JPH03112989A - ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法 - Google Patents

ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法

Info

Publication number
JPH03112989A
JPH03112989A JP1250852A JP25085289A JPH03112989A JP H03112989 A JPH03112989 A JP H03112989A JP 1250852 A JP1250852 A JP 1250852A JP 25085289 A JP25085289 A JP 25085289A JP H03112989 A JPH03112989 A JP H03112989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mmol
compound
pyrrolo
added
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1250852A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Ryoji Iwabuchi
岩淵 良治
Minoru Moriya
実 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1250852A priority Critical patent/JPH03112989A/ja
Publication of JPH03112989A publication Critical patent/JPH03112989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ピロロ[2,3−blインドール化合物およ
びその製造方法に関し、さらに詳しく言うと、たとえば
抗コリンエステラーゼ障害作用を有していて臨床的に有
用であるとともにアルツハイマー病の治療薬としての可
能性が注目されている(−)−フィゾスチグミンや未だ
合成法の確立していないノルフィゾスチグミンの合成に
有用などロロ[2,3−b]ゼインール化合物と、その
製造方法とに関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題]カラパ
ル豆中の主アルカロイドである(−)−フィゾスチグミ
ンは抗コリンエステラーゼ障害作用を有することから5
従来より臨床的に用いられている。
ところで、近年、この(−)−フィゾスチグミンについ
ては、アルツハイマー病の治療薬としての可能性が示さ
れるに至り、また脱カルバモイル体がモルヒネに匹敵す
る鎮痛作用を示すことが報告されたことから、再注目さ
れている。
一方で、このアルカロイドの有する毒性や脱カルバモイ
ル体の極端な不安定性が報告されている。さらに、この
アルカロイドの有する毒性は対掌体では著しく軽減され
ることも見い出されている。
したがって、(−)−フィゾスチグミンを用いてなる医
薬品の合成には、このアルカロイドについて天然型配置
体および非天然型配置体の各種誘導体の合成法を確立す
る必要がある。
本発明は前記の事情に基いてなされてものである。
本発明の目的は、(−)−フィゾスチグミンや(−)−
ノルフィゾスチグミンの合成に有用な新規化合物および
その製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために5本発明者が鋭意研究を重ね
た結果、ラクトールを出発原料に用いるキラル合成法に
よって、(−)−フィゾスチグミンや(−)−ノルフィ
ゾスチグミンを製造するのに好適に用いることのてきる
新規化合物か得られることを見い出して、本発明に到達
した。
請求項1の発明の構成は、次の一般式[I] ;(ただ
し、[I]式中、3a位のメチル基MeがSfi!、置
のとき、8a位のHはS配置であり、33位のメチル基
MeがR配置のとき、8a位のHはR配置である。) で示されるピロロ[2,3−b]ゼインール化合物であ
り、 請求項2の発明の構成は、(S)−O−ペンシリグリシ
ドールから得られるアルコール体を用いたミツノブ反応
により得られるカルバメート体から誘導されるヘミアセ
タール体から、ベンジルエーテル体を誘導し、前記ベン
ジルエーテル体を脱ベンジル化して得られるアルコール
体からアルデヒド体を誘導した後、スワーン酸化反応を
行なうことを特徴とするピロロ[2,3−b]ゼインー
ル化合物の製造方法である。
本発明に係るピロロ[2,3−blインドール化合物は
、第1図において化合物[(リ−19]、[(−) −
19]として示される化合物である。このピロロ[2,
3−b]ゼインール化合物は、第1図に示すように、(
S)−O−ペンシリグリシドールを出発原料として次の
ようにして合成することができる。
すなわち、(S)−O−ペンシリグリシドール(3)と
塩化クロチルマグネシウムとを反応させてアルコール体
(4)を得る。このアルコール体(4)を用いたミツノ
ブ反応(Mitsunobureaction)により
、分離不可源な混合物のイミド体(5)およびアミン体
(6)を経てカルバメート体(7)を得る。カルバメー
ト体(7)を触媒量の四酸化オスミウムおよび2当量の
N−メチルモルホリン−N−オキシドで処理することに
よりアルデヒド体(8)を経てヘミアセタール体(9)
を得る。
フィッシャーインドール化反応により、ヘミアセタール
体(9)から中間体(10a)、(10b)を経て黄褐
色油状のピロロ[2,3−blインドール体(11)を
得る。このとき、中間体(10a)と(1ob)との間
に平衡関係があるので、ピロロ[2,3−blインドー
ル体(11)は立体配はの異なった異性体が2=1の比
で生成する。
このどロロ[2,3−b]インドール体(11)からカ
ルバメート体(12)を経てベンジルエーテル体(13
)および(14)を得る。このベンジルエーテル体(1
4)を脱ベンジル化してアルコール体(15)を得る。
さらにこのアルコール体(15)をスワーン酸化すると
アルデヒド体(16)を得るが、アルデヒド体(16)
は非常に不安定であるので、酸化後、直ちにヒドロキシ
ルアミン−〇−スルホン酸、次いで、ナトリウムボロヒ
ドリドで還元を行ない、中間体(I7)、(18)を経
て、ピロロ[2,3−b]インドール化合物[(÷)−
19] 、さらにアルコール体(20)を経てピロロ[
2,3−blインドール化合物[(−) −19]を得
ることができる。
本発明のピロロ[2,3−blインドール化合物は、た
とえば三塩化アルミニウム、三臭化リン等を用いて5位
のメトキシキ基を脱メチル化し、次いで、たとえばホス
ゲンとメチルアミンとを反応させてOHをメチルカルバ
モイル基とすれば、(−)−フィゾスチグミンとするこ
とができる。
[実施例] 次に本発明の実施例を示し、本発明についてさらに具体
的に説明する。
■アルコール  4 の1 マグネシウム1−07g (44,0ミリモル)のテト
ラヒドロフラン(以下、THFと略記する。)20mM
溶液にクロチルクロライド3.9m l (40ミリモ
ル)をO’Cで30分間かけて滴下し、同温で30分間
攪拌した。得られた溶液をベンジルグリシドール(3)
 3.00g (18,3ミリモル)のTHF20mJ
l溶液に0℃で滴下し、同温で40分間攪拌した後、飽
和塩化アンモニウム水、エチルエーテルを加え、セライ
ト濾過を行なった後、エチルエーテルで抽出して飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に溶
媒を留去して得られた残液をシリカゲル130 gを用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、エチルエーテル
−〇−ヘキサン(1: 6v/v)の流分から無色油状
物としてアルコール体(3) 3.63g (収率90
%)を得た。
得られたアルコール体(3)の物性データは下記の通り
である。
IRνsaw  Cm−’ : 34[i0’H−NM
R(CDC文、)δ : 0.98(S、3/2  H)  、 1.05(S、3/Z  H)  、 1.24−1.64 (m 、2 H)2.13−2.
50 (br、2H,I Hexchangeable
with  Dz  O)  、 3.20−3.58 (m 、2 H)  、3.71
−3.99(m、  IH)  、4.54(S、2H
)  、 4.85−5.12 (rn 、2 H)  、5.4
4−5.95(m、  LH)  、7.32C5,5
H)  、 MS!/竺:220(M争 )、92(100%)■々
′ 5の 前記アルコール体(4ン 3.52 g(16,5ミリ
モル)のT HF  100m l溶液にトリフェニル
ホスフィン5.18 g(19,7ミリモル)、フタル
イミド2.91 g (19,8ミリモル)を加え、0
℃で攪拌しながらジイソプロピルアゾジカルボキシレー
ト4.1m l (20,8ミリモル)を滴下し、除々
に室温に戻し、同温で1時間攪拌した。シリカゲル30
gを加え、減圧下に溶媒を留去し、吸着させ、シリカゲ
ル150gを用いたカラムクロマトグラフィーに付し、
エチルエーテル−ニーヘキサン(l:9  v/v)の
流分から無色油状物としてイミド体(5)  5.(1
:l g (収率87%)を得た。
得られたイミド体(5)の物性データは下記の通りであ
る。
I  Ry man  c朧−’ :  1770、1
710’H−NMR(CDC文3 )δ : 0.97(S、3/2  H)。
1.03 (S、  3/2  H)  。
1.48−1.72 (m 、  I H)  、1.
96−2.23 (m 、2 H)。
150− :1.72 (m 、  L H)  、3
.72−4.08 (m 。
4.47(S、  2H)  、 4.40−5.00 (m 、3 H)5.44−5.
75 (m 、  I H)  、7.21(S、5H
)  、 IH)  、 7.61−7.86 (m 、4 H)  、MS!/
竺: 349  (M” ) 、  91 (100%
)■ア々ン  6 の 前記イミド体(5)  3.85 g(11,0ミリモ
ル)のエタノール30m l溶液にヒドラジンモノヒト
レート 1.6m見(33,0ミリモル)を滴下して2
0分間加熱還流した。溶媒を留去した後、残渣をトリク
ロロメタンを用いてセライト濾過゛し、濾液を減圧下に
溶媒留去して得られた残渣を、さらに減圧下に蒸留して
無色油状物としてアミン体(6)2.22g (収率g
2%)を得た。
得られたアミン体(6)の物性データは下記の通りであ
る。
I  Ry mat  am−” :  3380’)
I−NMR(CDC文、)δ : 0.97(S、3/2  H)。
1.04 (S、  3/2  H)  、1.20−
1.40 (m 、  4 H、2Hexchange
ablewith  D2 0) 2.11−2.44 (m、  I H)。
2.96−3.50 (m 、3 H)  、4.52
(3,2H)  、 4.86−5.08 (m 、2 H)  、5.46
−5.85 (m 、  I H)  、7.33(S
、5H)  、 組成分析(Cl4H21NOとして) 計算値(%) : C76,66、H9,65。
N   6.39 実測値(%) : C76,73、H9,84、N  
6.31 105℃、0.4■禦Hg 、クルゲローJし■カルバ
メー   7 の 前記アミン体(6)  2.172g (9,92ミリ
モル)のジクロロメタン22mJL溶液に、トリエチル
アミン1.5m l (11,0ミリモル)、クロロ炭
酸エチル1.0m l (10,5ミリモル)を0℃に
て滴下し、室温まで昇温して同温で1.5時間攪拌した
。その後、水を加えてジクロロメタンで抽出し、飽和食
塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に
溶媒留去して得られた残渣をシリカゲル80gを用いた
カラムクロマトグラフィーに付し、エチルエーテル−n
−ヘキサン(1: 4 v/v)の流分から無色油状物
としてカルバメート体(7)2゜60g(収率90%)
を得た。
得られたカルバメート体(7)の物性データは下記の通
りである。
I  Ry waax  cm−’ :  1710、
3250’H=−NM R(CD Cl 、I )  
δ :0.97 (S、3/2  H,S)  、1.
05 (3/2  H、S )  、1.23 (3)
(、t、  J =7.1)1z  ) 。
1.44−1.63(2H,m)。
2.01−2.32 (I H、m )  、3.45
(2H,d、J=3.2Hz  ) 、3.65−3.
95(IH,m)  、4.09 (2H、q 、  
J = 7.1Hz )、4.50(2H,S)。
4.84−5.08 (3H、m )  、5.49−
5.91 (I H、m )  、7.32(5H,m
)、 MS  !/e: 291  (M” ) 、  91
 (100%)■へ5アセタール  9 の 前記カルバメート体(7)  3.00 g(10,3
ミリモル)のTHF−木(2: 1  v/v) 75
m1溶液に、水冷下、N−メチルモルホリン−N−オキ
シ)’ 2.78 g(23,7ミリモル)、四酸化オ
スミウムのT HF O,15モル溶液1.4m fL
 (0,21ミリモル)を加え、室温で13時間攪拌し
た後、過ヨウ素酸ソーダ130 g(15,4ミリモル
)の10m見水溶液を水冷下に加え、室温まで昇温した
後、2時間攪拌した。その後、水を加え、エチルエーテ
ルで抽出し、5%亜硫酸水素ナトリウム木、飽和重度酸
ソーダ水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した0次いで、減圧下に溶媒を留去した後、
得られた残渣をシリカゲル130gを用いたシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、エチルエーテル−n
−ヘキサン(1:3v/v )の流分から無色油状物と
してヘミアセタール体(9)  2.84 g (収率
94%)を得た。
得られたヘミアセタール体(9)の物性データは下記の
通りである。
IRν1+111111  cm−’ : 3450.
1690IH−NMR(CDC文コ )δ: 1.00−1.31 (8H、m )  、1.68−
2.26 (3H、m)  、3.15−4.24 (
m)。
4.54(2H。
4.95−5.19 ( 5、:10 (I H。
7.33 (5H。
M S  m/e : 293 d、J=3.5Hz  )  、 IH,m) S)、 S)、 (M◆ )、 186(100%) 前記へミアセタール体(9)  1.92 g (6,
55ミリモル)のピリジンlQmJL溶液にP−メトキ
シフェニルヒドラジニウムクロライト 1.20 g(
[i、87ミリモル)を加えて4時間加熱還流した。
減圧下に溶媒を留去した後、水を加え、エチルエーテル
で抽出し、飽和重炭酸ソーダ水、飽和食塩水で順次に洗
浄してから硫酸マグネシウムで乾燥した。その後、減圧
下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル100g
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、エチルエー
テル−n−ヘキサン(1: 2 v/v)の流分から黄
褐色油状のピロロ[2,3−b]インドール体(11)
 2.465g (収率95%)を得た。
得られたピロロ[2,3−b]インドール体(11)の
物性データは下記の通りである。
I  Ry mallcm−’ : 3:170.16
90’H−NMR(CDC見、)δ : 1.14−1.:16 (3H、m )  、1.36
(3H,S)、 2.00−2.25 (I H、m )  、2.46
−2.61 (I H、m )  、3.25−3.4
8 (2H、m )  、3.7:](3H,S)  
、 3.73 .3.83 (1/2  H、S )  、
4.00−4.2fi (3H,m)  。
4.2Ei(2H,S)。
4.51 (1/2  H,S)  、5.09 (L
 H,S)  、 6.51−6.69 (3H、m )  、7.22−
7J2 (5H、m )  、MS !ムコ395(M
◆、100%)分子量測定(C*oHtaN*0.とし
て)計算値:  395.2049  CM令)実測値
:  396.2031  (M◆)■カルバメー  
 12の 前記ピロロ[2,3−blインドール体(11)3.0
0 g(7,57ミリモル)のメタノール20m文溶液
にナトリウムシアノボロハイドライト(NaBIl、C
M) 0.95g (15,1ミリモル)を加え、さら
に重炭酸ソーダ水でpH5に調整した35%ホルマリン
水溶液25m lを加え、室温で13時1!JtJII
!拌した。減圧下にメタノールを留去し、水を加え、ジ
クロロメタンで抽出し、飽和食塩水で洗浄した後、硫酸
マグネシウムで乾燥した。その後、溶媒を留去して得ら
れた残渣をシリカゲル100gを用いるカラムクロマト
グラフィーに付し、エチルエーテル−n−ヘキサン(1
: 3 v/v)の流分から赤褐色油状物としてカルバ
メート体(12)2.67g(収率86%)を得た。
得られたカルバメート体(12)の物性データは下記の
通りである。
’H−NMR(CDC文、)δ : 1.09−1.32 (6H、m )  、2.02−
2.19 (2H、m )  、2.37−2.89 
(3H、brs S )  、:1.2g−4,23(
6H、m )  、3.6!1(3H,S)。
4.46(LH,S)  、 4.97−5.07 (I H、brm )。
6.17−6.34 (L H、m )  。
6.53− fi、62 (2H、m )  。
7.16−7.21(5)1.SS)、MSg/生:4
10(M◆、100 %)分子量測定(C2J3゜N2
O4として)計算値:  410.2205 実測値:  410.2219 ■ペンジルエーール 13、14の 前記カルバメート体(12) 1.08 g (2,6
3ミリモル)のTHF20mJl溶液にリチウムアルミ
ニウム八イトライト(LiAJI H4) 300 m
 g (7,91ミリモル)を加えて5分間加熱還流し
た0次いで、水冷下に28%アンモニア水な加え、TH
Fを用いてセライト濾過し、濾液な減圧下に溶媒留去し
た。得られた残液をシリカゲル50gを用いたクロマト
グラフィーに付し、エチルエーテル−n−ヘキサン(1
: 3  v/v)の流分から赤褐色油状物としてベン
ジルエーテル体(13)584 mg (収率63%)
を得た。また、エチルエーテル−n−ヘキサン(2:1
  v/v)の流分から赤褐色油状物としてベンジルエ
ーテル体(14) 315m g (収率34%)を得
た。
得られたベンジルエーテル体(13)、 (14)の物
性データはそれぞれ下記の通りである。
ベンジルエーテル体(13)の物性 (α)、’−2.6° (CO,996、CHCJ13
 ) ’H−NMR(CD(113)  δ :1.33(3
H,S)。
1.79(IH,dd、J=12.7Hz、9.7Hz
2.12 (I H,d d、  J =11.7Hz
、  5.9Hz2.65(3H,S)。
2.88(3H,S)。
2.93−3−17 (I H、m )  、311(
IH,dd、  J=5.9Hz  、 8.8Hz3
.57 (L H,d d 、  J =5.9Hz 
 、  8.8Hz3.73(3H,S)  、 3.79(LH,S)。
4.47(21(、S)。
6.27−6.38 (L H、m )  、6.60
−6.71 (2H、m )  、7.29(5)1.
S) MS!/旦:352   (M”  )、   2]1
.(100%)分子量測定CCztH2aN*O*とし
て)計算値: :152.2151 (M ’″)実測
値:コ52.2144 (M” )ベンジルエーテル体
(I4)の物性 (α)D  −10,7° (C1,022、CHC文
’ H−N M R(CD Cl s )δ:1.45
(3H,S)。
1.75 (I H、t 、  J = 11.9Hz
) 、2.02 (I H、d d 、  J = 1
1.9Hz。
2.49(3H,S)  、 2.70−2.88(I H,m)  。
2.88(3H,S)  、 3.45(2H,d、  J=5.1Hz  )  、
3.74(3H,S)  、 4.31(IH,S)。
4.50(2H,S) 、 6、:10−6.40 (I H、m )  、6.6
1−6.71(2H,m)。
7、コ0(5)f、  S) MS  !/!: 352  (M”  )、231 
(100 5,8Hz 分子量測定(CaJ*aN20□として)計算値: 3
52.2151 (M◆)実測値: 352.2155
 (M” )■アルコール 15の 前記ベンジルエーテル体(13) 333mg (0,
946ミリモル)のTHF4mJL溶液に液体アンモニ
アを加えた0次いで、ナトリウム253 mg (11
ミリモル)を加えて10分間攪拌し、塩化アンモニウム
を加えた。その後、アンモニアガスを留去し、水を加え
、エチルエーテルで抽出後、飽和食塩水で洗浄し、次い
で硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去して得られた残液をシリカゲル9g
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、エチルエー
テル−メタノール(2,5%v/v )の流分から赤褐
色物としてアルコール体(15)247mg(収率99
%)を得た。
得られたアルコール体(15)の物性データは下記の通
りである。
(α) 。+36.3° (C1,008、CHC文。
I  Ry mall c++−’ :  3430’
HNMRCCDC1z  )  δ :1.37(3H
,S)  、 1.92 (I H,d d、  J =12.7Hz
、  7.:1Hz2.14 (I H、d d 、 
 J = 12.7Hz、  8.6Hz2.6:1(
3H,S)  、 2.84(3H,S)。
2.95−3.14 (l H、m )  、3.25
−3.40 (I H、m )  、3.56−3.7
4 (I H、m )  、3.74(3H,S)  
、 3.94 (t H,S)  、 6.28−6.38 (I H、m )  、6.58
−6.72 (2H、m )  、MSg八:262(
Mゝ )  、  174  (100%)分子量測定
(C+ 5HzJzOzとして)計算値: 262.1
681 (M◆)実測値: 262.1714 (M中
)[株]ピロロ 23−b  ン −ル −70℃の冷却下、ジクロロメタン1mJlに、オキザ
リルクロライド51 h fL(0,58ミリモル)。
ジメチルスルホキシド(DMSO)80川文(1,1ミ
リモル)を滴下し、同温で13分間攪拌した。これに前
記アルコール体(15) S1m g (0,195ミ
リモル)のジクロロメタン2 m l溶液を滴下し、同
温て30分間攪拌した。その後、トリエチルアミン0.
25m見(1,8ミリモル)を加え、同温で15分間攪
拌した0次いで、0℃まで昇温し、15分間攪拌した後
、ヒドロキシルアミン−〇−スルホン酸(HJO3OJ
)44m g  (0,39ミリモル)を加えて室温で
18時間攪拌した。減圧下に溶媒を留去した後、エタノ
ール2mJlナトリウムボロハイドライド(NaBHJ
 116 mg(3,07ミリモル)を加えて6時間加
熱還流した。 その後、減圧下に溶媒を留去し、水を加
え、エタノールで抽出し、飽和食塩水で洗浄してから硫
酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去して得られた残渣を薄層クロマトグ
ラフィーに付し、エチルエーテル−メタノール(1%V
/V)で展開してピロロ[2゜3−b]インドール化合
物[D)−19] 10mg (収率22%]を得た。
得られたピロロ[2,3−b]インドール化合物[(1
)−19]の物性データは下記の通りである。
〔α〕二” ’+ 133° (CD、350 、ベン
ゼン)0アルコール 20の 前記ベンジルエーテル体(14) 780 m g (
2,21ミリモル)のTHF8mJl溶液に液体アンモ
ニアを加えた。これにナトリウム407 m g (1
7,7ミリモル)を加えて10分間攪拌してから、塩化
アンモニウムを加えてアンモニアガスを留去した0次い
で、水を加え、エチルエーテルで抽出後、飽和食塩水で
洗浄してから硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル15
gを用いたカラムクロマトグラフィーに付し、エチルエ
ーテル−メタノール(2,5%v/v)の流分から赤褐
色のアルコール体(20)  535m g(収率92
%)を得た。
得られたアルコール体(20)の物性データは下記の通
りである。
〔α〕 。−118,1° (CO,994、CHC文
3 )’H−NMR(CDC文、)δ : 1.45(3H,S)  、 1.97 (2H、d d 、  J = 7.3Hz
  )  、2.19(IH,brS)  、 2.43(3H,S)  、 2.64−2.80 (I H、m )  、2.90
(3H,S)。
:1.41 (I H、d 、  J = 11.4H
z)  、3.64−3.80 (l H、m )  
、3.75(3H,S)  、 4.33 (I H,S)  。
6.33−6.44 (l H。
m) 6.60−6.73 (2H、m ) −70℃の冷却下、ジクロロメタン1mJLに、オキザ
リルクロライド 58% l (0,66ミリモル)、
ジメチルスルホキシド(DMSO)0.10 m l 
(1,4ミリモル)を滴下し、同温で14分間攪拌した
。これに前記アルコール体(20)58m g (0,
22ミリモル)のジクロロメタン2mjL溶液を滴下し
て同温で37分間攪拌した。その後、トリエチルアミン
0.28 m l (2,0ミリモル)を加え、同温で
20分間攪拌した0次いで、0℃まで昇温し、45分間
攪拌しつつヒドロキシルアミン−〇−スルホン酸(l(
tNO3OJ) 90 m g (0,80ミリモル)
を加えて室温で12時間攪拌した。減圧下に溶媒を留去
した後、エタノール2mJL、ナトリウムボロハイドラ
イト(NaBL )170 m g (4,5ミリモル
)加え、6時間加熱還流した。
次いで、減圧下に溶媒を留去し、水を加え、エチルエー
テルで抽出し、飽和食塩水で洗浄してから硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。
その後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣を薄層ク
ロマトグラフィーに付し、エチルエーテル−メタノール
(1%V/V)で展開してピロロ[2,3−b]ゼイン
ール化合物[(−)−19] 12.8mg(収率25
%)を得た。
得られたピロロ[2,3−blインドール化合物[(−
)−191の物性データは下記の通りである。
(α)、   −134° (C01354’H−N 
M R(CD Cl z  )  δ :1.43(3
H,S)。
1.95 (2H、t 、6.4Hz  )  、2.
53 (3H,S)。
2.58−2.76 (2H、m )  、2.89(
3H,S)  、 3.74(3H,S)  、 ベンゼン) 4.05(IH,S)。
6.29−6.40 (I H、m )  、6.62
−6.72 (2H、m )  、MS!/竺: 23
2   (M”  、  100  %)[発明の効果
] 本発明によると、たとえば抗コリンエステラーゼ障害作
用を有していて臨床的に有用であるとともにアルツハイ
マー病の治療薬としての可能性が注目されている(−)
−フィゾスチグミンや未だ合成法の確立していない(−
)−フノルフィゾスチグミンの合成に有用などロロ[2
,3−blインドール化合物と、この化合物を効率良く
得ることのできる製造方法とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のピロロ[2,3−b]ゼインール化合
物の合成経路を示す反応経路図である。 手 続 補 正 書 平成元年12月26日 平成1年特許願第250852号 発明の名称 ピロロ[2,3−b]インドール化合物およびその製造
方法 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所    東京都豊島区高田3丁目24番1号名称 
  (281)大正製薬株式会社代表者 上原 明 4 代理人 住所 東京都新宿区西新宿七丁目18番20号日生ビル6階 補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7 補正の内容 (1)明細書の第30ページ第4行と第5行との間に以
下の記載を挿入する。 記 r(参考例1) アルデヒ   21  の ベンジルエーテル体(1,3)  115膳g(0,3
27ミリモル)のジクロロメタン5ml溶液に水冷下で
ピリジニウムジクロメート(PDC) 246mg(0
,641ミリモル)を加え、次いで室温にまで昇温して
から2時間攪拌した。溶媒を留去した後、残渣をエチル
エーテルに溶解し、得られる溶液をフロリジルで濾過し
、濾液を減圧下に濃縮した。得られた残渣な、シリカゲ
ル3gを用いるカラムクロマトグラフィーに付し、エチ
ルエーテル−n−ヘキサン(1:2v/v)の流分から
、無色油状物としてホルムアミド体(21)を58mg
 (収率48z)得た。 [α]二’−1.67’ (C1,Q14  、 HClff ’H−NMR(CDCl2)   δ :1.35  
    (3H,S)  、1.91−2.36  (
2H、m )  、2.56   (3/2  H,S
)  、2.69   (3/2  H,S) 2.90−3.60  (3H、m )  、3.78
   (3H,S)  、 4.30   (+/2  H,S)  、4.44 
  (2H,S)。 4.77   (+/2  H,S)。 6.70−6.75  (2H,m)。 7.00−7.11  (1/2  H、m )  、
7.28   (5H,S)  、 7.87−7.96  (1/2  H,m)  、8
.50   (1/2  H,S)  、8.84  
 (1/2  H,S)  、MS  w/e  : 
 366  (M” )、 245 (10[1% )
(参考例2) アルデヒド  22  の アルコール のジクロロメタン1m文溶液に、水冷下でピリジニウム
ジクロメート(PDC) :16−g(0.096ミリ
モル)を加え、次いで室温にまで昇温してから8時間攪
拌した.反応液をジクロロメタンを用いてセライトで濾
過し.il!液を減圧下に濃縮した.得られた残渣を薄
層クロマトグラフィーに付し、10%メタノール−クロ
ロホルムの展開溶媒からアルデヒド体(22)を黄色油
状物として7 mg (収率32z)得た。 IR νnest m 1111   C■−1  :  :1400  
 1670’H−NMR  (CD0文,)  δ :
1、39   (3/2  H,S)  、1、4I 
  C3/2  H.S)  、1、89−2.3:l
  (2H,m)  (IH。 2、52   (312  H,  S)  、2、6
6   (3/2  H.S)  、2、86−3.0
8  ( I H,m)  、:1.30−3.75 
 ( 2 H +’  m )  、:1.81  (
3H,S)、 4、37   (]/2  H,S)  、4、82 
  (1/2  H,S)  、6、74−6.85 
 ( 2 H 、m )  、7、04−7.14  
( 1/2  H 、m )  、7、88−7.99
  ( 1/2  H 、m )  、8、56   
(1/2  H,S)  、8、88   (]/2 
 H,  S)  、MS  m/e  :  276
  (  M”  )、245  (  100% br)  、 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式[ I ]: ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] {ただし、[ I ]式中、3a位のメチル基MeがS配
    置のとき、8a位のHはS配置であり、3a位のメチル
    基MeがR配置のとき、8a位のHはR配置である。} で示されるピロロ[2,3−b]インドール化合物。
  2. (2)(S)−O−ベンジリグリシドールから得られる
    アルコール体を用いたミツノブ反応により得られるカル
    バメート体から誘導されるヘミアセタール体から、ベン
    ジルエーテル体を誘導し、前記ベンジルエーテル体を脱
    ベンジル化して得られるアルコール体からアルデヒド体
    を誘導した後、スワーン酸化反応を行なうことを特徴と
    するピロロ[2,3−b]インドール化合物の製造方法
JP1250852A 1989-09-27 1989-09-27 ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法 Pending JPH03112989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1250852A JPH03112989A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1250852A JPH03112989A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03112989A true JPH03112989A (ja) 1991-05-14

Family

ID=17213966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1250852A Pending JPH03112989A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03112989A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5705373A (en) * 1993-12-24 1998-01-06 Takeda Chemical Industries, Ltd. Production of 2-keto-L-gulonic acid using pseudogluconobacter saccharoketogenes with recycling

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5705373A (en) * 1993-12-24 1998-01-06 Takeda Chemical Industries, Ltd. Production of 2-keto-L-gulonic acid using pseudogluconobacter saccharoketogenes with recycling

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Garner et al. The asymmetric synthesis of (-)-quinocarcin via a 1, 3-dipolar cycloadditive strategy
Suzuki et al. The enantioselective Michael addition of thiols to cycloalkenones by using (2S, 4S)-2-anilinomethyl-1-ethyl-4-hydroxypyrrolidine as chiral catalyst.
FR2586683A1 (fr) Nouveaux derives de neothramycine, leur procede de preparation et leur application en tant que medicaments
HU198938B (en) Process for producing podophyllotoxin and podophyllotoxin derivatives
Scolastico et al. Diastereo-and enantioselective synthesis of fluorinated threonines
JPH03112989A (ja) ピロロ[2,3―b]インドール化合物およびその製造方法
KR20190013554A (ko) 아미노피리미딘 유도체의 합성에 유용한 신규의 중간체, 이의 제조방법 및 이를 이용한 아미노피리미딘 유도체의 제조방법
JP3338854B2 (ja) 新しいアレノ〔e〕インドールの製造方法
Jiang et al. Oxidative cascade cyclization of N-arylacrylamides with TMSN 3
JP3241760B2 (ja) シクロヘキサノン誘導体
CA2502515A1 (fr) Derives de pyrrolo (3,4-c) carbazole et de pyrido (2,3-b) pyrrolo (3,4-e) indole, leur procede de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
KR102051783B1 (ko) 3,10-이치환 벤조풀벤 유도체의 신규 합성방법
US4855437A (en) Prostanoids and synthesis thereof
FR2727410A1 (fr) Chlorures de sulfonyles, leur preparation et leur utilisation comme intermediaires de synthese
US5162554A (en) Optically active enantiomers of substituted glyceraldehydes or glycidaldehydes formed as subtituted 1,5- dihydro-3H-2,4-benzodioxepines
JPS6219582A (ja) γ−チオブチロラクトン誘導体の製造方法
JP4491104B2 (ja) カルボニル化合物の製造方法
US5013862A (en) Prostanoids and synthesis thereof
CN118373842A (zh) 基于α/β-功能化烷基硅烷基过氧化物及其在Fe催化下进行自由基转化的方法和应用
JP3266701B2 (ja) 2,3−ジヒドロポリプレノールの製造法
US5023382A (en) Synthesis of 2,3-disubstituted-2-cyclopentenones via lithiomethylmercapto compounds
JPH01143873A (ja) プテリジン誘導体
JPH0272166A (ja) 光学活性オキシラン類
JPS60142989A (ja) 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法
JPS5914475B2 (ja) d,l−ノルアンブレノライドの製造法