JPH0310863Y2 - - Google Patents

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JPH0310863Y2
JPH0310863Y2 JP1983156460U JP15646083U JPH0310863Y2 JP H0310863 Y2 JPH0310863 Y2 JP H0310863Y2 JP 1983156460 U JP1983156460 U JP 1983156460U JP 15646083 U JP15646083 U JP 15646083U JP H0310863 Y2 JPH0310863 Y2 JP H0310863Y2
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JP
Japan
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switching
long
piece
claw piece
spool
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JP1983156460U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は両受軸リールに関し、詳しくは右手
捲、左手捲の切替使用が可能な両受軸リールに於
ける切替機構の改良に関する。
従来、右手捲、左手捲を切替え使用する機構と
して実公昭52−6631号公報がある。しかしなが
ら、このものは爪車に対して2個の爪片を配し、
その爪片を操作レバーと一体に揺動するカムで作
動させ、何れか一方の爪片が爪車と係脱する状態
としたり、両方の爪片を爪車と無接触の状態とし
たりするようになつている。
そして操作レバーの揺動範囲を長短のストツパ
ー螺子の付け替えで行なうものである。
従つて、構成部品点数が多く、組立等に手数を
要すると共に、トラブルの発生要因も多くなり、
商品としては十分満足し得るものではない。
本考案は上述したような事情に鑑し、構成部品
点数が少なく極めて簡易な構成及び操作で同一リ
ールを右手捲き、左手捲きに切替え使用すること
が出来るようにした両受軸リールを提供せんとす
るものである。
斯る目的を達成する本考案の両受軸リールは、
スプールを回転可能に軸承した左右側板の一方の
側板内側に、軸承部の外側に配置してリング状の
切替板を回動可能に取り付け、その切替板の外周
に右手捲用ストツプ片と左手捲用ストツプ片を対
称的に起立形成すると共に、該切替板は側板に開
穿した案内長孔を介し外側に配置した切替操作レ
バーに長短2本のネジピンで連結し、更に側板の
内側にはスプール軸に固着した歯車と係脱する爪
片を揺動可能に軸支すると共に、爪片の両側と側
板とに渉りスプリングを張設し、且前記長ネジピ
ンは爪片と当接係合する長さとし、短ネジピンは
爪片と無接触となる長さとすると共に、長短ネジ
ピンは付け替え自在としたことを特徴とする。
上記切替板は完全なリング状に限定されるもの
ではなく、例えば約270゜の円弧状でも勿論同様の
作用・効果を発揮できるものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はスプール、2,2’はスプール1を
固着したスプール軸1’を軸承する合成樹脂製又
は金属性の左右側板で一方の側板2内部には歯車
機構かららなる駆動装置(図示セズ)が装備さ
れ、その駆動装置をハンドル3の回動によつて作
動するようになつている。
もう一方の側板2’はその中心部に受筒4を一
体に固着し、その受筒4内面に刻設したネジ条に
対し軸承部5が螺合され、スプール軸1’を軸承
するようにしてある。
側板2’の内側には受筒4の外側に位置してリ
ング状の切替板6を回動可能に嵌合装着し、その
切替板6は側板2’に開穿した円弧状の案内長孔
7を介して側板2’の外側に配置した切替操作レ
バー8に外側より螺着する長短のネジピン9,1
0で連結一体化し、挿作レバー8の切替え操作に
伴ない所定範囲揺動するようになつている。
又、側板2’の内側にはスプール軸1’に固着
した歯車11と係脱する爪片12が止ネジ18で
回動可能に軸支されており、その爪片12の軸支
部より左右両側に突出した肩部12′,12″と側
板2′の内側に突出したボスとに渉りコイルスプ
リング13,13′を張設して爪片12の先端を
歯車11と係合する方向に付勢している。
前記切替板6の外周には爪片12の肩部12′,
12″に衝接する右手捲用ストツプ片14と左手
捲用ストツプ片14′が対称的に位置して起立形
成されている。
切替板6と切替操作レバー8を連結一体化する
長ネジピン9は爪片12の外側面と当接し得る長
さとし、他方短ネジピン10は爪片12と無接触
の状態を維持する長さにし、長・短ネジピン9,
10は相互に付け替え自在で、長・短ネジピン
9,10の付け替えにより爪片12が歯車11に
噛合して作動するスプールの逆止めの回転方向を
切替えることが出来る。
15は切替板6の回動に節度を付ける節度板バ
ネで、中央部を山形に屈曲し、両側は側板2に突
出したボスに螺合した止ネジ16,16′に固着
れており、切替板6の下部に切欠形成した係合部
17,17′,17″に節度板バネ15が嵌入係合
することにより切替状態が保持されるようになつ
ている。
次に右手捲、左手捲に切替えた場合の状態を図
面に基づき説明する。
先ず、第2図に示すように長ネジピン9を右側
にセツトし、短ネジピン10を左側にセツトした
右手捲の場合について説明すると、切替操作レバ
ー8を中心線上に位置させると切替板6を貫通し
た短ネジピン10は勿論のこと長ネジピン9及び
切替板6に突出形成された右手捲用ストツプ片1
4、左手捲用ストツプ片14′が爪片12と無触
の状態を維持し、爪片12は左右方向に揺動可能
な状態となる。従つて爪片12は歯車11と係合
し、爪片12を叩きてクリツク音を発生し、スプ
ール1の回転にテンシヨンを与える。(第4図参
照) 切替操作レバー8を第5図に示すような位置に
切替えると長ネジピン9が爪片12の外側面に当
接係合して該爪片12を右方向に回動させ、爪片
12の先端を歯車11より離反させて無接触状態
を確立する。
それにより、スプール1はクリツク音を発生せ
ず無負荷の状態でフリー回転し得るものである。
又、切替操作レバー8を第6図に示すように中
央より左側に切替えると、短ネジピン10は爪片
12の下側に入り込み、切替板6に形成した右手
捲用ストツプ片14が爪片12の肩部12′の外
側に当接係合する。
それにより、スプール1が釣糸を捲きとる正回
転方向(矢印方向)に回転する時は歯車11が爪
片12をはね上げながら回転するが、矢印と反対
の方向にスプールが回転しようとすると爪片12
の肩部12′に右手捲用ストツプ片14が当接係
合しているため歯車11が爪片12をはね上げよ
うとしても該爪片12は右手捲用ストツプ片14
で動きを阻止され、固定された状態となる。従つ
てスプール1の逆回転は止められることになる。
次に、長・短ネジピン9,10を第11図に示
す如く付け替えると左手捲用となり、切替操作レ
バー8を中心線上に位置させれば右手捲用の第4
図と同様の状態となつてクリツク音を発生する状
態となり(第8図参照)、切替操作レバー8を右
側に切替えれば右手捲用の第6図と同様の状態と
なつて逆止めONの状態となり、(第9図参照)、
切替操作レバー8を左側に切替えると右手捲用の
第5図と同様の状態となり、フリー回転の状態と
なる。
(第10図参照) 以上の各切替動作は切替板6の切欠形成された
係合部17,17′,17″と節度板バネ15との
係合によつて節度良く行なわれるようになつてい
る。
本考案の両受軸リールは以上の如き構成によ
り、切替操作レバーと切替板を連結一体化してい
る長・短ネジピンを付け替える簡単な作業で右手
捲き、左手捲きの切替が出来ると共に、長・短ネ
ジピンの付け替えた後は切替操作レバーを揺動操
作することによりクリツク音発生、フリー回転、
逆止めONの三状態に切替えることが出来る。
しかもその構成は1個の爪片、切替板、切替え
操作レバー及び長・短ネジピンという部品で構成
しているもので、従来構造に比し部品手数が少な
く製作も非常に簡便なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
切欠正面図、第2図は同側面図、第3図は第2図
に於ける円で囲んだ部分の拡大断面図、第4図乃
至第6図は右手捲用にセツトした状態に於ける各
切替状態図、第7図は第4図の7−7線に沿える
断面図、第8図乃至第10図は長・短ネジピンを
付け替え左手捲用にセツトした状態に於ける各切
替状態図、第11図は第8図の11−11線に沿
える断面図である。 図中、1:スプール、1′:スプール軸、2,
2′:側板、5:軸承部、6:切替板、7:案内
長孔、8:切替操作レバー、9:長ネジピン、1
0:短ネジピン、11:歯車、12:爪片、1
3,13′:コイルスプリング、14:右手捲用
ストツプ片、14′:左手捲用ストツプ片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプールを回転可能に軸承した左右側板の一方
    の側板内側に、軸承部の外側に配置してリング状
    の切替板を回動可能に取付け、その切替板の外周
    に右手捲用ストツプ片と左手捲用ストツプ片を対
    称的に起立形成すると共に、該切替板は側板に開
    穿した案内長孔を介し外側に配置した切替操作レ
    バーに長短2本のネジピンで連結し、更に側板の
    内側にはスプール軸に固着した歯車と係脱する爪
    片を揺動可能に軸支すると共に、爪片の両側と側
    板とに渉りスプリングを張設し、且前記長ネジピ
    ンは爪片と当接係合する長さとし、短ネジピンは
    爪片と無接触となる長さとすると共に、長短ネジ
    ピンは付け替え自在とした両受軸リール。
JP15646083U 1983-10-07 1983-10-07 両受軸リ−ル Granted JPS6064064U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15646083U JPS6064064U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 両受軸リ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15646083U JPS6064064U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 両受軸リ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6064064U JPS6064064U (ja) 1985-05-07
JPH0310863Y2 true JPH0310863Y2 (ja) 1991-03-18

Family

ID=30345232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15646083U Granted JPS6064064U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 両受軸リ−ル

Country Status (1)

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JP (1) JPS6064064U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525261U (ja) * 1978-08-08 1980-02-19
JPS5812619U (ja) * 1981-07-15 1983-01-26 日産自動車株式会社 排気浄化装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525261U (ja) * 1978-08-08 1980-02-19
JPS5812619U (ja) * 1981-07-15 1983-01-26 日産自動車株式会社 排気浄化装置

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JPS6064064U (ja) 1985-05-07

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