JPH0310839B2 - - Google Patents
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- JPH0310839B2 JPH0310839B2 JP58044523A JP4452383A JPH0310839B2 JP H0310839 B2 JPH0310839 B2 JP H0310839B2 JP 58044523 A JP58044523 A JP 58044523A JP 4452383 A JP4452383 A JP 4452383A JP H0310839 B2 JPH0310839 B2 JP H0310839B2
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- JP
- Japan
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- bimetallic snap
- closing
- disc
- bimetallic
- snap disc
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Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 15
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000000418 atomic force spectrum Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000001627 detrimental effect Effects 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16T—STEAM TRAPS OR LIKE APPARATUS FOR DRAINING-OFF LIQUIDS FROM ENCLOSURES PREDOMINANTLY CONTAINING GASES OR VAPOURS
- F16T1/00—Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers
- F16T1/02—Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers with valves controlled thermally
- F16T1/08—Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers with valves controlled thermally by bimetallic strips or plates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、弁座と、これと協働する前圧側の閉
鎖部材と、前圧側に配置された少なくとも一つの
バイメタル−スナツプ円板とを有し、バイメタル
−スナツプ円板が一方の側で支持体に支持され、
ならびに他方の側で閉鎖部材を担持し、そして温
度が高くなると、弁座に向つて運動するようにな
つている蒸気トラツプから出発している。
鎖部材と、前圧側に配置された少なくとも一つの
バイメタル−スナツプ円板とを有し、バイメタル
−スナツプ円板が一方の側で支持体に支持され、
ならびに他方の側で閉鎖部材を担持し、そして温
度が高くなると、弁座に向つて運動するようにな
つている蒸気トラツプから出発している。
開放温度と閉鎖温度が飽和蒸気曲線に対する圧
力で平行にすべらないこのような蒸気トラツプ
は、特に、遅延のない排出に依らない所で、場合
によつては凝縮物の熱量をなお利用しなければな
らない所に適用されている。バイメタル−スナツ
プ円板が閉鎖部材を急に開いたりぱちんと閉じた
りするようにすることは周知である。この型式の
周知の蒸気トラツプ(米国特許明細書1681911)
では、とりわけ、バイメタル−スナツプ円板が冷
却されると、閉鎖部材が十分な開放位置に急に開
く前に、まず常に、閉鎖部材を弁座に押圧する密
閉力をゆつくりと連続して減少させることが行わ
れる。その後まず、さらに温度が下ると、バイメ
タル−スナツプ円板が閉鎖部材を十分な開放位置
に急速に運動させることができる。しかしなが
ら、相応する作動条件で、密閉力の減少中すで
に、落下する凝縮物と導出される凝縮物の間の平
衡、従つて開放力と閉鎖力の間の平衡が起ること
がある。そのとき、閉鎖部材の急な開放は全く起
らない。この状況では―十分な密閉力のない―蒸
気トラツプがもはや確実に閉鎖しない。締切位置
での汚染沈積物や侵蝕はその有害な結果である。
力で平行にすべらないこのような蒸気トラツプ
は、特に、遅延のない排出に依らない所で、場合
によつては凝縮物の熱量をなお利用しなければな
らない所に適用されている。バイメタル−スナツ
プ円板が閉鎖部材を急に開いたりぱちんと閉じた
りするようにすることは周知である。この型式の
周知の蒸気トラツプ(米国特許明細書1681911)
では、とりわけ、バイメタル−スナツプ円板が冷
却されると、閉鎖部材が十分な開放位置に急に開
く前に、まず常に、閉鎖部材を弁座に押圧する密
閉力をゆつくりと連続して減少させることが行わ
れる。その後まず、さらに温度が下ると、バイメ
タル−スナツプ円板が閉鎖部材を十分な開放位置
に急速に運動させることができる。しかしなが
ら、相応する作動条件で、密閉力の減少中すで
に、落下する凝縮物と導出される凝縮物の間の平
衡、従つて開放力と閉鎖力の間の平衡が起ること
がある。そのとき、閉鎖部材の急な開放は全く起
らない。この状況では―十分な密閉力のない―蒸
気トラツプがもはや確実に閉鎖しない。締切位置
での汚染沈積物や侵蝕はその有害な結果である。
本発明は、閉鎖部材がその都度閉鎖位置で確実
に閉鎖するのに十分な密閉力でぱちんと締まり、
そしてなお、十分な密閉力から十分な開放位置に
常に急に開く、冒頭に述べた種類の蒸気トラツプ
を創造することを課題の基礎としている。
に閉鎖するのに十分な密閉力でぱちんと締まり、
そしてなお、十分な密閉力から十分な開放位置に
常に急に開く、冒頭に述べた種類の蒸気トラツプ
を創造することを課題の基礎としている。
この課題は、特許請求の範囲第1項に記載の発
明の特徴により解決される。
明の特徴により解決される。
バイメタル−スナツプ円板の閉鎖−スナツプ行
程の完了前になお、本発明の蒸気トラツプでは、
閉鎖部材が弁座に当接する。引き続き、バイメタ
ル−スナツプ円板が閉鎖部材に対する相対行程の
ようなその閉鎖−スナツプ行程の残りを行う。閉
鎖位置では、閉鎖部材が前圧により相応する密閉
力で弁座に押圧される。温度が下ると、バイメタ
ル−スナツプ円板がまず緩慢に相対行程の一部を
行つて、スナツプ位置に来る。それから、バイメ
タル−スナツプ円板が残りの相対行程をスナツプ
作用しながら通過して、最後に加速度で密閉力が
瞬間的に減少して閉鎖部材を開放連行部材を介し
て十分な開放位置にはね上げる。従つて、蒸気ト
ラツプが、閉鎖部材に作用する完全な密閉力から
開放する。それにより、漏洩が確実に防止され
る。
程の完了前になお、本発明の蒸気トラツプでは、
閉鎖部材が弁座に当接する。引き続き、バイメタ
ル−スナツプ円板が閉鎖部材に対する相対行程の
ようなその閉鎖−スナツプ行程の残りを行う。閉
鎖位置では、閉鎖部材が前圧により相応する密閉
力で弁座に押圧される。温度が下ると、バイメタ
ル−スナツプ円板がまず緩慢に相対行程の一部を
行つて、スナツプ位置に来る。それから、バイメ
タル−スナツプ円板が残りの相対行程をスナツプ
作用しながら通過して、最後に加速度で密閉力が
瞬間的に減少して閉鎖部材を開放連行部材を介し
て十分な開放位置にはね上げる。従つて、蒸気ト
ラツプが、閉鎖部材に作用する完全な密閉力から
開放する。それにより、漏洩が確実に防止され
る。
閉鎖温度で、閉鎖位置にある閉鎖部材に付加的
に作用する密閉力を、特許請求の範囲第2項の特
徴で達成できる。この場合にも、閉鎖部材が常に
突然に、予圧により発生した完全な密閉力から開
放される。
に作用する密閉力を、特許請求の範囲第2項の特
徴で達成できる。この場合にも、閉鎖部材が常に
突然に、予圧により発生した完全な密閉力から開
放される。
特許請求の範囲第3項は、ぱちんと閉まつた後
のバイメタル−スナツプ円板の大きな閉鎖力も、
急に開くときのバイメタル−スナツプ円板の非常
に高い開放エネルギーも達成できる可能性を示
す。
のバイメタル−スナツプ円板の大きな閉鎖力も、
急に開くときのバイメタル−スナツプ円板の非常
に高い開放エネルギーも達成できる可能性を示
す。
特許請求の範囲第4−6項の特徴では、つい
に、蒸気トラツプの原理的機能を変えずに開放温
度と閉鎖温度をずらすことができる。
に、蒸気トラツプの原理的機能を変えずに開放温
度と閉鎖温度をずらすことができる。
特許請求の範囲第7項が示すように、二つのバ
イメタル−スナツプ円板を直列に接続することに
より、比較的わずかな行程のバイメタル−スナツ
プ円板でも大きな閉鎖部材行程を実現することが
できる。必要の場合には、連結されたただ一対の
バイメタル−スナツプ円板の代りに、多数の対の
バイメタル−スナツプ円板を直列に接続すること
ができる。その場合、一方の端部対が閉鎖部材を
担持するのに対し、他方の端部対が固定した支持
体に保持される。
イメタル−スナツプ円板を直列に接続することに
より、比較的わずかな行程のバイメタル−スナツ
プ円板でも大きな閉鎖部材行程を実現することが
できる。必要の場合には、連結されたただ一対の
バイメタル−スナツプ円板の代りに、多数の対の
バイメタル−スナツプ円板を直列に接続すること
ができる。その場合、一方の端部対が閉鎖部材を
担持するのに対し、他方の端部対が固定した支持
体に保持される。
以下、本発明による蒸気トラツプの実施例を図
面により説明する。
面により説明する。
第1図において、前圧室1と低圧室2の間に配
置されたトラツプハウジング(図示省略)の仕切
壁3が弁座4を担持している。この弁座4と、前
圧室1に存在する閉鎖部材5が協働する。閉鎖部
材5はバイメタル−スナツプ円板6に中心に軸方
向に相対運動可能に支承され、かつ開放連行部材
7ならびに停止部8を有する、比較的大きい熱膨
脹係数を有する側面を弁座に向けているバイメタ
ル−スナツプ円板6が、その外縁で支持体9に静
止して保持されている。
置されたトラツプハウジング(図示省略)の仕切
壁3が弁座4を担持している。この弁座4と、前
圧室1に存在する閉鎖部材5が協働する。閉鎖部
材5はバイメタル−スナツプ円板6に中心に軸方
向に相対運動可能に支承され、かつ開放連行部材
7ならびに停止部8を有する、比較的大きい熱膨
脹係数を有する側面を弁座に向けているバイメタ
ル−スナツプ円板6が、その外縁で支持体9に静
止して保持されている。
導出すべき凝縮物が凝縮物トラツプを通つて流
れる場合に、温度が低いときには、圧力により閉
鎖部材5に閉鎖方向に加えられる力が、そのとき
開放方向に作用するバイメタル−スナツプ円板6
の力よりわずかである。蒸気トラツプ内の温度が
上昇すると、バイメタル−スナツプ円板6および
これと共に閉鎖部材5が閉鎖方向に移動する。ク
リープ行程を通り過ぎて決められた円板形態に到
達した後、すなわち決められた温度でバイメタル
−スナツプ円板6がスナツプ作用で動いて閉鎖部
材5がその間に弁座に下降する。その後バイメタ
ル−スナツプ円板6が閉鎖部材5に対して相対行
程10のようなスナツプ運動の残りを行つて、最
後に停止部8に当接しそして閉鎖部材5を、支配
する圧力に対し付加的に閉鎖方向に負荷する。温
度が下ると、バイメタル−スナツプ円板6が閉鎖
部材5に対しまず相対−円板行程を行う。スナツ
プ運動が続く間に、バイメタル−スナツプ円板6
が開放連行部材7に当接して、閉鎖部材5を急激
に弁座4から持ち上げ、十分に開いた位置に上昇
させる。
れる場合に、温度が低いときには、圧力により閉
鎖部材5に閉鎖方向に加えられる力が、そのとき
開放方向に作用するバイメタル−スナツプ円板6
の力よりわずかである。蒸気トラツプ内の温度が
上昇すると、バイメタル−スナツプ円板6および
これと共に閉鎖部材5が閉鎖方向に移動する。ク
リープ行程を通り過ぎて決められた円板形態に到
達した後、すなわち決められた温度でバイメタル
−スナツプ円板6がスナツプ作用で動いて閉鎖部
材5がその間に弁座に下降する。その後バイメタ
ル−スナツプ円板6が閉鎖部材5に対して相対行
程10のようなスナツプ運動の残りを行つて、最
後に停止部8に当接しそして閉鎖部材5を、支配
する圧力に対し付加的に閉鎖方向に負荷する。温
度が下ると、バイメタル−スナツプ円板6が閉鎖
部材5に対しまず相対−円板行程を行う。スナツ
プ運動が続く間に、バイメタル−スナツプ円板6
が開放連行部材7に当接して、閉鎖部材5を急激
に弁座4から持ち上げ、十分に開いた位置に上昇
させる。
開放状況と閉鎖状況を明瞭にするためにダイヤ
グラムで第2図に示してある。縦座標には、バイ
メタル−スナツプ円板6の力Kbと、閉鎖部材5
に作用する予圧と低圧に帰因する力Kdをプロツ
トしてある。横座標には、閉鎖部材5ならびにバ
イメタル−スナツプ円板6の行程Hをプロツトし
てある。座標系のゼロ点は、室温で開放していて
力のない凝縮物トラツプについて選ばれた。
グラムで第2図に示してある。縦座標には、バイ
メタル−スナツプ円板6の力Kbと、閉鎖部材5
に作用する予圧と低圧に帰因する力Kdをプロツ
トしてある。横座標には、閉鎖部材5ならびにバ
イメタル−スナツプ円板6の行程Hをプロツトし
てある。座標系のゼロ点は、室温で開放していて
力のない凝縮物トラツプについて選ばれた。
バイメタル−スナツプ円板6が低温状態で一定
温度t1のときに中心で閉鎖方向に負荷するとすれ
ば、バイメタル−スナツプ円板6により開放方向
に生じた力Kbがまず、ますます増大する閉鎖行
程と共に連続的に増大する。一定の円板形態に到
達した後、または一定の部分行程を通り過ぎた
後、そのとき―スタンプ高さ対板厚の大きな比を
有する板ばねの関係に類似して―バイメタル−ス
ナツプ円板6の緊張の平衡がひつくり返る。それ
に従つて、力Kbがさらに閉鎖行程で再び減少し
て、最後に円板寸法により限定される別の行程位
置から再び増加する。それ故に、与えられた、そ
の都度の一定温度に対する力特性曲線は、比較的
小さい部分行程による最大の力と比較的大きい行
程による最小の力を有するZ形の過程を有する。
力Kbはいつそう高い温度では全くひつくるめて
低い。
温度t1のときに中心で閉鎖方向に負荷するとすれ
ば、バイメタル−スナツプ円板6により開放方向
に生じた力Kbがまず、ますます増大する閉鎖行
程と共に連続的に増大する。一定の円板形態に到
達した後、または一定の部分行程を通り過ぎた
後、そのとき―スタンプ高さ対板厚の大きな比を
有する板ばねの関係に類似して―バイメタル−ス
ナツプ円板6の緊張の平衡がひつくり返る。それ
に従つて、力Kbがさらに閉鎖行程で再び減少し
て、最後に円板寸法により限定される別の行程位
置から再び増加する。それ故に、与えられた、そ
の都度の一定温度に対する力特性曲線は、比較的
小さい部分行程による最大の力と比較的大きい行
程による最小の力を有するZ形の過程を有する。
力Kbはいつそう高い温度では全くひつくるめて
低い。
閉鎖方向に閉鎖部材5に作用する力Kdは、与
られた前圧について行程にわたつてほとんど一定
である。
られた前圧について行程にわたつてほとんど一定
である。
圧力が一定で温度が上昇すると、閉鎖部材5が
開放位置から、力KbとKdの間に安定した平衡を
形成した状態で、交点a1,a2に共属した部分閉鎖
行程を通り過ぎる。閉鎖温度t3では、点a3で、バ
イメタル−スナツプ円板6の力Kbの最大の接線
位置が力Kdと共に生ずる。引き続く力Kbの減少
に依り、閉鎖方向にもはや平衡ができない。それ
故、バイメタル−スナツプ円板6がスナツプ作用
により動く。閉鎖−スナツプ行程中、力曲線が点
a4でゼロ軸と交叉するので、力Kbの作用方向が
開放方向から閉鎖方向へ逆になる。なお、さらに
閉鎖−スナツプ行程の後初めて、バイメタル−ス
ナツプ円板6が閉鎖部材6を点asで弁座4に置
く。ダイヤグラムの延長a5−asは、そのとき急激
に閉鎖部材5に作用する密閉力を示す。閉鎖部材
5の下降後、バイメタル−スナツプ円板6が相対
行程10のようなその残りのスナツプ運動を、今
や静止している閉鎖部材5に対して行い、ついに
は最小の力を通過した後停止部8に当接する。そ
のとき、延長a6−a7に相当する力が付加的な密閉
力として閉鎖部材5に作用する。
開放位置から、力KbとKdの間に安定した平衡を
形成した状態で、交点a1,a2に共属した部分閉鎖
行程を通り過ぎる。閉鎖温度t3では、点a3で、バ
イメタル−スナツプ円板6の力Kbの最大の接線
位置が力Kdと共に生ずる。引き続く力Kbの減少
に依り、閉鎖方向にもはや平衡ができない。それ
故、バイメタル−スナツプ円板6がスナツプ作用
により動く。閉鎖−スナツプ行程中、力曲線が点
a4でゼロ軸と交叉するので、力Kbの作用方向が
開放方向から閉鎖方向へ逆になる。なお、さらに
閉鎖−スナツプ行程の後初めて、バイメタル−ス
ナツプ円板6が閉鎖部材6を点asで弁座4に置
く。ダイヤグラムの延長a5−asは、そのとき急激
に閉鎖部材5に作用する密閉力を示す。閉鎖部材
5の下降後、バイメタル−スナツプ円板6が相対
行程10のようなその残りのスナツプ運動を、今
や静止している閉鎖部材5に対して行い、ついに
は最小の力を通過した後停止部8に当接する。そ
のとき、延長a6−a7に相当する力が付加的な密閉
力として閉鎖部材5に作用する。
温度が下ると、まず付加的密閉力a6−a7が失わ
れる。引き続き、バイメタル−スナツプ円板6が
これと開放連行部材7の間の軸方向ゆるみの内方
で開放方向に移動する。その間、閉鎖部材5がな
お密閉力a5−asで弁座4の上に静止している。開
放温度t2に達すると共に、バイメタルスナツプ円
板6が行程位置a8に到達し、そしてゼロ軸で最小
の力の接線位置が生ずる。さらに開放行程で、ま
たは温度t2より下ると、力Kbの増加が起るので、
バイメタル−スナツプ円板6が開放方向にスナツ
プ作用で動く。開放−スナツプ相中、開放連行部
材7とバイメタル−スナツプ円板6の間にゆるみ
を通り過ぎた後、バイメタル−スナツプ円板6が
開放連行部材7に係合して、密閉力を急激に取り
去りながら閉鎖部材5を弁座4から持ち上げ、a2
による開放位置に連行する。この目的のために、
バイメタル−スナツプ円板6が開放連行部材7に
係合するまでの開放方向の初期のエネルギーが閉
鎖部材5を開放位置に連行するのに十分であるよ
うな間隔で弁座4が最小の力a8の前に配置されて
いる。
れる。引き続き、バイメタル−スナツプ円板6が
これと開放連行部材7の間の軸方向ゆるみの内方
で開放方向に移動する。その間、閉鎖部材5がな
お密閉力a5−asで弁座4の上に静止している。開
放温度t2に達すると共に、バイメタルスナツプ円
板6が行程位置a8に到達し、そしてゼロ軸で最小
の力の接線位置が生ずる。さらに開放行程で、ま
たは温度t2より下ると、力Kbの増加が起るので、
バイメタル−スナツプ円板6が開放方向にスナツ
プ作用で動く。開放−スナツプ相中、開放連行部
材7とバイメタル−スナツプ円板6の間にゆるみ
を通り過ぎた後、バイメタル−スナツプ円板6が
開放連行部材7に係合して、密閉力を急激に取り
去りながら閉鎖部材5を弁座4から持ち上げ、a2
による開放位置に連行する。この目的のために、
バイメタル−スナツプ円板6が開放連行部材7に
係合するまでの開放方向の初期のエネルギーが閉
鎖部材5を開放位置に連行するのに十分であるよ
うな間隔で弁座4が最小の力a8の前に配置されて
いる。
閉鎖部材5が密閉力から突然に持ち上げられ
る。
る。
停止部8が最初の力a8の後にあることにより、
ゆるみ、すなわちバイメタル−スナツプ円板6と
閉鎖部材5の間の最大相対行程10は、行程位置
as“閉鎖位置”と行程位置a8“最小の力”の間の距
離より大きい。このようにして、行程位置a8、従
つて弁座4を最小の力の近くに配置することがで
きるので、バイメタル−スナツプ円板6のスナツ
プ行程の特に大きい部分が閉鎖部材5のための開
放行程とスナツプ行程として自由に使える。
ゆるみ、すなわちバイメタル−スナツプ円板6と
閉鎖部材5の間の最大相対行程10は、行程位置
as“閉鎖位置”と行程位置a8“最小の力”の間の距
離より大きい。このようにして、行程位置a8、従
つて弁座4を最小の力の近くに配置することがで
きるので、バイメタル−スナツプ円板6のスナツ
プ行程の特に大きい部分が閉鎖部材5のための開
放行程とスナツプ行程として自由に使える。
第3図では、支持体9に、当接ねじ12を中心
で担持する支持ブリツジ11が設けられている。
そこには、ばね13がその一端で支持されている
と共に、その他端で閉鎖方向にバイメタル−スナ
ツプ円板6に作用する。
で担持する支持ブリツジ11が設けられている。
そこには、ばね13がその一端で支持されている
と共に、その他端で閉鎖方向にバイメタル−スナ
ツプ円板6に作用する。
ばね13の力をバイメタル−スナツプ円板6の
力と重畳させることにより、バイメタル−スナツ
プ円板6の力特性曲線を変形させる。この仕方
で、蒸気トラツプの開放温度と閉鎖温度をその都
度の使用場合に適合させることができる。第2図
について述べた作用の経過はこの場合にも変らな
い。
力と重畳させることにより、バイメタル−スナツ
プ円板6の力特性曲線を変形させる。この仕方
で、蒸気トラツプの開放温度と閉鎖温度をその都
度の使用場合に適合させることができる。第2図
について述べた作用の経過はこの場合にも変らな
い。
第4図による実施例は二つのバイメタル−スナ
ツプ円板6,14を有し、これらの円板は比較的
わずかな熱膨脹の側面で互に向き合つている。バ
イメタル−スナツプ円板6が中心にかつ軸方向に
可動に閉鎖部材5を担持しているのに対し、他方
のバイメタル−スナツプ円板14が中心でブリツ
ジ状の支持体15に固定状態で保持されている。
両方のバイメタル−スナツプ円板6,14がそれ
らの外縁で軸方向に互に間隔を置いて、共通の、
行程運動可能な連結部材16に支承されている。
ツプ円板6,14を有し、これらの円板は比較的
わずかな熱膨脹の側面で互に向き合つている。バ
イメタル−スナツプ円板6が中心にかつ軸方向に
可動に閉鎖部材5を担持しているのに対し、他方
のバイメタル−スナツプ円板14が中心でブリツ
ジ状の支持体15に固定状態で保持されている。
両方のバイメタル−スナツプ円板6,14がそれ
らの外縁で軸方向に互に間隔を置いて、共通の、
行程運動可能な連結部材16に支承されている。
これらの実施形態の作動の仕方は、第1図につ
いて述べた作動の仕方に対応する。両方のバイメ
タル−スナツプ円板6,14の行程が加算される
にすぎない。
いて述べた作動の仕方に対応する。両方のバイメ
タル−スナツプ円板6,14の行程が加算される
にすぎない。
第1図はバイメタル−スナツプ円板を有する第
一の蒸気トラツプの部分断面図、第2図は開放力
および閉鎖力ダイアグラム、第3図は調整可能な
第二の蒸気トラツプの部分断面図、第4図は二つ
のバイメタル−スナツプ円板を有する第三の蒸気
トラツプの部分断面図である。 4……弁座、5……閉鎖部材、6……バイメタ
ル−スナツプ円板、7……開放連行部材、9……
支持体。
一の蒸気トラツプの部分断面図、第2図は開放力
および閉鎖力ダイアグラム、第3図は調整可能な
第二の蒸気トラツプの部分断面図、第4図は二つ
のバイメタル−スナツプ円板を有する第三の蒸気
トラツプの部分断面図である。 4……弁座、5……閉鎖部材、6……バイメタ
ル−スナツプ円板、7……開放連行部材、9……
支持体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 弁座と、これと協働する前圧側の閉鎖部材
と、前圧側に配置された少なくとも一つのバイメ
タル−スナツプ円板とを備え、このバイメタル−
スナツプ円板が一方の側で支持体に支持され、な
らびに他方の側で閉鎖部材を担持し、そして温度
が上ると、弁座に向つて運動するようになつてい
る蒸気トラツプにおいて、閉鎖部材5がバイメタ
ル−スナツプ円板6に軸方向に移動可能に支承さ
れ、かつバイメタル−スナツプ円板6と係合する
ための開放連行部材7を担持しており、弁座4が
バイメタル−スナツプ円板6の開放スナツプ行程
と閉鎖スナツプ行程a3−a6,a8−a1の共通の行程
区分a3−a8の内方に、およびそこで閉鎖−スナツ
プ行程中バイメタル−スナツプ円板6の力が閉鎖
方向に指向する範囲a4−a8に配置されることを特
徴とする蒸気トラツプ。 2 閉鎖部材5に対するバイメタル−スナツプ円
板6の相対行程10が閉鎖方向に閉鎖部材5の停
止部8により制限される、特許請求の範囲第1項
記載の蒸気トラツプ。 3 開放連行部材7と停止部8により制限され
た、バイメタル−スナツプ円板6と閉鎖部材5の
間の最大相対行程10は、スナツプ作用で閉まる
ときに閉鎖部材5が弁座4に当接するバイメタル
−スナツプ円板6の行程位置と、バイメタル−ス
ナツプ円板6がスナツプ作用で開く際の行程位置
の間の距離as−a8より大きい、特許請求の範囲第
2項記載の蒸気トラツプ。 4 一端で当接部12に支持され、かつ他端でバ
イメタルスナツプ円板6に作用するばね13を備
えた、特許請求の範囲第1項から第3項までのう
ちのいずれか一つに記載の蒸気トラツプ。 5 当接部12が軸方向に調整可能である、特許
請求の範囲第4項記載の蒸気トラツプ。 6 ばね13は、バイメタル−スナツプ円板6を
最大の力と最小の力の間の行程範囲に有するばね
強さより小さいばね強さを有する、特許請求の範
囲第4項または第5項記載の蒸気トラツプ。 7 二つのバイメタル−スナツプ円板6,14が
比較的わずかな熱膨脹の側面で互に向き合つて配
置され、バイメタル−スナツプ円板14が中央で
支持体15に保持されると共に、他方が中央で閉
鎖部材6を担持しており、両方のバイメタル−ス
ナツプ円板6,14がその外縁で互に軸方向に間
隔を置いて、共通の行程運動可能な連結部材16
に支承されている、特許請求の範囲第1項から第
6項までのうちのいずれか一つに記載の蒸気トラ
ツプ。
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