JPH03105150A

JPH03105150A - 空気調和機の能力制御装置

Info

Publication number: JPH03105150A
Application number: JP1244063A
Authority: JP
Inventors: Osamu Kanetani; 修金谷
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-09-20
Filing date: 1989-09-20
Publication date: 1991-05-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は，空気調和機に係り．特に暖房能力を通常の
室外熱交換器を使うヒートポンプ運転と，冷媒加熱熱交
換器を使う燃焼運転の切替えを行なうことに可変する空
気調和機の能力制御装置に関するものである。

［従来の技術］第４図は．例えば実公昭５８−２２６５９号公報に示さ
れた従来の暖房能力制御装置を示す冷媒回路図であり，
図において（１）は圧縮機，（２）は四方弁，（４）は
毛細管，（５）は室外熱交換器，（７）は電磁弁，（８
）は膨張弁，（９）は圧縮機（１）の容量制御を行なう
為の電磁弁であり，これらは室外機Ｂに収められている
。（３）は室内熱交換器であり，室内機Ａに収められて
おり．冷媒配管を通して室外機Ｂと接続される。また（
６）は冷媒加熱器であり，この中には，吸熱器（６ａ）
と加熱源（６ｂ）が備えられており，これらは燃焼器Ｃ
に収められている。燃焼器Ｃは室外機Ｂ゛に収められて
いる電磁弁（７）を通して，室外機Ｂと接続されており
，燃料開閉弁（ＩＯ）によって燃焼運転制御が行なわれ
る。

次に動作について説明する。このように構成された冷媒
回路での冷媒の流れは，冷房運転時には，圧縮機（ｌ）
，四方弁（２），室外熱交換器（５），毛細管（４），
膨張弁（８），室内熱交換器（３），の順に流れる。こ
の時室外熱交換器（５）は．凝縮器として，　室内熱交
換器（３）は蒸発器としてそれぞれ作用し，所定の冷房
作用を行なうものである。

また．暖房運転時には．圧縮機（ｌ）．四方弁（２），
室内熱交換器（３），毛細管（４）．膨彊弁（８），室
外熱交換器（５）の順に冷媒が流れる。この時室内熱交
換器（３）は凝縮器として，室外熱交換器（５）は蒸発
器としてそれぞれ作用し，所定の暖房作用を行なうもの
である。

ここで，燃焼運転の場合は，電磁弁（７）が開き，電磁
弁（８）が閉じて．冷媒は圧縮機（ｌ），四方弁（２）
，室内熱交換器（３），電磁弁（７），冷媒加熱器（６
）の順に流れる。この時室内熱交換器（３）は凝縮器と
して，冷媒加熱器（６）は蒸発器としてそれぞれ作用し
所定の燃焼暖房作用を行なう。

第５図は加熱源（６ｂ）への燃料供給を制御する開閉弁
（ＩＯ）の運転制御回路の概略図である。

同図において符号（１）〜（ＩＯ）は第４図の暖房能力
制御装置と同一構成要素であり．その説明は省略する。

また，　（１１）は室外気温を検出するセンサ，　（１
２）はセンサ［１）の信号によって切替れるスイッチ，
　（１３）は冷暖房切替用スイッチ，　（１４１はヒー
トボンブ冷媒加熱運転切替スイッチである。切替スイッ
チ（ｌ３）および（ｌ４）は任意に切替が行なわれるよ
うになっておりこの第５図に示す場合暖房運転で冷媒加
熱運転と設定されているので．電磁弁（７）　．　（９
）に通電され，電磁弁（８）には通電されない。上記の
燃焼運転時のような冷媒の流れになる。そして．外気温
が下がるとセンサ（１１）により，スイッチ（ｌ２）が
ＯＮされ燃料供給用開閉弁（ｌＯ）に通電されることに
より加熱源（６ｂ）に燃料が供給され燃焼が行なわれる
。また．外気温が上がるとセンサ（１１）により．スイ
ッチ（ｌ２）がＯＦＦされ燃料供給用開閉弁（ＩＯ）に
通電されなくなることにより，加熱源（６ｂ）への燃料
がストツブし燃焼が停止される。

［発明が解決しようとする課題］従来の能力制御装置は以上のように構成されているので
，外気温がそれ程低くなく室内温度が低い場合には，燃
料供給用開閉弁には通電されず，燃料ストップのため燃
焼運転が行なえない。

この為，室内温度は，外気温が下がり燃焼運転が行われ
るまで低いままの状態でいるわけであるから，室内空調
空間にいる人々は非常に不快感を感じるなどの問題点が
あった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので，外気温に依存することなく燃焼運転が行なえ
ると共に，室内の空調負荷の状態により，燃焼量を可変
することができ，また，低燃費運転を行なえることので
きる暖房能力制御装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］この発明に係る能力制御装置は室内機に吸込温度検出器
および室内温度設定器とこれら２つの信号を比較する比
較器を設け，また，燃料供給開閉器と加熱源の間に容量
可変装置を設けるとともに．＠房運転時の室内熱交換器
すなわち凝縮器の吹出口側に吹出温度検出器を設け，吹
出温度検出器によって検出した吹出温度と比較器からの
出力信号により容量可変装置に可変命令を出力する吹出
温度判定器を備えたものである。

［作用］この発明における吹出渥度判定手段は，吸込温度検出器
と室内温度検出器の信号を比較器で比較しこの出力によ
り設定される吹出温度と．吹出温度検出器により．検出
した吹出温度とを比較し．その差から加熱源の容量が適
正であるか否かを判定し．適正でないと判定されたとき
．容量可変装置に可変命令を出力することにより外気渇
にまったく依存せず，室内吹出温度を常に適正温度に保
たれるので，空調空間の人々に不快感を与えずにすむ。

［実施例１以下この発明の一実施例を図について説明する。第ｌ図
においで符号（１）〜（ＩＯ）は，第４図に示す従来装
置の同一構成要素であるので説明は省略する。

（２０）は室内の吸込温度を検出する吸込温度検出器，
　（２１）は室内温度を決められた範囲内で任意に設定
できる室内温度設定器である。（２２）は吸込温度検出
器（２０）と．室内温度設定器（２ｌ）から送られてく
る信号を比較し出力する比較器，　（２３）は暖房運転
時の室内熱交換器吹出口側に取り付けられた吹出温度検
出器，　（２４１は吹出温度検出器により検出された吹
出温度によって容量可変装置に可変命令を出力する吹出
温度判定器，　（２５）は吹出温度判定器の命令出力に
より加熱源（６ｂ）および燃料供給開閉弁より供給され
る燃料量を容量制御する容量可変装置である。

第２図において符号（１１〜（ｌ４）は第５図に示す従
来装置の同一構成要素であるので説明は省略するが，同
図は室外気温を検出するセンサ（ｔｉ）とそのセンサか
らの出力により切替わるスイッチ（ｌ２）を取除いてい
るので冷媒加熱運転時には常時燃料供給開閉弁（ｌＯ）
には通電されるように構成されている。

吹出温度判定器（２４）の制御手段については第３図の
フローチャートに示されている。すなわち吹出温度判定
器（２４）においてはＳ−Ｔ　Ｅ　Ｐ　（１）において
，比較器（２２）から送り込まれる信号つまり吸込温度
と設定温度との差にもとづき吸込一設定温度差がｌ　ｄ
ｅｇ未満か，ｌｄｅｇ以上３　ｄｅｇ未満か，３ｄｅｇ
以上か判断する。このＳ　Ｔ　Ｅ　Ｐ　（１）において
１　ｄｅｇ未溝の判断がなされると設定吹出温度が３０
ｄｅｇと設定されＳＴＥＰ（２）へ進む。またＳ　Ｔ　
Ｅ　Ｐ　（１）において１　ｄｅｇ以上３　ｄｅｇ未満
の判断がなされると設定吹出温度が３５ｄｅｇと設定さ
れＳ　Ｔ　Ｅ　Ｐ　（２）へ進む。また，ＳＴＥＰ（１
１において３　ｄｅｇ以上の判断がなされると設定吹出
温度が４０ｄｅｇと設定されＳ　Ｔ　Ｅ　Ｐ　（２１へ
進む。

Ｓ　Ｔ　Ｅ　Ｐ　（２）において設定吹出温度と検出吹
出温度が等しいか否かを判断する。このＳ　Ｔ　Ｅ　Ｐ
　（２１においてＹＥＳと判断がなされると，容量可変
装置に向けて．現状維持の指令信号を出す。

また，ＳＴＥＰ（２１でＮｏの判断がなさ゜れるとＳ　
Ｔ　Ｅ　Ｐ　（３）で設定吹出温度は検出吹出温度より
大きいか否か判断する。このＳ　Ｔ　Ｅ　Ｐ　（３）に
おいてＹＥＳの判断がなされると．容量可変装置に向け
て容量可変量ＵＰの指令信号を出す。またＳ　Ｔ　Ｅ　
Ｐ　（３）でＮｏの判断がなされると容量可変装置に向
けて容量可変ｉｉＤＯＷＮの指令信号を出すようになっ
ている。

［発明の効果］以上のように，この発明によれば空気調和機の能力制御
装置に吸込温度検出器と室内吹出検出器および比較器を
設け，また，燃料供給開閉器と加熱源の間に容量可変装
置を設けるとともに，暖房運転時の室内熱交換器すなわ
ち凝縮器の吹出口側に吹出温度検出器を設け，吹出温度
検出器によって検出した吹出温度と比較器からの出力信
号により容量可変装置に可変命令を出力する吹出温度判
定器を設けたので，外気温にまったく依存することなく
室内の空調負荷の状態により加熱源の燃焼量を可変する
ことができ，必要最小限の低燃費運転が行なえる空気調
和器が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例による空気調和器の能力制御
装置を示す冷媒回路構成図，第２図はこの発明の実施例
による運転制御を示す電気回路図，第３図は吹出温度判
定手段を示すフローチャート，第４図は従来装置の能力
制御装置を示す冷媒回路構成図，第５図は従来装置の運
転制御を示す電気回路図。（１１は圧縮機，（３）は室内熱交換器，（６）は冷媒
加熱器，　（６ｂ）は加熱源，　（１０）は燃料供給用
開閉弁，　（２０１は吸込温度検出器，　（２１）は室
内温度設定器，　（２２）は比較器，　（２３）は吹出
温度検出器，　（２４）は吹出温度判定器，　（２５）
は容量可変装置である。なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

圧縮機、室内側熱交換器および冷媒加熱器を備えた冷凍
サイクルに電気、ガス、灯油等の燃料の供給を制御する
開閉弁を設けたものにおいて、室内側に吸込温度検出器
と室内温度設定器およびこれらの温度を比較するように
設けた比較器、室内側熱交換器、吹出口側に吹出温検出
器を設けて上記比較器の出力からの設定吹出温度と検出
した吹出温度との差から、燃料供給用開閉弁と冷媒加熱
器との間に設けた容量可変装置に出力する制御回路を設
け、室外気温に関係なく暖房運転が行なえるようにした
ことを特徴とした空気調和機の能力制御装置。