JPH0311257A - 給気開口部防雪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多雪地帯に建てられる建築物の空調設備に係
り、外気と共に雪が建屋内に侵入するのを防止するのに
好適な外気取入部の防雪対策に関する。

〔従来の技術〕

従来の外気取入部には特開昭６１−２９５４４６号。

６１−２９５４４７号等に示すようにルーバがあり、室
内空調機器の腐食・発錆を防止するため、雪並びに雨水
の侵入防止を主目的とした製品が開発されてきた。また
、多言寒冷地では特開昭５９−１６４８３８号に示すよ
うにフードを設けることで雪の侵入防止の考慮も払われ
ていた。しかし、原子力発電所等の多量に外気を取り込
む必要がある空調設備では、外気と共に雪を吸い込んで
しまうため、設備能力を劣化させる不具合も生じている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

特開昭６１−２９５４４９号公報では、外気取入口をフ
ィルタに対して下方に偏位させ、入口部にはバードスク
リーンを設置し、外気取入口とフィルタとの間の空間内
に温風を供給する構成となっているが、本発明では、処
理装置の中に、粉雪がバードスクリーンを経由して進入
し、フィルタ迄到達する可能性があること、又、温風を
供給する構成とした場合、再循環ダクト、並びに、ダン
パ等の付属設備を設けること、並びに、雪に対しては外
気取入口で融雪処理するのではなく、処理装置の中に入
ってから処理する点で効率が悪いという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

従来、外気取入口に設けられるルーバは、室内の空調機
器に対して雨水を吸い込むことにより、内部空調設備の
腐食・発錆による不良発生を防止するため、雨水侵入防
止に対する製品開発が行なわれてきた。また、雨水と共
に冬期の降雪時対策として、寒冷地などでは、給気用ル
ーバの前にフードを設けることで雪の借入防止に対する
考慮が払才）れできた。

しかし、本発明の使用目的である原子力発電所等の多量
に外気を取り入れる必要がある空調設備に対しては、雪
、特に、粉雪の侵入に対する考慮が七分とは言えず、外
気と共に雪を建物内へ吸い込んでしまうため、空調設備
能力に支障をきたした事例も見受けられた。

本発明の目的は、このような降雪時の空調設備保護のた
め、雪の侵入を防止する外気取入部防雪対策を提供する
ことにある。

〔作用〕

従来の雨水に対する侵入防止対策は、ルーバ２の羽根の
構成、および、飛散防止処理により対処しているが、雨
水防止処理を講じであるルーバ２でも降雪時には十分な
効果を得られない。そこで、本発明では給気処理装置の
外気取入部にひさし、あるいは、容器を設置し、かつ、
その内部にヒートパイプ８を設置し、換気空調系の排熱
を熱源とすることにより、ヒートパイプ８により融雪す
るようにしたものである。

排気側の排熱を利用し、ヒートパイプ８部で外気取入部
より侵入した雪は融雪される。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図、第２図、第３図、第
４図に従って説明する。

第１図は外気取入部の系統説明図、第２図はヒートパイ
プ系統図、第３図は外気取入部課細断面図、第４図は本
発明の変形例を示す図である。従来外気は、ルーバ２を
通り建屋内へ取り込まれ、外気中の塵埃を除去するため
のフィルタ４によって、ろ過され、必要に応じて加熱、
冷却処理された後、給気ファン６から建屋内各室へ送り
込まれている。万一、粉雪を吸い込んでしまうと、フィ
ルタ４に粉雪がたまり、目詰まりを発生させ、給気能力
を低下させる原因となる。

本発明の特徴は、粉雪の建屋内侵入を防止するため、処
理装置の外気取入部にひさしくフード）。

あるいは、容器を設置し、かつ、その内部にヒートパイ
プ８を設置することにより雪の捕集を可能とした点にあ
る。

ヒートパイプ８の熱源は換気空調系の排熱８ｂを利用す
るものとし、この場合、排気系の温度は１０℃以上ある
ため、この温度を利用し、侵入した雪を溶かすものであ
る。

プラントの通常運転時、降雪状態では、外気取入部のひ
さしで遮断され、雨水の侵入防止上も有効である。

以上の構成により、降雨時、降雪時に於いて、雨、雪は
フィルタ４迄到達することがないので、フィルタ４の寿
命の向上を図れる。

従来は給気部にルーバ２を１２置していたが、この場合
、風量が約２０００００ｍ　３／　ｌ】　　の場合、約
１０ｍ×約２ｍ（約２０ｍｚ）のルーバ２が必要となる
が、本発明では、ルーバ２が不用となり削除出来る。

又、ヒートパイプ８を外気取入部に設置することにより
、その下流側に８１しである加熱コイルの容量が低減出
来るというメリットと共に、ヒートパイプにより、気流
の整流効果も生じる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、 （１）外気取入口より侵入した雪は、ヒートパイプによ
り融かされる。

（２）防雪対策、防雨対策の向上により、フィルタ等の
空調設備の寿命も向上する。

（３）従来、外気取入部に設置していたルーバが削除出
来る。

（４）ヒートパイプの設置により、その下流側に設置し
である加熱コイルの加熱容量が低減出来ると共に、給気
部の気流の整流効果も生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の外気取入部の系統図、第２
図はヒートパイプの系統図、第３図は外気取入部廻りの
断面図、第４図は本発明の変形例の断面図、第５図は従
来の外気取入部系親図、第６図は従来の外気取入部廻り
の斜視図、第７図は従来の給気処理装置の平面図、第８
図は従来の給気処理装置の断面図を示す。 １・・・建屋躯体、２・・・ルーバ、３・・・処理装置
ケーシング、４・・・フィルタ、５・・・加熱コイル、
６・・・給気ファン、７・・・フード、８・・・ヒート
パイプ、７ａ第　３　図 第２図 第４　図 錫 ５ 図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、フィルタ、加熱、冷却コイル等より構成される給気
   処理装置の外気取入部に於いて、前記外気取入部にはひ
   さし状あるいは容器からなる外気取入口を設置し、前記
   外気取入部の内部にヒートパイプからなる伝熱素子を挿
   入し、前記伝熱素子の熱源として換気空調系の排熱を利
   用することを特徴とする給気開口部防雪装置。