JPH03111314A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH03111314A
JPH03111314A JP24502589A JP24502589A JPH03111314A JP H03111314 A JPH03111314 A JP H03111314A JP 24502589 A JP24502589 A JP 24502589A JP 24502589 A JP24502589 A JP 24502589A JP H03111314 A JPH03111314 A JP H03111314A
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JP
Japan
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card
cassette
plate
detection
holding
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Pending
Application number
JP24502589A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Oyama
大山 寛康
Michio Saito
斉藤 道夫
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Publication of JPH03111314A publication Critical patent/JPH03111314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動自在とされた装置を所定位置に位置決め
するために用いられる位置検出装置に関するものである
〔従来の技術〕
近年、各産業分野においてワークの取扱いを自動化しよ
うとする傾向が顕著であり、例えば所望の位置にあるワ
ークをワーク保持装置でつかみ、これを移動機構によっ
て所望の位置に搬送して設定するワーク搬送装置が、用
途に応じて種々工夫されている。
(発明が解決しようとする課題〕 前記ワーク搬送装置のような自動化された装置において
は、一般に移動部分の位置決めは駆動系の制御によって
行われているが、駆動系に生ずるバックラッシやワーク
位置の精度の低さ等の原因により、その位置決め精度は
必ずしも十分でないという問題があった。
ここで、上記問題点を、本発明者らの知見に基づいてよ
り具体的に説明する。
現在、公衆電話機による通話や鉄道切符販売等において
は金銭情報の磁気記憶されたカードが多用されている。
これらのカードは、絵柄別あるいは金額別に多数の種類
が発行されているので、カードを販売する側では売上げ
・在庫等の管理を行う必要があった。
そこで、従来ではカードを販売する場合、複数に区分け
されて棚に収納されたカードの中から販売対象となるカ
ードを取出し、この取出したカードを計数機にセットし
て計数し、この計数し、たカードを再度子で勘定し確認
した後に必要な枚数だけ持ち出して販売しており、販売
終了後には種別毎にカードの残数を計数し、この結果を
管理表等に記帳して再びカードを元の棚に戻す作業を行
うことによってカード管理をしていた。
しかしながら、上述した従来のカード管理ではカードを
棚から取出したり、計数機で計数したカードを再度確認
の意味で手で勘定したりしてカードを直接子で取扱う工
程が多いため、カードを汚して価値感を損なわせたり、
取扱い時に傷等を負ってカードの磁気面を損傷させカー
ド自身を破壊させる虞れがあり、取扱いが不便であるば
かりでなく金銭感覚で取扱われるカードの管理としては
適していなかフた。
そこで、本発明者らはカードを自動的に管理するカード
管理装置を案出するに至ったが、この装置においてはカ
ードを収納したカセット等のワークをワーク保持装置で
つかんで所望の位置から取出し、所定の位置まで搬送し
て収納する動作が必要になる。ところが、駆動系による
制御のみでワーク保持装置の位置決めを行おうとすると
、前述のような種々の原因により、所定位置にあるはず
のカセットとワーク保持装置との位置が合わず、カセッ
トを破損したりカセットをつかみ損なうことがあるとい
う問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり
、ワーク等が設定されている位置を確実に検出すること
のできる位置検出装置を提供することを目的としている
(課題を解決するための手段) 前述した目的を達成するため、本発明の位置検出装置は
、複数の被検出箇所にそれぞれ設けられた2個1組の検
出突起と、前記検出突起のうち一方の検出突起の中心に
対して検出位置を一方向にずらして設定してある第1の
検出センサと、他方の検出突起の中心に対して第1の検
出センサとは逆方向に検出位置をずらして設定してある
第2の検出センサとを具備することを特徴としている。
〔作  用〕
第1及び第2の検出センサが、2個1組の検出突起のそ
れぞれ中心に対して互いに反対方向の位置を検出するこ
とにより、該位置が検出される。
従って、雨検出センサによる検出位置のずれに相当する
誤差で、位置の検出精度が確保される。また、一方の検
出センサのみが一方の突起を検出した場合には、検出位
置をずらしてある方向に雨検出センサを移動させれば、
他方の検出センサによって他方の突起を検出することが
できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面によフて説明する。
この実施例は、複数種類のカードの収納・払出し等に関
して、該カードを複数種類のカセット内に収納して取扱
うことにより、その枚数等を管理するカード管理装置に
関するものである。
まず、第1図及び第2図によってカード管理装置の全体
的な構成を説明し、その後に第3図以下の図面を参照し
て各構成部分ごとに詳しく説明する。
第1図はカード管理装置の外観斜視図、第2図は同装置
の断面図である。
第1図に示すように、カード管理装置20は、前面に操
作部等が設けられている。14は収納口であり、シャッ
タ装置7を開口させることで所定枚数のカードを装置内
部に収納できる。8は払出し口であり、シャッタ装置7
を開口させることでカードを装置内部から所定枚数払出
すことができる。21はハンドスキャナであり、設定し
たいサンプルカードのバーコードを読み取るために用い
られる。22はテンキーを含むキー群であり、ハンドス
キャナ21に代えてコード番号を入力したり、装置を操
作するために用いられる。23は表示部であり各種管理
の状態を表示し、プリンタ24は管理情報を書式出力す
る。25は装置を使用する際のIDカードを読取るID
カードリーダの挿入口′である。
次に、第2図に示すように、装置20の内部には耐火金
庫15が設けられている。この耐火金庫15の内部には
ワーク収納棚としてのカード収納棚1が設けられており
、マトリクス状に構成された複数の収納部16には複数
のカードを収納したカード管理装置用カセット2が収納
されるようになっている。
耐火金庫15の内部において、前記カード収納棚1の後
方には、ワーク搬送装置としてのカセット搬送装置3が
設けられている。カセット搬送装置3は、ワーク保持装
置としてのカセット保持装置9と、その移動機構17と
を有しており、カード収納棚1内からカセット2を取出
し、あるいはカード収納棚1等にカセット2を収納でき
るようになっている。また、カセット保持装置9には位
置検出装置10が設けられており、カード収納棚1の各
収納部16等を正確に検知できるようになフている。
前記耐火金庫15の前面側には2つの開口部が形成され
ており、各開口部に対応する耐火金庫15内のカード収
納棚1には、装置20外から与えられたカードを取込ん
でカセットに収納するカード収納装置4と、装置20内
のカセット2からカードを取出して払出し口8に送り出
すカード払出し装置5とが、上下の各位置に並んで取付
けられている。詳細は後述するが、これらの再装置4.
5は、搬送面の積層したカードを押えるカード保持装置
13.13aを有するほか、前記カードを1枚づつ吸着
して搬送するカード剥離供給装置12,12aを含むカ
ード搬送装置11゜11aを備えている。
また、前記カード収納装置4とカード払出し装置5が面
している耐火金庫15の両開口部には、それぞれ非常用
シャッタ装置6が設けられている。
そして、前記非常用シャッタ装置6の外側には、前記カ
ード収納装置4及びカード払出し装置5と対応する位置
に、それぞれカードの収納口14とカードの払出し口8
が設けられている。そして、これら収納口14及び払出
し口8はシャッタ装置7によって開閉されるようになっ
ている。
次に、各構成部分ごとに詳細に説明する。
(1)カード収納棚1 第3図及び第4図に示すように、カード収納棚1は正方
形の枠体である外枠26を基体とし、その内部に縦仕切
り板27と横仕切り板28を組合せて構成した略正方形
状の多数の収納部16を有している。
第5図に示すように、縦仕切り板27の後縁には所定ピ
ッチでスリット29が形成されており、また前縁には所
定ピッチで位置検出用の検出突起30が設けられている
。また、横仕切り板28の前縁には所定ピッチで支持片
31が突設されている。各支持片31の中央には前記ス
リット29に組合されるスリット32がそれぞれ形成さ
れており、各支持片31の先端には、収納されたカセッ
ト2の抜は落ちを防止するための返し33が設けられて
いる。また、横仕切り板28の後縁には、カセット2を
案内する拡幅した導入部34を備えたカセット保持板3
5が所定ピッチで固設されている。そして、両仕切り板
27.28はスリット29.32の部分で互いに係合し
ており、縦仕切り板27の上下両端がブロック36を介
して外枠26に連結されると共に、横仕切り板28の左
右両端がブロック37を介して外枠26に連結されてい
る。
第3図及び第4図に示すように、この収納棚1の収納部
16は縦19個、横17個のマトリクスを構成している
が、カード収納装置4とカード払出し装置5を設けるた
めに、各々収納部9個分に相当する収納棚38及び払出
し棚39が設けられている。
このカード収納棚1の収納部16を構成する縦仕切り板
27及び横仕切り板28の各スリット29.32は、パ
ンチプレス加工によフて高い精度で加工することができ
る。そして、本実施例によれば、両仕切り板27.28
を各スリット29.32で組合せ、剛性の高い外枠26
内に両仕切り板27.28の各端部を固定してある。
従って各仕切り板27.28は互いに相手を補強し合う
ので、カード収納棚1全体としての強度が大きくなり、
複数に区画された各収納部16の位置精度も高くなる。
このため、後で詳述するカセット搬送装置3を用いてカ
ード管理装置用カセット2の出入わを行う際、基準位置
から縦横何番目の収納部16であるかがわかれば、単純
な位置計算によって直ちに目標とする収納部16を特定
することができる。
即ち、多数の収納部16について各々の位置を絶対値と
してカセット搬送装置3に記憶させておく必要がなくな
り、簡単な装置及び制御手法で各収納部16に対する位
置決めが行える。
また、各収納部16にはカセット保持板35が設けられ
ているので、仮にカセット2の位置決めに若干のずれが
あったとしても、導入部34によってカセット2は確実
に収納部16内に導かれる。
なお、縦仕切り板27の検出突起30については、後述
するカセット搬送装W3の項(3)で位置検出装置10
とともに詳述する。
(2)カード管理装置用カセット2(カセット2) このカセット2は種類別等に分類された複数枚のカード
18を収納する容器であり、前記カード収納棚1の各収
納部16に1個づつ収納することができる。そして、カ
ード18を装置20外に払出す場合には、所望のカード
18を収納したカセット2は、カセット搬送装置3によ
ってカード収納棚1から抜出されてカード払出し装置5
に設定される。また、カード18を装置2o内に収納す
る場合には、カセット2はカセット搬送装置3によって
カード収納装置4に設定され、カード18を受入れるよ
うになっている。
さて、第6図〜第8図に示すように、カセット2の本体
40は中空直方体形のケースである。まず、本体40の
上面は開口されてカードの入口41となっており、矢印
(イ)で示すように本体40の前面40a側から供給さ
れたカード18を内部に落し込んで積重ねるようになっ
ている。本体40の内面は、入口41に向けて拡げられ
た傾斜面となるように形成されており、入口41から入
ったカード18が円滑に本体4o内に落し込まれるよう
になフている。また、入口41の二つの隅部には略三角
形状のつば42が設けられており、−度収納されたカー
ド18が入口41からはみ出すことがないように構成さ
れている。
次に、本体40の下面40bのうち前面40a側の半分
近くが開口されるとともに、本体40の前面40aのう
ち下面40b側の一部が開口されることにより、本体4
0の下面40b及び前面40a側に開口したカード18
の出口43が形成されている。そして矢印(ロ)で示す
ように、本体40内に積重ねられたカード18は、下か
ら一枚づつ出口43を介して外に取出されるようになっ
ている。
次に、本体40の内部には、前記出口43の後端縁43
aに近い部分にローラ44が設けられている。このロー
ラ44はカード18の出入り方向と直交する軸を中心に
回動自在となっている。そして第7図に示すように、カ
ード18を本体4゜内に落し込んでローラ44上に載せ
た時、カード18が本体40内で斜めになり、カード1
8の先端18aが出口43の開口よりもやや上方に位置
するように構成されている。
このカード管理装置用カセット2によれば、カード18
を上部の入口41から入れて下部の出口43から出すの
で、先に収納された古いカードから順次排出していくこ
とができる。また、本体40内に入ったカード18は、
ローラ44を支点にして先端18aが浮上るような姿勢
に傾く。このため、次々に投入されたカード18.18
どうしは互いに滑り合い、整然と揃って積重なっていく
ことができ、−度収納されたカード18が出口43から
落下してしまうこともない。また、後述するように、カ
セット2内のカード18は吸着手段で一枚づつ取出され
ていくが、一番下にあるカード18の先端18aは出口
43の開口よりも上方にあり、かつカードが出口側を上
にして斜めに積重なっているので、排出されるカード1
8と接する上のカード18を容易に分離することができ
る。また、ローラ44が回転するので排出される時にカ
ード18に傷がつきにくい。
図中45は、カセット保持装置9のワーク保持手段が係
合する保持孔である。この保持孔45に関連した作用等
は、後の項(3)でカセット保持装置9等とともに説明
する。また、図中46は、カード払出し装置5にカセッ
ト2を設定する場合の位置決め孔である。この位置決め
孔46に関連した作用等は、カード払出し装置5に関す
る後の項(5)で説明する。
図中47は、収納されているカード18の量を目視する
ための切欠きである。図中48は、カード18を円滑に
収納するための空気抜きである。
図中49は、カード払出し装置5に設定された際に、同
装置のセンサによってカード18の有無を検知するため
の切欠きである。図中50は、カード収納装置4に設定
された際に、同装置のセンサによってカード18の満杯
を検知するための切欠きである。
(3)カセット搬送装置3(カセット保持装置9及び位
置検出装置10を含む。) 第9図及び第10図に示すように、前記カセット2を搬
送するカセット搬送装置3は、Z軸方向に移動自在とさ
れたカセット保持装置9と、カセット保持装置をX軸(
水平軸)及びY軸(垂直軸)方向に移動させる移動機構
17とを有している。
第9図及び第10図に示すように、移動機構17の機枠
51には、Y軸(垂直軸)に平行な左右一対のガイド棒
52が設けられている。このガイド棒52には案内部5
3を介して基部54がY軸方向に昇降動自在となるよう
に設けられており、該基部54の前面側には、ローラ5
5を介してカセット保持装置9がX軸方向く水平方向)
に移動自在となるように設けられている。この基部54
には、X軸方向の駆動系として一対のスプロケット56
及びこれに掛は回された駆動チェノ57と、スプロケッ
ト56を駆動するモータ58が設けられている。そして
駆動チェノ57の一部がカセット保持装置9に固定され
ており、前記モータ58の駆動によってカセット保持装
置9は基部54上で左右方向に自在に移動することがで
きるようになっている。
次に、前記機枠51には、前記基部54をY軸方向に作
動させる移動機構17の駆動系が設けられている。即ち
、機枠51の上方にはX軸に沿った駆動軸59が設けら
れており、この駆動軸59は駆動ギア60及びギアボッ
クス61を介してサーボモータ62に連動している。駆
動軸59の両端にはスプロケット63が固設されており
、各スプロケット63の直下である機枠51の下方には
それぞれスプロケット64が回動自在に設けられている
。このスプロケット64.64と前記スプロケット63
.63の間にはそれぞれ駆動チェノ65,65が掛は回
されている。そして、各駆動チェノ65の一部が、前記
基部54の両端にそれぞれ固定されている。
次に、第9図及び第10図に示すように、前記駆動チェ
ノ65には、駆動チェノ65の回転方向について前記基
部54等と対称な位置にバランサ66が固設されている
。バランサ66の重量は、カセット爆持装M9等を含め
た基部54全体の重さよりも軽くなっている。即ち、Y
軸方向に駆動されるべき基部54等とバランサ66は重
量がつり合っていないので、Y軸方向の駆動系には常に
一定方向の荷重が作用している。従って、該駆動系の動
力伝達部分にはバックラッシが生じなくなる。例えば、
特にバックラッシが問題となるギアボックス61内のギ
ア及び駆動ギア60においては、これらのギアは一定方
向の力によって常に片側に寄せられるのでバックラッシ
が生じなくなる。
このように、このカセット搬送装置3のY軸方向の駆動
系には、カセット保持装置9を有する基部54と重さの
異なるバランサ66を設けであるので、少くともY軸方
向についてのバックラッシが防止され、サーボモータ6
2による同方向についての位置決めが正確になる。
なお、ここではバランサ66を軽くしたが、カセット保
持装置9及び基部54より、バランサ66の方を重くし
てもよい。
次に前記基部54に取りつけられたカセット保持装置9
を第11図〜第13図によって説明する。
前記基部54に固設された基台70の上面には、Y軸に
平行な回転軸を有する2個のプーリ71が設けられてお
り、両プーリ71.71にはベルト72が掛は回されて
いる。そして基台70の下面にはパルスそ一タ73が固
設されており、このパルスモータ73がプーリ71,7
1及びベルト72を駆動するようになっている。また、
基台70の上面には、Z軸方向に平行な一対のガイド棒
74が設けられており、このガイド棒74にはZ軸方向
に移動自在となるように案内部材75を介してカセット
2の載置部76が設けられている。そして、載置部76
と前記ベルト72とは、連結板77を介して連動連結さ
れている。なお、図中78.78は載置部76の限界位
置を検出するセンサである。
前記載置部76の前端には、ワークであるカセット2が
載置される載置板79が突設されている。
第11図〜第13図に示すように、前記載置部76の上
面には、載置板79上に載せられたカセット2に係止し
、これをZ軸方向前方に押圧するように付勢された接触
部材としての押圧板80が設けられている。即ち、載置
部76上に設けられた一対のブラケット板81.81に
は、X軸と平行な揺動軸82をもって略矩形の押圧板8
0が所定範囲内で揺動自在となるように設けられている
。揺動軸82に設けられたねじりコイルばね83の一端
はブラケット板81に係止し、他端は押圧板80に係止
しており、押圧板80はストッパ部84がブラケット板
81に当接する図示の位置で静止するようになっている
。このように、この押圧板80は、第11図及び第12
図に示す位置を原位置とし、前方から載置板79上に入
ってきたカセット2に押されて後方に揺動し、ねじりコ
イルばね83の力によフてカセット2を前方に押圧する
ようになっている。
第11図〜第13図に示すように、前記押圧板80の背
面側には、押圧板8oの揺動方向について異なる2つの
位置に2個の検出センサ85゜86が設けられている。
これらの各検出センサはそれぞれ投光部と受光部からな
り、押圧板8oの背面側に設けられた2つの遮光板87
.88によって光路を遮られることでON信号を出力す
るように構成されている。ここで、押圧板8oに近い方
の検出センサ85はワーク検出センサであり、ワークで
あるカセット2によって揺動した押圧板80の第1の位
置を検出する。次に、後方の検出センサ86は保持位置
検出センサであり、さらに後方に揺動した押圧板80の
第2の位置を検出して、カセット2が保持位置にきたこ
とを検知するものである。
次に、前記載置部76の上面には、前記ブラケット板8
1を挟んでZ軸に平行な一対の保持爪89.89がワー
ク保持手段として設けられている。この保持爪89は軸
90をもって載置部76に回動自在に枢支されており、
鉤状に形成された先端部91が載置板79の両側に位置
するようになっている。また、軸90と先端部91の間
において、両保持爪89は引張りコイルばね92によっ
て連結されている。また載置部76上にはZ軸方向にリ
ンク板93を直動させるツレノド94が設けられている
。そして、前記両保持爪89゜89の後端部と、前記リ
ンク板93とが連結リンク板95によって連動連結され
ている。即ち、ソレノイド94を駆動すれば両保持爪8
9.89は引張りコイルばね92を引伸ばし、軸90を
中心に鉤状の先端部91を開くが、ソレノイド94を切
れば引張りコイルばね92の復帰力によって再び閉じる
ように構成されている。
次に、前記カセット保持装置9には、カード収納棚1の
各収納部16を検出するための位置検出装置10が設け
られている。
第120図及び第14図に示すように、カセット保持装
置9の基台70の下面前端には、2個1組の検出センサ
96,97が設けられている。各検出センサ96,97
は、前記カード収納棚1において、各収納部16の下方
にある一対の検出突起30.30を検出するものである
。第15図に示すように、雨検出センサ96,97の検
出位置は、同じではなくY方向にずらしてある。これに
よって、第16図に示すように、一方の検出センサ97
は一方の検出突起30aの中心よりもY方向について上
側を検知し、他方の検出センサ96は他方の検出突起3
0bの中心よりもY方向について下側を検知するように
なっている。
次に、以上のように構成されたカセット搬送装置3全体
としての作用を説明する。
カセット収納棚1内にあるカセット2を取出す場合、ま
ず移動機構17によってカセット保持装置9を所定の位
置に移動させる。この場合、少くともY軸方向の駆動系
についてはバックラッシが解消されており、さらにカー
ド収納棚1における各収納部16の位置精度が高いので
、カセット保持装置9は移動機構17によってほぼ正確
な位置に設定される。
次に、一対の検出センサ96,97が所定位置にある一
対の検出突起30.30を検知する。この場合、雨検出
センサ96,97におけるY方向の検出位置はずれてお
り、雨検出センサ96゜97がそれぞれ検出突起30.
30を検出した場合のみ、カセット保持装置9の位置決
めが行なわれたことになる。このように、2個の検出セ
ンサ96.97の検出位置をずらすことによって位置決
めの精度が向上し、少くとも検出位置のずれに相当する
誤差内での位置決め精度が確保される。
また検出位置をずらすことによって検出突起30を探す
範囲が拡大する。即ち、2個の検出センサ96.97の
うちの一方のみが一方の検出突起30を検出する場合が
あるが、その場合には移動機構17をY軸について上方
又は下方へ移動させることによって他方の検出突起30
をみつけ出し、正確な位置決めを行なうことができる。
なお、この実施例では、特にY軸方向についての正確な
位置決めを行える位置検出装置10について述べたが、
同じ原理をX軸方向に適用することも可能である。また
、カセット2の外面を光が反射しにくいような状−態に
仕上げておけば、雨検出センサ96,97の誤動作をよ
り確実に防止できる。例えば、カセット2を黒色のプラ
スチックで成形し、外面を梨地状にするとよい。
次に、所定の収納部16に位置決めされたカセット保持
装置9は、Z軸方向に移動してカード収納棚1内のカセ
ット2を取出しに行く。
まず、第17図(a)に示すように、パルスモータ73
の駆動によって載置部76を収納部16内に収納された
カセット2に向けて移動させる。この時、載置板79は
カセット2の下面よりも下方の位置にあり、ソレノイド
94が作動されて保持爪89は開いた状態にある。
第17図(b)に示すように、載置部76をさらにカセ
ット2に向けて移動させると、カセット2が押圧板80
を押す。そして揺動した押圧板80の一方の遮光板87
がワーク検出センサ85を遮光−じ、これによってカセ
ット2の存在が検出される。
カセット2の存在が検出されると、第17図(C)に示
すように、カセット保持装置9全体が上方に移動し、カ
ード収納棚lの一対の支持片31.31の間を通って上
昇した載置板79がカセットを持ち上げる。
第17図(d)に示すように、載置部76をさらにカセ
ット2に向けて移動させると、カセット2がさらに押圧
板80を押す。さらに後方へ揺動した押圧板80の他方
の遮光板88が保持位置検出センサ86を遮光し、これ
によフてカセット2が保持位置にきたことが検知される
。ここで、保持位置検出センサ86からの信号によって
ソレノイド94を切り、引張りコイルばね92の復帰力
によって保持爪89の先端部91を閉じる。この時、保
持爪89の先端部91は、カセット2の保持孔45のな
かに入るが、保持孔45の周縁部45aに係合してはい
ない。
第17図(ei)に示すように、ここで載置部76をZ
軸方向の後方へ向けて移動させ、カセット2をカード収
納棚1から引き出す。すると、ねじりコイルばね83の
弾性力によって載置板79上のカセット2を押圧板80
が押し返す。カセット2の保持孔45の周縁部45aに
は前記保持爪89の先端部91が係合し、これによって
カセット2は一対の保持爪89.89と押圧板80によ
って載置板79上に確実に保持される。この時、保持位
置検出センサ86は再びOFFになるが、ワーク検出セ
ンサ85はONのままである。
このような各センサによる検出状態の変化から、カセッ
ト2を正常につかめたことが検知される。
次に、移動機構17が作動し、このカセット2をカード
収納装置4又はカード払出し装置5に搬送して所定の位
置に設定する。そしてカード18の収納又は払出しが終
ったところで再び該カセット2を取出し、゛カード収納
棚1の所定位置に返す。
カセット2を返す場合には、まずカード収納棚1の一対
の検出突起30.30を一対の検出センサ96,97に
よって検知し、カセット保持装置9を位置決めする。こ
の状態では、ワーク検出センサ85はONだが、保持位
置検出センサ86は遮光されていない。
次に、カセット保持装置9を少し持ち上げた状態で、保
持位置検出センサ86がONになる位置までカセット2
を収納部16内に差込む。この状態では、カセット2は
カセット保持板35に保持され、また保持爪89の先端
部91は保持孔45の周縁部45aから離れる。
次に、ソレノイド94を作動させて保持爪89の先端部
91を開き、カセット2の保持を解除する。そして、ワ
ーク検出センサ85のみがONとなる位置まで、載置部
76をZ軸方向の後方へ移動させる。
ここで、カセット2を収納部16内に残してカセット保
持装置9を下降させ、さらにZ軸方向の後方へ移動させ
る。
このように、本実施例のカセット保持装置9によれば、
2個の検出センサ85,86と押圧板80によって、カ
セット2の有無と保持動作の成否を確認することができ
る。また、ねじりコイルばね83で付勢された押圧板8
0でカセット2を押し、カセット2の保持孔45に保持
爪89を引掛けることで、載置板79上の該カセット2
を確実に保持することができる。
(4)カード収納装置4 カード収納装置4は前記カード収納棚1内に組込まれて
いる。そしてカード収納装置4は、カード管理装置20
の収納口14に積まれたカード18を1枚づつ装置20
内に搬入してカセット2内に投入するカード搬送装置1
1を備えている。
第18図に示すように、このカード搬送装置11は、吸
着手段としての吸着パッド100を備えた第1のカード
搬送部であるカード剥離供給装置12と、一方向クラッ
チを備えたカード受渡し搬送部101と、第2のカード
搬送部であるベルト搬送装置102とから構成されてい
る。また、第18図において103はカードリーダであ
り、カード搬送装置11がカード管理装置20内に収納
する各カード!8の種類等を読み取ることができるよう
になっている。
第18図〜第21図によフてカード剥離供給装置12を
説明する。
まず、枠台104の上板の上面には4個の案内ブロック
105が固設されており、これら案内ブロック105に
は互いに平行な2本の摺動軸106が移動自在に設けら
れている。雨宿動軸106は基部材107によって一体
に連結されており、基部材107の上面には係合ローラ
108が設けられている。また、枠台104の側方には
、後述する吸着手段100の搬送手段であるモータ10
9が設けられており、その軸端には係合ローラ110を
有するアーム111が取付けられている。そして、枠台
104には、先端部と中央部に係合孔112,113が
形成された連結リンク114が基端部において回動自在
に軸支されており、前記アーム111の係合ローラ11
0と前記基部材107の係合ローラ108がそれぞれ連
結リンク114の各係合孔113,112に係合してい
る。即ち、モータ109の回転が直線運動に変換され、
基部材107で連結された2本の摺動軸106を直動さ
せるように構成されている。
次に、第19図〜第22図に示すように、前記摺動軸1
06の先端側(収納口14側)には揺動自在のリンク機
構115が設けられている。即ち、摺動軸106の先端
側には箱枠状の取付部116が固設されており、該取付
部116の下端には一対の取付フランジ116aが突設
されている。そして該取付フランジ116aには揺動板
117が揺動自在に軸支されている。また、前記取付部
116の上方には作動板118が揺動自在に軸支されて
おり、その下端部に突設された係合部119が、前記揺
動板117の上端面に設けられた係合ローラ120に係
合している。また前記取付部116の上方と前記揺動板
117の上端面とは復帰用のばね121によりて連結さ
れている。そして、前記基部材107上には駆動手段と
してのソレノイド122が設けられ、ソレノイド122
の駆動軸と前記作動板118とが連結板123で連動連
結されている。
次に、前記揺動板117には、吸着手段としての吸着パ
ッド100が2個設けられている。この吸着パッド10
0は下方に向けられており、チューブ124を介して吸
引手段に連通されている。
第19図、第21図、第23図及び第24図によってカ
ード受渡し搬送部101と、ベルト搬送装置102を説
明する。
第19図及び第21図に示すように、枠台104の側板
の内面には、駆動軸を水平にした状態で搬送モータ12
5が設けられている。また、該側板には、第1の駆動軸
126と第2の駆動軸127がそれぞれ水平に設けられ
ている。側板の外側に突出した搬送モータ125の駆動
軸にはプーリ128が設けられている。側板の外側に突
出した第2の駆動軸127には大プーリ129と小プー
リ130が同軸に固設され、側板の外側に突出した第1
の駆動軸126には大プーリ129と小プーリ130の
中間の大きさのプーリ131が設けられている。そして
、搬送モータ125の駆動軸のプーリ128と大プーリ
129はベルト132によって連動連結され、小プーリ
130と前記プーリ131はベルト133によって連動
連結されている。これによって、搬送モータ125を一
定速度で回転駆動すれば、第1の駆動軸126よりも第
2の駆動軸127の方が回転数が大きくなる。なお、図
中134はテンションプーリであり、ばねの力によって
各ベルト132゜133に張力を与えている。
第21図及び第24図に示すように、側板の間にある第
1の駆動軸126には一方面クラッチ135を介してゴ
ムリング136が設けられており、カード受渡し搬送部
101が構成されている。第24図中に矢印(ハ)で示
すように、この一方向クラッチ135は、前記カード剥
離供給装置12によるカード18の挿入方向(図中左方
向)、又は後述するベルト搬送装置102によるカード
18の引出し方向(図中左方向)に沿フて空転するよう
に構成されている。このカード受渡し搬送部101の回
転周速度は、前記カード剥離供給装置12の搬送速度よ
りも小さい。また、前記第2の駆動軸127によって駆
動するベルト搬送装置102の搬送速度よりも小さい。
第23図にも示すように、このカード受渡し搬送部10
1には、ばね137で下方に付勢された押えローラ13
8が上方から当接している。
第24図に示すように、側板の間において、第2の駆動
軸127には駆動プーリ139が設けらており、該第2
の駆動軸127と第1の駆動軸126の間には、位置が
固定された3個の従動プーリ140とばね141で付勢
された1個のテンションプーリ142とが設けられてい
る。そして、これら駆動プーリ139と各従動プーリ1
40及びテンションプーリ142には搬送ベルト143
が装着されている。また第23図及び第24図に示すよ
うに、前記搬送ベルト143の上方には、ばね144で
下方に付勢された3個のプーリが設けられており、各プ
ーリ145には従動ベルト146が装着されて前記搬送
ベルト143に接している。このように、このベルト搬
送装置102は互いに接触して連動する搬送ベルト14
3と従動ベルト146を有し、前記カー・ド受渡し搬送
部101の周速度よりも大きい搬送速度でカード18を
挟持搬送できるようになっている。
次に、第19図、第23図及び第24図に示すように、
前記ベルト搬送装置102の図中左隣には、カセット2
の設定部147が設けられている。この設定部147け
、前記ベルト搬送装置102が搬送してくるカード18
を受入れるカセット2を設定するためのものである。カ
セット2が載置される支持板148には、前記カセット
保持装置9の載置板79をかわすための矩形の切欠き1
48aが形成されている。また図中149はカセット2
の保持板であり、前記カード収納棚1に設けられたカセ
ット保持板35と同様の機能を有する。また、特に図示
はしないが、この設定部147には、カセット2の有無
を検知するセンサと、カセット2がカード18で満杯に
なったことを検知するセンサと、カセット2内のカード
18の有無を検知するセンサとが設けられている。
次に、第18図に示すように、カード管理装置20の収
納口14には、多数のカード18を斜めに積重ねて上方
へ順次持上げていく供給装置150が設けられている。
この供給装置150は、一番上にあるカード18が常に
所定の取出し位置にくるように駆動制御されている。ま
た、この供給装置150の上方には、押えローラ151
でカード18を押えるウェイトレバー152を有するカ
ード保持装置13が揺動自在に軸支されており、前記カ
ード剥離供給装置12の吸着パッド100によって取出
されるカード18の上面をばねの力で押えるようになっ
ている。
次に、以上のように構成されたカード収納装置4の作用
を説明する。
第19図、第20図及び第22図に示すカード剥離供給
装置12によって、収納口14の供給装置150に積上
げられたカード18を1枚づつ剥離して搬送する。まず
モータ109の駆動によって摺動軸106が前方へ伸び
、その先端にある吸着パッド100が取出し位置に設定
される。ここでソレノイド122が駆動され、連結板1
23と作動板118と揺動板117からなるリンク機構
115が操作される。即ち揺動板117がばね121の
力に抗して揺動するので、第22図(a)に示すように
吸着パッド100は姿勢を傾け、傾斜したカード18の
先端上面に吸着する。
ここでソレノイド122への通電が切られると、第22
図(b)に示すように揺動板117及び吸着パッド10
0はばね121の復帰力によって元の姿勢に戻る。ここ
で、カード18の上面中央は図示しないウェイトレバー
152が押えているので、リンク機構115による吸着
パッド100の揺動によって、吸着パッド100が吸着
した一番上のカード18の先端は下にあるカード18の
先端と確実に剥離される。
そして、モータ109が駆動され、吸着保持されたカー
ド18が下のカード18の層から引き抜かれていく。こ
の場合、カード18にはカード保持装置13によって若
干の力が加えられているので、引き抜く速度を急激に立
ち上げると吸着パッド100とカード18との間に滑り
が生じてしまう。しかしながら、この実施例では、モー
タ109の回転運動がアーム111及び連結リンク11
4を介して直線運動となって吸着パッド100に伝達さ
れるため、吸着パッド100の引抜き運動は始めは遅く
、次第に速くなっていく。
このため、このカード剥離供給装置12によるカード1
8の取出し及び搬送はきわめて円滑に行われる。
次に、第25図に示すようにカード剥離供給装置12に
搬送されたカード18は、第26図に示すようにカード
受渡し搬送部101に入り、この時に吸着パッド100
による保持が解除される。
カード剥離供給装置12の速度V、はカード受渡し搬送
部101の周速度v2よりも大きい。従って、カード1
8はカード受渡し搬送部101に押し込まれることにな
るが、この時には一方向クラッチ135が同方向に空転
するので、カード18に負荷はかからず傷がつくことは
ない。
次に、第27図に示すように、カード18はカード受渡
し搬送部101からベルト搬送装置102へ入る。ベル
ト搬送装置102の搬送速度V、はカード受渡し搬送部
1′01の周速度v2よりも大きい。従って、カード1
8はベルト搬送装置102に挟持された時に引張られる
ことになるが、この時には一方向クラッチ135が同方
向に空転するので、カード18に負荷はかからず傷がつ
くことはない。
そして、ベルト搬送装置102に搬送されたカード18
は、設定部147に設けられたカセット2の中に次々と
落し込まれていく。
このように、カード収納装置4が有するカード搬送装置
11によれば、カード剥離供給装置12とベルト搬送装
置102の間に一方向クラッチ135を有するカード受
渡し搬送部101を設けたので、カード18を変形させ
たり傷をつけることなく連続的に搬送することができる
。また、カード剥離供給装置12によれば、リンク機構
115で揺動する吸着バッド100を有しているので、
ウェイトレバー152の作用と相俟って、積重ねられた
カード18を1枚づつ確実に剥離して搬送できる。
(5)カード払出し装置5 カード払出し装置5は前記カード収納装置4の下方にあ
ってカード収納棚1内に組込まれている。そして、カー
ド払出し装置5は、カセット2内のカード18を1枚づ
つ取出して搬送し、カード管理装置20の払出し口8内
に投入するカード搬送装置11aを備えている。
第28図に示すように、このカード搬送装置11aは、
吸着手段としての吸着バッド100aを備えた第1のカ
ード搬送部であるカード剥離供給装置12aと、一方向
クラッチを備えたカード受渡し搬送部101aと、第2
のカード搬送部であるベルト搬送装置102aとから構
成されている。また、第28図において160はカード
リーダであり、カード搬送装置11aが外部に払出す各
カード18の種類等を読み取ることができるようになっ
ている。
第29図、第31図及び第32図によって力、−ド剥離
供給装置12aを説明する。
枠台161の内部には基台162が設けられており、基
台162の傾斜した上面には互いに平行な一対の案内棒
163が設けられている。この案内棒163には案内ブ
ロック164を介して基部材165が移動自在に設けら
れており、基部材165の下面には係合ローラ166が
設けられている。また、基台162の上面には、前記案
内棒!63の側方に、後述する吸着バッド100aの搬
送手段であるモータ167が駆動軸を下に向けて設けら
れており、その軸端には係合ローラ168を有するアー
ム169が取付けられている。そして、基台162の上
面には、先端部と中央部に係合孔170,171が形成
された連結リンク172が基端部において回動自在に軸
支されており、前記アーム169の係合ローラ168と
前記基部材165の係合ローラ166がそれぞれ連結リ
ンク172の各係合孔171,170に係合している。
即ち、前記カード収納装置4のカード剥離供給装置12
と同様に、モータ167の回転が直線運動に変換され、
案内棒163に沿って基部材165を直動させることが
できるように構成されている。
次に、第32図及び第36図に示すように、前記基部材
165には揺動自在のリンク機構173が設けられてい
る。即ち、前記基部材165の上面には一対の取付アー
ム174が設けられており、この取付アーム174には
揺動板175が揺動自在に軸支されている。そして、こ
の揺動板175と取付アーム174とは復帰用のばね1
76によって連結されている。次に、前記基部材165
の下面にはソレノイド177が設けられており、ソレノ
イド177の駆動軸と前記揺動板175とは、中央部を
基部材165側に軸支された連結板178で連動連結さ
れている。
次に、前記揺動板175には、吸着手段とじての吸着バ
ッド100aが2個設けられている。この吸着バッド1
00aは上方に向けられており、チューブ179を介し
て図示しない吸引手段に連通されている。
第28図、第29図及び第30図によってカード受渡し
搬送部101aとベルト搬送装置102aを説明する。
第29図に示すように、枠台161の側板の内面には、
駆動軸を水平にした状態で搬送モータ180が設けられ
ている。また、該側板には、第1の駆動軸181と第2
の駆動軸182がそれぞれ水平に設けられている。側板
の外側に突出した搬送モータ180の駆動軸にはプーリ
183が設けられている。側板の外側に突出した第2の
駆動軸182には大プーリ184と小プーリ185が同
軸に固設され、側板の外側に突出した第1の駆動軸18
1には大プーリ184と小プーリ185の中間の大きさ
のプーリ186が設けられている。そして、搬送モータ
180の駆動軸のプーリ183と大プーリ184はベル
ト187によって連動連結され、小プーリ185と前記
プーリ186はベルト188によって連動連結されてい
る。これによって、搬送モータ180を一定速度で回転
駆動すれば、第1の駆動軸181よりも詑2の駆動軸1
82の方が回転数が大きくなる。なお、図中189はテ
ンションプーリであり、ばねの力によって各ベルト18
7,188に張力を与えている。
第30図に示すように、側板の間にある第1の駆動軸1
81には一方向クラッチ190を介してゴムリング19
1が設けられており、カード受渡し搬送部101aが構
成されている。第28図中に矢印(ニ)で示すように、
この一方向クラッチ190は、前記カード剥離供給装置
12aによるカード18の挿入方向(図中右方向)、又
は後述するベルト搬送装置102aによるカード18の
引出し方向(図中右方向)に沿って空転するように構成
されている。このカード受渡し搬送部101aの回転周
速度は、前記カード剥離供給装置12aの搬送速度より
も小さい。また、前記第2の駆動軸182によって駆動
するベルト搬送装置102aの搬送速度よりも小さい。
第29図にも示すように、このカード受渡し搬送部10
1aには、ばねで上方に付勢された押えローラが下方か
ら当接している。
第28図及び第30図に示すように、側板の間において
、第2の駆動軸182には駆動プーリ192が設けられ
ており、該第2の駆動軸182と第1の駆動軸181の
間には、位置が固定された従動プーリ193とばねで付
勢されたテンションプーリ194とが設けられている。
そして、これら駆動プーリ192と従動プーリ193及
びテンションブー9194には搬送ベルト195が装着
されている。また第28図に示すように、前記搬送ベル
ト195の下方には、2個のプーリ196とばねで付勢
されたテンションプーリ197とが設けられており、各
プーリ196゜197には従動ベルト198が装着され
て前記搬送ベルト195に接している。このように、こ
のベルト搬送装置102aは互いに接触して連動する搬
送ベルト195と従動ベルト198を有し、前記カード
受渡し搬送部101aの周速度よりも大きい搬送速度で
カード18を挟持搬送できるようになっている。
次に、第29図及び第30図に示すように、前記ベルト
搬送装置11aの図中左隣には、カセット2の設定部1
99が設けられている。この設定部199は、外部に払
出すカード18を収納したカセット2を設定するための
ものである。カセット2が載置される支持板200には
、前記カセット保持装置9の載置板79をかわすための
矩形の切欠き201と、カセット2の出口43に対応す
る開口部202とが形成されている。また図中203は
カセット2の保持板であり、前記カード収納棚1に設け
られたカセット保持板35と同様の機能を有する。また
、この設定部199には、カセット2内のカード18の
有無を検知するセンサ204と、図示しないカセット2
の有無を検知するセンサとが設けられている。
次に、第29図、第30図及び第33図に示すように、
前記設定部199には、カセット2を所定位置に位置決
めするための位置決めレバー205が設けられている。
位置決めレバー205は、先端部にこる206を有して
おり、また回、動輪207をもって基端部を枠台161
に軸支されている。そして、この回動軸207にはねじ
りコイルばね208が設けられており、該位置決めレバ
ー205を上方に付勢している。また、位置決めレバー
205の略中央部上側には、係合アーム209が設けら
れている。
次に、この位置決めレバー205の上方にはカード保持
装置13aが設けられている。このカード保持装置13
aは、回動軸212をもって基端部を枠台161側に軸
支されたウェイトレバー210と、その先端部に設けら
れたころ211とを有している。そして、このウェイト
レバー210は前記位置決めレバー205の係合アーム
209に係合しており、ねじりコイルばね208の付勢
力によって、前記位置決めレバー205とともに第33
図に示した上方位置に設定されるようになっている。
次に、以上のように構成されたカード払出し装置5の作
用を説明する。
まず、所望のカード18が収納されたカセット2を前記
カセット保持装置9によって設定部199に設定する。
第34図(a)に示すように、カセット保持装置9によ
って支持板200よりもやや上方の位置に保持されたカ
セット2が設定部199に挿入されると、該カセット2
の前面40aに位置決めレバー205のころ206が当
接する。
第34図(b)に示すように、カセット2が設定部19
9内にさらに挿入されると、位置決めレレ バー205は下方へ揺動され、位置決め★バー205の
ころ206はカセット2の位置決め孔46よりも下方に
位置する。そして、位置決めレバー205の下降に伴っ
てウェイトレバー210も下降し、ウェイトレバー21
0のころ211がカセット2内にあるカード18の上面
に当接する。
第34図(C)に示すように、ここでカセット保持装置
9を下降させてカセット2を支持板200上に設定する
。この動作によって位置決めレバー205のころ206
がカセット2の位置決め孔46に係合し、カセット2が
所定の位置に設定されたことが確認される。
次に前記カード剥離供給装置12aによって、前記カセ
ット2内のカード18を下から1枚づつ剥離して取出す
第36 図(a )に示すように、前記モータ167の
駆動によって基部材165をカセット2側へ移動させ、
吸着パッド100aを取出し位置に設定する。
第36図(b)に示すように、ここでソレノイド177
を駆動して連結板178の下端側を引込むと、取付アー
ム174に設けられた揺動板175及び吸着パッド10
0aは上方に揺動する。これによって吸着パッド100
aは、カセット2の出口43から鳴いている一番下のカ
ード18の先端部下面に吸着する。
ここでソレノイド177への通電が切られると、第36
図(C)に示すように揺動板175及び吸着パッド10
0aはばね176の復帰力によって元の姿勢に戻り、一
番下のカード18は下方へ引張られる。ここで、ローラ
44を支点にしてカセット2内で傾斜して積層されてい
るカード18は、該ローラ44に関して吸着パッド10
0aと反対の上面側からウェイトレバー210の圧力を
受けている。従って、前述したようにカード18の先端
を吸着した吸着パッド100aがリンク機構173によ
って下方へ揺動すれば、ウェイトレバー210がない場
合を示す第35図のように、カード18の後端がもち上
がってしまうことはなく、後続のカード18が出口43
から落下してしまう恐れはない。そして、吸着されたカ
ード18は上にあるカード18と確実に剥離される。
なお、前記ウェイトレバー210は図示しないストッパ
によって下限位置が定められているので、カセット2内
のカード18が残り少くなった時にカード18がウェイ
トレバー210で折り曲げられてしまうことはない。
次に、第36図(d)に示すように、モータ167が駆
動して、吸着パッド100aに保持されたカード18を
カセット2から引き抜いてカード受渡し搬送部101a
へ搬送する。
この場合、引き抜かれるカード18には上部に載ってい
るカード18の重量が加わっているため、引き抜く速度
を急激に立ち上げると吸着パッド100aとカード18
との間に滑りが生じてしまう。しかしながら、この実施
例では、モータ167の回転運動がアーム169及び連
結リンク172を介して直線運動となって吸着パッド1
00aに伝達されるため、吸着パッド100aの引抜き
運動は始めは遅く、次第に速くなっていく。このため、
このカード剥離供給装置12aによるカード18の取出
し及び搬送はきわめて円滑に行われる。また、このよう
な構造で搬送速度の変化をつけるようにすると、モータ
167の回転速度は一定でよく、このため制御が容易に
なる。
次に、カード18はカード受渡し搬送部101aを経て
ベルト搬送装置102aへ入る。
前記カード剥離供給装置12a及びベルト搬送装置10
2の搬送速度は、カード受渡し搬送部101aの周速度
よりも大きい。従って、カード収納装置4の項(4)で
詳述したのと同様の作用により、カード18の受渡し時
には一方向クラッチ190が空転してカード18には負
荷がかからず、カード18に傷がつくことはない。
そしてベルト搬送装置102aから排出されたカード1
8は、第28図に示すように払出し口8に次々と積重ね
られていく。
このように、カード払出し装置5が有するカード搬送装
置11aによれば、カード剥離供給装置12aとベルト
搬送装置102aの間に一方向クラッチ190を有する
カード受渡し搬送部101aを設けたので、カード18
を変形させたり傷をつけることなく連続的に搬送するこ
とができる。また、カード剥離供給装置12aによれば
、リンク機構173で揺動する吸着パッド100aを有
しているので、カード保持装置であるウェイトレバー2
10の作用と相俟フて、積重ねられたカード18を下か
ら1枚づつ確実に剥離して搬送できる。
(6)非常用シャッタ装置6 以上説明してきたカード収納棚1等の各装置類は、始め
に説明した通り、換金性のあるカードを火災から守るた
めに耐火金庫15の内部に収納されている。そして、カ
ードの外部との出入れは耐火金庫15に設けられた2つ
の開口部を介して行なっているが、火災等の非常時には
非常用シャッタ装置が各開口部を閉止するようになって
いる。
第37図において、221は耐火金庫15の壁体側に形
成された収納側の開口部、222は払出し側の開口部で
ある0両開口部221,222には、耐火能力を有する
収納シャツタ板223と払出しシャツタ板224がそれ
ぞれ設けられている。そして、両シャッタ板223,2
24は、上下動自在となるようにそれぞれ両端縁をガイ
ドされている。
第37図及び第38図に示すように、収納シャツタ板2
23の上端縁は、2個所に切欠き226が形成された第
1のシャッタホルダ225に固設されている。また払出
しシャツタ板224の下端縁は、第2のシャッタホルダ
227に固設されている。第1のシャッタホルダ225
の左端の近傍では、固定基板228に回転軸229が設
けられており、この回転軸229には連動する2個のス
プロケット230,231が設けられている。また、第
1のシャッタホルダ225の右端の近傍では、回動自在
とされた2個のスプロケット232.233が固定基板
228の上下の同位置に設けられている。そして、第1
のシャッタホルダ225の左端には左ローラチェン23
4の一端が固定され、該右ローラチェン234はスプロ
ケット230に掛は回されて下方に導かれ、その他端が
第2のシャッタホルダ227の左端に連結されている。
さらに、第1のシャツタホルダ225の右端には左ロー
ラチェン235の一端が固定され、該右ローラチェン2
35はスプロケット232,231,233の順に掛は
回されて下方に導かれ、その他端が第2のシャツタホシ
レダ227の右端に連結されている。
前記固定基板228には、一対の支持アーム236.2
37が、開位置にある収納シャツタ板223の支持部材
として設けられている。各支持アーム236.237は
、揺動自在となるように下端部を固定基板228に軸支
されており、両支持アーム236,237は各中央部に
おいてリンクレバー238で連動連結されている。そし
て、両支持アーム236,237の上端部には、それぞ
れ支持ローラ239.240が設けられている。これら
の各支持ローラ239,240は、開位置にある収納シ
ャツタ板223の第1のシャッタホルダ225を、前記
切欠き226.226の右側の位置において、それぞれ
下方から支持している。
前記両支持アーム236,237の間の固定基板228
には、係算板241が突設されている。
そして、左側の支持アーム236と該係止板241の間
には、該支持アーム236を右側に引張るコイルばね2
42が設けられている。また、右側の支持アーム237
と係止板241の間には、該支持アーム237を左側に
引張るコイルばね243が設けられている。
左側のコイルばね242は通常の金属材料で作られてお
り、そのばね特性は第40図の線(ホ)で示される。右
側のコイルばね243は形状記憶合金で作られており、
常温でのばね特性は第40図中に線(へ)で示され、変
化点である100℃を越えた場合のばね特性は線(ト)
で示される。
次に2以上の構成にあける作用を説明する。
まず、常温においては、左側にある通常のコイルばね2
42の引張力の方が強く、このため両支持アーム236
,237は右方向へ付勢される。
即ち、第37図に示すように両支持アーム236.23
7はほぼ垂直位置に設定されてストッパ244に係止し
、第1のシャッタホルダ225を支持することになる。
次に、火災時などのように環境温度が100℃を超えて
上昇すると、形状記憶合金製のコイルばね243は第4
0図に線(ト)で示す本来の引張り力を発揮するように
なる。この引張り力は前記通常のコイルばね242の引
張り力を上回るものであり、これによって前記支持アー
ム236゜237は左方へ揺動し、第39図に示すよう
に斜めになった状態でストッパ245に係止する。この
結果、支持アーム236,237の各支持ローラ239
,240は、第1のシャッタホルダ225の各切欠き2
26,226に位置することになり、同図に示すように
第1のシャッタホルダ225及び収杷シャッタ板223
は自重で落下し、収納側の開口部221を閉止する。こ
の時、左右のローラチェン234,235及び各スプロ
ケット230,231,23 .233で連動連結され
た払出しシャッタ基224は、収納シャツタ板223の
下降に同期して上昇し、払出し側の開口部222を閉止
する。なお、左右のローラチェン234,235は、同
一軸上で連動する2つのスプロケット230,231に
掛は回してあるので、各シャツタ板223,224の左
右の上下動作は均一になる。
このように、この非常用シャッタ装置6は簡単な構造で
動作が確実であり、火災時等に耐火金庫15の開口部2
21,222を速やかに閉止することができる。
(7)シャッタ装置7 カード管理装置20の収納口14及び払出し口8には、
シャッタ装置7が設けられている。ここでは、払出し口
8に設けられているシャッタ装置250を例にとって説
明する。
第41図〜第43図に示すように、枠体251には左右
一対の案内棒252が互いに平行に渡設されている0図
中253は払出し口8の開口8aを覆うシャツタ板であ
り、シャツタ板253の左右両側部に設けられたガイド
プロッタ254゜255にはスライド自在に案内棒25
2が挿通している。即ち、シャツタ板253は案内棒2
52に沿って上下動自在であり、上昇によって払出し口
8の開口8aを閉止し、下降によって開口8aを開くよ
うになっている。
一方の案内棒252の外側には、モータ256に連動連
結された駆動プーリ257と従動プーリ258とが設け
られており、両プーリ257゜258には案内棒252
と平行な駆動手段としての駆動ベルト259が掛は回さ
れている。
次に、前記シャツタ板253と駆動ベルト259は連結
手段260によって連動連結されている。
即ち、駆動ベルト259に近い前記シャツタ板253の
一側部には搬送ブロック261が固設されている。この
搬送ブロック261には、駆動ベルト259及び案内棒
252と平行な所定長さの連結棒262が固設されてい
る。また、駆動ベルト259には取付ブロック263が
固定されている。この取付ブロック263には貫通孔が
形成されていて、前記連結棒262が挿通している。そ
して、取付ブロック263から突出した連結棒262の
先端には抜は止め264が固設され、搬送ブロック26
1と取付ブロック263の間にある連結棒262にはコ
イルばね265が介装されている。即ち、シャツタ板2
53と駆動ベルト259は連動連結されてはいるが、コ
イルばね265の伸縮によって相互の位置関係が所定の
範囲内で変動しつるように構成されている。
次に、前記搬送ブロック261には、投光部と受光部か
らなる検知手段266が設けられている。前記取付ブロ
ック263には孔が形成された遮光板267が設けられ
ている。そして、この遮光板267は、駆動ベルト25
9とシャツタ板253の相対的移動に伴フて検知手段2
66の光路を横切るようになフているが、第41図に示
すようにシャツタ板253に負荷が加わっていない時に
は孔の部分が検知手段266の光路に位置するようにな
っている。
図中268及び269はシャツタ板253の上下限位置
等を検出する2個1組の検知手段であり、その構成は前
記検知手段266と同一である。そして、シャツタ板2
53の一方のガイドブロック254には、この検知手段
268,269を作動させる遮光板270が設けられて
いる。
次に、以上の構成における作用を説明する。
モータ256によって駆動ベルト259を開方向に駆動
し、取付ブロック263を下降させる。
搬送ブロック261はコイルばね265及び連結棒26
2を介して取付ブロック263に連動するので、シャツ
タ板253と駆動ベルト259の相対的な位置関係は変
わらず、シャツタ板253は下方へ移動していく。この
ため、検知手段266と遮光板267の位置関係も変わ
らない。
駆動ベルト259を閉方向に駆動し、取付ブロック26
3を上昇させる。搬送ブロック261はコイルばね26
5を介して取付はブロック263に押上げられ、これに
よりてシャツタ板253は上昇していく。ここで、第4
4図に示すように開口部8aとシャツタ板253の間に
異物271が挟まると、シャツタ板253に負荷が加わ
る。そしてコイルばね265が縮んで取付はブロック2
63よりも下方に連結棒262が突出し、搬送ブロック
261と取付はブロック263の間隔が狭まる。即ち、
駆動ベルト259の取付はブロック263とシャツタ板
253との間隔が狭まる。この時、検知手段266と遮
光板267の相対的な位置関係も変化し、遮光板267
の孔の位置がずれて検知手段266の光路が遮断される
。そして、該検知手段266からの信号によって、前記
モータ256が停止又は逆転する。
このシャッタ装置7によれば、閉止動作中のシャツタ板
253に指等がはさまれても、シャツタ板253は閉止
方向と逆方向に押し返されるので、指等に直ちに大きな
力が加わることはない。特にコイルばね265の弾力を
小さくしておけば、挟まれた指に加わる力を十分に小さ
くできる。そして、検知手段266によって異常は直ち
に検知され、閉止動作を停止させたり、開動作に切換え
ることができる。
また、払出し口8に設けられ、下から上へ向けて閉動作
するシャッタ装置7について説明したが、動作方向はこ
れと逆であってもかまわない。
(8)カードの払出し口8 第45図及び第46図は、前記シャッタ装置7のシャツ
タ板253に連動して開閉されるカード18の払出し口
8を示している。
図中280は、払出し口8の開口8aに設けられた開閉
自在のカード保持部材である。カード保持部材280は
、上端縁に矩形の切込み281を有する略コ字形の板体
である。その下方両側には、払出し口8の内側に突出し
た取付7ランジ282.282が設けられており、該取
付フランジ282,282の先端は回動軸283をもっ
て開口8aの下縁側に軸支されている。また、カード保
持部材280の両側にはローラ284゜284が設けら
れており、前記シャッタ装置7のシャツタ板253の内
面に接触するようになっている。また、前記回動軸28
3の下方には、外方に回動したカード保持部材280を
係止するストッパ板285が設けられている。即ち、こ
のカード保持部材280は、前記シャツタ板253が下
方に引込まれている時は自重によって装置20の外方へ
倒れ、シャツタ板253が上昇すると該シャツタ板25
3に押上げられるようになっている。
次に、前記払出し口8の内部において、前記回動輪28
3の上方には、カード保持部材280の側が低くなった
傾斜板286が設けられている。
そして、前記カード払出し装置5から排出されたカード
18が払出し口8内に投入されると、該カード18は傾
斜板286上に積重ねられ、カード保持部材280の内
面側に先端が当接するようになっている。なお、図中2
87は払出し口8におけるカード18の満杯を検知する
センサである。
次に、以上の構成における作用を説明する。
カード払出し装置5から排出されたカード18は、払出
し口8の傾斜板286上で斜めになって積重なり、カー
ド保持部材280によって保持される。
ここで、前記シャッタ装置7のシャツタ板253を下降
させれば、第46図中に想像線で示すように、カード保
持部材280は自重で外側に向けて倒れてストッパ板2
85に係止する。傾斜板286上のカード18は、手前
側に大きく開いたカード保持部材280に向けて滑り落
ち、その先方部分は前記シャツタ板253よりも外側に
位置するようになる。さらに、カード保持部材280に
は切込み281が形成されているので、このカード18
を手で取出す作業はきわめて容易に行なうことができる
そしてカード18を取出した後、シャッタ装置7のシャ
ツタ板253を上昇させれば、カード保持部材280は
シャツタ板253に押上げられてシャツタ板253の内
側に収納される。
このように、この払出し口8によれば、払出されたカー
ド18を支えるカード保持部材280が前方に大きく開
く構造なので、カード18を取出しやすいという利点が
ある。
以上で一実施例の説明を終るが、本発明に係る位置検出
装置は、(1)項乃至(3)項において説明したような
カード管理装置専用の装置としてのみ利用されるもので
はない。即ち、この発明は、ワーク搬送装置のように移
動部分の位置決めを必要とする装置において、ワーク等
が設定されている特定の位置を確実に検出することがで
きる位置検出装置を提供するものである。
〔発明の効果〕
本発明に係る位置検出装置によれば、2個の検出センサ
が、2個1組の検出突起のそれぞれ中心に対して互いに
反対方向の位置を検出することで、特定位置の検出が行
なわれるようになっている。従って、本発明によれば、
位置の検出精度が向上するとともに、検出突起の検出範
囲が広がるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はカード管理装置の外観斜視図、第2図はカード
管理装置の断面図、第3図はカード収納棚の正面図、第
4図は第3図の部分拡大図、第5図はカード収納棚の組
立て構造を示す斜視図、第6図はカード管理装置用カセ
ットの平面図、第7図は第6図のA−A切断線における
断面図、第8図はカード管理装置用カセットの斜視図、
第9図はカセット搬送装置の正面図、第10図は同右側
面図、第11図はカセット保持装置の平面図、第12図
は同正面図、第13図はカセット保持装置の要部斜視図
、第14図はカセット保持装置の底面図、第15図はカ
セット保持装置における一対の検出センサの位置ずれを
示す図、第16図はカード収納棚の検出突起と検出セン
サによる位置決めを示す図、第17図(a)、第17図
(b)、第17図(C)、第17図(d)、第17図(
e)は、それぞれカセット保持装置の作用を説明する図
、第18図はカード収納装置付近の構成を模式的に示す
図、第19図はカード収納装置の正面図、第20図は同
平面図、第21図は同右側面図、第22図(a)及び第
22図(b)はカード収納装置におけるカード剥離供給
装置の要部斜視図、第23図はカード収納装置における
ベルト搬送装置の平面図、第24図は第23図のB−B
切断線における断面図、第25図、第26図及び第27
図はカード搬送装置におけるカードの搬送を模式的に示
す図、第28図はカード払出し装置付近の構成を模式的
に示す図、第29図は払出し装置の正面図、第30図は
同平面図、第31図はカード払出し装置におけるカード
剥離供給装置の平面図、第32図(a)及び第32図(
b)は同カード剥離供給装置の要部を底面側から見た斜
視図、第33図はカード払出し装置における設定部付近
の断面図、第34図(a)、第34図(b)、第34図
(C)はそれぞれ同設定部にカセットを設定する際の作
用を示す図、第35図は同設定部にウェイトレバがない
場合の問題点を示す図、第36図(a)、第36図(b
)、第36図(C)、第36図(d)はそれぞれカード
払出し装置におけるカード剥離供給装置の作用を示す図
、第37図は非常用シャッタ装置の開状態を示す正面図
、第38図は同平面図、第39図は非常用シャッタ装置
の閉状態を示す正面図、第40図は非常用シャッタ装置
に用l/Xられる2種類のコルばねのばね特性を表すば
ね特性図、第41図は閉状態にあるシャッタ装置の正面
図、第42図は同右側面図、第43図は第41図のC−
C切断線における断面図、第44図は異物が挟まった状
態にあるシャッタ装置の正面図、第45図は払出し口の
正面図、第46図は第45図のD−C切断線における断
面図である。 1〇−位置検出装置、 20−カード管理装置、 30−検出突起、 96−第1又は第2の検出センサ、 97−第2又は第1の検出センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  複数の被検出箇所にそれぞれ設けられた2個1組の検
    出突起と、 前記検出突起のうち一方の検出突起の中心に対して検出
    位置を一方向にずらして設定してある第1の検出センサ
    と、 他方の検出突起の中心に対して第1の検出センサとは逆
    方向に検出位置をずらして設定してある第2の検出セン
    サとを具備することを特徴とする位置検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5655870A (en) * 1993-03-01 1997-08-12 Kawasaki Steel Corporation Stacker crane in a warehouse

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