JPH03110459A - スポツト溶接検査装置 - Google Patents

スポツト溶接検査装置

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JPH03110459A
JPH03110459A JP24870889A JP24870889A JPH03110459A JP H03110459 A JPH03110459 A JP H03110459A JP 24870889 A JP24870889 A JP 24870889A JP 24870889 A JP24870889 A JP 24870889A JP H03110459 A JPH03110459 A JP H03110459A
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JP
Japan
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potential difference
power supply
measurement
terminals
spot welding
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Pending
Application number
JP24870889A
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English (en)
Inventor
Makoto Hayashi
林 眞琴
Naoto Saito
直人 斎藤
Shinji Sonoda
園田 眞治
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスポット溶接検査装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の装置は特開昭56−94255号公報(スポット
溶接部非破壊検査方法及び装置(コミツタリア・り・レ
ネルギー・アトミーク(仏間))に記載のように、スポ
ット溶接部を挟んでn箇所から電流を印加し、n組の電
位差測定端子の間の電位差を測定するものがあるが、直
流安定化電源は1台しか設けていないため、それぞれの
給電端子を流れる電流値が一定とならない。また、電位
差測定端子もn組の電位差測定端子をまとめて1つの微
小電位差計に接続しているため、どこの電位差を測定し
ているのか不明であり、精度良いスポット溶接のナゲツ
ト径の測定とはならない。その他、しきい値を設定して
スポット溶接の良、不良を判定しているが、測定中の温
度条件によって測定される電位差が影響を受けて変動す
ることや、直流電源の故障、回路の断線等のトラブルが
起きたときなどの補償ができない欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
自動車メーカ各社では薄鋼板のボディの溶接をロボット
にスポット溶接で行わせているが、溶接電極の片当りや
長時間使用に伴う損耗による接触不良などにより、溶接
部寸法、いわゆるナゲツト径が小さくなることがある。
そのため、溶接箇所を多い目にして部分的にナゲツト径
が小さいところがあっても強度的に問題がないようにし
ている。
また、ロボットによるスポット溶接は1ケ所しか溶接し
ないので、まだ信頼性が高いが、多点を同時に溶接する
場合には接触抵抗が不均一なため電流密度に差が出て溶
接不良となる箇所が出易い開運がある。そこで、直流ポ
テンシャル法(PDM)により電位差を測定し、ナゲツ
ト径を測定する方法が提案されているが、流す電流が不
均一であったり、流れている電流値が不明であるとか、
測定ヘッドの位置決めを機械的に精度よくできない、或
いは測定された電位差から定量的にナゲツト径を評価で
きないなどの理由から、測定された電位差によって精度
よくナゲツト径を検出することができない間層かあった
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、ナゲツト
径の検出精度の向上を可能としたスポット溶接検査装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、装置に、その両端に給電端子を1個ずつ配
置し、この配置した給電端子間に3個の電位差測定端子
を設けて2ケ所の電位差が測定できるようにした直方体
形状の測定ヘッドと、この測定ヘッドの給電端子に電流
を供給する直流電源と、供給する電流の極性を切り換え
る電流極性変換装置と、この電流極性変換装置を制御す
るコンピュータおよびインタフェースと、電位差を測定
する微小電位差計と、電位差測定端子を切り換えるマル
チプレクサと、微小電位差計とマルチプレクサとの制御
および測定された電位差をコンピュータに転送するGP
−IBインタフェースと、電位差測定状況を監視し、測
定された電位差分布からスポット溶接のナゲツト径を判
定した結果を表示するCRTおよび判定結果を出力する
プリンタとを設けることにより、達成される。
〔作用〕
上記手段を設けたので、スポット溶接を挟む位置の電位
差とスポット溶接近傍の位置の基準電位差との比からナ
ゲツト径が判定できるようになって、ナゲツト径測定に
影響を及ぼす電流値、温度等が補正されるようになる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図には本発明の一実施例が示されている。本実施例で
はスポット溶接検査装置を、その両端に給電端子1,1
aを1個ずつ配置し、この配置した給電端子1.1a間
に3個の電位差測定端子2,2a、2bを設けて2ケ所
の電位差V。
Voが測定できるようにした直方体形状の測定ヘッド3
と、この測定ヘッド3の給電端子1,1aに電流を供給
する直流電源4と、供給する電流の極性を切り換える電
流極性変換装置5と、この電流極性変換装置5を制御す
るコンピュータ6およびインタフェース7と、電位差を
測定する微小電位差計8と、電位差測定端子2.2a、
2bを切り換えるマルチプレクサ9と、微小電位差計8
とマルチプレクサ9との制御および測定された電位差を
コンピュータ6に転送するGP−IBインタフェース1
0と、電位差測定状況を監視し、測定された電位差分布
からスポット溶接のナゲツト径を判定した結果を表示す
るCRTIIおよび判定結果を出力するプリンタ12と
を設けて、構成した。このようにすることによりスポッ
ト溶接を挟む位置の電位差Vとスポット溶接近傍の位置
の基準電位差Voとの比からナゲツト径が判定できるよ
うになって、ナゲツト径測定に影響を及ぼす電流値、温
度等が補正されるようになり、ナゲツト径の検出精度の
向上を可能としたスポット溶接検査装置を得ることがで
きる。
すなわち直流電流をスポット溶接部に印加してナゲツト
径を検出するのは、電流の流し方と電位差の測定位置と
により、第2図から第4図に示されているように、3通
りがある。
第2図は、スポット溶接された板のうちの一方の表面で
、スポット溶接を挟んで電流を給電端子を介して流し、
スポット溶接を挟む位置とスポット溶接から少し離れた
位!(スポット溶接近傍の位置)の電位差V、Vo を
測定する。スポット溶接を挟む位置の電位差Vによりス
ポット溶接のナゲツト径を検出し、スポット溶接から少
し離れた位置の電位差を基準電位差Voとして、両者の
比、すなわち電位差比V/Voによりナゲツト径の大き
さを検査するものである。
第3図はスポット溶接を挟んで溶接された2枚の板の両
側から斜交いに電流を給電端子を介して流し、スポット
溶接から少し離れた位置で基準電位差Voを測定し、ス
ポット溶接を挟んで2枚の板の両側から電位差Vを測定
し、電位差比V/V。
によりナゲツト径の大きさを検査するものである。
第4図はスポット溶接中心を対称にして溶接された2枚
の板の両側に同心円状に給電端子を配置して、電流を流
し、同様に同心円状に配置した電位差測定端子により、
スポット溶接から少し離れた位置で基準電位差Voを測
定し、スポット溶接を挟んで2枚の板の両側から電位差
Vを測定し、電位差比V / V oによりナゲツト径
の大きさを検査するものである。この場合、同心円状に
、かつ対称位置に配置する給電端子と測定端子との組は
少なくとも2組、できれば4組以上であることが望まし
い。
上述の第1図は第2図のような測定に基づくものである
。直方体形状の測定ヘッド3の両端に給電端子1,1a
を1個ずつ配置し、これら給電端子1,1aの間に3個
の電位差測定端子2,2a。
2bを設けて、2ケ所の電位差V、Voを測定できるよ
うにする。測定ヘッド3の給電端子1゜1aにはリード
線を介して直流電源4から電流を供給する。測定端子2
,2a、2bと被測定物との間に生じる熱起電力や微小
電位差計8のドリフトを補正するために、直流電流の極
性を切り換えるための電流極性変換装置it!5が設け
である。電流極性変換装置!5はインタフェース7を介
してコンピュータ6により制御される。3個の電位差測
定端子2,2a、2bの間の電位差は、測定する測定端
子を切り換えるためのマルチプレクサ9を介して切り換
えられて微小電位差計8により測定される。微小電位差
計8とマルチプレクサ9とはGP−IBインタフェース
10を介してコンピュータ6により制御される。微小電
位差計8により測定された電位差はGP−IBインタフ
ェース10を介してコンピュータ6に転送される。コン
ピュータ6では電位差分布からスポット溶接のナゲツト
径を判定する。電位差測定状況を監視し。
測定された電位差分布からスポット溶接のナゲツト径を
判定した結果を表示するためのCRTIIや判定結果を
出力するためのプリンタ12が設けである。この際、測
定端子2と2aとの間の電位差を基準電位差Voとして
、測定端子2aと2bとの間の電位差Vの基準電位差V
oに対する比V/Voによりナゲツト径を判定する。
第5図には第1図のような測定ヘッドを用いて電位差を
測定した場合の最適電位差測定端子間距離2Qを有限要
素法により調べた結果が示されている。板厚1■でナゲ
ツト径3閣から6■のものについて解析した。測定端子
間距離2息を4鵬から14−と変えである。ナゲツト径
6閣のときの電位差を基準電位差Voとして、電位差比
V / V 。
とナゲツト径dとの関係が示しである。測定端子間距離
2Ωがナゲツト径dより小さい場合には、電位差の変化
が小さいため感度がよくない、測定端了罰距離2Qが大
きくなっていくと、感度が段設増加する。測定端子間距
離2Qがナゲツト径dよりも十分に大きくなると、ナゲ
ツト径dの変化に対して電位差の増加分が小さくなるた
め、逆に感度が下がる。従って、最適測定端子間距離2
Qとしては8mまたは1011Ilであることが望まし
い。
第1図で測定端子2と28との間の電位差を基準電位差
Voとして、測定端子2aと2bとの間の電位差Vの基
準電位差Voに対する比V / V 。
によりナゲツト径を判定する理由は、給電端子1゜1a
より測定材料に流れている電流が、スポット溶接の周辺
に漏洩したり、何等かの原因で、例えば電源の故障や回
路の断線等で正常でない場合に、測定材料のスポット溶
接部分に流れている電流値が不明となること、また、測
定材料の温度が周りの影響で高かったり、低かったりし
た時、材料の比抵抗が変化して電位差がそれに対応して
変化するので、それらをスポット溶接の周辺の電位差を
測定して、それによって補正するためである。いま、測
定端子2と28との間隔をQ’ =6mmとして、基準
電位差Voを測定したときの電位差比V/Voとナゲツ
ト径dとの関係が第6図に示されている。これによると
最適測定端子間距@2Qとしては、10mmまたは12
閣が適当となる。但し測定ヘッドの寸法は小さい方が望
ましいので、測定端子間距離2Qは2Q=10閣が最適
である。
すなわち最適測定端子間距離2Qとしては、測定対象の
ナゲツト径dの約1.6倍であることが推奨される。
具体的な測定のフローチャートが第7図に示されている
。測定を開始すると、ステップ(1)で測定ヘッドの中
心をナゲツトの中心と一致するように押し付ける。ステ
ップ(2)で2箇所の電位差vOとVとを測定する。ス
テップ(3)で電位差比V/Voを計算する。ステップ
(4)で電位差比V / V 。
を第6図のようなマスターカーブに代入してナゲツト径
dを求める。そしてステップ(5)で測定ヘッドをスポ
ット溶接部から離す、但し、ステップ(3)と(4)と
は電位差が測定できれば、コンピュータ6(第1図参照
)でのデータ処理にかかわるものであるので、ステップ
(5)を前に持ってきても構わない。
第8図に電位差測定のフローチャートが示されている。
ステップ(11)で電位差測定回数n=oとして初期設
定する。ステップ(12)で十の電流を流した時の電位
差V(+)を測定する。ステップ(13)で電流極性変
換装置5(第1図参照)により電流の極性を切り換える
。ステップ(14)では−の電流を流した時の電位差V
(−)を測定する。ステップ(15)で電流の極性を切
り換えて十の電流を流す。
ステップ(16)では電位差測定回数nに1を加算して
n=n+1とする。通常精度よく電位差を測定しようと
すれば、n=10回程度測定してその平均値を評価する
のがよい、ステップ(17)では測定回数nが10回に
達したか否かをチエツクし、n=10回に達していない
場合には、更に測定を繰り返す、n=10回に達した場
合にはステップ(18)で後述する方法に従って電位差
測定値が正常であるか、否かをチエツクする。測定値が
異常であれば、ステップ(19)で再測定となる。測定
値が正常であれば、第7図のステップ(3)、 (4)
のデータ処理に移る。
第9図には電位差測定値が正常か、異常かの判定のフロ
ーチャートが示されている。ステップ(21)で第8図
のステップ(12)からステップ(17)までの手順に
従って電位差を測定する。ステップ(22)で十の電流
を流したときの電位差V(+)と−の電流を流したとき
の電位差V(−)との差を2で割って電位差の振幅を求
める。すなわちVi=(V(+) −V (−)) /
 2を計算する。ステップ(23)では最大電位差、最
大から2番目の電位差と、最小電位差、最小から2番目
の電位差とを測定異常としてまず削除する。ステップ(
24)では残った6回分の電位差の平均値をv、=Σv
i/6で求める。ステップ(25)では標準偏差σを計
算し、ステップ(26)で標準偏差σが例えば0.5μ
Vより小さいかどうかをチエツクして、σ≦0.5μV
であれば、電位差測定値は正常であると判定される。も
し、σ〉0.5μVであれば、電位差測定値のばらつき
が大きく、?[Il定値は異常であると判定され、ステ
ップ(27)で再測定となる。この場合、給電端子、m
室端子の接触不良と考えられるので、ステップ(28)
で測定ヘッド3(第1図参照)をスポット溶接部から離
して、ステップ(29)で測定ヘッドを押し付は直し、
ステップ(21)で電位差を再測定する。以下、同じ手
順を行う。
上述の電位差測定において電流の極性を切り換えて十の
電流を流したときと−の電流を流したときの2回測定し
たものの振幅で評価する理由は、被測定試料に多少の温
度分布があると、測定端子と被測定試料との間に熱起電
力が生じ、それが測定された電位差の中に平均的な電位
差として含まれることになる。従って、被測定試料その
ものの電位差を測定するためには熱起電力を何等かの方
法で取り除かねばならない。1つの方法は電流を流して
測定した電位差から電流を切って測定した電位差を差し
引くものである。いま1つの方法は直流電流の極性を間
欠的に切り換えて電位差の振幅を測定するものである。
後者の方が測定される電位差の絶対値が大きいので、そ
れだけ測定精度が向上する。また、電流を切る方法では
電流を流した後に電流が安定するまでに時間がかかる欠
点があるが、ia流の極性を切り換える方法では瞬時に
電流が安定する利点がある。この電流の極性を切り換え
る装置が電流極性変換装置5(第1図参照)である。
このように本実施例によれば、電位差測定ヘッドにより
スポット溶接部周辺の電位差分布を測定し、予め有限要
素法により求めたマスターカーブを参照することにより
、ナゲツト寸法を簡単に。
精度よく、かつ短時間で検査できるため、特に薄板鋼板
のスポット溶接部の健全性を精度よく検査することが可
能である。
第10図には本発明の他の実施例が示されている。本実
施例は測定ヘッド3aを、その中央にスポット溶接のナ
ゲツト径より小さい円筒状で、かつその先端を半球状に
した突起13を設けて形成した、そして給電端子1,1
8間に4個の電位差測定端子2,2a、2b、2cを設
けた。このようにすることにより前述の場合に比べ測定
ヘッド3aの中心位置ずれが防止されるようになって。
位置ずれが補償され、測定精度が向上する。
すなわち第1図とほぼ同じ構成で直方体形状の測定ヘッ
ド3aの両端に給電端子1,1aを1個ずつ配置しであ
るが、給電端子1,1aの間に4個の電位差測定端子2
 g 2 a * 2 b H2cを設けて3ケ所の電
位差を測定できるようにしである。
その理由は測定ヘッド3aの中央の2個の測定端子2a
、2bの中央がナゲツトの中心と一致するように押し付
けても、多少ずれることがあるため。
その位置ずれを補償できるようにするためである。
この場合、測定端子2と2aとの間の電位差■1および
測定端子2bと20との間の電位差Vaを基準電位差と
して、測定端子2aと2bとの間の電位差Vzの基準電
位差Vt* Vsに対する比Vz/V1.Vz/Vaに
よりナゲツト径dを判定する。
第11図に測定のフローチャートが示されている。測定
を開始すると、ステップ(31)で測定ヘッドの中心を
ナゲツトの中心と一致するように押し付*fZr、ステ
ップ(32)1’3111所の電位差Vsp Vzp■
8を測定する。ステップ(33)で電位差比V2/Vz
、Vz/Vsを計算する。ステップ(34)で電位差比
V z/ V t e V z/ V aを第6図のよ
うなマスターカーブに代入して仮のナゲツト径at、a
xを求める。そしてステップ(35)で両者の平均d=
(d。
+dz)/2からナゲツト径dを求める。次いでステッ
プ(36)で測定ヘッドをスポット溶接部から離す。
第12図には別のナゲツト径dの求め方が示されている
。ステップ(41)からステップ(43)までは第11
図と同じである。ステップ(44)で電位差比V2/V
lとV z / V aとの大きさを比較し、ステップ
(45)t”は電位差比Vz/V1とVz/Vsとをマ
スターカーブに代入して、大きい電位差比の方から仮の
ナゲツト径d(X−P)を、小さい方の電位差比から仮
のナゲツト径d(X+P)を求める。
ここでPは測定位置のずれの絶対値を表わすパラメータ
である。ステップ(46)では夫々のPに対して、Ad
=ld(X+P)−d (X−P)lを計算して、Δd
が最小となる場合のPを求め、同時にその場合(7)d
(X+P)とd(X−P) とを、d(X+ P ) 
mとd(X−P)mとする。そしてステップ(47)で
、d= (d(X+P)m−d(X−P)m)/2によ
りナゲツト径dを求める。最後にステップ(48)で測
定ヘッドをスポット溶接部がら離す、具体的な手順を以
下に示す、第13図は第10図のような構成の測定ヘッ
ド3aを用いて、測定端子間距離2Qを10閣、基準電
位差測定端子間距離2Qoを6mとして、測定端子のナ
ゲツト中心がらずらしたときの電位差比V / V o
とナゲツト径dとの関係を示したものである。測定位置
のずれXの符号は第10図で基準電位差測定端子がナゲ
ツトに近づく方か−、遠ざかる方が十である。電位差比
V / V oはXが−の場合に大きく、十の場合が小
さい、従って、第12図のステップ(45)では電位差
比V z / V tとVx/Vsとのうち、大きい方
の電位差をXの一側のマスターカーブに代入し、小さい
方の電位差をXの+側のマスターカーブに代入してナゲ
ツト径dを計算する。マスターカーブはX=0.51毎
に求めであるので、夫々のカーブ毎にナゲツト径d(X
−P)、d(X+P)を計算する。ここでPは前述した
ように測定位置のずれの絶対値を表わすパラメータで0
.5,1.0゜1.5,2.0である。直径数1のナゲ
ツトを検査する場合、この程度のずれを考慮しておけば
十分である。 そり、てd(X−P)、d(X+P)を
夫々のPに対して計算してやると、例えば第13図に示
したように、Vz/Vl:1.O25,Vz/Va=0
.88が得られたと仮定すると、P=0.5に対し、テ
d (X−P)= 3.37 、 d (X+P)= 
3.70 。
p=i、o  に対してd(X−P)=3.44.d(
X+P)=3.39.P=1.5に対してd(X−P)
=3.63.d(X+P)=3.12となり、Δdは夫
々Δd=0.33.Δd=0.05.Δd=0.51と
なる。従ってP=1.0 の場合がΔdが最小となるの
で、ナゲツト径dはd=(3,44+3.39)/2=
3.421が得られる。但しP=0.5の場合d=3.
54■、P=1.5の場合d=3.38■が得られ、極
端に大きな誤差はない、同様に第11図のような方法で
、測定位置のずれを無視した場合でもd1=3.13閣
、dz=3.90mm となり、両者の平均d =(d
 1+ d 2)/ 2からナゲツト径を求めると、d
=3.52m が得られ、第12図の方法との差は0.
1■であり、工業的にはこのような方法でも十分な精度
である。
上述のような測定ヘッド3では、測定端子2a。
2b(共に第1図参照)の中央とナゲツトの中心とを合
わせるのは作業者の目視に頼っている。それをもつと簡
単に中心位置合わせができるようにしたのが第14図に
示されている。第14図は測定ヘッド3a(第10図参
照)の断面である。給電端子1.la、測定端子2.2
a、2b、2c共に、プリント配線基板の製造検査等に
使用される。いわゆる導電接触ビンと同じ形状である。
2段円柱状の先端をコーン状にして点接触するようにし
、その後にコイルばねを設けて軸方向にスライド可能と
する。コイルばねの後方にばばね止めを入れる。このよ
うにすることにより、スポット溶接面が多少波打ってい
ても電位差分布の測定が可能となる。測定ヘッド3aの
中央にはスポット溶接の標準ナゲツト径よりやや小さい
円筒状の先端を半球状にした突起13を、その軸方向に
コイルばねにより移動可能に設ける。スポット溶接部を
検査するときは、その突起13をナゲツトの凹んでいる
部分に押し付けるようにすると、自動的に測定端子の中
央をナゲツトの中心に一致させることができる。第15
図には別の形状の測定ヘッドが示さている。S定ヘッド
3bの中央に予め測定ヘッド3bと一体で、スポット溶
接の標準ナゲツト径よりやや小さい円筒状の先端を半球
状にした突起13aを加工しておく、そしてスポット溶
接部を検査するときは、測定ヘッド3bの中心がナゲツ
トの中心と一致するようにして押し付け、そのとき突起
13aがナゲツトの凹んでいる部分に馴染むようにしな
がら押し付けると、自動的に測定端子の中央をナゲツト
の中心に一致させることができる。
第16図には本発明の他の実施例が示されている0本実
施例は測定ヘッド3cを円筒状に形成し。
この円筒状の測定ヘッド3cの外周部に90度毎に給電
端子1.la、lb、lcを同心円状に4個設け、この
内側で測定ヘッド3cの中心に1個の電位差測定端子2
d、給電端子1.la、lb。
1cと同じ角度位置に円心円状に4個の電位差測定端子
2e、2f、2g、2h、給電端子1゜la、lb、l
cのうち180度向い合う給電端子1a、lcの間に円
心円状に2個の電位差測定端子2i、2jを設け、給電
端子1.la、lb。
1cへの電流供給先を切り換えるマルチプレクサ9aを
設けた。このようにすることによりナツト径の長径、短
径が一度に測定できるようになって。
前述の場合よりも簡単に測定の精度を向上させることが
できる。
すなわち同図の測定ヘッド3cは上からみた給電端子1
.la、lb、lc、測定端子2d〜2jの配置が示さ
れている。黒丸印が給電端子1゜la、lb、lcで、
白丸印が測定端子2d〜2jである。Ws定ヘッド3c
は円板状の形状をしている。測定ヘッド3Cの外周部に
90度毎に給電端子1.la、lb、lcを円心円状に
4個設ける。その内側で測定ヘッド3cの中心に1個、
給電端子1.la、lb、lcと同じ角度位置に同心円
状に4個、更に給電端子1.la、lb。
1cのうち180度向い合う給電端子1a、lcの間に
同心円状に2個、合計7個の電位差測定端子2d〜2j
を設ける。電流供給先が2個所となるので、電流供給先
を切り換えるマルチプレクサ9aを設ける。このように
構成された検査装置の測定のフローチャートが第17図
に示されている。
このフローチャートを第16図を参照し乍ら説明する。
81!定を開始すると、ステップ(51)で測定ヘッド
の中心をナゲツトの中心と一致するように押し付ける。
ステップ(52)でマルチプレクサ9aにより直流電流
工1を第16図中上下方向の給電端子1,1bに供給す
る。ステップ(53)で、それらの給電端子1,1bと
一直線上に並んだ3個の測定端子2e、2d、2gの間
の電位差V o le V o zとを測定する。もし
測定ヘッド3cがナゲツトの上下方向ですゲット中心に
ついて対称な位置にあれば、電位差V o 1とVow
とはほぼ等しくなる。ナゲツト中心とずれていれば、ず
れを直すことが必要である。ステップ(54)で電位差
V o 1とVozとの大きさを比較する。この場合1
両者の誤差が5%以下であれば、すなわちI Vo1/
 Voz−11<0.05 であれば、はぼ中心が一致
したものと見なすものとする。もしlVo五/Vow 
 II>0.05 で中心のずれが大きい場合には1次
にステップ(55)で電位差V o tとVowとの大
小を比較する++ VatがVowよりも大きければ、
Votの測定端子の方がナゲツトの中心からのずれが大
きいことになるので、ステップ(56)でVowの方向
、第16図中では下側へ測定ヘッドを少し移動させる。
逆にVORがVOIよりも大きければ、Vozの測定端
子の方がナゲツトの中心からのずれが大きいことになる
ので、ステップ(57)でvolの方向、第16図中で
は上側へ測定ヘッドを少し移動させる。これを繰り返し
てステップ(54)でI Vo1/ Voz −I I
<0.05  となれば、測定ヘッドの中心がナゲツト
の中心とほぼ一致したことになるので、ステップ(58
)でマルチプレクサ9aにより直流電流の供給先を切り
換えて、直流電流工zを第16図中で左右方向の給電端
子1a、lcに供給する。ステップ(59)で、それら
の給電端子1a、lcと一直線上に並んだ5個の測定端
子2i、2f、2d。
2h、2jのうち、測定ヘッドの中央の位置決め用測定
端子2dを除く4個の測定端子2i、2f。
2h、2jの間の電位差Vz、Vzおよび■δを測定す
る。ステップ(60)で電位差比Vz /Vt、 Vz
/Vaを計算する。以下は前述の場合と同じであり、ス
テップ(61)テ電位差比V z/ V t e V 
x/ V aを第6図のようにマスターカーブに代入し
て仮のナゲツト径dl、daを求める。そしてナゲツト
径dはステップ(62)で両者の平均d=(c11+d
z)/2から求め、ステップ(63)で測定ヘッドをス
ポット溶接部から離す。
第18図には第16図の検査装置を用いて第12図と第
13図、並びに第17図とを組合わせた場合の測定のフ
ローチャートが示されている。
測定を開始してステップ(71)からステップ(80)
までは第17図のステップ(51)からステップ(60
)までと全く同じである。ステップ(81)からは第1
2図のステップ(44)からステップ(47)と全く同
じで、ステップ(81)で電位差比Vz/Vt とVz
/Vaとの大きさを比較し、ステップ(82)では電位
差比Vz/VrとVz/Vsとをマスターカーブに代入
して大きい電位差の方から仮のナゲツト径d  (X−
P)を、小さい方の電位差から仮のナゲツト径d(X+
P)を求める。ステップ(83)では夫々のPに対して
、Δd= I d(X+P)−d(X−P)lを計算し
て、Δdが最小となる場合のPを求め、同時にその場合
(7)d(X+P)とd(X−P)とをd(X+P)m
とd(X−P)mとする。そしてステップ(84)でd
=(d(X+P)m−d(X−P)m)/2によりナゲ
ツト径dを求めるのである。
第19図には第16図の検査装置を用いた別の測定方法
が示されている。これらを第16図を参照して説明する
。′IM定を開始してステップ(91)からステップ(
97)までは第17図のステップ(51)からステップ
(57)までと全く同じである。この段階で、測定ヘッ
ド3cがナゲツトの上下方向でナゲツト中心について対
称な位置にきたことになる。
同様に、左右方向の位置決めを行う、ステップ(98)
でマルチプレクサ9aにより直流電流の供給先を切り換
えて、直流電流工2を測定ヘッド3cの左右方向の給電
端子1a、lcに供給する。ステップ(99)で、それ
らの給電端子1a、lcと一直線上に並んだ5個の測定
端子2i、2f、2d。
2h、2jのうち、測定ヘッド3Gの中央の位置決め用
測定端子2dを除く4個の測定端子21゜2f、2h、
2jk−より、電位差v1とv8とを測定する。ステッ
プ(100)で電位差Vtとv8との大きさを比較する
0両者の誤差が5%以下であれば、すなわちl Vl/
VJI  1 l <0.05 であればほぼ中心が一
致したものと見なすものとする。
もL/ I Vt /Va  1 l >0.05 ’
t’中心のずれが大きい場合には、ステップ(101)
で電位差v1とV8との大小を比較する。Vxがv8よ
りも大きければ。
Vzの測定端子の方がナゲツトの中心からのずれが大き
いことになるので、ステップ(102)でV3の方向、
第16図では右側へ測定ヘッド3cを少し移動させる。
逆にvsがVtよりも大きければ、vsの測定端子の方
がナゲツトの中心からのずれが大きいことになるので、
ステップ(103)でvlの方向、第16図中では左側
へ測定ヘッド3cを少し移動させる。これを繰り返して
ステップ(100) 1’ I Vt/Va −11<
0.05  となれば、測定ヘッド3cの中心がナゲツ
トの中心とほぼ一致したことになるので、ステップ(1
05)で、左右方向に一直線上に並んだ5個の測定端子
21゜2f、2d、2h、2jのうち、測定ヘッドの中
央の位置決め用測定端子2dを除く、4個の測定端子2
 i 、 2 f 、 2 h 、 2 j (7)間
の電位差Vl。
Vzおよびvsを測定する。ステップ(106)で電位
差比V z/ V t 、 V */ V aを計算し
て、前述の場合と同じく電位差比Vz/Vt、Vz/V
aを第6図のようなマスターカーブに代入して仮のナゲ
ツト径dl、diを求める。そしてステップ(107)
で両者の平均d =(d t+ d 2)/ 2からナ
ゲツト径dを求め、ステップ(108)で測定ヘッドを
スポット溶接部から離す。
第20図には本発明の更に他の実施例が示されている0
本実施例は測定ヘッド3dを次のように形成した。測定
ヘッド3dの中央にスポット溶接のナゲツト径より小さ
い円筒状で、かつその先端を半球状にした突起13bを
その軸方向にコイルばねにより移動可能に設け、測定ヘ
ッド3dの外周部に90度毎に給電端子1.la、lb
、lcを同心円状に4個設け、これらの給電端子1゜l
a、lb、lcの内側に給電端子1.la。
lb、lcと同じ角度位置に同心円状に4個の電位差測
定端子2e、2f、2g、2h、給電端子1、la、l
b、lcのうち90度離れた給電端子1,1cの間に同
心円状に2個の電位差測定端子2i、2jを設けた。こ
のようにすることにより位置ずれが防止されるようにな
って、前述の場合と同様な作用効果を奏することができ
る。
すなわち測定システムは第16図と同じであるが、測定
ヘッド3dのナゲツトと向い合う部分に第14図、第1
5図で示したような位置決め用の突起13bを設けたも
のである。従って、測定へラド3dの中心は突起13b
がナゲツトの凹部に馴染むように押し付ければ、ナゲツ
トの中心とほぼ一致する。そのため、測定ヘッド3dの
位置合わせのために電位差を測定する必要はなくなる。
その結果、測定ヘッド3dの図中白丸印表示の測定端子
2e〜2jの配置は第20図に示したように、周方向9
0度毎に設けた同心円状の4個の給電端子1.la、l
b、lcの内側に、同じ角度位置に4個の測定端子28
〜2hと90度離れた2個所に基準電位差測定端子2i
、2jを2個配置すればよい。この場合の測定のフロー
チャートを第21図に示した。このフローチャートを第
20図を参照し乍ら説明する。ステップ(111)で測
定ヘッド3dを突起13bがナゲツトの四部に馴染むよ
うに押し付け、ステップ(112)で直流電流11を給
電端子1と1bとに供給して、第20図で上下方向に電
流が流れるようにする。ステップ(113)で電位差V
1oとVllとを測定する0次にステップ(114)で
マルチプレクサ9aにより電流の供給先を切り換えて、
直流電流工2を給電端子1aと10とに供給して左右方
向に電流を流し、ステップ(115)で電位差Vzoと
Vatとを測定する。
ステップ(116) テ電位差比Vts/VxoとV 
x s /Vzoとを計算する。ステップ(117)で
電位差比Vzt/VtoとV2x/Vzoとを第6図の
よウナ電位差比V / V oとナゲツト径dとの関係
のマスターカーブに代入して、ナゲツトの短軸、長軸の
寸法、dl、ctzを計算する。
第22図には本発明の更に他の実施例が示されている0
本実施例では測定ヘッド3eを第1.第2の円筒状の測
定ヘッド3ex、3ez2個から構成した。第1の円筒
状の測定ヘッド3ezの外周部に90度毎に図中黒丸印
表示の給電端子l。
la、lb、lcを同心円状に4個設け、これら給電端
子l、la、lb、lcの内側に給電端子1、la、l
bt lcと同じ角度位置に同心円状に4個の図中白丸
印表示の電位差測定端子28〜2h、2e’ 〜2h’
を2組設けた。第2の円筒状の測定ヘッド3ezに第1
の測定ヘッド3etと同じ外周部に90度毎に図中黒丸
印表示の給電端子1.la、lb、lcを同心円状に4
個設け、これらの給電端子I、la、lbt lcの内
側に給電端子1.la、lb、lcと同じ角度位置に同
心円状に4個の図中白丸印表示の電位差測定端子28G
、 2 f O,2go、 2 haを1組設けた。こ
のようにすることによりナゲツト径の長軸、短軸が一度
に測定できるようになって、前述の場合と同様な作用効
果を奏することができる。
すなわち本実施例は第4図で示したような測定方法のひ
とつである。円筒状の測定ヘッド38里。
3ezを2個設け、お互いの中心および端子位置が一致
するようにして、第4図のようにスポット溶接された2
枚の板を挟んで押し付ける。測定ヘッド3elには同心
円状の4個の給電端子1゜la、lb、lcを周方向9
0度毎に設け、その内側に、同じ角度位置に同心円状に
4個ずつ2組の測定端子2 e 〜2 h 、 2 e
 ’ 〜2 h ’ を設ける。
測定ヘッド3exには測定ヘッド3etと同じ同心円位
置に4個の給電端子1.la、lb、lcを設け、その
内側にも、同じ同心円位置に4個の測定端子2eo〜2
haを設ける。第4図にも示したように、測定ヘッド3
81と3ezとの同じ角度位置にある給電端子の間に電
流を印加し、測定ヘッド381の同じ角度位置の2個の
測定端子間の電位差により基準電位差Voを測定し、ナ
ゲツトを挟んで上下2枚の板の間の電位差を同じ角度位
置にある測定端子で測定する。第4図のような測定の場
合の電位差比V / V oとナゲツト径dとの関係を
有限要素法により求めたマスターカーブを第23図に示
した。同図は標準ナゲツト径であるd=6閣での電位差
を基準電位差Voとしている。この場合には測定位置と
してナゲツト中心からの距離をとっているが、当然のこ
ととしてナゲツト中心からの距離が短い方が感度が高い
、ナゲツト中心からの距離が4mと5閣の場合は、第2
2図の内側の測定端子2e〜2h、2e’〜2h’の同
心円のピッチ円直径が夫々8mと10鵬となる。感度と
精度とから判断すると、ピッチ円直径が10閣程度が適
当と思われる。
このような場合の測定のフローチャートが第24図に示
されている。このフローチャートを第22図を参照し乍
ら説明する。ステップ(121)で測定ヘッド3ez、
3ezを両者の中心がナゲツトの中心と一致するように
、2枚の板を挟んで押し付け、ステップ(122)で直
流電流Ifを給電端子1に供給して、ナゲツトの上下方
向に電流が流れるようにする。ステップ(123)で電
位差V10とV s sとを測定する。次にステップ(
124)でマルチプレクサ9aにより電流の供給先を切
り換えて、直流電流X2を給電端子1aに供給して、ス
テップ(125)で電位差VzoとVztとを測定する
。ステップ(126)で直流電流■δを給電端子1bに
供給して、ステップ(127)で電位差Vδ0とVat
とを測定する0次にステップ(12g)で直流電流工4
を給電端子ICに供給して、ステップ(129)で電位
差v4oとv41とを測定する。ステップ(130)で
電位差比Vll/Vto、Vzs/Vzo+ Vat/
VaoおよびV41/V40を計算し、ステップ(13
1)で電位差比Vtt/Vzo、Vzx/Vzo、Va
t/VaoおよびV41/Vaoを第23図のような電
位差比V / V oとナゲツト径dとの関係のマスタ
ーカーブに代入して、仮のナゲツト径dtt+ dzz
、 dδδおよびd44を計算する。そしてステップ(
132)でd = (d 11 + d zz)/2.
d=(daa+d*a)/2によりナゲツトの短軸、長
軸の寸法ds、diを計算し、ステップ(133)で測
定ヘッドを離す。
第25図には本発明の更に他の実施例が示されている0
本実施例は直流電源4.4a、4b。
4cが4台設けられ、4組の給電端子1.la。
lb、lcの夫々に電流を供給できるようにした。
このようにすることにより電流供給先を切り換えるマル
チプレクサが不要となって、前述の場合と同様な作用効
果を奏することができる。
すなわち本実施例は第22図とは異なるが、第22図と
の相違は4組の給電端子1.la、lb。
1cの夫々に直流型$4.4a、4b、4cを独立に設
けたことである。従って電流供給先を切り換えるための
マルチプレクサは不要である。この場合の測定のフロー
チャートが第26図に示されている。このフローチャー
トを第25図を参照し乍ら説明する。ステップ(141
)で測定ヘッド3ex、3ezを両者の中心がナゲツト
の中心と一致するように押し付け、ステップ(142)
で直流電流I□、It、Isy I4を夫々給電端子1
.la。
lb、lcを介してナゲツトの上下方向に電流が同時に
流れるようにする。ステップ(143)で電位差Vro
とVll、 VzoとVat、 VsoとVat、 V
aoとV 41を夫々測定する。ステップ(144)で
電位差比Vll/Vto、Vxs/Vzo、Vat/V
soおよびV 4 t/Vaoを計算し、ステップ(1
45)で電位差比V11/VIO,Vzt/Vzo、V
81/VaoおよびV a 1/v4oを第23図のよ
うな電位差比V / V oとナゲツト径dとの関係の
マスターカーブに代入して。
仮のナゲツト径dity (122,daaおよび6口
を計算すル、ソシテステップ(146)でd = (d
 tt+ d zz)/ 2 、 d =(d sa+
 daa)/ 2によりナゲツトの短軸、長軸の寸法d
s、dzを計算する。
第27図には本発明の更に他の実施例が示されている1
本実施例は直方体形状の測定ヘッド3fを1位置決め用
突起13cを有する第1の測定へラド3fsの一端に給
電端子1を1個、電位差測定端子2,2aを2個設け、
第2の測定ヘッド3ftには第1の測定ヘッド3ftと
反対側に給電端子1aを1個、電位差測定端子2bを1
個設けて形成した。このようにすることにより測定精度
が向上するようになって、前述の場合と同様な作用効果
を奏することができる。
すなわち本実施例は第3図に示したような測定方法によ
る実施例である。第1図に示したものと同じように直方
体形状の測定ヘッド3fx、3fzを2個設け、お互い
の中心が一致するようにして、第3図のようにスポット
溶接された2枚の板を挟んで押し付ける。測定ヘッド3
flには一端に1個の給電端子1、それと測定ヘッド3
frの中心との間に測定端子2,2aを2個、合わせて
3個の端子を一直線上に設ける。測定ヘッド3fzには
ナゲツトを挟んで測定ヘッド3fxとは対称な一端に1
個の給電端子1a、それと測定ヘッド3fzの中心との
間に測定端子2bを1個、合わせて2個の端子を一直線
上に設ける。そして直流電源4から給電端子1,1aを
介して直流電流をナゲツトを挟んで斜交いに流す、この
ようにナゲツト部全体を均一に電流が流れるようにして
、ナゲツトを挟んでの電位差を測定端子2a、2bの間
で測定し、基準電位差Voは板の表面で測定端子2,2
aの間で測定するものである。第3図のような測定方法
の場合の電位差比V / V oとナゲツト径dとの関
係を有限要素法により求めたマスターカーブが第28図
に示されている。同図は標準のナゲツト径であるd =
 6 mのときの電位差を基準電位差Voとして、それ
に対する電位差比V/Voとナゲツト径dとの関係が示
しである。第2図の測定の場合と同じように、測定端子
間距離2Qが大きくなるにつれて感度は上るが、2fl
=1011IIを超えると逆に感度は悪くなる。この場
合の測定のフローチャートが第29図に示されている。
このフローチャートを第27図を参照し乍ら説明する。
ステップ(151)で測定ヘッド3f1゜3fzを位置
決め用突起13cがナゲツトの凹部に馴染むようにして
押し付け、2個の測定ヘッド3ft、3fzの中心がナ
ゲツトの中心と一致するようにする。ステップ(152
)で直流電流Izを給電端子1,1aを介してナゲツト
の上下方向に、かつ斜交いに電流が同時に流れるように
する。ステップ(153)で電位差VzoとVznとを
測定する。
ステップ(154)で電位差比VIA/VIGを計算し
ステップ(155) テ電位差比Vtt/Vtoを第2
8図のような電位差比V/Voとナゲツト径dとの関係
のマスターカーブに代入して、ナゲツト径dを計算する
第30図には本発明の更に他の実施例が示されている0
本実施例は測定ヘッド3gが位置決め用突起13dを有
する直方体形状の第1.第2の測定ヘッド3gt*3g
zの2個から構成されている。
そしてこれら第1.第2の測定ヘッド3gxt3gzは
共に両端に1個ずつ配置された給電端子1゜1aと、こ
れら給電端子1,18間に配置された3個の電位差測定
端子2,2a、2bを持っている。このようにすること
により測定精度が向上するようになって、前述の場合と
同様な作用効果を奏することができる。
すなわち本実施例は第3図に示したような測定による実
施例である。直方体形状の測定ヘッド3gt*3gzを
2個設け、お互いの中心および端子位置が一致するよう
にして、第3図のようにスポット溶接された2枚の板を
挟んで押し付ける。
測定ヘッド3gt+3gzには両端に夫々1個計2個ず
つの給電端子1,1aを設け、その内側に測定端子2,
2a、2bを3個ずつ、合わせて夫々5個の端子を一直
線上に設ける。そして直流電流を斜交いに交互に流して
電位差分布を測定してナゲツト径dを測定する。この場
合の測定のフローチャートが第31図に示されている。
このフローチャートを第30図を参照し乍ら説明する。
ステップ(161)で測定ヘッド3 glt 3 gz
を位置決め用突起13dがナゲツトの凹部に馴染むよう
にして押し付け、2個の測定ヘッド3 glt 3 g
Zの中心がナゲツトの中心と一致するようにする。ステ
ップ(162)で直流電流工1を測定ヘッド3glの給
電端子1と測定ヘッド3gzの給電端子1aを介して、
ナゲツトの上下方向に、かつ斜交いに電流が流れるよう
にする。ステップ(163)で測定ヘッド3g1の測定
端子2,2aの間の電位差Vloと測定ヘッド3glの
測定端子2aと測定ヘッド3gzの測定端子2との間の
電位差V 11を測定する。
ステップ【164)でマルチプレクサ9aにより電流の
供給先を切り換えて、直流電流Itを測定ヘッド3gc
の給電端子1aと測定ヘッド3gtの給電端子1を介し
て、ナゲツトの上下方向に、かつ斜交いに電流を流す、
ステップ(165)で測定ヘッド3gtの測定端子2a
、2bの間の電位差Vzoと測定ヘッド3g1の測定端
子2bと測定ヘッド3gxの測定端子2aとの間の電位
差Vzzを測定する。ステップ(166)で電位差比V
五t/Vtop Vz五/Vzoを計算し、ステップ(
167)で電位差比V1t/ Vzot Vat/ V
zoを第28図のような電位差比V / V o とナ
ゲツト径dとの関係のマスターカーブに代入して、仮の
ナゲツト径dt、daを計算する。そしてステップ(1
68)でd =(dx+dz)/ 2によりナゲツト径
dを求める。
第32図には本発明の更に他の実施例が示されている0
本実施例は多関節ロボット14の先端に可撓性のある継
手を介して測定ヘッド3hを取付け、このロボット14
のロボット制御位置15には測定対象物のスポット溶接
位置座標をスポット溶接ロボットの制御装置から通信回
線を介して授受しておくことにより、測定ヘッド3hの
中心をナゲツト中心と一致させ、かつ鋼板表面に対して
垂直に押し当てられるようにして電位差分布を測定し、
ナゲツト径を判定できるようにした。このようにするこ
とにより測定ヘッド3hの中心をナゲツト中心と一致さ
せて測定できるようになって、前述の場合と同様な作用
効果を奏することができる。
すなわち測定ヘッド3hを多関節ロボット14の先端に
取付け、例えば自動車製造ラインで、コンベア16の上
に乗って流れていくスポット溶接をすませた自動車ボデ
ィ17のスポット溶接部に押し当てて電位差分布を測定
し、前述したような方法によりナゲツト径を判定する。
この場合、厳密にはスポット溶接直後ではナゲツト部の
温度は高くて温度分布が生じていること、および急速な
冷却過程にあるため測定精度がよくない、従ってスポッ
ト溶接していない周辺とほぼ同じような温度にまで冷却
されたライン位置で電位差分布を測定するか、または圧
縮空気を溶接部に噴射して強制的に冷却させ、温度が下
ってから測定するのが望ましい。
測定に当っては、スポット溶接をロボットにさせる場合
と同様に、測定ヘッド3hをナゲツト中心にほぼ一致す
るように、かつ鋼板表面に対して垂直に押し当てるよう
に多関節ロボット14をロボット制御袋fi15で制御
する。この場合、コンベア16の停止位置の精度等から
ナゲツト位置は多少2前後、左右、上下に変動すること
になる。
そのため測定ヘッド3hは多関節ロボット14の先端に
堅牢に固定しないで5例えばコイルスプリング、あるい
はゴムのような可撓性のある継手を介して固定すること
により、測定ヘッド3hの位置決め用突起により中心合
わせができるようにする。測定ヘッド3hが所定の位置
に押し付けられると、電位差分布Vx、Vzp Vsを
測定する。ナゲツト径判定装置18には第1図に示され
ているように、直流電源4.電流極性変換装置5.マル
チプレクサ9.微小電位差計8.インタフェース7、G
P−IBインタフェース10.コンピュータ6、更には
判定した結果を出力する表示装置としてのCRTIIや
プリンタ12を装備するようにする。ナゲツト径判定装
置18とロボット制御袋W15とは互に連係をとって、
あるナゲツトの測定が終れば、自動的に次のナゲツト位
置へ測定ヘッド3hを移動させて、再び電位差分布を測
定してナゲツト径を判定する。このとき、ロボット制御
装置15には測定対象物のスポット溶接位置座標をスポ
ット溶接ロボットの制御装置から通信回線を介して授受
しておく、あるいはスポット溶接の座標位置を予めロボ
ット制御装置15に入力しておくことにより、測定ヘッ
ド3hの中心をナゲツト中心と一致させられるようにす
る。このようにすることによりナゲツト寸法を前述の場
合と同様に簡単に、精度よく、かつ短時間に検査できる
〔発明の効果〕
上述のように本発明はナゲツト径の検出精度が向上する
ようになって、ナゲツト径の検出精度の向上を可能とし
たスポット溶接検査装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスポット溶接検査装置の一実施例の装
置構成を示す説明図、第2図から第4図は本発明のスポ
ット溶接検査装置による夫々異なるスポット溶接周辺の
電位差分布の測定を示す説明図、第5図および第6図は
同じく一実施例による電位差比とナゲツト径との関係を
示す特性図、第7図は同じく一実施例による電位差測定
およびナゲツト径判定のフローチャート図、第8図は同
しく一実施例による電位差測定のフローチャート図、第
9図は同じく一実施例による電位差測定値の判定サブル
ーチンフローチャート図、第10図は本発明のスポット
溶接検査装置の他の実施例の装置構成を示す説明図、第
11図および第12図は同じく他の実施例による電位差
測定とナゲツト径の判定とのフローチャート図、第13
図は同じく他の実施例による測定ヘッドが位置ずれを生
じた場合のナゲツト径の判定を示す特性図、第14図お
よび第15図は本発明のスポット溶接検査装置の測定ヘ
ッドの夫々異なる実施例を示す縦断側面図、第16図は
本発明のスポット溶接検査装置の更に他の実施例の装置
構成を示す説明図、第17図から第19図は同じく更に
他の実施例による電位差測定とナゲツト径の判定とのフ
ローチャート図、第20図は本発明のスポット溶接検査
装置の更に他の実施例の装置構成を示す説明図、第21
図は同じく更に他の実施例による電位差測定とナゲツト
径の判定とのフローチャート図、第22図は本発明のス
ポット溶接検査装置の更に他の実施例の装置構成を示す
説明図、第23図は同じく更に他の実施例による電位差
比とナゲツト径との関係を示す特性図、第24図は同じ
く更に他の実施例による電位差測定とナゲツト径の判定
とのフローチャート図、第25図は本発明のスポット溶
接検査装置の更に他の実施例の装置構成を示す説明図、
第26図は同じく更に他の実施例による電位差測定とナ
ゲツト径の判定とのフローチャート図、第27図は本発
明のスポット溶接検査装置の更に他の実施例の装置構成
を示す説明図、第28図は同じく更に他の実施例による
電位差比とナゲツト径との関係を示す特性図、第29図
は同じく更に他の実施例による電位差測定とナゲツト径
の判定とのフローチャート図、第30図は本発明のスポ
ット溶接検査装置の更に他の実施例の装置構成を示す説
明図、第31図は同じく更に他の実施例による電位差測
定とナゲツト径の判定とのフローチャート図、第32図
は本発明のスポット溶接検査装置の更に他の実施例の多
関節ロボットに測定ヘッドを装着しての検査状態を示す
斜視図である。 1.1a、1 b、1 a−給電端子、2,2a。 2b、2c、2d、2e、2e’  、2eo  、2
f。 2f’ v 2fo 92gt 2g’ y 2go 
、2h。 2h’ 、2ha 、2i、2j−電位差測定端子。 3.3a、3b、3c、3d、3e(3ex、3azL
3f  (3f+t  3fz)e  3g  (3g
tt  agz)e3h・・・測定ヘッド、4,4a、
4b、4c・・・直流電源、5・・・電流極性変換装置
、6・・・コンピュータ、7・・・インタフェース、8
・・・微小電位差計、9,9a・・・マルチプレクサ、
10・・・GP−IBインタフェース、11・・・CR
T、12・・・プリンタ、13゜13 a 、 l 3
 b 、 13 c 、 13 d−突起、14 ・・
・多関節ロボット、15・・・ロボット制御装置。 第 図 第 図 第 図 第 5 図 ナゲツト径 (■) 第 図 ナ ゲ ト 径 (鴎) 第 7 図 第 図 第 図 第10図 第11 図 第12 図 第13図 ナゲツ ト径d(fi) 第 4 図 第 5 図 13a・・・突起 第 16 図 O徂11冗届す 第 7 図 第 8 図 第 9 図 第 20 図 第 1 図 第 23 図 ナ ゲ ツ ト 径 (−) 第 4 図 第 26 図 第 8 図 ナ ゲ ツ ト 径 (ff) 第 9 図 第 30 図 第 1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、部材表面に相互に離間した給電端子により直流電流
    を印加し、前記給電端子間に設けた電位差測定端子で電
    位差を測定し、この測定した電位差からスポット溶接の
    ナゲツト径を検出するスポット溶接検査装置において、
    前記装置に、その両端に給電端子を1個ずつ配置し、こ
    の配置した給電端子間に3個の電位差測定端子を設けて
    2ケ所の電位差が測定できるようにした直方体形状の測
    定ヘッドと、この測定ヘッドの給電端子に電流を供給す
    る直流電源と、前記供給する電流の極性を切り換える電
    流極性変換装置と、この電流極性変換装置を制御するコ
    ンピュータおよびインタフェースと、前記電位差を測定
    する微小電位差計と、前記電位差測定端子を切り換える
    マルチプレクサと、前記微小電位差計とマルチプレクサ
    との制御および測定された電位差を前記コンピュータに
    転送するGP−IBインタフェースと、電位差測定状況
    を監視し、測定された電位差分布から前記スポット溶接
    のナゲツト径を判定した結果を表示するCRTおよび判
    定結果を出力するプリンタとを設けたことを特徴とする
    スポット溶接検査装置。 2、前記測定ヘッドが、その中央にスポット溶接のナゲ
    ツト径より小さい円筒状で、かつその先端を半球状にし
    た突起が設けられ、この突起および前記給電端子、電位
    差測定端子がこれらの軸方向に夫々コイルばねにより移
    動可能にされたものである特許請求の範囲第1項記載の
    スポット溶接検査装置。 3、前記3個の電位差測定端子が、その2個が前記突起
    をはさんで対称に取付けて前記スポット溶接のナゲツト
    部分を挟む電位差を測定し、残る1個はその外側に設け
    て基準電位差を測定するようにされたものである特許請
    求の範囲第1項または第2項記載のスポット溶接検査装
    置。 4、前記測定ヘッドが、第1、第2の測定ヘッド2個か
    ら構成され、これら第1、第2の測定ヘッドは共に両端
    に1個ずつ配置された給電端子と、これら給電端子間に
    配置された3個の電位差測定端子を持ち、かつこれら2
    個の測定ヘッドの中心と長手方向とを一致させてスポッ
    ト溶接部に押しつけられるように多関節ロボットの腕の
    先端に取付け、スポット溶接のナゲットを挟んで斜交い
    に電流を供給して電位差分布が測定できるようにされた
    ものである特許請求の範囲第1項記載のスポット溶接検
    査装置。 5、前記測定ヘッドが、位置決め用突起を有する前記第
    1の測定ヘッドの端に給電端子を1個、電位差測定端子
    を2個設け、前記第2の測定ヘッドには第1の測定ヘッ
    ドと反対側に給電端子および電位差測定端子を各1個設
    け、多関節ロボットの腕の先端に取付け、スポット溶接
    のナゲットを挟んで斜交いに電流を供給して電位差分布
    が測定できるようにされたものである特許請求の範囲第
    4項記載のスポット溶接検査装置。 6、前記測定ヘッドが、円筒状に形成され、この円筒状
    の測定ヘッドの外周部に90度毎に前記給電端子を同心
    円状に4個設け、この内側で測定ヘッドの中心に1個、
    前記給電端子と同じ角度位置に同心円状に4個、前記給
    電端子のうち180度向い合う給電端子の間に同心円状
    に2個の電位差測定端子を設け、前記給電端子への電流
    供給先を切り換えるマルチプレクサが設けられたもので
    ある特許請求の範囲第1項記載のスポット溶接検査装置
    。 7、前記測定ヘッドが、測定ヘッドの中央にスポット溶
    接のナゲツト径より小さい円筒状で、かつその先端を半
    球状にした突起をその軸方向にコイルばねにより移動可
    能に設け、測定ヘッドの外周部に90度毎に給電端子を
    同心円状に4個設け、これらの給電端子の内側に給電端
    子と同じ角度位置に同心円状に4個、前記給電端子のう
    ち90度離れた給電端子の間に同心円状に2個の電位差
    測定端子が設けられたものである特許請求の範囲第6項
    記載のスポット溶接検査装置。 8、前記測定ヘッドが、第1、第2の円筒状の測定ヘッ
    ド2個から構成され、前記第1の円筒状の測定ヘッドの
    外周部に90度毎に給電端子を同心円状に4個設け、こ
    れら給電端子の内側に前記給電端子と同じ角度位置に同
    心円状に4個の電位差測定端子を2組設け、前記第2の
    円筒状の測定ヘッドに前記第1の測定ヘッドと同じ外周
    部に90度毎に給電端子を同心円状に4個設け、これら
    の給電端子の内側に前記給電端子と同じ角度位置に同心
    円状に4個の電位差測定端子を1組設け、これら第1、
    第2の測定ヘッドを中心を一致させてスポット溶接部に
    押し付けられるように多関節ロボットの腕の先端に取付
    けられたものである特許請求の範囲第1項記載のスポッ
    ト溶接検査装置。 9、前記直流電源が、4台設けられ、前記4組の給電端
    子の夫々に電流を供給できるようにされたものである特
    許請求の範囲第8項記載のスポット溶接検査装置。 10、前記多関節ロボットの先端に可撓性のある継手を
    介して前記測定ヘッドを取付け、前記多関節ロボットの
    ロボット制御装置には測定対象物のスポット溶接位置座
    標をスポット溶接ロボットの制御装置から通信回線を介
    して授受しておくことにより、前記測定ヘッドの中心を
    ナゲツト中心と一致させ、かつ鋼板表面に対して垂直に
    押し当てられるようにして電位差分布を測定してナゲツ
    ト径を判定できるようにされたものである特許請求の範
    囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載のスポット
    溶接検査装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022062933A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 溶接部の亀裂検出方法、および溶接部の亀裂検出装置

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