JPH0311287B2 - - Google Patents

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JPH0311287B2
JPH0311287B2 JP60265834A JP26583485A JPH0311287B2 JP H0311287 B2 JPH0311287 B2 JP H0311287B2 JP 60265834 A JP60265834 A JP 60265834A JP 26583485 A JP26583485 A JP 26583485A JP H0311287 B2 JPH0311287 B2 JP H0311287B2
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JP
Japan
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group
formula
polymer
fluorine
gas separation
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JP60265834A
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Akira Oomori
Hisafumi Yasuhara
Naoaki Izumitani
Yasushi Ueda
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、気体分離膜等に有用な新規含フツ素
ポリマーに関する。 〔従来技術〕 従来より、気体分離膜を用い酸素富化空気を作
り、これを燃焼、医療、醗酵等に利用している。 気体分離膜としては、例えばエチルセルロース
等にCF3CF2OCF(CF3)COFを反応させて得られ
る化合物を薄膜化したものがある(特開昭58−
92449号公報参照)。これは以前からあつたエチル
セルロース、ポリジメチルシロキサン、天然ゴ
ム、ブチルゴム等の気体分離膜の酸素透過係数や
分離係数を改善する目的で作られたものである
が、加水分解を受けやすいという問題がある。 この問題を解決するために、本発明者らは先に 式: (式中、R1はフルオロアルキル基または酸素
を含有するフルオロアルキル基、R2は水素また
はメチル基を示す。) で表わされる構造単位を有するポリマーを気体分
離膜材料に用いることを提案した(特願昭58−
226617号)。しかし、このポリマーは化学的に安
定なものであるが、機械的強度が不足し、薄膜に
すると壊れやすかつた。 〔発明の目的〕 本発明者らは、α位にハロゲンを有するアクリ
ル酸誘導体ポリマーが薄膜にしても良好な機械的
強度を有し、また酸素の透過係数、分離係数、化
学的安定性等に優れていることを見出し、本発明
に達した。 本発明の目的は、気体分離膜に好適な新規含フ
ツ素ポリマーを提供することである。 〔発明の構成〕 本発明の要旨は、 式: (式中、Aはハロゲン、Xはフツ素または炭素
数1〜3のフルオロアルキル基、mは1〜3の整
数、nは0または1〜5の整数を示す。) で表される構造単位50〜100重量%、 並びに、 式: (式中、Bは水素またはメチル基、R3は炭素
数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のフルオロ
アルキル基または 基 〔但し、X,mおよびnは前記と同じ〕を示
す。) で表される構造単位および/または式: (式中、Yは水素、フツ素、塩素またはメチル
基、Rは炭素数1〜5のアルキレン基、Zはヒド
ロキシル基、グリシジル基またはカルボキシル基
を示す。) で表される官能基を有する構造単位0〜50重量
%、 とから実質的になり、重量平均分子量が50万〜
150万であるα−ハロゲノアクリル酸誘導体ポリ
マーに存する。 前記式中のAは、機械的強度、化学的安定性等
の点で好ましくはフツ素または塩素である。 本発明のポリマーの重量平均分子量は、ゲルパ
ーミエーシヨンクロマトグラフイーで測定して、
通常50万〜150万である。 本発明のポリマーは、式: (式中、A,X,mおよびnは前記と同じ。) で表わされるα−ハロゲノアクリル酸エステル誘
導体モノマーを単独重合するか、あるいは式: (式中、BおよびR3は前記と同じ。) で表わされるモノマーおよび/または式: (式中、Y,RおよびZは前記と同じ。) で表わされるモノマーを前記α−ハロゲノアクリ
ル酸エステル誘導体モノマーに共重合して調製す
ることができる。 また、前記α−ハロゲノアクリル酸エステル誘
導体ポリマーの物性を損なわない範囲で他のエチ
レン性不飽和化合物、例えばα−フルオロアクリ
ル酸アルキル、α−フルオロアクリル酸フルオロ
アルキル等を共重合することができる。 前記α−ハロゲノアクリル酸エステル誘導体モ
ノマーと前記Z基を含有するモノマーを共重合さ
せる場合、α−ハロゲノアクリル酸エステル誘導
体モノマーを全モノマーに対し50重量%以上共重
合させることが気体分離膜の機械的強度や酸素の
透過係数を低下させない上で好ましい。 本発明のα−ハロゲノアクリル酸エステル誘導
体ポリマーは、例えば溶液、懸濁、乳化、塊状重
合等で調製することができる。 通常は、重合で生成したポリマーを気体分離膜
を調製するために改めて溶媒に溶解させる必要の
ない溶液重合で重合する。 溶液または懸濁重合で通常使用される溶媒は、
フツ素系の溶媒で、例えばヘキサフルオロメタキ
シレン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン、1,2,4,4−テトラク
ロロ−1,1,2,3,3,4−ヘキサフルオロ
ブタン等があり、炭化水素系の溶媒も共溶媒とし
て使用することができる。 重合開始剤は、溶液、懸濁または塊状重合では
ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、ターシアリ−ブチルバーオキシイソブチレ
ート、ジイソロピルパーオキシジカーボネート等
の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスバレロニトリル等のアゾ化合物が例示で
きる。乳化重合では、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリ等の酸化剤、またはこれら酸化剤、亜硫酸
ソーダ等の還元剤および硫酸鉄()等の遷移金
属塩類からなるレドツクス開始剤が例示できる。 重合開始剤は、全モノマーに対し通常0.1〜5
重量%の量比で使用される。 重合温度は、いずれの重合方法でも0〜150℃
である。 前記各重合方法で調製されたα−ハロゲノアク
リル酸誘導体ポリマーは、前記溶液重合で使用さ
れる溶媒に溶解し、なお溶液重合で調製されたポ
リマーはすでに溶媒に溶解しているので適宜濃縮
または希釈し、後でポリマーを架橋する場合は架
橋剤を添加して、通常薄膜を調製する方法、例え
ばバーコーター法、スピンコーター法、ラングミ
ユアー法、デイツプ法等によりガラス、金属等の
平滑板上やポリテトラフルオロエチレン多孔体等
の多孔質支持体上に、通常膜厚が1〜50μmにな
るように製膜する。普通ガラス、金属等の平滑板
上に製膜したポリマーは、架橋させる場合は架橋
剤と反応させた後、板上より剥離し、適当な支持
体上に固定して、また多孔質の支持体上に製膜し
たものは、架橋させる場合は架橋後、その支持体
ごと気体分離膜として用いる。 前記架橋剤は、α−ハロゲノアクリル酸誘導体
ポリマー中にカルボキシル基、ヒドロキシル基、
グリシジル基等の官能基が含有される場合、該ポ
リマーを架橋して気体分離膜の強度を上げるため
に使用することができる。官能基がカルボキシル
基の場合、使用される架橋剤は、通常二個以上の
アミノ基、グリシジル基またはイソシアネート基
を有する化合物で、例えばエチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ブチレンジグリシジルエ
ーテル、式 (式中、phはフエニレン基を示す。)で表わさ
れる化合物、ヘキサメチレンジイソシアネート三
量体、トリレンンジイソシアネート等え挙げられ
る。 官能基がヒドロキシル基の場合、上記イソシア
ネート化合物のほか、二個以上の酸ハライドを有
する化合物、例えばヘキサメチレンジカルボニル
クロライド等も使用することができる。官能基が
グリシジル基の場合、前アミノ基を有する化合物
のほか、ルイス酸例えばBF3,HClまたは光を照
射することによつてBF3を発生する式:ph′−N
=NBF4 (式中、ph′はフエニル基を示す。)で表わされ
る化合物、加熱することによつてBF3を発生する
式:BF3・C2H5NH2錯体、酸無水物例えば無水
フタル酸、アミノ樹脂初期縮合物、メチロール化
メラミン等を使用することができる。 架橋反応は、通常前述の製膜後、室温ないし
200℃の温度で、30分ないし7日間かけて行う。 本発明のα−ハロゲノアクリル酸誘導体ポリマ
ーは、その高い酸素透過性をいかして酸素富化用
気体分離膜のほか、コンタクトレンズ水晶体とし
て用いることができる。また、透明性に優れ、低
屈折率を有するので、光学繊維鞘材を使用するこ
とができる。さらに、撥水撥油剤、撥インク剤、
トナー用帯電用としても利用することができる。 〔実施例〕 次にα−ハロゲノアクリル酸誘導体モノマーを
調製した参考例と、α−ハロゲノアクリル酸誘導
体ポリマーからなる気体分離膜の実施例を示す。 参考例 1 283.2g(0.82mol)のC3F7OCF(CF3
COOCH3と25g(0.66mol)のLiAlH4を500c.c.の
ジエチルエーテル中34℃で反応させ、得られた反
応混合物を18%塩酸で中和し、油層を分取し、蒸
留した。 197g(0.62mol)のC3F7OCF(CF3)CH2OH
(沸点114℃/760mmHg)を得た。 前記得られたアルコールと65.6g(0.66mol)
のCH2=CFCOFを0℃で当モルのトリエチルア
ミンの存在下反応させ275.6g(0.70mol)のCH2
=C(F)COOCH2CF(CF3)OC3F7(沸点:68.5
℃/26mmHg)を得た。 19F−核磁気共鳴分析(NMR)の結果を示す。
なお、フツ素原子は、下の化学式に付したa〜f
の記号で表わす。 δ(ppm,外部標準:CF3COOH);4.4(a),4.8(b),
5.9(c),41.4(d),52.6(e),57.4(f). 参考例 2 403.6g(0.81mol)のC3F7OCF(CF3
CF2OCF(CF3)COFと25g(0.66mol)の
LiAlH4を500c.c.のジエチルエーテル中34℃で反応
させ、得られた反応混合物を18%塩酸で中和し、
油層を分取し、蒸留した。 273.3g(0.57mol)のC3F7OCF(CF3
CF2OCF(C−F3)CH2OH(沸点156℃/760mm
Hg)を得た。 前記得られたアルコールと60.7g(0.66mol)
のCH2=CFCOFを0℃で当モルのトリエチルア
ミンの存在下反応させ310g(0.56mol)のCH2
C(F)COOCH2CF(CF3)OCF2CF(CF3
OC3F7(沸点:64℃/7mmHg)を得た。 19F−NMRの結果を示す。なお、フツ素原子
は、下の化学式に付したa〜iの記号で表わす。 δ(ppm,外部標準:CF3COOH);3.3(a),4.8(h),
6.2(b),41.4(c),52.8(d),57.4(e).67.9(f),3.9〜4
.5
(gおよびi). 実施例 1〜2 第1表に示すα−フルオロアクリル酸誘導体モ
ノマー15gとアゾビスイソブチロニトリル0.15g
の混合物をガラス管に入れ、減圧下封じた後、60
℃の恒温槽中に24時間置き、前記モノマーを塊状
重合した。 反応混合物をメタキシレンヘキサフルオライド
に10重量%になるように溶解し、溶液を石油エー
テル中へあけた。沈澱物を取り、減圧下50℃で24
時間乾燥した。実施例1で12.8g、実施例2で14
gのポリマーを得た。 得られた両ポリマーの示差走査熱量計(昇温速
度:20℃/分)で測定したガラス転移温度(Tg)
は、それぞれ74℃と53℃、示差熱熱重量同時測定
装置(昇温速度:10℃/分、空気中)で測定した
熱分解温度は、それぞれ291℃と301℃であつた。 得られた両ポリマーの19F−NMRによると、
両ポリマーともモノマーが有していたα位のフツ
素のシグナル(41.4ppm)がなくなり、新たに飽
和炭素に結合しているフツ素のシグナル(85〜
90ppm)が現れた。 前記得られた両ポリマーの赤外線吸収分析を行
つたところ、CF3基(1330〜1350cm-1)、CF2基ま
たはCF基(1100〜1280cm-1)、エステル基(1770
cm-1)およびエーテル基(990〜1250cm-1)の吸
収が認められ、モノマーが有していた二重結合
(1660cm-1)の吸収は、なくなつていた。 前記得られた両ポリマーは、フツ素系の溶媒、
例えばヘキサフルオロメタキシレンやトリクロロ
トリフルオロエタンに可溶で、炭素水素系溶媒、
例えばアセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
酢酸エチル、メチルエチルケトン、メタノールに
膨潤し、水に不溶であつた。 前記得られた両ポリマーのオストワルド型粘度
計で測定した極限粘度〔η〕(但し、溶媒:ヘキ
サフルオロメタキシレン、35℃)は、それぞれ
0.9と0.7であつた。 前記得られた両ポリマーのゲルパーミエーシヨ
ンクロマトグラフイー(ウオーターズ150C、カ
ラム:デユポントライモーダルカラムキツト、溶
媒:ヘキサフルオロメタキシレン)で測定した分
子量は、1万〜500万の分布を有していた。重量
平均分子量は、それぞれ123万と106万、分子量分
散は、それぞれ5.3と4.6であつた。 前記得られた両ポリマーそれぞれ1gに1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン70gおよびヘキサフルオロメタキシレン30
gを加え均一溶液とし、これを毎分2000回転で回
転するスピンコーター上に設置したジユラガード
2400(ポリプラスチツク(株)製)上にスプレーで塗
布し、乾燥し、直径150mmに裁断して気体分離膜
試料を得た。 得られた試料について、酸素の透過係数と酸素
の窒素に対する分離係数(透過係数の比)を
ASTM 1434 V法に準じ、下記条件で測定した。 使用気体:窒素79容量%および酸素21容量%の
標準混合ガス 試験圧力:一次圧4Kg/cm2 二次圧1Kg/cm2(いずれも絶対圧) 気体透過量:4c.c. 試験時間:上記気体透過に要した時間(秒) 気体分離膜試料の膜厚:ポリマー重量をポリマ
ー面積とポリマー比重で除した値 結果を第1表に示す。 実施例 3〜4 実施例1〜2で調製したのと同じポリマーをそ
れぞれ前記と同じ組成の溶媒に10重量%になるよ
うに溶解し、得られた溶液をガラス板上にドクタ
ープレートで液の厚みが50μmになるように塗布
した。ガラス板を風乾した後、メタノールに浸漬
してガラス板から塗膜を剥離し、多孔体(ジユラ
ガード2500、短径0.04μm、長径:0.4μm)上に
のせ風乾し、気体分離膜試料を作つた(実施例1
のポリマーを実施例3、実施例2のポリマーを実
施例4で使用)。この試料について前記両係数の
測定を行つた。結果を第1表に示す。 比較例 1 実施例1のモノマーにかえて、第1表に示すモ
ノマーを使用したほかは実施例1と同じ手順で気
体分離膜試料を調製し、前記両係数を測定した。
結果を第1表に示す。なお、実施例3〜4と同様
の手順で気体分離膜試料を調製しようとしたが、
ガラス板より塗膜を剥離する際、塗膜の強度が小
さいため、塗膜が破れた。 また、前記実施例1〜4と比較例1の気体分離
膜試料を加圧して耐圧性を調べたところ、比較例
のものは、3.5Kg/cm2Gで破れたが、実施例のも
のは5Kg/cm2Gでも破れなかつた。
【表】
【表】 実施例5 CH2=C(F)COOCH2CF2CF3(以下、5Fとい
う)1.9g、CH2=C(F)COOH2CF(CF3
OC3F7(i)13.1gおよびアゾビスイソブチロニトリ
ル0.15gの混合物をガラス管に入れ、減圧下封じ
た。60℃の恒温槽に5時間置き、塊状重合を行つ
た。反応混合物をメタキシレンヘキサクロライド
に10重量%になように溶解し、溶液を油エーテル
中へ投じた。析出したポリマーを減圧下50〜75℃
で24時間乾燥した。12.5gのポリマーが得られ
た。ポリマーの19F−NMR分析を行い、ポリマ
ーに含有されるモノマーの組成比を算出したとこ
ろ(−CH2CF2 *CF3と−CF2CF2 *CF3シグナル強
度比)、(5F)/(i)=18.2/81.8(モル比)であつ
た。 前記の同様の手順で測定したTgと〔η〕はそ
れぞれ85℃とし1.2であつた。 得られたポリマーから実施1〜2と同様の手順
で気体分離膜試料を調製し、酸素の透過係数と分
離係数を測定した。結果を第2表に示す。 実施例 6 実施例5のCH2=C(F)COOCH2CF(CF3
OC3F7(i)のかわりにCH2=C(F)COOCH2CF
(CF3)OCF2CF(CF3)−OC3F7(ii)13.1gを用いた
他は実施例5と同様の手順でポリマー10.8gを得
た。 前記と同様の手順で測定したTgと〔η〕は、
それぞれ76.5℃と1.0であつた。 得られたポリマーの19F−NMRより求めたモ
ノマー(ii)/(5F)の組成比は、24.1/75.9(モル
比)であつた。 得られたポリマーから実施1〜2と同様の手順
で気体分離膜試料を調製し、酸素の透過係数と分
離係数を測定した。結果を第2表に示す。
【表】 表中、膜厚の単位と透過係数の単位は、前記と
同じ。 実施例 7〜10 第3表に示す二種類のモノマーを使用して実施
例5〜6と同様の手順でポリマーを調製した。収
率は、それぞれ90,80,95および92%であつた。
Tgは、それぞれ51,68,78および64℃であつ
た。〔η〕は、それぞれ08,1.0,1.5および0.9で
あつた。 得られたポリマーを使用して実施例1〜2と同
様の手順で気体分離膜試料を調製した。前記両係
数の測定結果を第3表に示す。 実施例 11 第3表に示すモノマーを使用して実施例5〜6
と同様の手順でポリマーを調製した。Tgは、78
℃、〔η〕は、1.3であつた。 得られたポリマーをヘキサフルオロメタキシレ
ンに20%になるように溶解し、この溶液50gに対
しヘキサメチレンジイソシアネート0.17gを添加
した。その後、実施例1〜2と同様の手順で支持
体(ジユラガード)上に塗布し、24時間70℃に加
熱してポリマーを架橋し、気体分離膜試料を調製
した。 前記両係数の測定結果を第3表に示す。
〔発明の効果〕
本発明のポリマーからなる気体分離膜は、従来か
らある気体分離膜に比べ、機械的強度に優れてい
る。また、本発明のポリマーからなる気体分離膜
は、酸素透過係数や酸素の窒素に対する分離係数
が良好なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: (式中、Aはハロゲン、Xはフツ素または炭素
    数1〜3のフルオロアルキル基、mは1〜3の整
    数、nは0または1〜5の整数を示す。) で表される構造単位50〜100重量%、 並びに、 式: (式中、Bは水素またはメチル基、R3は炭素
    数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のフルオロ
    アルキル基または 基 〔但し、X,mおよびnは前記と同じ〕を示
    す。) で表される構造単位および/または式: (式中、Yは水素、フツ素、塩素またはメチル
    基、Rは炭素数1〜5のアルキレン基、Zはヒド
    ロキシル基、グリシジル基またはカルボキシル基
    を示す。) で表される官能基を有する構造単位0〜50重量
    %、 とから実質的になり、重量平均分子量が50万〜
    150万であるα−ハロゲノアクリル酸誘導体ポリ
    マー。 2 置換基Aにおけるハロゲンがフツ素または塩
    素である特許請求の範囲第1項記載のα−ハロゲ
    ノアクリル酸誘導体ポリマー。
JP26583485A 1985-11-26 1985-11-26 α−ハロゲノアクリル酸誘導体ポリマ− Granted JPS62127306A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111309A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 Daikin Ind Ltd α−フルオロアクリル酸誘導体ポリマ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111309A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 Daikin Ind Ltd α−フルオロアクリル酸誘導体ポリマ−

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