JPH03103838A - 光信号可変遅延装置を用いた光クロックの遅延方法 - Google Patents

光信号可変遅延装置を用いた光クロックの遅延方法

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JPH03103838A
JPH03103838A JP1240872A JP24087289A JPH03103838A JP H03103838 A JPH03103838 A JP H03103838A JP 1240872 A JP1240872 A JP 1240872A JP 24087289 A JP24087289 A JP 24087289A JP H03103838 A JPH03103838 A JP H03103838A
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clock
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 目    次 概   要 産業上の利用分野 従来の技術 (第16図〜第18図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段及び作用 (第1図〜第5図) 実  施  例        (第6図〜第 1 5
図)発明の効果 概   要 光信号可変遅延装置並びに該装置を用いた光パルス及び
光クロックの遅延方法に関し、遅延時間の変更に対して
容易に対処することができる装置等の提供を目的とし、 装置にあっては、第1及び第2入力部並びに第1及び第
2出力部を有し、第1入力部に入力した光信号を第1出
力部から出力し第2入力部に入力した光信号を第2出力
部から出力するバー状態と、第1入力部に入力した光信
号を第2出力部から出力し第2入力部に入力した光信号
を第1出力部から出力するクロス状態とを切り換える光
スイッチと、該光スイッチの第2出力部及び第2入力部
間に接続された光信号遅延回路とを備え、上記光スイッ
チの第1入力部に入力した光信号を上記光信号遅延回路
にて遅延させて上記光スイッチの第1出力部から出力す
るようにして構戒する。
産業上の利用分野 本発明は遅延時間が可変な光信号可変遅延装置並びに該
装置を用いた光パルス及び光クロックの遅延方法に関す
る。
光通信用ネットワークの展開に伴い、光伝送路と加入者
等の光端末との間で、光/電気変換や電気/光変換を介
在させず、光信号のままで信号を処理する光信号処理技
術の導入が、信号処理量の増大に対応するための一つの
方策として考えられ、方式についての様々な検討が行わ
れている。そのうちの一つとして、光伝送路上を伝送さ
れる光信号列に対し信号処理を行う伝送処理ノードに、
光伝送路や光端末から非同期で入ってくる光信号列を、
ノード内で光フレーム或いは光クロック等に同期させて
処理する同期型光信号処理方式がある。
この種の同期型光信号処理方式においては、ノー5− 6 ドに非同期で入ってくる光信号列に対し、フレーム同期
をとったり、光伝送路上のある特定のビット又はバイト
に対応するデータについて選択的に処理を行うために、
光フレームパルス或いは光クロックをフレーム内でビッ
ト単位或いはバイト単位で遅延させる必要が生じる。
従来の技術 従来、伝送処理ノード内で同期処理を行う場合には、タ
イミング調整は一般的には電気信号の処理によっていた
。従来の同期処理の概念図を第16図に示す。光信号入
力部102から入力した光信号は、一旦光/電気変換部
104において電気信号に変換され、外部からの要求に
応じて制御部106から制御信号を送り、電気信号処理
部108で遅延等の処理を施した後、電気/光変換部1
10において再び光信号に変換してから、その光信号を
光信号出力部112から出力する。
従って、例えば光幹線系の超高速の光信号を取り扱い、
同期型信号処理を実現するためには、従来提案されてい
るような電気信号による処理では、超高速の光/電気変
換部、電気信号処理部及び電気/光変換部を必要とし、
扱う信号の大容量化に対して処理速度の点で制限が生じ
、或いは接続するチャンネル数の増加に伴って処理装置
が大型化するという問題があった。
このような問題に鑑み、光信号を電気信号に変換せずに
そのまま処理するようにした光信号可変遅延装置が提案
されている。これを第17図及び第18図により説明す
る。
第17図の光信号可変遅延装置は、2×2光スイッチ1
14−1〜114−Nと、光ファイバ遅延線116−1
〜116−Nと、各光スイッチの駆動回路118とを備
えて構或されている。遅延時間τ5を有する光遅延回路
を、必要な最大の遅延時間に相当するN段だけ縦続的に
接続し、所要の遅延時間に対応するだけの光遅延回路を
動作させ、所望の遅延時間を得るようにしたものである
第18図の光信号可変遅延装置は、機械的な光スイッチ
等からなる光チャンネルセレクタ120ど、その山力側
チャンネルの各々に接統され必要な遅延時間に相当する
だけの長さをもつ光ファイバ遅延線122−1〜122
−Nと、光ファイバ遅延線からの出力光を合流させる光
カプラ124とを備えて構或されている。外部からの制
御信号に応じて、光チャンネルセレクタ120において
各光ファイバ遅延線のうち所望の遅延時間に相当するも
のに接続し、光カプラ124からその遅延を受けた光信
号を出力するものである。
発明が解決しようとする課題 第17図の光信号可変遅延装置にあっては、光遅延回路
の組合せによって遅延時間が決定される。
また、第18図の光信号可変遅延装置にあっては、光遅
延回路の選択によって遅延時間が決定される。
このため、何れにおいても、扱うチャンネル数が多くな
って種々の遅延時間を得る必要が生じた場合に、光遅延
回路を増設して遅延時間の変更に対処する必要があり、
結果として信号処理装置が大規模になるという欠点があ
った。
本発明はこのようか点に鑑みて創作されたもので、構或
が簡単でしかも遅延時間の変更に対して容易に対処する
ことができる光信号可変遅延装置の提供を目的としてい
る。また、この装置を用いた光パルス及び光クロックの
遅延方法の提供を目的としている。
課題を解決するための手段及び作用 第1図は上述した技術的課題を解決するために提供され
る光信号可変遅延装置の構或図である。
10は第1及び第2入力部2,4並びに第1及び第2出
力部6.8を有する光スイッチであり、この光スイッチ
10は、第2図に示すように、第1入力部2に入力した
光信号を第1出力部6から出力し第2入力部4に入力し
た光信号を第2出力部8から出力するバー状態と、第1
入力部2に入力した光信号を第2出力部8から出力し第
2入力部4に入力した光信号を第1出力部6から出力す
るクロス状態とを切り換える。
12は光信号遅延回路であり、光スイッチ10−9− 10− の第2出力部8及び第2入力部4間に接続されている。
そして、光スイッチ10の第1入力部2に入力した光信
号を光信号遅延回路12にて遅延させて光スイッチ10
の第1出力部6から出力するように構或されている。
この構或によれば、以下に示す第1乃至第3の方法によ
り光パルスや光クロックを遅延するに際して、光スイッ
チ10の切り換えにより所望の遅延を行うことができる
ので、構或を複雑化させることなしに遅延時間の変更に
対して容易に対処し得るようになる。
第3図は上記の光信号可変遅延装置を用いて光パルスを
遅延させる第1の方法の原理説明図、第4図及び第5図
はそれぞれ同装置を用いて光クロックを遅延させる第2
及び第3の方法の原理説明図である。
第1図及び第3図により第1の方法を説明する。
まず、光信号遅延回路l2の遅延時間よりも短い光パル
ス14を光スイッチ10の第1入力部2に入力し、この
光パルスを光スイッチ10のクロス状態にて光信号遅延
回路12に取り込む。次いで光スイッチ10のバー状態
にて上記取り込まれた光パルスに光信号遅延回路12を
必要に応じた回数循環させた後、この光パルス16を光
スイッチ10のクロス状態にて第1出力部6から出力す
るようにする。
第1図及び第4図により第2の方法を説明する。
第2の方法は光クロックをその周期の2分の1に相当す
る時間よりも短い時間遅延させる方法である。まず、光
クロック18を連続的に光スイッチ10の第1入力部2
に入力する。そして、入力した光クロック18における
当該入力開始時点から所定時間経過した時点までの期間
に相当する部分18Hについては、光スイッチ10のク
ロス状態にて光信号遅延回路12に取り込んで光クロッ
クの周期の2分の1に相当する時間遅延させた後光スイ
ッチ10の第1出力部6から出力する。一方、上記期間
に相当する部分1’8a以外の部分については、光スイ
ッチ10のバー状態にて光スイッチ10の第1出力部6
から出力するようにする。こうすると、光スイッチ10
の第1出力部6から出力する光20は、見かけ上光クロ
ック18が上記所定時間遅延したものとなる。
第1図及び第5図により第3の方法を説明する。
第3の方法は光クロックをその周期の2分の1に相当す
る時間よりも長く且つ上記周期に相当する時間よりも短
い時間遅延させる方法である。まず、光クロック18を
連続的に光スイッチ10の第1入力部2に入力する。そ
して、入力した光クロック18における当該入力開始時
点以降の所定時間経過した時点から当該入力終了時点ま
での期間に相当する部分18bについては、光スイッチ
10のクロス状態にて光信号遅延回路12に取り込んで
光クロックの周期の2分の1に相当する時間遅延させた
後光スイッチ10の第1出力部6から出力する。一方、
上記期間に相当する部分18b以外の部分については光
スイッチlOのバー状態にて光スイッチlOの第1出力
部6から出力するようにする。こうすることにより、光
スイッチ10の第1出力部6から出力する光22は、見
かけ上光クロック18を所定の時間遅延させたものとな
る。
ところで、光スイッチや光信号遅延回路における損失が
大きい場合或いは同損失が小さくても光信号を複数回循
環させることにより同損失が問題となる場合には、光信
号遅延回路に光増幅器を挿入し、又は、この光増幅器を
含む光信号遅延回路を用いて構或される光信号可変遅延
装置を用いて上記第1乃至第3の方法を実施すると良い
実  施  例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図は第1の方法の実施に使用する光信号可変遅延装
置の構或図である。24は2×2型の光スイッチであり
、第1入力部に相当するボートのと第2入力部に相当す
るポート■と第1出力部に相当するボート■と第2出力
部に相当するポート■とを備えている。26は所定長さ
のシングルモード光ファイバ等からなる光遅延回路であ
り、ボ13 1 4ー ート■,■間に接続されている。光スイッチ24は例え
ば電気光学効果を利用した導波路型のものであり、その
バー状態とクロス状態との切り換えノま、駆動回路28
を介して制御回路30によりなされる。光遅延回路26
による遅延はτdであるとする。
第7図は第1の方法の実施例におけるタイミングチャー
トである。(a)はポート■に入力する光信号、(ロ)
は光スイッチの駆動信号(電気信号) 、(C)はポー
ト■から出力する光信号、(d)はポート■に入力する
光信号、(e)はポート■から出力する光信号をそれぞ
れ表している(第9図及び第10図においても同様)。
パルス幅τb,周期Nτ6を有する周期的光パルス列が
ポートのから光スイッチ24に入力する場合を想定する
。パルス幅τ5と光遅延回路26における遅延τ6との
関係は、 τb≦τd であるとする。いま、簡単のため光スイッチ24におけ
る光信号の伝搬時間及び損失を無視して考える。時刻t
o にこの光パルスがポートのから光スイッチ24に入
力したとする。このとき、光スイッチ24をクロス状態
にしておくと、この光パルスは(C)に示すようにポー
ト■から出力され、光信号遅延回路26を経て時間τ,
の遅延をうけ、(d)に示すように時刻t。+τ6にポ
ート■に入力する。このとき、光スイッチ24がクロス
状態にアルト、この光パルスはポート■から時間τ6の
遅延をうけた形で出力される。しかし、光スイッチ24
が時刻t。+τ,と時刻t。+τ,との間のある時刻に
バー状態に切り換えられると、ポート■から入力した光
パルスはボート■に出て再び遅延τdを受ける。光スイ
ッチ24がバー状態を継続している限り、光パルスは光
信号遅延回路26によって遅延τ,をうけ続ける。そし
て、時刻t.+ (n+l)  τ,に光スイッチ24
がクロス状態に切り換えられると、時刻t。+(n+1
)τ6にポート■から光スイッチ24に入力した光パル
スは、(e)に示すようにボート■から時刻t。
+(n+1)τ,に出力される。即ち、時間(n+1〉
τ,だけ遅延をうけて出力される。尚、nはn<N−2
を満足する整数値である。
光パルスは周期的に光スイッチ24に入力するので、上
記一例の動作を周期Nτdをもって繰り返すことにより
、光スイッチ24に入力するパルス幅τb、周期Nrd
を有する周期的光パルス列に対し、遅延(n+1)τ,
を与えて出力することが可能となる。この一連の動作に
おいて、nを、0≦n<N−2(n,Nは整数) の条件の下に変化させることにより、光パルス列にτ,
を単位とした所望の遅延を与えることができる。
この機能を応用すると、例えば、τ6が光伝送路上を伝
送される光信号列の1タイムスロット分の時間に相当し
、τ,が光フレームパルスの幅に相当するときに、フレ
ーム内での光フレームパルスのlビット単位の遅延(ビ
ット単位シフト)が可能になる。
第8図は第2及び第3の方法の実施に使用する光信号可
変遅延装置の構或図である。第6図の構戊と異なる点は
、遅延τ6を与える光信号遅延回路26に換えて遅延N
τd/2を与える光信号遅延回路32を備えている点で
ある。
次に第6図の装置を用いて、第2又は第3の方法により
周期Nr.,デューティ比50%の光クロックをこの光
クロックよりも高速な信号のビット単位でシフトする方
法について説明する。フレーム内での光クロックの所望
の遅延時間をDとすると、 D=nr.r   (0≦n≦N−1)である。Dの大
きさによって、第2の方法によるか第3の方法によるか
が決定される。
(イ)0≦D≦N rd/ 2のときには、第2の方法
による。
第9図は第2の方法の実施例におけるタイミングチャー
トである。光クロックの立ち上がる時刻をt。とする。
光スイッチ24は、時刻1o にクロス状態となるよう
にし、時間τ,(<Nrd/2)経過後にバー状態とし
て、時間r2(=Nr,1/2−τ1)だけバー状態を
維持するようにする。
17 18 これにより、(C)、(d)に示すように、光スイッチ
24に入力した光クロックのうち、時刻t。からt。
+τ,の或分がポート■に出力し、光信号遅延回路32
によりNτ,/2だけの遅延を受けてボート■に入力す
る。これに合わせて、時刻1o+τ1+τ2即ち時刻t
。+Nrd/2に再び光スイッチ24をクロス状態にす
ると、ポート■から入力した或分はポート■に出力する
。この結果として、(e)に示すように、ポート■から
出力する光クロックは全体でτ1だけの遅延を受けた形
になる。従って、上記の動作において、τ,=Dとする
ことによって、光クロックに遅延Dを与えることができ
る。
(o)Nrd/2≦D≦Nrdのときは、第3の方法に
よる。
第10図は第3の方法の実施例におけるタイミングチャ
ートである。第8図に示した光スイッチ24の駆動信号
において、光クロックの立ち上がる時刻をt。とする。
光スイッチ24は、時刻t。
にバー状態となるようにし、τ3 (〈Nτ,/2)経
過後にクロス状態となるようにし、τ4(=Nτ6/2
−τ3)だけその状態を維持するようにする。
これにより、(C)、(d)に示すように、光スイッチ
24に入力した光クロックのうち、時刻t。十τ3から
時刻t。+τ3+τ4の戊分がボート■に出力し、光信
号遅延回路32によりNr.+/2だけの遅延を受けて
ポート■に入力する。これに合わせて、光スイッチ24
が時刻t。+τ3+τ,+τ3 (−to +τ3 +
Nτ,/2)にクロス状態になっていると、ポート■か
ら入力した戒分はポート■に出力する。この結果として
、(e)に示すように、ポート■から出力する光クロッ
クは全体でrs +r4−1−r3(”i3+Nrd/
2)だけの遅延を受けた形になる。従って、上記の動作
においてτ3=D−Nτ,/2にすることによって、光
クロックに遅延Dを与えることができる。このようにし
て光クロックのフレーム内でのビット単位のシフトが実
現される。
第11図及び第12図は本発明の光信号可変遅延装置並
びにこの装置を用いた第1の方法及び第2又は第3の方
法を適用することができる光伝送網用光分岐/挿入ノー
ド装置のブロック図である。
第11図に示したノード装置の光分岐部において、34
.36は光カプラであり、光通信路38を伝送されてく
る光データのパワーを2つに分離する。
40は光フレーム抽出回路であり、光クロック発生器4
2に対し信号発生の元となる光フレームを光データから
抽出する。光通信路38を伝送されてきた光データ列は
、光カプラ34で一部が光フレーム抽出回路40に入力
され、光フレームが抽出される。この光フレームをもと
に、光クロック発生器42で光クロックが作られる。こ
のようにして得られた光フレーム及び光クロックは、そ
れぞれ光しきい値素子44及び光双安定素子46へと送
られ、光しきい値素子44では光データ列中の所望のビ
ットに光フレームを重畳し、しきい値処理によって所望
のビットの光データiだけを取り出す。また、光双安定
素子46では、光しきい値素子44で取り出された光デ
ータ1に光クロックを重畳し、デューティ比を拡大して
光加入者端末48に所望のデータを送る。この場合、光
フレーム及び光クロックを所望のデータの時間的位相に
合わせるために、光フレーム抽出回路40及び光しきい
値素子44の間と光クロック発生器42及び光双安定素
子46の間とには、それぞれ光信号可変遅延回路54を
備えた光フレームパルスタイミングlIIl]整器50
と光クロックタイミング調整器52とを設けておく。光
フレームパルスタイミング調整器50は本発明第1の方
法に基づいて光フレームパルスのタイミングを調整し、
光クロックタイミング調整器52は本発明第2又は第3
の方法に基づいて光クロックのタイミングを調整する。
これらのタイミング調整器50.5’2は光加入者端末
48からの制御信号により制御される。
第12図に示したノード装置の光挿入部においては、光
加入者端末48からの光信号に、光信号可変遅延回路5
4を備えた光フレームパルスタイミング調整器56から
の光フレームを重畳して光しきい値素子58に入力し、
光加入者端末48からの光信号を光フレームと同じ時間
幅にして光カ一2 1一 −22 プラ58にて光通信路38に合流させる。この際、合流
させる光データjが入るタイムスロットには、光分岐部
における分岐処理にも関わらず残留している光データi
があるので、これを取り除く必要がある。そこで、光通
信路38における光カプラ58の上流側に、空きタイム
スロットを作るための光消去回路60を設けておく。
このように、第11図及び第12図に示した光伝送網用
ノード装置を用いることによって、光ハイウェイ上を伝
送されている例えば時分割多重された光データパルス列
から所望チャネルの光データを低速化して光加入者端末
に取込み、光加入者端末からの新たな光データを高速化
して光ハイウェイに合流させることができるようになる
ところで、これまでの説明では、光スイッチや光信号遅
延回路における損失を無視しているが、この損失を無視
し得ない場合には、光信号遅延回路が光増幅器を含む構
或にすることが有効である。
光増幅器を備えた光信号可変遅延装置の一例を第13図
に示す。この例では、光スイッチ24のボート■、■間
に光ファイバ62を接続することによって光信号遅延回
路を構或し、その光回路の途中に半導体レーザ光増幅器
64を挿入している。
半導体レーザ光増幅器64は入力する光信号に対して利
得を持つので、その利得Gを、光スイッチ24を光信号
が伝搬して出力されるまでの損失(信号の減衰〉Lと例
えば等しくなるようにしておき、光信号が光スイッチ2
4及び光信号遅延回路を何回通過しても減衰しないよう
にしておく。
こうすることにより、光データの振幅を変えることなし
に光データ処理が可能になる。
第14図に光増幅器を備えた光信号可変遅延装置の他の
例を示す。この例では、光スイッチ24のポート■、■
間に所定長さの光ファイバ増幅器66を接続し、光ファ
イバ増幅器66が光増幅器及び光信号遅延回路として機
能するようにしている。この場合、光スイッチ24のポ
ート■には光合波器68を接続し、ボート■には光分波
器70を接続しておく。そして、光合波器68では波長
がλpumpの励起光を波長λsig の増幅すべき光
信?と合波し、光分波器70では光信号と励起光とを波
長分離するようにしている。光ファイバ増幅器66の利
得は励起光の強度により設定することができる。
第15図は光増幅器を備えた光信号可変遅延装置のさら
に他の構或例を示す図である。この例では、光合流器7
2と光スイッチ74と光分波器76とを一体的に導波路
型光集積回路78として集積し、この集積回路78に所
定長さの光ファイバ増幅器80とフィルタ82とを付加
した構或にしている。入力した光信号及び励起光は光合
流器72において合波されるとともに分配され、その一
方は光スイッチ74に、他方は光分波器76に導かれる
。光スイッチ74から光ファイバ増幅器80を経由して
所定の遅延が与えられた光信号(波長λ3l9〉は、フ
ィルタ82において励起光と分離され、遅延された光信
号として出力する(出力I)。一方、光分波器76に入
力した光信号及び励起光は、光分波器7Gの分岐機能1
ごよって分離され、波長λsig の出力■及び波長λ
pu■の励起光として外部に出力される。この構威によ
れば、積極的な遅延が与えられていない光出力■を取り
出すことができるので、例えばこの光出力をAPC動作
のために用いることができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、同期型光信号処
理において重要な光フレームパルス及び光クロックのフ
レーム内でのビット単位のシフトを、光/電気変換或い
は電気/光変換を介在させることなく実行することが可
能になる。また、接続チャンネル数が増加したり、伝送
路の伝送速度が上昇した場合にも、光信号可変遅延装置
において光スイッチの駆動信号パターンを変更したり光
信号遅延回路の遅延時間を変更することによって、構或
上の大幅な変更を伴うことなしに柔軟な対応が可能にな
る。さらに、電気信号の処理に伴う装置の大規模化を避
け、伝送処理ノードの小型化を実現することができる。
−25 = 2 6 =
【図面の簡単な説明】
第1図は光信号可変遅延装置の構或図、第2図は光スイ
ッチの説明図、 第3図、第4図、第5図はそれぞれ第1、第2、第3の
方法の原理説明図、 第6図は第1の方法の実施に使用する光信号可変遅延装
置の構或図、 第7図は第1の方法の実施例におけるタイミングチャー
ト、 第8図は第2及び第3の方法の実施に使用する光信号可
変遅延装置の構或図、 第9図は第2の方法の実施例におけるタイミングチャー
ト、 第10図は第3の方法の実施例におけるタイミングチャ
ート、 第11図は光伝送網用ノード装置(光分岐部)の実施例
ブロック図、 第12図は光伝送網用ノード装置(光挿入部)の実施例
ブロック図、 第13図乃至第15図は光増幅器を備えた光信号可変遅
延装置の構戊図、 第16図は従来の同期処理の概念図、 第17図及び第18図は従来の光信号可変遅延装置の説
明図である。 0.24・・・光スイッチ、 2,26.32・・・光信号遅延回路、8・・・駆動回
路、 0・・・制御回路、 4・・・光信号可変遅延回路、 4・・・半導体レーザ光増幅器、 6.80・・・光ファイバ増幅器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2入力部(2、4)並びに第1及び第
    2出力部(6、8)を有し、第1入力部(2)に入力し
    た光信号を第1出力部(6)から出力し第2入力部(4
    )に入力した光信号を第2出力部(8)から出力するバ
    ー状態と、第1入力部(2)に入力した光信号を第2出
    力部(8)から出力し第2入力部(4)に入力した光信
    号を第1出力部(6)から出力するクロス状態とを切り
    換える光スイッチ(10)と、該光スイッチ(10)の
    第2出力部(8)及び第2入力部(4)間に接続された
    光信号遅延回路(12)とを備え、 上記光スイッチ(10)の第1入力部(2)に入力した
    光信号を上記光信号遅延回路(12)にて遅延させて上
    記光スイッチ(10)の第1出力部(6)から出力する
    ようにしたことを特徴とする光信号可変遅延装置。
  2. (2)上記光信号遅延回路(12)が光増幅器を含んで
    いることを特徴とする請求項1に記載の光信号可変遅延
    装置。
  3. (3)請求項1又は2に記載の光信号可変遅延装置を用
    い、 上記光信号遅延回路(12)の遅延時間よりも短い光パ
    ルスを上記光スイッチ(10)の第1入力部(2)に入
    力し、該光パルスを上記光スイッチ(10)のクロス状
    態にて上記光信号遅延回路(12)にとり込み、上記光
    スイッチ(10)のバー状態にて上記とり込まれた光パ
    ルスに上記光信号遅延回路(12)を必要に応じた回数
    循環させた後、 この光パルスを上記光スイッチ(10)のクロス状態に
    て上記第1出力部(6)から出力するようにしたことを
    特徴とする光パルスの遅延方法。
  4. (4)請求項1又は2に記載の光信号可変遅延装置を用
    いて光クロックをその周期の2分の1に相当する時間よ
    りも短い時間遅延させる方法であって、 光クロック(18)を連続的に上記光スイッチ(10)
    の第1入力部(2)に入力し、 該入力した光クロック(18)における当該入力開始時
    点から所定時間経過した時点までの期間に相当する部分
    (18a)については、上記光スイッチ(10)のクロ
    ス状態にて上記光信号遅延回路(12)にとり込んで光
    クロックの周期の2分の1に相当する時間遅延させた後
    上記光スイッチ(10)の第1出力部(6)から出力し
    、 上記入力した光クロック(18)における上記期間に相
    当する部分(18a)以外の部分については、上記光ス
    イッチ(10)のバー状態にて上記光スイッチ(10)
    の第1出力部(6)から出力するようにしたことを特徴
    とする光クロックの遅延方法。
  5. (5)請求項1又は2に記載の光信号可変遅延装置を用
    いて光クロックをその周期の2分の1に相当する時間よ
    りも長く且つ上記周期に相当する時間よりも短い時間遅
    延させる方法であって、光クロック(18)を連続的に
    上記光スイッチ(10)の第1入力部(2)に入力し、 該入力した光クロック(18)における当該入力開始時
    点以降の所定時間経過した時点から当該入力終了時点ま
    での期間に相当する部分(18b)については、上記光
    スイッチ(10)のクロス状態にて上記光信号遅延回路
    (12)にとり込んで光クロックの周期の2分の1に相
    当する時間遅延させた後上記光スイッチ(10)の第1
    出力部(6)から出力し、上記入力した光クロック(1
    8)における上記期間に相当する部分(18b)以外の
    部分については、上記光スイッチ(10)のバー状態に
    て上記光スイッチ(10)の第1出力部(6)から出力
    するようにしたことを特徴とする光クロックの遅延方法
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