JP2005506378A - 尿素を出発物質で使用するヒドラゾジカルボンアミドの製造方法及び装置 - Google Patents

尿素を出発物質で使用するヒドラゾジカルボンアミドの製造方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、尿素を出発物質で使用して経済的で親環境的なヒドラゾジカルボンアミドを 製造する方法及び装置に関するものである。
本発明は、尿素を熱分解してビウレット及びアンモニアを得る熱分解炉;熱分解炉で得られたビウレットを精製する再結晶反応器;ビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させることにより、モノハロビウレット金属塩を得る第1反応器;モノハロビウレット金属塩をアンモニアと反応させてヒドラゾジカルボンアミドを合成する第2反応器;及び、ヒドラゾジカルボンアミドから過剰のアンモニアを分離し、分離されたアンモニアをアンモニア濃縮機に供給するアンモニア蒸発器を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は尿素を出発物質で使用するヒドラゾジカルボンアミドの製造方法及び装置に関し、より詳しくは、尿素を利用してビウレット(biuret)を生産し、得られたビウレットをビウレットの合成工程中に生産されたアンモニアと反応させ、経済的かつ親環境的なヒドラゾジカルボンアミドを製造する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ヒドラゾジカルボンアミド(HDCA)は発泡剤として広く使用されるアゾジカルボンアミドの原料物質として有用な化合物である。下記の反応式1で表されるように、アゾジカルボンアミド(2)はヒドラゾジカルボンアミド(1)を適当な酸化剤で酸化させることにより得られる。
《反応式1》
【化1】
Figure 2005506378
【0003】
ヒドラゾジカルボンアミド製造の伝統的な方法は、(i)ヒドラジンを出発物質で利用する方法、(ii)尿素からの直接合成法、(iii)尿素を利用してセミカルバジドを得て、得られたセミカルバジドをヒドラゾジカルボンアミドに転換する方法、(iv)ビウレットを出発物質で利用する方法を含む。
【0004】
ヒドラジンを出発物質(反応式2)で利用する方法において、ヒドラゾジカルボンアミドは1モルのヒドラジン(3)と2モルの尿素(4)を反応させて生産される。
《反応式2》
【化2】
Figure 2005506378
【0005】
前記反応は、反応工程が単純であるという長所があるが、出発物質のヒドラジンは高価で合成しにくいという短所がある。典型的に、ヒドラジンは、ラーシッヒ法及びケタジンを利用する方法により得られる。しかし、この方法で得られたヒドラジンは濃縮過程と加水分解過程を必要とする点で幾つかの問題点がある。したがって、エネルギーと施設費用が高すぎ、生産費用の上昇を招く。また、ヒドラジンは尿素を次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)及び水酸化ナトリウムと反応させる尿素法でも製造できる。しかし、この方法は過剰の水酸化ナトリウムを必要とし、副産物の炭酸ナトリウムの除去費用が高すぎ、多くの化学薬品がその副産物を除去するのに要求される。したがって、この方法は非経済的で環境的に好ましくないと評価されている。
【0006】
下記の反応式3は尿素を使用するヒドラゾジカルボンアミドの直接的な製造方法を示す。下記の反応式3で表されるように、3モルの尿素と4モルの水酸化ナトリウムと1モルの塩素の反応は1モルのヒドラゾジカルボンアミドを生産する。しかし、この方法は過剰の反応物質の必要によって製造費用が高価で工程が複雑になる。そして、多量のアンモニアが副産物で生成されて他の重要な問題点があるが、これは環境的な観点で好ましくない。
《反応式3》
【化3】
Figure 2005506378
【0007】
下記の反応式4はヒドラゾジカルボンアミドを合成する他の方法を示す。その方法は尿素を使用してセミカルバジドを得て、次いで、得られたセミカルバジドをヒドラゾジカルボンアミドに転換する段階で構成される。下記の反応式4で表されるように、モノクロロ尿素ナトリウム塩は尿素と次亜塩素酸ナトリウムの反応によって得られ、そのモノクロロ尿素ナトリウム塩は触媒の存在下で過剰のアンモニアと反応して中間生成物(セミカルバジド)を生産し、その後、得られたセミカルバジドは尿素と反応して最終目的物(ヒドラゾジカルボンアミド)を生産する。
《反応式4》
【化4】
Figure 2005506378
【0008】
しかし、この反応はモノクロロ尿素ナトリウム塩ごとに500倍以上の過剰のアンモニアを必要としたりまたはセミカルバジドが高価な触媒を使用して得られるため、この反応も非経済的かつ非効率的である。セミカルバジドをヒドラゾジカルボンアミドに転換する 反応が付加されなければならないため、全体工程が長くなるという問題点がある。
【0009】
下記の反応式5はビウレットを使用したヒドラゾジカルボンアミドの合成方法を示す(国際出願PCT/KR2000/000180号参照)。それはビウレットを金属ハイポハロゲン(MOX)と反応させてモノハロビウレット金属塩を得て、その後、得られたモノハロビウレットをアンモニアと反応させてヒドラゾジカルボンアミドを得る段階からなる。
《反応式5》
【化5】
Figure 2005506378
【0010】
しかし、ビウレットを出発物質で使用してヒドラゾジカルボンアミドを生産する方法は、出発物質で使用されるビウレットが高価または多量の不純物を含むため、ヒドラゾジカルボンアミドを合成するためにビウレットのアンモニアとの反応は付加的なアンモニアを必要とするので、全体工程が非経済的で環境的に好ましくないという問題点を持つ。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、安価で出発物質として容易に得られる尿素を使用することで、経済的で親環境的なヒドラゾジカルボンアミドの製造方法を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、副生成物及び出発物質の量を最小化できるヒドラゾジカルボンアミドを製造するための方法及び装置を提供することにある。
【0013】
本発明のまた他の目的は、全体工程を連続的で行い、高収率でヒドラゾジカルボンアミドを製造するための方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するために、本発明は、尿素の熱分解によって化学式1のビウレット及びアンモニアが得られ、得られたビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させて化学式2または3のモノハロビウレット金属塩が得られ、得られたモノハロビウレット金属塩とアンモニアを反応させる段階を含むヒドラゾジカルボンアミドの製造方法を提供する。
《化学式1》
【化6】
Figure 2005506378
《化学式2》
【化7】
Figure 2005506378
《化学式3》
【化8】
Figure 2005506378
【0015】
化学式2及び3においてMは金属でXはハロゲンである。尿素の熱分解温度は100乃至300℃であるのが好ましい。熱分解工程はアンモニアを除去しながら行われ、除去されたアンモニアはモノハロビウレット金属塩と反応する。
【0016】
また、本発明は、尿素を熱分解してビウレット及びアンモニアを得る熱分解炉;熱分解炉で得られたビウレットを精製する再結晶反応器;ビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させることで、モノハロビウレット金属塩を得る第1反応器;モノハロビウレット金属塩をアンモニアと反応させてヒドラゾジカルボンアミドを合成する第2反応器;及び、ヒドラゾジカルボンアミドから過剰のアンモニアを分離し、分離されたアンモニアをアンモニア濃縮機に供給するアンモニア蒸発器を含むヒドラゾジカルボンアミドの製造装置を提供する。
【0017】
好ましくは、アンモニア濃縮機は過剰のアンモニア及び熱分解炉で得られたアンモニアを濃縮し、濃縮されたアンモニアを第2反応器に供給する。熱分解炉はイソシアン酸と反応しない不活性気体を熱分解炉に注入するための気体注入器を含み、アンモニアを熱分解炉から除去するために圧力を下げる手段を含む。
【発明の効果】
【0018】
本発明のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法及び装置により、ヒドラゾジカルボンアミドは出発物質として安価で且つ使用しやすい尿素から合成される。また、ヒドラゾジカルボンアミドは副生成物及び原料物質の最小化により、経済的で環境親和的であり、連続工程により高効率で製造できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は図面を参照して、次の詳細な説明からより明らかになろう。
本発明のヒドラゾジカルボンアミドを製造するには、まず、化学式1で表されるビウレット及びアンモニアが尿素を融点以上の温度で熱分解することで生産される。一般的に、ビウレットは医薬品、除草剤、分析用試薬などの前駆体として商業的に広く使用され、反芻動物の飼料としても大量で使用され、プラスチック樹脂の多様な分野で応用されている。また、あるビウレットの誘導体は生理的な治療剤または化学的な治療剤として作用するという報告もある。下記の反応式6は尿素の熱分解によるビウレットの合成工程を示す。
《反応式6》
【化9】
Figure 2005506378
【0020】
前記反応式6で表されるように、尿素の熱分解はアンモニアの除去により2モルのビウレットを提供する。より正確には、下記の反応式7で表されるように、まず、尿素の熱分解によりイソシアン酸とアンモニアが生成される。その後、イソシアン酸はもう一つの尿素と反応し、それは目的生成物のビウレットを提供すると推定される。
《反応式7》
【化10】
Figure 2005506378
【0021】
尿素の熱分解によるビウレットの合成は、反応が簡単で反応工程の操作が容易であるという長所があるが、ビウレットの生成過程でビウレットとイソシアン酸が反応してトリウレットとシアヌル酸のような不純物が生成され、尿素のビウレットへの転換率が低くなるという短所がある。もし転換率を高めるために温度が増加し反応時間が長くなれば、トリウレットとシアヌル酸のような不純物も増加する。もし不純物を低減する為に温度が低くなれば、反応速度は非常に低くなって工程は非経済的になる。本発明でビウレットの収率を高めて不純物を減少させるために、温度は好ましくは100〜300℃、より好ましくは130〜170℃に維持される。
【0022】
また、もしイソシアン酸と反応しない空気及び窒素のような不活性気体が反応器に注入されたり反応器の圧力が低くなれば、反応の間に形成される副産物のアンモニアは反応器から効率よく除去される。その後、反応速度が増加し不純物の形成がより低減できる。また、高温の反応器内で不活性気体に変化できる液状の有機化合物が不活気体のソースとして使用されることができる。
【0023】
また、必要に応じて熱分解反応速度を増加させる触媒が使用される。好ましくは、硝酸、塩酸、硫酸などの無機酸触媒、塩化チオニルなどの酸系列触媒、リン酸ナトリウムなどのリンを含む物質が使用される。触媒の量は好ましくは尿素1モルに対して0.0001乃至0.5モル、より好ましくは尿素1モルに対して0.01乃至0.3モルである。
【0024】
下記の化学式2または3のモノハロビウレット金属塩は、得られたビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させて生産される。
《化学式2》
【化11】
Figure 2005506378
《化学式3》
【化12】
Figure 2005506378
【0025】
前記化学式2及び3において、Mは金属であり、Xはハロゲンである。
ビウレットを金属ハイポハロゲン化合物と反応させてモノハロビウレット金属塩を製造する直接的な方法は反応式8で表され、その具体例は反応式9で表される。
《反応式8》
【化13】
Figure 2005506378
前記反応式において、Mは金属であり、Xはハロゲンである。
《反応式9》
【化14】
Figure 2005506378
【0026】
前記反応式9を参照すれば、ビウレットは次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)と反応してクロロビウレットナトリウム塩を形成する。前記反応は発熱反応のため、反応系の温度を低く維持するのが好ましい。しかし、得られたクロロビウレットナトリウム塩は温和な熱に対して安定し、常温で製造されることができる。 反応温度は60℃未満、好ましくは−10〜60℃、より好ましくは−5〜35℃である。経済的な効率及び操作の容易性を考慮すれば、尿素1モルに対して金属ハイポハロゲンの反応モル比は0.1と2モルの間である。反応モル比が1より小さいと、過剰のビウレットは回収されて再使用される。前記反応において、0.1モルより小さいかまたは反応温度が−10℃より低いと、反応時間が長すぎることになる。そして、反応モル比が2より大きいと、生産費用が増加し、副反応が発生する。また、反応温度が60℃より高いと、生産されたモノハロビウレット金属塩は高温で不安のため分解されることができる。上述した条件下で得られたクロロビウレットナトリウム塩は、直ぐに使用されるか、あるいは後続反応で使用するために保存される。
【0027】
ビウレットをハロゲン及び塩基と反応させて前記化学式2または3のモノハロビウレット金属塩を得る工程は反応式10で表される。反応式10で表されるように、ビウレットを塩素のようなハロゲンまたはハロゲン化合物と反応させてモノハロビウレット(5)を得た後、金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、水酸化カルシウム)のような塩基をモノハロビウレット(5)に添加してモノハロビウレット金属塩を得る。
《反応式10》
【化15】
Figure 2005506378
前記反応式10において、Mは金属で、Xはハロゲンである。
【0028】
モノハロビウレット(5)を得るための反応が発熱反応なので、適正な反応速度と反応の安全性のために、反応温度は低く、具体的には60℃より低く、好ましくは−10乃至60℃、より好ましくは−5乃至30℃に維持することが有利である。選択的に、モノハロビウレット金属塩は金属水酸化物をビウレットと混合後、得られた生成物と反応させてハロゲンを得る。この反応も発熱反応なので、反応温度は低く、具体的には−10乃至60℃、より好ましくは−5乃至30℃で維持されるべきである。前記反応において、反応温度が−10℃より低いと、反応時間が長すぎることになり、反応温度が60℃を超過すると、モノハロビウレット金属塩は熱に不安のため分解されることができる。反応式11で表されるように、得られたモノハロビウレット金属塩は3−モノハロビウレット金属塩または1−モノハロビウレット金属塩である。
《反応式11》
【化16】
Figure 2005506378
【0029】
ヒドラゾジカルボンアミドを生産するために、得られたモノハロビウレット金属塩は尿素を熱分解する間に生成されるアンモニアと反応する。反応メカニズムは反応式12のファボルスキイ反応または反応式13のホフマン転位反応と類似していると推定される。
《反応式12》
【化17】
Figure 2005506378
《反応式13》
【化18】
Figure 2005506378
【0030】
前記反応式12によれば、モノハロビウレット金属塩(8) 内の陰イオンの窒素原子が分子間反応により金属ハロゲン化合物が除去される間に窒素−窒素の結合が生成されることで、不安なジアジリジノン(diaziridionone)誘導体(9)が生成される。ジアジリジノン誘導体(9)は非常に反応性のあるアンモニアと容易に反応して、ヒドラゾジカルボンアミドを生産する。また、前記反応式13によれば、モノハロビウレット金属塩はイソシアネート基を含む化合物に変換され、変換されたイソシアネート化合物は非常に反応性のあるアンモニアと反応して、ヒドラゾジカルボンアミドに転換されると推定される。
【0031】
尿素の熱分解による副産物のアンモニアとモノハロビウレット金属塩の反応において、反応速度と効率性からみると、反応温度は好ましくは0乃至150℃、より好ましくは30乃至150℃である。このとき、前記反応温度が、0℃より低いと反応速度が遅すぎて非経済的であり、150℃より高いと装置がアンモニア蒸発に従う内部圧力を耐えるように設計されなければならないため、装置費用が増加する。
【0032】
また、アンモニアは気体アンモニア、液体アンモニア、アンモニア水化物の何れかでも利用できる。好ましくは、アンモニアは反応速度を増加させるために過剰で使用されることができる。アンモニアの量はモノハロビウレット金属塩1モルに対して1乃至1000モル、好ましくは2乃至500モル、より好ましくは5乃至100モルである。このとき、1モルのモノハロビウレット金属塩と反応する1モルのアンモニアを除いた過剰のアンモニアは回収されたり次の反応のために再使用されたりする。反応温度が多量のアンモニアを使用しながら高いと、反応系の圧力はアンモニアの蒸発を防止するために上昇する。これは反応速度と効率を向上させ、圧力の望ましい範囲は1乃至100kgf/cmである。
【0033】
本発明によれば、高収率は触媒を使用しなくても得られる。しかし、もし触媒が使用されれば、反応時間が短くなり、反応効率が改善されるので、非常に有用である。触媒の例は塩基性金属または両性金属の硫酸塩、塩化塩、炭酸塩または水酸化塩及びその金属を含む有機化合物からなる群から選択される少なくとも一つを含む。好ましくは、前記触媒の量はモノハロビウレット金属塩1モルに対して0.001乃至1モル、より好ましくは0.01乃至0.5モルである。触媒として硫酸、塩酸、硝酸などのような無機酸はモノハロビウレット金属塩1モルに対して0.05乃至3.0モルの量で添加される。
【0034】
反応物(ビウレット)または全体反応系の溶媒として水が使用されることができる。必要であれば、第2溶媒としてメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、アセトニトリルなどのような極性溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミドなどのような非プロトン性溶媒が添加されることができる。第2溶媒の量は別に限定されないが、好ましくは水の総重量に対して0.1乃至50倍、より好ましくは0.2乃至3.0倍である。また、第2溶媒はビウレットの溶媒として反応初期またはビウレット溶液を次亜塩素酸ナトリウム溶液と混合した以後に投入されることができる。
【0035】
本発明によって尿素を出発物質で使用してヒドラゾジカルボンアミドを製造する反応は全体的に反応式14で表される。また、本発明の実施例によってヒドラゾジカルボンアミドを製造する装置は図1に示す。
《反応式14》
【化19】
Figure 2005506378
【0036】
図1に示すように、本発明の実施例によるヒドラゾジカルボンアミドの製造装置は、尿素を熱分解してビウレット及び気体のアンモニアを得る熱分解炉10を含む。熱分解炉10は好ましくは不活性気体を熱分解炉10に注入するための気体注入器12を含んだり、または熱分解炉10からアンモニアを容易に除去するために熱分解炉10の圧力を下げる手段(図示せず)を含む。不活性気体の非限定的な例は空気、窒素及び液状の熱分解炉10内で不活性気体に変化し、イソシアン酸と反応しない液状の有機化合物を含む。
【0037】
前記熱分解炉10から除去されるアンモニアは、好ましくはアンモニア濃縮機20に提供され、アンモニア濃縮機20の機能は熱分解炉10から提供されるアンモニア及びヒドラゾジカルボンアミドの生成後に残存する過剰のアンモニアを濃縮することである。 前記熱分解炉10内で生成されるビウレットのシアヌル酸及びトリウレットのような不純物は再結晶反応器30及び遠心分離機などの脱水機32を含む再結晶手段によって分離され、第1反応器40に提供される。
【0038】
第1反応器40に移送された精製のビウレットは、金属ハイポハロゲン化合物(例えば、NaOCl)またはハロゲン(例えば、塩素)及び塩基と反応してモノハロビウレット金属塩を生産し、生産されたモノハロビウレット金属塩は第2反応器50に供給される。モノハロビウレット金属塩はアンモニアと反応してヒドラゾジカルボンアミドを生産し、アンモニアは好ましくはアンモニア濃縮機20から供給される。得られたヒドラゾジカルボンアミド及び過剰のアンモニアはアンモニア蒸発器52に移送される。アンモニア蒸発器52は過剰のアンモニアを蒸発させ、蒸発されたアンモニアはアンモニア濃縮機20に供給される。過剰のアンモニアから分離されたヒドラゾジカルボンアミドはフィルタなどの脱水機54により精製される。
【0039】
反応式13及び図1に示すように、本発明により、ヒドラゾジカルボンアミドは尿素を出発物質とした一つの連続工程で製造できる。全体工程は連続的に行われるため工程の効率は向上する。また、モノハロビウレット金属塩はビウレット生成工程での副産物であるアンモニアと反応するので、原料物質の必要量を大きく減少させることで、生産費用をより低減することができる。したがって、ヒドラゾジカルボンアミドは環境的に好ましくないアンモニアを使用しても親環境的に製造できる。
【0040】
次に、好ましい実施例及び製造例は本発明の理解のために提供される。しかし、本発明は次の実施例に限定されるものではない。
【0041】
[製造例1乃至4:ビウレットの製造]
四口丸底フラスコに尿素500g(8.33モル)を入れて激しく撹はんし、空気を表1で表される速度でフラスコの底面に注入する。同時に、反応は反応温度を加熱によって140℃に維持しながら5時間の間に行う。反応の完結後、得られた固体成分は液体クロマトグラフィーにより分析され、その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 2005506378
【0043】
[製造例5乃至7:ビウレットの製造]
反応温度を変化させ、空気注入速度を2L/minに維持しながら反応を行うことを除いては製造例1と同様にビウレットが製造された。反応の完結後、得られた固体の組成は液体クロマトグラフィーにより分析され、その結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
Figure 2005506378
【0045】
[製造例8乃至10:ビウレットの製造]
空気注入の代りに真空ポンプで下記表3に示すように圧力を下げて反応を行うことを除いては製造例1と同様にビウレットが製造された。反応の完結後、得られた固体の組成は液体クロマトグラフィーにより分析され、その結果を表3に示す。
【0046】
【表3】
Figure 2005506378
【0047】
[製造例11乃至13:ビウレットの製造]
1モルの尿素に対して色々な触媒0.05モルを使用して反応が行われ、空気注入速度が2L/minで固定されたことを除いては製造例1と同様にビウレットが製造された。反応の完結後、得られた固体の組成は液体クロマトグラフィーにより分析され、その結果を表4に示す。
【0048】
【表4】
Figure 2005506378
【0049】
[製造例14:クロロビウレットナトリウム塩の合成]
2Lのガラス反応器に7%のビウレットスラリー溶液423.1g(0.287モル)を入れて撹はんしながら5℃に冷却した。反応器に12%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加し、反応系の温度は5℃以下で維持した。添加完結後、反応溶液はヨウ素滴定法と液体クロマトグラフィーにより分析された。有効塩素は3.37%、収率は98%であった。
【0050】
[製造例15:クロロビウレットナトリウム塩の合成]
2Lのガラス反応器に7%のビウレットスラリー溶液423.1g(0.287モル)を入れて撹はんしながら5℃に冷却した。反応器に10.3%の水酸化ナトリウム水溶液223g(0.575モル)を添加し、 反応系の温度を10℃以下で維持しながら塩素ガス20.3g(0.287モル)を添加した。反応完結後、反応溶液はヨウ素滴定法と液体クロマトグラフィーにより分析された。有効塩素は3.0%、収率は98%であった。
【0051】
[製造例16:クロロビウレットナトリウム塩の合成]
2Lのガラス反応器に7%のビウレットスラリー溶液423.1g(0.287モル)を入れて撹はんしながら5℃に冷却した。反応器に、反応系の温度を10℃以下に維持しながら塩素ガス20.3g(0.287モル)を添加した。塩素ガスの添加後、激しく撹はんしながら10.3%水酸化ナトリウム水溶液223g(0.575モル)が添加され、反応温度は5℃以下に維持された。添加完結後、反応溶液はヨウ素滴定法と液体クロマトグラフィーにより分析された。有効塩素は3.0%、収率は98%であった。
【0052】
[実施例1乃至9:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
2Lの圧力反応器に製造例14により得られたクロロビウレットナトリウム塩593.1gを入れて、撹はんしながら10℃に冷却した。溶液の反応温度は10℃ 以下に維持しながら、25%アンモニア水600g(8.8モル)を激しく撹はんしながらこの反応器に添加した。反応は反応温度と時間を変化させながら行われた。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表5に示す。
【0053】
【表5】
Figure 2005506378
【0054】
[実施例10乃至18:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
表6に示す色々な触媒0.05モルを添加したことを除いては実施例4と同様に反応が行われる。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表6に示す。
【0055】
【表6】
Figure 2005506378
【0056】
[実施例19乃至27:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
2Lの圧力反応器に製造例15により得られたクロロビウレットナトリウム塩593.1gを入れて、撹はんしながら10℃に冷却した。溶液の反応温度を10℃ 以下に維持しながら、25%アンモニア水600g(8.8モル)を激しく撹はんしながらこの反応器に添加した。反応は反応温度と時間を変化させながら行われた。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表7に示す。
【0057】
【表7】
Figure 2005506378
【0058】
[実施例28乃至36:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
表8に示す色々な触媒0.05モルを添加したことを除いては実施例22と同様に反応が行われる。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表8に示す。
【0059】
【表8】
Figure 2005506378
【0060】
[実施例37乃至45:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
2Lの圧力反応器に製造例16により得られたクロロビウレットナトリウム塩593.1gを入れて、撹はんしながら10℃に冷却した。溶液の反応温度を10℃ 以下に維持しながら、25%アンモニア水600g(8.8モル)を激しく撹はんしながらこの反応器に添加した。反応は温度と時間を変化させながら行われた。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表9に示す。
【0061】
【表9】
Figure 2005506378
【0062】
[実施例46乃至54:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
反応系に表10に示す色々な触媒0.05モルを添加したことを除いては実施例40と同様に反応が行われる。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表10に示す。
【0063】
【表10】
Figure 2005506378
【0064】
[実施例55乃至58:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
2Lの圧力反応器に製造例14により得られたクロロビウレットナトリウム塩593.1gを入れて、撹はんしながら10℃に冷却した。溶液の反応温度を10℃以下に維持しながら、アンモニア水を表11に示す量で1時間の間に激しく撹はんしながら添加した。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表11に示す。
【0065】
【表11】
Figure 2005506378
【0066】
[実施例59乃至62:ヒドラゾジカルボンアミドの合成]
2Lの圧力反応器に製造例14により得られたクロロビウレットナトリウム塩593.1gを入れて、撹はんしながら10℃に冷却した。表12に示す色々な有機溶媒を水重量に0.5倍の量で投入した。溶液の反応温度を10℃ 以下に維持しながら、25%アンモニア水溶液600gを1時間の間に激しく撹はんしながら添加した。反応の完結後、未反応のアンモニアを除去し、反応溶液を濾過して水に溶けないヒドラゾジカルボンアミドを得た。ヒドラゾジカルボンアミドの収率を表12に示す。
【0067】
【表12】
Figure 2005506378
【0068】
前記のように、本発明によるヒドラジカルボンアミドの製造方法及び製造装置により、ヒドラジカルボンアミドを出発材料として安価に入手が容易な尿素から合成することができる。更に、ヒドラジカルボンアミドを、副生成物及び投入する原料の最小化により経済的及び親環境的に望ましく、そして連続工程により高効率で調製することができる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明によるヒドラゾジカルボンアミドの製造装置を示す概要図である。

Claims (17)

  1. 尿素の熱分解によって化学式1のビウレット及びアンモニアを得る段階;
    得られたビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させて化学式2または3のモノハロビウレット金属塩を得る段階;及び、
    得られたモノハロビウレット金属塩とアンモニアを反応させる段階を含むヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
    《化学式1》
    Figure 2005506378
    《化学式2》
    Figure 2005506378
    《化学式3》
    Figure 2005506378
    化学式2及び3において、Mは金属であり、Xはハロゲンである。
  2. 尿素の熱分解温度は100乃至300℃であることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  3. 尿素の熱分解工程は、その反応系からアンモニアを除去しながら行われることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  4. 尿素の熱分解工程は、不活性気体を注入する工程及び/または反応系の圧力を下げる工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  5. 尿素の熱分解工程は、無機酸触媒、酸性系触媒、リンを含む物質からなる群から選択される少なくとも一つの触媒の存在下で行われることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  6. ビウレットと金属ハイポハロゲン化合物のモル比は1:0.1乃至1:2であることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  7. モノハロビウレット金属塩は、金属水酸化物を化学式1のビウレットと混合し、得られた生成物をハロゲンと反応させて得られたり、化学式1のビウレットをハロゲン気体と反応させた後、得られた生成物を塩基と混合して得られることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  8. モノハロビウレット金属塩を得る工程は60℃以下の温度で行われることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  9. モノハロビウレット金属塩と反応するアンモニアは尿素の熱分解によって生産されるアンモニアを含むことを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  10. モノハロビウレット金属塩は尿素の熱分解によって生産されたアンモニアを含む過剰のアンモニアと反応し、モノハロビウレット金属塩と全体アンモニアのモル比は1:1乃至1:1000であることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  11. アンモニアは液体アンモニア、気体アンモニアまたはアンモニア水化物であることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  12. モノハロビウレット金属塩のアンモニアとの反応は0乃至150℃で行われることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  13. 反応溶媒は水と第2溶媒の混合物であり、第2溶媒は水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール及びこれらの混合物からなる群から選択される極性溶媒、またはジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド及びこれらの混合物からなる群から選択される非プロトン性溶媒であることを特徴とする、請求項1に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造方法。
  14. 尿素を熱分解してビウレット及びアンモニアを得る熱分解炉;
    熱分解炉で得られたビウレットを精製する再結晶反応器;
    ビウレットを金属ハイポハロゲン化合物またはハロゲン及び塩基と反応させることにより、モノハロビウレット金属塩を得る第1反応器;
    モノハロビウレット金属塩をアンモニアと反応させてヒドラゾジカルボンアミドを合成する第2反応器;及び、
    ヒドラゾジカルボンアミドから過剰のアンモニアを分離し、分離されたアンモニアをアンモニア濃縮機に供給するアンモニア蒸発器を含むことを特徴とする、ヒドラゾジカルボンアミドの製造装置。
  15. アンモニア濃縮機は過剰のアンモニア及び熱分解炉で得られたアンモニアを濃縮し、濃縮されたアンモニアを第2反応器に供給することを特徴とする、請求項14に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造装置。
  16. 熱分解炉はイソシアン酸と反応しない不活性気体を熱分解炉に注入するための気体注入器を持つことを特徴とする、請求項14に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造装置。
  17. 熱分解炉はアンモニアを熱分解炉から除去するために圧力を下げる手段を持つことを特徴とする、請求項14に記載のヒドラゾジカルボンアミドの製造装置。
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