JPH0310390A

JPH0310390A - 文字認識装置

Info

Publication number: JPH0310390A
Application number: JP1144010A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Date; 厚伊達
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-06-08
Filing date: 1989-06-08
Publication date: 1991-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は手書きの文字認識装置に関し、例えば、ペン型
の座標指示装置を有する文字認識装置に関するものであ
る。

［従来の技術１従来、この種の装置において、文字認識に用いる辞書は
一種類であった。

また、認識の対象の文字種によって複数の辞書を有する
装置においても、文字認識の際に最適な辞書に切り換え
るために、文字入力面上のメニューエリア等を指示する
ことによる方法や、文字入カニリアとは別にキーなどを
押下する方法が存在している。

［発明が解決しようとしている課題］しかしながら、上記従来例では、辞書を一種類しか有し
ていない場合、漢字認識など認識対象の文字数が多くな
ると、誤認識をする確率が大きくなってしまうという欠
点があった。

また、複数の辞書を有する装置の内、文字人力面上のメ
ニューエリア等を指示する方法においては、−文字入力
するごとに、漢字、仮名、片仮名、等のメニューエリア
を指示しなければならず、操作が煩雑になってしまう欠
点がある。また、モード切り換えによる方法では、入力
する文字種が換るごとにモード切換をしなければならず
、やはり操作が煩雑となった。

また、文字入カニリアとは別に、キーなどを押下する方
法では、装置が複雑になり価格が高くなってしまうとい
う欠点があった。さらに、文字入力中の視線を一定にさ
せて操作することができず、操作感が悪いという欠点も
存在していた。

本発明は上述した従来例の欠点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、操作性に優れ、認識率
の高い文字認識装置を提供する点にある。

［課題を解決するための手段］上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に
係わる文字認識装置は、ペンによって指示された座標情
報に基づいて手書き文字認識を行なう文字認識装置にお
いて、文字の種類に対応した複数の文字認識辞書と、前
記ペンの状態情報を検出する検出手段と、該検出手段で
検出された状態情報を判定する判定手段と、該判定手段
の判定結果に基づいて手書き文字認識を行なうための辞
書を前記複数の文字認識辞書から選択する選択手段とを
有する。

［作用］かかる構成によれば、検出手段はペンの状態情報を検出
し、判定手段は検出手段で検出された状態情報を判定し
、選択手段は判定手段の判定結果に基づいて手書き文字
認識を行なうための辞書を複数の文字認識辞書から選択
するようにしている。

［実施例］以下、添付図面を参照して、本発明に係わる好適な実施
例を詳細に説明する。

本実施例は、ペン型の座標指示装置を備えた入出カ一体
型の文字認識装置の一例である。

第１図は本実施例の手書き文字認識装置の構成を示すブ
ロック図であり、第２図は本実施例のペンスイッチの構
成を示す図である。第１図及び第２図において、１０１
は座標入力を行なうための座標指示装置、即ち、ペンを
示し、１０２はペン１０１に設けられたペンスイッチを
示している。

第２図の如く、ペンスイッチ１０２が押下されていない
状態では、プルアップされているためハイレベルの信号
（状態情報）が出力され、また、スイッチ１０２が押下
されたときにはロウレベルの信号（状態情報）が出力さ
れる。次に、１０３は座標入力用タブレットを示し、こ
れは抵抗膜方式の透明タブレットである。１１．１は座
標検出回路を示し、これはペン１０１によって座標入力
が行なわれているか否かを検出し、その結果、座標人力
が行なわれていればペンダウン信号をアクティブハイの
信号として出力すると同時に、ペン１゜１によって指示
されている座標値を検出し、この信号を座標信号として
出力する。

また、１０４は表示装置を示し、これは１０６で示され
る表示制御部によって駆動され、文字などの情報を表示
する。このように本実施例ではタブレット１０３と表示
部１０４とが一体化されたタッチスクリーン形式の入出
力構成が用いられている。１０５は本装置全体の動作を
制御するＣＰＵである。１２０は制御プログラム１１２
、エラー処理プログラム、文字認識用プログラム１０７
等を格納しているＲＯＭを示し、１０８は各種プログラ
ムのワークエリア及びエラー処理時の一時退避エリアと
して用いるＲＡＭを示している。

上記制御プログラム１１２及び文字認識用プログラム１
０７は、それぞれ第３図のフローチャートに従う内容で
ある。そして、１０９はタブレット１０３から入力され
る手書き文字の筆記情報から漢字認識を行うための漢字
認識用辞書を示し、１１０は同様に英・数、カナ文字を
認識するための英・数・カナ文字認識用辞書を示してい
る。尚、両辞書の切換えは、ＣＰＬ１１０５からの指示
により不図示のセレクタ回路によって行なわれる。

また、１１６は手書き文字の認識結果を不図示の機器に
出力するための通信制御装置を示している。

次に本実施例の動作について説明する。

第３図は本装置の文字認識処理を説明するフローチャー
トである。まず、ペンダウン信号１１３（第１図）が調
べられ、ローレベルのときには座標入力が行なわれてい
ないと判断され、処理はステップ３０１に戻る。また、
ステップＳ１の判定結果がハイレベルのときには座標入
力が行なわれていると判断され、座標信号１１４（第１
図）より送られてくる座標値が取り込まれ、ＲＡＭ１０
８に記憶される（ステップＳ２．ステップＳ３）。尚、
座標値は座標検出回路１１１で検出されて座標信号１１
４として出力される。

次に、再びペンダウン信号１１３が調べられ（ステップ
Ｓ４）、ペンアップの場合、１ストロークの入力が終っ
たと判断され、処理はステップＳ５に進む。また、ステ
ップＳ４の判定でペンダウンの場合、まだ座標入力が続
けられている状態、即ち、１ストロークの形成中である
と判断され、処理はステップＳ２に戻る。以上のステッ
プ８２〜ステツプＳ４までの処理を繰り返すことによっ
て、ＲＡＭ１０８の中にペン１０１にて入力された１本
のストロークを表す座標値の並びが記憶される。このよ
うにして、１本のストローク人力が終了すると、次にＲ
ＡＭ１０８に記憶された複数の座標値の並びが一つのス
トロークに対応するデータとして生成される（ステップ
Ｓ５）。そして、文字入力終了の判断が行なわれる（ス
テップＳ６）。文字入力終了の判断としては、一般に、
最終入力から一定時間座標入力があったか否かによって
判断する方法や、最後に人力があった座標値から次に入
力が開始された座標値までの距離を測り、一定距離以上
あった場合に文字人力終了と判断する方法などが存在す
るが、本実施例では時間を測る方法が採用されている。

従って、最終座標入力が行なわれた時点から一定時間、
ペンダウン信号１１３が調べられ、この間に座標入力が
無かった場合、文字人力終了と判断され、次のステップ
Ｓ７へ処理が移る（ステップＳ６）。また、文字人力が
まだ終了していないと判断された場合には、処理はステ
ップＳ２の座標値検出に戻り、上述した処理が繰り返さ
れる。

ステップＳ７では、ペンスイッチ信号１１５（第１図）
が調べられ、ペンスイッチ信号１１５が口１ウレベルならばペンスイッチ１０２がオンされていると
判定され、入力文字は漢字として文字認識される。この
場合、認識に用いる辞書の選択が漢字認識用辞書１０９
に切り換えられる（ステップＳ８）。また、ステップＳ
７でペンスイッチ信号１１５がハイレベルイであると判
定されると、ペンスイッチ１０２がオフ状態であると判
定され、入力文字は英・数、カナ文字として文字認識さ
れる。この場合、認識に用いる辞書の選択が英・数・カ
ナ文字認識辞書１１０に切り換えられる（ステップ５１
０）。このように、ペンスイッチ１０２を押しながら文
字人力を行なった場合には、漢字文字認識辞書１０９を
ペンスイッチ１０２を押さえずに文字人力を行なった場
合には、英・数・カナ文字認識辞書１１０を選ぶことが
出来る。

２そして、ステップＳ８及びステップＳ１０で選択された
辞書による文字認識は、文字認識用プログラム１０７の
制御によってＲＡＭ１０８に格納された１文字分の座標
データで行われる（ステップＳ９．ステップ５１１）。

手書き文字認識方式も多種知られているが、本実施例で
は、ストローク法によるオンライン文字認識を採用して
いる。

文字認識の結果は、入力された文字に該当する文字のコ
ードとして得られるので、次に、この文字コードは、表
示制御部１０６に出力されてパターン化されて表示部１
０４に表示される（ステップ５１２）。これと同時に、
通信制御装置１１６に出力され他の外部の情報機器にて
利用される。

以上説明したように、本実施例によれば、操作者がペン
にて文字を入力しながら、入力中の文字が、漢字である
が、または、その他の文字であるかをペンに備えられた
スイッチを押すことにより指示し、文字認識の際に、適
切な辞書を選び出すことが可能となる。

また、上述した実施例で用いられたペンスイッチの構成
は、押しボタン式に限らずスライド式としても、同様の
効果が得られる。

次に、本発明に係わる文字認識装置のペンの変形例につ
いて説明する。

〈第１変形例〉まず、第１変形例について説明する。

第４図は、第１変形例を示す図である。図のように第１
変形例のペン４０１は長平方向の両端部に先細に設けら
れた２種類のペン先を有している。

４０２の側は漢字入力用ペン先を示し、４０３の側はそ
の他のカナ文字などを入力する英・数・カナ文字人力用
ペン先を示している。それぞれのペン先からは独立した
信号線でＣＰＵ１０５にペンのオンオフ（状態情報）が
伝達される。この場合、上記ペン先の一方で文字入力行
なうときにどちらのペン先かをＣＰＵ１０５が判定する
ようシこ構成され、これによってペンスイッチを押す手
間が省ける。このように、第１変形例では、操作者がペ
ンの指示方向を持ち換えることによって、漢字人力か、
または、その他の文字（英字・数字・カナ文字）入力か
を指示する状態情報を得ることが容易にできる。

〈第２変形例〉次に、第２変形例について説明する。

第５図は第２変形例を示す図である。第２変形例のペン
４０１°は第１変形例と同様の構成であって、異る点と
しては、ＣＵＰ　１０５に伝えるべ５ンのオンオフを前述の実施例と同様に１本の信号線で行
なう点にある。そこで、自動的にどちらのペン先が使用
されているかを判断するための構成及び機能を述べる。

まず、５０１は水銀スイッチを示し、５０３は水銀を示
している。第５図の様に英・数・カナ文字入力用ペン先
４０３の側を下にして文字入力を行なうと水銀スイッチ
５０１はオフの状態となり、逆に漢字入力用ペン先４０
２の側を下にして文字入力を行なうと水銀スイッチ５０
１はオンの状態となり、処理としては前述した第３図の
処理手順と同様に動作する。その他の処理については、
前記実施例と同様に行なう事により、操作者がペンの指
示方向を持ち替えることによって、漢字人力か、または
、その他の文字入力かを指示する状態情報を得ることが
容易に出来る。

　６以上２つの変形例の特有の効果としては、ペンに設けら
れているスイッチなどを押しながら手書き入力する手間
が省け、操作感の良い手書き文字入力が可能となる。ま
た、ペン先に明確な印をつけることによって、いまどち
らの辞書を選んでいるかを確認し易いという効果もある
。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、文字人力を行な
う前に、メニューエリアなどがら予め人力しておく文字
の種類の指定などの煩雑な操作やモード切換などの操作
が不要となり、文字入力が行なわれている座標位置から
、視線やペンを極端に動かす必要を無くし、優れた操作
感を持ち、しかも多数の文字を高い認識率で認識するこ
とができる。同時に、入力文字指定のためのキーなどを
、別途設ける方式に比べて、装置の構成が簡単となり、
安価に装置を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の手書き文字認識装置の構成を示すブ
ロック図、第２図は本実施例のペンスイッチの構成を示す図、第３図は本装置の文字認識処理を説明するフローチャー
ト、第４図は第１変形例を示す図、第５図は第２変形例を示す図である。図中、１０１，４０１，４０１°・・・ペン、１０２・
・・ペンスイッチ、１０３・・・タブレット、１０４・
・・表示部、１０５・・・ｃｕｐ、１０６・・・表示制
御部、１０７・・・文字認識用プログラム、ｌＯ８・・
・ＲＡＭ、１０９・・・漢字認識用辞書、１１０・・・
英・数・カナ文字認識用辞書、１１０・・・座標検出回
路、１１２・・・制御プログラム、１１３・・・ペンダ
ウン信号、１１４・・・座標信号、１１５、ペンスイッ
チ信号、１１６・・・通信制御装置、１２０・・・ＲＯ
Ｍ、４０２・・・漢字人力用ペン先、４０３・・・英・
数・カナ文字入力用ペン先、５０１・・・水銀スイッチ
、５０３・・・水銀である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ペンによって指示された座標情報に基づいて手書
き文字認識を行なう文字認識装置において、文字の種類に対応した複数の文字認識辞書と、前記ペン
の状態情報を検出する検出手段と、該検出手段で検出さ
れた状態情報を判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に基づいて手書き文字認識を行な
うための辞書を前記複数の文字認識辞書から選択する選
択手段とを有することを特徴とする文字認識装置。
（２）前記文字認識装置は、前記情報を切り変える切換
手段を含むことを特徴とする請求項第１項記載の文字認
識装置。
（３）前記切換手段を押しボタン式のスイッチとしたこ
とを特徴とする請求項第２項記載の文字認識装置。
（４）前記切換手段をスライド式のスイッチとしたこと
を特徴とする請求項第２項記載の文字認識装置。
（５）前記切換手段は、前記ペン内部に封入された液状
金属の状態変化に基づいて行なうスイッチとしたことを
特徴とする請求項第２項記載の文字認識装置。
（６）前記ペンの長手方向の両端部に前記複数の文字認
識辞書に対応するペン先が設けられ、前記検出手段は座
標指示されたときのペン先を状態情報としたことを特徴
とする請求項第１項記載の文字認識装置。