JPH0310356Y2 - - Google Patents

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JPH0310356Y2
JPH0310356Y2 JP1984102770U JP10277084U JPH0310356Y2 JP H0310356 Y2 JPH0310356 Y2 JP H0310356Y2 JP 1984102770 U JP1984102770 U JP 1984102770U JP 10277084 U JP10277084 U JP 10277084U JP H0310356 Y2 JPH0310356 Y2 JP H0310356Y2
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JP
Japan
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throttle valve
counterbore
intake air
valve
intake
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JP1984102770U
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JPS6117439U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用内燃機関の吸入空気量を調節
するための絞り弁に関するものである。
〔従来の技術〕
吸気絞り弁は吸気通路内の回動自由なシヤフト
に固定されており、その開度によりエンジン吸入
空気量を調節している。その従来の絞り弁は例え
ば特開昭56−146029号公報の図面のように、平ら
な円板形状をしている。このようなものでは全閉
位置よりある程度開いた状態(θ=10゜〜40゜)に
おいては吸入空気の流れが絞り弁後流部にて第2
図Bに示すように剥離渦を伴つた流れとなるた
め、吸気音を発生し、運転者に不快感を与えてい
た。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、この吸入空気の剥離渦による
吸気音の発生を防止することを目的とする。
〔考案の構成〕
本考案は上記目的を達成するために、第1図に
示すように絞り弁の一部に座ぐり部を設け、これ
により第1図Bの如く絞り弁端部で流れの干渉を
生じさせ、絞り弁後流部の流れを意識的に乱して
剥離渦の発生を防止することにより吸気音の発生
を低下させるものである。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の一実施例について
説明する。
第3図において、1はアクセルと連動して吸気
管4内の吸入空気量を調節するために、回動自由
なシヤフト5に固定された絞り弁である。絞り弁
1は通常板圧t1〜3mmの円板形状をしており、エ
ンジンのアイドリング状態すなわち絞り弁1全閉
状態では、絞り弁1は吸気管通路垂直線に対し、
ある程度傾けて配置されている。本考案は、目的
達成のため以下に示すように改良している。つま
り、絞り弁1を回動させたとき、吸気通路の下流
側へ移動する弁体の下半分1aの上流側平面6に
板厚の1/4〜3/4程度の深さの円形座ぐり部3を設
け、この円形座ぐり部は、最も下流側の弁端7に
円形座ぐり部の直径より小さい幅Lの開口部2を
もつようにしてある。第4図、第5図に前記スロ
ツトル弁の上面図と要部拡大図を示す。
ここで円形座ぐり部の直径φD、座ぐり深さl、
開口部の開口幅Lの寸法は、その効果に関係して
おり、本実施例ではφD=10〜25、lは絞り弁板
厚の1/4〜3/4、L=3〜10で設定しているが、
φD、lは値が大きいほどその効果も大きく、L
はφDの1/2程度の時最も効果が大きいことが、実
験的に確認されている。
第1図と第2図により本考案の作動を説明す
る。第2図のように従来型の円形座ぐり部を設け
ていない絞り弁においては、吸気管内の吸入空気
は吸気管に対しほぼ平行な一様流であり、絞り弁
をある程度開いた場合、吸気通路の最も下流側と
なる弁端7の後流部で、吸気音の原因となる剥離
渦を伴つた流れを生じている。これに対し第1
図、第3図に示す本構成では絞り弁に円形座ぐり
部3を設け、弁端7に開口幅Lが座ぐり部直径よ
り小さい、開口部2を有している為円形座ぐり部
を通過する空気は、従来の一様な流れに対し、相
互に異なつた方向をもつ流れ(第1図中太い矢印
で示す流れ)を形成し、流れが合流する開口部2
では、流れの干渉が生じる。その結果、絞り弁の
弁端7の後流部では干渉による乱れた流れとなる
ため従来生じていた剥離渦は回避され吸気音の発
生を防止できる。また、円形座ぐり部3は、弁体
の下半分1aのみに形成されているので、その加
工が容易であり、また、弁体のシヤフト5への取
り付けも容易に行うことができ、しかも導入され
た吸入空気は最初座ぐり部が形成されていない上
半分1bに衝突するのでその流れがすぐに乱れ
ず、弁体の開弁安定性を高めることができる。
本考案の第1実施例では座ぐり形状は円形とし
たが、例えば第6図に示すような、三角形状にお
いても座ぐり部の開口幅Lを座ぐり幅dより小さ
くすれば、円形座ぐりの場合と同様弁端7の後流
部では、流れの干渉による乱れた流れとなるため
同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、絞り弁
の弁体の下半分にのみ座ぐり部を形成しているの
で、弁体全体に座ぐり部を形成した場合のよう
に、弁体を回転軸に取り付けるのが困難になるこ
とはなく組付性に優れ、また、絞り弁を回動した
場場合、最初に吸入空気が衝突する絞り弁の上流
側の上半分の部分には座ぐり部が形成されていな
いので、最初から吸入空気が座ぐり部に衝突する
場合のように、吸入空気が衝突してすぐに乱れる
ことがなく弁体の開弁安定性に優れ、しかも、弁
体の下半分に形成された座ぐり部は下流側につれ
て細くなる形状をなすので、安定した状態で導入
された吸入空気はこの座ぐり部を通過することで
相互に異なつた方向へ流れ、最下流の合流部では
流れの干渉を生じ、その結果、絞り弁の弁端の後
流では干渉による乱れた流れとなり、剥離渦の発
生は回避され吸気音の発生を防止できるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案第1実施例の正面図、第1図
Bはその作動を説明する断面図、第2図A,Bは
従来例の正面図とその作動を説明する断面図、第
3図は絞り弁部の断面図、第4図は本考案の第1
実施例の絞り弁の上面図、第5図は第4図の視
拡大図、第6図は本考案第2実施例の絞り弁の上
面図である。 1……絞り弁、2……開口部、3……座ぐり
部、4……吸気管、5……シヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関の吸入空気を調節する弁体と回転軸と
    から構成される絞り弁において、 絞り弁を回動した場合、下流側へ移動する弁体
    の上流側平面の下半分にのみ座ぐり部を形成し、
    この座ぐり部は、絞り弁が回動した場合にこの座
    ぐり部を通過する吸入空気が異なる方向に流れる
    ようにその通路面積が下流側につれて細くなる形
    状をなすことを特徴とする内燃機関の絞り弁。
JP10277084U 1984-07-06 1984-07-06 内燃機関の絞り弁 Granted JPS6117439U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277084U JPS6117439U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 内燃機関の絞り弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP10277084U JPS6117439U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 内燃機関の絞り弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6117439U JPS6117439U (ja) 1986-01-31
JPH0310356Y2 true JPH0310356Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=30662168

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JP10277084U Granted JPS6117439U (ja) 1984-07-06 1984-07-06 内燃機関の絞り弁

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JP (1) JPS6117439U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918114U (ja) * 1982-07-20 1984-02-03 三菱重工業株式会社 蒸気温度制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918114U (ja) * 1982-07-20 1984-02-03 三菱重工業株式会社 蒸気温度制御装置

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JPS6117439U (ja) 1986-01-31

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