くない
と考えられていたことからすれば、本発明の方法は、従
来のかかる技術とは全く逆の考え方によって流動性を改
善するものである。
以下、本発明の方法を更に詳しく説明する。
本発明の対象とする粉粒体は、好ましくは非球形の結晶
性固体からなり、更に好ましくはパウダーテスター法に
よる流動性指数が60未満である粉粒体である。
ここで、パウダーテスター法による流動性指数とは、「
化学工学便覧(改訂五版)」(丸善株式会社、昭和63
年3月18日発行) P254〜255 に記載された
 ■安息角、■圧縮度、■スパチュラ角、■凝集度ある
いは均一度を、ホンカワミクロン社製パウダーテスター
(装置)を用いて測定し、その指数の総和により粉体の
流動性指数(表4.13)として表したものである。
該流動性指数が60未満のものは、一般に流動性に乏し
く、プロセスの自動化や計量、移送、貯蔵等に障害とな
るものであるが、本発明は特に流動性指数60未満、更
には流動性指数50未満の粉粒体にも好ましく適用され
る。
このような、本発明の対象とする粉粒体としては、具体
的にはN、N”−4,4°−ジフェニルメタンビスマレ
イミド、2.6 −ジターシャリ−ブチル−4メチルフ
エノール、1−アミノアントラキノン等の有機化学品、
ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂等の高分子化合物或
いは水酸化アルミニウム等の無機化学品などの粉粒体を
あげることができる。
本発明において、重要なことは、該粉粒体の平均粒径が
5〜500 μm1好ましくは10μm〜200μmの
粉粒体に、その粉粒体の平均粒径に対して1/10〜1
 /100 の平均粒径の該粉粒体を混入させるように
調製することである。
ここで、該粉粒体の平均粒径が5μm以下であるか、或
いは平均粒径が500 μm以上の粉粒体に対しては、
本発明の効果は少ないか又は殆ど発現しないことを見出
した。
更に、本発明において、重要なことは、混入Jせる比較
的小さい平均粒径の粉粒体の量であるズこれは対象物質
により、最適範囲が異なり、−牡には言えないが、通常
比較的大きい平均粒径1o〜500 μmの粉粒体に対
して、0.01〜10重量%、女;ましくは0.1〜5
重量%の範囲の範囲の中からゼ宜決められる。
この最適範囲を越えると流動が悪くなり、ま六この範囲
より少ないと流動性改善の効果が発現しない。
本発明においては、平均粒径が5〜500 μmである
粉粒体に、該粉粒体の平均粒径に対して1/10〜1 
/100の平均粒径の該粉粒体を0.01〜1o璽量%
の範囲で混入させるように調製することを特徴とするが
、その調製方法は次のような方法によって、工業的・経
済的に有利に行われる。
平均粒径が5〜500 μmである粉粒体の一部又は全
部を適当な粉砕機、例えば、フェーザーミルハンマーミ
ル、ビンミル等によって行われる。
また、予め粉砕機等により、微粉砕し、例えば平均粒径
が0.05〜5μmの粉粒体を製造しておいて、これを
平均粒径5〜500 μmの該粉粒体に均一に混合する
ことにより行うことができる。
さらにまた、製造プロセス、温度、時間等の製造条件又
は乾燥、粉砕等の取り出し、製品化の条件等の異なる製
造方法によって得られた平均粒径が5〜500 μmで
ある粉粒体と、平均粒径がその1/10〜1 /100
 に相当する、例えば0,05〜5 μmである該粉粒
体を単に混合させることによって上記調製を行うことが
でき、工業的、実際的方法として好ましい態様である。
〈発明の効果〉 本発明によれば、粉粒体に異物質を混入することなく、
その流動性を改善するものであり、本発明の方法は、安
価かつ簡単・容易な方法で確実に流動性を改善すること
ができ、粉粒体の計量、貯蔵、移送などの操作時の凝集
、閉塞に基づくトラブルの解決に資するものである。
〈実施例〉 以下本発明方法を実施例によって説明するが本発明はこ
れら実施例によって限定されるものではない。
実施例1 常法に従って、反応、溶媒留去、晶析、濾過、乾燥工程
を経て得られるN、 N’ −4,4°−ジフェニルメ
タンビスマレイミドの粉粒体は流動性が著しく悪い。
この粉粒体を1市目のスクリーンを付属したフェザ−ミ
ル(線用ミクロン製 FM−1型、モーター2,2KW
 、羽根回転数146Orpm)で27kg/Hの供給
速度で粉砕した。粉砕前後の平均粒径分布(粒度分布)
は第1図に示したとおりであり、5μm以下の比較的小
さい粒子割合が増加したにもかかわらず、粉粒体の流動
性指数(「化学工学便覧二改訂五版」丸善株式会社、昭
和63年3月18日発行P254〜255 に記載の方
法による)は表−1に示す様に良好になった。
実施例2 常法に従って、反応、溶媒留去、晶析、濾過、乾燥工程
を経て得られるN、 N’ −4,4°−ジフェニルメ
タンビスマレイミドの粉粒体 3gを乳鉢を用いて3時
間かけてすりつぶし、平均粒径1.5μmの粉粒体を得
た。次にこれを手を加えていないN、N’−4,4’ 
−ジフェニルメタンビスマレイミド 97g(平均粒径
26μm)と混合したところ、混合品の流動性指数は表
−1に示す様に良好になった。
実施例3 常法に従って、反応、濾過、乾燥工程を経て得られる2
、6−ジターシャリ−ブチル−4−メチルフェノールの
粉粒体の24メッシ5篩通過品100gのうち0.3 
gだけを乳鉢にとり、3時間かけてすりつぶして微粉(
平均粒径1μm)とした後、残りの99.7g(平均粒
径70μm)と混合した。
混合品と混合部品の流動性は表−1に示したとおりであ
り、混合品の流動性改善効果は大きいことが示された。
実施例4 実施例3において、2.6−ジターシャリ−ブチル−4
−メチルフェノール微粉(平均粒径1μm)の添加10
.3gを、0.07 g、0.15 g、0.75 g
及び1.5gに変える以外は、実施例3と全く同様にし
て、表−1にいう流動性指数を求めたところ、それぞれ
61.63.64及び60.5という結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1による粉砕処理前後の粒度
分布を示す図である。 (以下余白)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が5〜500μmである粉粒体に、該粉
    粒体の平均粒径に対して1/10〜1/100の平均粒
    径の該粉粒体を0.01〜10重量%の範囲で混入させ
    るように調製することを特徴とする粉粒体の流動性改善
    方法。
  2. (2)調整を、平均粒径が5〜500μmである粉粒体
    の一部又は全部を粉砕機にかけることにより行う請求項
    1に記載の粉粒体の流動性改善方法。
  3. (3)調整を、平均粒径が5〜500μmである粉粒体
    に、予め微粉砕した該粉粒体を混合することにより行う
    請求項1に記載の粉粒体の流動性改善方法。
  4. (4)調整を、2以上の異なる製造方法によって得られ
    た該粉粒体を混合させることにより行う請求項1に記載
    の粉粒体の流動性改善方法。
  5. (5)粉粒体が、非球形の結晶性固体であることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載の粉粒体の流動性
    改善方法。
  6. (6)結晶性固体が、パウダーテスター法による流動性
    指数が60未満であることを特徴とする請求項1乃至5
    の何れかに記載の粉粒体の流動性改善方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016065176A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社日本触媒 複合粒子の製造方法
JP2017104068A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 花王株式会社 希釈用コーヒー組成物
KR20240033655A (ko) 2022-09-05 2024-03-12 알프스 알파인 가부시키가이샤 연자성 재료 및 전자 부품

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