JPH0311379Y2 - - Google Patents
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- JPH0311379Y2 JPH0311379Y2 JP1984012201U JP1220184U JPH0311379Y2 JP H0311379 Y2 JPH0311379 Y2 JP H0311379Y2 JP 1984012201 U JP1984012201 U JP 1984012201U JP 1220184 U JP1220184 U JP 1220184U JP H0311379 Y2 JPH0311379 Y2 JP H0311379Y2
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- actuator
- negative pressure
- opening
- idle
- throttle valve
- Prior art date
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 14
- 230000001934 delay Effects 0.000 claims description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は内燃機関に設けたアイドルアツプ装
置に係り、特に1つのアクチユエータにより絞り
弁をアイドル開度から開動側の第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
得て、また、アイドル開度から開動側に大きく設
定された第2設定アイドル開度よりも小さい絞り
弁開度となるアクセル踏込量で車両を走行中にア
イドルアツプした場合にアクセル踏込量とスピー
ド感との不一致によるアクセルの操作感と車両の
走行感との不調を解消したアイドルアツプ装置に
関する。
置に係り、特に1つのアクチユエータにより絞り
弁をアイドル開度から開動側の第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
得て、また、アイドル開度から開動側に大きく設
定された第2設定アイドル開度よりも小さい絞り
弁開度となるアクセル踏込量で車両を走行中にア
イドルアツプした場合にアクセル踏込量とスピー
ド感との不一致によるアクセルの操作感と車両の
走行感との不調を解消したアイドルアツプ装置に
関する。
[考案の技術的背景]
近時、車両に搭載される内燃機関においては、
排気浄化や燃料消費量低減等を図るために、アイ
ドル回転数を低く設定している場合がある。この
ようにアイドル回転数が低いと、内燃機関のアイ
ドル運転時に軽度の負荷増加によつて機関回転数
が低下し、機関不調を招く不都合がある。例え
ば、内燃機関のアイドル運転時に車両のヘツドラ
イトの点灯やヒータ用ブロアモータの駆動等によ
る電気的負荷の増加で機関回転数が低下し、機関
の不調を招く不都合がある。あるいは、寒冷時に
車両のヒータを使用すべく内燃機関のアイドル運
転時に機関冷却水を熱交換器に循環させると、機
関回転数が低いために暖機運転が不十分になる不
都合があつた。
排気浄化や燃料消費量低減等を図るために、アイ
ドル回転数を低く設定している場合がある。この
ようにアイドル回転数が低いと、内燃機関のアイ
ドル運転時に軽度の負荷増加によつて機関回転数
が低下し、機関不調を招く不都合がある。例え
ば、内燃機関のアイドル運転時に車両のヘツドラ
イトの点灯やヒータ用ブロアモータの駆動等によ
る電気的負荷の増加で機関回転数が低下し、機関
の不調を招く不都合がある。あるいは、寒冷時に
車両のヒータを使用すべく内燃機関のアイドル運
転時に機関冷却水を熱交換器に循環させると、機
関回転数が低いために暖機運転が不十分になる不
都合があつた。
そこで、このような問題を解消するために、内
燃機関のアイドル運転時に前記のような負荷が加
わつた場合に、気化器絞り弁をアイドル開度から
少許開動側に設定された設定アイドル開度に保持
し、機関回転数の低下を補償するアイドルアツプ
装置が提案された。
燃機関のアイドル運転時に前記のような負荷が加
わつた場合に、気化器絞り弁をアイドル開度から
少許開動側に設定された設定アイドル開度に保持
し、機関回転数の低下を補償するアイドルアツプ
装置が提案された。
[背景技術の問題点]
ところで、内燃機関のアイドル運転時にアイド
ルアツプを要求する軽度の負荷の種類は、前記の
如き様々であることから、夫々大きさが一定でな
く相違する。従つて、これらアイドルアツプを要
求する負荷の種類によつて、アイドルアツプ時に
絞り弁を保持する設定アイドル開度の位置が相違
する。このように様々な負荷の種類により要求さ
れるところの夫々相違する設定アイドル開度を単
一の設定アイドル開度によつて満足するように、
設定アイドル開度を大きく設定して機関回転数の
低下を補償すると、負荷の種類に応じて絞り弁を
適切な設定アイドル開度に保持し得ないことによ
り、機関回転数の低下の補償量に過不足を生じる
問題がある。
ルアツプを要求する軽度の負荷の種類は、前記の
如き様々であることから、夫々大きさが一定でな
く相違する。従つて、これらアイドルアツプを要
求する負荷の種類によつて、アイドルアツプ時に
絞り弁を保持する設定アイドル開度の位置が相違
する。このように様々な負荷の種類により要求さ
れるところの夫々相違する設定アイドル開度を単
一の設定アイドル開度によつて満足するように、
設定アイドル開度を大きく設定して機関回転数の
低下を補償すると、負荷の種類に応じて絞り弁を
適切な設定アイドル開度に保持し得ないことによ
り、機関回転数の低下の補償量に過不足を生じる
問題がある。
そこで、アイドルアツプ時に、絞り弁をアイド
ル開度から開動側に設定された第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
て保持することにより、様々な負荷の種類に応じ
て絞り弁を適切な設定アイドル開度に保持し、機
関回転数の低下を過不足なく補償することが考え
られる。
ル開度から開動側に設定された第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
て保持することにより、様々な負荷の種類に応じ
て絞り弁を適切な設定アイドル開度に保持し、機
関回転数の低下を過不足なく補償することが考え
られる。
ところが、絞り弁を第1・第2設定アイドル開
度に保持するためには、夫々の開度に応じたアク
チユエータを設けなければならない。このため、
配置のスペースを要するとともにコストの上昇を
招く不都合がある。
度に保持するためには、夫々の開度に応じたアク
チユエータを設けなければならない。このため、
配置のスペースを要するとともにコストの上昇を
招く不都合がある。
また、絞り弁をアイドル開度から第1・第2設
定アイドル開度に開動して保持する場合に、第1
設定アイドル開度をアイドル開度から少許開動し
た位置に設定し、第2設定アイドル開度を第1設
定アイドル開度からさらに開動した位置に設定す
ると、第2設定アイドル開度がアイドル開度から
開動側に大きく設定されることになる。
定アイドル開度に開動して保持する場合に、第1
設定アイドル開度をアイドル開度から少許開動し
た位置に設定し、第2設定アイドル開度を第1設
定アイドル開度からさらに開動した位置に設定す
ると、第2設定アイドル開度がアイドル開度から
開動側に大きく設定されることになる。
ところが、アイドルアツプ時にアイドル開度か
ら開度側の第1設定アイドル開度と第2設定アイ
ドル開度との2段階に開動して保持される絞り弁
が、アイドル開度から開動側に大きく設定された
前記第2設定アイドル開度よりも小さい絞り弁開
度となるアクセル踏込量で車両を走行中に、アイ
ドルアツプを要求する負荷の加担によりアイドル
アツプすると、絞り弁がアクセル踏込量以上に開
動されることにより補償量が大きくなり、機関回
転数が上昇する問題がある。
ら開度側の第1設定アイドル開度と第2設定アイ
ドル開度との2段階に開動して保持される絞り弁
が、アイドル開度から開動側に大きく設定された
前記第2設定アイドル開度よりも小さい絞り弁開
度となるアクセル踏込量で車両を走行中に、アイ
ドルアツプを要求する負荷の加担によりアイドル
アツプすると、絞り弁がアクセル踏込量以上に開
動されることにより補償量が大きくなり、機関回
転数が上昇する問題がある。
このため、車両が増加することにより、アクセ
ルの操作感と車両の走行感との間に不調を生じる
不都合がある。
ルの操作感と車両の走行感との間に不調を生じる
不都合がある。
[考案の目的]
そこでこの考案はこのような問題を解消し、1
つのアクチユエータにより絞り弁をアイドル運転
時にアイドル開度から開動側に設定されている第
1設定アイドル開度と第2アイドル開度との2段
階に開動して保持し得て、これにより配置スペー
スを要せずコストの上昇を招くことなく負荷の種
類に応じて絞り弁を適切に第1・第2設定アイド
ル開度に夫々保持し得て、機関回転数の低下を過
不足なく補償し得て、また、アイドル開度から第
1設定アイドル開度と第2設定アイドル開度との
2段階に開動される絞り弁がアイドル開度から開
動側に大きく設定された前記第2設定アイドル開
度よりも小さい絞り弁開度となるアクセル踏込量
で車両を走行中にアイドルアツプした場合に、ア
クセルの操作感と車両の走行感との不調を生じる
ことなく機関回転数の低下を補償し得るアイドル
アツプ装置を実現することを目的とする。
つのアクチユエータにより絞り弁をアイドル運転
時にアイドル開度から開動側に設定されている第
1設定アイドル開度と第2アイドル開度との2段
階に開動して保持し得て、これにより配置スペー
スを要せずコストの上昇を招くことなく負荷の種
類に応じて絞り弁を適切に第1・第2設定アイド
ル開度に夫々保持し得て、機関回転数の低下を過
不足なく補償し得て、また、アイドル開度から第
1設定アイドル開度と第2設定アイドル開度との
2段階に開動される絞り弁がアイドル開度から開
動側に大きく設定された前記第2設定アイドル開
度よりも小さい絞り弁開度となるアクセル踏込量
で車両を走行中にアイドルアツプした場合に、ア
クセルの操作感と車両の走行感との不調を生じる
ことなく機関回転数の低下を補償し得るアイドル
アツプ装置を実現することを目的とする。
[考案の構成]
この目的を達成するためにこの考案は、車両に
1 車両に搭載される内燃機関の気化器絞り弁
を所定機関運転状態においてアイドル開度から少
許開動させた第1設定アイドル開度に保持する第
1アクチユエータを設けるとともに該第1アクチ
ユエータと共働し前記絞り弁を前記第1設定アイ
ドル開度から少許開動させた第2設定アイドル開
度に保持する第2アクチユエータを前記第1アク
チユエータに併設し、該第1アクチユエータ及び
第2アクチユエータを作動すべく前記絞り弁下流
側の吸気通路に始端開口し分岐点で分岐して前記
第1アクチユエータ及び第2アクチユエータに
夫々終端開口する負圧通路を設け、前記吸気通路
と前記分岐点との間の前記負圧通路には前記内燃
機関の電気負荷加担時に開放する負圧切換弁を設
けるとともに前記分岐点と前記第2アクチユエー
タとの間の前記負圧通路には所定機関温度以下で
開放する温度感知弁を設け、前記負圧切換弁から
前記第2アクチユエータに至る前記負圧通路には
前記第2アクチユエータの保持動作を遅延させる
絞り部を設けたことを特徴とする。
を所定機関運転状態においてアイドル開度から少
許開動させた第1設定アイドル開度に保持する第
1アクチユエータを設けるとともに該第1アクチ
ユエータと共働し前記絞り弁を前記第1設定アイ
ドル開度から少許開動させた第2設定アイドル開
度に保持する第2アクチユエータを前記第1アク
チユエータに併設し、該第1アクチユエータ及び
第2アクチユエータを作動すべく前記絞り弁下流
側の吸気通路に始端開口し分岐点で分岐して前記
第1アクチユエータ及び第2アクチユエータに
夫々終端開口する負圧通路を設け、前記吸気通路
と前記分岐点との間の前記負圧通路には前記内燃
機関の電気負荷加担時に開放する負圧切換弁を設
けるとともに前記分岐点と前記第2アクチユエー
タとの間の前記負圧通路には所定機関温度以下で
開放する温度感知弁を設け、前記負圧切換弁から
前記第2アクチユエータに至る前記負圧通路には
前記第2アクチユエータの保持動作を遅延させる
絞り部を設けたことを特徴とする。
[考案の実施例]
次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図は、この考案によるアイドルアツプ装置
の第1実施例を示す回路図である。図において、
2は図示しない車両に搭載される内燃機関の気化
器、4は絞り弁、6は吸気通路、8はアクチユエ
ータである。アクチユエータ8は、第1アクチユ
ウータ10とこの第1アクチユエータ10に併設
された第2アクチユエータ12とからなり、吸気
通路6の負圧により動作してロツド14を矢印方
向に牽引する。ロツド14は、クランクレバー1
6に係合し、開度設定ねじ18を介して絞り弁レ
バー20を回動させ、絞り弁4をアイドル開度か
ら開動側に設定された第1・第2設定アイドル開
度に保持する。
の第1実施例を示す回路図である。図において、
2は図示しない車両に搭載される内燃機関の気化
器、4は絞り弁、6は吸気通路、8はアクチユエ
ータである。アクチユエータ8は、第1アクチユ
ウータ10とこの第1アクチユエータ10に併設
された第2アクチユエータ12とからなり、吸気
通路6の負圧により動作してロツド14を矢印方
向に牽引する。ロツド14は、クランクレバー1
6に係合し、開度設定ねじ18を介して絞り弁レ
バー20を回動させ、絞り弁4をアイドル開度か
ら開動側に設定された第1・第2設定アイドル開
度に保持する。
前記第1アクチユエータ10は、吸気通路6の
負圧で作動して第2図Aの如く変位し、ロツド1
4を矢印方向に所定のストロークだけ牽引する。
この牽引で、第1アクチユエータ10は絞り弁4
をアイドル開度から開動した位置に設定された第
1設定アイドル開度に保持する。前記第2アクチ
ユエータ12は、第1アクチユエータ10の作動
時に吸気通路6の負圧で作動し、第1アクチユエ
ータ10と共働してロツド14を矢印方向にさら
に牽引する。この牽引で、アクチユエータ8は全
体として第2図Cの如く変位し、絞り弁4を第1
設定アイドル開度から少許開動させた位置に設定
した第2設定アイドル開度に保持する。したがつ
て、第2設定アイドル開度は、アイドル開度から
開動側に大きく設定されている。なお、22はロ
ツド14のストローク調整ねじである。
負圧で作動して第2図Aの如く変位し、ロツド1
4を矢印方向に所定のストロークだけ牽引する。
この牽引で、第1アクチユエータ10は絞り弁4
をアイドル開度から開動した位置に設定された第
1設定アイドル開度に保持する。前記第2アクチ
ユエータ12は、第1アクチユエータ10の作動
時に吸気通路6の負圧で作動し、第1アクチユエ
ータ10と共働してロツド14を矢印方向にさら
に牽引する。この牽引で、アクチユエータ8は全
体として第2図Cの如く変位し、絞り弁4を第1
設定アイドル開度から少許開動させた位置に設定
した第2設定アイドル開度に保持する。したがつ
て、第2設定アイドル開度は、アイドル開度から
開動側に大きく設定されている。なお、22はロ
ツド14のストローク調整ねじである。
前記絞り弁4の下流側の吸気通路6には、負圧
ポート24を設ける。この負圧ポート24には、
負圧通路26を始端開口して設ける。この負圧通
路26は、分岐点28で分岐して前記第1アクチ
ユエータ10及び第2アクチユエータ12に夫々
連通して終端開口する。即ち、負圧ポート24に
始端開口する負圧通路26を分岐点28で分岐し
て第1負圧通路30と第2負圧通路32とし、こ
れら第1及び第2負圧通路30,32を前記第
1・第2アクチユエータ10,12にそれぞれ連
通して終端開口する。
ポート24を設ける。この負圧ポート24には、
負圧通路26を始端開口して設ける。この負圧通
路26は、分岐点28で分岐して前記第1アクチ
ユエータ10及び第2アクチユエータ12に夫々
連通して終端開口する。即ち、負圧ポート24に
始端開口する負圧通路26を分岐点28で分岐し
て第1負圧通路30と第2負圧通路32とし、こ
れら第1及び第2負圧通路30,32を前記第
1・第2アクチユエータ10,12にそれぞれ連
通して終端開口する。
前記負圧ポート24と分岐点28との間の負圧
通路26には、負圧切換弁34を設け、第1・第
2アクチユエータ10,12への負圧を給排制御
させる。負圧切換弁34には、大気開口36を設
け、電気回路38と接続する。この電気回路38
は、機器L1〜Loのいずれか1つでも駆動すべく
スイツチS1〜Soのいずれか1つを閉じると、ダイ
オードD1〜Doを介して負圧切換弁34のコイル
Cに給電する。この給電により、負圧切換弁34
は大気開口36を閉鎖して負圧通路26を連通す
る。閉じたスイツチS1〜Soを開くと。コイルCへ
の給電が断たれ、負圧切換弁34は負圧ポート2
4側を閉鎖して大気開口36と分岐点28側とを
連通する。
通路26には、負圧切換弁34を設け、第1・第
2アクチユエータ10,12への負圧を給排制御
させる。負圧切換弁34には、大気開口36を設
け、電気回路38と接続する。この電気回路38
は、機器L1〜Loのいずれか1つでも駆動すべく
スイツチS1〜Soのいずれか1つを閉じると、ダイ
オードD1〜Doを介して負圧切換弁34のコイル
Cに給電する。この給電により、負圧切換弁34
は大気開口36を閉鎖して負圧通路26を連通す
る。閉じたスイツチS1〜Soを開くと。コイルCへ
の給電が断たれ、負圧切換弁34は負圧ポート2
4側を閉鎖して大気開口36と分岐点28側とを
連通する。
前記分岐点28と第2アクチユエータ12との
間の負圧通路である第2負圧通路32には、温度
感知弁40を設ける。温度感知弁40は、機関温
度である冷却水温度を検知器42で検知し、所定
温度以下であるときは大気孔44を閉鎖して第2
負圧通路32を連通する。冷却水温度が所定温度
以上になると、温度感知弁40は分岐点28側を
閉鎖して大気孔44と第2アクチユエータ12側
とを連通する。
間の負圧通路である第2負圧通路32には、温度
感知弁40を設ける。温度感知弁40は、機関温
度である冷却水温度を検知器42で検知し、所定
温度以下であるときは大気孔44を閉鎖して第2
負圧通路32を連通する。冷却水温度が所定温度
以上になると、温度感知弁40は分岐点28側を
閉鎖して大気孔44と第2アクチユエータ12側
とを連通する。
前記負圧切換弁34から第2アクチユエータ1
2に至る負圧通路には、絞り部46を設ける。こ
の実施例においては、第2負圧通路32の分岐点
28と温度感知弁40との間に、負圧の伝播を低
減させる絞り部46を設ける。この絞り部46に
より負圧はゆつくり第2アクチユエータ12に伝
わる。
2に至る負圧通路には、絞り部46を設ける。こ
の実施例においては、第2負圧通路32の分岐点
28と温度感知弁40との間に、負圧の伝播を低
減させる絞り部46を設ける。この絞り部46に
より負圧はゆつくり第2アクチユエータ12に伝
わる。
次に作用を説明する。
図示しない車両に搭載される内燃機関のアイド
ル運転時に、ヘツドライトやブロア等の電気負荷
が加担されると、いずれか1つのスイツチS1〜So
が閉じて負圧切換弁34は負圧を第1負圧通路3
0に流入させる。この負圧により、第1アクチユ
エータ10は、作動して第2図Aの如く変位す
る。第1アクチユエータ10は、この変位量S1だ
けロツド14を牽引して絞り弁4を開動し、アイ
ドル開度から少許開動させた第1設定アイドル開
度に保持する。このとき、冷却水温度が所定温度
以上であると、温度感知弁40は第2負圧通路3
2を閉止しているので、第2アクチユエータ12
の変位量Sは第2図Bの如く零である。このよう
に、絞り弁4を第1設定アイドル開度に保持する
ことで、負荷の増加による機関回転数の低下を補
償し、機関の安定運転を図ることができる。
ル運転時に、ヘツドライトやブロア等の電気負荷
が加担されると、いずれか1つのスイツチS1〜So
が閉じて負圧切換弁34は負圧を第1負圧通路3
0に流入させる。この負圧により、第1アクチユ
エータ10は、作動して第2図Aの如く変位す
る。第1アクチユエータ10は、この変位量S1だ
けロツド14を牽引して絞り弁4を開動し、アイ
ドル開度から少許開動させた第1設定アイドル開
度に保持する。このとき、冷却水温度が所定温度
以上であると、温度感知弁40は第2負圧通路3
2を閉止しているので、第2アクチユエータ12
の変位量Sは第2図Bの如く零である。このよう
に、絞り弁4を第1設定アイドル開度に保持する
ことで、負荷の増加による機関回転数の低下を補
償し、機関の安定運転を図ることができる。
ここで、内燃機関の冷却水温度が所定温度以下
であると、温度感知弁40は大気孔44を閉鎖し
て第2負圧通路32を連通する。負圧の導入で、
第2アクチユエータ12は作動し、第1アクチユ
エータ10の作動と相俟つてロツド14を矢印方
向にさらに牽引する。この牽引で、アクチユエー
タ8は全体として第2図Cの如く変位量S1を加算
した変位量S2だけ変位し、絞り弁4を第1設定ア
イドル開度から少許開動した第2設定アイドル開
度に保持する。これにより、1つのアクチユエー
タ8によつてアイドルアツプ時に負荷に応じて絞
り弁4を適切に第1・第2設定アイドル開度に
夫々保持することができ、機関回転数の低下を過
不足なく補償することができ、配置のスペースを
要せず、コストの上昇を招くこともない。
であると、温度感知弁40は大気孔44を閉鎖し
て第2負圧通路32を連通する。負圧の導入で、
第2アクチユエータ12は作動し、第1アクチユ
エータ10の作動と相俟つてロツド14を矢印方
向にさらに牽引する。この牽引で、アクチユエー
タ8は全体として第2図Cの如く変位量S1を加算
した変位量S2だけ変位し、絞り弁4を第1設定ア
イドル開度から少許開動した第2設定アイドル開
度に保持する。これにより、1つのアクチユエー
タ8によつてアイドルアツプ時に負荷に応じて絞
り弁4を適切に第1・第2設定アイドル開度に
夫々保持することができ、機関回転数の低下を過
不足なく補償することができ、配置のスペースを
要せず、コストの上昇を招くこともない。
このとき、アイドル開度から開動側に大きく設
定された第2設定アイドル開度以下の絞り弁開度
となるアクセル踏込量で車両を走行していると、
アイドルアツプの補償量が大きいので、アクセル
踏込量以上に絞り弁が開動し、従来は急に増速す
る不都合があつた。
定された第2設定アイドル開度以下の絞り弁開度
となるアクセル踏込量で車両を走行していると、
アイドルアツプの補償量が大きいので、アクセル
踏込量以上に絞り弁が開動し、従来は急に増速す
る不都合があつた。
この実施例では、第2負圧通路の分岐点28と
温度感知弁40との間に絞り部46を設けたの
で、負圧は徐々に第2アクチユエータ12に作用
してロツド14を牽引する。この牽引で、第2ア
クチユエータ12は絞り弁4を第2設定アイドル
開度にゆつくり開動し、保持する。
温度感知弁40との間に絞り部46を設けたの
で、負圧は徐々に第2アクチユエータ12に作用
してロツド14を牽引する。この牽引で、第2ア
クチユエータ12は絞り弁4を第2設定アイドル
開度にゆつくり開動し、保持する。
このため、アイドル開度から開動側に大きく設
定された第2設定アイドル開度よりも小さい絞り
弁4開度となるアクセル踏込量で車両を走行中に
アイドルアツプした場合に、絞り弁4を絞り部4
6によりゆつくり開動することにより、補償量が
大きくても急な増加を招くことがないので、アク
セルの操作感と車両の走行感との不調を生ぜず、
運転者にいたずらに不安を抱かせることなく、機
関回転数の低下を補償することができる。
定された第2設定アイドル開度よりも小さい絞り
弁4開度となるアクセル踏込量で車両を走行中に
アイドルアツプした場合に、絞り弁4を絞り部4
6によりゆつくり開動することにより、補償量が
大きくても急な増加を招くことがないので、アク
セルの操作感と車両の走行感との不調を生ぜず、
運転者にいたずらに不安を抱かせることなく、機
関回転数の低下を補償することができる。
第3図は、この考案の第2実施例を示すもので
ある。この実施例は、負圧切換弁34と分岐点2
8との間の負圧通路26に絞り部46を設けたこ
とを特徴としている。この実施例の構成によれ
ば、第2アクチユエータ12だけでなく第1アク
チユエータ10にも負圧は徐々に作用し、絞り部
4をゆつくり開動させることができる。このた
め、第1および第2アクチユエータ10,12が
同時に作動したときにも絞り部4をゆつくり開動
させて急な増速を防止できる。さらに、アイドル
アツプ解除時には第1アクチユエータ10に徐々
に大気圧を導入するので、急な減速を防止して操
作感と走行感との不調を回避することができる。
ある。この実施例は、負圧切換弁34と分岐点2
8との間の負圧通路26に絞り部46を設けたこ
とを特徴としている。この実施例の構成によれ
ば、第2アクチユエータ12だけでなく第1アク
チユエータ10にも負圧は徐々に作用し、絞り部
4をゆつくり開動させることができる。このた
め、第1および第2アクチユエータ10,12が
同時に作動したときにも絞り部4をゆつくり開動
させて急な増速を防止できる。さらに、アイドル
アツプ解除時には第1アクチユエータ10に徐々
に大気圧を導入するので、急な減速を防止して操
作感と走行感との不調を回避することができる。
第4図は、この考案の第3実施例を示すもので
ある。この実施例は、温度感知弁40と第2アク
チユエータ12との間の第2負圧通路32に絞り
部46を設けたことを特徴としている。この実施
例の構成によれば、前記第1実施例の如く第2設
定アイドル開度へのアイドルアツプ時の急な増速
を防止するだけでなく、第2設定アイドル開度か
らのアイドルアツプ解除時においても大気孔44
から徐々に大気圧を導入し、急な減速を防止して
操作感と走行感との不調を回避することができ
る。
ある。この実施例は、温度感知弁40と第2アク
チユエータ12との間の第2負圧通路32に絞り
部46を設けたことを特徴としている。この実施
例の構成によれば、前記第1実施例の如く第2設
定アイドル開度へのアイドルアツプ時の急な増速
を防止するだけでなく、第2設定アイドル開度か
らのアイドルアツプ解除時においても大気孔44
から徐々に大気圧を導入し、急な減速を防止して
操作感と走行感との不調を回避することができ
る。
[考案の効果]
このようにこの考案によれば、1つのアクチユ
エータにより絞り弁をアイドルアツプ時にアイド
ル開度から開動側に設定された第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
て保持し得て、これにより配置スペースを要せず
コストの上昇を招くことなく負荷の種類に応じて
絞り弁を適切に第1・第2設定アイドル開度に
夫々保持し得て、機関回転数の低下を過不足なく
補償し得て、また、アイドル開度から第1設定ア
イドル開度と第2設定アイドル開度との2段階に
開動される絞り弁がアイドル開度から開動側に大
きく設定された前記第2設定アイドル開度よりも
小さい絞り弁開度で車両を走行中にアイドルアツ
プしても、絞り部により絞り弁をゆつくり開動さ
せることでアクセルの操作感と車両の走行感との
不調を生じることなく、機関回転数の低下を補償
することができる。
エータにより絞り弁をアイドルアツプ時にアイド
ル開度から開動側に設定された第1設定アイドル
開度と第2設定アイドル開度との2段階に開動し
て保持し得て、これにより配置スペースを要せず
コストの上昇を招くことなく負荷の種類に応じて
絞り弁を適切に第1・第2設定アイドル開度に
夫々保持し得て、機関回転数の低下を過不足なく
補償し得て、また、アイドル開度から第1設定ア
イドル開度と第2設定アイドル開度との2段階に
開動される絞り弁がアイドル開度から開動側に大
きく設定された前記第2設定アイドル開度よりも
小さい絞り弁開度で車両を走行中にアイドルアツ
プしても、絞り部により絞り弁をゆつくり開動さ
せることでアクセルの操作感と車両の走行感との
不調を生じることなく、機関回転数の低下を補償
することができる。
このため、運転者にいたずらに不安を抱かせる
ことなくアイドルアツプし得て、機関の不調を生
じることもない。また、絞り部を設けるだけなの
で、配置のスペースを要せずコストも低廉であ
る。
ことなくアイドルアツプし得て、機関の不調を生
じることもない。また、絞り部を設けるだけなの
で、配置のスペースを要せずコストも低廉であ
る。
図はこの考案の実施例を示し、第1図はアイド
ルアツプ装置の回路図、第2図A,B,Cは各ア
クチユエータの変位量を示すグラフ図、第3図は
第2実施例の負圧回路図、第4図は第3実施例の
負圧回路図である。 図において、4は絞り弁、6は吸気通路、8は
アクチユエータ、10は第1アクチユエータ、1
2は第2アクチユエータ、26は負圧通路、28
は分岐点、30は第1負圧通路、32は第2負圧
通路、34は負圧切換弁、40は温度感知弁、4
6は絞り部である。
ルアツプ装置の回路図、第2図A,B,Cは各ア
クチユエータの変位量を示すグラフ図、第3図は
第2実施例の負圧回路図、第4図は第3実施例の
負圧回路図である。 図において、4は絞り弁、6は吸気通路、8は
アクチユエータ、10は第1アクチユエータ、1
2は第2アクチユエータ、26は負圧通路、28
は分岐点、30は第1負圧通路、32は第2負圧
通路、34は負圧切換弁、40は温度感知弁、4
6は絞り部である。
Claims (1)
- 車両に搭載される内燃機関の気化器絞り弁を所
定機関運転状態においてアイドル開度から少許開
動させた第1設定アイドル開度に保持する第1ア
クチユエータを設けるとともに該第1アクチユエ
ータと共働し前記絞り弁を前記第1設定アイドル
開度から少許開動させた第2設定アイドル開度に
保持する第2アクチユエータを前記第1アクチユ
エータに併設し、該第1アクチユエータ及び第2
アクチユエータを作動すべく前記絞り弁下流側の
吸気通路に始端開口し分岐点で分岐して前記第1
アクチユエータ及び第2アクチユエータに夫々終
端開口する負圧通路を設け、前記吸気通路と前記
分岐点との間の前記負圧通路には前記内燃機関の
電気負荷加担時に開放する負圧切換弁を設けると
ともに前記分岐点と前記第2アクチユエータとの
間の前記負圧通路には所定機関温度以下で開放す
る温度感知弁を設け、前記負圧切換弁から前記第
2アクチユエータに至る前記負圧通路には前記第
2アクチユエータの保持動作を遅延させる絞り部
を設けたことを特徴とするアイドルアツプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220184U JPS60124544U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | アイドルアツプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220184U JPS60124544U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | アイドルアツプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60124544U JPS60124544U (ja) | 1985-08-22 |
JPH0311379Y2 true JPH0311379Y2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=30495038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1220184U Granted JPS60124544U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | アイドルアツプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60124544U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6318950B2 (ja) * | 2014-07-29 | 2018-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58131337A (ja) * | 1982-01-30 | 1983-08-05 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンのアイドル調整装置 |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1220184U patent/JPS60124544U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58131337A (ja) * | 1982-01-30 | 1983-08-05 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンのアイドル調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60124544U (ja) | 1985-08-22 |
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