JPH03110140A - 発泡被膜を有する部材 - Google Patents

発泡被膜を有する部材

Info

Publication number
JPH03110140A
JPH03110140A JP24806189A JP24806189A JPH03110140A JP H03110140 A JPH03110140 A JP H03110140A JP 24806189 A JP24806189 A JP 24806189A JP 24806189 A JP24806189 A JP 24806189A JP H03110140 A JPH03110140 A JP H03110140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
resin
peroxide
polyethylene
foaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24806189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0561100B2 (ja
Inventor
Masayasu Furusato
古里 正保
Tokuji Ogawa
小川 徳治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP24806189A priority Critical patent/JPH03110140A/ja
Publication of JPH03110140A publication Critical patent/JPH03110140A/ja
Publication of JPH0561100B2 publication Critical patent/JPH0561100B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂粉末組成物のコーティングにより形成され
た発泡被膜を有する部材に係る。
〔従来の技術〕
従来より、冷蔵庫、冷凍庫等の断熱箱体や空調システム
の各種部品の断熱、遮音−1結露防止等の目的で各種発
泡体が広く使用されている。近年、快適な生活空間確保
の観点よりさらに広い範囲でこの効果が発揮することが
求められている。一方、金属部材の断熱材としてはポリ
スチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の発泡体が知られており、ポリウレタンは吹付工法
により、ポリウレタン以外は素材に接着剤や粘着テープ
で貼り付けにより使用される。
ウレタン発泡による方法は、発泡を円滑、均一に行わせ
るためには、作業条件、環境条件を極力狭い範囲で管理
しなければいけない上に発泡の完了までの作業に長時間
を有するという問題点を持つ、素材に接着剤や粘着テー
プで発泡体を貼り付ける方法は作業性に問題がある上に
複雑な形状の物を完全に覆う事ができないという問題点
を有する。したがって、従来は断熱、遮音、結露防止等
の対象でなかった複雑な形状や小型の金属部品を効果的
に作用を発揮させる技術が求められている。
一方、複雑な形状や小型の金属部品を樹脂でコーティン
グする方法として流動浸漬法が知られており、発泡性ポ
リエチレン系樹脂粉末を使用して流動浸漬法で金属をコ
ーティングして発泡ポリエチレン被膜を形成する方法が
特公昭53−21896号、特開昭56−151774
号各公報に記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
流動浸漬法で発泡ポリエチレン被膜を形成することによ
り複雑な形状や小型の金属部品に断熱、遮音、結露防止
等の性能を容易に付与できるものであるが、従来技術に
よる発泡ポリエチレン被膜は耐熱性や強度が低いうえに
塗装条件の幅が狭く安定した品質の物が得られ難いため
実用上使用しにくいとの欠点を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
発明者らは上記課題を解決すべく研究を行った結果本発
明を成すに到った。すなわち、本発明はメルトインデッ
クスが4以上100以下のポリエチレン系樹脂100重
量部と、1時間の半減期温度が105°C以上160 
’C以下の有機過酸化物0.2〜3重量部と、前記有機
過酸化物と同等またはそれよりも高い分解温度を有する
発泡剤0.5〜10重量部とからなる樹脂粉末組成物の
コーティングにより形成された発泡被膜を有する部材で
ある。
本発明による部材は、エツジ部や屈曲部まで均一微細で
独立気泡性の高い発泡被膜で覆われているので耐熱、断
熱に優れ、あるいは遮音、結露防止等の性能にも優れる
この性能を発揮するに肝要なことは、ポリエチレン系樹
脂と有機過酸化物と発泡剤とからなる粉末組成物におい
て有機過酸化物の分解により樹脂が架橋した後または架
橋反応中に発泡剤による発泡を行うことである。これに
より、上記性能が十分に発揮されるうえ、被膜の耐熱性
も飛躍的に改善される。
本発明で使用されるポリエチレン系樹脂の代表的なもの
は例えばポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニル共重合
体である。以下ポリエチレン系樹脂について説明する。
ポリエチレン系樹脂のメルトインデックス(以下MIと
記す)は4以上100以下である事が必要である。Ml
が4未満であると溶融流動性が低く、被膜の平滑性に劣
る外観となり好ましくない。また、Mlが100を超え
ると溶融時の流動性が高すぎて発泡セルが不均一となり
断熱性等の性能が低下する。好ましくはMlが5以上8
0以下、更に好ましくは6以上70以下の範囲が推奨さ
れる。
ポリエチレンとしては、高圧法もしくは中低圧法により
製造された密度は0.89〜0.97g/Cl1lの範
囲の物が使用される。被膜に柔軟性を持たせる為には0
.90〜0.93 g /cdの範囲が好ましい。架橋
反応が生じ易い高圧法による密度0.90〜0.93 
g /cdの範囲のポリエチレンがより好ましく用いら
れる。
エチレン酢酸ビニル共重合体としては高圧法により製造
されるMIが4以上100以下、酢酸ビニル含有量が4
0%以下、好ましくはMlが5以上80以下、酢酸ビニ
ル含有量が2〜35%の物が用いられる。
また本発明においては、ポリエチレン系樹脂を2種以上
混合したり、これらの樹脂にエチレン−エチルアクリレ
ート共重合体(EEA) 、エチレン−アクリル酸共重
合体(EAA) 、エチレン−メチルアクリレート共重
合体(HMA)あるいはアイオノマー樹脂の1種または
2種以上を50%以下配合した物も使用される。
本発明で用いる有機過酸化物は、発泡の際に発泡セルの
膜強度を与えるべく樹脂の溶融粘度を上げるように作用
するものであり、1時間の半減期が105°C以上16
0°C以下のものである。これが105°C未満の場合
には、コーティング加工時に架橋反応が速く起りすぎ、
良好な発泡被膜の外観が得られないばかりか、本組成物
を製造する際の加熱混練時に早期架橋が発生し好ましく
ない。
一方、160℃を超えると架橋前に発泡剤の分解が起り
、発泡セルの膜強度が不充分となり、均一な発泡セル、
独立気泡性の高い発泡被膜が得られない。好ましい有機
過酸化物としては、1時間の半減期温度が115°C〜
150°Cの範囲である。
具体例として、ジクミルパーオキサイド(137°C)
、1.3−ビス(ターシャリブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼン(141℃)、2.5−ジメチル−2,
5−ジ(ターシャリブチルパーオキシ)へキサン(13
8°C)、2.5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリ
ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(148°C)、1.
1−ビス(ターシャリブチルパーオキシ) 3,3゜5
−トリメチルシクロへ牛サン(116℃)等であるが有
機過酸化物の分解残香に不快臭の残らない1.3−ビス
(ターシャリブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン
が好適である。()内数字は、半減基が1時間となる温
度であり、以下分解温度と称する。
有機過酸化物の配合量は、個々の活性により異るが、通
常ベースレジン100重量部に対し、0.2〜3重量部
、好ましくは0.5〜1.5重量部の範囲で選ばれる。
配合量が0.2重量部未満では、架橋度不足となり発泡
コーティング時の溶融粘度が低く、発泡セルが粗大とな
り本発明に適合しない。一方、3重量部を超えると必要
以上の配合量となり、経済的でないばかりか、溶融粘度
が高くなりすぎ、樹脂の流動性が著しく阻害され、発泡
の障害となってくる。
本発明で用いる発泡剤は、加熱によって分解しガスが発
生する分解型有機発泡剤である。分解温度は、本発明で
用いる有機過酸化物と同等か又はそれよりも高い分解温
度を有するもので、好ましくは120〜210℃の範囲
のものである。そして好ましい発泡剤の粒径は、50μ
m以下のものである。発泡剤の粒径が50μmを超える
と、局部的に大きな気泡を生じ不均一発泡となる傾向を
生ずる場合がある。この場合は発泡被膜の外観が劣るも
のとなる。発泡剤粉末は、一般に粒径に分布を有し、こ
こでいう粒径は全体の中で重量的に最も多く占めている
粒径範囲の中央値(代表値)として表わす。粒径の測定
方法としては、市販の沈降法を用いる粒度分布測定装置
により容易に測定される。
発泡剤の具体例としては、アゾジカルボンアミド(20
0〜210°CL4,4’−オキシビスベンゼンスルホ
ニルヒドラジッド(155〜160°c)、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン(200〜205°C)等で
あるが、アゾジカルボンアミドに発泡助剤を加え、分解
温度を150〜200 ’Cに調節したものが好適であ
る。()内数字は、分解温度を示し、流動パラフィン中
で2℃/分の割合で昇温させた時に最も激しく分解ガス
を発生する温度として定義される。
分解温度が120℃未満のものでは、本発明の組成物を
押出機でもって練込む際に発泡したり発泡コーティング
時にも均一な発泡セルが得られないことがある。
210°Cを超えた分解温度では、架橋発泡に長時間を
要することがある。最も好ましい分解温度は150〜2
00℃の範囲である。
発泡助剤としては、金属石ケン類ないし金属酸化物があ
げられる。本発明の組成物には、アゾジカルボンアミド
亜鉛華、三塩基性硫酸鉛等の無機塩、ステアリン酸亜鉛
、ステアリン酸鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属
石ケンおよび尿素化合物の一種又は二種以上の混合が好
ましい。発泡助剤の添加量としては、発泡剤とl:1〜
i : 0.1の範囲で配合して用いる。
発泡剤の配合量は、ポリエチレン系樹脂100重量部に
対し、0.5〜10重量部、好ましくは1〜9重量部の
範囲で使用される。0.5重量部未満では十分な発泡体
が得られない。一方、ion量部より多いと必要以上の
配合量となり経済的に好ましくないばかりか発泡剤によ
るガス量が多すぎて被膜の表面がアバタ状になったり発
泡セルが粗大になるので好ましい。
本発明の樹脂粉末組成物は、ポリエチレン系樹脂粉末、
有機過酸化物、発泡剤を単にトライブレンドするだけで
得ることも可能であるが、粉末組成物を長時間使用中に
ポリエチレン系樹脂粉末と発泡剤粉末が分離し、その初
期発泡性との間に有意差が生じる欠点がある場合がある
。従って、本発明では、樹脂粉末組成物は好ましくはこ
れらの混合組成物を押出機中で架橋発泡しないようにポ
リエチレン系樹脂の融点以上で有機過酸化物の分解温度
以下に維持して溶融混練して造粒し、次いで公知の方法
で粉砕して得られる。粉砕は例えば機械的に粉砕機で粉
砕する方法が一般的である。
ポリエチレン系樹脂の融点は、示差走査熱量計で8°C
/分の昇温速度で融解曲線を測定した時のピーク温度で
ある。
本発明の樹脂粉末組成物に、さらに必要により、他の添
加剤、例えば着色顔料、抗酸化剤や耐候剤の樹脂安定剤
、帯電防止剤、滑剤等を適宜配合することも可能である
本発明の樹脂粉末組成物の粒径は、500μm以下が好
ましく、より好ましくは70〜250μ−の範囲のもの
で、これらを用いると良好な塗膜が得られる。粉末の粒
径は、各種コーティング方法により異り、粒径が大きす
ぎるとコーティングムラが生じ、平滑な被膜が得られず
外観が悪くなる。
例えば、静電塗装法では比較的細かい粒径の粉末が使用
され、特に150μm以下のものが好んで用いられる。
散布法および流動浸漬塗装法では350μm程度の粗い
粉末も使用し得るが70〜250μmの範囲の粉末が好
んで用いられる。樹脂粉末は、一般に粒径に分布を有し
、ここでいう粒径は全体の中で重量的に最も多くを占め
る粒径を代表値として表わす。粒径の測定方法としては
、標準フルイ(JIS Z8801に規定される)によ
るふるい分は法が用いられる。
本発明に適用される部材の材質としては金属が好ましい
が、例えば、熱硬化性樹脂、セラミックなど金属以外の
ものでも構わない。代表的な例としては鉄、鋼、亜鉛、
ニッケル、アルミニウム、銅及びこれら金属の合金等の
金属であり、形状に特に制限はなく板状物、線材、パイ
プやこれらを組合わせた製品等が挙げられる。
発泡被膜をポリエチレン系樹脂のコーティングで形成す
るには、例えば前述のポリエチレン系樹脂粉末組成物を
流動槽中で流動させこれに加熱した部材を浸漬して樹脂
粉末組成物を表面に塗着させ部材の熱容量で樹脂を溶融
し、さらに有機過酸化物の分解により樹脂が架橋した後
、もしくは架橋反応中に発泡剤による発泡を行う方法、
表面に塗着後さらに後加熱を行い加熱下に架橋と発泡反
応を行う流動浸漬法、静電気力により樹脂粉末組成物を
部材表面に塗着゛させた後加熱を行い樹脂を溶融し、架
橋した後もしくは架橋反応中に発泡を行う、静電流浸法
もしくは静電塗装法などが用いられる。
次に発泡被膜について説明する。厚みは0.2〜5薗が
好ましくより好ましくは0.3〜3■の範囲が推奨され
る。0.2mmより薄いと断熱等の効果が十分に発揮さ
れないことがあり、一方5mより厚い被膜をコーティン
グ法によって形成すると表面の平滑性が損なわれること
がある6発泡倍率は1.2〜15倍が好ましく、より好
ましくは1.4〜10倍の範囲で使用される。倍率が1
.2倍より低いと断熱等の効果が十分に発揮されないこ
とがあり、一方15倍以上では、コーティング法による
被膜は強度と耐久性が低下する場合がある。また、発泡
被膜の気泡セルが均一であることも重要であり、被膜の
断面を顕微鏡で観察した際、2mm以上の粗大な気泡、
特に空洞の発生や連続的な気泡の発生が少ないことが肝
要である。さらに、発泡被膜が架橋していることにより
被膜の耐熱性や気泡セルの均−性等が向上する。発泡被
膜の架橋度は、デカリンネ溶分率が15〜80%が好ま
しく、より好ましくは20〜70%の範囲が推奨される
15%より低いと架橋の効果が十分に発揮されず、耐熱
性等の向上も余り見られないことがあり、−方80%を
超えると樹脂の溶融粘度が高くなり過ぎ均一な被膜を形
成することが困難な場合がある。
〔実施例〕
以下実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。
なお、各実施例において得られた発泡コーティング被膜
につき、(1)被膜の外観、(2)発泡倍率、(3)気
泡セル構造及び均一性、(4)架橋度、(5)断熱性は
それぞれ下記の方法によった。
(1)被膜の外観;肉眼観察で、被膜表面に50μ以上
の大きさの気泡の脱泡跡が見られないものを良好とし、
大きな脱泡跡の存在するものを不良とした。
(2)発泡倍率;発泡倍率をB、発泡被膜の密度ρ′樹
脂密度ρとした時、B=ρ/ρ′として求めた。
(3)気泡セル構造及び均一性;被膜断面を顕微鏡で観
察し、気泡の大きさ、発泡セルの分布、均一性を調べた
。気泡の大きさが500μ以下で均一に分布しているも
のを良好とし、粗大な気泡、特に空洞の発生や連通的な
気泡の発生が多い場合には不良とした。
(4)架橋度;金属部材より剥がした発泡被膜を200
メツシユ金網に包み135°Cキシレンに6時間浸漬し
不溶分を秤量し仕込み量に対する不溶分率を求めた。不
溶分率は架橋度の目安であり、この値が大きいほど架橋
度が高い事を示す。
(5)断熱性;京都電子工業■製迅速熱伝導率針(QT
M−D3型)にて発泡被膜の熱伝導率測定を行った。熱
伝導率が低いほど断熱性が高いことを示す。
実施例1 ポリエチレン系樹脂として高圧法ポリエチレン(M!=
25g/10分、密度=0.920g/cd)100重
量部を用い、これに有機過酸化物として、1.1−ビス
(ターシャリブチルパーオキシイソプロビル)ベンゼン
(化薬スーリー製、1時間の半減期 温度=141°C
1商品名、パーカドツクスー14)、を1重量部と発泡
剤としてアゾジカルボンアミド(水和化成製、商品名、
ビニホールSE#30、分解温度=142°C1粒径1
5μm)を3重量部、黒色顔料としてカーボンブラック
を0.5重量部配合し、ドラム型プレンダーで予備混合
し、田辺鉄工型の40鵬φ押出機を用い樹脂温度130
″Cで溶融混練し、直径約3mmの粒子に造粒した。次
にホソカワミクロン製ビクトリーミル粉砕機を用い機械
的に粉砕し、350μmの篩で分級し、74〜350μ
mの範囲に分布した粒径250μ層の発泡コーティング
用樹脂粉末組成物を調整した。この粉末組成物を、流動
槽中で流動させ、この中に300°CX5分間予熱した
厚さ1.6mm、大きさ40X100nuの鋼板を6秒
間浸漬したのち自然冷却し、厚さ約1.5鵬の発泡被膜
を得た。この発泡被膜の外観は良好、発泡倍率3倍、気
泡セルは均一微細構造、架橋度55%、熱伝導率は0.
12 MM・Kであった。
実施例2〜6 第1表の樹脂粉末組成内容で実施例1Φ方法に従いコー
ティング用樹脂粉末を調整した。この樹脂粉末を流動槽
中で流動させこの中に、280℃×4分間予熱した厚さ
1 、6mm 、大きさ40X100閣の銅板を4秒間
浸漬した後175℃×3分間後加熱を行いこの後自然放
冷し、コーティングされた金属部材を得た。これの性能
を測定した結果を第1表に示す。
[A]高圧法ポリエチレン MI=20、密度0.915 g/cd[B]高圧法ポ
リエチレン MI=50、密度0.9158/C1N[C]高圧法ポ
リエチレン M I =6.5 、密度0.917 g/crA[D
]高圧法ポリエチレン MI=10、密度0.918 g/cd(以下余白) 比較例1 発泡剤を加えない以外は実施例2と同様な方法でコーテ
ィング用樹脂粉末を調整した。これを用いて実施例2と
同様にして銅板にコーティングを行った。この被膜は発
泡倍率1倍(発泡していないポリエチレン被膜)で熱伝
導率は0.35 W/M・Kであった。
実施例7、比較例2〜4 ポリエチレン系樹脂として高圧法ポリエチレン(MI=
20、密度=0.926 )を用い、第2表に示す樹脂
粉末組成内容を用いる以外は実施例1と同様にしてコー
ティング用樹脂粉末を調整した。
この樹脂粉末を流動槽中で流動させこの中に320”C
X 4分間予熱した厚さ1.6mm、大きさ40 X 
100鵬の鋼板を3秒間浸漬した後215°CX3分間
後加熱を行いこの後自然放冷し、コーティングされた金
属部材を得た。これの性能を測定した結果を線表に示す
。尚、耐熱性の評価はコーティングした鋼板を120°
Cに設定した熱風炉内に8時間吊下げた後の被膜の外観
で評価した。外観が殆ど変化しない物は0、発泡セルの
一部が潰れたり被膜の一部にブレが生じた物をΔ、全体
に発泡セルの潰れや被膜のブレを生じた物を×とした。
実施例8 実施例1で使用した高圧法ポリエチレンの代わりに、エ
チレン酢酸ビニル共重合体(MI=22、酢酸ビニル含
有量=8%)を用いた以外は実施例1と同様にコーティ
ング用樹脂粉末を調整し、鋼板へのコーティングを行い
、以下の評価結果を得た。被膜の外観は良好、発泡倍率
3倍、気泡セル・は均一微細構造、被膜の厚さ1.5m
、架橋度60%、熱伝導率0.12 W/M・Kであっ
た。
実施例9 実施例2で使用した高圧法ポリエチレンにエチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EAA 、日本ユニカー製
 DPDJ8026 、 M l = 17 ’)を1
5%配合した以外は、実施例2と同様にコーティング用
樹脂粉末を調整し、鋼板へのコーティングを行い、以下
の評価結果を得た。被膜の外観は良好、発泡倍率5倍、
気泡セルは均一微細構造、被膜の厚さ3IXL111、
架橋度55%、熱伝導率0.12 W/M、にであった
実施例10 実施例2で使用した高圧法ポリエチレンにエチレン−ア
クリル酸共重合体(EAAi三菱油化製A−210M、
MI=9)を15%配合した以外は、実施例2と同様に
コーティング用樹脂粉末を調整した。この樹脂粉末を流
動槽中で流動させこの中に240℃×6分間予熱した長
さ1m、外径8mmの鋼管をラセン状に巻いた物を10
秒間浸漬した後180°Cで2分間後加熱を行った。被
膜の外観は良好、発泡倍率5倍、気泡セルは均一微細構
造、被膜の厚さ4m、架橋度60%であり、被膜は強固
に鋼管表面に密着していた。
(以下余白) 実施例11 高圧法ポリエチレン(MI=50g/10分、密度=0
.915 g/cm) 100重量部にパーカドックス
−140,4重量部とビニホール5E30 3.5重量
部を実施例1の方法により造粒した。これを冷凍粉砕に
て粉砕を行い粒径120μの樹脂粉末を得た。厚さ1.
6mm、大きさ40X100mmの鋼板に静電塗装装置
(小野田セメント■製)により該粉末をコーティングし
た後190°CX8分間加熱した後自然冷却した。被膜
の外観は良好、発泡倍率3倍、気泡セルは均一微細構造
、被膜の厚さ1閣、架橋度32%、熱伝導率は0.21
 W/M・Kであった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の発泡被膜を有する部材は
コーティング法により形成されるので微細部分まで被膜
に覆われ断熱性に優れるうえに架橋しているので耐熱性
にも優れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、メルトインデックスが4以上100以下のポリエチ
    レン系樹脂100重量部と、1時間の半減期温度が10
    5℃以上160℃以下の有機過酸化物0.2〜3重量部
    と、前記有機過酸化物と同等またはそれよりも高い分解
    温度を有する発泡剤0.5〜10重量部とからなる樹脂
    粉末組成物のコーティングにより形成された発泡被膜を
    有する部材。
JP24806189A 1989-09-26 1989-09-26 発泡被膜を有する部材 Granted JPH03110140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24806189A JPH03110140A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 発泡被膜を有する部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24806189A JPH03110140A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 発泡被膜を有する部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03110140A true JPH03110140A (ja) 1991-05-10
JPH0561100B2 JPH0561100B2 (ja) 1993-09-03

Family

ID=17172622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24806189A Granted JPH03110140A (ja) 1989-09-26 1989-09-26 発泡被膜を有する部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03110140A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036468A (ja) * 2000-07-26 2002-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The ポリオレフィン系多層発泡体シートおよびその製造方法
JP2010144134A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Japan Polyethylene Corp 積層用ポリエチレン系樹脂材料、それを用いた積層体、発泡加工紙並びに断熱容器及びその製造方法
JP2013204211A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toppan Cosmo Inc 壁紙及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036468A (ja) * 2000-07-26 2002-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The ポリオレフィン系多層発泡体シートおよびその製造方法
JP2010144134A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Japan Polyethylene Corp 積層用ポリエチレン系樹脂材料、それを用いた積層体、発泡加工紙並びに断熱容器及びその製造方法
JP2013204211A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Toppan Cosmo Inc 壁紙及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0561100B2 (ja) 1993-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62153326A (ja) 帯電防止性を有する架橋ポリオレフィン発泡体の製造方法
US5688449A (en) Method of forming and extruding an additive-coated resin composition
US4528300A (en) Process for producing dimensionally stable polyolefin foams using environmentally acceptable blowing agent systems
JP3548632B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物、その発泡体および製造法
JPS5975929A (ja) ポリオレフイン発泡体の製造方法
JP3523943B2 (ja) 高発泡絶縁ポリエチレン用の発泡性樹脂組成物及びこれを被覆して作った高発泡絶縁ポリエチレン被覆電線
WO1992002574A1 (en) Processes for producing shaped foamable parts
EP0143545A2 (en) Masterbatch composition containing a resin and a foaming agent
JP2605143B2 (ja) 発泡性粉体塗料及びそれを用いた樹脂発泡体被覆物
CA2093727C (en) Hardened porous ammonium nitrate
JPH03110140A (ja) 発泡被膜を有する部材
EP0460963B1 (en) Expandable powder coating composition
JPS6331504B2 (ja)
EP1055700A1 (en) Expansion-molded product of electrically conductive polypropylene-based resin
JPS6140707B2 (ja)
JP2001081222A (ja) ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体及びその製造方法
JPH01245070A (ja) 金属への発泡コーテイング用樹脂粉末組成物およびその製造法
JPH03135478A (ja) 発泡性粉末の塗装方法
JPH11279313A (ja) 発泡成形用樹脂組成物、該組成物の製造方法、該組成物を発泡成形してなる発泡成形体
JPS61133240A (ja) 高発泡用ポリプロピレン系樹脂組成物
JPH01250690A (ja) 流体輸送管
JP2668198B2 (ja) 発泡押出成形用のポリマー組成物
JP2615280B2 (ja) 発泡性粉体塗料及びそれを用いた樹脂発泡体被覆物
JPS6369837A (ja) ポリプロピレン発泡体の製造法
JPH02242831A (ja) ポリオレフィン発泡体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 16

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 16

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 17