JPH0310255Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0310255Y2
JPH0310255Y2 JP1985103862U JP10386285U JPH0310255Y2 JP H0310255 Y2 JPH0310255 Y2 JP H0310255Y2 JP 1985103862 U JP1985103862 U JP 1985103862U JP 10386285 U JP10386285 U JP 10386285U JP H0310255 Y2 JPH0310255 Y2 JP H0310255Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
roof
board
lower bent
bent piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985103862U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6211926U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985103862U priority Critical patent/JPH0310255Y2/ja
Publication of JPS6211926U publication Critical patent/JPS6211926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0310255Y2 publication Critical patent/JPH0310255Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、隣接する屋根板材(金属瓦)と屋根
板材との間に連結用などとして配設されるカバー
が屋根板材から下方へ滑つて抜けるのを防止する
ための構造に関する。
【従来の技術】
屋根板材1間の隙間を覆い、あるいは屋根板材
1同士を連結するカバー5は、下方から上方へ向
けてスライドさせて取り付けるようになつている
ため、施工者がカバー5を踏んだ場合や積雪荷重
によりカバー5が下方へ滑つて屋根板材1間から
抜けるおそれがある。このため、カバー5が下方
へ抜けないようにする構造が必要であるが、従来
例にあつては、第5図に示すようにカバー5の上
端に鈎状のフツク19aを設けてあつた。そし
て、カバー5により連結されている隣接する屋根
板材1の上突曲部11に上段の屋根板材1の下折
曲げ片10を係合させる際に、カバー5のフツク
19aを上段の屋根板材1の下折曲げ片10に引
つ掛けてカバー5が下方へ抜けないようにしてい
た。
【考案が解決しようとする問題点】
上記の如く従来例にあつては、カバー5の上端
に鈎状のフツク19aを設けて上段の屋根板材1
の下折曲げ片10に引つ掛けるようにしていたの
で、下段の屋根板材1に上段の屋根板材1を係合
させる前に下段の屋根板材1間にカバー5を取付
け、下段の屋根板材1の上突曲部11に上段の屋
根板材1の下折曲げ片10を係合させる時に同時
にカバー5のフツク19aと上段の屋根板材1の
下折曲げ片10とを係合させなければならず、カ
バー5と屋根板材1とに一度に上段の屋根板材1
の下折曲げ片10を連結させる必要があり、施工
が行いにくかつた。また、カバー5の上部にフツ
ク19aを設けるにはフツク19aの両側に当た
る部分を切り取り、その後フツク19aを折り曲
げなければならず、材料ロスが多く、加工も複雑
であるという問題があつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案の屋根板材間のカバーの外れ防止構造
は、捨て板6の上で隣接する屋根板材1の側端同
士を対向させ、隣接する屋根板材1の側端間を跨
がらせるように配設したカバー5により屋根板材
1の側端間を覆い、屋根板材1の上端部に形成し
た上突曲部11に上段の屋根板材1の下端部に形
成した下折曲げ片10を係合させた横葺屋根にお
いて、上部の屋根板材1の下折曲げ片10の下へ
差し込まれるカバー5上端の表面に引掛り突起1
9を突設し、上段の屋根板材1の下折曲げ片10
の裏面に引掛り突起19と係合してカバー5の下
方への抜けを防止するための膨張部7を突設して
成ることを特徴とするものである。
【作用】
本考案は上記の如く構成されているので、引掛
り突起19が下折曲げ片10の膨出部7に引つ掛
かつて下方へカバー5が抜けるのを防止できる。
また屋根板材1に積雪荷重などが加わると下折曲
げ片10がカバー5に押圧されるので、カバー5
の引掛り突起19の膨出部7への係止力が一層大
きくなり、カバー5が抜けにくくなる。更に、カ
バー5の引掛り突起19はプレス加工などによ
り、カバー5の一部を突出させるだけで形成でき
るので、材料ロスがなく、加工も簡単に行える。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図により説明す
る。屋根板材1などの部品は第1図に示されてい
る。即ち、屋根材本体12の下端部を裏面側へ略
コ字状に折り返して下折曲げ部10を形成し、屋
根材本体12の後端部を表面側へ断面逆L字形の
袋状に突出させて上突曲部11を形成し、上突曲
部11の先端を前向きに突出した接続突部13と
し、上突曲部11の後方に断面略U字状の横排水
溝14を左右全長に亘つて設けたものである。
又、屋根板材1の下折曲げ片10の下面には全幅
に亘つて曲げ加工により膨出部7が突出させられ
ている。屋根材本体12の上下間の中央部は左右
全長に亘つてくの字状に極く緩く折曲されてい
る。 差込み片2は断面コ字状に形成されていて内周
側に溝3が形成されており、長さは屋根材本体1
2の上下寸法とほぼ等しく、中央部は屋根材本体
12に合わせて略くの字状に緩く折曲されてい
る。 捨て板6も左右に亘つて略中央をくの字状に極
く緩く折曲されており、両側部分には漏水排水用
の案内突条15が上下方向に複数条突設されてい
て両側端は上方へ折り返されて水止め部16を形
成されていて、漏水を横へ漏らすことなく屋根勾
配に沿つて下方へ排水できるようになつている。
更に捨て板6の下端縁は裏面側へ向けて略くの字
状に折り曲げられて下屈曲部8が設けられてお
り、上端縁には表面側へ向けて上屈曲部9が略垂
直に立ちあげられている。更に、捨て板6の表面
上部にはパツキン17を取着してある。 カバー5は断面が裏面中央で開口した偏平な切
欠環状をしており、両側縁の下面側からは内方へ
向けて夫々係止片4が延出されており、カバー5
の下端部は裏面側へ向けて略コ字状に屈曲させら
れてコ字状係合部18が設けられている。また、
カバー5の上端部には第1図に示すようにプレス
加工などにより表面側へ引掛り突起19を突出さ
せられており、引掛り突起19の上部を緩い傾斜
のスロープ部20とし、引掛り突起19の下向き
の面を大きな傾斜として係止力を大きくしてあ
る。更に、カバー5下端のコ字状係合部18の内
面には第4図に示すように屋根板材1の膨出部7
外面を覆うように嵌合させるための嵌合凹部21
を設けてある。 しかして、施工に当たつては、例えば、下記の
ようにして各部材を1つ1つ個々に葺いでゆくこ
とができるのである。まず、屋根板材1の両側端
縁を差込み片2の溝3内に挿入して屋根板材1の
側端縁に差込み片2を取り付け、屋根板材1の表
面側端に溝3を配置させる。屋根板材1はロール
フオーミング加工されるものであり、屋根板材1
及び差込み片2のくの字状の屈曲具合にはばらつ
きがあるので、差込み片2は屋根板材1に容易に
脱落しないように保持されることになる。この差
込み片2は現場で屋根板材1に取り付けても良い
が、工場での製造時にあるいは出荷時点で屋根板
材1の側端に取り付けて屋根板材1を挟持させて
おいても良い。又、差込み片2は屋根板材1と別
体としてあるので、屋根板材1のロールフオーミ
ング加工が容易であると共に屋根板材1の側端が
寸法調整のため切断されても問題ない。次に、捨
て板6の下屈曲部8を下段の屋根板材1の上突曲
部11に重ねるようにして下段の屋根板材1の上
方へ一定間隔をおいて捨て板6を置き、この捨て
板6の表面に屋根板材1の側端部を載置して隣接
する屋根板材1の側端縁の差込み片2を対向させ
て、横排水溝14に釘を打つたりして屋根板材1
を野地板などに固定する。尚、差込み片2間には
屋根板材1の温度変化による伸縮を吸収できるだ
けの隙間をあけておく。次に隣接する屋根板材1
間にカバー5を取り付けていく。即ち、捨て板6
表面で対向させられている屋根板材1の端の差込
み片2間に下側からカバー5をスライドさせて被
せ、カバー5の係止片4を差込み片2の溝3内に
嵌入させることにより屋根板材1同士を連結する
のである。このようにして横一列に下段の屋根板
材1を葺設した後、上段の屋根板材1の下折曲げ
片10を下段の屋根板材1の上突曲部11に噛み
合わせるようにして施工していく。この場合第3
図に示すようにカバー5は引掛り突起19が膨出
部7に引つ掛かることによつてカバー5が下方に
抜けるのを防止する。なおカバー5の下端の嵌合
凹部21も第4図に示すように両側の屋根板材1
の膨出部7に嵌合してカバー5が下方へ抜けるの
を防止している。また捨て板6表面のパツキン1
7は屋根板材1の側端とカバー5の上端に圧接
し、この部分の水密性を保つている。 なお他の施工手順としては横一列の屋根板材1
を屋根の全面に複数段に葺設した後、各々の隣接
する屋根板材1間にカバー5を取り付けてゆくと
いう施工法であつてもよいものである。この場合
には、捨て板6表面で対向させられている屋根板
材1の端の差込み片2間に下側からカバー5をス
ライドさせて被せ、カバー5の係止片4を差込み
片2の溝3内に嵌入させることとにより屋根板材
1同士を連結でき、カバー5を一杯に上方へスラ
イドさせてカバー5の上端部を上段の屋根板材1
の下折曲げ片10の下へ差し込むと、引掛り突起
19がスロープ部20と下折曲げ片10の弾性に
より膨出部7を越えて下折曲げ片10の下方へ嵌
入され、第3図に示すようにカバー5は引掛り突
起19が膨出部7に引つ掛かることによつてカバ
ー5が下方へ抜けるのを防止する。同時に、カバ
ー5の下端の嵌合凹部21も第4図のように両横
の屋根板材1の膨出部7に嵌合してカバー5が下
方へ抜けるのを防止する。このとき、捨て板6表
面のパツキン17は屋根板材1の側端とカバー5
上端に圧接し、この部分の水密性を保つている。 なお、カバー5下端の嵌合凹部21は設けず、
引掛り突起19のみでカバー5の抜け防止をして
もよい。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく上段の屋根板材の下折
曲げ片の下へ差し込まれるカバー上端の表面に引
掛り突起を突設し、上段の屋根板材の下折曲げ片
の裏面に引掛り突起と係合してカバーの下方への
抜け防止するための膨出部を突設してあるから、
引掛り突起が下折曲げ片の膨出部に引つ掛かつて
下方へカバーが抜けるのを確実に防止でき、特に
屋根板材に積雪荷重などが加わると下折曲げ片が
カバーに押圧されるので、一層カバーの引掛り突
起の膨出部への係止力が大きくなり、カバーが抜
けにくくなるという利点がある。更に、カバーの
引掛り突起はプレス加工などにより、カバーの一
部を突出させるだけで形成できるので、材料ロス
がなく、加工も簡単に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は同上の組立て状態の断面図、第3図は同
上の葺設完了状態におけるカバー上部あたりの断
面図、第4図は同上のカバー下部あたりの断面
図、第5図は従来例のカバーの斜視図であつて、
1は屋根板材、5はカバー、6は捨て板、10は
下折曲げ片、11は上突曲部、19は引掛り突
起、7は膨出部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 捨て板の上で隣接する屋根板材の側端同士を対
    向させ、隣接する屋根板材の側端間を跨がらせる
    ように配設したカバーにより屋根板材の側端間を
    覆い、屋根板材の上端部に形成した上突曲部に上
    段の屋根板材の下端部に形成した下折曲げ片を係
    合させた横葺屋根において、上段の屋根板材の下
    折曲げ片の下へ差し込まれるカバー上端の表面に
    引掛り突起を突設し、上段の屋根板材の下折曲げ
    片の裏面に引掛り突起と係合してカバーの下方へ
    の抜けを防止するための膨出部を突設して成る屋
    根板材間のカバーの外れ防止構造。
JP1985103862U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0310255Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103862U JPH0310255Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985103862U JPH0310255Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6211926U JPS6211926U (ja) 1987-01-24
JPH0310255Y2 true JPH0310255Y2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=30976818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985103862U Expired JPH0310255Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0310255Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527609Y2 (ja) * 1987-10-15 1993-07-14

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922166U (ja) * 1982-08-03 1984-02-10 株式会社遠藤製作所 ゴルフクラブヘツド
JPS6035822B2 (ja) * 1980-11-14 1985-08-16 株式会社日立製作所 半導体装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035822U (ja) * 1983-08-20 1985-03-12 大同鋼板株式会社 屋根板材接続用の継手

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035822B2 (ja) * 1980-11-14 1985-08-16 株式会社日立製作所 半導体装置
JPS5922166U (ja) * 1982-08-03 1984-02-10 株式会社遠藤製作所 ゴルフクラブヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6211926U (ja) 1987-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5305570A (en) Panel element for forming a continuous covering on a building
US4096679A (en) Self-compensating two-piece siding or roofing slat
JP4062567B2 (ja) 外囲面にパネル状構造物を取り付ける装置
CA3176722A1 (en) Interlocking metal roofing shingles having sidelap and headlap alignment and sealing features
EP1989366B1 (en) Modular roof structure for buildings
JPH0310255Y2 (ja)
US5193321A (en) Standing seam paneling system
JPH0310256Y2 (ja)
EP0404814B1 (en) Roofing sheet
JP2631093B2 (ja) 縦葺屋根のジョイント構造
JP2534605B2 (ja) 建築物の面構造体
JPH0347069Y2 (ja)
JPH0311290Y2 (ja)
JPH04228758A (ja) 横葺用屋根材の施工方法
JPH0629329Y2 (ja) 横葺用屋根材の葺き構造
JP2674611B2 (ja) 外囲体
JP2628491B2 (ja) 床部からの立ち上がり部防水層の保護構造
JPH0337328Y2 (ja)
JPH0311289Y2 (ja)
JPH0643325Y2 (ja) 横葺き屋根構造
JPH0425463Y2 (ja)
JP2500845Y2 (ja) 屋根板の接続構造
JP2674612B2 (ja) 外囲体
JPH0423937B2 (ja)
JP2528796Y2 (ja) 瓦板接続用水切りシート