JPH09113005A - 水蒸発式冷房併用空気調和機 - Google Patents

水蒸発式冷房併用空気調和機

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JPH09113005A
JPH09113005A JP7270848A JP27084895A JPH09113005A JP H09113005 A JPH09113005 A JP H09113005A JP 7270848 A JP7270848 A JP 7270848A JP 27084895 A JP27084895 A JP 27084895A JP H09113005 A JPH09113005 A JP H09113005A
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JP
Japan
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cooling
water
mode
heating
room temperature
Prior art date
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Application number
JP7270848A
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English (en)
Inventor
Morihiro Mizushima
謹寛 水島
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
Minoru Fukuda
稔 福田
Tatsuya Hori
達也 堀
Hideyuki Fujisawa
秀行 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬季の冷房が必要なときに、省エネルギー化
が図れる水蒸発式冷房併用空気調和機を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本体1内に冷水用熱交換器2および冷水
用電動バルブ4と、温水用熱交換器3および温水用電動
バルブ5と、水蒸発式冷房装置6および電磁弁7と、送
風機8と、これらを制御する主制御部9と、室温温度差
検出部13と、給気温度自動設定部14と、給気温度差
検出部15とを設け、5段階の運転モードを備えた構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所用等の水蒸
発式冷房併用空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事務室においてOA機器(熱発生
機器)の導入により、年間を通じて冷房を必要とする場
合が多くなってきた。特に冬季は、朝一番は暖房で運転
を開始しその後OA機器が作動し、外気温が上昇してく
ると、室温が上昇しすぎるため、昼間は冷房に切り換
え、夜間になるとOA機器使用台数が減り、外気温が下
降するため、再び暖房に切り換えるというケースも多
い。
【0003】従来、この種の空気調和機は図8および図
9に示すような構成が一般的であった。以下、その構成
について、図8および図9を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、空気調和機本体101内
に、冷水を通す冷水用熱交換器102と、温水を通す温
水用熱交換器103と、冷水流量を制御する冷水用電動
バルブ104と温水流量を制御する温水用電動バルブ1
05と、加湿器106と加湿器106への水の供給をオ
ン・オフさせる電磁弁107と、送風機108と、冷水
用電動バルブ104と温水用電動バルブ105と電磁弁
107等を制御する主制御部109を備え、空気調和機
本体101外に、室温目標値設定等のためのリモコン1
10と、室温センサ111と、空気調和機の給気温度を
測定する給気温度センサ112とを備え、また空気調和
機本体101内の主制御部109には、リモコン110
の室温設定値THstと室温センサ111による室温測
定値THsの差異を検出する室温温度差検出部113
と、空気調和機本体101の給気温度を設定する給気温
度自動設定部114と、その給気温度自動設定部114
により設定された給気温度設定値Tstと給気温度セン
サ112による給気温度測定値Tsの差異を検出する給
気温度差検出部115を備えていた。
【0005】つぎに、冷暖房の運転状況を実際に即して
説明する。図に示すように、冬季、朝一番から空調機の
運転を開始したことを想定した場合、リモコン110に
よる室温設定値THstが24℃とし、室温センサ11
1による室温測定値THsが15℃とする。室温設定値
THstと室温測定値THsの差異を室温温度差検出部
113で検出し、THs<THstであるときには、暖
房運転が必要と判断し、温水による暖房運転116を開
始する。THs=24℃にするため、暖房能力が大きく
なるように給気温度自動設定部114で自動的に給気温
度設定値Tstを高く(例えば、38℃)設定し、給気
温度測定値Tsとの差異を給気温度差検出部115で検
出し、Ts=Tstとなるように、温水用電動バルブ1
05を制御する。そして、室温温度差検出部113によ
り室温設定値THstと室温測定値THsの差異を検知
し、室温測定値THsが24℃に近づいてくると、暖房
能力を少なくするため給気温度設定値Tstを徐々に下
げていき、それに伴い、Ts=Tstにするため、温水
用電動バルブ105を徐々に閉じて、暖房負荷に見合っ
た能力で運転する。その後、OA機器(熱発生機器)が
作動し、外気温が上昇してくるため、やがて暖房負荷よ
りも冷房負荷がまさるようになって、暖房は不要とな
り、THs>24.5℃になると温水用電動バルブ10
5を全閉にして、送風機108だけが運転する送風運転
117となる。さらに室温測定値THsが上昇して、T
Hs>26℃になると、給気温度設定値TstをTst
<24℃に設定し、その結果、Ts=Tstとなるよう
に、冷水による冷房運転118に切り換わるようにして
いた。
【0006】また、暖房時の加湿器106の動作は、加
湿用の水の供給を電磁弁107でオン・オフすることで
湿度を制御していた。そのとき電磁弁107のオン・オ
フに伴って給気温度測定値Tsが変動するため、給気温
度設定値Tstに近づけるように温水流量を制御(温水
用電動バルブ105の制御)していた。しかし、送風運
転117(温水用電動バルブ105、冷水用電動バルブ
104とも閉)になると、温水用電動バルブ105が全
閉のため給気温度の制御が行えないか、または、加湿器
106をオフ(電磁弁107が閉)にする場合は湿度制
御が行えなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の冷暖房運転の構成では、OA機器を多く使用す
る事務所等で、冬季に冷水による冷房118を頻繁に行
う必要があり、無駄なエネルギーの消費をするという問
題があった。
【0008】また、加湿器106を組み込んだ場合は、
暖房オフ(送風運転117)となった時点で給気温度制
御が行えないため、給気温度が下がりすぎて冷風感を感
じるという問題があった。
【0009】また、暖房オフ(送風運転117)となっ
た時点で加湿器106をオフにする場合は、湿度制御が
できなくなるという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、冷水
を使用した冬季の冷房を水蒸発式冷房を主体とすること
で省エネルギー化を図ることのできる水蒸発式冷房併用
空気調和機を提供することを第1の目的とする。
【0011】また、第2の目的は、加湿器を組み込んで
いる場合に、暖房オフになっても給気温度制御を可能と
し、給気温度が下がりすぎて冷風感を感じることがない
ようにすることにある。
【0012】また、第3の目的は、加湿器を組み込んで
いる場合に、暖房オフになっても加湿をきめこまかく行
えるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の水蒸発式冷房併
用空気調和機は、上記第1の目的を達成するために、第
1の手段は、本体内に冷水を通し冷房する冷水用熱交換
器と、温水を通し暖房する温水用熱交換器と、冷水流量
を制御する冷水用電動バルブと温水流量を制御する温水
用電動バルブと、送風機と、滴下気化式による水蒸発式
冷房装置と、前記水蒸発式冷房装置への水の供給をオン
・オフする電磁弁と、前記冷水用電動バルブと温水用電
動バルブおよび電磁弁と送風機を制御する主制御部と、
室温設定値と室温測定値の差異を検出する室温温度差検
出部と、給気温度を設定する給気温度自動設定部と、前
記給気温度自動設定部により設定された給気温度設定値
と給気温度測定値の差異を検出する給気温度差検出部と
を備え、暖房モード(温水による暖房+水蒸発式冷房、
給気温度設定値>室温設定値によるモード)と、送風モ
ード(温水による暖房+水蒸発式冷房、給気温度設定値
=室温設定値によるモード)と、冷房1モード(温水に
よる暖房+水蒸発式冷房、給気温度設定値<室温設定値
によるモード)と、冷房2モード(水蒸発式冷房のみに
よる冷房、給気温度設定値<室温設定値によるモード)
と、冷房3モード(冷水による冷房+水蒸発式冷房、給
気温度設定値<室温設定値によるモード)の5段階のモ
ード運転を行う構成とする。
【0014】また、第1の目的を達成するために、第2
の手段は、直膨式ヒートポンプ運転を行う室外機および
室内機により本体を形成し、室内機に直膨用熱交換器を
設け、冷水による冷房を直膨式の冷房により行い、温水
による暖房を直膨式のヒートポンプ暖房により行う構成
とする。
【0015】また、第1の目的を達成するために、第3
の手段は、第1の手段の水蒸発式冷房装置の滴下気化式
を超音波気化式にした構成とする。
【0016】また、第2の目的を達成するために、第4
の手段は、第1の手段の水蒸発式冷房装置への水の供給
量を調節するための水蒸発用電動バルブを備えた構成と
する。
【0017】また、第3の目的を達成するため、第5の
手段は、第4の手段の水蒸発用電動バルブの制御を、給
気温度優先か湿度優先かに切り換える優先切換制御部を
設け、制御する構成とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は上記した第1の手段の構
成により、冷房1モードと冷房2モードは冷水による冷
房は行わず、水蒸発式冷房で行い、冷房3モードも冷水
による冷房と水蒸発式冷房が併用されて省エネルギー化
となる。
【0019】また、第2の手段の構成により、冬季の冷
房は水蒸発式冷房を主体として行われ、省エネルギー化
となる。
【0020】また、第3の手段の構成により、冬季の冷
房は、超音波気化式による水蒸発式冷房を主体として行
われ、省エネルギー化となる。
【0021】また、第4の手段の構成により、暖房オフ
時(送風時)の給気温度の制御が可能になる。
【0022】また、第5の手段の構成により、湿度制御
がきめこまかに行えるようになる。 (実施の形態1)以下、本発明の第1実施例について、
図1〜図3を参照しながら説明する。
【0023】図に示すように、空気調和機本体1内に、
冷水を通し冷房をする冷水用熱交換器2と、温水を通し
暖房をする温水用熱交換器3と、冷水流量を制御する冷
水用電動バルブ4と温水流量を制御する温水用電動バル
ブ5と、滴下気化方式により水蒸発式冷房を行う水蒸発
式冷房装置6と、水蒸発式冷房装置6への水の供給をオ
ン・オフさせる電磁弁7と、送風機8と、冷水用電動バ
ルブ4と温水用電動バルブ5と電磁弁7等を制御する主
制御部9を備え、空気調和機本体1外に、室温目標値設
定等のためのリモコン10と、室温センサ11と、空気
調和機本体1の給気温度を測定する給気温度センサ12
とを備え、また空気調和機本体1内の主制御部9には、
リモコン10の室温設定値THstと室温センサ11に
よる室温測定値THsの差異を検出する室温温度差検出
部13と、空気調和機本体1の給気温度を設定する給気
温度自動設定部14と、その給気温度自動設定部14に
より設定された給気温度設定値Tstと給気温度センサ
12による給気温度測定値Tsの差異を検出する給気温
度差検出部15を備えている。矢印16a、矢印16b
は空気の流れを示す。
【0024】また、図2に示すように、暖房モード17
(温水による暖房18+水蒸発式冷房19、Tst>T
Hst、により暖房と加湿を行うモード)、送風モード
20(温水による暖房18+水蒸発式冷房19、Tst
=THst、により加湿のみを行うモード)、冷房1モ
ード21(温水による暖房18+水蒸発式冷房19、T
st<THst、により冷房と加湿を行うモード)、冷
房2モード22(水蒸発式冷房19のみによる冷房、T
st<THst、により冷房と加湿を行うモード)、冷
房3モード23(冷水による冷房24、Tst<THs
t、により冷房と加湿または除湿を行うモード)の5段
階のモードを備えており、室温設定値THstと室温測
定値THsとの差異を検知して、自動的に前記5段階の
モードを切り換えている。
【0025】上記構成により、冷暖房の運転状況を実際
に即して図3を参照しながら説明する。
【0026】図に示すように、冬季の朝一番から空調機
の運転を開始したことを想定した場合、室温設定値TH
stが24℃とし、室温測定値THsが15℃とする。
THs<THstのため、暖房が必要と判断し、暖房モ
ード17で運転を開始する。暖房モード17とは結果と
して暖房と加湿を行っている状態である。この暖房モー
ド17では水蒸発式冷房19は、冷房手段として作用し
ているのでなく、加湿器として作用している。従って適
度の湿度になるように電磁弁7(図1)がオン・オフし
ている。THs=24℃にするために、暖房能力を大き
くするため、給気温度設定値Tstは高い値(例えば3
8℃)に設定されている。それに伴いTs=Tstにす
るため、温水用電動バルブ5を制御している。その後、
室温測定値THsが室温設定値THstに近づいてくる
と、給気温度設定値Tstを暖房負荷に見合った設定に
リセットしていく。実際には徐々に室温設定値THst
に近づけていき、それに伴いTs=Tstにするため、
温水用電動バルブ5を徐々に閉じていく。結果として、
暖房負荷に見合った能力で運転する。その後OA機器
(熱発生機器)が作動し、外気温も上昇してくるため、
やがて暖房負荷よりも冷房負荷がまさるようになる。T
Hs≧24℃になると暖房は不要となるが、湿度を設定
値に合わせるため、送風モード20になる。送風モード
20とは温水による暖房18と水蒸発式冷房19を併用
していて、空気調和機本体1の給気温度設定値Tstは
室温設定値THstと同じ値に設定されておりTst=
THst、温水用電動バルブ5の制御により、結果とし
て加湿のみを行っている状態である。さらに室温測定値
THsが上昇してTHs>24.5℃になると、冷房1
モード21に切り換わる。冷房1モード21とは、温水
による暖房18と水蒸発式冷房19を併用していて、空
気調和機本体1の給気温度設定値Tstを室温設定値T
Hstよりも低温に設定されておりTst<THst、
温水用電動バルブ5の制御により、結果として冷房と加
湿をしている状態である。さらに室温測定値THsが上
昇してTHs>25℃になると、冷房2モード22に切
り換わる。冷房2モード22とは、冷水用電動バルブ4
と温水用電動バルブ5は共に完全に閉じており、送風の
み25の状態で、水蒸発式冷房19を行っており、ま
た、空気調和機本体1の給気温度設定値Tstは室温設
定値THstよりも低温に設定されておりTst<TH
st、結果として冷房と加湿をしている状態である。さ
らに室温測定値THsが上昇してTHs>26℃になる
と、冷房3モード23に切り換わる。冷房3モード23
とは、冷水用電動バルブ4を開とし、冷水による冷房2
4と水蒸発式冷房19を併用している状態であり、結果
として冷房と加湿または除湿をしている状態となる。
【0027】このように、本発明の第1実施例の水蒸発
式冷房併用空気調和機によれば、冷房1モード21と冷
房2モード22は冷水による冷房24は行わず、水蒸発
式冷房19のみの冷房であり、また冷房3モード23も
冷水による冷房24と水蒸発式冷房19を併用してお
り、省エネルギー化を図ることができる。
【0028】(実施の形態2)以下、本発明の第2実施
例について、図4を参照しながら説明する。なお、第1
実施例に付した符号と同一符号は同一物を示し、詳細な
説明は省略する。
【0029】図に示すように、本体1Aは分離型直膨ヒ
ートポンプ式冷暖房機で構成し、室内機26内に第1実
施例の冷水用熱交換器および温水用熱交換器の代わりに
冷媒による直膨用熱交換器27を設けている。そして、
室外機28には圧縮機29と四方弁30および室外熱交
換器31を設けている。
【0030】上記構成により、第1実施例の冷水による
冷房24を直膨方式の冷房に置き換え、温水による暖房
18を直膨方式のヒートポンプ暖房に置き換えた状態と
なるから、冬季の冷房を水蒸発式冷房19を主体とする
ことができる。
【0031】このように、本発明の第2実施例の水蒸発
式冷房併用空気調和機によれば、冷水や温水を供給する
機器が不要となり熱交換器も一つで形成できるととも
に、冬季の冷房を水蒸発式冷房19を主体とすることが
でき、省エネルギー化を図ることができる。
【0032】(実施の形態3)以下、本発明の第3実施
例について、図5を参照しながら説明する。
【0033】図に示すように、第1実施例の滴下気化式
の水蒸発式冷房装置を超音波気化式の水蒸発式冷房装置
6Aで構成したものであり、その他の構成は第1実施例
記載の空気調和機と全く同じである。
【0034】上記構成により、冬季の冷房を超音波気化
式の水蒸発式冷房装置6Aによる水蒸発式冷房19を主
体とすることができる。
【0035】このように、本発明の第3実施例の水蒸発
式冷房併用空気調和機によれば、水蒸発力が高まるとと
もに、冬季の冷房を水蒸発式冷房19を主体とすること
ができ、省エネルギー化を図ることができる。
【0036】(実施の形態4)以下、本発明の第4実施
例について、図6を参照しながら説明する。なお、第1
実施例に付した符号と同一符号は同一物を示し、詳細な
説明は省略する。
【0037】図に示すように、第1実施例の電磁弁7に
代え、水蒸発用電動バルブ32を設ける。
【0038】上記構成により、第1実施例の冷房1モー
ド21、冷房2モード22および冷房3モード23にお
いて、水蒸発式冷房装置6への水の供給量を水蒸発用電
動バルブ32で調節しており、冷水用電動バルブ4また
は温水用電動バルブ5の制御に優先して、給気温度測定
値Tsを給気温度設定値Tstに合わせるように動作す
るようになる。
【0039】第1実施例の冷房1モード21、冷房2モ
ード22および冷房3モード23において、水蒸発式冷
房装置6への水供給量を電磁弁のオン・オフで制御した
場合、電磁弁のオン・オフにより、給気温度測定値Ts
が大きく変動し、給気温度制御の追従が遅くなる場合が
あり、給気温度が低すぎると冷風感を感じるおそれがあ
るが、本発明の第4実施例の水蒸発式冷房併用空気調和
機によれば、給気温度制御追従が早くなり、給気温度が
低すぎて冷風感を感じることを防ぐことができる。
【0040】(実施の形態5)以下、本発明の第5実施
例について、図7を参照しながら説明する。なお、第1
実施例および第4実施例に付した符号と同一符号は同一
物を示し、詳細な説明は省略する。
【0041】図に示すように、主制御部9A内に、第4
実施例の水蒸発用電動バルブ32の制御を、給気温度優
先か湿度優先かを自動的に切り換える優先切換制御部3
3を設けている。
【0042】上記構成により、水蒸発用電動バルブ32
の制御は、優先切換制御部33により、通常は冷房1モ
ード21および冷房2モード22において、給気温度優
先となっているが、空気が乾燥しすぎて、例えば、相対
湿度が20%以下になると、湿度優先制御に切り換わ
り、給気温度設定値Tstと給気温度測定値Tsの差異
にかかわらず、水蒸発用電動バルブ32を全開になるよ
うにしている。そして、相対湿度が30%を超えると再
び給気温度優先に切り換わる。
【0043】このように、本発明の第5実施例の水蒸発
式冷房併用空気調和機によれば、冬季に湿度が低くなり
すぎる可能性がある場合でも、優先切換制御部33を設
けることにより、湿度を安定した範囲内に維持できる。
【0044】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば本体内に冷水を通して冷房する冷水用熱交換
器と、温水を通して暖房する温水用熱交換器と、冷水流
量を制御する冷水用電動バルブと温水流量を制御する温
水用電動バルブと、送風機と、滴下気化式による水蒸発
式冷房装置と、前記水蒸発式冷房装置への水の供給をオ
ン・オフする電磁弁と、前記冷水用電動バルブと温水用
電動バルブおよび電磁弁と送風機を制御する主制御部
と、室温設定値と室温測定値の差異を検出する室温温度
差検出部と、給気温度を設定する給気温度自動設定部
と、前記給気温度自動設定部により設定された給気温度
設定値と給気温度測定値の差異を検出する給気温度差検
出部とを備え、暖房モード(温水による暖房+水蒸発式
冷房、給気温度設定値>室温設定値によるモード)と、
送風モード(温水による暖房+水蒸発式冷房、給気温度
設定値=室温設定値によるモード)と、冷房1モード
(温水による暖房+水蒸発式冷房、給気温度設定値<室
温設定値によるモード)と、冷房2モード(水蒸発式冷
房のみによる冷房、給気温度設定値<室温設定値による
モード)と、冷房3モード(冷水による冷房+水蒸発式
冷房、給気温度設定値<室温設定値によるモード)の5
段階のモード運転を行う構成としたので、OA機器など
を使用し、冬季に冷房が必要となる場合においても、冷
水による冷房または圧縮機による冷房がほとんど不要と
なり、省エネルギー化を図ることのできる水蒸発式冷房
併用空気調和機を提供できる。
【0045】また、直膨式ヒートポンプ運転を行う室外
機および室内機により本体を形成し、室内機に直膨用熱
交換器を設け、冷水による冷房を直膨式の冷房により行
い、温水による暖房を直膨式のヒートポンプ暖房により
行う構成としたので、冷水や温水を供給する機器が不要
となり、熱交換器も一つでよくなるとともに、冬季の冷
房を水蒸発式冷房を主体とすることができ、省エネルギ
ー化が図れる。
【0046】また、水蒸発式冷房装置を超音波気化式で
構成したので、水蒸発力が高まるとともに、省エネルギ
ー化が図れる。
【0047】また、水蒸発式冷房装置への水の供給量を
調節するための水蒸発用電動バルブを設けたので、暖房
オフ時においても、給気温度を適度に制御でき、冷風感
を感じるのを防止することができる。
【0048】また、水蒸発用電動バルブの制御を、給気
温度優先か湿度優先かに切り換える優先切換制御部を設
け、制御する構成としたので、湿度制御をより正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の水蒸発式冷房併用空気調
和機の構成を示す概略図
【図2】同第1実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
冷暖房方式の組み合わせを示す概念図
【図3】同第1実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
室温、給気温度と運転モードの関係を示すチャート図
【図4】同第2実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
構成を示す概略図
【図5】同第3実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
構成を示す概略図
【図6】同第4実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
構成を示す概略図
【図7】同第5実施例の水蒸発式冷房併用空気調和機の
構成を示す概略図
【図8】従来の空気調和機の構成を示す概略図
【図9】従来の空気調和機の室温、給気温度と運転モー
ドの関係を示すチャート図
【符号の説明】 1 本体 2 冷水用熱交換器 3 温水用熱交換器 4 冷水用電動バルブ 5 温水用電動バルブ 6 水蒸発式冷房装置 6A 水蒸発式冷房装置 7 電磁弁 8 送風機 9 主制御部 13 室温温度差検出部 14 給気温度自動設定部 15 給気温度差検出部 17 暖房モード 18 温水による暖房 19 水蒸発式冷房 20 送風モード 21 冷房1モード 22 冷房2モード 23 冷房3モード 24 冷水による冷房 26 室内機 27 直膨用熱交換器 28 室外機 32 水蒸発用電動バルブ 33 優先切換制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 達也 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 藤澤 秀行 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に冷水を通し冷房する冷水用熱交
    換器と、温水を通し暖房する温水用熱交換器と、冷水流
    量を制御する冷水用電動バルブと、温水流量を制御する
    温水用電動バルブと、送風機と、滴下気化式による水蒸
    発式冷房装置と、前記水蒸発式冷房装置への水の供給を
    オン・オフする電磁弁と、前記冷水用電動バルブと温水
    用電動バルブおよび電磁弁と送風機を制御する主制御部
    と、室温設定値と室温測定値の差異を検出する室温温度
    差検出部と、給気温度を設定する給気温度自動設定部
    と、前記給気温度自動設定部により設定された給気温度
    設定値と給気温度測定値の差異を検出する給気温度差検
    出部とを備え、暖房モード(温水による暖房+水蒸発式
    冷房、給気温度設定値>室温設定値によるモード)と、
    送風モード(温水による暖房+水蒸発式冷房、給気温度
    設定値=室温設定値によるモード)と、冷房1モード
    (温水による暖房+水蒸発式冷房、給気温度設定値<室
    温設定値によるモード)と、冷房2モード(水蒸発式冷
    房のみによる冷房、給気温度設定値<室温設定値による
    モード)と、冷房3モード(冷水による冷房+水蒸発式
    冷房、給気温度設定値<室温設定値によるモード)の5
    段階のモード運転を行う構成とした水蒸発式冷房併用空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 直膨式ヒートポンプ運転を行う室外機お
    よび室内機により本体を形成し、室内機に直膨用熱交換
    器を設け、冷水による冷房を直膨式の冷房により行い、
    温水による暖房を直膨式のヒートポンプ暖房により行う
    構成とした請求項1記載の水蒸発式冷房併用空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 水蒸発式冷房装置を超音波気化式で構成
    した請求項1または請求項2記載の水蒸発式冷房併用空
    気調和機。
  4. 【請求項4】 水蒸発式冷房装置への水の供給量を調節
    するための水蒸発用電動バルブを設けた、請求項1、2
    または3記載の水蒸発式冷房併用空気調和機。
  5. 【請求項5】 水蒸発用電動バルブの制御を、給気温度
    優先か湿度優先かに切り換える優先切換制御部を設け、
    制御する構成とした請求項4記載の水蒸発式冷房併用空
    気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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