JPH03108410A - 排水材及びこれを利用した人工土層構造 - Google Patents
排水材及びこれを利用した人工土層構造Info
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- JPH03108410A JPH03108410A JP1242640A JP24264089A JPH03108410A JP H03108410 A JPH03108410 A JP H03108410A JP 1242640 A JP1242640 A JP 1242640A JP 24264089 A JP24264089 A JP 24264089A JP H03108410 A JPH03108410 A JP H03108410A
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Landscapes
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はコンクリート又はアスファルト等の実質上水を
透さない不透水層と土層との間に敷き詰められる排水材
及びこれを利用した人工土層構造に関するものである。
透さない不透水層と土層との間に敷き詰められる排水材
及びこれを利用した人工土層構造に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)従来、
コンクリート、アスファルト等の実質上水を透さない不
透水層の上に、パーライト等の排水材と土とをのせてな
る人工庭園が知られている(実開昭55−118036
号公報)。
コンクリート、アスファルト等の実質上水を透さない不
透水層の上に、パーライト等の排水材と土とをのせてな
る人工庭園が知られている(実開昭55−118036
号公報)。
ところが該庭園の形成過程に土等を運ぶ重機がパーライ
トの上にのると、パーライトそのものが破壊するので、
嵩比重が増大し排水機能が低下すると言う問題点があっ
た。本発明は前記の問題を解決することを課題とする。
トの上にのると、パーライトそのものが破壊するので、
嵩比重が増大し排水機能が低下すると言う問題点があっ
た。本発明は前記の問題を解決することを課題とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は前記の課題を解決するために、多孔性珪酸カル
シウム水和物の粒体からなる、土層の下に敷き詰めるた
めの排水材なる構成を特徴する請求項1の発明) 本発明はコンクリート、アスファルト等の実質上水を透
さない不透水層の上に、多孔質珪酸カルシウム水和物粒
体と、網状物及び/又は繊維集合体層などからなる土の
支持層と、土とを順次積層させてなる人工土層構造をそ
の構成とする(請求項の2発明)。
シウム水和物の粒体からなる、土層の下に敷き詰めるた
めの排水材なる構成を特徴する請求項1の発明) 本発明はコンクリート、アスファルト等の実質上水を透
さない不透水層の上に、多孔質珪酸カルシウム水和物粒
体と、網状物及び/又は繊維集合体層などからなる土の
支持層と、土とを順次積層させてなる人工土層構造をそ
の構成とする(請求項の2発明)。
(作用)
土の下に敷き詰められる排水材が多孔性珪酸カルシウム
粒体から成っているので、嵩高で軽量である割りには圧
縮強度が大きい。そのためこの排水材の上に被せられた
土層上に重機を載せても潰れてしまうことがない。
粒体から成っているので、嵩高で軽量である割りには圧
縮強度が大きい。そのためこの排水材の上に被せられた
土層上に重機を載せても潰れてしまうことがない。
前記排水材は保水性に富んでいるので、土層に水を補給
することが可能になり、その結果土層そのものを比較的
薄くすることが可能になる。排水材が珪酸カルシウム水
和物からなっているので、陽イオン交換能が大きく、そ
のため、前記水和物が無機肥料成分を捕捉し、植物の育
成機能を高める。
することが可能になり、その結果土層そのものを比較的
薄くすることが可能になる。排水材が珪酸カルシウム水
和物からなっているので、陽イオン交換能が大きく、そ
のため、前記水和物が無機肥料成分を捕捉し、植物の育
成機能を高める。
(実施例)
以下、本発明を建物の屋上に形成した人工土層構造に具
体化した実施例を図面を参照しながら説明する。
体化した実施例を図面を参照しながら説明する。
不透水層としての建物(図示なし)の屋上1に人工土層
を包囲するための枠2をコンクンリートブロック等によ
り形成する。前記枠2内において屋上1にまず排水材と
しての多孔性珪酸カルシウム水和物の粒体3を約100
mmの厚さで敷き詰め、排水材層4を形成する。
を包囲するための枠2をコンクンリートブロック等によ
り形成する。前記枠2内において屋上1にまず排水材と
しての多孔性珪酸カルシウム水和物の粒体3を約100
mmの厚さで敷き詰め、排水材層4を形成する。
前記多孔性珪酸カルシウム水和物の粒体3は次のように
して得る。すなわち、珪酸質原料、石灰質原料及び水か
らなる水スラリーをアルミニウム粉末の存在下で発泡・
硬化させ、得られた硬化体を水蒸気の存在下、かつ高温
高圧下で養生して軽量気泡コンクリート、すなわち、ト
バモライト、ゾノトライト等にしてこのコンクリートを
粗粉砕して平均粒度を3〜20mm、好ましくは8〜1
5mm、嵩比重0.5〜0.7の粒体とする。
して得る。すなわち、珪酸質原料、石灰質原料及び水か
らなる水スラリーをアルミニウム粉末の存在下で発泡・
硬化させ、得られた硬化体を水蒸気の存在下、かつ高温
高圧下で養生して軽量気泡コンクリート、すなわち、ト
バモライト、ゾノトライト等にしてこのコンクリートを
粗粉砕して平均粒度を3〜20mm、好ましくは8〜1
5mm、嵩比重0.5〜0.7の粒体とする。
次に、前記のように形成した排水材層4の上に作業員が
上ってロックウールを敷き詰めて第2の土の支持層5を
形成する。そしてさらに前記第2の土の支持層5の上に
合成繊維寒冷紗からなる第1の土の支持層6を敷く。前
記第1の土の支持層6の目の大きさは後述する土の粒子
をほとんど通過させることがない程度とする。
上ってロックウールを敷き詰めて第2の土の支持層5を
形成する。そしてさらに前記第2の土の支持層5の上に
合成繊維寒冷紗からなる第1の土の支持層6を敷く。前
記第1の土の支持層6の目の大きさは後述する土の粒子
をほとんど通過させることがない程度とする。
最後に、第1の土の支持層6の上に作業員が上がりなが
ら土11を客土し、さらに場合によってはローラ等によ
り客土された土11を地ならしして厚みが約100mm
の土の層12を形成すると、本発明の人工土層13が形
成される。なお、前記枠2内において屋上1にはその表
面に到達した水8を集水するための排水溝9とその排水
溝9から集水された水8を屋外に排水するための排水管
7が前記屋上の適当な箇所に1又は複数本設けられてい
る。
ら土11を客土し、さらに場合によってはローラ等によ
り客土された土11を地ならしして厚みが約100mm
の土の層12を形成すると、本発明の人工土層13が形
成される。なお、前記枠2内において屋上1にはその表
面に到達した水8を集水するための排水溝9とその排水
溝9から集水された水8を屋外に排水するための排水管
7が前記屋上の適当な箇所に1又は複数本設けられてい
る。
この実施例ではさらに好ましくは前記排水管7の上端面
を屋上1の表面より僅かに高く、かつ前記排水材層4の
上面より相当低くしてして屋上1に水8が若干量溜るよ
うにすると、長期間両が降らないときはその水を前記珪
酸カルシウム水和物3により土11に補給可能になる。
を屋上1の表面より僅かに高く、かつ前記排水材層4の
上面より相当低くしてして屋上1に水8が若干量溜るよ
うにすると、長期間両が降らないときはその水を前記珪
酸カルシウム水和物3により土11に補給可能になる。
上記のように構成された人工土層13の土の層12に芝
、樹木等を植えると人工庭園が形成される。 このよう
に人工庭園を形成する過程で作業員が排水材層4の上に
上がったり、第2.1の土の支持層5.6又は第1の土
の層12に上ったりしても、前記排水材層4を構成する
珪酸カルシウム水和物の粒体3は特定の原料を使用して
特定の方法により製造されたものであるので、破壊され
ることはない。しかも排水材層4の嵩比重は0゜6と小
さいので、厚みの割りには屋上1に対する負荷が少ない
。
、樹木等を植えると人工庭園が形成される。 このよう
に人工庭園を形成する過程で作業員が排水材層4の上に
上がったり、第2.1の土の支持層5.6又は第1の土
の層12に上ったりしても、前記排水材層4を構成する
珪酸カルシウム水和物の粒体3は特定の原料を使用して
特定の方法により製造されたものであるので、破壊され
ることはない。しかも排水材層4の嵩比重は0゜6と小
さいので、厚みの割りには屋上1に対する負荷が少ない
。
このように構成されている庭園に雨が降った場合、雨水
は第1の土の層11に吸収され余剰の水は第1、第2の
土の支持層5.6を通過して排水材層4に到達する。排
水材層4は珪酸カルシウム水和物の粒体3から形成され
ているので、雨水はその粒体3に吸着され、余剰の雨水
は屋上1に到達し、排水溝9及び排水管7を通って建物
外に排水される。
は第1の土の層11に吸収され余剰の水は第1、第2の
土の支持層5.6を通過して排水材層4に到達する。排
水材層4は珪酸カルシウム水和物の粒体3から形成され
ているので、雨水はその粒体3に吸着され、余剰の雨水
は屋上1に到達し、排水溝9及び排水管7を通って建物
外に排水される。
さらに、前記粒体3そのものは保水性に富んでいるので
、−旦保水した場合、第1の土の層11が乾いてきくる
とその層11に水を補給する。従ってもし従来技術の排
水材、例えばパーライトと同等の保水性を期待しようと
すると、それに比較して第1の土の層11を比較的薄く
することができる。加えて排水材層4そのものが珪酸カ
ルシウム水和物からなっているので、陽イオン交換能が
大きく、そのため、無機肥料成分を捕捉するという効果
を発揮する。
、−旦保水した場合、第1の土の層11が乾いてきくる
とその層11に水を補給する。従ってもし従来技術の排
水材、例えばパーライトと同等の保水性を期待しようと
すると、それに比較して第1の土の層11を比較的薄く
することができる。加えて排水材層4そのものが珪酸カ
ルシウム水和物からなっているので、陽イオン交換能が
大きく、そのため、無機肥料成分を捕捉するという効果
を発揮する。
以上の説明は屋上に人工庭園を製造する態様について説
明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、
本発明の根本的技術思想を踏襲する限度において他の態
様で実施することもできる。
明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、
本発明の根本的技術思想を踏襲する限度において他の態
様で実施することもできる。
例えば、都市を再開発するとき、屋上とは異なった場所
のコンクリート地盤の上に人工庭園を作り、その庭園に
降った雨水の余剰水を集めてその余剰水を再度利用する
ようにする場合、前記庭園の構造を本発明の人工土層構
造を組込むことも可能である。
のコンクリート地盤の上に人工庭園を作り、その庭園に
降った雨水の余剰水を集めてその余剰水を再度利用する
ようにする場合、前記庭園の構造を本発明の人工土層構
造を組込むことも可能である。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明の排水材は、嵩高で軽量で
ある割りには圧縮強度が大きいので、この排水材の上に
被せられた土層上に作業員や重機がのっても潰れるこが
なく、従って優れた排水性能を発揮するという効果を奏
する。
ある割りには圧縮強度が大きいので、この排水材の上に
被せられた土層上に作業員や重機がのっても潰れるこが
なく、従って優れた排水性能を発揮するという効果を奏
する。
また、前記排水材は保水性に富んでいるので、土層に水
を補給し、その結果、土層を比較的薄くすることが可能
になるだけでなく、排水材が珪酸カルシウム水和物から
なっているので、陽イオン交換能が大きく、そのため、
無機肥料成分を捕捉するという付加的効果も発揮する。
を補給し、その結果、土層を比較的薄くすることが可能
になるだけでなく、排水材が珪酸カルシウム水和物から
なっているので、陽イオン交換能が大きく、そのため、
無機肥料成分を捕捉するという付加的効果も発揮する。
図面は本発明の実施例を示す部分縦断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、多孔性珪酸カルシウム水和物の粒体(3)からなる
、土の層(11)の下に敷き詰めるための排水材。 2、コンクリート、アスファルト等の実質上水を透さな
い不透水層(1)の上に、多孔質珪酸カルシウム水和物
の粒体(3)と、土の支持体層(5、6)と、土の層(
11)とを順次積層させてなる人工土層構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242640A JPH03108410A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 排水材及びこれを利用した人工土層構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242640A JPH03108410A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 排水材及びこれを利用した人工土層構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108410A true JPH03108410A (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17092054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1242640A Pending JPH03108410A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 排水材及びこれを利用した人工土層構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03108410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347276A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 暗渠農業排水の浄化方法及び浄化システム |
JP2002191230A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-09 | Kureatera:Kk | コンクリート破砕物からなる緑化資材 |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP1242640A patent/JPH03108410A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347276A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 暗渠農業排水の浄化方法及び浄化システム |
JP2002191230A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-09 | Kureatera:Kk | コンクリート破砕物からなる緑化資材 |
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