JPH03113503A - 産業用コンピュータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、上位コンピュータに通信媒体を介して接続さ
れてコンピュータネットワークを構築する産業用コンピ
ュータに関する。

（従来の技術） コンピュータ・ネットワークは複数のコンピュータが回
線交換網、パケット交換網などの通信媒体を介して接続
されたシステムで、各コンピュータ間では予め設定され
た通信規約（以下通信プロトコルと称する）に定められ
た手順でデータ送受信が行われるものとなっている。一
方、通信プロトコルとしては各種設計されており、例え
ばＢ　Ｓ　Ｃ（Ｂｉｎａｒｙ　５ｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ
　Ｃｏｎｔｒｏｌ）手順、ベーシック手順、ＨＤ　Ｌ　
Ｃ（Ｈｌｇｈ−１ｅｖｅｌ　Ｄａｔａ　ＬｉｎｋＣｏｎ
ｔｒｏｌ）手順、Ｓ　Ｄ　Ｌ　Ｃ（Ｓｙｎｃｈｒｏｎｏ
ｕｓ　ＤａｔａＩｊｎｋ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　）手順等が
知られている。

ところで、上位のコンピュータに上記通信媒体を介して
接続されてコンピュータ・ネットワークを構築する産業
用コンピュータは、上位コンピュータの有する通信プロ
トコルに依存する。したがって、上位コンピュータが交
換されそれに伴って通信プロトコルが変更されると、該
当する通信プロトコルに対応した通信プログラムに設定
し直す必要があり、大変煩雑である。このため、この種
の産業用コンピュータのなかには、各種の通信プロトコ
ルに対応した通信プログラムをメモリにそれぞれ設定し
た通信ボードを複数用意し、上位コンピュータを交換に
神って通信プロトコルの変更が要求されると、該当する
通信プロトコルの通信ボードを選択し、この通信ボード
により通信媒体を介して上位コンピュータに接続するよ
うにしてプロトコルの変更に容易に対応できるようにし
たものもある。しかしこの場合、必要な通信プロトコル
の数だけの通信ボードが要求されて構成が複雑となり、
規模の大型化が避けられなかった。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように、従来のこの種の産業用コンピュータに
おいては、構成を複雑化すること無く上位コンピュータ
の交換に伴う通信プロトコルの変更に容易に対応するこ
とは困難であった。

そこで本発明は、１つの通信ボードを備えた簡単な構成
で上位コンピュータの交換に伴う通信プロトコルの変更
に容易に対応でき、小型でかつ汎用性に富んだ産業用コ
ンピュータを提供しようとするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上位コンピュータに通信媒体を介して接続さ
れ、この通信媒体を通じて上位コンピュータとの間でデ
ータ伝送を実行する産業用コンピュータにおいて、各種
通信プロトコルに対応する各種通信プログラムを記憶す
る記憶手段と、通信媒体を介して接続された上位コンピ
ュータとの間のデータ伝送制御を司る通信プロトコルを
指定するプロトコル指定手段と、この指定手段により指
定された通信プロトコルに対応する通信プログラムを記
憶手段から読出すプログラム読出し手段と、この読出し
手段により読出された通信プログラムにしたがって上位
コンピュータとの間でデータ伝送を実行する伝送制御手
段とを備えたものである。

（作用） このような手段を講じた産業用コンピュータにおいては
、予め指定された通信プロトコルに対応する通信プログ
ラムが記憶手段から読出され、その読出された通信プロ
グラムにしたがって上位コンピュータとの間でデータ伝
送が実行される。

この状態で、例えば上位コンピュータの交換に伴って通
信プロトコルの変更を生じその通信プロトコルの指定が
あると、該当する通信プロトコルに対応する通信プログ
ラムがやはり記憶手段から読出され、今度はその読出さ
れた通信プログラムにしたがって交換先の上位コンピュ
ータとの間でデータ伝送が再開される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照しなから説明する
。

第１図は本発明に関わる産業用コンピュータのブロック
構成図である。同図において１は制御部本体を構成する
メインプロセッサであって、プロダラムＲＯＭ２に設定
された各種プログラムにしたがって各部を制御する。そ
してこのとき、必要に応じてＲＡＭ３に形成された各種
メモリエリアを使用可能となっている。４はハードディ
スク５に対してデータの読み書きを行うハードディスク
インタフェース、６はキーボード７およびＣＲＴなどの
デイスプレィ８を制御する入出力機器インタフェース、
９は通信ボードである。上記通信ボード９は、制御部本
体としての通信プロセッサ１０、通信プログラムが設定
される通信用メモリ１１、回線交換網、パケット交換網
等の通信媒体１２を介して上位のコンピュータ１３に接
続される通信インタフェース１４から構成されている。

上記ハードディスク５には、第２図に示すように、ＢＳ
Ｃ手順、ベーシック手順、５ＤＬＣ手順。

ＨＤＬＣ手順等の各種通信ブロー・フルに対応した通信
プログラムが予め記憶されている。

しかして、上記メインプロセッサーは、当該産業用コン
ピュータの電源が投入されると、第３図の流れ図で示す
処理を実行するようにプログラム制御されている。すな
わち、メインプロセッサ１は電源投入に応じてプログラ
ムＲＯＭ２の初期プログラムを起動し、ＲＡＭ３の各種
メモリエリアのクリア、ハードディスクインタフェース
４．入出力機器インタフェース６、通信ボード９のリセ
ットなどの初期化処理を実行する。続いて、当該初期プ
ログラムの一部に予め設定されている通信プロトコルを
指定する情報を認識し、その通信プロトコルに対応する
通信プログラムを前記ハードディスク５から読み出す。

すなわち、上記初期プログラムには通信ボード９に接続
された上位コンピュータ１３の通信プロトコルを指定す
る情報として、当該通信プロトコルに対応する通信プロ
グラムが記憶された前記ハードディスク５の領域を示す
データ（例えば第２図において通信プロトコルがＢＳＣ
手順の場合ｒ００００Ｊ〜ｒＡＡＡＡＪ）が予め組み込
まれており、このデータに従ってハードディスクインタ
フェース４を介してハードディスク５から該当する通信
プログラムを読み出す。しかる後、その読出した通信プ
ログラムを通信プロセッサ１０を通じて通信用メモリ１
１に書き込む。その後、通信プロセッサ１０に起動をか
けて、上位コンピュータ１３との間のデータ送受信を可
能とする。

一方、上記メインプロセッサ１は、キーボード７の所定
キー操作により通信プロトコルの変更指示が行われると
、第４図の流れ図で示す処理を実行するようにプログラ
ム制御されている。すなわち、メインプロセッサ１は入
出力機器インタフェース６を介してキーボード７の所定
キー操作により通信プロトコルの変更指示が行われたこ
とを検知すると、通信プロセッサ１０に伝送の中断を指
令する。そして、通信プロセッサ１０から伝送を中断し
たことを示す応答があると、新しい初期プログラムのロ
ーディングを待つ。そして、このプログラムローディン
グが完了したならば、該初期プログラムの一部に予め設
定されている通信プロトコルを指定する情報を認識し、
その通信プロトコルに対応する通信プログラムを前記ハ
ードディスク５から読み出す。しかる後、その読出した
通信プログラムを通信プロセッサー０を通じて通信用メ
モリー１に書き込む。その後、通信プロセッサ１０に起
動をかけて、上位コンピュータ１３との間のデータ送受
信を可能とする。この場合、上位コンピュータ１３に通
信プログラムの変更が行われたことを通知してデータ送
受信を実行してもよく、上位コンピュータ１３からの呼
出しを受けたならば通信可能であることを応答してデー
タ送受信を実行してもよい。

このように本実施例の産業用コンピュータにおいては、
ハードディスク５に各種通信プロトコルに対応した各通
信プログラムが予め設定されている。そして、電源の投
入に応じて初期プログラムが起動すると、通信ボード９
に通信媒体を介して接続された上位コンピュータ１３の
通信プロトコルが上記ハードディスク５の領域指定デー
タとして指定される。これにより上記ハードディスク５
から当該通信プロトコルに対応する通信プログラムが読
出され、通信ボード９の通信用メモリー１に設定される
。その結果、当該産業用コンピユータは上位コンピュー
タ１３との間で所定の通信プロトコルに従ってデータの
送受信が行われる。

一方、上位コンピュータ１３の交換により該上位コンピ
ュータとの間の通信プロトコルに変更を生じた場合には
、キーボード７をキー操作して通信の中断を指示した後
、該上位コンピュータの通信プロトコルを指定するため
の初期プログラムを新たにローディングする。そうする
ことにより、この初期プログラムで指定された通信プロ
トコルに対応する通信プログラムがハードディスク５か
ら読出され、通信用メモリ１１に書き込まれる。

その結果、当該産業用コンピュータは該上位コンピュー
タとの間でそれまでとは異なる通信プロトコルに従って
データの送受信が行われる。

このように本実施例によれば、上位コンピュータの交換
に伴い通信プロトコルに変更を生じようとも、初期プロ
グラムの書換えを行うだけで容易にしかも速やかに対応
できる。したがって、上位コンピュータの交換に伴う通
信プロトコルの変更に柔軟に対応できるので、種々の上
位コンピユー０ 夕との接続構成を容易に実現でき、汎用性に富んだもの
となる。また、通信ボード９は唯１つで必要な各種通信
プロトコルに対応できるので、構成が複雑化することは
なく小型化をはかり得る。

なお、前記実施例では各種通信プロトコルに対応する各
通信プログラムの記憶手段としてハードディスクを例示
したがこれに限定されるものではなく、フロッピーディ
スク、ドラムなどを用いてもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、１つの通信ボー
ドを備えた簡単な構成で上位コンピュータの交換に伴う
通信プロトコルの変更に容易に対応でき、小型でかつ汎
用性に富んだ産業用コンピュータを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す図であって、第１図は産業
用コンピュータ全体のブロック構成図、第２図はハード
ディスクのメモリ構成を示す概念図、第３図および第４
図は本実施例の主要な動作１ を示す流れ図である。 １・・・メインプロセッサ、２・・・プログラムＲＯＭ
、５・・・ハードディスク、７・・・キーボード、８・
・・デイスプレィ、９・・・通信ボード、１０・・・通
信プロセッサ、１１・・・通信用メモリ、１２・・・通
信媒体、１３・・・上位コンピュータ、１４・・・通信
インタフェース。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上位コンピュータに通信媒体を介して接続され、この通
   信媒体を通じて前記上位コンピュータとの間でデータ伝
   送を実行する産業用コンピュータにおいて、各種通信プ
   ロトコルに対応する各種通信プログラムを記憶する記憶
   手段と、前記通信媒体を介して接続された上位コンピュ
   ータとの間のデータ伝送制御を司る通信プロトコルを指
   定するプロトコル指定手段と、この指定手段により指定
   された通信プロトコルに対応する通信プログラムを前記
   記憶手段から読出すプログラム読出し手段と、この読出
   し手段により読出された通信プログラムにしたがって前
   記上位コンピュータとの間でデータ伝送を実行する伝送
   制御手段とを具備したことを特徴とする産業用コンピュ
   ータ。