JPH03108562A - ワイヤ式ドットプリンタ - Google Patents

ワイヤ式ドットプリンタ

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Publication number
JPH03108562A
JPH03108562A JP22916490A JP22916490A JPH03108562A JP H03108562 A JPH03108562 A JP H03108562A JP 22916490 A JP22916490 A JP 22916490A JP 22916490 A JP22916490 A JP 22916490A JP H03108562 A JPH03108562 A JP H03108562A
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wire
ink
guide
flow path
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Application number
JP22916490A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Gomi
五味 佳文
Masanao Matsuzawa
松沢 正尚
Yoshihisa Morita
森田 吉久
Yoshito Ikeda
池田 由人
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイヤ先端にインクを付着させて印字を行な
うワイヤ式ドツトプリンタに関するものである。
従来からワイヤを使用したドツトブリ、ンタは広く使用
されてきた。そしてその殆どのプリンタがインクリボン
を使用して印字を行なっていると言っても過言では無い
。しかし、インクリボンを使用したものはインクリボン
を介して印字が行なわれる為、文字が不鮮明になるとか
、インクリボンを打撃して印字するためにインクリボン
の耐久寿命が問題にされる。又、ワイヤ径をあまり細く
すると打撃応力の関係からリボンの耐久性が著しく低下
することと、布織技術上あまり織目を細か(できない等
の理由からワイヤドツトプリンタに使用されるワイヤ径
が制限され、極細ワイヤの使用を妨げてきた。更にイン
クリボンを使用するためにはインクリボン機構と呼ばれ
る付加機構が必要であり、これがプリンタを複雑化し、
小型化する時の障害になっていた。
本発明は、ワイヤ式ドツトプリンタ用ヘッドのワイヤが
高速で繰返し作動しても、ワイヤの印字端面に適量のイ
ンクを安定して、確実に供給できる構造を提供しようと
してなされたものである。
更にワイヤ先端部にインクを安定して供給付着されるイ
ンク付着機構を提供することにより、インクリボンを使
用したワイヤ式ドツトプリンタでは実現できなかった極
細ワイヤの領域までも使用範囲を広げて、印字密度の高
い、高印字品質の印字が可能なワイヤプリンタの実現を
計ろうとしてなされたものである。
本発明の更にもう一つの目的は、ワイヤ印字端面にイン
クを、確実に安定して付着させることにより、リボンレ
ス化を計り、従来インクリボンを使用することにより起
こった種々の重大問題(例えばリボンを打撃することに
より起こるリボンの耐久性、又はインク寿命、ワイヤ径
の制限等)を解決し、信頼性の高いワイヤ式のプリンタ
を実現しようとしてなされたものである。
ワイヤ式のドツトプリンタは従来から非常に多(使用さ
れてきた。ワイヤ式のドツトプリンタは文字の構成が非
常に自由度があり、プリンタを変えずに用途に応じて文
字の種類、字体又は図形等を自由に組める柔軟性があり
、又、限られたドツト数で自由に文字構成ができるため
、舟形型プリンタと比較して印字スピードも高速化が可
能であり、更に複写が取れるという利点を有している。
しかし、リボンを介して細いワイヤでリボンを打撃しな
がら印字を行なうため、リボンの打撃回数が多くなると
リボンが破損してしまう。又ワイヤ自体もリボンを打撃
しながら長時間使用しているとワイヤの先端がダしてき
たり、又ワイヤの外周を硬質処理しであるものはワイヤ
の先端が凹状に摩耗するため、リボンを打撃する時の応
力が増加していき、リボンの破損を早めてしまうという
欠点を有していた。又リボンはプリンタに取り付けられ
たリボン送り機構によって送られるため、リボンの量は
制限され、リボンのインク寿命もリボンの長さにより制
限され、あまり長時間の同一リボンでの印字はできない
ばかりか、プリンタに取り付けられるリボン送り機構の
取り付は場所にも制限があるため、プリンタ自体が大き
くなってしまうという欠点を有している。
更に、例えば漢字を印刷するような多ビンプリンタに於
ては字の大きさを小さ(して、1mm当りの印字密度(
1mmに何本の線が描かれるか)を上げ、印字品質を同
上させる試みがなされている。
又、ワイヤドツトプリンタは複写の特質を生かす為に成
る一定以上の印字エネルギが要求される。
従って、ワイヤ径が細くなると、リボンを打撃する時の
応力が高くなり、リボンが破断されやすくなる。又、こ
れとは別に、現在使用されている多ビン用リボンに於て
も、布織り技術の上からあまり細かい目地は不可能とさ
れており、布目に対してワイヤ径が細いと、ワイヤが布
目に突き刺さり、ワイヤ折れ等のトラブルが発生してし
まう。
現在ではこうした関係から、リボンを使用する場合には
、ワイヤの最低径はφ0.2mm位とされており、線の
細い、高密度の高印字品質の印字がしにくく、ワイヤ径
により制限されてしまうという欠点を有している。
本発明は、こうしたリボンを使用した場合に起こる種々
の問題を解決するために、リボンを使用せず、直接ワイ
ヤの印字端子に安定、確実にインクを供給するインク付
着機構を提供しようとしてなされたものである。
現在、リボンを使用しないプリンタとして、ノンインパ
クトプリンタが数多く提供されてきているが、複写が取
れないという欠点を有しており、本発明では、ワイヤ式
のドツトプリンタの利点である複写の取れる特性を生か
した、リボンレスプリンタを実現提供しようとしたもの
である。
しかし、インクリボンを使用せず、直接ワイヤの先端に
インクを付着させようという試みは、従来から一部提案
されてきた。その従来技術は、実開昭49−80628
号、特公昭41−1.9251号、実公昭53−265
2号、及び米国特許4194846号がある。
しかし、過去、明記されている様な方法でも実験を試み
てきたが、ワイヤドツトプリンタのワイヤの高速繰返し
動作に追随して、ワイヤの印字端面にインクを適量、安
定、確実に付着させ、むらの無い印字品質を得る為には
明記されている技術内容、構造等では不十分である。
本発明は、ワイヤの高速繰返し動作にも、適量のインク
がワイヤの印字端面に確実に追随供給されて付着するイ
ンク付着機構を提供しようとしたものである。
まず最初に、説明の都合上、ワイヤドツトプリンタヘッ
ドの原理を示す第1図(a)の断面図から説明する。1
はワイヤで印字端面1aと作動板5と係合するようにワ
イヤ1に固着されたワイヤピン4からなっている。2は
ワイヤ1を収納するためのノーズで、複数のワイヤ1を
あらかじめ決められた配列、形状に案内するためのガイ
ド2a。
2b、2cと、ワイヤの先端部を案内する先端ガイド3
が配置されている。第1図(a)に示す構造に於ては、
複数のワイヤ1の先端部の配列はワイヤ配列を示す第1
図(b)の様に9本のワイヤが一列に配列されている。
6はプランジャで作動板5に固着されている。7は駆動
コイル、8は磁性、体からなるフレームで、駆動コイル
7が励磁された時にプランジャ6を吸引するコイルコア
部8aと、複数の駆動コイルが配置されている外周に円
筒形に形成された継鉄部8bが一体形成されている。9
は磁性体からなるヨーク板で、プランジャ6が通る穴9
aを有している。10はスペーサ、11は作動仮押え蓋
で、円周上に配置された複数の作動板5の支点近傍を各
々独立して押えられる様に花弁状に形成された弾性腕1
1aを設け、弾性腕11aの先端には、前記作動板5を
押える突起11bと、作動板5の支点部に設けられた作
動板案内穴5aと係合する突起11cとを有している。
更に、作動板5の待機位置を決める為の度当り部lid
を設けである。作動板5には、前述の弾性腕11aによ
って支点近傍を押された時に作動板5の先端(ワイヤピ
ン4との係合側)に、度当り部lidに押し付けられる
復元力が生ずる様図示する如く曲げられている。12は
ワイヤ戻しばねでワイヤIと作動板5を待機位置に押し
戻す如く構成されている。14はインクリボン、13は
記録紙、15はプラテンである。
このワイヤ式プリンタのドツトヘッドの動作を簡単に説
明する。まず外部制御信号に従って駆動コイル7に通電
されると、破線で示すループで磁束が流れ、作動板5に
固着されたプランジャ6が吸引される。作動板5は支点
を中心に回転し、先端部と係合するワイヤピン4、及び
ワイヤ1を印字方向に押し出す。押し出されたワイヤ1
は、プラテン15に対して、インクリボン14と記録紙
13を打撃して印字が行なわれる。この時、インクリボ
ン14に含浸されていたインクが記録紙13に転写され
る。その後ワイヤ1はワイヤ戻しばね12により待機位
置に戻され、次の印字信号が出るまで待機する。このイ
ンクリボンを使用したドツトプリンタヘッドの欠点は前
述してきた。次にインクリボンを使用せず、直接インク
をワイヤの先端に付着させて印字を行なわせる従来技術
の一例を、実公昭53−2652号公報に示される原理
を示した第2図により説明する。
第2図はワイヤドツトヘッドの先端のインク付着機構部
のみを示した図であり、第2図(a)はワイヤの待機状
態を示す図、第2図(b)はワイヤが駆動された状態を
示す図である。21はワイヤ、22はワイヤ先端ガイド
で前面ガイド22aと後面ガイド22bからなり、その
間にインク含浸材23を配置し、インク供給パイプ24
を通じてインクがインク含浸材23に供給される。25
はワイヤ21が貫通するワイヤ孔、26は記録紙、27
はプラテンである。ワイヤ先端ガイド22はワイヤ21
が摺動可能に構成され、又、ワイヤ先端部の摺動面にイ
ンク含浸材23がワイヤ21が作動する時に接する如(
構成されている。印字待機状態の時には、第2図(a)
の様にワイヤ21はインク含浸材23の位置より後退し
、ワイヤ21の作動時には第2図(b)の様にインク含
浸材を貫通し、ワイヤ21の先端部の進出時にインク含
浸材23よりその先端面にインクが供給されて印字用紙
2bに当たり印字が行なわれる。このインク付着機構の
欠点の一つは、ワイヤの先端が待機状態でインク含浸材
の後まで後退することである。ワイヤ式ドツトプリンタ
の場合にはワイヤの繰返し動作の応答性が高いことが要
求されるため、ワイヤのストロークは非常に短かいのが
一般的であり、0.3mmから長いものでも1mm近辺
であり、これを長くすると、たとえワイヤの高応答性が
要求されなくとも、ワイヤドツトを構成する機構は非常
に難しくなってしまう。又、インク含浸材にインクを溜
めておき、そのインクをワイヤに付着させる為、ワイヤ
の高速な繰返し動作に追随し、更に使用環境条件下すべ
ての範囲にわたり、ワイヤの先端に均一にインクを付着
させることは、インク含浸材の毛管引力の関係から、条
件に適合させて選ぶことは非常に難しく、印字むらの発
生、印字不能等のトラブルが発生してしまう。又、イン
ク含浸材を使用することにより、目詰り現象も心配され
る。又、インク供給の応答性を上げるためにインク供給
にだけ圧力を加えて供給したりすると、インクが周囲に
溢れ出てしまうという重大な欠点を有している。従来技
術として提案されている中にも、インク含浸材を先端ガ
イドの近傍に配置した例もあるが、また前述の欠点は同
様である。本発明はこうした欠点を解除し、ワイヤの高
速動作にも追随し、ワイヤ先端にいつも°均一にインク
が付着されるインク付着機構を提案するものである。
本発明の特徴は、列方向に複数のプリントワイヤを並べ
、その各々のプリントワイヤ先端部にインクを付着させ
た後、上記プリントワイヤ先端部を記録紙に打ち付けて
印字するワイヤ式ドツトプリンタにおいて、上記プリン
トワイヤを摺動可能にその先端を案内するワイヤガイド
部材と、このワイヤガイド部材と対向して配置されたワ
イヤ後部ガイド部材と、上記ワイヤガイド部材とワイヤ
後部ガイド部材との間に上記プリントワイヤ列を横切る
ように隙間が形成されたインク流路と、このインク流路
の隙間よりも広い隙間が上記ワイヤガイド部材とワイヤ
後部ガイド部材とによって形成されたインクバイパスと
、このインクバイパスにインクを循環させるインク循環
手段とを備え、上記ワイヤ後部ガイド部材に上記プリン
トワイヤの後方にいくにつれて広くなる空間部を形成し
たワイヤ式ドツトプリンタである。
本発明の説明は、本発明の一具体例を示す第3図から説
明する。第3図(a)はドツトヘッドの上から見たイン
ク付着機構の断面図、第3図(b)はインク付着機構を
印字端面側から見た平面図である。51はワイヤ、52
はワイヤの印字端面近傍を案内するワイヤガイド、53
はワイヤ後部ガイド、50はワイヤガイド52とワイヤ
後部ガイドとの間に形成され、ワイヤガイド52によっ
て案内されるワイヤ51を横切る如く構成されたインク
流路、又、ワイヤ後部ガイド53の部品図(構成の一例
)を第3図(d)に示す。57はインク供給バイブ、5
8はインク供給パイプに固着されたインク供給管、67
はインク排出バイブ74(図面表現はしてないがインク
供給パイプと同様に設けられている)に固着されたイン
ク排出管、59はインク供給パイプ57に通ずるインク
供給口、60はインク排出バイブ74に通ずるインク排
出口、このインク供給口59とインク排出口60は、ワ
イヤ配列7本のほぼ中央のワイヤ列と直角方向にワイヤ
列を挟んでほぼ対称の位置に配置されている。更に、ワ
イヤ列を取り囲む如(インク供給口59とインク排出口
6oとを繋ぐインクバイパス61.62が設けである。
このインクバイパス61.62はワイヤ51を横切る如
く構成されたインク流路5oよりは流路の幅、又は深さ
を大としてインクが流れやすく形成されている。又、イ
ンク供給口59から出たインクは直接ワイヤ51を横切
る如く構成されたインク流路50には流入せず、インク
バイパス61゜62及びワイヤを横切る如く構成された
インク流路50とインク供給口59を繋ぐ流路の壁面6
6に衝突させる様に構成され、その後インクバイパス6
1.62及びワイヤ51を横切る如(構成されたインク
流路50に分流する様に構成されている。
ワイヤ51とワイヤ後部ガイド53との隙間63はワイ
ヤ51とワイヤガイド52との隙間54よりも大きく設
定され、インクの脈流がワイヤ後方側に逃げる様に構成
されている。
56は飛散インク回収板でワイヤ後部ガイド53のワイ
ヤガイド部から空間64を介して配置構成されている。
又、この飛散インク回収板56は、ワイヤ後部ガイド5
3の後部に重ね合せて配置されている為、その重ね面に
毛管流路68が形成される。この毛管流路68とインク
排出口とを結ぶインク回収路65が設けられている。
ワイヤ51の先端部を案内するワイヤガイド52の最先
端面には細いインク調整回収溝69が設けてあり、その
一部はワイヤガイド52のワイヤガイド孔55に繋がっ
ている。又、ワイヤ51の印字端面は、ワイヤガイド5
2の最先端表面と、インク回収調達溝69の底部との間
に待機している。70はワイヤガイド押えである。
本発明の一具体例を示す第3図のインク付着機構から、
インク付着機構と、効果を詳細に述べる。
まずインク供給管58よりインクが送られ、インク供給
口59に到達する。するとインクは、インク供給口59
と、インクバイパス61.62及びワイヤを横切る如(
構成されたインク流路50とを結ぶ流路の壁面66にぶ
つかり、その後インクバイパス61.62及びワイヤを
横切る如(構成されたインク流路50に分流し、その後
インク排出口60に達する。この時インクの主流はイン
クバイパス61.62に流れ、直接、ワイヤを横切る如
く構成されたインク流路50にインクの主流が流れ込む
ことは無い。又、このワイヤを横切る如く構成されたイ
ンク流路50は、ワイヤガイド52とワイヤ後部ガイド
53との間に細い隙間として構成されている為、毛管引
力によってもインクが引きよせられ、又、インクバイパ
ス61゜62にインクが流れる時の静圧によってもイン
クが満たされる。このワイヤを横切る如く構成されたイ
ンク流路50に保持されたインクは、更にワイヤ51の
外径と、ワイヤガイド52のワイヤガイド孔55との隙
間54の毛管作用により、ワイヤ51の印字端面部まで
引き上げられる(ワイヤ作動時にもインクが先端部に供
給されるが後述する)。このワイヤ51の印字端面近傍
に供給されたインクは、ワイヤガイド52の最先端面に
設けられ、一部がワイヤガイド孔55と繋がっているイ
ンク調整回収溝69の中に入り込む。このインク調整回
収溝69の底部とワイヤガイド52の表面との中間にあ
るワイヤ51の先端部及びワイヤガイド52のガイド孔
55との間でワイヤ51の印字端面に付着されるインク
の表面形状が形成され、ワイヤ51の印字端面に適量の
インクをいつも一定量付着させる役目をする。又、イン
ク調整回収溝69に保持されたインクにより、後述する
が、インク応答性の良い、安定したインク供給の役目を
することになる。
本発明の一具体例を示す第3図のインク付着機構へのイ
ンクの供給を一つの例としてポンプで送り込んだ場合を
述べてみる。インクの流れは、前述する如くであるが、
ポンプを使用する方法としては、インクを間欠的、又は
連続的に必要量をインク付着機構内に送り込む方法が考
えられる。まず間欠的にインクが送られた場合を考察す
ると、インクは当然大きな脈流になると考えられる。こ
の脈流となってインク供給口59に送られたインクは、
まずインクバイパスが、62とワイヤを横切る如く構成
されたインク流路50とに通ずる通路の壁面66にぶつ
かり、その後、主流はインクバイパス61.62の方に
流れ、ワイヤを横切る如く構成されたインク流路50に
は、圧力の下がった脈流がわずかに伝わるだけである。
この脈流の影響を防ぐには、インクの含浸部材を使用す
るとある程度防ぐことはできるが前述する如く、高速な
ワイヤの動作に追随してワイヤの先端に安定して、適量
のインクを付着させることは難かしいし、又インク含浸
材の目詰り等のトラブルが予想される。
前述の説明に戻るが、わずかに残った脈流でも無い方が
良いことは言うまでもない。
第3図に於ては、ワイヤを横切る如く構成されたインク
流路50の前側のワイヤガイド52とワイヤ51との隙
間54よりも、ワイヤ後部ガイド53とワイヤ51との
隙間63を大にしである。
この様に構成することにより、少し残った脈流の圧力は
、ワイヤの先端の方には伝わりにくく、ワイヤの後方に
逃げることになる。又、複数のワイヤの配列を第3図(
b)、(C)の様に配列しである場合を観察してみると
ワイヤの後方に、ポンプの脈流に従ってワイヤ間のスキ
マをインクが後方に逃げるのが良く観察できる。これを
ワイヤ後部ガイド53とワイヤ51との隙間63を小さ
くすると、この現象がほとんど無くなり、ワイヤ印字端
面に脈流が僅かに観察され、印字を行なってみると少し
印字むらが発生する等の不都合が生じてしまう。
前述の説明ではインクを送るポンプを間欠的に作動させ
た場合を説明したが、ポンプを連続的に作動させ、イン
クを連続的に送る場合に於ても、インクの送り量をいつ
も一定量送り続けることは難しく、間欠送りの場合より
は少なくなるが、やはり脈流は発生してしまう。しかし
前述の本発明のインク付着機構の構造によれば、インク
の脈流は、はぼ完全に解決できる。
前述の説明では、ポンプを使用した例を述べたが、ポン
プを使用しない方法でも、インクをインク付着機構内に
強制的に送り込む場合には、一定量のインクを常時送る
ことは難かしい為、本発明からなる方法により良い結果
が期待できることは理解されよう。
前述する如く、インク供給口に脈流として送り込まれた
インクの動圧を、壁にぶつけ、その主流をインクバイパ
スに逃がして、その静圧と毛管作用によりワイヤを横切
る如く構成されたインク流路50にインクを供給するこ
とにより、大きなインクの脈流を防ぎ、更に僅かに残っ
た脈流も、ガイド孔55とワイヤとの隙間をワイヤを横
切る如く構成されたインク流路の前と後とで変えること
により、印字端面に現われる脈流を無くし、ワイヤの先
端に安定したインクを供給することが可能になり、印字
ムラの少ないインク付着機構が提供できる。
第3図に示すインク付着機構にインク供給口59とイン
ク排出口60を設けたことにより、例えばポンプ等でイ
ンクをインク付着機構内に送り込んでも、余分なインク
はインク供給口からインクバイパス61.62を通り、
インク排出口6oに達してしまい、印字に悪影響を及ぼ
さず、ワイヤを横切る如く構成されたインク流路5oの
インクにも、悪影響を及ぼすことは無い。又、ワイヤを
横切る如く構成されたインク流路5oのインクの保持力
は、インクバイパスの流路よりは流れにくく構成されて
おり、毛管引力の為強く、インク付着機構内の余分なイ
ンクをインク排出口6oよりポンプ等で強制的に排出し
ても、ワイヤを横切る如く構成されたインク流路50の
インクが排出されることは無く、いつも一定量安定して
インクが保持されていることになる。従ってインク付着
機構内の余分なインクは強制的に排出することにより、
インク付着機構内のインクの量を安定した状態にするこ
とができる。従ってインク付着機構内のインクを排出し
たり、供給したりする場合には、インク供給口59から
インク排出口6oに到る流路は、ワイヤが貫通する穴、
又はインクを回収する開口部以外は、インクが流出した
り、空気が入る開口部はあまり好ましくなく、前述する
場所以外は密封する如く構成することにより、インク付
着機構内のインクの量をより安定に保持することができ
る。
又、前述の説明から、インク供給口よりインク付着機構
内に送り込まれるインクの送り能力よりも、インク排出
口より、インク付着機構内にたまった余分なインクを排
出するインク排出能力を大きくすることにより、インク
付着機構内のインクの量をいつも安定して保持できるこ
とは前述の説明から推察されよう。
第3図に示す具体例に於ては、インクバイパス61.6
2の中のインクがポンプ等によりインク排出口60から
強制的に排出されても、ワイヤを横切る如(構成された
インク流路50のインクは排出されること無く、毛管引
力により保持されることに付いては前述する通りである
が、更に、このワイヤを横切る如く構成されたインク流
路50は、流路抵抗の小さい、ワイヤ列を取り囲む如く
構成されたインクバイパス61.62により外壁と切り
離されている為、ワイヤを横切る如く構成されたインク
流路内のインクは、それを貫通するワイヤ列の毛管引力
によっても、ワイヤのある方向に引きよせられる。この
ワイヤの周囲に引きよせられる力を強(して、よりイン
クの応答性をよくするためには、第4図に示す本発明か
らなる他の具体例を示す様にすることもできる。第4図
は、ワイヤガイド52とワイヤ後部ガイド53との間に
、ワイヤを横切る如く構成されたインク流路50の隙間
を、ワイヤ51のある場所から外側に向うに従って大き
くなるように構成されている。
この様に構成することにより、中心部の毛管引力が強く
なり、ワイヤを横切る如く構成されたインク流路50の
インクを中心部に引きよせ、インク応答性の良いインク
付着機構が実現できる。
しかし、前述するように、インクバイパス61゜62が
、ワイヤを横切る如く構成されたインクを取り囲む様に
配置構成されていれば、隙間が非常に小さいことと、前
述する効果により、必ずしもテーバ構造にしなくても良
い。
インクの供給口と、インクの排出口の位置関係について
述べると、第3図に於ては、ワイヤ列の中央直角方向に
ワイヤ列を挟み込むように、ワイヤ列に対して線対称に
配置されている。従って、インク付着機構内に送り込ま
れたインクは、インク供給口59より、ワイヤを横切る
如く構成されたインク流路50とインクバイパス61.
62に通ずる流路の壁にぶつかった後、インクバイパス
61又は62に分流し、ワイヤを横切る如く構成された
インク流路50内に有るワイヤ列のどのワイヤの場所に
も均等に、又、インクの到達時間もほぼ均等にインクを
供給できる。又、インク排出口60も前述する様に、ワ
イヤ列の中央線上に配置されているため、余分なインク
を、どこの場所からも均等に排出することが可能である
。実験によれば、前述に示すようにインク供給口59と
インク排出口60をワイヤ列のほぼ中央と直角の位置に
ワイヤ列を挟んで配置した位置からずらしていくと、イ
ンク供給口に近いワイヤ列の一番端のワイヤによって印
字される印字品質は、インクが多口に出、遠い位置にあ
るワイヤによって印字される印字品質はインクが少な目
になる傾向が出てくる。又、インク排出口60について
も、インク排出口の位置をずらしてい(と、インク排出
口に近いワイヤ列の一番端のワイヤによって印字される
印字品質が、インクが少な目になる傾向が出て来る。
以上の説明から、前述に示す様に、インクの供給口とイ
ンク排出口の位置を前述に示す位置に配置することによ
り、印字ムラの少ない、又、ワイヤの高速、繰返し動作
に安定して追随するインク付着機構にすることができる
又更に、実験によれば、インクバイパス61゜62の形
状を場所により調整することにより、インクの流路抵抗
を変え、各々のワイヤの位置に、インクの到達応答性を
高めて均等にインクを供給することができる。
ここで、ワイヤ51の印字動作とインク付着機構のイン
ク付着作用を説明する。ワイヤ51の印字待機状態は第
3図(a)の状態であり、ワイヤの先端部を案内するワ
イヤガイド52の後方に、ワイヤを横切る如く構成され
たインク流路50に保持されたインクは、ワイヤガイド
52のワイヤガイド孔55とワイヤ51との隙間54を
毛管引力により引き上げられ、ワイヤガイド52の最先
端面よりも僅かに入っているワイヤ51の印字端面に到
達する。更にそこまで到達したインクは、ワイヤガイド
の最先端面に設けられ、一部がガイド孔に通じている細
いインク調整回収溝69の中にまでも、毛管引力の作用
により入り込む。
第3図に於ては、説明の為、ワイヤの数に対応するよう
に設けであるが、形状、本数はこの限りでなく、最端面
の表面に、一部がガイド孔55に通ずる如く形成された
溝を有すれば前述、後述する効果は同一であることは言
うまでもない。
こうしてワイヤの印字端面に付着されたインクは、ワイ
ヤ51が第1図に示す様なワイヤ駆動手段により作動さ
れると、第3図(e)に示すようにワイヤの印字端面に
インクが付着し、これが図示してない記録紙に打撃接触
して、インクが転写される。この時、僅かではあるが、
インクが紙に付着しきれず、ワイヤの打撃により、イン
クが飛散する。この飛散したインクが、前述のワイヤガ
イドの最先端面にはね返って来る。このはね返って来た
インクは、この最先端に設けられた細いインク調整回収
溝69により吸収される。そして、いつもワイヤ印字端
面のインクの量を適量に保つ役目をする。このインク調
整回収溝69の無いプリンタで実験すると、印字動作が
中断された後に印字を行うと、最初の印字始めの位置に
インクが多目になるが、本発明の如く細いインク調整回
収溝69をワイヤガイドの表面に設けることにより、イ
ンクが多目になると前述のインク調整回収溝の毛管引力
によりインク調整回収溝の外側に引かれて、ワイヤ先端
に付着させるインクの量を調整する作用が現われ、前述
の様な不都合の印字は起こらない。又、インク調整回収
溝の形状は毛管引力が強<動りようにV字形状等の表面
の寸法よりも底部の寸法が小であることが望ましい。
更に、ワイヤの印字端面の最近接部にインク付着量調整
機能があることにより、ワイヤ51が高速繰返し動作を
連続的に続けたとしても、ワイヤ51の印字端面に付着
されるインクが切れることは無く、いつも安定したイン
クの量を確実にワイヤ51の先端に供給してくれる。従
って、印字品質の良い印刷をさせることができる。又、
ワイヤを横切る如く構成されたインク流路50からワイ
ヤ51の印字端面までのインク供給過程は、前述する毛
管引力によるものと、更にワイヤ51が作動(移動)す
る時の表面の粘性抵抗によるポンプ作用によってもワイ
ヤ51の印字端面近傍にインクが送られ、前述するよう
にインク調整回収溝69にも入り込み、又、ワイヤ51
が戻る時には、こんどはインクを引っばり込む作用をす
る。従って、前述のインク保持機能のバランスの取れた
ところでインクの量が釣合い、ワイヤ51の印字端部に
適量のインクが供給されることになる。
前述のインクの飛散に付いては、ワイヤ51が記録紙を
打撃した時に、ワイヤの先端に付着したインクの全部が
紙に付着しきれず、はね返るものであったが、このはね
返ったインクの一部がインク調整回収溝69により回収
される為、インクの消費1も大幅に減少させることがで
き、インクの寿命を大幅に伸ばすことができる。同時に
、インクの飛散によるプリンタの汚れ、及び記録紙の汚
れを殆んど無くすことができた。又、前述の説明の効果
の中から、ワイヤガイドの最先端部に設けられたインク
調整回収溝69は、全面に設け、更にその流路が、なに
かしらの形でワイヤガイド孔55に繋がっている様に構
成されることにより、より効果的に機能を果すことは理
解されよう。
インクの飛散に付いては、ワイヤ51が記録紙を打撃す
る時に発生するものばかりで無く、ワイヤ51が待機位
置に戻る時にも僅かではあるが発生する。これは、ワイ
ヤ51が高速に作動する為、ワイヤ51の表面に付着し
たインクが飛散するものと考えられる。本発明では、第
3図に示す様に、ワイヤ後部ガイド53の後部に空間6
4を介してインク回収板56を設けである。この空間6
4を設けることにより、ワイヤを横切る如く構成された
インク流路50との流路を断ち切り、ワイヤ51が待機
位置に戻る時に飛散するインクをインク回収板56に当
てて回収することができる。
このインク回収板56に溜まったインクは、ワイヤ後部
ガイド53との重ね隙間にできる毛管流路68を通じて
、毛管引力によりインク排出口60と通ずるインク回収
路65を通じて回収される。
しかし、後部へのインクの飛散は僅かであるので必ずし
もインク排出口60に繋がなくても良いし、又、インク
を含浸保持できる含浸材からなるインク回収板56を設
けても良い。しかし、もしこのインク回収板が無いと、
インクの飛散がインク回収板を設けた位置で食い止めら
れず、インクの飛散量が比較的僅かとは言えワイヤドツ
トヘッドの内部をインクで汚してしまうという重大欠点
を有している。
第5図は、本発明からなる他の具体例を示す図であり、
第3図と異なる点は、ワイヤ51の先端近傍を案内する
ワイヤガイドを分割し、ワイヤの最先端側に副ガイド7
1を設けたことである。
この副ガイド71は、ワイヤガイド押え70とワイヤガ
イド52との間に、ワイヤガイド52の端面上を、ワイ
ヤガイド52のガイド孔によって案内されるワイヤ51
の位置に従ってスライド可能に取付けられている。この
構造に於ては、インクはワイヤガイド52と副ガイド7
1との重ね面に毛管引力によって保持されることになる
ため、副ガイド周辺にできる毛管路及びインク付着機構
から流出するインクの毛管流路を断ち切る如く構成され
た空間72を設けることにより、インクの周囲への流出
を防ぐことができる。ワイヤ先端はワイヤガイド52に
より、しっかり案内され、副ガイド71は、ワイヤガイ
ド52の面上をスライド可能に取付られているため、ワ
イヤ52の側圧をほとんど受けることもない。又、受け
たとしても、その側圧が最小になる位置に移動する為、
ワイヤの繰返し動作にも耐え、ワイヤガイド孔の穴の摩
耗は殆んど発生せず、ワイヤ外径とワイヤガイド孔との
隙間をいつも一定に保つことができる。
従って、ワイヤ印字端面へのインクの付着量も長期にわ
たって安定して、一定量供給することができ、長期間、
印字品質の変わらない、高印字品質の印字可能なプリン
タを実現できる。又副がイド71の最先端表面には、前
述する如く、ワイヤのガイド孔に繋がる細いインク調整
回収溝69(第3図と同一番号)を設ければ、前述に示
す効果は同様である。
副ガイドは前述する様に、ある程度精度よく作られるこ
とが望ましい。従って、加工精度の出る、加工しやすい
形状にすることが望ましいので、例えば、薄い複数枚の
副ガイドをプレス加工したものを重ね合わせて使用する
ことも可能である。重ね合わせる理由は、ある程度の耐
久性も要求される為、薄い副ガイド1枚よりは重ね合わ
せた方が良い。又重ね合わせることにより、実験によれ
ば、重ね合わせ面に毛管流路が形成され、ワイヤ印字端
面最近接部にインク量調整機能が付加されたことになり
、前述に示す様なインク反応性の良い、安定したインク
付着機構にすることができる等の利点を有している。又
、副ガイドの最先端面には、前述するインク調整回収溝
69が設けられている方が良い為、副ガイド71の形状
を変えた第6図に示す副ガイドの他の具体例を示す構造
にすることもできる。69は副ガイドの表面に設けられ
た前述インク調整回収溝、71 a、  7 l b、
  71 cは副ガイド71の表面に設けられたインク
調整回収溝69の後部に設けられた薄い補助ガイドであ
る。補助ガイドは3枚に限定されるものではない。
この様に構成することにより、副ガイドの耐久性も保た
れ、精度も長時間維持でき、インク付着作用の改善され
たインク付着機構にすることができる。
又、実験によれば、前述するインク調整回収溝69の代
わりに、インク付着機構前面に含浸材料を使用して、前
述に示す同一効果を期待したが、連続的に印字を行なう
場合には、良い結果が得られたが、印字を中断した後の
印字開始時での印字にムラが発生してしまう等の不都合
な現象が生じてしまう。これは、溝と比較して、インク
の応答能力が低い為と思われる。
又、副ガイドのワイヤガイド孔と、ワイヤとの隙間につ
いては、前述するようにある程度精度が要求され、複数
のワイヤ孔で構成されている場合には、隣のワイヤ孔に
より切られることなく隔離壁が少しでも残るように構成
することが望ましい。
しかし、ワイヤとワイヤとが接近しているため、僅かに
隔離壁が切られる。この僅かに切られた細い流路が、イ
ンクの応答性調整に役立つことがわかった。従って、ワ
イヤの周囲はなるべく囲み込む如く構成し、かつ隣との
ワイヤ孔との間には細い流路が形成されることが望まし
い。
第5図に示す構造に於て、ワイヤ先端ガイド部の耐久性
を向上させ、ワイヤドツトプリンタヘッドの長寿命化へ
の要望に応える為には、第5図(b)に示す如く、ワイ
ヤガイド52の一部に図示する如く、摩耗耐久性の高い
ルビー等の軸受材料からなるワイヤガイド軸受部材を挿
入することも可能である。ルビー等の硬質材料では加工
上から、ワイヤ52の外周を全周にわたって囲み込む様
に構成することは難しいので、ワイヤガイド52の一部
にワイヤ径とワイヤガイド孔との隙間54が、ワイヤ後
部ガイド53とワイヤ51との隙間63より小さくなる
ような軸受保持部75を設けることにより、前述のワイ
ヤを横切る如く構成されたインク流路の機能を失うこと
なく、長寿命のインク付着機構が実現できる。又、前述
の長寿命耐久軸受73の材質は、ワイヤガイド52の材
質以外のものであり、かつワイヤガイド52よりも耐久
性が秀れた材質であれば、例えば、軸受材料として改良
されたプラスチック、又は、セラミック等のどんな材料
でも使用できることは理解されよう。
又、この場合ワイヤガイド52の軸受材料からなるワイ
ヤガイド部とワイヤガイド部のホルダー部との結合は、
ワイヤ51とワイヤガイド52のガイド孔との隙間以外
にはワイヤ印字端面までの毛管流路を作らぬ様に固着さ
れることが望ましい。
以上述べたように本発明によれば、ワイヤ後部ガイド部
材にプリントワイヤの後方にいくにっれて広くなる空間
部を形成しているので、プリントワイヤの復帰時にプリ
ントワイヤの後方に引き寄せられるインクを断ち切り、
プリントワイヤの後方へのインクの流出を防ぐことがで
きるという効果がある。さらに、この空間部は、インク
バイパスからインク流路を経たインクを、この空間部よ
り毛細管作用の強いプリントワイヤ先端部方向に流れ込
ませるので、プリントワイヤの連続駆動にも耐えられる
インクの補給ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ワイヤドツトプリンタの原理を示す図で、第
1図(a)はその断面図、第1図(b)はワイヤ配列を
示す図。 1・・・ワイヤ 2・・・ノーズ 5・・・作動板 6・・・プランジャー 7・・・駆動コイル 8・・・フレーム 9・・・ヨーク板 10・・・スペーサ 11・・・作動仮押え蓋 12・・・ワイヤ戻しばね 13・・・記録紙 14・・・インクリボン 15・・・プラテン 第2図は、従来技術の一つの原理を示したインク付着機
構部を示す図で、第2図(a)はワイヤの待機状態を示
す図、第2図(b)はワイヤが駆動された状態を示す図
。 21・・・ワイヤ 22・・・ワイヤ先端ガイド 22a・・・前面ガイド 22b・−・後面ガイド 23・・・インク含浸材 24・・・インク供給パイプ 26・・・記録紙 27・・・プラテン 第3図は、本発明からなる一興体例を示す図で、第3図
(a)はドツトヘッドの上から見たインク付着機構断面
図、第3図(b)はインク付着機構の印字端面側から見
た平面図、第3図<c>はインク付着機構の側面断面図
、第3図(d)はワイヤ後部ガイドの構成例を示す部品
図、第3図(e)はワイヤ作動時の模形図。 50・・・ワイヤを横切る如く構成されたインク流路 51・・・ワイヤ 52・・・ワイヤガイド 53・・・ワイヤ後部ガイド 54・・・ワイヤガイドとワイヤの隙間56・・・イン
ク回収板 57・・・インク供給パイプ 58・・・インク供給管 59・・・インク供給口 60・・・インク排出口 61.62・・・インクバイパス 64・・・ワイヤ後部ガイドとインク回収板との間に設
けられた空間 65・・・インク排出口とインク回収板を繋ぐインク回
収流路 66・・・インク供給口とインクバイパス及びワイヤを
横切る如く構成されたインク流 路を繋ぐ流路の壁面 67・・・インク排出管 68・・・インク回収板とワイヤ後部ガイドとの間の毛
管流路 69・・・インク調整回収溝 70・・・ワイヤガイド押え 第4図は、本発明からなる他の具体例を示す図。 (図面番号は第3図と同じ) 第5図(a)(b)は、本発明からなる更に他の具体例
を示す図。 71・・・副ガイド 72・・・インク付着機構からのインク流出を防ぐため
に毛管流路との接続を断切るた めの空間 73・・・軸受材料からなるワイヤガイドのワイヤガイ
ド部 第6図は他の副ガイドの具体例を示す図。 69・・・インク調整回収溝 71a、71b、71cm・補助ガイド以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  列方向に複数のプリントワイヤを並べ、その各々のプ
    リントワイヤ先端部にインクを付着させた後、上記プリ
    ントワイヤ先端部を記録紙に打ち付けて印字するワイヤ
    式ドットプリンタにおいて、上記プリントワイヤを摺道
    可能その先端を案内するワイヤガイド部材と、このワイ
    ヤガイド部材と対向して配置されたワイヤ後部ガイド部
    材と、上記ワイヤガイド部材と上記ワイヤ後部ガイド部
    材との間に上記プリンタワイヤ列を横切るように隙間が
    形成されたインク流路と、このインク流路の隙間よりも
    広い隙間が上記ワイヤガイド部材とワイヤ後部ガイド部
    材とによって形成されたインクバイパスと、このインク
    バイパスにインクを循環させるインク循環手段とを備え
    、 上記ワイヤ後部ガイド部材に上記プリントワイヤの後方
    にいくにつれて広くなる空間部を形成したことを特徴と
    するワイヤ式ドットプリンタ。
JP22916490A 1990-08-30 1990-08-30 ワイヤ式ドットプリンタ Pending JPH03108562A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328995B1 (ko) * 1999-12-07 2002-03-20 류정열 자동차의 리어 범퍼 고정 구조
JP2009001198A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd バンパー取付け構造

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