JPH0249232B2 - Waiyashikidotsutopurintahetsudonoinkufuchakukiko - Google Patents

Waiyashikidotsutopurintahetsudonoinkufuchakukiko

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JPH0249232B2
JPH0249232B2 JP15172680A JP15172680A JPH0249232B2 JP H0249232 B2 JPH0249232 B2 JP H0249232B2 JP 15172680 A JP15172680 A JP 15172680A JP 15172680 A JP15172680 A JP 15172680A JP H0249232 B2 JPH0249232 B2 JP H0249232B2
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Masanao Matsuzawa
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Yoshito Ikeda
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    • B41J2/265Guides for print wires

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイヤ式ドツトプリンタに係り、特
に、ワイヤ先端にインクを付着させて印字を行な
うインク付着型のワイヤ式ドツトプリンタヘツド
に関するものである。
従来からワイヤを使用したドツトプリンタは広
く使用されてきた。そしてその殆んどのプリンタ
がインクリボンを使用して印字を行つていると言
つても過言では無い。しかし、インクリボンを使
用したものはインクリボンを介して印字が行なわ
れる為、文字が不鮮明になるとか、インクリボン
を打撃して印字するためにインクリボンの耐久寿
命が問題にされる。又、ワイヤ径をあまり細くす
ると打撃応力の関係からリボンの耐久性が著しく
低下することと、布織技術上あまり織目を細かく
できない等の理由からワイヤドツトプリンタに使
用されるワイヤ径が制限され、極細ワイヤの使用
を妨たげてきた。更にインクリボンを使用するた
めにはインクリボン機構と呼ばれる付加機構が必
要であり、これがプリンタを複雑化し、小型化す
る時の障害になつていた。
本発明は、ワイヤ式ドツトプリンタ用ヘツドの
ワイヤが高速で繰返し作動しても、ワイヤの印字
端面に適量のインクを安定して、確実に供給でき
る構造を提供しようとしてなされたものである。
更にワイヤ先端部にインクを安定して供給付着
されるインク付着機構を提供することにより、イ
ンクリボンを使用したワイヤ式ドツトプリンタで
は実現できなかつた極細ワイヤの領域までも使用
範囲を広げて、印字密度の高い、高印字品質印字
可能なワイヤプリンタの実現を計ろうとしてなさ
れたものである。
本発明の更にもう1つの目的は、ワイヤ印字端
面にインクを確実に、安定してインクを付着させ
ることにより、リボンレス化を計り、従来インク
リボンを使用することにより起こつた種々の重大
問題(例えばリボンを打撃することにより起こる
リボンの耐久性、又はインク寿命、ワイヤ径の制
限等)を解決し、信頼性の高いワイヤ式のプリン
タを実現しようとしてなされたものである。
ワイヤ式のドツトプリンタは従来から非常に多
く使用されてきた。ワイヤ式のドツトプリンタは
文字の構成が非常に自由度があり、プリンタを変
えずに用途に応じて文字の種類、字体又は図形等
を自由に組める柔軟性があり、又、限られたドツ
ト数で自由に文字構成ができるため、母形型プリ
ンタと比較して印字スピードも高速化が可能であ
り、更に複写が取れるという利点を有している。
しかし、リボンを介して細いワイヤでリボンを
打撃しながら印字を行うため、リボンの打撃回数
が多くなるとリボンが破損してしまう。又ワイヤ
自体もリボンを打撃しながら長時間使用している
とワイヤの先端がダレてきたり、又ワイヤの外周
を硬質処理してあるものはワイヤの先端が凹状に
摩耗するため、リボンを打撃する時の応力が増加
していき、リボンの破損を早めてしまうと言う欠
点を有していた。又リボンはプリンタに取り付け
られたリボン送り機構によつて送られるため、リ
ボンの量は制限され、リボンのインク寿命もリボ
ンの長さにより制限され、あまり長時間の同一リ
ボンでの印字はできないばかりか、プリンタに取
り付けられるリボン送り機構の取り付け場所にも
制限があるため、プリンタ自体が大きくなつてし
まうと言う欠点を有している。
更に、例えば漢字を印刷するような多ピンプリ
ンタに於ては字の大きさを小さくして、1mm当り
の印字密度(1mmに何本の線が描かれるか)を上
げ、印字品質を向上させる試みがなされている。
又、ワイヤドツトプリンタは複写の特質を生か
す為に或る一定以上の印字エネルギが要求され
る。
従つて、ワイヤ径が細くなると、リボンを打撃
する時の応力が高くなり、リボンが破断されやす
くなる。又、これとは別に、現在使用されている
多ピン用リボンに於ても、布織り技術の上からあ
まり細かい目地は不可能とされており、布目に対
してワイヤ径が細いと、ワイヤが布目に突き刺さ
り、ワイヤ折れ等のトラブルが発生してしまう。
現在ではこうした関係から、リボンを使用する場
合には、ワイヤの最底径はφ0.2ミリメータ位とさ
れており、線の細い、高密度の高印字品質の印字
が印字しにくく、ワイヤ径により制限されてしま
うと言う欠点を有している。
本発明は、こうしたリボンを使用した場合に起
こる種々の問題を解決するために、リボンを使用
せず、直接ワイヤの印字端面に安定、確実にイン
クを供給するインク付着機構を提供しようとして
なされたものである。
現在、リボンを使用しないプリンタとして、ノ
ンインパクトプリンタが数多く提供されてきてい
るが、複写が取れないと言う欠点を有しており、
本発明では、ワイヤ式のドツトプリンタの利点で
ある複写の取れる特性を生かしたリボンレスプリ
ンタを実現提供しようとしたものである。
しかし、インクリボンを使用せず、直接ワイヤ
の先端にインクを付着させようと言う試みは、従
来から一部提案されてきた。その従来技術は、実
開昭49−80628、特公昭41−19251、実公昭53−
2652、及び米国特許4194846等がある。
しかし、過去、明記されている様な方法でも実
験を試みてきたが、ワイヤドツトプリンタのワイ
ヤの高速繰返し動作に追随して、ワイヤの印字端
面にインクを適量、安定、確実に付着させ、むら
の無い印字品質を得る為には明記されている技術
内容、構造等では不充分である。
本発明は、ワイヤの高速繰り返し動作にも、適
量のインクがワイヤの印字端面に確実に追随供給
されて付着するインク付着機構を提供しようとし
たものである。
又、インク付着機構の構造ばかりで無く、前述
の条件を満たし、更に使用される環境条件全般に
亘り、安定した高印字品質が保たれるインク付着
型ワイヤドツトプリンタに適したインクの開発を
も合せて行なおうとしたものである。
まず最初に、説明の都合上、ワイヤドツトプリ
ンタヘツドの原理を示す第1図の断面図であるa
から説明する。1はワイヤで印字端面1aと作動
板5と係合するようにワイヤ1に固着されたワイ
ヤピン4からなつている。2はワイヤ1を収納す
るためのノーズで、複数のワイヤ1をあらかじめ
決められた配列、形状に案内するためのガイド2
a,2b,2cと、ワイヤの先端部を案内する先
端ガイド3が配置されている。aに示す構造に於
ては、複数のワイヤ1の先端部の配列はワイヤ配
列を示すbの様に9本のワイヤが一列に配列され
ている。6はプランジヤで作動板5に固着されて
いる。7は駆動コイル、8は磁性体からなるフレ
ームで、駆動コイル7が励磁された時にプランジ
ヤ6を吸引するコイルコア部8aと、複数の駆動
コイルが配置されている外周に円筒形に形成され
た継鉄部8bが一体化されている。9は磁性体か
らなるヨーク板で、プランジヤ6が通る穴9aを
有している。10はスペーサ、11は作動板押え
蓋で、円周上に配置された複数の作動板5の支点
近傍を各々独立して押えられる様に花弁状に形成
された弾性腕11aを設け、弾性腕11aの先端
には、前記作動板5を押える突起11bと、作動
板5の支点部に設けられた作動板案内穴5aと係
合する突起11cとを有している。更に、作動板
5の待機位置を決める為の度当り部11dを設け
てある。作動板5には、前述の弾性腕11aによ
つて支点近傍を押された時に作動板5の先端(ワ
イヤピン4との係合側)に、度当り部11dに押
し付けられる復元力が生じる様図示する如く曲げ
られている。12はワイヤ戻しばねでワイヤ1と
作動板5を待機位置に押し戻す如く構成されてい
る。14はインクリボン、13は記録紙、15は
プラテンである。このワイヤ式プリンタのドツト
ヘツドの動作を簡単に説明する。まず外部制御信
号に従つて駆動コイル7に通電されると、破線で
示すループで磁束が流れ、作動板5に固着された
プランジヤ6が吸引される。作動板5は支点を中
心に回転し、先端部と係合するワイヤピン4、及
びワイヤ1を印字方向に押し出す。押し出された
ワイヤ1は、プラテン15に対して、インクリボ
ン14と記録紙13を打撃して印字が行なわれ
る。この時、インクリボン14に含浸されていた
インクが記録紙13に転写される。その後ワイヤ
1はワイヤ戻しばね12により待機位置に戻さ
れ、次の印字信号が出るまで待機する。このイン
クリボンを使用したドツトプリンタヘツドの欠点
は前述してきた。次にインクリボンを使用せず、
直接インクをワイヤの先端に付着させて印字を行
なわせる従来技術の一例を、実公昭53−2652に示
される原理を示した第2図により説明する。
第2図はワイヤドツトヘツドの先端のインク付
着機構部のみを示した図であり、aはワイヤの待
機状態を示す図、bはワイヤが駆動された状態を
示す図。21はワイヤ、22はワイヤ先端ガイド
で前面ガイド22aと後面ガイド22bからな
り、その間にインク含浸材23を配置し、インク
供給パイプ24を通じてインクがインク含浸材2
3に供給される。25はワイヤ21が貫通するワ
イヤ孔、26は記録紙、27はプラテンである。
ワイヤ先端ガイド22はワイヤ21が摺動可能に
構成され、又ワイヤ先端部の摺動面にインク含浸
材23がワイヤ21が作動する時に接する如く構
成されている。印字待機状態の時には、aの様に
ワイヤ21はインク含浸材23の位置より後退
し、ワイヤ21の作動時にはbの様にインク含浸
材を貫通し、ワイヤ21の先端部の進出時にイン
ク含浸材23よりその先端面にインクが供給され
て印字用紙26に当たり印字が行なわれる。この
インク付着機構の欠点の1つは、ワイヤの先端が
待機状態でインク含浸材の後まで後退することで
ある。ワイヤ式ドツトプリンタの場合にはワイヤ
の繰返し動作の応答性が高いことが要求されるた
め、ワイヤのストロークは非常に短かいのが一般
的であり、0.3mmから長いものでも1mm近辺であ
り、これを長くすると、たとえワイヤの高応答性
が要求されなくとも、ワイヤドツトを構成する機
構は非常に難かしくなつてしまう。又、インク含
浸材にインクを溜めておき、そのインクをワイヤ
に付着させる為、ワイヤの高速な繰り返し動作に
追随し、更に使用環境条件下すべての範囲に亘
り、ワイヤの先端に均一にインクを付着させるこ
とは、インク含浸材の毛管引力の関係から、条件
に適合させて選ぶことは非常に難かしく、印字む
らの発生、印字不能等のトラブルが発生してしま
う。又、インク含浸材を使用することにより、目
詰り現象も心配される。又インク供給の応答性を
上げるためにインク供給にだけ圧力を加えて供給
したりすると、インクが周囲に溢れ出してしまう
という重大欠点を有している。従来技術として提
案されている中にも、インク含浸材を先端ガイド
の近傍に配置した例もあるが、また前述の欠点は
同様である。本発明はこうした欠点を解決し、ワ
イヤの高速動作にも追随し、ワイヤ先端にいつも
均一にインクが付着されるインク付着機構を提案
するものである。
本発明の説明は、本発明の一具体例を示す第3
図から説明する。aはドツトヘツドの上から見た
インク付着機構の断面図、bはインク付着機構を
印字端面側から見た平面図である。51はワイ
ヤ、52はワイヤの印字端面近傍を案内するワイ
ヤガイド、53はワイヤ後部ガイド、50はワイ
ヤガイド52とワイヤ後部ガイドとの間に形成さ
れ、ワイヤガイド52によつて案内されるワイヤ
51を横切る如く構成されたインク流路、又、ワ
イヤ後部ガイド53の部品図(構成の一例)をd
に示す。57はインク供給パイプ、58はインク
供給パイプに固着されたインク供給管、67はイ
ンク排出パイプ74(図面表現はして無いがイン
ク供給パイプと同様に設けられている)に固着さ
れたインク排出管、59はインク供給パイプ57
に通ずるインク供給口、60はインク排出パイプ
74に通ずるインク排出口、このインク供給口5
9とインク排出口60は、ワイヤ配列7本のほぼ
中央のワイヤ列と直角方向にワイヤ列を挾んでほ
ぼ対称の位置に配置されている。更に、ワイヤ列
を取り囲む如くインク供給口59とインク排出口
60とを継ぐインクバイパス61,62が設けて
ある。
このインクバイパス61,62はワイヤ51を
横切る如く構成されたインク流路50よりは流路
の幅、又は深さを大としてインクが流れやすく形
成されている。又、インク供給口59から出たイ
ンクは直接ワイヤ51を横切る如く構成されたイ
ンク流路50には流入せず、インクバイパス6
1,62及びワイヤを横切る如く構成されたイン
ク流路50とインク供給口59を継ぐ流路の壁面
66に衝突させる様に構成され、その後インクバ
イパス61,62及びワイヤ51を横切る如く構
成されたインク流路50に分流する様に構成され
ている。
ワイヤ51とワイヤ後部ガイド53との隙間6
3はワイヤ51とワイヤガイド52との隙間54
よりも大きく設定され、インクの脈流がワイヤ後
方側に逃げる様に構成されている。
56は飛散インク回収板でワイヤ後部ガイド5
3のワイヤガイド部から空間64を介して配置構
成されている。又、この飛散インク回収板56
は、ワイヤ後部ガイド53の後部に重ね合せて配
置されている為、その重ね面に毛管流路68が形
成される。この毛管流路68とインク排出口60
とを結ぶインク回収路65が設けられている。
ワイヤ51の先端部を案内するワイヤガイド5
2の最先端面には細いインク調整回収溝69が設
けてあり、その一部はワイヤガイド52のワイヤ
ガイド孔に継がつている。又、ワイヤ51の印字
端面は、ワイヤガイド52の最先端表面と、イン
ク溝69の底部との間に待機している。70はワ
イヤガイド押えである。
本発明の一具体例を示す第3図のインク付着機
構から、インク付着機能と、効果を詳細に述べ
る。
まずインク供給管58よりインクが送られ、イ
ンク供給口59に到達する。するとインクは、イ
ンク供給口59と、インクバイパス61,62及
びワイヤを横切る如く構成されたインク流路50
とを結ぶ流路の壁面66にぶつかり、その後イン
クバイパス61,62及びワイヤを横切る如く構
成されたインク流路50に分流し、その後インク
排出口60に達する。この時インクの主流はイン
クバイパス61,62に流れ、直接、ワイヤを横
切る如く構成されたインク流路50にインクの主
流が流れ込むことは無い。又このワイヤを横切る
如く構成されたインク流路50は、ワイヤガイド
52とワイヤ後部ガイド53との間に細い隙間と
して構成されている為、毛管引力によつてもイン
クが引きよせられ、又インクバイパス61,62
にインクが流れる時の静圧によつてもインクが満
たされる。このワイヤを横切る如く構成されたイ
ンク流路50に保持されたインクは、更にワイヤ
51の外径と、ワイヤガイド52のワイヤガイド
孔との隙間54の毛管作用により、ワイヤ51の
印字端面部まで引き上げられる(ワイヤ作動時に
もインクが先端部に供給されるが後述する)。こ
のワイヤ51の印字端面近傍に供給されたインク
は、ワイヤガイド52の最先端面に設けられ、一
部がワイヤガイド孔と継がつているインク調整回
収溝69の中に入り込む。このインク調整回収溝
69の底部とワイヤガイド52の表面との中間に
あるワイヤ51の先端部及びワイヤガイド52の
ガイド孔との間でワイヤ51の印字端面に付着さ
れるインクの表面形状が形成され、インク51の
印字端面に適量のインクをいつも一定量付着させ
る役目をする。又、インク調整回収溝69に保持
されたインクにより、後述するが、インク応答性
の良い、安定したインク供給の役目をすることに
なる。
本発明の一具体例を示す第3図のインク付着機
構へのインクの供給を1つの例としてポンプで送
り込んだ場合を述べてみる。インクの流れは、前
述する如くであるが、ポンプを使用する方法とし
ては、インクを間欠的、又は連続的に必要量をイ
ンク付着機構内に送り込む方法が考えられる。ま
ず間欠的にインクが送られた場合を考察すると、
インクは当然大きな脈流となつて送られる。この
脈流となつてインク供給口59に送られたインク
は、まずインクバイパス61,62とワイヤを横
切る如く構成されたインク流路50とに通ずる通
路の壁面66にぶつかり、その後、主流はインク
バイパス61,62の方に流れ、ワイヤを横切る
如く構成されたインク流路50には、圧力の下が
つた脈流がわずかに伝わるだけである。この脈流
の影響を防ぐには、インクの含浸部材を使用する
とある程度防ぐことはできるが前述する如く、高
速なワイヤの動作に追随してワイヤの先端に安定
して、適量のインクを付着させることは難かしい
し、又インク含浸材の目詰り等のトラブルが予想
される。
前述の説明に戻るが、わずかに残つた脈流でも
無い方が良いことは言うまでも無い。
第3図に於ては、ワイヤを横切る如く構成され
たインク流路50の前側のワイヤガイド52とワ
イヤ51との隙間54よりも、ワイヤ後部ガイド
53とワイヤ51との隙間63を大にしてある。
この様に構成することにより、少し残つた脈流
の圧力は、ワイヤの先端の方には伝わりにくく、
ワイヤの後方に逃げることになる。又、複数のワ
イヤの配列を第3図b,cの様に配列してある場
合を観察してみるとワイヤの後方に、ポンプの脈
流に従つてワイヤ間のスキマをインクが後方に逃
げるのが良く観察できる。これをワイヤ後部ガイ
ド53とワイヤ51との隙間63を小さくする
と、この現象がほとんど無くなり、ワイヤ印字端
面に脈流が僅かに観察され、印字を行つてみると
少し印字むらが発生する等の不都合が生じてしま
う。
前述の説明ではインクを送るポンプを間欠的に
作動させた場合を説明したが、ポンプを連続的に
作動させ、インクを連続的に送る場合に於ても、
インクの送り量がいつも一定量送り続けることは
難かしく、間欠送りの場合よりは少なくなるが、
やはり脈流は発生してしまう。しかし前述の本発
明のインク付着機構の構造によれば、インクの脈
流は、ほぼ完全に解決できる。
前述の説明では、ポンプを使用した例を述べた
が、ポンプを使用しない方法でも、インクをイン
ク付着機構内に強制的に送り込む場合には、一定
量のインクを常時送ることは難かしい為、本発明
からなる方法により良い結果が期待できることは
理解されよう。
前述する如く、インク供給口に脈流として送り
込まれたインクの動圧を、壁にぶつけ、その主流
をインクバイパスに逃がして、その静圧と毛管作
用によりワイヤを横切る如く構成されたインク流
路50にインクを供給することにより、大きなイ
ンクの脈流を防ぎ、更に僅かに残つた脈流も、ガ
イド孔とワイヤとの隙間をワイヤを横切る如く構
成されたインク流路の前と後とで変えることによ
り、印字端面に現われる脈流を無くし、ワイヤの
先端に安定したインクを供給することが可能にな
り、印字ムラの少ないインク付着機構が提供でき
る。
第3図に示すインク付着機構にインク供給口5
9とインク排出口60を設けたことにより、例え
ばポンプ等でインクをインク付着機構内に送り込
んでも、余分なインクはインク供給口からインク
バイパス61,62を通り、インク排出口60に
達してしまい、印字に悪影響を及ぼさず、ワイヤ
を横切る如く構成されたインク流路50のインク
にも、悪影響を及ぼすことは無い。又、ワイヤを
横切る如く構成されたインク流路50のインクの
保持力は、インクバイパスの流路よりは流れにく
く構成されており、毛管引力の為強く、インク付
着機構内の余分なインクをインク排出口60より
ポンプ等で強制的に排出しても、ワイヤを横切る
如く構成されたインク流路50のインクが排出さ
れることは無く、いつも一定量安定してインクが
保持されていることになる。従つてインク付着機
構内の余分なインクは強制的に排出することによ
り、インク付着機構内のインクの量を安定した状
態にすることができる。従つてインク付着機構内
のインクを排出したり、供給したりする場合に
は、インク供給口59からインク排出口60に到
る流路は、ワイヤが貫通する穴、又はインクを回
収する開口部以外は、インクが流出したり、空気
が入る開口部はあまり好ましくなく、前述する場
所以外は密封する如く構成することにより、イン
ク付着機構内のインクの量をより安定に保持する
ことができる。
又、前述の説明から、インク供給口よりインク
付着機構内に送り込まれるインクの送り能力より
も、インク排出口より、インク付着機構内にたま
つた余分なインクを排出するインク排出能力を大
きくすることにより、インク付着機構内のインク
の量をいつも安定して保持できることは前述の説
明から推察されよう。
第3図に示す具体例に於ては、インクバイパス
61,62の中のインクがポンプ等によりインク
排出口60から強制的に排出されても、ワイヤを
横切る如く構成されたインク流路50のインクは
排出されることは無く、毛管引力により保持され
ることに付いては前述する通りであるが、更に、
このワイヤを横切る如く構成されたインク流路5
0は、流路抵抗の小さい、ワイヤ列を取り囲こむ
如く構成されたインクバイパス61,62により
外壁と切り離されている為、ワイヤを横切る如く
構成されたインク流路内のインクは、それを貫通
するワイヤ列の毛管引力によつても、ワイヤのあ
る方向に引きよせられる。このワイヤの周囲に引
きよせられる力を強くして、よりインクの応答性
をよくするためには、第4図に示す本発明からな
る他の具体例を示す様にすることもできる。第4
図は、ワイヤガイド52とワイヤ後部ガイド53
との間に、ワイヤを横切る如く構成されたインク
流路50の隙間を、ワイヤ51のある場所から外
側に向うに従つて大きくなるように構成されてい
る。
この様に構成することにより、中心部の毛管引
力が強くなり、ワイヤを横切る如く構成されたイ
ンク流路50のインクを中心部に引きよせ、イン
ク応答性の良いインク付着機構が実現できる。
しかし、前述するように、インクバイパス6
1,62が、ワイヤを横切る如く構成されたイン
クを取り囲む様に配置構成されていれば、隙間が
非常に小さいことと、前述する効果により、必ら
ずしもテーパ構造にしなくても良い。
インクの供給口と、インクの排出口の位置関係
について述べると、第3図に於ては、ワイヤ列の
中央直角方向にワイヤ列を挾み込むように、ワイ
ヤ列に対して線対称に配置されている。従つて、
インク付着機構内に送り込まれたインクは、イン
ク供給口59より、ワイヤを横切る如く構成され
たインク流路50とインクバイパス61,62に
通ずる流路の壁にぶつかつた後、インクバイパス
61又は62に分流し、ワイヤを横切る如く構成
されたインク流路50内に有るワイヤ列のどのワ
イヤの場所にも均等に、又インクの到達時間もほ
ぼ均等にインクを供給できる。又インク排出口6
0も前述する様に、ワイヤ列の中央線上に配置さ
れているため、余分なインクを、どこの場所から
も均等に排出することが可能である。実験によれ
ば、前述に示すようにインク供給口59とインク
排出口60をワイヤ列のほぼ中央と直角の位置に
ワイヤ列を挾んで配置した位置からずらしていく
と、インク供給口に近いワイヤ列の一番端のワイ
ヤによつて印字される印字品質は、インクが多目
に出、遠い位置にあるワイヤによつて印字される
印字品質はインクが少な目になる傾向が出てく
る。又インク排出口60についても、インク排出
口の位置をずらしていくと、インク排出口に近い
ワイヤ列の一番端のワイヤによつて印字される印
字品質が、インクが少な目になる傾向が出て来
る。
以上の説明から、前述に示す様に、インクの供
給口とインク排出口の位置を前述に示す位置に配
置することにより、印字ムラの少ない、又、ワイ
ヤの高速繰返し動作に安定して追随するインク付
着機構にすることができる。
又更に、実験によれば、インクバイパス61,
62の形状を場所により調整することにより、イ
ンクの流路抵抗を変え、各々のワイヤの位置に、
インクの到達応答性を高めて均等にインクを供給
することができる。
ここで、ワイヤ51の印字動作とインク付着機
構のインク付着作用を説明する。ワイヤ51の印
字待機状態は第3図aの状態であり、ワイヤの先
端部を案内するワイヤガイド52の後方に、ワイ
ヤを横切る如く構成されたインク流路50に保持
されたインクは、ワイヤガイド52のワイヤガイ
ド孔とワイヤ51との隙間54を毛管引力により
引き上げられ、ワイヤガイド52の最先端面より
も僅かに入つているワイヤ51の印字端面に到達
する。更にそこまで到達したインクは、ワイヤガ
イドの最先端面に設けられ、一部がガイド孔に通
じている細いインク調整回収溝69の中にまで
も、毛管引力の作用により入り込む。
第3図に於ては、説明の為、ワイヤの数に対応
するように設けてあるが、形状、本数はこの限り
でなく、最端面の表面に、一部がガイド孔に通ず
る如く形成された溝を有すれば前述、後述する効
果は同一であることは言うまでもない。
こうしてワイヤの印字端面に付着されたインク
は、ワイヤ51が第1図に示す様なワイヤ駆動手
段により作動されると、第3図eに示すようにワ
イヤの印字端面にインクが付着し、これが図示し
てない記録紙に打撃接触して、インクが転写され
る。この時、僅かではあるが、インクが紙に付着
しきれず、ワイヤの打撃により、インクが飛散す
る。この飛散したインクが、前述のワイヤガイド
の最先端面にはね返つて来る。このはね返つて来
たインクは、この最先端に設けられた細いインク
調整回収溝69により吸収される。そして、いつ
もワイヤ印字端面のインクの量を適量に保つ役目
をする。このインク調整回収溝69の無いプリン
タで実験すると、印字動作が中断された後に印字
を行うと、最初の印字始めの位置にインクが多目
になるが、本発明の如く細いインク調整回収溝6
9をワイヤガイドの表面に設けることにより、イ
ンクが多目になると前述のインク調整回路溝の毛
管引力によりインク調整回収溝の外側に引かれ
て、ワイヤ先端に付着させるインクの量を調整す
る作用が現われ、前述の様な不都合の印字は起こ
らない。又インク調整回収溝の形状は毛管引力が
強く働くようにV字形状等の表面の寸法よりも底
部の寸法が小であることが望ましい。
更に、ワイヤの印字端面の最近接部にインク付
着量調整機能があることにより、ワイヤ51が高
速繰返し動作を連続的に続けたとしても、ワイヤ
51の印字端面に付着されるインクが切れること
は無く、いつも安定したインクの量を確実にワイ
ヤ51の先端に供給してくれる。従つて、印字品
質の良い印刷をさせることができる。又、ワイヤ
を横切る如く構成されたインク流路50からワイ
ヤ51の印字端面までのインク供給過程は、前述
する毛管引力によるものと、更にワイヤ51が作
動(移動)する時の表面の粘性抵抗によるポンプ
作用によつてもワイヤ51の印字端面近傍にイン
クが送られ、前述するようにインク調整回収溝6
9にも入り込む。又ワイヤ51が戻る時には、こ
んどはインクを引ぱり込む作用をする。従つて前
述のインク保持機能のバランスの取れたところで
インクの量が釣合い、ワイヤ51の印字端部に適
量のインクが供給されることになる。
前述するインクの飛散に付いては、ワイヤ51
が記録紙を打撃した時に、ワイヤの先端に付着し
たインク全部が紙に付着しきれず、はね返るもの
であつたが、このはね返つたインクの一部がイン
ク調整回収溝69により回収される為、インクの
消費量も大幅に減少させることができ、インクの
寿命を大幅に伸ばすことができる。同時に、イン
クの飛散によるプリンタの汚れ、及び記録紙の汚
れを殆んど無くすことができた。又、前述の説明
の効果の中から、ワイヤガイドの最先端部に設け
られたインク調整回収溝69は、全面に設け、更
にその流路が、なにかしらの形でワイヤガイド孔
に継ながつている様に構成されることにより、よ
り効果的に機能を果すことは理解されよう。
インクの飛散に付いては、ワイヤ51が記録紙
を打撃する時に発生するものばかりで無く、ワイ
ヤ51が待機位置に戻る時にも僅かではあるが発
生する。これは、ワイヤ51が高速に作動する
為、ワイヤ51の表面に付着したインクが飛散す
るものと考えられる。本発明では、第3図に示す
様に、ワイヤ後部ガイド53の後部に空間64を
介してインク回収板56を設けてある。この空間
64を設けることにより、ワイヤを横切る如く構
成されたインク流路50との流路を断ち切り、ワ
イヤ51が待機位置に戻る時に飛散するインクを
インク回収板56に当てて回収することができ
る。
このインク回収板56に溜まつたインクは、ワ
イヤ後部ガイド53との重ね隙間にできる毛管流
路68を通じて、毛管引力によりインク排出口6
0と通ずるインク回収路65を通じて回収され
る。しかし、後部へのインクの飛散は僅かである
ので必ずしもインク排出口60に継ながなくても
良いし、又インクを含浸保持できる含浸材からな
るインク回収板56を設けても良い。しかし、も
しこのインク回収板が無いと、インクの飛散がイ
ンク回収板を設けた位置で食い止められず、イン
クの飛散量が比較的僅かとは言えワイヤドツトヘ
ツドの内部をインクで汚してしまうと言う重大欠
点を有している。
第5図は、本発明からなる他の具体例を示す図
であり、第3図と異なる点は、ワイヤ51の先端
近傍を案内するワイヤガイドを分割し、ワイヤの
最先端側に副ガイド71を設けたことである。
この副ガイド71は、ワイヤガイド押え70と
ワイヤガイド52との間に、ワイヤガイド52の
端面上を、ワイヤガイド52のガイド孔によつて
案内されるワイヤ51の位置に従つてスライド可
能に取付られている。この構造に於ては、インク
はワイヤガイド52と副ガイド71との重ね面に
毛管引力によつて保持されることになるため、副
ガイド周辺にできる毛管路及びインク付着機構か
ら流出するインクの毛管流路を断ち切る如く構成
された空間72を設けることにより、インクの周
囲への流出を防ぐことができる。ワイヤ先端はワ
イヤガイド52により、しつかり案内され、副ガ
イド71は、ワイヤガイド52の面上をスライド
可能に取付けられているため、ワイヤ52の側圧
をほとんど受けることも無い。又受けたとして
も、その側圧が最小になる位置に移動する為、ワ
イヤの繰返し動作にも耐え、ワイヤガイド孔の穴
の摩耗は殆んど発生せず、ワイヤ外径とワイヤガ
イド孔との隙間をいつも一定に保つことができ
る。
従つて、ワイヤ印字端面へのインクの付着量も
長期に亘つて安定して、一定量供給することがで
き、長期間、印字品質の変わらない、高印字品質
印字可能なプリンタを実現できる。又副ガイド7
1の最先端表面には、前述する如く、ワイヤのガ
イド孔に継がる細いインク調整回収溝69(第3
図と同一番号)を設ければ、前述に示す効果は同
様である。
副ガイドは前述する様に、ある程度精度よく作
られることが望ましい。従つて加工精度の出る、
加工しやすい形状にすることが望ましいので、例
えば、薄い複数枚の副ガイドをプレス加工したも
のを重ね合わせて使用することも可能である。重
ね合わせる理由は、ある程度の耐久性も要求され
る為、薄い副ガイド1枚よりは重ね合わせた方が
良い。又重ね合わせることにより、実験によれ
ば、重ね合わせ面に毛管流路が形成され、ワイヤ
印字端面最近接部にインク量調整機能が付加され
たことになり、前述に示す様なインク応答性の良
い、安定したインク付着機構にすることができる
等の利点を有している。又、副ガイドの最先端面
には、前述するインク調整回収溝69が設けられ
ている方が良い為、副ガイド71の形状を変えた
第6図に示す副ガイドの他の具体例を示す構造に
することもできる。69は副ガイドの表面に設け
られた前述するインク調整回収溝、71a,71
b,71cは副ガイド71の表面に設けられたイ
ンク調整回収溝69の後部に設けられた薄い補助
ガイドである。補助ガイドは3枚に限定されるも
のではない。この様に構成することにより、副ガ
イドの耐久性も保たれ、精度も長時間維持でき、
インク付着作用の改善されたインク付着機構にす
ることができる。
又、実験によれば、前述するインク調整回収溝
69の代わりに、インク付着機構前面に含浸材料
を使用して、前述に示す同一効果を期待したが、
連続的に印字を行う場合には、良い結果が得られ
たが、印字を中断した後の印字開始時での印字に
ムラが発生してしまう等の不都合な現象が生じて
しまう。これは、溝と比較して、インクの応答能
力が低い為と思われる。
又、副ガイドのワイヤガイド孔と、ワイヤとの
隙間については、前述するようにある程度精度が
要求され、複数のワイヤ孔で構成されている場合
には、隣のワイヤ孔により切られることなく隔離
壁が少しでも残るように構成することが望まし
い。
しかし、ワイヤとワイヤとが接近しているた
め、僅かに隔離壁が切られる。この僅かに切られ
た細い流路が、インクの応答性調整に役立つこと
がわかつた。従つてワイヤの周囲はなるべく囲み
込む如く構成し、かつ隣とのワイヤ孔との間には
細い流路が形成されることが望ましい。
第5図に示す構造に於て、ワイヤ先端ガイド部
の耐久性を向上させ、ワイヤドツトプリンタヘツ
ドの長寿命化への要望に答える為には、第5図b
に示す如く、ワイヤガイド52の一部に図示する
如く、摩耗耐久性の高いルビー等の軸受材料から
なるワイヤガイド軸受部材を挿入することも可能
である。ルビー等の硬質材料では加工上から、ワ
イヤ52の外周を全周に亘つて囲い込む様に構成
することは難かしいので、ワイヤガイド52の一
部にワイヤ径とワイヤガイド孔との隙間54が、
ワイヤ後部ガイド53とワイヤ51との隙間63
より小さくなるような軸受保持部75を設けるこ
とにより、前述のワイヤを横切る如く構成された
インク流路の機能を失うことなく、長寿命のイン
ク付着機構が実現できる。又前述の長寿命耐久軸
受73の材質は、ワイヤガイド52の材質以外の
ものであり、かつワイヤガイド52よりも耐久性
が秀れた材質であれば、例えは、軸受材料として
改良されたプラスチツク、又は、セラミツク等の
どんな材料でも使用できることは理解されよう。
又、この場合ワイヤガイド52の軸受材料から
なるワイヤガイド部とワイヤガイド部のホルダー
部との結合は、ワイヤ51とワイヤガイド52の
ガイド孔との隙間以外にはワイヤ印字端面までの
毛管流路を作らぬ様に固着されることが望まし
い。
次にこのワイヤ式ドツトプリンタのインク付着
機構に適したインクの性能に付いて考察してみ
る。
インク付着機構に適したインクとしては、前述
する様に、ワイヤの高速な繰り返し動作に追随
し、しかも、安定して確実にワイヤ印字端面に適
量のインクが付着できることが必要条件である。
これをインクの粘度の点から実験結果をもとに述
べてみる。
まずインク粘度に付いて述べる(ワイヤの先端
形状は円形のものを例として説明する)。インク
の粘度が非常に高くなつて来ると第7図aに示す
様に、印字されたドツトが、ワイヤの先端に均一
に付着しない為、ワイヤ先端の形状がそのまま転
写されず、インク欠けの状態で印字される。更に
粘度を下げて来るとbに示す様に真中が抜けた状
態で印字される。更に、インク付着機構に合つた
粘度まで下げて来ると、均一にワイヤ先端形状が
転写され、良質の印字が行なえる。
この値は、実験によれば粘度は20c.p位であつ
た。
このインクの粘度が高いと、ワイヤの高速繰返
し動作に追随できなくなり、印字の濃淡が発生し
やすくなる。又、液体は低温になれば当然粘度が
上昇し、高温になれば粘度が低下して来る。こう
した環境条件に適合した粘度を考えると、実験に
よれば常温で10c.p以下が望ましい印字品質が得
られた。
又、インクの乾燥性の面から考察すると、イン
クは、色素(染料、顔料)をとかし込む湿潤剤と
水とにより(水は含まれない場合もある)合成さ
れている。そしてこの湿潤剤の性質により非常に
乾燥しやすいインクにすることもできるし、又殆
んど乾燥しないインクにすることも可能である
(湿潤剤の例に付いては後述する)。
まず乾燥しやすいインクを使用した場合の特質
を述べると、インク自体が乾燥しやすい為、ワイ
ヤ先端に付着したインクが記録紙を打撃した時、
空中に飛散するインク粒は粒が微少なため、すぐ
乾燥し、プリンタの周囲をインクでベトベトに汚
すと言う欠点は無い。又、このことは、ワイヤが
待機位置に戻る時にワイヤガイド部の後方に飛散
するインクに付いても同様である。又、紙に転写
されたインクは乾燥しやすいため、すぐに乾燥し
て、印字した後、すぐに擦つても紙面上を汚すこ
とはないと言う利点を有している。しかし、乾燥
しやすいと言う性質上、ワイヤドツトヘツドを長
期間印字待機状態にして置くと、インク付着機構
内のインクが乾燥し、極端な場合、色素だけが残
こり、これがワイヤをインク付着機構内で固着状
態にしてしまい、ワイヤの作動が不能となつてし
まう。こうした状態を再び作動可能にするために
は、ポンプ等でインクを強制的に送り込み、前述
の色素をポンプで送り込んだインクにとかし込
み、粘度を下げてワイヤの作動を可能にすること
は実験的に確かめられたが、いずれにしても、そ
れまでの時間は、印字不能の状態になつてしま
う。
更に長時間印字待機状態が続くと、インク付着
機構にインクを送り込む為のインク供給管内のイ
ンクも蒸発し、インク付着機構とインク貯蔵部と
の間に空間部ができ、その間だけインクが送れな
い等の欠点も有している。
こうした状態を解決するための一つの方法とし
ては、印字待機状態の時でも、ポンプによりイン
クをインク付着機構内に送り込み、又インク排出
口よりインクを強制的に排出する等の方法によ
り、インク付着機構内、及びインク供給内のイン
クの乾燥による不都合は解決できるが、構造が複
雑になると言う欠点を有している。
これを、乾燥しないインクを使用することによ
り問題無く解決することが可能であり、前述のイ
ンクの飛散による欠点は、本発明に示す如く、イ
ンク回収機構により解決できる。この乾燥しにく
いインクの条件を考察、観察してみると、乾燥の
しやすさの表現として蒸気圧によつて表わされる
が、水の蒸気圧は常温でほゞ20mmHg位であり水
よりも当然乾燥しにくいことが必要である。
実験によれば、インク付着機構内のインクが、
ワイヤの作動に障害を与えず長期間印字待機状態
を保て印字が必要な時に、すぐ印字できると言う
インクは、常温飽和蒸気圧の値が0.1mmHg以下の
湿潤剤を使用したものであつた。こうした湿潤剤
を使用することにより、インクも乾燥しにくくな
り、長期間使用してもインク付着機構の機能をそ
こなうこと無く、インク付着機構の特性を充分に
引き出して長期間安定した高印字品質を保たせる
ことが可能になり、その効果は非常に大きいもの
である。
実験に使用した湿潤剤の例として、例えばトリ
エチレングリコールがあるが、これは常温での粘
度はほぼ48c.p位であり、これに染料を入れると
ほぼ60c.p位になる。このトリエチレングリコー
ルの常温飽和蒸気圧は0.01mmHg以下である。
又粘度はこれに水を加えることにより低下させ
ることができる。以上のことから、このインクを
使用した場合、常温飽和蒸気圧が0.01mmHg以下
なのでインク付着機構に影響を与える蒸発は起こ
らず、又たとえインク付着機構内のインクの水分
が全部蒸発したとしても、インクの粘度がほぼ
60c.p.s位であるので印字に悪影響を与えること
は無く、インク付着機構内が乾燥して、ワイヤが
動作不能になるようなことは起こらない。又、印
字を始めるとすぐにインク付着機構内のインクの
粘度は、インク供給手段により送くられたインク
により粘度を低下させることができ、高印字品質
の印字が維持できる。この為には、前述の条件に
合う湿潤剤の量がほぼ20%以上は必要である。
これは、湿潤剤に安定して溶かし込める色素の
量からも決められてくる。このことは印字の濃度
が色素の量と関係することからも決まることにな
る。
このプリンタに使用されるインクの酸性、アル
カリ性の度合、即ち水素イオン濃度の違いによる
ワイヤの耐久性に付いて実験を行つてみた。この
結果によると、PH6位のインクを使用した場合、
ワイヤドツトヘツドに使用されているワイヤが耐
久試験をしている間に、異状に摩耗する現象が現
われた。これらをワイヤの材質を4種類位変えて
実験を行つてみたが、材料による少しの違いはあ
つても、やはり従来のインクリボンを使用した時
と比較して、異状に摩耗することがわかつた。
そこでPH7,PH10位のインクで同じ実験を試み
ると、こうした異状の摩耗が起こることなく、イ
ンクリボンを使用した時の摩耗状態まで戻すこと
ができた。従つてこのインク付着型ワイヤドツト
プリンタ用インクは、PH7以上であることが望ま
しく、プリンタの耐久性を低下させることなく使
用できる。
インク付着型ワイヤドツトプリンタヘツドに使
用されるワイヤ径に付いて考察して見る。従来リ
ボンを使用して印字を行つていたプリンタのリボ
ンレス化と言うことでは前述の利点を最大限に生
かして利用することができる。この種のワイヤド
ツトヘツドに使用されているワイヤ径は0.3m/
mから0.4m/m位のものが殆んどであり、又日
本語のワードプロセツサ等に使用される多ピンプ
リンタ用としては、ワイヤ径が0.2m/mから0.3
m/m位であり、それ以下のワイヤ径のものは、
前述する理由により殆んど使用されていない。
インクをワイヤの先端に付着させて印字を行な
わせる場合を良く観察してみると、ワイヤ径が太
いほどワイヤが記録紙を打撃した時に飛び散るイ
ンクの量が多いことがわかつた。この対策として
は、ワイヤの先端に付着させるインクの量を前述
するように良くコントロールすることにより解決
することができるが、やはりインクの付着量をコ
ントロールすることには変わりがなく、それだけ
難かしさが増すことになる。この他に、ワイヤの
先端形状を面取りするか、又は球状にすることに
よつてもインクの飛散量を減少できることが確認
された。これは、ワイヤの先端に付着するインク
は球状になつて付着する為、その量はほゞワイヤ
径の三乗に比例するものと考えられる。従つて、
なんらかのワイヤ径に合つたコントロールをしな
い限り、ワイヤ径が太いほどインクの付着量が多
くなり、インクの飛散量が増すことになる。前述
する本発明の構造に於ては、ワイヤ先端に付着す
るインクの量が良くコントロールされることは前
述する通りである。しかし、ワイヤの先端にイン
クを付着させて印字を行なわせるワイヤドツトヘ
ツドの特性を生かしたワイヤ径の範囲で使用すれ
ば、より一層その利点を見い出せることは言うま
でもない、実験によれば、ワイヤ径が0.2m/m
以下の場合にはインクの飛散量が非常に減少する
ことがわかつた。又、この範囲は、前述する通
り、インクリボンの使用が難しい範囲でもある。
又、ワイヤ式ドツトプリンタに於ては現在、その
印字品質を向上させる試みが色々考えられてい
る。母型形活字によつて印字された印字品質に近
づけられないかと言う試みもその1つである。印
字品質を良くする為には、単位面積当りに印字さ
れるドツト数を増加させていけば良いことは公知
であり、この技術を利用して、従来のワイヤドツ
トヘツドで数回重ね打ちして印字品質を向上させ
る方法も考えられている。しかし母型印字に見ら
れるような細い、繊細な線の表現は、ワイヤ径が
前述する様に制限されているため不可能であつ
た。又、日本語のワードプロセツサ等に使用され
る多ピンワイヤドツトヘツドに於ても、現在リボ
ンを使用して印字を行なつているものは、ワイヤ
径の最小のものでも0.2m/m位であり、ピン数
も24ピンのものである。このワイヤドツトヘツド
に於ては、例えば12本のワイヤを2列に配置した
場合、文字高さは3.5m/m位の文字高さになり、
文字高さの小さい、印字品質の良い印字を得る為
には限度があつた。こうしたことから、ワイヤ径
の大きさを制限され、細くすることができなかつ
た従来技術では、印字密度を上げ、繊細な線の表
現をし、印字品質をより向上させることは不可能
に近いものであつた。本発明はそうした可能性を
見い出したものである。例えば、ワイヤ径を0.1
m/m位のものを使用すれば、従来24ピンのワイ
ヤドツトヘツドの印字で得られた文字大きさで比
較すると、同じ文字高さの中に48ドツトの印字が
でき、印字密度はほゞ2倍に向上させることがで
きる。又従来の24ピンの場合でも文字高さを小さ
くして印字密度を高めて印字品質の向上が計れ
る。従つて0.2m/m以下のワイヤ径で構成され
たインク付着型のワイヤドツトヘツドにすること
により、14ピン、24ピン、或いは32ピン等に構成
し、非常に印字品質の良い、又文字の細い線、繊
細な文字の表現ができる等の利点の他に、打撃印
字方式であるため、複写が取れる等の利点と合わ
せ、その利用価値は非常に大きいものである。
以上、本発明からなるインク付着機構に付いて
一例を上げて述べてきたが、本発明によれば、ワ
イヤが非常に速く連続繰返し動作をしても、ワイ
ヤの印字端面に、インクを切らすことなく、適量
のインクを安定して供給することができ、高印字
品質の印字が長期間維持できることは理解されよ
う。従つて、この技術的工業価値は非常に大きい
ものである。本発明は原理の一例を示したもので
あり、本発明の主旨を逸脱することなく改良する
ことは可能であり、その範囲も含まれるものであ
る。
ことに本発明では、インク供給口より供給され
たインクがインクの毛管作用をなすインク流路に
よりワイヤの外周に適量付着しワイヤの先端によ
り適切な印字が可能となるものである。この場
合、上記インク流路の後方に形成されワイヤ後部
ガイドとその後方のインク回収板との間に設けら
れ後方にいくにつれて広くなる空間が備えられて
いるので、余分に供給されたインクは、上記イン
ク流路から上記空間に素早く流動し、更にこの空
間と接続しワイヤ後部ガイドとその後方のインク
回収板との対面面間の隙間に形成された毛管流路
を介し、更にこの毛管流路と接続したインク排出
口から適切に排出される。上記空間は後方に行く
に従い広く形成されているので、その空間は実質
広くなり、余剰インクが多量であつても十分イン
クを財わえることができ、ワイヤ先端側に余剰イ
ンクが伝わることを防止できる。
こうして、本発明は常に最適インク量でワイヤ
先端により印字でき、印字品質の優れたプリンタ
を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ワイヤドツトプリンタの原理を示す
図、aはその断面図、bはワイヤ配列を示す図。 1……ワイヤ、2……ノーズ、5……作動板、
6……プランジヤー、7……駆動コイル、8……
フレーム、9……ヨーク板、10……スペーサ、
11……作動板押え蓋、12……ワイヤ戻しば
ね、13……記録紙、14……インクリボン、1
5……プラテン。 第2図は、従来技術の1つの原理を示したイン
ク付着機構部を示す図、aはワイヤの待機状態を
示す図、bはワイヤが駆動された状態を示す図。 21……ワイヤ、22……ワイヤ先端ガイド、
22a……前面ガイド、22b……後面ガイド、
23……インク含浸材、24……インク供給パイ
プ、26……記録紙、27……プラテン。 第3図は、本発明からなる一具体例を示す図、
aはドツトヘツドの上から見たインク付着機構断
面図、bはインク付着機構の印字端面側から見た
平面図、cはインク付着機構の側面断面図、dは
ワイヤ後部ガイドの構成例を示す部品図、eはワ
イヤ作動時の模形図。 51……ワイヤ、52……ワイヤガイド、53
……ワイヤ後部ガイド、50……ワイヤを横切る
如く構成されたインク流路、54……ワイヤガイ
ドとワイヤとの隙間、56……インク回収板、5
7……インク供給パイプ、58……インク供給
管、59……インク供給口、60……インク排出
口、61,62……インクバイパス、64……ワ
イヤ後部ガイドとインク回収板との間に設けられ
た空間、65……インク排出口とインク回収板を
継ぐインク回収流路、66……インク供給口とイ
ンクバイパス及びワイヤを横切る如く構成された
インク流路を継ぐ流路の壁面、67……インク排
出管、68……インク回収板とワイヤ後部ガイド
との間の毛管流路、69……インク調整回収溝、
70……ワイヤガイド押え。 第4図は、本発明からなる他の具体例を示す
図。(図面番号は第3図と同じ)第5a,b図は、
本発明からなる更に他の具体例を示す図。 71……副ガイド、72……インク付着機構か
らのインク流出を防ぐために毛管流路との接続を
横切るための空間、73……軸受材料からなるワ
イヤガイドのワイヤガイド部。 第6図は他の副ガイドの具体例を示す図。 69……インク調整回収溝、71a,71b,
71c……補助ガイド。 第7図は、粘度の高いインクで印字されたドツ
ト形状を示す図。aはインク粘度が非常に高い時
のドツト印字形状の例を示す図。bはaよりもイ
ンク粘度の低いドツト印字形状の例を示す図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ワイヤの先端にインクを付着させて印字を行
    なわせる如く構成されたワイヤ式ドツトプリンタ
    ヘツドのインク付着機構に於いて、ワイヤと、ワ
    イヤの印字端面近傍を案内するワイヤガイドと、
    該ワイヤガイドと対向して設けられたワイヤ後部
    ガイドと、前記ワイヤガイドと前記ワイヤ後部ガ
    イドとの対向面によつて前記ワイヤを横切る如く
    構成されインクの毛管作用をなすインク流路と、
    前記ワイヤ後部ガイドの後部に対向配置され、ワ
    イヤ後部ガイドとの対向面とによつて毛管流路を
    構成したインク回収板と、前記ワイヤ後部ガイド
    と前記インク回収板との間に設けられ前記ワイヤ
    の後方にいくにつれて広くなる空間と、前記イン
    ク流路にインクを供給するインク供給口と、該イ
    ンク供給口より供給された余分なインクを排出す
    るインク排出口とを備え、前記インク供給口と、
    前記インク流路と前記空間と前記毛管流路と前記
    インク排出口が順に接続されていることを特徴と
    するワイヤ式ドツトプリンタヘツドのインク付着
    機構。
JP15172680A 1980-06-17 1980-10-29 Waiyashikidotsutopurintahetsudonoinkufuchakukiko Expired - Lifetime JPH0249232B2 (ja)

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