JPH0310914B2 - - Google Patents

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JPH0310914B2
JPH0310914B2 JP19989885A JP19989885A JPH0310914B2 JP H0310914 B2 JPH0310914 B2 JP H0310914B2 JP 19989885 A JP19989885 A JP 19989885A JP 19989885 A JP19989885 A JP 19989885A JP H0310914 B2 JPH0310914 B2 JP H0310914B2
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JP
Japan
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signal
pointer
time
fast
analog
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JP19989885A
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Yoshito Yamaguchi
Koji Onomi
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Publication of JPS6258188A publication Critical patent/JPS6258188A/ja
Publication of JPH0310914B2 publication Critical patent/JPH0310914B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアナログデジタル表示時計のアナログ
指針退避装置、特にアナログ指針が時刻表示を行
い、一方デジタル表示部が時刻表示及びストツプ
ウオツチ、タイマ等の時刻と異なる他の計時表示
を行うアナログデジタル表示時計において、前記
デジタル計時表示の際アナログ指針をデジタル表
示部から退避させてアナログ表示部を読取り易く
するための改良されたアナログ指針退避装置に関
するものである。
[従来の技術] 指針の回転位置により時刻表示を行うアナログ
表示と時刻そのものを液晶等で表示するデジタル
表示とを組合せたアナログデジタル表示時計が周
知であり、各種の腕時計あるいは置時計として実
用化されている。
特開昭56−51690にはこのような指針とデジタ
ル表示との組合された電子時計の1例が示され、
使用者は任意にいずれか好みの表示により所望の
時刻読取りを行うことができる。
しかしながら、この種のアナログデジタル表示
時計においては、表示領域を有効に利用するため
にアナログ指針がデジタル表示部と重なり合い、
通常下側に配置されるデジタル表示部の読取りが
困難になるという問題を有していた。
従来のアナログデジタル表示時計の改良とし
て、例えば特開昭55−124089あるいは特開昭58−
88692等で示されるごとく、複数のデジタル表示
部を有し、前記両表示が重なり合つたときに、他
の指針との重なりを避ける位置でデジタル表示を
行う装置が提案されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このようなデジタル表示を複数
個所で行う装置では、デジタル表示部を無駄に複
数個必要とし、装置が大型化するとともに、価格
上昇の大きな要因となつていた。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、アナログ及びデジタルの両表
示を行う際に、両者の重なりが問題となるのは一
方が時刻表示を行い他方がその他のストツプウオ
ツチ、タイマ機能等に必要な計時動作を行つてい
るときであることに着目し、このような特別な異
なる種類の表示動作をそれぞれ行う場合にのみア
ナログ指針を所定位置に退避させ、デジタル表示
を読み易くした改良されたアナログ指針退避装置
を提供することにある。
実際上、アナログ及びデジタル表示が共に同一
の時刻表示を行う場合、この重なり合いはさほど
問題になることはなく、むしろデジタル表示部を
常に一定位置に配置し両者の重なり時にはアナロ
グ指針によつて時刻を読取る時計がデザイン上及
び装置の小型低価格化に極めて有効である。
そして、アナログ表示が実際にモータで駆動さ
れる指針により行われる場合、両者の重なり合い
が生じた場合にも前述した従来装置とは異なりア
ナログ指針のみによつて十分に正確な時刻読取り
が可能である。
しかしながら、このような表示時計において、
通常の時刻表示とは異なるストツプウオツチある
いはタイマ等を動作させる際には、このようなデ
ジタル表示はもはやアナログ表示とは全く無関係
な表示を行い、更にこうした特殊機能の動作時に
は使用者は時刻を知るよりも計時表示にのみ着目
しているのであり、このような使用態様を考える
ならば、デジタル表示が時刻表示以外の表示動作
を行つているときにのみ限定的にアナログ指針を
退避させることが実際上極めて有益である。
従つて、本発明においては、このような特殊な
場合にのみアナログ指針をデジタル表示部と重な
り合わない所定位置に一旦退避させ、デジタル表
示を優先的に見易くしたことを特徴とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 上記目的を達成するために、本発明は、デジタ
ル表示部の時刻表示と計時表示との切替えを行う
切替えスイツチを含み、この切替えスイツチの動
作によつて計時動作を行つている期間アナログ指
針がデジタル表示部に重なるとこれを所定位置で
待たせあるいは所定位置まで正転により早送り駆
動退避し、切替えスイツチによつてアナログ表示
部が計時動作から通常の時刻表示に復帰したと
き、再びアナログ指針を正転早送り駆動して通常
の時刻表示状態に戻しあるいは表示時刻が正転退
避位置に一致した後はアナログ指針を通常の運針
状態に戻すことを特徴とする。
前記両表示の重なりは指針位置検出回路によつ
て検出され、早送り制御回路で制御されるモータ
駆動回路を用いアナログ指針を回転させるモータ
に早送り信号を供給し、例えば分針においてはデ
ジタル表示部との重なりから退避できる40分位置
(時針に対しては8時位置)まで正転早送りによ
つて指針を退避させ、あるいは分針を20分位置
(時針に対しては4時位置)に停止して退避させ
る。
現時刻は前記退避によつて指針位置とずれを生
じるが、この現時刻は、表示時刻信号を順次カウ
ントする正時刻カウンタによつて記憶されてお
り、一方前記指針の位置は指針位置信号をカウン
トする仮時刻カウントによつて記憶されており、
計時動作から通常の時刻表示動作に復帰するとき
には、アナログ指針を早送りあるいはつれ回りし
て現時刻に復帰させ、通常の運針動作を開始させ
る。
更に、本発明は、前記早送り制御回路は計時動
作開始時にアナログ指針とデジタル表示部が重な
つていないことを記憶する重なり無しメモリ及び
現時刻が進み側の退避位置に一致したことを検出
する退避終了検出器とを含み、 計時動作開始時にアナログ指針とデジタル表示
部が重なつていない状態では、アナログ指針が重
なり領域に侵入したときにこの位置でアナログ指
針を停止させ、また、計時動作完了後に直ちにア
ナログ指針は現時刻まで早送り駆動され、更に、
アナログ指針が進み側の退避位置に退避している
ときには、計時動作中であつても、現時刻が進み
側の退避位置に一致したときには、アナログ指針
は通常の運針状態に戻ることを特徴とする。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説
明する。
実施例の構成 第1図には本発明にかかるアナログ指針退避装
置が組込まれたアナログデジタル表示時計の好適
な実施例の全体構成が示されている。
基準クロツク源を形成する発振器10は、通常
水晶発振器からなり、高精度の高周波基準クロツ
ク信号を出力する。
前記基準クロツク信号は分周回路12において
所定のクロツク信号に分周され、装置各部に時刻
信号、計時信号あるいはその他の同期信号として
供給される。
アナログ表示を行うため、時計の表示領域には
アナログ指針14が設けられており、実施例にお
いては、時針及び分針によつて所望のアナログ表
示が行われる。
前記指針14を回転するために本発明において
はモータ16が設けられ、通常ステツピングモー
タからなり、このモータの回転が減速輪列18を
介して前記各指針14に伝達され、所望の時刻表
示用の指針回転及び時刻修正あるいは後述する指
針退避のための早送りが行われる。
前記モータ16はモータ駆動回路20によつて
制御され、このモータ駆動回路20は前記分周回
路12から供給される通常送り及び早送り信号に
基づいてモータ16の駆動速度を制御することが
できる。
前記モータ駆動回路20からモータ16に供給
される表示時刻信号と同期して正時刻カウンタ2
2が設けられており、この正時刻カウンタ22が
アナログ指針14が通常の時刻表示を行つている
際にこの指針位置と一致する表示時刻を記憶す
る。
そして、この正時刻カウンタ22の内容は、液
晶表示素子等を含むデジタル表示部24へ供給さ
れてデジタル表示部24は所望の時刻表示を達成
することができる。
本発明が適用されるアナログデジタル表示時計
は、前記アナログ指針14及びデジタル表示部2
4が共に時刻表示を行い、更に、前記デジタル表
示部24は通常の時刻表示とは異なる計時動作を
行うことができ、実施例においてはストツプウオ
ツチとしての計時動作が示されている。
すなわち、装置にはトツプウオツチカウンタ2
6が設けられ、前記正時刻カウンタ22とストツ
プウオツチカウンタ26とが表示切替え回路28
によつていずれかに選択されてデジタル表示部2
4に供給される。
従つて、デジタル表示部24はいずれか選択さ
れた時刻あるいは計時信号を選択的に表示するこ
ととなり、前記表示切替え回路28の切替えは切
替えスイツチ回路30からの信号により制御され
ている。
勿論、前記ストツプウオツチカウンタ26の計
時停止あるいは復帰等の各種動作を行うため、装
置には操作スイツチ32が設けられている。
前記切替えスイツチ回路30は後述する切替え
スイツチを内蔵し、使用者が必要に応じてデジタ
ル表示部の表示を時刻表示と計時表示のいずれか
に選択指示することができる。
本発明において、前述した正時刻カウンタ22
は通常の表示状態ではアナログ指針14の表示内
容と一致するが、アナログ指針14が退避動作を
している間両者の表示内容は不一致となることが
明らかである。
すなわち、正時刻カウンタ22は現在の表示時
刻のみをその内容とするが、アナログ指針14は
デジタル表示部24からの退避時に現時刻表示を
不能とするからである。
そして、本発明においては、前記アナログ指針
14の内容をそのまま記憶保持するために仮時刻
カウンタ34が設けられ、この仮時刻カウンタ3
4はアナログ指針14が退避した時においてもそ
の現在の指針位置をそのまま表すこととなる。
前記仮時刻カウンタの内容は指針位置検出回路
36にて検出され、例えば実施例において、アナ
ログ指針14が分針で20分から39分そして時針で
4時〜8時までの間にある場合、アナログ指針1
4がデジタル表示部24と重なり合うことを示す
信号を出力する。
従つて、このような指針位置検出信号に基づい
て前記モータ駆動回路20はアナログ指針14が
デジタル表示部24と重なり合うときに指針を早
送りしてデジタル表示部から退避させることがで
きる。
本発明において、指針退避位置は予め定めら
れ、通常文字盤の中央下部にデジタル表示部24
が設けられる場合、指針14が40分位置に進みあ
るいは20分位置で停止すれば通常前記重なりを防
ぐことができ、この40分位置と20分位置が退避位
置として好適である。
従つて、前記早送りにより指針14が順次移動
すると、このときの針位置が仮時刻カウンタ34
によつて読取られ、指針位置検出回路36は指針
14が所定の退避位置に移動したときに前記検出
信号を遮断し、モータ駆動回路20による早送り
を停止させる。この早送り停止は、主として早送
り制御回路38にて制御されている。
前記切替えスイツチ回路30と連動して指針復
帰回路40が設けられており、ストツプウオツチ
等の計時作用が終了した時点で切替えスイツチの
操作により指針復帰回路40は前記指針の復帰指
令を行う。
本発明においては、前記復帰指令があつた場
合、早送り制御回路38は直ちに指針14を現時
刻に一致するまで正転によつて早送り駆動し、ア
ナログ指針の表示位置と現時刻が一致したときに
通常の運針動作が再開される。
なお、実施例においては、計時動作を行つてい
る際に現時刻が40分の退避位置に一致したとき
は、アナログ指針14はこのまま現時刻に従つて
通常運針を行い、現時刻が退避領域にないときに
は、アナログ表示とデジタル表示とが常に一致し
た表示作用を提供することができる。
実施例の作用 本発明の実施例は以上の構成からなり、以下に
その作用を説明する。
第1図において、通常の運針状態では、分周回
路12からの出力はモータ駆動回路20を介して
表示時刻信号H1が正時刻カウンタ22へ供給さ
れ、また通常運針時にはアナログ表示とデジタル
表示とが一致しているために、モータ駆動回路2
0から仮時刻カウンタ34へ供給される指針位置
信号H2も前記時刻表示信号H1と同一である。
そして、本発明においては、モータ駆動回路2
0が、切替えスイツチ回路30の出力である切替
え信号Gによつて、アナログ指針14がデジタル
表示領域と重なつたときに、進み退避するために
早送り信号を出力する。
第2A図は通常運針状態で現時刻が10時10分で
ある状態を示し、この状態ではアナログ指針14
a(時)及び14b(分)はデジタル表示部24と
重なることがない。
従つて、第2B図で示されるごとく、デジタル
表示部24がそれまでの時刻表示からストツプウ
オツチなどの計時表示に切替えられたときにおい
ても指針14の退避は行われない。第2B図にお
いて、表示内容は0分0秒(ストツプウオツチス
タート)を意味している。
第3図は第2図における各信号の状態が示さ
れ、切替え信号Gは時刻t1において第2B図に示
されるごとく計時動作に切替わるが、表示時刻信
号H1及び指針位置信号H2はいずれも通常の1分
周期の信号を出力しており、アナログ表示は現時
刻の内容と同一表示内容を示す。
指針退避動作 第4図は指針14(分針14b)がデジタル表
示部24と重なり合つたときにデジタル表示部が
計時表示に切替えられる時の指針退避作用を示
し、実施例において、9時32分に前記切替えが行
われる。
第4A図の切替え時(t10)にはモータ駆動回
路20からモータ16に早送り信号が供給されて
指針14bは所定の退避位置例えば40分位置まで
急速に移動し、この早送り信号は指針位置信号
H2として仮時刻カウンタ34にも供給され、第
4B図のごとく時刻t11まで指針14の早送りと
仮時刻カウンタ34の早送りカウントアツプが行
われる。第4B図において、デジタル表示部24
は既にデジタル計時表示に切替つている。第4B
図から明らかなごとく、このデジタル計時表示の
際、指針14は完全に表示部24から退避した位
置にあり、使用者は指針14に邪魔されることな
く極めて容易にその表示を読取ることが可能とな
る。
第5図には前記退避及び復帰動作時のタイミン
グチヤトが示され、切替スイツチ回路30から切
替え信号Gが早送り制御回路38と一致回路42
に出力されると(t10)、早送り制御回路38はモ
ータ駆動回路20に早送りし、モータ駆動回路2
0は充分に速い周波数の正転早送り信号H2を出
力しアナログ指針14が退避位置(40分)まで進
み送りされるとともに、このときの指針位置が指
針位置信号H2によつて仮時刻カウンタ34でカ
ウントされる(t11)。
第5図において計時動作完了により切替え信号
Gが消滅すると(t12)、アナログ指針14の退避
は不要となるが、本発明においては、アナログ指
針14は退避位置(40分)にて現時刻が追つくま
でその退避状態を保ち、時刻(t13)にて現時刻
が退避位置(40分)に一致するとはじめてこの時
点でアナログ指針14が通常の運針状態に復帰
し、この状態からアナログ指針14がデジタル表
示部24と一致した現時刻表示作用を行う。
第6図は指針が退避しているデジタル計時動作
期間が長いために計時動作中に現時刻が指針の40
分退避位置を越えているときの作用を示し、第7
図は第6図の表示動作の時のタイミングチヤート
を表している。
第6A図は前述した第4,5図の進み退避と同
様にアナログ指針14がデジタル表示部24から
40分位置まで退避している状態を示している。そ
して、この計時動作が長く継続しているため、第
6B図では、現時刻が退避時刻である9時40分に
一致した状態を示し(t20)このときから、第7
図で示されるようにモータ駆動回路20から出力
される指針位置信号H2が通常の正転送り信号と
なり、同時にモータ16へは通常の運針周波数を
有する送り信号が出力され、第6C図に示される
ごとく、デジタル表示部24が依然として計時動
作を行つているにも拘らず、アナログ指針14は
通常の時刻表示を開始する。
更に、第8図は計時動作開始時にはアナログ指
針14がデジタル表示部24に重なつていない
が、計時動作中に両者の重なりが生じた場合に、
指針14bを20分側退避位置に一時的に停止させ
る状態を示している。
第8A図は、9時15分の通常の運針状態を示
し、切替えスイツチ50の操作によつて第8B図
のごとく、時刻t30にてデジタル表示部24は計
時表示に切替わる。このとき、指針14はデジタ
ル表示部に重なつていないので、各信号は第3図
と同様の通常の運針状態を示す。しかしながら、
時刻t31において、第8C図で示されるように、
指針14が20分位置に達すると、モータ駆動回路
20はこの状態で指針位置信号H2の出力を停止
し、指針14も20分位置にて一時的に停止する。
そして、第8D図に示されるごとく、切替スイ
ツチ回路30の切替スイツチ50の操作によつて
計時動作が完了すると、指針復帰回路40から出
力される復帰信号Bが早送り制御回路38に出力
され、早送り制御回路38はモータ駆動回路20
に対して早送り信号を出力し、モータ駆動回路2
0はモータ16に駆動信号を出力して指針14b
はこの時の現時刻である例えば9時27分まで正転
早送りされ、このときに、指針位置信号H2も仮
時刻カウンタ34に出力されカウントされ、仮時
刻カウンタ34から一致回路42に出力された時
刻信号と、さらに正時刻カウンタ22から一致回
路42に出力された時刻信号とが一致すると一致
信号を早送り制御回路38に出力し、早送り制御
回路38はモータ駆動回路20に対して早送り停
止信号を出力して第8E図で示されるごとき通常
の運針動作に戻ることができる。
第9図の時刻t32〜t33は計時動作が通常の時刻
表示動作に切替わり、正転早送り信号H2によつ
て指針14が現時刻を追いかけ、また信号H2
仮時刻カウンタ34にこの早送り信号を供給して
いる状態を示し、時刻t33にて、指針14は現時
刻に追いつき、以降通常の運針動作が再開され
る。
以上説明したごとく、本発明によれば、アナロ
グ指針14がデジタル表示部24と重なつたとき
にデジタル表示部24が計時表示を行う際には所
定の退避位置への退避が行われ、またデジタル表
示部24が通常の時刻表示に復帰したときには指
針が現時刻を追いかけ、両者が一致した後にアナ
ログ指針14の通常運針が開始される。
以下に各個別回路を説明する。
時刻/計時切替えと指針復帰 第10図には切替えスイツチ回路30と指針復
帰回路40が示されており、デジタル表示部24
の表示を通常の時刻表示からストツプウオツチの
計時表示に切替えるために切替えスイツチ回路3
0には切替えスイツチ50が設けられ、この切替
えスイツチ50をオン制御することによつてフリ
ツプフロツプ(FFという)51から「Q」信号
が出力され、アンドゲート52によつてクロツク
φ1(128Hz)で同期された禁止期間検出用クロツ
クAが出力される。
前記FF51の出力である切替え信号Gは前記
アンドゲート51に供給され、またその反転信号
が、指針復帰回路40のFF群53,54に供給
され、アンドゲート56から前記切替えスイツチ
50の復帰すなわちオフ動作から僅かな時間遅延
した時刻にて復帰信号Bが出力される。
しかしながら、前記アンドゲート56には、更
に後述する早送り制御回路38の重なり無しFF
113のQ出力B4が供給されており、計時動作
開始時の指針14とデジタル表示部24との重な
り状態に応じこの初期状態を記憶して復帰信号B
の出力を制御している。
すなわち、計時動作開始時に指針14とデジタ
ル表示部24とが重なつていないときには「H」
なる信号B4が供給され、切替え信号Gの消滅と
同時に復帰信号Bが出力されることとなる。
前記アンドゲート52の出力である信号Aは後
述するごとく禁止区間検出用クロツクとして用い
られる。
正時刻カウンタと仮時刻カウンタ 第11図には正時刻カウンタ22、仮時刻カウ
ンタ34、そして一致回路42の一例が示されて
いる。同カウンタ22,34はそれぞれ10進カウ
ンタ57,60、6進カウンタ58,61そして
12進カウンタ59,62を含み、それぞれ分の一
位の桁、10位の桁そして時信号を出力する。前記
各信号は一致回路42の比較回路63にて比較さ
れており、両者が一致したときにワンシヨツト回
路35から一致信号が出力される。そして、前記
一致信号はアンドゲート37,39によつて切替
え信号Gの有無により分配され、切替え信号Gが
「H」の時には、信号L1となり、又組替え信号
Gが「L」の時には、一致信号L2が出力され
る。
重なり検出 第11図は更に指針位置検出回路36の一例を
示し、またその作用が第12図のタイミングチヤ
ートに示されている。
指針位置検出回路36は分禁止区間検出回路6
6と時禁止区間検出回路67とからなり、前者は
FF68,69.70、アンドゲート71、オア
ゲート72を含み、また後者は同様にFF73,
74,75,76、アンドゲート77、オアゲー
ト78を含む。前記両検出回路66,67のオア
ゲート72,78にはインバータ80にて反転さ
れた切替え信号Gが供給され、これによつて両検
出回路66,67はデジタル表示部24が計時表
示を行つているとき(切替え信号Gが「H」の
時)は常にリセツト解除状態にあり、デジタル表
示部24が時刻表示に復帰したときにこのリセツ
トされる。分禁止区間検出回路66は第12図に
示されるごとく、その論理回路構成によりX1′、
X2′、X3′の組合せから「2」と「3」に2種類の
信号を順次サイクリツクに出力する。従つて、こ
の信号「2」、「3」を第12図に示した仮時刻カ
ウンタ34の6進カウンタ61出力X1、X2、X3
と比較すれば、このX1〜X3は分の10位桁を示す
ので、仮時刻すなわち指針14の位置が20分から
39分までの間前記XとX′とを分の10位桁として
比較回路81にて比較することによつて所望の分
禁止区間に分指針14bがあることを分禁止区間
検出信号として検出することができる。
同様に、時禁止区間検出回路67は第12図に
示されるごとくその出力Y1′、Y2′、Y3′、Y4′の組
合せは「4」「5」「6」「7」の4種類の信号を
出力し、これを比較回路82において仮時刻カウ
ンタ34の12進カウンタ60出力Yと比較すれ
ば、時指針14aが4時〜8時にあるときに時禁
止区間検出信号を出力することができる。
前記両分及び時禁止区間検出信号はいずれかの
出力があるときにオアゲート83から禁止区間検
出信号Cとして出力される。
退避作用 第13図には主としてモータ駆動回路20が示
され、FF84を介して周知のアンドゲート85,
86からアンプ87,88を介してステツピング
モータ16のステータコイル89へ駆動電流を供
給し、このときのパルス繰返し周波数によつてロ
ータ90を回転する。
前記指針位置信号H2は通常の時計送りあるい
は修正送り信号からなる表示時刻信号H1,H2
16Hzの早送り信号とをアンドゲート91,92そ
してオアゲート93から選択的に切替えた信号と
して出力されている。
早送り制御 第14図には早送り制御回路38の一例が示さ
れている。
第13図に示したモータ駆動回路20の表示時
刻信号H1と退避用の早送り信号(16Hz)を切替
えるために、早送り制御回路38にはFF94が
設けられ、この早送り切替え信号Tによつてモー
タ駆動回路20のアンドゲート92が選択される
と指針位置信号H2は退避用の早送り信号に切替
わる。
前記FF94をリセツトするために、オアゲー
ト95には一致回路42からの一致信号L1,L
2及び後述する40分一致回路からの信号が供給さ
れ、退避動作以外の場合にはリセツト状態に保持
され、早送りクロツクの出力を抑制している。
一方、FF94のセツトはオアゲート96の入
力により制御され、計時動作が開始された際にア
ナログ指針がデジタル表示部に重なつているとき
に早送り切替え信号Tを出力し、また、20分退避
位置での一時停止から計時動作完了時の早送り追
掛け復帰時にもFF94がセツトされて早送り切
替え信号Tが出力される。
前述した指針退避は20分あるいは40分のいずれ
かの退避位置に指針が停止あるいは移動した状態
で終了し、アナログ指針14はこの状態で静止す
るが、この停止制御は早送り制御回路38のFF
99によつて行われる。すなわち、FF99がセ
ツトされると、アンドゲート91,92が両入力
を遮断して指針位置信号H2の出力を停止する。
前記FF99のリセツトはオアゲート97の入
力により行われ、各退避位置での退避完了状態で
FF99がセツトされる。
FF99をセツトして指針位置信号H2の出力を
遮断するために、オアゲート98からは後述する
セツト信号が供給されている。
早送り制御回路38には更に早送りしたことを
記憶するための早送りメモリFF100が設けら
れており、そのQ出力B8がアンドゲート101
から前記送り停止FF99のセツト入力に供給さ
れ、またその出力B9がアンドゲート102を
介してFF99のリセツト入力に供給されると共
にFF113の中端子へ入力されている。
また同時にアンドゲート102の出力はアンド
ゲート110を介して早送り切替えFF94のセ
ツト入力に供給されている。
また、早送り制御回路38には早送り停止トリ
ガ信号を出力するためのFF群が設けられ、この
早送り停止トリガ信号B3の出力によつて、アナ
ログ指針14は所定の退避位置すなわち40分位置
にて送り停止される。
これらのFF群は一端をG信号が入力されるア
ンドゲート127を介して入力される禁止区間検
出信号CによつてリセツトされるFF103,1
04,105を含み、更に、FF105の出力に
応じてワンシヨツト信号である早送り停止トリガ
信号B3を形成するためのFF106,107及び
アンドゲート108を含。前記FF105のリセ
ツト入力には更にオアゲート109を介して一致
信号Lが供給されている。
前記禁止区間検出信号Cは禁止区間検出用クロ
ツクAより長い周期で間欠的に各FF103〜1
05をリセツトしており、そのリセツト解除区
間、禁止期間検出用クロツクAがFF群の反転作
用を行う。従つて、禁止区間検出信号Cが繰返し
出力しているときには、禁止区間検出用クロツク
Aは最終FF段105を反転する暇がなく出力さ
れないが、指針14が所定の退避位置まで移動
し、禁止区間検出信号Cが連続的に「L」となる
と禁止区間検出用クロツクAは容易に最終段FF
105を反転し、これによつて早送り停止トリガ
信号B3を出力することができる。
早送り制御回路38において、前記禁止区間検
出信号Cはアンドゲート111,112を介して
それぞれ前記FF99,94のセツト入力に供給
され、必要に応じて送り停止信号あるいは早送り
切替え信号を出力することができる。
更に、本実施例において、早送り制御回路38
には復帰信号Bと、FF99の出力信号Sを入力
するアンドゲート128の出力と、一致回路から
の一致信号をオアゲート129を介してリセツト
端子に入力する重なり無し検出FF113が設け
られ、計時動作が開始されたときに指針14がデ
ジタル表示部24に重なつていないとき、この状
態を記憶し、各アンドゲート111,112のオ
ンオフ制御を行う。
更に、本実施例において、計時動作中指針14
が40分の退避位置に退避している状態で、現時刻
が40分に一致したとき、計時動作中であつても指
針14の通常運針を開始するため、40分メモリ1
20が設けられており、この40分メモリ120の
出力が40分一致回路121において、前述した正
時刻カウンタ22の6進カウンタ58から出力さ
れる40分信号Zと比較され、両者が一致したとき
に40分一致信号B15を出力する。
前述した40分メモリ120及び40分一致回路1
21は本発明において、進み側の退避位置におけ
る退避終了検出器を形成している。
前記40分一致回路121の出力は切替え信号G
及び一致信号Lとともにアンドゲート123から
前記FF99及び94のリセツト入力にリセツト
信号として供給される。
また、40分一致回路121の出力は更にアンド
ゲート124及びオアゲート125を介して一つ
の入力端に復帰信号Bが入力され、他端にFF9
9の出力にFF99の出力信号Sの反転信号を入
力するアンドゲート126を介した復帰信号Bと
ともにFF99のリセツト入力及びFF94のセツ
ト入力に供給されている。
本発明の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下にその作用を詳細に説明する。
進み退避の全体作用 第15図には指針14がデジタル表示部24に
重なつた状態で切替えスイツチ50によつて計時
動作が開始されたときの40分位置への正転(進
み)退避作用が示されている。
時刻t41において、切替えスイツチ50の操作
によつて通常の時刻表示から計時動作への切替え
が行われると、切替信号Gが出力される。
早送り制御回路38は、このとき、送り停止
FF99がリセツトされた状態にあり、送り停止
トリガ信号Sは「H」を維持し、モータ16へは
指針位置信号H2が出力可能な状態にある。
また、早送りメモリFF100はリセツトされ
た状態にあり、出力B8が「L」、そして出力B9
「H」となつている。
更に、重なり無しFF113はそれ以前の運針
状態において一致信号L2にてリセツトされた状
態を保持しており、その出力B4が「L」そして
出力B5が「H」状態にある。
前記切替え信号Gの出力にて、禁止区間検出用
クロツクAが図示のごとく所定の周期で出力を開
始し、早送り制御回路38のFF103に信号を
供給するが、実施例において、指針14がデジタ
ル表示部24と重なつていることから、指針位置
検出回路36からは禁止区間検出信号Cが順次出
力され、これによつてFF段103〜105が順
次リセツトされるので、FF段の信号B1,B2,B3
はいずれも「L」状態に止まつている。
またアンドゲート111の一方の入力は前記重
なり無しFF113の出力B4によつて制御されて
おり、この結果アンドゲート111の出力B6
「L」状態に止まる。
前記禁止区間検出信号Cによつて、時刻t42
おいて、アンドゲート112からは信号B7が出
力され、この結果、早送り切替えFF94からは
早送り切替え信号Tが出力され、モータ駆動回路
20のアンドゲート91が閉じ、アンドゲート9
2が開くことから、指針信号H2は早送りクロツ
ク(16Hz)の信号を出力し、早送り動作が行われ
る。
この正転(進み)早送りが開始された直後の時
刻t43において前記アンドゲート112の出力B7
は早送りメモリFF100を反転させ、その出力
B8が「H」そして、出力B9が「L」に反転して、
早送りが行われたことを記憶する。
時刻t44まで指針14の40分位置への退避が行
われると、指針位置検出回路36はもはや指針1
4がデジタル表示部から完全に退避したことを検
出し、この結果禁止区間検出信号Cの出力を停止
し、この結果早送り制御回路38のFF群103
〜107は順次禁止区間検出用クロツクAをカウ
ントし、短時間経過後の時刻t45において、信号
B1を出力し、更に、順次信号B2,B3が出力され
る。
従つて、時刻t46において、信号B3は前記早送
りメモリFF100の出力B8にて開かれているア
ンドゲート101から信号B10を出力し、送り停
止FF99をセツトし、送り停止トリガ信号Gを
「L」に切替える。
従つて、モータ駆動回路20のアンドゲート9
1,92はいずれも閉じられ、モータ16が回転
を停止し、指針14は40分位置に退避した状態で
その動きを止める。
第15図において、時刻t47にて計時動作が完
了し通常の時刻表示動作への切替えがスイツチ5
0の操作によつて行われると、切替え信号Gは
「L」となるが、この時、前述した第10図で示
したごとく、早送り制御回路38の重なり無し
FF113がリセツトされている状態では、復帰
信号Bが出力されることなく、回路状態は図示の
まま維持される。そして、本発明において、計時
動作完了から時刻が進んで退避位置である40分に
達する時刻t48において、一致回路42は正時刻
カウンタ22と仮時刻カウンタ34との内容が一
致したことを検出し、この時切換え信号Gは
「L」であるため、一致回路42からは退避終了
用の一致信号L2が出力される。そして、この結
果、一致信号L2は早送り切替えFF94をリセツ
トして早送り切替え信号Tを「L」に切換え、通
常の送り信号に復帰させ、同時に送り停止FF9
9をリセツトして送り許可信号Sを出力する。こ
の結果、モータ駆動回路20は通常の運針状態を
開始し、アナログ指針14が現時刻の表示を開始
することとなる。
前記一致信号L2はFF105をリセツトし、同
様に早送りメモリFF100のリセツトを行い次
の動作に備える。
計時動作中に重なりが生じた場合 第16図は計時動作への切替え時にはアナログ
指針14がデジタル表示部24と重なつていない
が、その後に時間の経過とともにアナログ指針1
4がデジタル表示部24との重なり領域にさしか
かる状態を示し、このときには、アナログ指針1
4は20分位置にてその動きを停止して待機しなけ
ればならない。
第14図に示した早送り制御回路38におい
て、禁止区間検出信号Cが「L」であるため、
FF103〜105はリセツトされず、この結果、
禁止区間検出用クロツクAのカウントによつて、
信号B1,B2,B3は順次図示のごとく信号を出力
する。
前記信号B3は重なり無しFF113を反転させ、
アナログ指針14がデジタル表示部24に重なつ
ていないことを記憶する。
時刻t50は時間の経過とともに、アナログ指針
14が退避位置である20分位置に到達した状態を
示し、これによつて禁止区間検出信号Cが出力さ
れ、FF段103〜105のリセツトにより信号
B1,B2は「L」に切替わる。そして、この禁止
区間検出信号Cは前記反転されている重なり無し
FF113の出力B4とともに早送り制御回路38
のアンドゲート111から信号B6を出力し、こ
れによつて送り停止FF99をセツトし、送り停
止信号Sを「L」に切替える。
従つて、時刻t50において、モータ駆動回路2
0は指針位置信号H2の出力を停止し、指針14
は20分位置に停止することが理解される。
このようにして20分位置に停止したアナログ指
針14はその後の時刻表示動作への切替えによつ
て早送りにて現時刻に追いつく動作を行う。
第16図は、更に、計時動作が長時間に及び、
現時刻が40分位置を越えたときの復帰動作を示
し、このように現時刻が40分位置を越えた場合、
アナログ指針14はもはや20分位置に止まる必要
はなく、通常の運針動作を行つても何らデジタル
表示部との重なりを生じさせない。
従つて、本実施例においては、このような場
合、アナログ指針14を直ちに40分位置へ早送り
して以降の通常運針を開始させる構成から成る。
時刻t51は現時刻が40分に到達したときを示し、
第14図に示した早送り制御回路38の40分一致
回路121は現時刻と40分メモリ120の出力を
比較し、両者の一致信号B15を出力する。
そして、この信号B15は前述したごとく、重な
り無しFF113が反転していることから、信号
B4がHとなつているため、アンドゲート124、
オアゲート125を介して送り停止FF99をリ
セツトさせ、また早送り切替え信号94をセツト
し、これによつて、指針14を40分位置に向つて
正転早送りする。
そして、前記早送りによつて、アナログ指針1
4が現時刻に追いつくと、一致信号L1が出力さ
れ、早送り切替え信号Tを「L」として、通常の
運針動作に戻り、また重なり無しFF113の状
態を通常の状態に復帰させる。
従つて、第16図の実施例によれば、現時刻が
アナログ表示部から外れたときに直ちに20分位置
に止まつていたアナログ指針を40分位置まで早送
りしたのちに通常の運針動作が行われ、計時動作
が長びいた場合に、アナログ指針14の退避時間
を最小限に短縮することができる。
計時動作中の40分からの通常運針開始 第17図は計時動作開始時に指針14がデジタ
ル表示部24との重なりによつて40分位置に退避
している状態で、現時刻が40分を越えても計時動
作が継続している場合、指針14を現時刻に合せ
て40分位置から通常運針を開始させる作用が示さ
れている。
時刻t60において、現時刻が40分となると、早
送り制御回路38からの40分一致回路121の出
力B15はアンドゲート123から信号B17を出力
し、これによつて送り停止FF99をリセツトし、
信号Sを「H」に切替え、これによつて通常運針
が開始される。
アンドゲート123は、一致信号L1によつて
前記信号B17の出力を助けるが、また一致信号L1
は早送りメモリ100をリセツトしていることが
理解される。
前記40分一致回路121の出力B15は更にその
後第16図と同様に禁止区間検出用クロツクAを
遮断し、以降の通常運針を有効にする。
20分位置でアナログ指針が停止した後40分以前に
計時動作が終了した場合 第18図には、アナログ指針14が20分位置で
停止した後、計時動作が比較的短時間で完了し、
例えば重なり領域内である35分に計時動作が完了
した状態を示し、この時には、アナログ指針14
は計時動作完了とともに直ちに現時刻を追掛け早
送りし、通常の運針状態に戻ることが好ましい。
時刻t70は計時動作完了時刻を示し、切換え信号
Gが「L」となる。
そして、この時、本実施例においてアナログ指
針14が20分位置に退避したということは計時動
作開始時にアナログ指針14がデジタル表示部2
4と重なつていなかつたことを示し、その後に指
針14が20分位置に到達してこの退避位置に停止
していることが理解される。
従つて、前記状態においては、重なり無しFF
113はセツト状態にあり、この結果出力B4は
「H」状態を維持している。
従つて、前記切換え信号Gの「L」の転換は、
第10図の復帰信号Bを出力させ、この結果、速
送り制御回路38においては、信号B14が出力
し、これによつて、早送り切換えFF94をセツ
トして早送り切換え信号Tを出力する。同時に、
前記信号B14は送り停止FF99をリセツトし、送
り許可信号Sを出力する。従つて、モータ駆動回
路20はモータ16に対して早送り駆動信号を出
力し、アナログ指針14は20分退避位置から早送
りにて現時刻を追掛ける。
時刻t71はアナログ指針14の表示時刻が現時
刻に一致した状態を示し、第11図に示した一致
回路42からは切換え信号Gが「L」であること
から、一致信号L2が出力され、この結果、早送
り切換えFF94がリセツトされ、以降早送り信
号に代り通常の駆動信号がモータ駆動回路20か
らモータ16に供給され、アナログ指針14が現
時刻に追ついた状態から通常の運針動作が開始さ
れる。
前記一致信号L2は前述した各実施例と同様に
重なり無しFF113をリセツトし、次の動作準
備を行う。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、アナロ
グ指針表示とデジタル表示とを組合せ、かつデジ
タル表示が時刻と計時表示の両者を選択的に行え
るアナログデジタル時計において、アナログ指針
がデジタル表示部に重なり合つた時に早送り制御
回路により退避位置に停止あるいは、早送りし、
デジタル計時中であつても現時刻がデジタル表示
と重ならない時は現時刻のアナログ表示が可能と
なると共に指針の退避移動の少ない極めてデジタ
ル計時表示が読み易い時計を得ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる指針退避装置が組込ま
れたアナログデジタル表示時計の好適な実施例を
示す概略構成図、第2A図及び第2B図はアナロ
グ指針とデジタル表示部とが重ならない状態での
表示状態を示す説明図、第3図は第2図における
タイミングチヤート図、第4A,4B図は計時動
作時にアナログ指針が40分に退避する状態を示す
表示面の説明図、第5図は第4図におけるタイミ
ングチヤート図、第6A,6B,6C図はアナロ
グ指針が計時動作によつて40分位置に正転退避
し、計時動作中に現時刻が40分に到達して、この
時刻からアナログ指針の通常運針が開始される状
態を示す表示面の説明図、第7図は第6図におけ
るタイミングチヤート図、第8A,8B,8C,
8D,8E図は計時動作開始時にはアナログ指針
がデジタル表示部と重ならないが、計時動作中に
重なりが生じてアナログ指針を20分位置に待機さ
せる状態を示す表示面の説明図、第9図は第8図
のタイミングチヤート図、第10図は第1図にお
ける切替えスイツチ回路及び指針復帰回路の一例
を示す回路図、第11図は第1図における正時刻
カウンタ、仮時刻カウンタ、一致回路及び指針位
置検出回路の一例を示す回路図、第12図は第1
1図における指針位置検出作用の説明図、第13
図は第1図におけるモータ駆動回路の一例を示す
回路図、第14図は第1図における早送り制御回
路の一例を示す回路図、第15図は第1図におけ
る早送り退避及び早送り復帰の全体的なタイミン
グチヤート図、第16図は第8図及びその後の急
速復帰作用を示すタイミングチヤート図、第17
図は第6図の作用を示すタイミングチヤート図、
第18図はアナログ指針が20分位置で停止し、次
に40分以前に計時動作が完了して直ちにアナログ
指針が追掛け早送りする状態を示すタイミングチ
ヤート図である。 10……基準クロツク源、14……アナログ指
針、16……モータ、20……モータ駆動回路、
22……正時刻カウンタ、24……デジタル表示
部、30……切替えスイツチ回路、34……仮時
刻カウンタ、36……指針位置検出回路、38…
…早送り制御回路、39……モータ回転方向検出
回路、40……指針復帰回路、42……一致回
路、113……重なり無しFF、121……40分
一致回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の基準信号を発生する基準信号源と、前
    記基準信号により駆動するモータと、前記モータ
    の回転を減速して時刻を表示する指針と、 前記基準信号に基づいて現時刻をカウントする
    正時刻カウンタと、 該現時刻または所望の時刻及び計時内容を切替
    えてデジタル表示部に表示させる切替信号を出力
    する切替スイツチと、 を有するアナログデジタル表示時計において、 前記モータを駆動する基準信号を指針位置とし
    てカウントする仮時刻カウンタと、 前記正時刻カウンタと仮時刻カウンタとを比較
    して一致したときに一致信号を出力する一致回路
    と、 前記仮時刻カウンタの内容が予め定めたデジタ
    ル表示部の位置に存在するときには禁止区間検出
    信号を出力する指針位置検出回路と、 前記切替スイツチ投入時に前記禁止区間検出信
    号が発生していないときには送り許可信号を出力
    し、禁止区間検出信号が発生したときには、送り
    許可信号の出力を停止して前記切替スイツチによ
    り現時刻に復帰したとき又は前記正時刻とカウン
    タの値がデジタル表示部の位置である禁止区間を
    通過したときに送り許可信号と早送り切替信号を
    出力し、前記一致信号により早送り切替信号を停
    止すると共に、前記切替スイツチ投入に伴つて禁
    止区間検出信号が発生したときには早送り切替信
    号を出力して禁止区間検出信号の出力が停止した
    ことを受けて送り許可信号を停止し、前記一致信
    号により早送り切替信号を停止し送り許可信号を
    出力する早送り制御回路と、前記早送り切替信号
    に応答して早送り駆動信号と通常の計時駆動信号
    を切替えると共に、前記送り許可信号に応答して
    モータに駆動信号を出力又は停止制御するモータ
    駆動制御回路と、 を設け所望の計時動作中はデジタル表示部と指針
    が重ならないようにしたことを特徴とするアナロ
    グデジタル表示時計のアナログ指針退避装置。
JP19989885A 1985-09-09 1985-09-09 アナログデジタル表示時計のアナログ指針退避装置 Granted JPS6258188A (ja)

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