JPH03111676A - 可変容量圧縮機の容量制御装置 - Google Patents

可変容量圧縮機の容量制御装置

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JPH03111676A
JPH03111676A JP1248051A JP24805189A JPH03111676A JP H03111676 A JPH03111676 A JP H03111676A JP 1248051 A JP1248051 A JP 1248051A JP 24805189 A JP24805189 A JP 24805189A JP H03111676 A JPH03111676 A JP H03111676A
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Yuichi Aoki
祐一 青木
Takao Kasagi
笠木 孝雄
Kimihiro Ishikawa
石川 公寛
Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
Takeshi Takemoto
剛 竹本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変容量式圧縮機に関し、例えば自動車用空調
装置に使用する可変容量式斜板型圧縮機の斜板傾斜角度
等を調節して容量制御を行なう容量制御装置に関する。
〔従来の技術〕
可変容量圧縮機の容量制御には、圧縮機の吐出流体や外
部から供給される圧力流体の圧力を圧力制御弁で調節し
て、圧縮機の容量制御機構を駆動する作動流体として用
いる方法が使用されている。
特に自動車用空調装置に用いられる斜板式圧縮機では、
圧縮機の吸入圧力を受ける受圧面を備えた弁体と、その
弁体を受圧面に働く上記吸入圧力による力に対抗する方
向に付勢するスプリングとを備えた自刃式制御弁を設け
て作動流体(通常は圧縮機の吐出流体を用いる)の圧力
を調節し、圧縮機吸入圧を設定値に保つように斜板傾斜
角を変更して圧縮機容量を調節する方式がとられている
上記吸入圧力の設定値は車室内に設けた冷媒蒸発器が過
冷状態になり、空気中の水分が蒸発器に氷結するいわゆ
る着霜現象が生じない限界圧力付近に設定し、圧縮機容
量を調節する方法が一般的である。すなわち、空調装置
の熱負荷が低く、冷媒の膨張弁の開度が小さい場合、膨
張弁から蒸発器を通り圧縮機に戻る冷媒流量が減少する
ため圧縮機吸入圧力が低下し、蒸発器内圧力が低下して
膨張弁を通る冷媒の膨張比が増大する。このため蒸発器
温度が低下して過冷状態になり着霜現象が生じることに
なる。また、逆に圧縮機の運転容量に較べて空調装置の
熱負荷が高い場合は圧縮機吐出容量に較べ膨張弁開度が
大きくなるため、膨張弁と蒸発器を通る冷媒流量が増加
して圧縮機の吸入圧力が上昇することになる。上記制御
弁は圧縮機吸入圧を着霜限界付近の一定値に保持するよ
うに作動流体圧力を制御して斜板傾斜角を変更し、圧縮
機吸入圧力が設定値以下に下がった場合は圧縮、機容量
を低下させ吸入圧力が上昇するようにし、又吸入圧力が
設定値以上になった場合は圧縮機容量を増大させて、常
に熱負荷に応じた容量で圧縮機を運転するようにしてい
る。
上述のように自刃式制御弁を用いて圧縮機吸入圧を一定
に保持する制御方式は構造が簡単で作動が確実な利点が
あるが、その反面空調装置の熱負荷の変化が圧縮機吸入
圧の変化となって現われるまでに時間を要する問題があ
り、又圧縮機吸入圧の設定値は自刃式制御弁の受圧面の
面積とスプリングの付勢力とで決定され、−旦セットす
ると運転中に変更できないため、制御の自由度が低い問
題があった。例えば、熱負荷が急に減少したような場合
は圧縮機吸入圧力が着霜限界付近に至る以前に圧縮機容
量を低下させることが省エネルギ効果を高める上で望ま
しく、また車両を急加速するような場合にも熱負荷にか
かわらず圧縮機容量を最小とする必要があるが、上記方
式の制御弁では対応が困難なためである。
上記の要求を満足させるための方法としては、作動流体
の圧力調節を自刃式制御弁によらず、外部信号に応じて
制御圧力を調整できる制御弁を用いて制御する方法が考
えられる。
上記の形式の圧縮機の容量制御弁としては特開昭63−
9682号公報に記載されたものがある。この制御弁は
斜板式圧縮機の吸入室とクランク室との連通路を開閉し
クランク室内の圧力を変化させることにより斜板傾斜角
を変化させるのに使用され、吸入室内の圧力を受ける受
圧面を有する弁体と該弁体を駆動して上記連通路を開閉
する電磁アクチユエータとを備えている。上記電磁アク
チユエータは弁体を駆動するソレノイドを備え、該ソレ
ノイドに一定のデユーティ比で振幅が制御可能なパルス
状電流を供給し、このパルス状電流の振幅を制御してソ
レノイドに流れる電流値を変化させることにより上記弁
体の駆動力を変化させ、前記吸入室とクランク室との連
通度を制御することを特徴としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の特開昭63−9682号公報の制御弁は外部信号
により制御弁を作動させて制御圧力を調整可能としたこ
とにより従来の形式の制御弁では達成できなかった制御
を行なうことが可能となっているが、ソレノイドに振幅
制御可能なパルス電流を供給するためにはパルス変換器
やパルス振幅を所望の値に設定するためのレベル変換器
等の高価な部品が必要であり回路的にも複雑となる問題
がある。
また上記以外にもソレノイドに供給する電流値を制御し
て弁体の駆動力を変更して弁開度を制御する形式の制御
弁も考えられるが、いずれも電流制御用の高価なアンプ
が必要であり好ましくない。
従って本発明は、上記問題に鑑み、簡単な回路構成で高
価な電流制御用アンプ等を必要とせず、外部信号に対し
正確な作動を行ない外乱による影響を受けにくい制御弁
を用いた可変容量圧縮機の容量制御装置を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による容量制御装置は可変容量圧縮機の容量制御
用圧力制御弁に、吸入圧を受けて変位する受圧部材と、
その受圧部材の変位に応動して、可変容量機構を作動さ
せる作動流体圧の圧力を調整する弁体と、上記受圧部材
に押圧力を加え、受圧部材の上記変位を調節するソレノ
イドを設け、該ソレノイドを任意の組合せで励磁可能な
複数の励磁コイルで構成し、励磁するコイルの組合せを
外部から変更することにより上記受圧部材を押圧する力
を調節可能とし、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上記
複数個の励磁コイルの組合せの数と同数の複数設定値か
ら選択することを可能としたことを特徴とする。
〔作 用コ 上記のように任意の組合せで励磁可能な複数の励磁コイ
ルを有するソレノイドを用いたことにより、前記受圧部
材を押圧する力を外部から複数の設定値に選択切換可能
となる。
従来技術の自刃式制御弁において、制御対象圧力である
圧縮機吸入圧の設定値が受圧面面積と、スプリングが弁
体を付勢する付勢力とによって決まるのと同様に、本発
明においても制御対象圧力の設定値は前記受圧面面積と
ソレノイドが受圧部材を押圧する押圧力とにより決定さ
れるためこの押圧力を変更することにより制御対象圧力
の設定値が変更可能となる。
また上記複数の励磁コイルを、それぞれの励磁コイルの
起磁力(電流X巻数)が項比が2である等比級数(FO
,FOX 2’、 FOX 22・FOX 2”)をな
すように構成することにより、それぞれの励磁コイルを
通電する組合せを変えることで最小の励磁コイル数で最
大個数の設定値を等間隔に設定することが可能になる。
〔実施例〕
第1図に本発明の実施例として自動車用空調装置の冷媒
圧用の可変容量式斜板型圧縮機に用いた場合を示す。
図において圧縮機1のシリンダブロック2内部には複数
のシリンダ3が互いに平行になるように形成されている
。また、図示していない自動車用エンジン等に駆動され
るシャフト5はベアリング6を介してシリンダブロック
2に回転自在に支持されており、シャフト5には球面支
持部7が軸方向に摺動可能に取着されている。また、斜
板8は上記球面支持部7に軸方向に揺動可能に取付けら
れており、シャフト5に対する傾斜角度が変更可能であ
る。前記シリンダ3内にはそれぞれピストン9がシリン
ダ内を滑動可能に配置されピストン90両側のシリンダ
部に圧縮室11.12を形成している。上記ピストン9
と斜板8の外周部とはシニ−13・14を介して摺動自
在に接触しており、斜板8がシャフト5と一体に回転す
るとピストン9は斜板8の傾斜に応じたストロークでシ
リンダ3内部を往復運動するようにされている。すなわ
ちシャフト50回転は斜板8を介してピストン9に往復
運動を行なわせ、ピストン90両側の圧縮室11゜12
でそれぞれ吸入弁、吐出弁を介して交互に冷媒の吸入、
圧縮、吐出を行なうようになっている。
次に本圧縮機の容量可変機構について説明する。
第1図においてシャフト5の後端部はスライド部20に
挿入されまたスライド部20はベアリング21を介して
作動ピストン30に回転自在に軸支されており、スライ
ド部20は前記球面支持部7に接続され、球面支持部7
と一体に回転すると共にシャフト5に沿って軸方向に摺
動可能なようにされている。
又作動ピストン30とスライド部20とはスライド部の
ショルダー22及びスラスト軸受23とを介して対向し
ており、作動ピストン30からスライド部20に加わる
図の左方向への力及びスライド部20からピストン30
に加わる図の右方向への力は上記スラスト軸受を介して
相互に伝達される。また前記斜板8の入力シャフト側端
面にはスリット24が形成されておりシャフト5の斜板
8側端面には平板部25が形成されている。上記平板部
25は斜板8のスリット24内に挿入されシャフト50
回転を、上記平板部25とスリット24内壁との面接触
を介して斜板8に伝え、斜板8(及び球面支持部7、ス
ライド部20)がシャフト5と共に一体に回転するよう
にしている。上記平板部25には長溝26が設けられて
おり、斜板8のスリット24にはピン通し穴が形成され
ており、スリット24はピン27及びベアリング28と
を介して平板部25の長溝26に係止されている。
このため、斜板8の傾斜が変化すると斜板8のスリット
24に固定されたピン27が長溝26に沿って移動する
ため斜板8及び球面支持部7、スライド部20はシャフ
ト5上を軸方向に摺動する。
圧縮機運転中はピストン9には両側の圧縮室11と12
内の圧力差に基づく力が加わるため、斜板8はシャフト
5に対して直角になるような向き(図においては反時計
方向)のモーメントを受ける。
このモーメントは上記長溝26とピン27とを介してス
ライド部20を右方向に押す力に変換され、前記スラス
ト軸受23を介して作動ピストン30を押圧する。一方
、作動ピストン30はその後端面が圧縮機ハウジングに
形成された作動室31に対向しており作動室31内の圧
力を受けている。また作動ピストン30の前面は圧縮機
の吸入室32に面してあり吸入室32内の圧力を受けて
いる。このため、作動ピストン30には、上記作動室3
1内の圧力に応じて図中左方向に働く力が作用し、スラ
スト軸受23を介してスライド部20を図中左方向へ押
圧する。従って作動室31内の圧力を低下させた場合、
作動ピストン30を左方向へ押圧する力が減少し、前述
の斜板8が受けるモーメントに起因するスライド部20
を右方向へ押圧する力より小さくなると斜板8はスライ
ド部20、球面支持部7と共に作動ピストン30を右方
向へ押動し、斜板8の傾斜角が減少してシャフト5に対
して直角面に近づき、ピストン9のストロークが減少し
て圧縮機の吐出容量が減少する。また、逆に作動室31
内の圧力を増加させた場合は作動ピストン30に押動さ
れて斜板8が左方向に移動し、前記平板部25の長溝2
6を介して斜板8を時計方向に回転させるモーメントが
生じるためピストン9のストロークが増大し、圧縮機容
量が増加する。
上述の説明かられかるように、本実施例の圧縮機では作
動室31内の圧力を増減することによりピストン9のス
トロークを変え、圧縮機容量を制御することができる。
本実施例においては、前述のように圧縮機の吸入圧力を
制御対象圧力として、吸入圧力が設定値に保たれるよう
に作動室内の圧力を調節して圧縮機容量を変化させる制
御方法がとられており、この目的のため本発明の特徴で
ある圧力制御弁40が設けられ、圧縮機吐出流体を作動
流体として用い作動室30内の圧力を調節している。
第4図は上述の制御動作を説明する原理図である。圧力
制御弁40は高圧導入通路37を介して圧縮機吐出室3
3と、制御圧通路35を介して前記作動ピストン30後
方の作動室31と、又低圧通路36を介して圧縮機吸入
室32とそれぞれ接続されている。また上記高圧導入通
路37と制御圧通路35とは制御弁40内で連通してふ
り、弁体41により連通部の開度が調節されるようにな
っている。また、弁体41は後述のように低圧通路36
により圧力制御弁40に導入される圧縮機の吸入圧が設
定圧力より低くなった場合には上記高圧導入通路37と
制御圧通路35と9間の連通関度を減少させ、吸入圧力
が設定値より高くなった場合には高圧導入回路37と制
御圧通路35との連通開度を増大させるように動作する
従って、前述のように空調装置の熱負荷が増大して圧縮
機の吸入圧力が設定値より上昇した場合は第4図に示す
ように高圧導入通路37と制御圧通路35との連通開度
が増大するように弁体が移動し、圧縮機の吐出室33か
ら高圧導入通路37と制御圧通路35とを通り作動室3
1に流入する高圧流体の流量が増加するため作動室31
の圧力が上昇し、作動ピストン30を図中左方向へ移動
させる。このため斜板8は作動ピストン30に押動され
左方向へ移動すると共に傾斜角が増大し、ピストン90
ストロークが増加して圧縮容量を増大させる。圧縮容量
の増大につれて圧縮機吸入圧は低下し、それにつれて弁
体41は高圧導入通路370開度を減少させ、圧縮機吸
入圧が設定値に等しくなる位置に作動ピストン30を保
持するような圧力に作動室31を保つ。
このとき弁体は作動室から作動ピストン30側面と壁面
との間を通り吸入室32へ流出する流体の流量と高圧導
入通路37から制御圧通路35を通り作動室31に流入
する流量とが平衡する開度に保持される。
上記の逆に、熱負荷が減少して圧縮機吸入圧が設定値よ
り低下した場合弁体41は高圧導入通路37の開度を減
少させ、高圧導入通路37から作動室31への流体の流
入が減少する。このため作動室31から吸入室32へ流
出する流体により作動室31の圧力が低下し、作動ピス
トン30は斜板8に押動されて右方向へ移動する。従っ
て圧縮容量は減少し、吸入圧が上昇して設定値に復帰す
ることになる。上記のように圧力制御弁40により、圧
縮機吸入圧が設定値と等しくなるような位置に作動ピス
トン30が自動的に移動するため圧縮機は常に熱負荷に
応じた適正な容量で運転される。
次に本発明による圧力制御弁40について第2図と第3
図とを用いて説明する。第2図は第1図の実施例の圧力
制御弁40の断面図を示している。圧力制御弁40はバ
ルブハウジング42とコイルハウジング43とを備え、
バルブハウジング42には絞り44と高圧導入通路37
とを介して圧縮機吐出室33と連通した高圧ポート45
と制御圧通路35を介して圧縮機作動室31に連通した
制御圧ポート46、又低圧通路36を介して圧縮機吸入
室32と連通し、制御対象圧力である圧縮機吸入圧に保
たれる低圧室47が備えられている。
また、低圧室47と前記コイルハウジング43との間は
可撓性のダイヤフラム48で気密に仕切られており、ダ
イヤフラム48下面にはスプール49が取付けられてお
り、ダイヤフラム48と共に変位して弁体41を押動し
て前記高圧導入通路を開閉するようになっている。また
ダイヤフラム48下面には可動鉄芯50が取付けられて
おり、コイルハウジング内に配置された励磁コイルによ
り駆動されダイヤプラム48とスプール49とを押圧す
るようになっている。本実施例においては励磁コイルは
同心環状に設けられた2つのコイル51と52からなり
、コイル51と52とはリード線53.54を介して外
部から別々に電圧を印加できるようにされている。又コ
イル52の起磁力(電流X巻数)はコイル51の起磁力
の2倍に設定されている。本実施例では2つのコイルを
同心環状に配置しているがコイルの数は2つ以上任意の
数で良くコイルの配置も同心環状に配置する以外にも軸
線方向に沿って積層するように配列しても良い。
また本実施例ではダイヤフラム48下面に図示しない大
気圧導入口から大気圧を導入し、かつ可動鉄心50をス
プリング55で上方に付勢し、励磁コイル51.52の
可動鉄芯駆動力が下向きに働くようにしているが、ダイ
ヤフラム48下面に導入する圧力は大気圧以外のものと
しても良く、スプリングも必ずしも必要ではない。更に
、可動鉄芯駆動力を上向きにした構成としても良く、要
はダイヤフラム48に加わる力が可動鉄芯駆動力を変化
させることにより副筋できる構成となっていれば良い。
第3図は第2図の制御弁の作動原理を示す略示図で各部
分の参照番号は第2図について用いたものと同じである
図において、ダイヤフラム48には低圧室47の圧力P
、が作用していてスプール49をP、 XS (Sはダ
イアフラム48の有効受圧面積)の力で下向きに押圧し
ている。一方ダイヤフラム48には、大気圧P6による
力P a x S 1スプリング55の付勢力F、とに
よる上向きの力と、励磁コイル51.52が可動鉄芯を
駆動する下向きの力F、。、とが働き、これらの合力で
スプール49を上向きに押圧している。ここで上記下向
きの力PI  XSが上向きの力の合力(P、XS+F
に−F、。L)より大きい場合、すなわち吸入圧P1が
P、>−(P、・s+Pt  Fs。L)の場合ダイア
フラム48は下向きに変位し、スプール49、弁体41
は下方向に移動し、高圧ボート45の開度が大きくなる
。このため高圧ボート45から制御圧ポート46に流入
する流体の流量が増加し、前述のように圧縮機容量が増
大して吸入圧P1はP、=様にPlが低下してPI <
 −(P、 −S +pH−FSOL)となった場合ダ
イヤフラム48はスプール49を介して弁体41を押し
上げて高圧ボート45を閉鎖する。
このため作動室31の圧力が低下し、斜板8は作動ピス
トン30を押動し、圧縮機容量は、吸入圧P1がP、 
=   (P、−3十h−FSOL)に上昇するまで低
下する。
上記の説明から明らかなように制御弁40は、圧縮機吸
入圧P+をP−t =   (P−・S+FK  FS
OL)なる設定値P、。、に保持するように圧縮機容量
制御を行なっていることになる。
本発明による圧力制御弁は複数の励磁コイル51゜52
を任意の組合せで励磁することにより可動鉄芯50を駆
動する力F、。、を変え、吸入圧P、の設定値P□、を
外部から切換え可能としたことを特徴としている。設定
値P satは等間隔で設定可能とすることが望ましく
、そのためには、上記複数の励磁コイルを、それぞれの
起磁力(電流×巻数)が項比が2の等比数例をなすよう
に選択すればn個の励磁コイルを用いて2″個の等間隔
設定値を得ることができる。本実施例においては起磁力
Foと2Foの2つの励磁コイル51.52を用いるこ
とにより前記FSOLの値をFsot= O、Fo 、
2F。。
3Foの4種類(及び必要なら励磁コイル51と52と
を直列に接続して電圧を印加した場合を含めて5種類)
に設定可能である。実際には車両用空調装置ではP s
atの値は、蒸発器温度が着霜温度から20℃程度にな
る圧力範囲に対応してP−t = 1.5〜4.5kg
/ci程度をカバーするように設定される。
従って本実施例ではP satはP−s t = 1.
5 kg/ crl 。
2、5 kg/cnf 、3.5 kg/eaf 、4
.5 kg/ca!の4種類になるようにF。及びF、
1.Sが設定されている。
第5図は制御弁40の制御システムの1実施例のブロッ
ク図である。この実施例では圧縮機吸入圧、自動車エン
ジン回転数、車室内温度等のパラメータを制御回路に入
力し、車室内温度を一定に保つようにスイッチ回路によ
り制御弁40の各々の励磁コイルと電源との接続を断続
すると共に車両の急加速等の運転条件に応じてスイッチ
回路の切換えを行なうことができる。なお、第5図のよ
うな制御回路を設けず、車室内に設置した調節つまみの
操作により直接スイッチ回路の切換えを行なって圧縮機
吸入圧の設定値を変更することにより空調器吹き出し温
度を設定することも可能であり、この場合は制御回路は
第6図に示すように調節つまみ62により直接切換可能
なスイッチ回路61と電源だけの極めて簡単な構成とな
る。
上記の実施例は斜板型圧縮機について説明したが、本発
明の容量制御装置は、斜板型圧縮機に限らず流体圧に駆
動されて圧縮機容量を変化させる可変容量機構を備えた
圧縮機であれば使用可能である。また実施例では制御対
象圧力として圧縮機吸入圧力をとった場合について説明
したが、制御対象圧力として他の適当な圧力をとること
も可能である。
〔発明の効果〕
上述のように本発明は任意の組合せで外部から通電可能
な複数の励磁コイルを有するソレノイドにより圧力制御
弁の受圧面を押圧する構造としたことで外部スイッチの
切換により、通電する励磁コイルの組合せを変えること
により圧縮機吸入圧力の設定値を簡単にかつ確実に変更
することが可能となる。また従来のように電流値制御用
アンプを使用しないため容量制御回路が非常に簡単にな
り、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す断面図、第2図は第1
図の実施例の圧力制御弁の構造を示す断面図、第3図は
第2図の圧力制御弁の作動原理を示す略示図、第4図は
第1図の実施例の容量制御の原理を示す略示図、第5図
、第6図は容量制御回路の構成例のブロック図である。 1・・・圧縮機、     8・・・斜板、9・・・ピ
ストン、30・・・作動ピストン、31・・・作動室、
     40・・・圧力制御弁、41・・・弁体、4
8・・・ダイアフラム、49・・・スプーノペ    
51.52・・・励磁コイノペ55・・・スプリング、
61・・・スイッチ回路、62・・・調節つまみ。 第 2 図 第 図 4 図 作動ピストン 作動室 吸入室 吐出室 制御圧通路 低圧通路 高圧導入通路 圧力制御弁 弁体 棋 〔− 凶 〃 図 61・・・スイッチ回路 62・・・調節つまみ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧力制御弁を備え、該圧力制御弁により可変容量圧
    縮機の容量可変機構を駆動する作動流体圧力を調節し、
    可変容量圧縮機吐出容量を制御する容量制御装置におい
    て、 前記圧力制御弁は、前記可変容量圧縮機の吸入圧力を受
    けて変位する受圧部材と、該受圧部材の変位に応動して
    容量可変機構を駆動する作動流体圧力を変化させる弁体
    と、前記受圧部材を押圧し、該受圧部材の変位を調節す
    るソレノイドとを備えると共に、該ソレノイドは任意の
    組合せで励磁可能な複数の励磁コイルを有し、励磁する
    コイルの組合せを外部から切換えることにより前記受圧
    部材を押圧する力を調節することが可能であることを特
    徴とする容量制御装置。 2、前記ソレノイドの複数の励磁コイルは、それぞれの
    励磁コイルの発生する起磁力が、項比が2の等比数列を
    なす、一連の励磁コイルである特許請求の範囲第1項に
    記載の容量制御装置。
JP1248051A 1989-09-26 1989-09-26 可変容量圧縮機の容量制御装置 Expired - Lifetime JP2718206B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6390784B1 (en) * 1996-07-22 2002-05-21 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Solenoid protector for a variable displacement compressor
JP2008128091A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Sanden Corp クラッチレス可変容量圧縮機

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