JP2002191230A - コンクリート破砕物からなる緑化資材 - Google Patents

コンクリート破砕物からなる緑化資材

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JP2002191230A
JP2002191230A JP2000396866A JP2000396866A JP2002191230A JP 2002191230 A JP2002191230 A JP 2002191230A JP 2000396866 A JP2000396866 A JP 2000396866A JP 2000396866 A JP2000396866 A JP 2000396866A JP 2002191230 A JP2002191230 A JP 2002191230A
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concrete
crushed
gravel
greening
artificial soil
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JP2000396866A
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Tomotaka Yanagida
友隆 柳田
Tadashi Yamada
正 山田
Toru Oyama
徹 大山
Yasuhiko Kuroiwa
保彦 黒岩
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KUREATERA KK
Asahi Kasei Corp
Createrra Inc
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KUREATERA KK
Asahi Kasei Corp
Createrra Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ALC破砕物或はコンクリート破砕物を用い
て構成する人工土壌或は排水用資材に於て、これ等の人
工土壌を多量の酸を用いて中和したり、或は特殊な加工
を施すことなくして、植物の生育に適し、かつ安価に大
量生産することが出来る人工土壌或は排水用資材等の緑
化資材を目的とする。 【解決手段】 粒径が1.9mm以下の画分を有する砂
状コンクリート或は粒径が51mm以上の画分を有する
塊状コンクリートまたはこれ等の混合した砂礫状コンク
リートを、粒径が2〜50mmの画分を有する砂礫状コ
ンクリートの中に1対1以下の割合で混合して製造した
人工土壌用の緑化委資材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、園芸業、造園業、
土木の植栽分野に於て、木、草、花等の植物の育成に使
用される人工土壌、排水資材等の緑化資材に係り、特に
コンクリートの破砕物或は軽量気泡コンクリート(以下
ALCという)の破砕物(本明細書に於ては両者を含め
て単にコンクリート破砕物という)を用いて製造した植
物を育成するための人工土壌或は排水資材よりなる緑化
資材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヒートアイランド現象の緩和或は
都市景観の美化をはかるため、ビル屋上の緑化促進策が
官民あげて進められるようになってきた。これに伴い、
軽量で、保水性、通気性に富み、植物を健康的に生育さ
せることが出来る人工土壌が要望されるようになって来
た。
【0003】このような人工土壌の原料としては、多孔
質の軽石、パーライト等が一般的に用いられている。前
記軽石は山野から採掘したものであるので、運搬費が嵩
むと共に、採掘する際に自然を破壊する問題があった。
また、前記パーライトは真珠岩を採掘し、この採掘した
ものを焼成して製造したものであるので、多くのエネル
ギーを必要とすると共にコスト高になる問題があった。
【0004】他方で、建築現場等で大量に排出されるコ
ンクリート、ALC等の所謂コンクリート廃材は廃棄す
るのに多大な経費がかかる問題があった。これ等のコン
クリート廃材はゼロエミッションを遂行していく観点か
ら、積極的にリサイクル利用することが要請されてい
る。
【0005】前述のコンクリート廃材はアルカリ性が極
めて強いので、これをそのまま細かく破砕して製造した
コンクリート破砕物は、植物を育成するための人工土壌
或は排水用資材等の緑化資材としては、アルカリ性が強
いためにそのままでは利用することが出来ない問題があ
った。
【0006】従って、従来、コンクリート破砕物を、植
物を育成するための緑化資材として利用するためには、
アルカリ性を中和させるために多量の酸を必要とすると
共に、中和させるための加工作業をしなければならない
ので、多額の経費がかかり、コスト高になるために、コ
ンクリート破砕物を緑化資材として積極的に利用するこ
とが極めて困難である問題があった。
【0007】また、前述のようにコンクリート破砕物に
酸を添加して中和した緑化資材も、長期間に亘って使用
していると、外表面を被っていた酸が雨水で流されると
共に、コンクリート破砕物の内部からアルカリ性物質が
溶出して来るために、再びアルカリ性が強くなって使用
することが出来なくなる問題があった。
【0008】その外に、コンクリート破砕物の表面を被
膜で被覆してアルカリ性物質の溶出を抑制する方法も考
えられているが、この場合には極めて堅固な被膜で被覆
しなければならず、その製造工程が複雑で加工作業が困
難であり、コスト高になるので実用化が困難である問題
があった。
【0009】前述の多くの問題を解決するために、例え
ば本件特許出願人は特願平5−292832号公報(第
1公知技術)に示すような園芸用土壌に関する発明をし
ている。
【0010】この第1公知技術に関する発明は、建築現
場から回収したALCの廃棄物を破砕して粒径を約0.
1〜15mmにしたALC破砕物を、水分の存在下に於
て炭酸ガスを吹込むことによって炭酸化反応を進行さ
せ、このALC破砕物のアルカリ性を弱めるようにして
製造した園芸用の土壌の発明である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の第1発
明に係る発明によって製造した園芸用土壌は、アルカリ
性がpH9.05位に弱められるので、人工土壌として
有効に使用することは出来るが、これを製造するために
は、ALC破砕物に水を均一に散布した後でオートクレ
ーブに入れて、炭酸ガスを圧入しながら一定圧で3日間
程度保持して製造しなければならず、安価に大量生産す
ることが困難である問題があった。
【0012】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材は、前述の多くの問題点に鑑み開発された全く
新しい技術であって、特に、コンクリート破砕物は粒径
が小さくなるに比例して溶出するアルカリ性分が多くな
ることを発見すると共に、必要以上に大きな径を有する
塊状のコンクリート破砕物は土壌、排水等の緑化資材と
して使用が困難になる点に着目し、一定範囲の粒径を持
った砂礫状コンクリート破砕物を選択して積極的に利用
することによって、アルカリ性がそれ程強くなく、かつ
安価に大量生産することが出来、植物の育成に充分利用
することが出来る人工土壌、排水用資材等の緑化資材の
技術を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
ト破砕物からなる緑化資材は、前述の従来の問題点を根
本的に改善した発明である。本発明者等は長年の研究と
実験とによって、前述のようにコンクリート破砕物の粒
径が小さくなるに比例して溶出するアルカリ性分が多く
なり、アルカリ性が強くなることを発見すると共に、あ
る一定の範囲の粒径を持ったコンクリート破砕物は、水
で洗浄したり、酸等で中和したり、或は前述のような特
別な加工を施さずとも、そのままの状態で植物を充分に
育成することが可能であることを発見した。
【0014】また、植物の生育に当っても、特に屋上等
の緑化を目的とする場合には、植物は健康的に生育すれ
ば良く、あまり旺盛に生育すると、草刈や枝下ろし等の
管理作業が多くなると共に、風による枝折れ等が発生す
る問題が生じて来るので、植物は健康的に生育のみすれ
ば、必ずしも旺盛に生育する必要がないことも判明し
た。
【0015】従って、前述の一定範囲の粒径を有するア
ルカリ性がある程度強いコンクリート破砕物でも、その
まま加工せずに使用した場合に、植物を充分に健康的に
生育することが出来ることを発明した。
【0016】かつ、育成する植物の種類に応じても、ア
ルカリ性の強いコンクリート破砕物で生育することが出
来ることを発明した。例えばコウライシバではpH8.
5〜9.0で生育し、草花ではpH7.5〜8.5で生
育し、海浜樹木ではpH8.0〜9.0で生育し、内陸
の樹木ではpH7.5〜8.5で生育することも判明し
た。
【0017】さらに、粒径の極めて小さい砂状のコンク
リート破砕物は、表面積が大きくなるのでアルカリ性分
の溶出が多くアルカリ性が強くなり、一方で粒径の大き
な塊状のコンクリート破砕物は、保水性が悪く、植物の
根が通過して根を張ることが出来ずかつ取扱いが困難で
あるが、その反面で表面積が小さいためにアルカリ性分
の溶出が少なくアルカリ性が弱いことが判明した。
【0018】しかし、このような砂状のコンクリート破
砕物或は塊状のコンクリート破砕物も、前述の一定範囲
の粒径を持ったコンクリート破砕物の中に少量混合した
場合には使用することが出来ることが判明した。
【0019】本発明のコンクリート破砕物からなる緑化
資材は、前述の多くの発見を総合的に組合せることによ
って開発した全く新しい発明であって、その第1発明の
要旨は、粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コンク
リート破砕物或は粒径51mm以上の画分を有する塊状
コンクリート破砕物またはこれ等を混合した第2砂礫状
コンクリート破砕物を、粒径2〜50mmの画分を有す
る第1砂礫状コンクリート破砕物の中に1対1以下の割
合で混合して構成したことを特徴とした人工土壌用緑化
資材である。
【0020】前述の第1発明に於ては、前述のように長
年の研究と試験とによって選定した粒径2〜50mmの
画分を有する第1砂礫状コンクリート破砕物を基本的に
用いたので、比較的アルカリ性分が弱く、かつ保水性、
通気性、透水性及び保肥力を有するので、そのままの状
態で植物を充分に生育させることが出来る人工土壌を構
成することが出来る。
【0021】また、育成する植物の種類、育成する場所
等に対応して、前記第1砂礫状コンクリート破砕物の中
に粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コンクリート
破砕物、粒径51mm以上の画分を有する塊状コンクリ
ート破砕物或はこの両者を混合した第2砂礫状コンクリ
ート破砕物を1対1以下の割合で混合しても、植物を生
育することが出来る人工土壌を構成することが出来る。
【0022】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の第2発明の要旨は、前記第1発明の人工土壌
用緑化資材の中に土壌改良材を混合して構成したことを
特徴とした人工土壌用緑化資材である。
【0023】前述の第2発明に於ては、前記第1発明の
人工土壌用緑化資材の中にココダスト、パーク堆肥、パ
ーミキュライト等の土壌改良材を混合したので、コンク
リート破砕物のアルカリ性を相対的に弱めることが出来
ると共に、保水性、通気性、保肥力をより良くし、植物
の生育をより良好にすることが出来る。
【0024】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の第3発明の要旨は、前記第1砂礫状コンクリ
ート破砕物、砂状コンクリート破砕物、塊状コンクリー
ト破砕物及び第2砂礫状コンクリート破砕物がいずれも
軽量気泡コンクリートの破砕物であることを特徴とした
第1発明或は第2発明の人工土壌用緑化資材である。
【0025】前述の第3発明に於ては、使用される全て
のコンクリート破砕物を軽量気泡コンクリートの破砕
物、即ちALCの破砕物のみに限定したので、一般のコ
ンクリート破砕物で構成した人工土壌と比較した場合
に、アルカリ性が弱く、軽く、しかも保水性、通気性、
保肥力等に於て極めて優れた人工土壌を構成することが
出来る。
【0026】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の第4発明の要旨は、前記第1砂礫状コンクリ
ート破砕物に対して前記土壌改良材を容積比で0.05
〜3倍混合して構成したことを特徴とした第2発明或は
第3発明の人工土壌用緑化資材である。
【0027】前述の第4発明に於ては、第1砂礫状コン
クリート破砕物に対して土壌改良材を容積比で0.05
〜3倍混合して人工土壌を構成したので、前述のように
育成する植物の種類或は植物を育成する場所に応じて、
前記範囲で自在に対応して理想的な人工土壌を構成する
ことが出来る。
【0028】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の第5発明の要旨は、前記第1砂礫状コンクリ
ート破砕物を洗浄処理するか或は少量の中和剤を添加中
和して構成したことを特徴とした第1発明乃至第4発明
の人工土壌用緑化資材である。
【0029】前述の第5発明に於ては、第1砂礫状コン
クリート破砕物を洗浄処理するか或は少量の中和剤を添
加して中和して構成したので、製造される人工土壌のア
ルカリ性をより弱めた植物の生育により適した人工土壌
を製造することが出来る。
【0030】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の第6発明の要旨は、育成する植物の種類に応
じて前記第1砂礫状コンクリート破砕物の中に前記砂状
コンクリート破砕物の割合を調整して混合して構成した
ことを特徴とした第1発明乃至第5発明の人工土壌用緑
化資材である。
【0031】前述の第6発明に於ては、前記第1砂礫状
コンクリート破砕物の中に前記砂状コンクリート破砕物
を混合するに当って、予め育成する植物の種類に応じて
その割合を調整して人工土壌を製造したので、目的とす
る特定の植物の生育土壌としては理想的な土壌を製造す
ることが出来る。また、消費者も色々と迷うことなく安
心して使用することが出来る。
【0032】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の中で、排水用緑化資材として使用される第1
発明の排水用資材の要旨は、粒径2〜50mmの画分を
有する第1砂礫状コンクリート破砕物の中に1対0.2
以下の割合で粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コ
ンクリート破砕物或は粒径51mm以上の画分を有する
塊状コンクリート破砕物またはこれ等を混合した第2砂
礫状コンクリート破砕物を混合して構成したことを特徴
とした排水用緑化資材である。
【0033】前述の第1発明の排水用資材は、前記第1
砂礫状コンクリート破砕物の中に1対0.2以下の割合
で粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コンクリート
破砕物或は粒径51mm以上の画分を有する塊状コンク
リート破砕物またはこれ等を混合した第2砂礫状コンク
リート破砕物を混合して構成するので、アルカリ性も弱
く、しかも極めて排水性に優れた排水用資材を構成する
ことが出来る。
【0034】本発明に係るコンクリート破砕物からなる
緑化資材の中で、排水用に使用される緑化資材の第2発
明の要旨は、第1発明の排水用緑化資材を洗浄処理する
か或は少量の中和剤を添加中和して構成したことを特徴
とした排水用緑化資材である。
【0035】前述の第2発明の排水用資材に於ては、第
1発明の排水用資材を洗浄処理するか或は少量の中和剤
を添加して中和したので、排水用資材のアルカリ性をよ
り弱めることが出来、より植物の生育に適した排水用資
材を構成することが出来る。
【0036】
【発明の実施の形態】前述のように、従来に於ては、コ
ンクリート廃棄物から人工土壌或は排水資材を製造する
場合には、細かく破砕されたコンクリート破砕物が比較
的強いアルカリ性を有しており、植物の育成には適さな
いので、コンクリート破砕物のアルカリ性を前述のよう
な種々の手段を用いて弱めることによって、植物の育成
が可能な人工土壌或は排水資材を生産する方法が採用さ
れていた。
【0037】然るに、このような発想によって人工土壌
或は排水資材を製造する場合には、多量の酸を必要と
し、かつ製造工程が複雑であるので、極めてコスト高に
なるために実用に供しないものであったことは前述の通
りである。
【0038】本発明者等は、従来の前述の発想と全く異
なる発想をし、即ち、基本的には多量の酸を用いて中和
したり、或は特殊な加工を施すことなく、特定の範囲の
粒径を持ったコンクリート破砕物を選択することによっ
て、そのままの状態のコンクリート破砕物で植物を育成
することが出来ることを発明したことは、既に前項の
[課題を解決するための手段]で述べた通りである。
【0039】一般的にALC[例えば旭化成工業株式会
社製の商品名へーベル(登録商標)]は、pHが10〜
11であって、アルカリ性が極めて強く、植物根の生育
を著るしく阻害し、そのままでは植物の育成用土壌或は
排水資材として使用することは極めて困難であると考え
られていた。また、コンクリートはALCよりさらにア
ルカリ性が強く、そのままでは人工土壌或は排水資材と
して使用することが出来ないものと考えられていた。
【0040】そこで本発明者等は前述のように、長年の
研究と試験の繰返しによって、建築現場等に廃棄されて
いるALCは勿論のこと、コンクリートの場合にも基本
的には中和加工、炭酸化加工、被膜の被覆加工等の特殊
な加工を施すことなく、そのままの状態で植物の育成に
適する人工土壌或は排水資材を製造することを可能にし
たものである。
【0041】本発明者等は極めて多くの実験を重ねて来
たが、その内の代表的な実施例及び比較例を例示して説
明すると次の通りである。
【0042】本発明者等は、先ずALC破砕物とコンク
リート破砕物の夫々について、粒径2〜15mmの破砕
物と粒径1.9mm以下の破砕物との混合比率を変えな
がら、これ等の混合物のアルカリ度について試験した結
果、表1及び表2に示すような結果が得られた。この試
験によって得られるアルカリ度は試料1gから溶出する
アルカリ分をpH7にするために要する酸のmmg当量
である。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】前記表1、2で判るように、一般的にはA
LCよりもコンクリートのpHは高く、アルカリ性が強
いが、これ等の破砕物の割合が高くなった場合には、コ
ンクリートの破砕物の方がALCの破砕物よりもアルカ
リ度は低くなっていることが判明した。
【0046】前記アルカリ度の試験について、詳細なデ
ータを記述すると次の通りである。ALC(へーベル)
の粉末10gを取り蒸留水100mlを加え所定時間振
とうした。 試料:水 比 1:10 試料振とう時間 10分 上記試料溶液をホールピペットで正確に20mlと
り、三角フラスコに入れる。 指示薬 P ニトロフェノール 変色域のpH 無
(酸) 黄(アルカリ) 1/100N H2SO4により滴定 H2SO4 f=0.9962
【0047】
【実施例1】この実施例1に於ては、ALC破砕物を使
用し、特にALC破砕物の内の粒径が2〜15mmの画
分を有するものと、粒径が1.9mm以下のものとを所
定の割合で混合して構成した人工土壌にアルカリ性を測
定すると共に、これ等の人工土壌を使用して種々の植物
を生育した場合の状態について実験した。その結果は次
に表3に示す通りである。
【0048】
【表3】
【0049】上記表3で明らかな如く、ALC破砕物の
内で、2〜15mmの粒径を持った破砕物が0〜1.9
mmの粒径を持った破砕物に比較して多いもの程、アル
カリ性が弱く、他種類の植物の生育状態が良いことが判
明した。また、生育する植物の中でも、コウライシバや
ケヤキは比較的アルカリ性が強いものでも生育するが、
サツキやコマツナはアルカリ性が少し強くなって来ると
生育が困難になって来ることが判明した。
【0050】前記表3に示すpHは、混合したALC破
砕物に10倍量の純水を加えて30分間浸透した後で測
定した数値である。
【0051】表3の植物の生育状態は葉の大きさ、変形
或はネクロシス等を観察し、正常な形態を保ちながら通
常に近い伸長をしているものを◎、正常な形態を保ちな
がらわずかに伸長をしているものを○、正常な形態を保
っているものの伸長をしていないものを△、正常な形態
を保たず枯れが生じているものを×とした。
【0052】コマツナはノイバウエルポットに50粒播
種し、数回に分けて間引き最終的に3個体とし、観察は
2カ月続けた。他の植物は1/2000ワグネルポット
を用い、コウライシバは張り芝で、サツキとケヤキはポ
ット苗を植え付け、1年間の経過を観察した。
【0053】
【比較例1】この比較例1は、前記実施例1と全く同一
の条件で、単にALC破砕物の内の粒径1.9mm以下
の細かい砂状のものを粒径2〜15mmのALC破砕物
に対して多くした場合について実験したものである。そ
の結果は表4に示す通りである。
【0054】
【表4】
【0055】前記表4によって明らかな如く、ALC破
砕物の内の粒径1.9mm以下のALC破砕物を多く
し、粒径2〜15mmのALC破砕物を少くした場合に
ついて実験した結果は、アルカリ性が強くなり、ほとん
どの植物が生育しないことが明らかとなった。
【0056】
【実施例2】この実施例2は、前述の実施例1の場合の
ALC破砕物の中に土壌改良材を混合して実験したもの
である。土壌改良材は土壌の保水性、通気性、透水性、
保肥力を良くするものであって、有機系土壌改良材とし
ては、ココダスト、ヤシダスト、ピートモス、パーク堆
肥等があり、無機系土壌改良材としては、パーミキュラ
イト、パーライト、ゼオライト等がある。
【0057】この実施例2及び後述の比較例2に於て
は、土壌改良材としてヤシダストを使用した。実施例2
の実験結果は表5に示す通りである。
【0058】
【表5】
【0059】前述の実施例2に於けるpHは、混合物中
のヤシダストとALCの粉末の混合物を取り出し、10
倍量の純水を加え30分浸透後測定した。これは、根は
粒状のALC間に充填されているヤシダストとALC粉
末の混合物中を伸長するためである。
【0060】前述の表5でも明らかな如く、土壌改良材
をALC破砕物の中に混入して構成した人工土壌は、前
記実施例1で構成した人工土壌に比較して、アルカリ性
もより弱く、従って全ての植物が極めて順調に生育する
ことが判明した。
【0061】
【比較例2】前述の実施例2と全く同一の条件で、単に
粒径1.9mm以下のALC破砕物を多くし、粒径2〜
15mmのALC破砕物を少くした場合について実験し
た処、次の表6に示す如く、前記実施例2の場合よりも
植物の生育は悪いが、一応植物を育成することが可能で
あることが判明した。
【0062】
【表6】
【0063】前述の実施例2の場合に、ALC破砕物の
粒径が揃ったものは、粒子間の間隙が30%程度になっ
ているので、この場合には土壌改良材を30%以上混合
することが望ましい。また、ALC破砕物の粒径が全体
的に分散している場合には、間隙が10%程度になるの
で、この間隙を埋めるためには土壌改良材を10%以上
混合することが望ましい。
【0064】
【実施例3】前記実施例1、2に於ては、夫々ALC破
砕物を使用した実施例について説明したが、実施例3に
於ては、コンクリート破砕物を使用した場合について実
験した。その結果は、次の表7に示す通りである。
【0065】
【表7】
【0066】前述のようにコンクリート破砕物を使用し
た場合には、コンクリート破砕物の方がALC破砕物よ
りもアルカリ性は弱いが、保水性、通気性及び保肥力に
於て劣るので土壌改良材を混合して使用する必要がある
ことが判明した。
【0067】前記実施例3に対して、比較例として粒径
2〜15mmのコンクリート破砕物は全く使用せず、粒
径1.9mm以下のコンクリート破砕物の中にヤシダス
トを混合して実験した処、pHが9.6となり、アルカ
リ性が強く、ほとんどの植物の生育に適さない人工土壌
が構成された。
【0068】本発明者等は、前述の実施例1、2、3に
於て使用しなかったALC破砕物或はコンクリート破砕
物の中で、粒径が16〜50mmの礫状のもの、或は粒
径51mm以上の塊状のものについて夫々前記実施例
1、2、3と同様な条件で実験した処、粒径が16〜5
0mmの礫状のものは、前述の粒径が2〜15mmのも
のとほぼ同等の結果が得られた。しかし、粒径51mm
以上の塊状のものについては、アルカリ性は弱いが、保
水性、通気性、保肥力の点に於て著るしく劣ることが判
明した。
【0069】前述の多くの実施例及び比較例によっても
明らかな如く、粒径2〜50mmのALC或はコンクリ
ートの破砕物は、これを何ら洗浄処理したり、酸で中和
したり、或は特殊な加工を施すことなく、そのままの状
態のものを人工土壌或は排水資材として使用することが
出来、植物を生育させることが出来ることが明らかとな
った。
【0070】また、前述の特定の範囲のALC或はコン
クリートの破砕物の中にそれ以外のALC或はコンクリ
ートの破砕物を一定の割合で混合した場合にも、植物を
生育させることが明らかとなった。
【0071】さらに、これ等のALC或はコンクリート
の破砕物の中に土壌改良材を混合した場合には、より植
物の生育に良い人工土壌或は排水資材を製造することが
出来ることも明らかとなった。
【0072】また、前記実施例に於ては具体的に例示し
ていないが、前記実施例或は比較例で製造した人工土壌
或は排水資材を洗浄処理するか、または少量の中和剤を
これ等の人工土壌或は排水資材に添加して中和した場合
には、アルカリ性をより弱めることが出来、より植物の
生育に適する人工土壌或は排水資材を製造することが出
来ると判明した。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る緑化資材の内の人工土壌に
於ては、前述の実施例で具体的に詳述したように、粒径
2〜50mmの画分を有する第1砂礫状コンクリート破
砕物を基本的に用いたので、比較的アルカリ性分が弱
く、かつ保水性、通気性、透水性及び保肥力を有するの
で、そのままの状態で植物を充分に生育させることが出
来る人工土壌を構成することが出来る等の多大な効果を
有している。
【0074】また、育成する植物の種類、育成する場所
等に対応して、前記第1砂礫状コンクリート破砕物の中
に粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コンクリート
破砕物、粒径51mm以上の画分を有する塊状コンクリ
ート破砕物或はこの両者を混合した第2砂礫状コンクリ
ート破砕物を1対1以下の割合で混合しても、植物を生
育することが出来る人工土壌を構成することが出来る効
果を有している。
【0075】前記発明の人工土壌用緑化資材の中にココ
ダスト、パーク堆肥、パーミキュライト等の土壌改良材
を混合した場合には、コンクリート破砕物のアルカリ性
を相対的に弱めることが出来ると共に、保水性、通気
性、保肥力をより良くし、植物の生育をより良好にする
ことが出来る等の多くの効果を有している。
【0076】人工土壌に使用される全てのコンクリート
破砕物を軽量気泡コンクリートの破砕物、即ちALCの
破砕物のみに限定した場合には、一般のコンクリート破
砕物で構成した人工土壌と比較した場合に、アルカリ性
が弱く、軽く、しかも保水性、通気性、保肥力等に於て
極めて優れた人工土壌を構成することが出来る等の多大
な効果を得ることが出来る。
【0077】前述の構成を有する砂礫状コンクリート破
砕物に対して土壌改良材を容積比で0.05〜3倍混合
して人工土壌を構成したので、前述のように育成する植
物の種類或は植物を育成する場所に応じて、前記範囲で
自在に対応して理想的な人工土壌を構成することが出来
る効果を有している。
【0078】前記砂礫状コンクリート破砕物を洗浄処理
するか或は少量の中和剤を添加して中和して構成した場
合には、製造される人工土壌のアルカリ性をより弱めた
植物の生育により適した人工土壌を製造することが出来
る効果を有している。
【0079】前述の構成を有する砂礫状コンクリート破
砕物の中に、前記砂状コンクリート破砕物を混合するに
当って、予め育成する植物の種類に応じてその割合を調
整して人工土壌を製造した場合には、目的とする特定の
植物の生育土壌としては理想的な土壌を製造することが
出来る。また、消費者も色々と迷うことなく安心して使
用することが出来る効果を有している。
【0080】本発明に係るコンクリート破砕物を用いて
構成した緑化資材の内の排水用資材に於ては、前記2〜
50mmの砂礫状コンクリート破砕物の中に、1対0.
2以下の割合で粒径1.9mm以下の画分を有する砂状
コンクリート破砕物或は粒径51mm以上の画分を有す
る塊状コンクリート破砕物またはこれ等を混合した第2
砂礫状コンクリート破砕物を混合して構成するので、ア
ルカリ性も弱く、しかも極めて排水性に優れた排水用資
材を構成することが出来る効果を有している。
【0081】前述のように構成した排水用資材を、洗浄
処理するか或は少量の中和剤を添加して中和した場合に
は、排水用資材のアルカリ性をより弱めることが出来、
より植物の生育に適した排水用資材を構成することが出
来る効果を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正 茨城県猿島郡境町大字染谷106 旭化成工 業株式会社内 (72)発明者 大山 徹 茨城県猿島郡境町大字染谷106 旭化成工 業株式会社内 (72)発明者 黒岩 保彦 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 旭 化成工業株式会社内 Fターム(参考) 2B022 AA05 AB02 AB04 BA01 BA03 BA04 BA14 BA16 BB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径1.9mm以下の画分を有する砂状
    コンクリート破砕物或は粒径51mm以上の画分を有す
    る塊状コンクリート破砕物またはこれ等を混合した第2
    砂礫状コンクリート破砕物を、粒径2〜50mmの画分
    を有する第1砂礫状コンクリート破砕物の中に1対1以
    下の割合で混合して構成したことを特徴とした人工土壌
    用緑化資材。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の人工土壌用緑化資材の中
    に土壌改良材を混合して構成したことを特徴とした人工
    土壌用緑化資材。
  3. 【請求項3】 前記第1砂礫状コンクリート破砕物、砂
    状コンクリート破砕物、塊状コンクリート破砕物及び第
    2砂礫状コンクリート破砕物がいずれも軽量気泡コンク
    リートの破砕物であることを特徴とした請求項1或は請
    求項2の人工土壌用緑化資材。
  4. 【請求項4】 前記第1砂礫状コンクリート破砕物に対
    して前記土壌改良材を容積比で0.05〜3倍混合して
    構成したことを特徴とした請求項2或は請求項3の人工
    土壌用緑化資材。
  5. 【請求項5】 前記第1砂礫状コンクリート破砕物を洗
    浄処理するか或は少量の中和剤を添加中和して構成した
    ことを特徴とした請求項1乃至請求項4の人工土壌用緑
    化資材。
  6. 【請求項6】 育成する植物の種類に応じて前記第1砂
    礫状コンクリート破砕物の中に前記砂状コンクリート破
    砕物の割合を調整して混合して構成したことを特徴とし
    た請求項1乃至請求項5の人工土壌用緑化資材。
  7. 【請求項7】 粒径2〜50mmの画分を有する第1砂
    礫状コンクリート破砕物の中に1対0.2以下の割合で
    粒径1.9mm以下の画分を有する砂状コンクリート破
    砕物或は粒径51mm以上の画分を有する塊状コンクリ
    ート破砕物またはこれ等を混合した第2砂礫状コンクリ
    ート破砕物を混合して構成したことを特徴とした排水用
    緑化資材。
  8. 【請求項8】 請求項7の排水用緑化資材を洗浄処理す
    るか或は少量の中和剤を添加中和して構成したことを特
    徴とした排水用緑化資材。
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