JPS5856507Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPS5856507Y2
JPS5856507Y2 JP15764178U JP15764178U JPS5856507Y2 JP S5856507 Y2 JPS5856507 Y2 JP S5856507Y2 JP 15764178 U JP15764178 U JP 15764178U JP 15764178 U JP15764178 U JP 15764178U JP S5856507 Y2 JPS5856507 Y2 JP S5856507Y2
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JP
Japan
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indoor
indoor fan
coil
air
air volume
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Expired
Application number
JP15764178U
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English (en)
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JPS5573745U (ja
Inventor
孝之 杉本
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5573745U publication Critical patent/JPS5573745U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は顕熱変化の小さい除湿運転即ちドライ運転を簡
単な構造で行うことが可能な空気調和機に関する。
除湿運転が可能な従来の冷房機は第5図に示すような回
路構造のものが一般的であって、これは室内側に冷房、
除湿に夫々専用の減圧器C’、E’と、三方切換弁■と
が必要となり、回路構造が極めて複雑となるばかりでな
く、冷房から除湿に切り換えた際に冷媒ショック音が発
生するなどの問題があった。
本考案はかかる従来の不都合な問題の解消を可能とした
新規な空気調和機を提供しようとして威されたものであ
って、特に除湿運転の場合は、圧縮機運転中に室内ファ
ンを高風量と停止を含む低風量とに繰り返し制御するこ
とにより、冷媒をアキュムレータに貯溜して、循環系統
中のガス欠現象を起生じ、熱交換能力の低減した室内コ
イルと該コイルに近設した加熱用としての熱交換器とで
熱交換能力が略々均衡した顕熱変化の小さい即ち顕熱比
の小さい除湿を可能とした構成を特徴とする。
以下に本考案の態様を添付図面の各側によって詳しく説
明する。
第1図において、1は圧縮機、2は凝縮器として作用す
る室内コイル、3は減圧器例えばキャピラリーチューブ
(以下キャピラリーと略称する)4は蒸発器として作用
する対空気形の室内コイル、5はアキュムレータであっ
て、それ等機器を循環的に接続して周知の冷凍サイクル
が形成される。
圧縮機1.室外コイル2およびアキュムレータ5で室外
ユニットを構成する一方、キャピラリー3゜室内コイル
4および゛室内ファン7で゛室内ユニツI・を構成して
、両ユニットを液管Pl、ガス管P2で連絡せしめてい
る。
室内ユニットには、本考案の特徴を或す熱交換器6を付
設しているが、第1図々示例ではこの熱交換器6を冷媒
系統中に介設して、前記室内コイル4に近接し、かつ、
室内ファン7が起生ずる流動空気の通路中に位置して配
設せしめている。
上記熱交換器6は除湿時に加熱器として作用するための
ものであって、キャピラリー3の直前の液管P1中に介
挿していて、第2図に構造例を示すように室内コイル4
に比して小形で熱交換能力を小さく設定したものを、室
内コイル4に対して空気流連方向を基準として上手側と
なり、がつ室内コイル4の出口部直前に配設せしめてい
る。
なお、図示例とは別に熱交換器6は室内コイル4の下手
側に設けても勿論差支えない。
上記構造になる空気調和機はさらに、適宜の室内ファン
の制御装置8例えば室内ユニットの吸込空気と吹出空気
の温度差を検出するセンサ8を入力指令要素とするオン
−オフ制御装置を有していて、この制御装置により室内
ファン7を圧縮機1運転中に高風量の運転と停止を含む
低風量の運転とが交互の周期的に繰り返される制御を威
し得るようになっている。
次に上記空気調和機の運転態様につき第1図。
第2図および′第4図によって説明する。
冷房運転の場合には圧縮機1および室内ファン7を連続
運転すると、室外コイル2で凝縮した液冷媒は熱交換器
6で室内空気によって過冷却された後、キャピラリ3で
減圧されて室内コイル4に至り、ここで室内空気を冷却
する。
熱交換器6は過冷却器として作用しているので、室内空
気を加温するが、熱交換器6通過後の空気はその直後に
存する室内コイル4の過熱領域部の温度に対して温度差
が小さいので、熱交換器6゜室内コイル4の過熱領域部
を通過した空気は実質的に温度変化がなく、従一つで室
内コイル4のしめり領域部のみを通過し低温となった空
気と混じて吹出される空気は適正な温度の冷却空気とな
り、有効に室内を冷房しながら除湿することができる。
次に除湿運転を行う場合には、圧縮機1を連続運転する
一方、室内ファン7を前記制御装置によりオン−オフの
繰り返し運転を行わせる。
かくすることにより、第4図に示すように室内ファン7
運転時間中は、室内側の吹込・吹出空気の温度差は時間
経過と共に大となる一方、アキュムレータ5内の液冷媒
レベルは下って冷房気味の除湿が威される。
次に室内ファン7停止時間中は室内コイル4では自然通
風のみが行われることから熱交換能力が低下し、かつ吹
込・吹出空気の温度差が次第に小さくなって最終には殆
んど差がなくなる。
この停止時間が経過するにつれてアキュムレータ5には
液冷媒が急速に増量するに至り、循環系統の冷媒量が不
足してきてガス欠現象が進む。
前記温度差が極小となったところで、室内ファン7が運
転に切り換るが、一旦アキュムレータ5に貯溜した液冷
媒は系統中に再び流入するまで相当時間を要するので、
この間は過冷却器として作用する熱交換器6と室内コイ
ル4との熱均衡がとれることから、室内空気は顕熱変化
が小さく、実質的に温度上昇せず従って顕熱比が小さく
て所謂ドライ運転が接続可能な時間帯となる。
そして再び冷媒が系統内に戻って冷房気味の運転となる
とセンサ8の作動によって室内ファン7を再停止させる
このように室内ファン7の発停を周期的に繰り返させる
ことによって除湿運転が可能となる。
しかして制御装置8によって0N−OFFを繰り返す場
合、運転時間巾を長くすればする程冷房気味の除湿とな
り、一方停止時間巾を長くする程顕熱変化の小さい除湿
となる。
なお、制御装置8における0N−OFFの時間幅調整は
、前記センサ8により、設定レベルを適宜変えることで
可能であるが、その他に入力指令要素としてはシーケン
スタイマー、冷媒の低圧又は高圧々力を検知する圧力検
知器、室内側吹出空気温度を検知する温度検知器等も勿
論適用可能である。
次に第3図々示装置は本考案空気調和機の例のし−トポ
ンプ冷・暖房機であって、室外ユニットには、圧縮機1
.室外コイル2.キャピラリ3.アキュムレータ5およ
び四路切換弁9を備える一方、室内ユニットには、室内
コイル4を冷媒系統に、再熱用の熱交換器としての電気
ヒータ6を冷媒系統とは別に夫々備えていて、室内ファ
ン7の付勢により流動する空気に対して、室内コイル4
を風上側、電気ヒータ6を風下側に位置させて配設せし
めている。
この空気調和機は周知の如く、四路切換弁9の切換操作
によって、室内コイル4を暖房時には凝縮器に、冷房時
には蒸発器として作用させ、さらに電気ヒータ6を暖房
時の補助熱源として使用するものである。
しかして中間期などでドライ運転を行う際には、圧縮機
1を連続運転しながら室内ファン7および電気ヒータ6
を前記制御装置により、第1図々示装置と同様0N−O
FF繰り返し運転させる。
その結果、同じように顕熱変化が小さい即ち顕熱比の小
さい除湿運転が容易に行えるが、この空気調和機は室温
と、使用先の温度サーモのセット値との関係に対応して
、室内ファン7の運転時間に対する停止時間の割合を適
宜調節すれば、冷房気味ドライ運転と暖房気味ドライ運
転とを随意行わせることができる。
但し、暖房気味のドライ運転を行い得るものは、電気ヒ
ータ6がその容量を室内コイル4の蒸発能力に近くなる
ところまで増量し得るものであることが望ましい。
本考案は叙上の説明によって明らかなように、圧縮機1
.凝縮器として作用する室外コイル2.キャピラリーチ
ューブ3.蒸発器として作用する室内コイル4および室
内ファン7を備えた空気調和機において、室内ファン7
が起生ずる流動空気の通路中に前記室内コイル4に近接
させて加熱器として作用する熱交換器6を設け、該熱交
換器6の加熱能力を、冷房運転時の室内コイル4の冷却
能力に比して小さく威す一方、冷房運転指令により前記
室内ファン7を高風量に制御すると共に、除湿運転指令
により前記室内ファン7を高風量と停止を含む低風量と
に繰り返し制御する室内ファン制御装置8を設け、さら
に、前記室内ファン7が低風量のとき余剰液冷媒を貯溜
し得るアキュムレータ5を設けたものであって、室内フ
ァン7の風量を増減する時間巾を変える簡単な操作で除
湿量および吹出・吸込空気温度の差を随意調整すること
が可能となり、装置の簡易化がはかれるし、既知の空気
調和機を若干の電気回路変更だけで適用することか゛で
きるので汎用性にも富む利点か゛ある。
また、従来装置の冷媒回路切換方式のものに比べて、冷
媒ショック音が全然生じないので静粛運転が可能となる
ばかりでなく、冷媒の偏流によって極端に性能が変動す
る如き不都合も解消され、本考案は種々のすぐれた効果
を奏して誠に実用価値の高い空気調和機である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は本考案空気調和機の各側に係る装置回
路図、第2図は第1図々示空気調和機における室内ユニ
ットの略示構造図、第4図は本考案空気調和機の除湿運
転特性線図、第5図は従来の空気調和機に係る装置回路
図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・室外コイル、3
・・・・・・減圧器、4・・・・・・室内コイル、5・
・・・・・アキュムレータ、6・・・・・・熱交換器、
7・・・・・・室内ファン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1.凝縮器として作用する室外コイル2゜キャピ
    ラリーチューブ3.蒸発器として作用する室内コイル4
    および室内ファン7を備えた空気調和機において、室内
    ファン7が起生ずる流動空気の通路中に前記室内コイル
    4に近接させて加熱器として作用する熱交換器6を設け
    、該熱交換器6の加熱能力を、冷房運転時の室内コイル
    4の冷却能力に比して小さく威す一方、冷房運転指令に
    より前記室内ファン7を高風量に制御すると共に、除湿
    運転指令により前記室内ファン7を高風量と停止を含む
    低風量とに繰り返し制御する室内ファン制御装置8を設
    け、さらに、前記室内ファン7が低風量のとき余剰液冷
    媒を貯溜し得るアキュムレータ5を設けたことを特徴と
    する空気調和機。
JP15764178U 1978-11-15 1978-11-15 空気調和機 Expired JPS5856507Y2 (ja)

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JP15764178U JPS5856507Y2 (ja) 1978-11-15 1978-11-15 空気調和機

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Publication Number Publication Date
JPS5573745U JPS5573745U (ja) 1980-05-21
JPS5856507Y2 true JPS5856507Y2 (ja) 1983-12-27

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