JPH03109287A - シリコン単結晶引上げ方法 - Google Patents

シリコン単結晶引上げ方法

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JPH03109287A
JPH03109287A JP24314989A JP24314989A JPH03109287A JP H03109287 A JPH03109287 A JP H03109287A JP 24314989 A JP24314989 A JP 24314989A JP 24314989 A JP24314989 A JP 24314989A JP H03109287 A JPH03109287 A JP H03109287A
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silicon single
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幸嗣 菅野
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    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/02Elements
    • C30B29/06Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
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  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、チョクラルスキー法によるシリコン単結晶の
引上げ方法に関し、特にシリコン単結晶の成長長さ方向
及び半径方向の酸素濃度を均一にする方法に関する。
〔従来の技術〕
チョクラルスキー法によるシリコン単結晶の製造は、石
英ルツボに入れた原料多結晶シリコンを加熱融解し、こ
のシリコン溶融体の溶融体に種結晶を浸漬した後、これ
を徐々に引き上げてシリコン単結晶棒を成長させる。シ
リコン溶融体(約1450’C)に接触する石英ルツボ
の表面は溶融し、一部は溶融体の表面から蒸発し、残り
は成長するシリコン単結晶中に取り込まれる。一般にチ
ョクラルスキー法によって引上げられたシリコン単結晶
中の酸素濃度は不均一で、長軸方向では初期に固化した
部分の酸素濃度は高く、後に固化するに従って減少し、
例えば初期に固化した部分の酸素濃度は、3X10”原
子/ ccであるに対し、引上単結晶棒の後端では、6
X10”原子/ ccと大きく減少し、またその断面内
においては、中心が高濃度で周辺で低濃度であり、その
変化率は中心の酸素濃度値に対し15%に及ぶ。
シリコン単結晶の固溶酸素は、熱処理の段階で微小欠陥
を形成し、これが表面の活性層領域に存在するときは、
熱酸素によって誘起される積層欠陥の形成核となって半
導体電子装置の基本的な電気特性に各種の悪影響を与え
る。しかし、近年かかる微小欠陥を半導体基板の内部に
発生させ、不純物のゲッタリングセンターとして積極的
に利用し、活性層領域を無欠陥層とする技術に発達させ
、当該固溶酸素は不可欠のものとなった。かかる処理は
イントリンシックゲッタリング処理といって今日の半導
体集積回路技術のなかの必須の技術となっている。
このような意味で、引き上げられたシリコン単結晶中の
固溶酸素濃度は長さ方向並びに断面内で出来る限り均一
なことが要求される。かかるシリコン単結晶棒中の酸素
濃度の制御技術としては、■石英ルツボの回転を周期的
に完全停止させることによる固液界面近傍の流体摩擦を
利用する方法(特公昭53−29677号公報)、■シ
リコン単結晶棒の測定された酸素濃度プロファイルに基
づいてそれの逆傾度になる石英ルツボ回転速度傾度を利
用する方法(特公昭60−6911号公報)、■シリコ
ン単結晶棒と石英ルツボとが互いに逆回転し、シリコン
単結晶棒の回転速度がより大きく石英ルツボの回転数が
シリコン単結晶棒長に応じて増大させる方法(特開昭5
7−135796号公報)等があるが、何れも満足すべ
きものではない。
■の方法では、石英ルツボの完全瞬間停止を必要とする
が、特に近年のように石英ルツボの径が大きくなって、
溶融体の量が大きくなると、構造的に無理を生ずる。ま
た、完全停止をすることによって、石英ルツボ内の溶融
体の熱的な不安定さを生じ、望ましくない一部石英ルツ
ボ底部で固化も起こり得る。また、単にこのような石英
ルツボの完全瞬間停止では、軸方向の酸素濃度プロファ
イルは何ら改善されない。
■の方法では、酸素濃度プロファイルが長さ方向に減少
しつつあるときは、逆に石英ルツボの回転数をあげるこ
とによって行われるが、適当な石英ルツボ回転数のプロ
ファイルを決めるには複雑な作業が伴い実用的でない。
又、この方法では、断面内の酸素濃度プロファイルは改
善されない。
■の方法では、■の方法に類似した方法で石英ルツボの
回転だけに注目すれば、シリコン単結晶中の酸素濃度プ
ロファイルが一様に減少する場合に相当する。また、本
方法では結晶の回転を石英ルツボのそれに対し逆回転で
、なおかつ太きくなるよう設定するのであるが、断面内
の酸素濃度分布の改善には必ずしも効果がない。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は、以上の従来技術の欠点に鑑み、チョクラルス
キー法によって石英ルツボから引上げられたシリコン単
結晶棒の軸方向並びに断面内の酸素濃度プロファイルを
何れも10%以下、好ましくは5%以下に制御する工業
的に容易な方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために、本発明においては、チョク
ラルスキー法によって石英ルツボ内のシリコン溶融体か
らシリコン単結晶を引き上げる際、少なくとも石英ルツ
ボをゼロでない基準回転数で維持しつつ、引上げ全工程
にわたって当該石英ルツボの基準回転数を所定のプログ
ラムで制御し、更にこれに付加的なパルスの当該石英ル
ツボ回転数変化の増加又は減少及びそれらの変化のサイ
クルに関して所定のプログラムを設定するものである。
前記サイクルについてのプログラムとしては、パルス状
の回転数の増減の経時変化パターンを周期的にしたり、
その付加回転数の増加又は減少値の保持時間と、その前
後の基準回転数での保持時間をシリコン単結晶の引上げ
に応じて増大させることも可能である。
〔作用〕
石英ルツボの基準回転数は、0.1〜50rpmの間に
任意に設定しうる。この基準回転数が0、lrpm以下
では石英ルツボ内の溶融体の温度不均一を生じ、場合に
よっては石英ルツボの底部でしばしばシリコン溶融体の
一部が固化し、結晶引上げを困難にする。また、50r
pm以上では、溶融体自身に振動が生じ、融液面が波立
ち、同様に結晶引上げを困難にする。
本発明の実施態様の一つとしては、例えば上記基準回転
数を8又は10rpmに設定し、これに付加的にパルス
状の回転数の増加又は減少を一定の周期の時間変化によ
って重畳する。一般に、変速幅は0.1〜50 r p
mであるが、引上装置の石英ルツボ回転機構、石英ルツ
ボの偏心等によって、実際の総合回転数(基準回転数+
変速幅)は50rpmを上限にするのが好ましいので、
基準回転数が8rpmの場合には、変速幅の上限は42
rp’m近傍となる。このような条件では、基準回転数
を一定にして保持した場合と同様に引上単結晶の初期固
化の部分で酸素濃度が高く、足部に近づくにつれて酸素
濃度分布は低くなるが、酸素濃度は全般に高くなること
と、断面内の酸素濃度の均一化が行われる。ここで、変
速幅を引上単結晶の成長に応じて増大すれば、酸素濃度
は更に均一化される。
上記付加的なパルス状変速の増加回転数保持時間及びそ
の前後の基準回転数保持時間を同時に又はいずれかを大
きくすれば、引上シリコン単結晶の軸方向の酸素濃度プ
ロファイルは上記付加的なパルス状変化の重畳しない場
合より全般的に増大する。増加回転数保持時間は1〜6
00秒の間に適宜選択出来、この範囲外ではシリコン単
結晶中の酸素濃度の増加効果は見られない。この効果は
、好ましくは10〜180秒の間に得られる。増加回転
数保持時間が短い場合には、シリコン溶融体の運動が石
英ルツボに追従できず、また長(なりすぎると、断面内
の酸素濃度の均一化は行われない。パルス状変速の前後
の基準回転数保持時間と増大回転保持時間との比はl:
99から99=1の間に適宜選択できる。この効果は、
好ましくは2:8から8:2の間に得られる。パルス状
付加回転数増加時間及び回転数増加そのものを共にシリ
コン単結晶の引上に応じて増加しても良い。
本発明の方法は、石英ルツボの基準回転数におけるシリ
コン単結晶棒の縦方向の酸素濃度プロファイルを基本に
、パルス状の付加回転数増減を決定するのであるが、そ
のパルスの大きさ(高さ、時間)及び周期を調節するこ
とによって任意の軸方向゛の酸素濃度プロファイルを得
ることができるので、その実施は極めて容易である。ま
た、どのような条件を選んでも、本発明の適用によって
断面内の酸素濃度のプロファイルが10%以上となり5
%以下にすることも可能である。
〔実施例〕
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
るが、本発明がこれらの実施例に限定されるものでない
ことは勿論である。
実施例1゛ 内径が440皿の石英ルツボを用い、30kgのシリコ
ンを溶かして直径150mm、長さ約40cmのシリコ
ン単結晶を次の条件で引き上げた。石英ルツボの基準回
転速度は、第1図に示したごとく、8.orpmとし、
変速幅は2.Orpm(即ち、加速回転速度は10.O
rpm)に一定とし、そして変速周期は60秒(基準回
転時間/加速回転時間−1/l)に一定とした。結晶回
転速度(SR)は、石英ルツボの回転とは反対方向で2
Orpmであった。
得られたシリコン単結晶の長さ方向の酸素濃度を測定し
、その結果を第2図及び第5図に示した。同図から明ら
かなごとく、本実施例によって得たシリコン単結晶の長
さ方向の酸素濃度は、従来法によって得たシリコン単結
晶(比較例1)に比べて向上していることが判明した。
なお、シリコン単結晶の長さ方向の酸素濃度の測定は、
得られたシリコン単結晶の肩部分を起点として5cmお
きに厚さ2.0圓のウヱーハを切出した後、ミラーエツ
チングを行い、この両面ミラーエツチング面を用いて、
その中心部分をFTIR(フーリエ変換赤外分光光度計
)によって行った。
実施例2 第3図に示したごとく、変速幅を4.Orpm(即ち、
加速回転速度を12.Orpm)とした以外は、実施例
1と同様にしてシリコン単結晶を得た。実施例1と同様
に得られたシリコン単結晶の酸素濃度を測定し、その結
果を第2図に示した。同図から明らかなごとく、本実施
例によって得たシリコン単結晶の酸素濃度は、比較例1
及び実施例1よりもさらに向上していることが1iI認
できた。
比較例1 ・゛しない”八   ゛ 内径が440mmの石英ルツボを用い、30kgのシリ
コンを溶かして直径150mm、長さ約40craのシ
リコン単結晶を引き上げた。石英ルツボの基準回転速度
は、第4図に示したごとく、8.Orpmで、変速幅は
0、即ち、変速しなかった。
得られたシリコン単結晶の酸素濃度を測定し、その結果
を比較例として第2図、第5図、第9図、第13図、第
16図、第19図及び第23図に示した。
実施例3 第6図に示したごとく、変速周期を30秒とした以外は
、実施例1と同様にしてシリコン単結晶を得た。実施例
1と同様に得られたシリコン単結晶の酸素濃度を測定し
、その結果を第5図に示した。同図から明らかなごとく
、本実施例によって得たシリコン単結晶の酸素濃度は、
実施例1のものよりも低いが比較例工のものよりも向上
していることが確認できた。
実施例4 第7図に示したごとく、変速周期を120秒とシタ以外
ハ、実施例工と同様にしてシリコン単結晶を得た。実施
例1と同様に得られたシリコン単結晶の酸素濃度を測定
し、その結果を第5図に示した。同図から明らかなごと
く、本実施例によって得たシリコン単結晶の酸素濃度は
、実施例1及び3のものよりも向上していることが確認
できた実施例5 4  0r   m    び        120
=11の 第8図に示したごとく、変速幅を4.Orpm(即ち、
加速回転速度を12.Orpm)とし、かつ変速周期を
120秒とした以外は、実施例1と同様にしてシリコン
単結晶を得た。実施例1と同様に得られたシリコン単結
晶の酸素濃度を測定し、その結果を第9図に示した。同
図がら明らがなどとく、本実施例によって得たシリコン
単結晶の酸素濃度は、比較例1のものよりも格段に向上
していることが確認できた。
実施例6 第10図に示したごとく、基準回転時間/加速回転時間
=7/lとした以外は、実施例5と同様にしてシリコン
単結晶を得た。実施例1と同様に得られたシリコン単結
晶の酸素濃度を測定し、その結果を第9図に示した。同
図から明らかなごとく、本実施例によって得たシリコン
単結晶の酸素濃度は、比較例1のものよりも向上してい
ることが確認できた。
実施例7 第11図に示したごとく、基準回転時間/加速回転時間
=3/1とした以外は、実施例5と同様にしてシリコン
単結晶を得た。実施例1と同様に得られたシリコン単結
晶の酸素濃度を測定し、その結果を第9図に示した。同
図から明らかなごとく、本実施例によって得たシリコン
単結晶の酸素濃度は、実施例5のものよりも低いが実施
例6のものよりも向上していることが確認できた。
実施例日 皿ユ」1臣 第12図に示したごとく、石英ルツボの基準回転速度を
10.Orpmとした以外は、実施例5と同様にしてシ
リコン単結晶を得た。実施例1と同様に得られたシリコ
ン単結晶の酸素濃度を測定し、その結果を第13図に示
した。同図から明らかなごとく、本実施例によって得た
シリコン単結晶の酸素濃度は、実施例5のものよりも向
上していることが確認できた。
実施例9 第14図に示したごとく、石英ルツボの基準回転速度を
12.Orpmとした以外は、実施例5と同様にしてシ
リコン単結晶を得た。実施例1と同様に得られたシリコ
ン単結晶の酸素濃度を測定し、その結果を第13図に示
した。同図から明らかなごとく、本実施例によって得た
シリコン単結晶の酸素濃度は、実施例日のものよりもさ
らに向上していることが1i11 tzできた。
実施例10 第15図に示したごとく、石英ルツボの変速幅をシリコ
ン単結晶の引上げ長さが0〜20cmの間は2.Or 
pm、 20〜40cmの間は2.Orpmから4.O
rpmに徐々に拡大させ、40c+n以上は4.Orp
mとした以外は、実施例1と同様にしてシリコン単結晶
を得た。実施例1と同様に得られたシリコン単結晶の酸
素濃度を測定し、その結果を第16図に示した。同図か
ら明らかなごとく、本実施例によって得たシリコン単結
晶の酸素濃度は、比較例1のものよりも這かに向上して
おり、かつ比較例1及び実施例1〜9において見られた
ようなシリコン単結晶の引上げ長さが長くなる程酸素濃
度が低下するという現象がなく、シリコン単結晶の長さ
方向に対する酸素濃度が均一であった。
実施例11 20rmび 第17図に示したごとく、石英ルツボの変速周期をシリ
コン単結晶の引上げ長さが0〜20cmの間は60秒、
20〜35cmの間は60秒から120秒に徐々に長く
し、35印以上は120秒とした以外は、実施例1と同
様にしてシリコン単結晶を得た。なお、第18図は石英
ルツボの変速周期の変動の状態を模式的に示した図面で
ある。実施例1と同様に得られたシリコン単結晶の酸素
濃度を測定し、その結果を第19図に示した。同図から
明らかなごとく、本実施例によって得たシリコン単結晶
の酸素濃度は、比較例1のものよりも溝かに向上してお
り、かつ比較例1及び実施例1〜9において見られたよ
うなシリコン単結晶の引上げ長さが長くなる程酸素濃度
が低下するという現象がなく、シリコン単結晶の長さ方
向に対する酸素濃度が均一であった。
実施例12 =11を  し 第20図に示したごとく、石英ルツボの変速周期をシリ
コン単結晶の引上げ長さが0〜20cmの間は60秒、
20〜40cmの間は60秒から80秒に徐々に長くし
、40cm以上は80秒とし、かつ第21図に示したご
とく、変速幅をシリコン単結晶の引上げ長さが0〜20
cmの間は2.orpm、20〜40CITの間は2.
Qrpmから3.Orpmに徐々に拡大し、40cm以
上は3.Orpmとした以外は、実施例1と同様にして
シリコン単結晶を得た。なお、第22図は石英ルツボの
変速周期及び変速幅の変動の状態を模式的に示した図面
である。実施例1と同様に得られたシリコン単結晶の酸
素濃度を測定し、その結果を第23図に示した。同図か
ら明らかなごとく、本実施例によって得たシリコン単結
晶の酸素濃度は、比較例1のものよりも遥かに向上して
おり、かつ比較例1及び実施例1〜9において見られた
ようなシリコン単結晶の引上げ長さが長くなる程酸素濃
度が低下するという現象がなく、シリコン単結晶の長さ
方向に対する酸素濃度が均一であった。
実施例13 内径が440rarnの石英ルツボを用い、60kgの
シリコンを溶かして直径150口、長さ約80CI+の
シリコン単結晶を次の条件で引き上げた。石英ルツボの
基準回転速度は、8.Orpmとし、変速幅は6.Or
pm(即ち、加速回転速度は140rpm)に固定し、
そして変速周期は60秒(基準回転時間/加速回転時間
= i/1 )に固定した。結晶回転速度(SR)は、
石英ルツボの回転と反対方向で2Orpmであった。
得られたシリコン単結晶の結晶長さが65cmの位置の
ウェーへの断面内(即ち、半径方向)の酸素濃度分布を
測定し、その結果を第24図に示した。同図から明らか
なごとく、本実施例によって得たシリコン単結晶の断面
内の酸素濃度分布は、従来法によって得たシリコン単、
結晶(比較例2)に比べて溝かに均一であることが判明
した。なお、シリコン単結晶の断面内の酸素濃度の測定
は、シリコン単結晶から切り出したウェーハの周辺端か
ら5ffI11の位置を起点として中心に向かって5I
71111間隔にFTIR(フーリエ変換赤外分光光度
計)を用いて、実施例1と同様に行った。
比較例2 パしない6人   法 内径が440箱の石英ルツボを用い、60kgのシリコ
ンを溶かして直径150m+n、長さ約80印のシリコ
ン単結晶を引き上げた。石英ルツボの基準回転速度は、
15.Orpmで一定とし、変速しなかった。結晶回転
速度(SR)は、石英ルツボの回転と反対方向で20r
pmであった。
得られたシリコン単結晶の結晶長さが65cmの位置の
ウェーハの断面内(即ち、半径方向)の酸素濃度分布を
実施例工3と同様に測定し、その結果を第25図に示し
た。同図から明らかなごとく、ウェーハの中央部分の酸
素濃度は均一であるが、周辺部の酸素濃度は急激に低下
しており、ウェーハの半径方向の酸素濃度分布が極めて
不均一であることが判づた。比較例2の酸素濃度分布は
、第25図の如く、その最大値と最小値の差は最小値に
対し約25%に達している。
〔発明の効果] 以上のように、本発明のシリコン単結晶引上げ方法は、
(a)高酸素濃度のシリコン単結晶を容易に引き上げる
ことができ、0))またシリコン単結晶の半径方向及び
長さ方向の酸素濃度を均一にすることができ、(C)さ
らに本発明の手段が、パルス状のルツボ回転数変化を基
準回転数に加えるのであり、上記パルス状のルツボ回転
数変化の効果を予め知ることによって、希望する長さ方
向、半径方向の酸素濃度プロファイルを持つ結晶、或い
は希望する酸素濃度レベルの結晶を工業的に製造するこ
とができるという大きな効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の石英ルツボの回転状態を部公的に示
すグラフ、第2図は実施例1,2及び比較例1によって
得たシリコン単結晶の長さ方向の酸素濃度を示すグラフ
、第3図は実施例20石英ルツボの回転状態を部分的に
示すグラフ、第4図は比較例1の石英ルツボの回転状態
を示すグラフ、第5図は実施例1,3.4及び比較例1
によって得たシリコン単結晶の長さ方向の酸素濃度を示
すグラフ、第6図は実施例30石英ルツボの回転状態を
部分的に示すグラフ、第7図は実施例4の石英ルツボの
回転状態を部分的に示すグラフ、第8図は実施例50石
英ルツボの回転状態を部分的に示すグラフ、第9図は実
施例5〜7及び比較例1によって得たシリコン単結晶の
長さ方向の酸素濃度を示すグラフ、第10図は実施例6
の石英ルツボの回転状態を部分的に示すグラフ、第11
図は実施例7の石英ルツボの回転状態を部分的に示すグ
ラフ、第12図は実施例日の石英ルツボの回転状態を部
分的に示すグラフ、第13図は実施例5.8.9及び比
較例1によって得たシリコン単結晶の長さ方向の酸素濃
度を示すグラフ、第14図は実施例9の石英ルツボの回
転状態を部分的に示すグラフ、第15図は実施例10の
石英ルツボの回転状態を示すグラフ、第16図は実施例
10及び比較例1によって得たシリコン単結晶の長さ方
向の酸素濃度を示すグラフ、第17図は実施例11の石
英ルツボの変速周期の変動を示すグラフ、第18図は実
施例1′1の石英ルツボの回転状態を模式的に示すグラ
フ、第19図は実施例11及び比較例1によって得たシ
リコン単結晶の長さ方向の酸素濃度を示すグラフ、第2
0図は実施例11の石英ルツボの変速周期の変動を示す
グラフ、第21図は実施例12の石英ルツボの回転速度
の変動を示すグラフ、第22図は実施例12の石英ルツ
ボの回転状態を模式的に示すグラフ、第23図は実施例
12及び比較例1によって得たシリコン単結晶の長さ方
向の酸素濃度を示すグラフ、第24図は実施例13によ
って得たシリコン単結晶の半径方向の酸素濃度を示すグ
ラフ及び第25図は比較例2によって得たシリコン単結
晶の半径方向の酸素濃度を示す示すグラフである。 第7図 第8図 時間(sec) 第9図 第10図 時間(sec) 第11図 時間(sec> 時間(sec) 第13図 結晶長さ (cm) 第17図 結晶長さ(cm) 第19図 結晶長さ (cm) 第14図 第15図 第20図 第21図 結晶長さ(cm)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チョクラルスキー法によって、少なくともゼロで
    ない回転数を有する、石英ルツボからシリコン単結晶を
    引き上げる際、所定のプログラムで当該石英ルツボの基
    準回転数を制御し、その回転数に更にパルス状の増減を
    付加し、その回転数の差並びにサイクルを所定のプログ
    ラムで設定することを特徴とするシリコン単結晶引上げ
    方法。
  2. (2)前記石英ルツボの基準回転数に付加されるパルス
    状の回転数の増減の差が所定値であることを特徴とする
    請求項(1)記載のシリコン単結晶引上げ方法。
  3. (3)前記石英ルツボの基準回転数に付加されるパルス
    状の回転数の増減の経時変化パターンが、周期的である
    ことを特徴とする請求項(1)記載のシリコン単結晶引
    上げ方法。
  4. (4)前記石英ルツボの基準回転数に付加されるパルス
    状の回転の増減の差が、シリコン単結晶の引上げに応じ
    て、徐々に大きくなるように設定することを特徴とする
    請求項(3)記載のシリコン単結晶引上げ方法。
  5. (5)前記石英ルツボの基準回転数に付加されるパルス
    状の回転数の増加又は減少した一定回転数保持時間と、
    これに続く基準回転数保持時間を共に増大することを特
    徴とする請求項(3)記載のシリコン単結晶引上げ方法
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