JPH03103322A - シュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法 - Google Patents

シュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法

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JPH03103322A
JPH03103322A JP23866489A JP23866489A JPH03103322A JP H03103322 A JPH03103322 A JP H03103322A JP 23866489 A JP23866489 A JP 23866489A JP 23866489 A JP23866489 A JP 23866489A JP H03103322 A JPH03103322 A JP H03103322A
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dropping
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titanyl oxalate
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Kazushi Tatemoto
一志 立本
Makoto Furubayashi
古林 眞
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G23/00Compounds of titanium
    • C01G23/003Titanates
    • C01G23/006Alkaline earth titanates

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、積層セラミックコンデンサ等に用いられるチ
タン酸バリウム粒子の原料となるシュウ酸チタニルバリ
ウム粒子の製造方法に関する。
く従来の技術〉 チタン酸バリウム(BaTiOs)は、誘電体材料や圧
電材料等として、積層セラミックコンデンサ等の各種電
子部品などに用いられている。
積層セラミックコンデンサでは、均一で薄い誘電体層を
形成するために、原料であるチタン酸バリウム粒子の微
細化が要求されている。
一Mにチタン酸バリウムの合成は、炭酸バリウム粉末と
酸化チタン粉末とを混合し、l000〜1200℃程度
で焼成する固相法により行なわれている。
しかし、このような固相法により得られるチタン酸バリ
ウムは、径の大きい粒状であるため焼成後に機械的粉砕
が不可欠であり、不純物混入による純度低下が避けられ
ない。 しかも、この方法では、得られる粒子の機械的
強度が高いため強力な粉砕が必要であり、粒子の微細化
および均一化が困難である。
また、この方法では、BaとTiの比( Ba/丁i)
を1=1とすることが困難である。
このような固相法に対し、まずシュウ酸チタニルバリウ
ム[BaTtO(CzO−)14Hzo ]を湿式合成
し、これを熱分解してBaTiOaを得るという所謂ク
ラボー法が知られている[ W. S. Clabau
ghet al.,J.Res.Nat.Bur.St
and.,.56(5),289−291,(1956
)] クラボー法では、シュウ酸チタニルバリウムが2価の陽
イオンと2価の陰イオンとの1=1の化合物であること
から、Ba/丁iが極めてlに近い高純度のチタン酸バ
リウムが得られる。
クラボー法におけるシュウ酸チタニルバリウムの湿式合
成では、約80℃の温度のHzC20−水溶液を撹拌し
ながら、この中にBa(:jzとTiCj4 との混合
溶液を滴下することによりBaTiO(Ca04)14
HiOの結晶を得る。
く発明が解決しようとする課題〉 しかし、クラボー法では原料に対する収率がチタンイオ
ン換算で80%程度と低いため、コストが高くなってし
まう。
また、固相法よりは小さい粒径が得られるが、クラボー
法により製造される結晶粒子の平均粒径は数十〜数百一
程度であるため、積層セラミックコンデンサ等への適用
に際しては、やはり粉砕が必須となる。
ところで、クラボー法におけるシュウ酸チタニルバリウ
ムの粗大粒子化を防ぐために、塩化バリウムの水溶液を
シュウ酸とオキシ塩化チタンの混合物を含む水溶液に2
0〜60℃、好ましくは55〜60℃の温度で激しくか
きまぜながら滴下する方法が提案されている(特開昭6
3−103827号公報)。
この方法では、同公報に示されるようにBa:Tiがl
:1.015−1:1.025 、すなわちBa/Ti
で約0.976〜約0.985であるTi過剰のものが
得られ,同公報には、このようなTi過剰のチタン酸バ
リウムが抵抗の正の温度係数を有する抵抗体の製造に有
利に使用される旨の記載がある。 しかし、この方法で
はBa/Tiを任意の値に設定することができないため
、用途が限られる。
例えば、Ti過剰とする目的としては、チタン酸バリウ
ム粒子焼結時に液相を生じさせて焼結を容易にすること
が挙げられるが、この他、誘電率等の特性を変えるため
にBaサイトへ置換するような各種の添加物を用いる場
合にも、Ti過剰とすることが好ましい。 この場合、
添加物およびその添加量に応じて最適なBa/Tiとす
る必要があるため、Ba/Tiを任意の値に設定可能で
あることが好ましい。
また、シュウ酸チタニルバリウムを゜微粒子として得る
方法として、バリウム塩とチタニウム塩およびシュウ酸
の水溶液を同時に混合し、生じるゲルを短時間に強力撹
拌解砕する方法も提案されている(特公昭63−288
45号公報)  この公報には、50℃以下の温度では
反応速度が低くなるため好ましくない旨の開示がなされ
ている。
しかし、この公報の実施例で得られている原料に対する
収率は、最良のものでもチタンイオン換算で93%であ
り、低コスト化のためにはさらに収率を向上させる必要
がある。
本発明はこのような事情からなされたものであり、シュ
ウ酸チタニルバリウム粒子のBa/Tiを任意の値に設
定でき、また、このような粒子が高収率で得られる製造
方法を提供することを目的とし、さらに、このような粒
子を小さい粒径で得る製造方法を提供することを目的と
する。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は下記(1)〜(6)の本発明によって
達成される。
(1)母液中に滴下液を滴下して撹拌混合することによ
り、塩化バリウム、塩化チタンおよびシュウ酸を反応さ
せてシュウ酸チタニルバリウムを合成する工程を有する
シュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法において、 塩化チタンが母液だけかまたは母液および滴下液に含有
され、塩化バリウムが母液に含有され、シュウ酸が滴下
液に含有され、 滴下時の温度が50℃以下であることを特徴とするシュ
ウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
(2)得られるシュウ酸チタニルバリウム粒子のBaと
T1との比Ba/Tiが0.970〜1.000である
上記(1)に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製
造方法。
(3)滴下液の滴下が30分間以上行なわれる上記(1
)または(2)に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子
の製造方法゛。
(4)前記混合撹拌がスタティックミキサーにより行な
われる上記(1)または(2)に記載のシュウ酸チタニ
ルバリウム粒子の製造方法。
(5)滴下液の滴下が20分間以上行なわれる上記(4
)に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
(6)前記滴下液の滴下後、50℃以下の温度にて5分
間以上撹拌を行なう上記(1)ないし(5)のいずれか
に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
く作用〉 本発明では、母液と滴下液とに上記のように原料化合物
を配分してシュウ酸チタニルバリウムを合成する。
そして、母液と滴下液とに含有される化合物の比率を変
えることにより、得られるシュウ酸チタニルバリウムの
Ba/Tiを、誘電体やその他の材料、例えば正特性サ
ーミスタの抵抗体等として用いる場合の実用上の好まし
い範囲である0.970〜1.000の間で任意に変更
することができる。
また、本発明によれば粒径の小さなシュウ酸チタニルバ
リウム粒子が得られる。
そして本発明では、滴下を50℃以下の温度にて行なう
ので収率が極めて高くなり、高価なチタンを有効に利用
することができる。 しかも、50℃以下の低温にも関
わらず、30分間程度の極めて短い滴下時間で上記のよ
うなBa/Tiを安定して得ることができる。
さらに、滴下時の混合撹拌をスタティックミキサーによ
り行なえば、得られるシュウ酸チタニルバリウム粒子の
粒径を、より小さくすることができ、また、滴下時間も
短縮することができる。
く具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明は、シュウ酸(HaCaO4)  塩化バリウム
(BaCjz )および塩化チタン(TiCi4)を水
溶液中で反応させて、シュウ酸チタニルバリウム[ B
aTiO (C*04) 14HiO ]を合成し、析
出させる方法に適用される。
本発明では、これらの化合物の混合を、母液中に滴下液
を滴下して撹拌混合することにより行なう。 なお、本
発明における滴下とは、滴下液を徐々に母液に混合する
ということである。
本発明では、TiCj 4が母液だけかまたは母液およ
び滴下液に含有され、BaClsが母液に含有され、H
.C.O.が滴下液に含有される。
このような母液および滴下液の組み合わせにおいて、母
液のTiCj4含有量が増加するほどBa/Tiは減少
し、また、得られる粒子の粒径が小さくなる. 具体的
には、Ba/Ti=0.970−1.000程度が得ら
れ、また、0.5〜5μ程度の平均粒径を有する極めて
微小な粒子が得られる. 母液と滴下液とのTiC14の含有比率は目的に応じて
決定すればよく、特に制限はない。
本発明では、滴下時の温度、すなわち滴下された滴下液
を含む母液の反応時の温度を、50℃以下とする。
この温度が50℃を超えると、収率が低下し、また、反
応時に不純物が生じてBa/Tiを安定に保つことが難
しくなる。
なお、反応時の母液温度に下限はないが、温度が低くな
るほど反応に要する時間が増加するので、実用的な反応
時間とするためには5℃以上とすることが好ましい。
滴下時の温度を上記範囲とすることにより、Tiイオン
換算で94%以上、特に98%以上の収率を得ることが
できる。
本発明では、滴下液の滴下時間を30分間以上とするこ
とが好ましい。 滴下時間がこれ以下となると、ロット
間のBa/7i比の変動が大きくなり、Ba/Ti比が
大幅にTi過剰となる上、Ba/Ti比の制御が困難と
なる。
なお、混合撹拌に後述するスタティックミキサーを用い
れば、必要とされる滴下時間が短縮され、20分間以上
であれば目的とするBa/Ti比を有するBaT10(
C*04)14HiO粒子が安定して得られる。
なお、滴下時間の上限は特にないが、滴下時間を長くす
ると生成するBaTiO(CJ4)14HtOが粒成長
する傾向があることから、8時間以下とすることが好ま
しい。
BaCl* s TxCR4およびH*C*04の仕込
比(モル比)に特に制限はないが、各化合物を有効に利
用するために、BaTiO(Ci04)14HzOの化
学量論組成と同程度の比率であることが好ましい。
ただし、H!G.04の仕込比は、BaTiO(CgO
4)14H,0の回収率を向上させるために化学量論比
に対し10%程度過剰にすることが好ましい。
本発明で用いる塩化バリウム溶液、塩化チタン溶液およ
びシュウ酸溶液の濃度に特に制限はないが、低濃度の場
合、収率の低下、およびBa丁i0(CzO4)14H
iOの粒或長が生じるため、なるべく高濃度となるよう
に選択することが好ましい. 滴下後、母液と滴下液とは混合撹拌される。
本発明で用いる混合撹拌手段に特に制限はないが、撹拌
効率が高い程BaTiO(C204)14H20の生成
が速やかに進行し、Ba/Ti比の安定と微粒子化に効
果があることから、本発明ではスタティックミキサーに
より撹拌を行なうことが好ましい. 第1図に、混合撹拌をスタティックミキサーにより行な
う場合の滴下工程の説明図を示す。
第1図中、MLは母液、DLは滴下液、P1は母液還流
用のボンブ、P2は滴下液用の定量ボンブであり、SM
はスタティックミキサーである。
本発明では、ボンブP1により還流されている母液ML
中に、定量ボンブP2を介して滴下液DLが所定速度で
滴下される。 滴下された滴下液は、スタティックミキ
サーS’Mにより母液と混合撹拌され、BaTiO(C
*04)14HiOの析出を生じる。
スタティックミキサーは、円筒状の容器中に矩形の板材
を1801捻った形状のエレメントが取り付けられて構
成される。 エレメントには、通過する液体が左に捻ら
れる左エレメントと右に捻られる右エレメントとがあり
、左エレメントと右エレメントとが90”の角度をなし
て交互に接続されている。 また、各エレメントの径と
長さとの比は、ほぼ1:1.5である。
このようなスタティックミキサー内において、母液およ
び滴下液は、流れの分割、反転および転換をうけて混合
撹拌される。
本発明で用いるスタティックミキサーの内径、エレメン
ト数等の条件は、処理液量、滴下時間等に応じて適当に
設定すればよいが、例えばエレメント数は6〜12個程
度であることが好ま・しい。 また、スタティックミキ
サー内の流速は、混合効率と圧力損失の関係からl〜2
m/sea程度とすることが好ましい。
なお、このようなスタティックミキサーは、例えばノリ
タケカンパニーにより販売されている。
上記したような滴下が行なわれた後、さらに撹拌を続け
ることが好ましい。 これはいわゆる熟成と呼ばれる工
程であり、BaTIO(C*04)14H80の合成反
応を完全に終了させるために行なわれる. このときの
撹拌も、上記と同様にスタティックミキサーにより行な
うことが好ましい. また、熟成時間は、5分間以上とすることが好ましい。
 この範囲未満であると、条件によってはBa/丁1比
が安定せずTi過剰となる場合が起こり得る。 熟成時
の温度は、滴下時の温度と同範囲とすることが好ましい
滴下および熟成後、BaTiO(C*04)z・4H2
0 カ析出した液体を濾過し、得られた結晶粒子をイオ
ン交換水で洗浄し,乾燥する。 乾燥温度および乾燥時
間に特に制限はないが、通常50〜100℃にて3〜1
5時間程度とすればよい。
なお、平均粒径の測定は、例えば結晶粒子を走査型電子
顕微鏡(SEM)にて観察することにより行なうことが
できる。
このようにして得られたBaTiO(C*O<)14H
xO結晶粒子は、製造条件によっても異なるが、通常、
断面菱形の板状小粒子ないし不規則形状の小粒子の集合
体であり、不規則な外観を示す。
本発明により得られたBaTiO((:*04)14H
*0結晶粒子は、焼成されてBaTiOs粒子とされる
このBaTiOs粒子は、Ba丁i0aの1次粒子が多
数集合して構、威された2次粒子として得られる。
得られるBaTiOx粒子の平均粒径は、焼成温度によ
っても異なるが、原料であるBaTiO(Ci04)g
・4H20結晶粒子の70〜80%程度となる。
また、BaTiOsの1次粒子の平均粒径は、0.  
1〜2.0μ程度である。
焼成温度および焼成時間に特に制限はなく、目的とする
粒径等に応じて適宜選択すればよいが、通常、700〜
12oo℃にて2〜10時間程度である. なお、得られたBaTiOs粒子を、目的に応じて所望
の粒径までさらに粉砕してもよい。
このようにして得られたBaTiOm粒子は、積層セラ
ミックコンデンサの誘電体層材料として極めて好適であ
る。
く実施例〉 以下、具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明
する。
[実施例1] 滴下液の滴下時間および滴下時の温度を変えて、下記表
1に示す種’? (7) BaTiO(CgO4)i’
4Hao結晶粒子サンプルを作製した。
母液および滴下液は、Ba(Jg 、TiCj4および
H.C.04から選択した化合物をイオン交換水に溶解
して調製した。
BaCjgおよびTiCj4の総使用量はそれぞれ0.
15モル、H.C.O.の総使用量は0.33モルとし
、これらを下記表1に示す割合で母液および滴下液に分
割した。
なお、溶媒はイオン交換水であり、母液には400mQ
、滴下液には3 0 0mIlを用いた。
一定の温度に保った母液を撹拌しながら、定量ボンブに
より一定の速度で滴下液を滴下し、BaTiO (Ci
L) 14H*0の結晶を析出させた. 母液の保持温
度(滴下温度)および滴下時間を、表lに示す。
滴下終了後、液温を一定に保ったまま、さらに30分間
撹拌して熟成を行なった。
次いで濾過により液中から結晶を回収し、室温のイオン
交換水でpH4.5以上になるまで洗浄し、さらに50
℃で10時間乾燥してBaTiO(CzO4)14Hi
Oの結晶粒子サンプルを得た。
得られた各サンプルについて、平均粒径の測定および組
成分析を行なった。
表1に、各サンプルの平均粒径、Ba/TiおよびTi
イオンに換算した収率な示す。
なお、平均粒径の測定はSEMによる観察によって行な
い、組成分析は焼成後に蛍光X線分析により行なった。
表1に示される結果から、本発明の効果が明らかである
すなわち、本発明の各サンプルでは、母液のTLCla
含有量が減少するに従ってBa/Tiが増加しており、
母液と滴下液とのTiCj4の含有比率を変更すること
によりBa/Tiが任意に変更可能であることが明らか
である。
また、平均粒径は、TiCl4の母液への分配量を増す
に従って小さくなる傾向がみられ、サブミクロンの微小
な結晶を得ることが可能である。
そして、合成温度が50℃以下のサンプルでは、Tiイ
オン換算で94%以上の高収率が得られている。
[実施例2] 実施例lの各サンプル作製に用いた母l夜および滴下液
を用い、混合撹拌を第1図に示すようなスタティックミ
キサーにより行なってBaTiO(Ci04)z’4H
zO結晶粒子サンプル1を作製した。
なお、スタティックミキサーには、内径10mmφ、エ
レメント数9のものを用い、また、母液環流速度を6 
. 5 j/min 、スタティックミキサー内流速を
1 . 4 m/secとした。
この結果、サンプルの平均粒径は40%以上減少し、ま
た、同等のBa/Tiを得るための滴下時間は、20%
以上減少した。
以上の実施例の結果から、本発明の効果が明らかである
く発明の効果〉 本発明によれば、BaTiO (C,zL) 14H2
0粒子が、積層セラミックコンデンサなどの各種コンデ
ンサに用いられる誘電体材料や正特性サーミスタの抵抗
体材料などに用いる場合の実用的な好ましい範囲である
0.970〜1.000の間の任意のBa/Tiにて得
られる。 このため、この粒子を焼成して得られるBa
TiOsのBa/Tiも任意の値とすることができる。
従って、チタン酸バリウム粒子焼結時に液相を生じさせ
て焼結を容易にし、しかも、他の特性を悪化させないよ
うなBa/Tiを設定することができる。 また、誘電
率等の特性を変えるためにBaサイトへ置換するような
各種の添加物を用いる場合にも、添加物およびその添加
量に応じて最適なBa/Tiとすることができる.また
、本発明によれば、粒径の小さな BaTiO(CJ+)*’4HiOを得ることができ、
特に滴下時の撹拌混合をスタティックミキサーにより行
なえば、より小粒径のBaTiO(C*04)i’4H
go粒子を得ることができる。
さらに、本発明によれば、短時間に高収率でBaTiO
(Cz04)z’4HzOが得られ、高価なチタンを有
効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の滴下工程の説明図である。 符号の説明 ML・・・母液 DL・・・滴下液 SM・・・スタティックミキサー P1・・・ボンブ P2・・・定量ポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)母液中に滴下液を滴下して撹拌混合することによ
    り、塩化バリウム、塩化チタンおよびシュウ酸を反応さ
    せてシュウ酸チタニルバリウムを合成する工程を有する
    シュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法において、 塩化チタンが母液だけかまたは母液および滴下液に含有
    され、塩化バリウムが母液に含有され、シュウ酸が滴下
    液に含有され、 滴下時の温度が50℃以下であることを特徴とするシュ
    ウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
  2. (2)得られるシュウ酸チタニルバリウム 粒子のBaとTiとの比Ba/Tiが0.970〜1.
    000である請求項1に記載のシュウ酸チタニルバリウ
    ム粒子の製造方法。
  3. (3)滴下液の滴下が30分間以上行なわれる請求項1
    または2に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製造
    方法。
  4. (4)前記混合撹拌がスタティックミキサーにより行な
    われる請求項1または2に記載のシュウ酸チタニルバリ
    ウム粒子の製造方法。
  5. (5)滴下液の滴下が20分間以上行なわれる請求項4
    に記載のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
  6. (6)前記滴下液の滴下後、50℃以下の温度にて5分
    間以上撹拌を行なう請求項1ないし5のいずれかに記載
    のシュウ酸チタニルバリウム粒子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077068A (ja) * 2010-09-07 2012-04-19 Nippon Chem Ind Co Ltd シュウ酸バリウムチタニル粒子、その製造方法及びチタン酸バリウムの製造方法
CN102432454A (zh) * 2010-09-07 2012-05-02 日本化学工业株式会社 草酸氧钛钡颗粒、其制造方法和钛酸钡的制造方法
WO2013039108A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 日本化学工業株式会社 シュウ酸バリウムチタニルの製造方法及びチタン酸バリウムの製造方法
JP2013151516A (ja) * 2013-03-05 2013-08-08 Nippon Chem Ind Co Ltd シュウ酸バリウムチタニルの製造方法及びチタン酸バリウムの製造方法

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