JPH11105274A - マーキング装置 - Google Patents

マーキング装置

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JPH11105274A
JPH11105274A JP28623197A JP28623197A JPH11105274A JP H11105274 A JPH11105274 A JP H11105274A JP 28623197 A JP28623197 A JP 28623197A JP 28623197 A JP28623197 A JP 28623197A JP H11105274 A JPH11105274 A JP H11105274A
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plate
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ink
nozzle
core
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JP28623197A
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Inventor
Hidefumi Matsukawa
英文 松川
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Marktec Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インク通路のシールが良く、従って正確な印
字が可能な装置を提供する。 【解決手段】 1つの室1当り1以上のノズル2及び対
応する数の開閉機構を有し、開閉機構の夫々が、強磁性
物質よりなる略長方形の板体4、板体の長手方向の一端
を把持する手段、他方の自由端をノズル方向に押圧し
て、通路3を閉じる機械的バネ手段5、板体に関しノズ
ル側と反対側に、板体に近接して配置されているコア8
及びそれを巻くソレノイドコイル7を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マーキング装置に関
し、特にインクを吐出してドットマトリクス印字を行う
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクを吐出してドットマトリクス印字
を行う方式として、荷電制御方式が知られている。ある
いは、加圧されたインクを充満されている室に近接して
連結されているノズルを有し、ノズルへの通路を球形の
バルブの後退前進で開閉することによりインクを吐出す
るガンが知られており(実開昭58−128658
号)、これの複数を一列に配置したオンデマンド方式の
装置が実用されている。これら2つの方式には夫々一長
一短がある。
【0003】前者の方式において、一箇所から絶えず吐
出されるインク液滴の飛翔方向角度を、液滴の静電気帯
電量に依存して変えることによりマトリクスを構成して
いるので、印字ヘッドと印字対象物との距離によって文
字大きさが変ってしまう。常にインクを吐出させなが
ら、不要のインクは大きな角度で曲げて回収するので、
この過程で溶剤の多くが揮発し、ランニングコストが高
い。また、この過程でゴミの混入が起りやすく、使用環
境が悪いと不具合が生じやすい。
【0004】後者の方式において、球形バルブの前進時
にバルブ先端が中心からズレやすく、従ってバルブによ
るインク通路のシールが不良になり、ひいては印字が正
確でなくなるという欠点があった。また、1列のn個の
ドットの夫々に対応して1つのガンが備えられる。従っ
て、nセットの部品が必要となり、コスト高である。ま
た、マトリクス印字装置を小型化するには、夫々のガン
を小型化する必要があるが、それには限界がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】後者の方式によるマー
キング装置において、シールが良く、部品の点数を小さ
くし、かつ小型化が容易な装置を提供することを、本発
明は目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、加圧されているイン
クを充満されている室(1)を成す壁(11)、該室
(1)に近接して連結されているノズル(2)、及び該
室と該ノズルとの間の通路(3)を開閉する機構を含
み、該通路を開けることによりインクを噴出させてマー
クを印するところのマーキング装置において、1つの室
当り1以上のノズル及び対応する数の開閉機構を有し、
該開閉機構の夫々が、強磁性物質よりなる略長方形の板
体(4)、該板体の長手方向の一端を把持する手段(1
0)、他方の自由端をノズル方向に押圧して、通路
(3)を閉じる機械的バネ手段(5)、該板体に関しノ
ズル側と反対側に、該板体に近接して配置されているコ
ア(8)及びそれを巻くソレノイドコイル(7)を含
み、上記板体(4)の自由端側が加圧されたインクを充
満されている室(1)中にあり、上記ソレノイドコイル
(7)に通電して該板体(4)の自由端をコア(8)側
に引くことにより通路が開き、通電を止めると上記バネ
手段の付勢により通路が閉じるところのマーキング装
置。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において「インク」とは、
顔料を含まない狭義のインクのみならず、顔料を含むペ
イント、あるいは他の任意の液状物を包含する。
【0008】図1(A)は、本発明の好ましい実施態様
の横断面を示す。図1(B)は、図1(A)の矢印A−
A′方向における断面図である。図において、壁(1
1)で区画される室(1)には加圧されているインクが
充満されている。室(1)は、インク管(12)を介し
て図示されていないインク溜り及び加圧ポンプと通じて
おり、それによって加圧インクが常時供給される。イン
クを吐出するためのノズル(2)は、室(1)に出来る
だけ近接して連結される。ノズル(2)と室(1)との
間の通路が長いと、応答速度が遅れたり、圧力の損失が
大きくなるので、通路は短い方が好ましい。図1におい
て、ノズル(2)は、室(1)に開口している通路
(3)によって、室(1)と連絡されている。ノズルが
室に直接に結合されていてもよく、その場合には通路は
両者の境界である。
【0009】強磁性物質よりなる略長方形の板体(4)
の一端が把持されて室(1)に相対的に固定されてい
る。把持は、ボルトナット(10)、あるいは溶接など
の任意の手段で行われる。板体(4)の角度を調節でき
るように、ネジで固定されていることが好ましい。板体
(4)の他端(自由端)は、コイルバネ(5)によっ
て、通路(3)と板体(4)の間に設けられた弁座
(6)に向かって押圧されており、もって通路(3)を
閉じる。あるいは、板体(4)をバネ弾性を持つ物質か
ら作り、板体(4)をノズル方向にたわませて付勢した
状態で板体を取付けることにより、通路を閉じることも
できる。開閉の応答連度を速くするためには、前者が好
ましい。高速応答のためには、高速で(強い力で)板体
を閉位置に戻す必要がある。コイルバネを用いずに板体
のたわみ付勢のみでこれを行おうとすると、複数の板体
を有する装置においては板体の取付のバラツキが板体の
動作のバラツキとして増幅されやすい。従って、コイル
バネで全板体を均一に付勢することが好ましい。弁座
(6)は、好ましくはゴム弾性を有する物質、たとえ
ば、天然ゴム、合成ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム
などからなる。ゴムの弾性変形によりシール性が良いの
みならず、後述するようにインク通路の体積変化が生じ
て他の利点を与えるからである。弁座の形は、好ましく
はoリング状、あるいはoリングの上半分の形である。
しかし、角形など任意の形状であってもよい。図1で
は、ノズル及び弁座の直上にコイルバネを配している
が、ノズル及び弁座をあるいはコイルバネを板体(4)
の固定端方向に移行して配置することもできる。しか
し、これらが、板体(4)の中央よりも自由端側にある
ことが好ましい。
【0010】板体(4)に関しノズル(2)と反対側
で、板体(4)に近接してソレノイドコイル(7)が配
置される。コイルの中心に強磁性体のコア(8)が置か
れる。好ましくは、コアは、上記板体(4)の方向に開
いた略コの字形であり、ソレノイドコイルに通電したと
きに上記(4)と一緒になって磁気閉回路をつくる。こ
れにより、強い力で板体(4)をコイルの方向に吸引す
ることができる。通常、コア(8)の脚部(8′,
8″)は室(1)内でインク中に没し、かつ板体(4)
と対向する。
【0011】ソレノイドコイル(7)に通電して板体
(4)を該コイル側に引いた時に板体(4)と弁座
(6)との間に適宜の間隙(変位)、好ましくは10〜
50μm、特に20〜40μmの間隙が生じるように、
無通電時におけるソレノイドコイル及びコアの脚部
((8′,8″)と板体(4)との間隙を設定すべきで
ある。10〜50μmの間隙を0.1ミリ秒のオーダー
で開けるだけで、必要な量のインクを吐出できる。板体
(4)の長さは一般に12〜50mm好ましくは10〜
30mmであり、その固定されている部分から、ノズル
の中心に対向する個所までの長さ(自由長)は、一般に
10〜40mm好ましくは8〜25mmである。変位と
自由長の比は、好ましくは1:200〜1:3,00
0、より好ましくは1:500〜1:2,000、特に
1:700〜1:1500である。つまり、自由長に比
べて変位は、微小である。ソレノイドコイルに通電した
ときに板体が「引く」と上記で表現したが、この変位
は、拡大図においてさえ直線としか見えない程に僅かな
ものである。たとえば、上記の比が1:1,000の場
合、自由長を100mmに拡大すると変位は0.1mm
である。従って、このほとんど真直ぐなかつ平坦な板が
弁座(6)に当接することによって、通路(3)は完全
にシールされうる。
【0012】従来の技術で述べた後者の方式において
は、円錐形の先端を有する球形バルブを前進又は後退さ
せて、円錐形のインク通路を閉じる又は開いている。し
かし、可動の球形バルブを前進させるとき、バルブの先
端又はバルブに連なるロッドの後端が中心線をズレ、従
ってバルブ先端が円錐系通路の壁に当たりながらバルブ
が前進することが起りがちである。すると、通路のシー
ルが瞬時には完了せず、液洩れが生じ、ノズル先端から
液がはみ出す。この状態で暫時、インクの吐出を行わな
いでいるとインクが乾燥して、ノズル先端に固形物がこ
びりつく。次にインクの吐出を行うと、インク液滴は、
この固形物の存在する側に方向をねじ曲げられて噴出し
てゆくことになる。そこで、ノズル先端を洗う為の部材
を備えたりしていた。
【0013】本発明においては、平坦な板を弁座にピタ
リと押し付けるだけで瞬時に通路が閉じられ、板と弁座
の間にスキ間は残らない。従って、本発明において、液
モレがなく、他の部材を要せずに正確な印字が可能であ
る。
【0014】図3を参照して後述するように、複数の板
体(4)を一枚の板から一体に作った場合、板体(4)
のすべてが正確に所定の位置に置かれ、かつ正確に同じ
動作特性を持つ。また、すべての通路を壁(11)の作
製と同時に一体的に作ると(たとえば鋳造、射出成形に
より)、その位置及び高さが正確に設定される。する
と、夫々の開閉機構は正確に同じ特性を有することにな
る。従来のように複数の開閉機構を夫々独立に作り上げ
ると、その特性を合わせるために正確な工作及び微妙な
調節が必要であった。しかし、本発明においては、それ
は不要となる。
【0015】液状のインク中に浸っている板体(4)を
短い動作時間で動かして高速で印字できるためには、特
別の工夫をすることが好ましいことが判った。すなわ
ち、ソレノイドコイルに通電して弁体(4)がコアの脚
部(8′,8″)に接触する又は極接近するときに、板
体(4)と脚部との間の極狭い空間をインクが流れなけ
ればならず、インクの粘性による抵抗のために動作時間
が永くなる。ソレノイドコイルへの通電を停止して弁体
をコイルから離すときにも同様のことが生じる。そこ
で、脚部及び/又は板体の少なくとも該接触部分を平滑
でなくて凹凸をつけることにより、インクの逃げ道を用
意することが好ましい。好ましくは、板体の自由端方向
に対して45〜135度の角度で延びる溝を設ける。た
とえば、図2に示すパターンの溝であることができる。
【0016】図2の(a)の上図は板体の一部の平面図
であり、下図はその断面図である。図において、矢印L
で示す自由端方向に90度の角度で、凸部(20)と凹
部(21)が交互に繰返す。図2の(b)において、自
由端方向に45度の角度で、凸部(20)と凹部(2
1)が交互に繰返す。図2の(c)において凹部(2
1)が自由端方向に90度の角度で存在すると共に、自
由端方向に180℃の角度でも存在し、凸部(20)は
孤立した島となっている。図において、凹凸の縮尺は正
確でない。たとえば凹部の深さは50〜100μであ
り、凹部の幅は100〜1,000μであり、凸部の幅
は100〜1,000μである。
【0017】コアの脚部又は板体の接触部分に凹凸をつ
けることは、別の効果も生む。強磁性体からなるコア
と、同じく強磁性体の板体とが接触して磁化されると、
次に電流を切っても残留磁気が大きいのでコアと板体と
が離れにくい。従って、高速応答がさまたげられる。し
かし上記のように接触部分に凹凸をつけることによって
接触面積が小さくなり、両者が離れやすくなる。接触部
分に非磁性物質を介在させる、たとえば接触部分をメッ
キすることによっても、残留磁気の悪影響を小さくでき
る。凹凸をつけ、凹凸部にメッキをすることが、更に好
ましい。
【0018】図1では、1つの室(1)の中に1つのノ
ズル(2)及び1つの開閉機構が備えられている。好ま
しくは本発明の装置において、1つの室(1)の中に複
数(たとえば5〜100好ましくは7〜48)のノズル
及び対応する数の開閉機構が備えられる。複数(n)の
開閉機構におけるn個の板体(4)の夫々は、独立して
把握固定されていてもよいが、好ましくは1枚の板から
一体に作られたものである。すなわち図3の(a)に示
すように、一枚の強磁性体の板の1つの辺に切り込みを
入れて、n個の短冊状の板体(4、4´、4″…)を構
成し、板の対向する辺における基部には切り込みを入れ
ず、穴(30)にたとえばネジまたはリベットを通して
該基部を把握固定する。インク通路は、3で示した円の
下方にある。あるいは、この変形として、図3の(b)
に示すように、上記(a)のようなn個の板体の夫々の
自由端側の角を落とし、該一体形板体の2群を互いに対
向してかつ互い違いに入れ込み、対応する2n個又は
(2n−1)個のノズル(2)を1直線に配置すること
ができる。あるいは図4に示すように、一枚の板の中央
部に切り込みを入れて、互いに対向してかつ互い違いに
入れ込んで配置された2列の合計2n個又は(2n−
1)個の板体を全体として一体で作ることができる。
【0019】本発明において、複数の板体(4)(従来
技術における弁に相当する)が一体となって構成されか
つ1つのインク室に収容されている。従って、構成が簡
単であり、部品点数が少ない。また、一体であることに
より、取付けが簡単であるばかりでなく、調節が容易で
ある。上記図3の(b)及び図4で示した実施態様にお
いては、図3の(a)と同一の板体幅でもって2倍の密
度でノズルを配することができる。通電時にソレノイド
コイルによる十分な吸引力を得るためには、板体の大き
さに下限があるので、このことは利点である。
【0020】なお、特開昭63−256456号公報に
おいて、複数の可動切片(Fig3)を有する印字ヘッ
ドが開示されている。そこでは、夫々の可動切片に印字
素子(凸部、Fig1の14)が結合されており、該印
字素子がカーボンペーパーをたたくことによって印字が
行われる。従って、加圧インクを開閉機構により吐出さ
せる本発明とは、基本的構成が全く異なっている。
【0021】図5は、図1の(B)と同じ断面におい
て、インクが吐出される状況を示す。図5の(a)は,
ソレノイドコイルに通電して板体が図の上方に引かれて
通路が開き、インクが柱状になって吐出される瞬時を示
す。図5の(b)は、ソレノイドコイルへの通電を止
め、コイルバネの付勢によって板体が高速で下方に移動
して、弾性弁座を押しつぶして通路を閉じた瞬間を示
す。次に、板体は、弾性弁座の反発力とコイルバネの力
とが釣り合った位置で停止する。これを図5の(c)に
示す。図5の(b)から(c)へ移行する間に、通路‐
ノズルの体積が増す。この間に、通路は閉じたままであ
るので、増えた体積の分だけ、ノズル先端にインクのな
い空所が出来る。すると、インク吐出の停止中における
ノズル先端でのインクの乾燥がなく、ノズル先端に固形
物がこびりつくことがない。本発明におけるこの弁座の
弾性変形による効果は上述した板体による完全なシール
と相まって、正確な印字を可能とする。この弁座の弾性
変形による効果を生むために、図5の(c)の状態にお
いて、弁座の開口断面積がノズルの断面積の25倍以
上、特に100倍以上であることが好ましい。つまり、
円形弁座の直径がノズル直径の5倍以上、特に10倍以
上である。弁座の直径が1.2mm、ノズル直径が0.
12μであり、従って、断面積の比が100である場
合、図5の(b)から(c)において板体の変位が10
μであれば、ノズル先端におけるインク先端の吸い込み
長さは1mmとなる。
【0022】本発明の装置において、1つの板体は、た
とえば自由長20〜30mm、幅3〜4mm、厚さ0.
5〜2mmである。板体の幅を3.5mmとし、板体と
板体の間の間隙を0.5mmとし、かつ上記図3の
(b)又は図4の構成をとると、ノズル間の間隔は2m
mとなる。ノズル径は、たとえば0.1〜0.4mmで
ある。インクにかける圧力は、たとえば0.5〜2Kg
f/cm2 で十分である。本発明の装置は高速で動作可
能であり、1つのノズルからドットを連続的に打つとき
のサイクルを、ミリ秒オーダー、好ましくは0.5〜1
ミリ秒とすることができる。ノズルをたとえば8個又は
それ以上直列に並べ、これを横方向に移動させながら、
各開閉機構をオンデマンドで開くことによりドットマト
リクス印字を高速で行うことができる。従来の加圧イン
ク吐出方式では、装置の小形化に限界があり、あるいは
コスト高になっていたが、ドット間隔2mmを本発明で
は容易に達成できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の装置において、インク通路のシ
ールが良く、従って、正確な印字が可能である。また構
成が簡単であり、部品点数が少ない。取付が簡単であ
り、調節が容易である。かつ、従来と同程度の高速印字
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の断面図。
【図2】板体の表面のパターン。
【図3】複数の板体を一体として有する板。
【図4】複数の板体を対向して有する一体の板。
【図5】インクが吐出される状況を示す図。
【符号の説明】
1:インク室 2:ノズル 3:インク通路 4:板体 5:スプリングバネ 6:弁座 7:ソレノイドコイル 8:コア 8′及び8″:コアの脚部 10:ネジ 11;インク室壁 12:インク管

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧されているインクを充満されている
    室(1)を成す壁(11)、該室(1)に近接して連結
    されているノズル(2)、及び該室と該ノズルとの間の
    通路(3)を開閉する機構を含み、該通路を開けること
    によりインクを噴出させてマークを印するところのマー
    キング装置において、1つの室当り1以上のノズル及び
    対応する数の開閉機構を有し、該開閉機構の夫々が、強
    磁性物質よりなる略長方形の板体(4)、該板体の長手
    方向の一端を把持する手段(10)、他方の自由端をノ
    ズル方向に押圧して、通路(3)を閉じる機械的バネ手
    段(5)、該板体に関しノズル側と反対側に、該板体に
    近接して配置されているコア(8)及びそれを巻くソレ
    ノイドコイル(7)を含み、上記板体(4)の自由端側
    が加圧されたインクを充満されている室(1)中にあ
    り、上記ソレノイドコイル(7)に通電して該板体
    (4)の自由端をコア(8)側に引くことにより通路が
    開き、通電を止めると上記バネ手段の付勢により通路が
    閉じるところのマーキング装置。
  2. 【請求項2】 上記ソレノイドコイル(7)に通電して
    板体(4)をコア(8)側に引くことにより生じる、通
    路(3)の間隙の大きさ(変位)と、板体(4)の固定
    されている部分から、ノズルの中心に対向する個所まで
    の長さ(自由長)の比が、1:200〜1:5,000
    である請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 比が1:500:1:2,000である
    請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 変位が、10〜100μmである請求項
    2又は3の装置。
  5. 【請求項5】 変位が20〜60μmである請求項4の
    装置。
  6. 【請求項6】 自由長が10〜40mmである請求項2
    〜5のいずれか1つに記載の装置。
  7. 【請求項7】 1つの室当り5〜100のノズル及び対
    応する数の開閉機構を有する請求項1〜6のいずれか1
    つに記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記ソレノイドコイル(7)に通電して
    板体の自由端が引かれたとき、板体(4)とコア(8)
    とが接触しまたは実質上接触し、ここで該接触する又は
    実質上接触する板体の部分及びコア脚部(8′,8″)
    の一方又は双方の表面が凹凸を有し、もって、板体と脚
    部とが接近する際及び離隔する際におけるインクの逃げ
    道が用意されている請求項1〜7のいずれか1つの装
    置。
  9. 【請求項9】 凹凸が、板体の自由端方向に対して45
    〜135度の角度で延びる溝である請求項1〜8のいず
    れか1つの装置。
  10. 【請求項10】 機械的バネ手段(5)が、上記板体が
    バネ弾性を有しかつ該板体をノズル方向にたわませて付
    勢した状態で該板体の一端を把持したことにより備えら
    れるか、又は別途備えられるコイルバネである請求項1
    〜9のいずれか1項の装置。
  11. 【請求項11】 ソレノイドコイル(7)が、上記板体
    の方向に開いた略コの字型の強磁性体コア(8)を有
    し、ソレノイドコイルに通電したときに該コアと上記板
    体とが一緒になって磁気閉回路をつくる請求項1〜10
    のいずれか1項の装置。
  12. 【請求項12】 複数の板体は、1枚の板の1辺に切り
    込みを入れ、対向する辺にある基部には切り込みを入れ
    ないことにより一体に作られたものであり、該切り込み
    のない基部が把持されている請求項1〜11のいずれか
    1項の装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の一体に作られた複数
    の板体の夫々の自由端側の角を落とし、該一体型板体の
    2群を互いに対向してかつ互い違いに入れ込んで配置し
    て、板体の数に対応する数のノズルを一直線に配列して
    なる請求項12の装置。
  14. 【請求項14】 一板の板の中央部に切り込みを入れて
    作られた、互いに対向してかつ互い違いに入れ込んで配
    置された2列の板体を備え、板体の数に対応する数のノ
    ズルを一直線に配列してなる請求項12の装置。
  15. 【請求項15】 通路(3)と板体(4)との間にゴム
    弾性物質からなる弁座(6)があり、板体(4)が閉じ
    る位置にあるときに弁座(6)を押圧して通路(3)を
    閉じ、その際の弁座(6)の開口断面積がノズル(2)
    の断面積の25倍以上である請求項1〜14のいずれか
    1つの装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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