JPH03109367A - モノメチルヒドラジンの水溶液の合成方法 - Google Patents

モノメチルヒドラジンの水溶液の合成方法

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JPH03109367A
JPH03109367A JP24366790A JP24366790A JPH03109367A JP H03109367 A JPH03109367 A JP H03109367A JP 24366790 A JP24366790 A JP 24366790A JP 24366790 A JP24366790 A JP 24366790A JP H03109367 A JPH03109367 A JP H03109367A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、塩基性水性媒体中でモノクロロアミンを過剰
のモノメチルアミンと反応させることによってモノメチ
ルヒドラジン(MMH)水性溶液を合成する方法に関す
るものである。
本発明の目的は、実施条件を改善して上記方法の実施上
の安全性を向上させることにある。
MMHは特に農薬および医薬の合成中間体およびロケッ
トエンジン用燃料として用いられる。
従来の技術 MMHの水性溶液はヒドラジン右よびアルキルヒドラジ
ンに関するラツシヒ(RASHIG)法の改良方法によ
って工業的に製造されている。
この方法は下記の2つの主反応で示すことができる。
(1)  NHI + Na0C1→−NH2C1+ 
Na0H(2)  NH2Cl  + CH3NH2+
  NaOH−C)+3−NH−NH2+  NaC1
+[20一般に、これら2つの反応は、モノクロロアミ
ンの寿命が限られている点を考慮して、互いに接続され
た2つの異なる反応器中で順次行われる。
これら2つの反応が終了した後に、反応媒体を一般には
ストリッピングし、次いで蒸留することによって精製・
濃縮してかなり濃縮された、例えば濃度約30%の純粋
なMMHの水溶液を得る。
この方法を工業的に実施した場合には多くの問題が生じ
る。これらの問題は既に広く研究されている。
最大の問題はかなり大量の揮発性副生成物が生じる点に
ある。揮発性物質のいくつかは有毒であり、その他は酸
素の存在下で熱分解し易いため、MMHの濃縮・精製段
階で爆発を引き起こす危険がある。
また、これらの副生成物は収率を下げ、最終製品の純度
を落とす。
これら副生成物の中の有毒副生成物または爆発性副生成
物は、上記方法を連続運転しているうちに系中に蓄積す
るので、工業的運転では、特にMMHの精製・濃縮段階
での危険が極めて高くなる。
すなわち、MMHの精製・濃縮段階では、熱分解の危険
性と予期せぬ空気の侵入による酸化の危険性が最も高く
なり、また、ストリッピングからの過剰な軽質反応物が
再循環されて、有毒または爆発性副生成物の蓄積が促進
される。
アメリカ合衆国特許第3.394.184号およびアメ
リカ合衆国特許第3.423.464号では、MMHの
濃縮精製段階の前に共沸蒸留でアゾメタンを除去するこ
とによって、反応媒体中に副生成物としてアゾメタン(
CH,−N=N−CH3)が存在することにより生じる
危険性を防止している。
しかし、この改良方法は上記の問題の一部を解決したに
過ぎない。すなわち、本出願人の知見によると、MMH
合成反応の反応媒体中には多くの場合、副生成物として
メチルジアジン(C1(、−N=NH)が存在しており
、この化合物が存在することはこの系が潜在的に危険な
系であるということを示している。すなわち、メチルジ
アジンは非常に不安定で、酸素と接触すると爆発し、2
2℃以上の温度で熱分解して窒素とメタンになる。これ
に対してアゾメタンは200℃、換言すれば濃縮段階お
よび精製段階を含めたMMH合成反応の各段階の運転温
度で熱的に安定している。本出願人の知る限り、上記2
つの主反応に従って水性溶液中でMMHを合成した際に
副生成物として生じるメチルジアジンの存在に起因する
安全性の問題を論じた文献は存在せず、従って、この問
題は未解決である。
発明が解決しようとする課題 本発明の第1の観点は上記問題点の発見にあり、また、
本発明の第2の観点はこの問題を解決することにある。
本発明の上記第2の観点から、本出願人は、モノクロロ
アミンとモノメチルアミンとを反応させた後で且つ反応
媒体の精製・濃縮工程の前に、極めて特殊な時間、温度
およびpH条件下で酸素の存在しない雰囲気中で反応媒
体を加熱するという仕上げ工程を追加することによって
、揮発性副生成物、特にメチルジアジンの全部または一
部を除去することができるということを偶然見出した。
この方法を用いることによって、上記理由で爆発の危険
性が最も高い精製・濃縮段階の前に、有毒または爆発の
危険のある揮発性副生成物、特にメチルジアジンの量を
大幅に減少させることができ、上記方法の運転効率と安
全性を向上させることができる。
課題を解決するための手段 本発明の対象とする反応は、酸素の存在しない雰囲気下
且つ水性媒体中で、強塩基、好ましくはソーダの存在下
で、モノクロロアミンと過剰モルのモノメチルアミンと
を時間D+の間反応させてモノメチルヒドラジンを揮発
性副生成物とともに生成させ4、次いで、反応媒体を精
製・濃縮、好ましくはストリッピングと蒸留を行ってモ
ノメチルヒドラジンの濃縮水溶液を得るモノメチルヒド
ラジンの水溶液の合成方法である。
本発明の特徴は、モノクロロアミンとモノメチルアミン
とを反応させた後で且つ上記反応媒体を精製・濃縮する
前に、酸素の存在しない雰囲気下で、30〜100℃の
温度、好ましくは70〜100℃の温度で、D 2 /
 D Iの比が10以上、好ましくは50〜i、 oo
oとなるような時間D2の間、上記反応媒体のpHを1
3.5以上に維持しながら反応媒体を加熱する追加の仕
上げ段階を行うことによって、揮発性副生成物、特にメ
チルジアジンの全部または一部を除去する点にある。
この方法は連続運転するのが特に好ましいが、不連続的
に運転することもできる。
モノクロロアミンをモノメチルアミンと反応させる時間
D1 は一般に数秒〜数十秒程度である。
これより時間が長くなると、収率が低下し、有毒物また
は爆発性の副生成物の量が増加する。
一般には、クロロアミンと、モノメチルアミンと強塩基
の水溶液を用いるが、これらの物質、特にモノメチルア
ミンは純粋な状態のものを用いてもよい。これらの純粋
な状態の化合物または水溶液は酸素の存在しない雰囲気
中、例えば窒素中に保存するのが望ましい。これらの純
粋な状態の化合物または水溶液は、これらを反応させる
ための反応器中へ加圧状態で供給するのが特に好ましい
この反応と追加の仕上げ段階は酸素の存在しない雰囲気
下で行われる。不連続的に運転する場合には、反応器中
に不活性ガス、例えば窒素またはアルゴンを吹き込む。
連続運転する場合には、生成した揮発性副生成物と過剰
量の反応物とによって反応器中に上記の雰囲気を作るこ
とができる。
本発明では、追加の仕上げ段階における反応媒体のpH
を13.5以上に維持しなければならない。これは、例
えばこの段階で強塩基を添加することにより達成するこ
とができる。しかし、特に望ましい態様では、モノクロ
ロアミンとモノメチルアミンとの反応時に存在する強塩
基の量を、追加の仕上げ段階の際に塩基を添加しなくて
も、この追加の仕上げ段階の間反応媒体のpHを13.
5以上に維持することができるような量にする。この方
法で本発明の運転操作を単純化することができる。
反応媒体のpHは公知のpH測定器を用いて容易に制御
することができる。
反応媒体の最終的精製・濃縮段階を行うには、先ず最初
に加圧下でストリッピングして軽質不純物、特に過剰な
反応物を除去する。この過剰な反応物は必要に応じて再
循環させることができる。
次に、ス) IJッピングの結果得られた希釈水溶液、
一般にはモノメチルヒドラジンの約1%の希釈水溶液を
蒸留して、蒸留塔の頭部からモノメチルヒドラジンの約
30%濃縮共沸水溶液を回収する。
本発明方法の好ましい変形例では、酸素の存在しない雰
囲気下で、pH10〜14の塩基性水性媒体中で、−1
0℃〜+10℃の温度で、アンモニアとア次亜塩素酸ア
ルカリ、好ましくは次亜塩素酸す) IJウムとを反応
させることによってモノクロロアミンが得られる。
この変形例では、アンモニアと次亜塩素酸アルカリの水
溶液状を用いるのが好ましい。
この変形例では特に、塩基性水性媒体を、緩衝液とアン
モニア源との両方の役目をするアンモニア系緩衝液NH
3−NH4Cl にするのが好ましい。これらの溶液は
酸素の存在しない雰囲気下、例えば窒素中に保存するの
が望ましい。また、これらの溶液は加圧下でこれら溶液
を反応させる反応器に供給するのが好ましい。
この変形例の特に望ましい態様では、塩基性水性媒体と
、次亜塩素酸アルカリと、アンモニアとを導入するため
の入口を備えた第1反応器中でモノクロロアミンを合成
し、このモノクロロアミンが生成された後に、反応媒体
を第1反応器の出口から適当な公知の手段、例えばステ
ンレススチールの管路を用いて第2反応器の入口に排出
させ、第2反応器には強塩基とモノエチルアミンとをさ
らに供給し、この第2反応器中でモノメチルヒドラジン
と揮発性副生成物とを生成させ、モノメチルヒドラジン
と揮発性副生成物とが生成された後に、反応媒体を第2
反応器の出口から適当な公知の手段、例えばステンレス
スチールの管路を用いて第3反応器の入口に排出させ、
この第3反応器中で追加の仕上げ段階を実施し、この第
3反応器を好ましくは流体が循環可能な二重ジャケット
を備えたピストン型の反応器とし、この追加の仕上げ段
階の終了後に、反応媒体をこの第3反応器の出口から適
当な公知の手段、例えばステンレススチールの管路を用
いて公知の精製・濃縮手段、好ましくはス) IJッピ
ング装置と蒸留装置へ排出する。
他の変形例では、第1反応器中でモノクロロアミンが生
成した後に、反応媒体を公知の適当な手段、例えばステ
ンレススチールの管路を用いて混合器の入口に排出し、
この混合器にはモノメチルアミンをさらに供給し、得ら
れた混合物を公知の適当な手段、例えばステンレススチ
ールの管路を用いて第2反応器の入口に排出し、この第
2反応器には強塩基をさらに供給する。
さらに他の変形例では、上記変形例のモノメチルアミン
の代わりに強塩基を用い且つ強塩基の代わりにモノメチ
ルアミンを用いる。
さらに他の変形例では、強塩基と次亜塩素酸アルカリと
のモル比を2以上にする。しかし、この比は2以下でも
よい。
一般に、本発明方法を連続的に運転する場合には、追加
の仕上げ段階の後且つ反応媒体の精製・濃縮の前に、反
応媒体の圧力を調節して約105 Pa(数バール)前
後となるようにするのが好ましい。
以下の実施例1〜8は本発明を連続運転で実施した場合
の例であるが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
実施例1 実施例1は第1図に概念的に示した装置で実施した。0
の装置は下記のものを備えている:(1)容積1cm3
のスルザ(SULZBR)型第1反応器1゜(2)反応
器1の下流に位置した容積ICff1のスルザ(SUL
ZER)型第2反応器2゜ (3)反応器2の下流に位置した第3反応器3゜この第
3反応器3は長さ10m1容積200Cdのスパイラル
管で構成され、このスパイラル管は恒温槽4中に浸され
て、一定温度に維持されている。
(4)水溶液の連続供給装置5.6.7.8゜供給装置
5はアンモニア系緩衝液NH3−NH,CIを供給する
だめのもので5、タライオスタットを用いて温度が一7
℃に維持されている。
緩衝液のNH,+NH,CIの合計濃度は6,2モル/
kgで、NH,/NH,CIのモル比は0.5である。
供給装置6は、濃度が1.65モル/kgで、温度が一
11℃の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液(ジャベル水)
を供給するためのもの。
供給装置7は、濃度が13.0モル/kgで、温度が約
20℃のモノメチルアミン水溶液を供給するためのもの
供給装置8は、濃度が7.7モル/kgで、温度が約2
0℃のソーダ水溶液を供給するためのもの。
供給装置5と供給装置6は第1反応器1に供給し、供給
装置7と供給装置8は第2反応器2に供給し、供給装置
7は供給装置8の上流に位置している。
各流量は第1図に示していない計量ポンプによって所望
の値に調節される。
(5)供給装置7と8の間に位置する容量1 clの混
合器9゜ (6)反応器3の下流に位置したストリッパ10゜(7
)ストリッパ10の下流に位置した蒸留装置11゜(8
)第1図に図示していない供給される各水溶液の加圧・
不活性化装置。
(9)第1図に図示していない温度センサ、圧力感知器
およびp)I測定器。
αC第1図に図示していない反応媒体の分析用センプル
(液体および/またはガス)の採取装置。
01)第1図に矢印で示した方向に反応物を導入し、循
環させるステンレス鋼製の内径的1mmの管路12.1
3゜ αの第3反応器3の上流の反応媒体の圧力を約4X10
5Pa  (4バール)に調節するための装置14゜ まず最初に、反応器1に、供給装置5からアンモニア緩
衝液を8.2 g /分の流量で供給し、供給装置6か
ら次亜塩素酸ナトリウム溶液を10g/分の流量で供給
して、反応器l中でモノクロロアミンを生成させる。反
応器1中の反応媒体の温度は0℃である。次に、反応媒
体を混合器9の方へ排出する。混合器9には供給装置7
からモノメチルアミン水溶液が13g/分の流量で供給
される。混合後、反応媒体を反応器2へ排出する。反応
器2には供給装置8からソーダ水溶液を4.7 g /
分の流量で供給される。反応器2中ではモノメチルヒド
ラジンと揮発性副生成物が生成する。次いで、反応媒体
を反応器3に排出する。反応器3の温度は40℃に維持
する。その後、反応媒体をストリッパ10に排出して、
特にアンモニアと過剰なモノメチルアミンを塔15の頭
部から除去する。次いで、反応媒体を蒸留装置11に送
り、蒸留塔16の頭部から純粋なモノメチルヒドラジン
の濃縮(約30%)水溶液を回収する。ストリッピング
条件と蒸留条件は、通常実施されている当業者には公知
のものである。
実施例2〜8 実施例2では供給装置7と供給装置8の順序を逆にした
実施例3〜8では混合器9を省略して反応媒体を反応器
1から反応器2に直接送り、反応器2には供給装置7と
供給装置8からモノメチルアミンとソーダ水溶液を同時
に供給した。
実施例3〜5ではソーダの水溶液の供給流量をそれぞれ
3.3 g /分、4.3 g /分、5.3 g /
分に維持した。これら以外の実施例では4.7 g /
分にした。従って、ソーダと次亜塩素酸す) IJウム
とのモル比はそれぞれ1.54.2.0および2646
となり、これら以外の実施例では2.2とした。
実施例7と8では反応器3の温度をそれぞれ60℃と7
0℃とし、これら以外の実施例では40℃にした。
全ての実施例で、反応器3中での反応媒体の滞在時間D
2すなわち追加の仕上げ段階の時間と、反応器2中での
反応媒体の滞在時間DI、すなわち反応器1で生成させ
たモノクロロアミンを強塩基の存在下で過剰モルのモノ
メチルアミンと反応させる時間との比は250前後とし
た。
この追加の仕上げ段階の反応器3中の反応媒体のpHは
、実施例3と4では14.3、実施例5では14.4、
実施例7と8では14.5、実施例1.2および6では
14.6とした。
各反応媒体を採取して分析した。MMHの含有量はポー
ラグラフィで測定されていた。全ての実施例において反
応器2と3の間で採取された反応媒体のサンプルに対し
てガスクロマトグラフィと質量分析とを組み合せて直接
測定しても、メチルジアジンの存在を定性的に証明する
ことはできなかった。そこで、メチルジアジンが反応器
3中で窒素とメタンに分解することを考慮して、反応器
3の出口の反応媒体のガス相のメタンと窒素をガスクロ
マトグラフィで測定した。本出願人の知る限り、メタン
はメチルジアジンの分解以外からは生じることがなく、
一方、窒素は他の副生成物の分解でも生じるので、生成
したメタンの量を分解されたメチルジアジンの量と関係
付けることができる。
MMHの測定結果は反応媒体中の濃度(重量%)と、導
入した次亜塩素酸ナトリウムのモルに対するモル数で表
示した。従って、後者の値はMMHの収率の100分の
1に等しい。
窒素とメタンの測定結果は、導入した次亜塩素酸ナトリ
ウム1モル当りのモルで表示した。
各実施例での測定結果は第1表にまとめて示しである。
第1表 実施例6〜8を比較することによって、他の条件が同じ
である場合には、追加の仕上げ段階の実施温度を上げれ
ば、メチルジアジンの除去効率、従って、追加の仕上げ
段階の効率が上がり、MMHの収率が向上するという意
外な事実が分かる。
さらに、実施例1.2および6を比較することによって
、他の条件が同じ場合には、実施例1の条件で操作した
場合にメチルジアジンが予想外により多く分解されるこ
とが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施するための装置の一例を
示す概念図である。 (主な参照番号) 1・・第1反応器、 3・・第3反応器、 5.6.7.8・・ 9・・混合器、 11・・蒸留装置、 2・・第2反応器、 4・・恒温槽、 水溶液供給装置、 lO・・ストリッパ、 12.13・・管路、 14・ ・圧力調節装置、15.16・ ・塔頂

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸素の存在しない雰囲気下且つ水性媒体中で、強
    塩基、好ましくはソーダの存在下で、モノクロロアミン
    と過剰モルのモノメチルアミンとを時間D_1の間反応
    させてモノメチルヒドラジンを揮発性副生成物とともに
    生成させ、次いで、反応媒体を精製・濃縮、好ましくは
    ストリッピングと蒸留を行ってモノメチルヒドラジンの
    濃縮水溶液を得るモノメチルヒドラジンの水溶液の合成
    方法において、 モノクロロアミンとモノメチルアミンとを反応させた後
    で且つ反応媒体を精製・濃縮する前に、酸素の存在しな
    い雰囲気下で、30〜100℃の温度、好ましくは70
    〜100℃の温度で、D_2/D_1の比が10以上、
    好ましくは50〜1,000となるような時間D_2の
    間、反応媒体のpHを13.5以上に維持しながら反応
    媒体を加熱する追加の仕上げ段階を行うことによって、
    揮発性副生成物、特にメチルジアジンの全部または一部
    を除去することを特徴とする方法。
  2. (2)上記方法を連続的に行うことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. (3)−10℃から+10℃の温度で、アンモニアとア
    ルカリ次亜塩素酸塩、好ましくは次亜塩素酸ナトリウム
    とを反応させることによって、上記モノクロロアミンを
    、酸素の存在しない雰囲気下のpH10〜14の塩基性
    水性媒体、好ましくはアンモニア系緩衝液NH_3−N
    H_4Cl中で得ることを特徴とする請求項1または2
    のいずれか1項に記載の方法。
  4. (4)塩基性水性媒体と、次亜塩素酸アルカリと、アン
    モニアとを導入するための入口を備えた第1反応器中で
    モノクロロアミンを合成し、このモノクロロアミンが生
    成された後に、反応媒体を第1反応器の出口から適当な
    公知の手段を用いて第2反応器の入口に排出させ、第2
    反応器には強塩基とモノエチルアミンとをさらに供給し
    て、この第2反応器中でモノメチルヒドラジンと揮発性
    副生成物とを生成させ、モノメチルヒドラジンと揮発性
    副生成物とが生成された後に、反応媒体を第2反応器の
    出口から適当な公知の手段を用いて第3反応器の入口に
    排出させ、この第3反応器中で追加の仕上げ段階を実施
    し、この追加の仕上げ段階の終了後に、反応媒体をこの
    第3反応器の出口から適当な公知の手段を用いて反応媒
    体の公知の精製・濃縮手段、好ましくはストリッピング
    装置と蒸留装置に排出することを特徴とする請求項3に
    記載の方法。
  5. (5)第3反応器が、流体が循環可能な二重のジャケッ
    トを備えたピストン型の反応器であることを特徴とする
    請求項4に記載の方法。
  6. (6)第1反応器中でモノクロロアミンが生成した後に
    、反応媒体を公知の適当な手段を用いて混合器の入口に
    排出し、この混合器にはモノメチルアミンをさらに供給
    し、得られた混合物を公知の適当な手段を用いて第2反
    応器の入口に排出し、この第2反応器には強塩基をさら
    に供給することを特徴とする請求項4または5に記載の
    方法。
  7. (7)強塩基の量が、追加の仕上げ段階の間の反応媒体
    のpHを13.5以上に維持できるような量であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法
  8. (8)上記の追加の仕上げ段階の後で且つ反応媒体の精
    製・濃縮の前に、反応媒体の圧力を調節して約10^5
    Pa(数バール)程度とすることを特徴とする請求項2
    〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)強塩基と次亜塩素酸アルカリとのモル比が2以上
    であることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に
    記載の方法。
JP24366790A 1989-09-13 1990-09-13 モノメチルヒドラジンの水溶液の合成方法 Expired - Lifetime JP2958351B2 (ja)

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JP2007514722A (ja) * 2003-12-17 2007-06-07 イソケム 官能化されたアルキル基を含むモノアルキル−ヒドラジンの連続的合成方法
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