JPH03102028A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動給紙装置を着脱自在に装着し得る記録装
置に関する． 〔従来の技術〕 プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置は、転
送されてくる画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネル
ギー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄
板などの記録シート上にドットパターンから戒る画像を
記録していくように構成されている． 上記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式などに
分けることができる． また、記録装置で使用される記録シートには、普通紙の
他、ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊
シートなどがある． 記録シートの供給は、！枚づつ手差しで挿入する他、自
動給紙装置によって自動かつ連続的に送り込むことが行
われている． 前記自動給紙装置は、一般に、給紙ローラを回転させて
記録シートを送り出す給紙駆動部と記録シートを積載収
納する給紙カセット部とを備えており、記録装置のシー
ト搬送系と連動して前記給紙駆動部を駆動することによ
り、記録シートを１枚づつ分離給紙するように構威され
ている．また、自動給紙装置には、記録装置内に組込ま
れる内臓型の他、着脱自在に装着される外装型のものが
あり、本発明は後者の外装型の自動給紙装置を着脱自在
に装着し得る記録装置に係わる．記録装置としては、一
般に、ｍ置き型が採用され、その上面にシート挿入口お
よびシー１出口が設けられ、記録装置内部で略Ｕ字状に
構威された記録シートＩＩ送路に沿ってシート送りしな
がら記録していくように構威されている． このような構威の記録装置にあっては、立てた状態でも
使用できる記録シート搬送路を構戒しておき、立てた状
熊で、前記搬送路から記録シートを供給するように外装
型の自動給紙装置を装着することが提案されている． 〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかし、前述の
ような横置きの記録装置に自動給紙装置を装着する従来
の構造では、前記シート挿入口から自動給紙するように
、上面に位置決めして一定の姿勢で固定していたので、
使用時に大きな設置スペースを必要とするのみならず、
収納時でも、そのままの姿勢で保管することから、同様
の大きな設置スペースを必要とすることから、スペース
効率に劣るという技術的課題があった．また、記録装置
は横置きでしか使用できなかったので、Ｕ字形の記録シ
一トａ送路しか構成することができず、したがって、ハ
ガキや封書等の厚シートあるいはプラスチックシートな
どの腰の強い記録シートを使用するとシー１送抵抗が過
大になり、事実上ハガキ等の厚紙に記録するのは非常に
困難であった． 本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、自動給紙装置を装着する時の記録装置の
設置スペースを削減することができ、しかも、Ｕ字形の
普通紙用の搬送路の他に、直線状の記録シート通路およ
び記録シート搬送路をも容易に構戒することができ、腰
の強い記録シートをも容易に記録部へ送り込むことがで
き、さらに、使用時には安定した姿勢で操作性に優れた
記録装置を構成することができ、収納時には極めてコン
パクトな立て型の記録装置を構威することができ、使用
時および収納時の必要スペースを低減し得る記録装置を
提イハすることを目的とする．（ＬＩＢ解決のための手
段〕 本発明は、立てた状態で記録装置の背面に自動給紙装置
を着脱自在に装着することにより、全体形状が略直方体
である組立体を形成し、収納状熊では平坦な底面を有す
る直立姿勢とし、使用状態では脚部を開いて傾斜姿勢と
する構威により、自動給紙装置を装着する時の記録装置
の設置スペースを削減することができ、しかも、直線状
の記録シート通路および記録シート搬送路を容易に構戒
することができ、さらに、使用時には安定した姿勢で操
作性に優れた記録装置を構成することができ、収納時に
は極めてコンパクトな立て型の記録装立を構戒すること
ができ、収納時の必要スペースを低減し得る記録装置を
提供するものである．請求項２の発明は、さらに、立て
た状態の記録装置の前面に枢支された回動式のカバーを
開くことにより、排祇トレイが形成されるように構戊す
ることにより、既設のカバーを利用して簡単に排紙トレ
イを形成し得る記録装置を提供するものである． 請求項３の発明は、さらに、前記自動給紙装置において
、記録シートを積載する給紙カセット部が、給紙駆動部
に対し、非使用時の垂直状Ｂヒ使用時の傾斜状態との間
で回動可能に取付けられている構成にすることにより、
保管時の収納スペースを小さくするとともに、使用時、
自動給紙装置から記録装置へ連なる給紙経路の聞率を緩
やかにすることにより、シート搬送負荷を低減し得る記
録装置を提供するものである． 以下余白 〔実施例〕 第３図は本発明を実施するのに好適な横置き型の記録装
ｉｆｆ（記録装置本体）１０の使用時の状態を示す斜視
図であり、第４図は第３図の記録装置の内部の概略構威
を示す斜視図である．第３図および第４図において、記
録装置（例えば、バブルジェット記録法を用いるもので
、記録液の液滴を形成するため熱エネルギーを利用する
記録液を用いて像を形戒する記録装！）１０の上面には
シート挿入口１１およびシート排出口ｌ２が形成され、
シート挿入口１１から挿入される記録シー｝１３は、シ
ート送りローラを兼ねるプラテンローラｌ４の周面に密
着され、略Ｕ字形に形成される記録シート搬送路に沿っ
て矢印方向に搬送され（第１図および第２図）、記録へ
７ドｌ５に対面する記録部を通過する間に記録され、記
録後シート排出口１２から上方へ排出される．ここで、
給紙トレイ１６は、記録装ＨＩＯの上面に開閉可能に框
着されており、使用時（記録時）には開いて給祇トレイ
として機能するが、非使用時（収納保管時など）には第
２図に示すように閉じた位置にセットされ、シート挿入
口１ｌ、シート排出口ｌ２、スイッチ類！７、表示器１
８などが配設された記録装置１０の上面を被って保護す
るカバーｌ６として機能するものである．第４図におい
て、記録ヘッドｌ５は、プラテンローラｌ４と平行なガ
イド軸２１、２１に沿って往復動ずるキャリッジ２２上
に搭載されている．なお、図示の記録へッドｌ５は、イ
ンクジェットヘッドの場合を例示し、インクタンクと一
体に構成されている． 記録ヘッド１５の搬送方向上流側には、記録シー｝１３
をプラテンローラｌ４に圧接するためのシート押さえ板
２３が配置されている．このシート押さえ２３は、板ば
ね２４によってプラテンローラｌ４の周面に圧接されて
いる．また、前記シート押さえｌｉ２３の圧接力は、プ
ラテンローラ１４の軸を利用して軸支されたレバー２５
を操作することにより解除することができる． さらに、シート排出口１２の位置には、記録シ一トｌ３
の排出を補助するための拍車２６およびローラ２７が配
設されている． 第５図は、記録装置（本体）１０の底面（後述する立て
た姿勢では背面になる）を示す図である．記録装置ＩＯ
の底面には第２のシート挿入口２８が形成され、この挿
入口２８から記録へフド１５とプラテンローラｌ４との
間の記録部を通って前記シート排出口ｌ２へ至るほぼ直
線状の第２の記録シート搬送路が略上下方向に延びるよ
うに構成されている． この第２の記録シート搬送路は、後述するように、記録
装ＷＩＯを立てた時（第１図および第２図）に使用可能
なものであり、湾曲していないことから、ハガキや封筒
などの厚いシート、あるいはプラスチックシートなどの
特殊シートのように、腰の強い記録シートでも容易にシ
ート送りできるという利点がある． 前述の記録装置ｌＯは立てた姿勢でも使用できるもので
あり、立てた姿勢では、自動給祇装置を着脱自在に装着
でき、背面（立てた時）のシート挿入０２８から自動給
紙することもできる．第１図および第２図は、立てた状
態の記録装置ｌＯの背面に自動給紙装置３０を装着した
状態の縦断−面図であり、第１図は使用状態（記録時）
を、第２図は収納状態を、それぞれ示す． 第１図および第２図において、記録装ｉ！ｆ１０を立て
た状態にすると、記録部（記録ヘッド！５とプラテンロ
ーラｌ４との間）を通って略直線状の記録シート搬送路
すなわち第２のシート挿入口２８からシート排出口ｌ２
へ至る搬送路が形成される． そこで、自動給紙装置３０は、入口（シート挿入口）２
８からこの直線状の搬送路に記録シ一トｌ３を送り込む
ように位置決めされて、記録装置ｌＯの背面（入口２８
の開口面）に着脱自在に取付けられている． また、自動給紙装［３０には、後述する自動給紙機構と
は別に、前記略直線状の記録シート搬送路に対し、略直
線状に接続される記録シート供給用の直線状のシート通
路３１が設けられている．このシート通路３ｌは、手差
しで記録シートを｛ハ給するための挿入案内通路であり
、第１図中に実線で示す自動給紙可能な状態では閉しら
れており、第１図中に二点饋線で示す記録シート．セッ
ト状態であって自動給紙できない状態では開かれ、手差
し挿入が可能な状態にされる． 自動給紙装置３０は、記録装置１０に固定状態で結合さ
れる給紙駆動部４０と、該給紙駆動部４０に対し略垂直
状態と傾斜状態との間で回動可能に取付けられた給紙カ
セット部５０とで構成されている． 第６図は、第１図の状態の自動給紙装置３０を記録装置
１０への結合面側から見た斜視図である．前記給紙カセ
ット部５０は記録シ一トｌ３を位置決め状態で積載する
部分であり、前記給紙駆動部４０はこの積載された記録
シ一トｌ３をｌ枚づつ送り出して記録装置１０へ送給す
る部分である．第１図、第２図および第６図において、
給紙カセット部５０は、給紙駆動部４０の上半部に対面
する位置に、支点５１を中心に回動（開閉）自在に框着
されている． 給紙駆動部４０の給紙カセット部５０に対面する位置（
上半部）には、給紙ローラ４ｌおよび送給補助ロニラ４
２が装着されている． 給紙カセット部５０には折り畳み可能な給祇トレイ５２
が装着されており、使用時には第１図に示すように引き
出されてトレイを形成し、収納時には第２図に示すよう
にカセット部５０内に折り畳むことができる． 給紙駆動部４０のケース下部の一部は、支点４３を中心
に回動（開閉）自在な可動部材４４で横戒されており、
該可動部材４４は、使用時には第１図に示すように開か
れ、脚を構戒する．また、前記可動部材４４は、収納時
には、第２図に示すごとく閉じられる． 開閉脚を構戒する前記可動部材４４の記録装置ｌＯと対
向する壁面には、開口３２が形成されている． 一方、記録装置１０の背面下部には、咳背面（横置き時
の底面）から操作する交直切換えスイッチ等の切換えス
イッチｌ９が設けられている．前記開口３２はこのスイ
ッチ［１９に対応する位置に形成されており、自動給紙
装置３０を装着した場合．でも、該開口３２から操作で
きるようになっている． そこで、ユーザーは、前記可動部材（開閉ｍ）４４を閉
じた状態（第２図）では、脚部が閉拉されるため、前記
切換えスイッチ１９を操作できないが、該可動部材４４
を開いた状Ｂ（第１図）では、図示のように脚部に開放
部４７が形成され、前記切換えスイッチ１９を操作する
ことが可能になる． また、前記可動部材４４には、第１図に示すように開い
た時、前記手差し用のシート通路３ｌの入口部でシート
支持用のテーブル４５を構成する棚部が設けられている
． この棚部４５で形成される前記テーブルは、前記可動部
材４４を利用して形成され、記録装置１０の直線状の記
録シート搬送路へ通じる略直線状のシート通路３ｌを補
完し、記録シート１３を容易に正しく挿入し得るように
構威されている．立てた状態で自動給紙装置３０が装着
された記録装Ｗ１０は、第２図に示すように、前記カバ
ー（排祇トレイ）１６を折り畳み、さらに、給紙．カセ
ット部５０を垂直状態にするとともに可動部材（脚）ｌ
を閉じることにより、収納状態にされる． この収納状熊では、底面がフラットな略直方体の外形に
され、張出し部のないコンパクトな直立姿勢に纏められ
る． 一方、第１図に示す使用状態では、カバー１６を開いて
徘紙トレイを構戒し、可動部材（脚）４４を開いて図示
のように所定角度α（例えば、５度〜２５度）（１１糾
した安定姿勢にする．給紙駆動部４０の下部ケースは、
図示のように、可動部材４４を開いた時、所定角度傾斜
した平坦な底面を構成するようになっている． 給紙カセット部５０が閉じた（垂直な）状態でその内部
に記録シ一ト１３をセントする．こうして、記録可能な
状態にした後、自動給紙で記録する場合は給紙カセット
部５０を実線のように開いて（傾斜させて）記録動作を
スタートさせる． 一方、手差し給紙で記録する場合は、給紙カセット部５
０は垂直（閉じ）状態のままにしておき、記録シ一ト１
３はテーブル４５およびシート通路３ｌを通して記録装
ｉｉ７１０へ供給する．ここで、第１図に示すように、
可動部材４４を開いた使用状態では、記録装ＷＩＯの直
線状の記録シート搬送路並びに自動給祇装置３０例のシ
ート通ＩＰＩ３１（テーブル４５も含む）は、シート排
出方向に向かって上方へ所定角度β（５度〜２５度）伸
斜している． 記録装置１０の記録シート搬送路の出口（シート排出口
）１２の側には、前記カバー１６を開いてｆｌｔ戒され
る排祇トレイが設けられている．この排紙トレイｌ６は
、図示のように、シート排出口ｌ２より所定高さｈだけ
低い位置で、略水平方向に延びるように取付けられてい
る．このような排紙トレイ１６の配置によれば、図示の
ように、記録シー１−１３の排出を、排祇トレイｌ６上
の記録シー｝１３に接触しない状態で行なうことができ
るので、特に液体を付着させて記録を行なう，インクジ
ェット記録装置などにおける、未定着の記録インクとの
接触によるインク汚れの問題を無くすことができる． 次に、記録装置１０と自動給紙装Ｗ３０の結合構造につ
いて説明する． 第７図は記録装置１０と自動給紙装置３０との結合状態
を示す水平断面図であり、第８図は第７図の状態から口
７クを解除した状態を示す．まず、記録装置１０の背面
側には、第５図、第７図および第８図に示すごとく、プ
ラテンローラｌ４と同期回転する駆動ギャ３３が軸支さ
れており、一方、自動給紙装置３０の装着面側には、第
６図〜第８図に示すごとく、給祇ローラ４１べ回転力を
伝達し得る被動ギャ４８が軸支されており、結合時にこ
れらのギャ３３、４８を噛合せることにより給紙ローラ
４１の駆動力が自動給紙装置側ヘ伝達される． 記録装′Ｘ！！ｌＯ内には、プラテンローラ１４および
シート搬送モータ３４等の軸受部を支持する枠部材３５
が設けられており、ケース部分は該枠部材３５に取付け
られている． 自動給紙装置３０には、レバー３６と先端フック３７を
有するフック部材３８が１工勅可能でかつ前後方向に所
定量移動可能に取付けられており、このフック部材３８
・は引張りばね３９によって内方へ付勢されている． 一方、記録装置１０の前記枠部材３５の前記フック３７
に対応する位置には、該フック３７がケースの開口を通
して進入する開口５３が形成され、フック３７は該開口
５３の周縁部に係合するようになっている．第７図およ
び第８図に示すごとく、該開口５３の周縁部には、前記
フック３７との係合が円滑に行われるように玉縁状部分
が形成されている． 第７図のフック３７を係合させた状態では引張ばね３９
が伸長（例えば、１〜２閣）され、そのばね力によって
自動給祇ｉｆｉ３（Ｎ！記録装置１０に圧接されて結合
されている． フック部材３８はレバー３６を摘んで回動させることに
より第８図に示すようにロック解除され、自動給紙装置
３０を記録装置１０から離脱させることができる， この結合状態での圧接は、合計３箇所の当接面で浮けら
れいる． 第５図〜第７図に示すように、自動給紙装置３０側には
、当ｔｌ基準面となる第１の当接面５４並びに第２およ
び第３の当接面５５、５６が形成されている．前記当接
基型面５４は図示のように前記被動ギャ４８の近くに設
けられている．この当接基隼面５４の相手面となる基準
当接面５７は、強度剛性の高い前記枠部材３５に形成さ
れており、その位置はギャ３３、４Ｂの噛合部の近くに
選定されている． また、結合部の圧接力を付与する前記フック部材３８の
作用線は、図示のように、３つの当接面５４、５５、５
６の位置を考慮して安定した結合が得られる位置に選定
されている． なお、第２、第３の当接而５５、５６は、記録装ｆｆｉ
ｌｏの背面に直接当接させることもできる．また、自動
給祇装置３０の装着面には、位置決めピン５８、−５９
が形成されており、これらのピン５８、５９を記録装置
１０の背面に形成された位置決め孔６１、６２に嵌合さ
せることによって、自動給紙装置３０の記録装置ｌＯに
対する位置決めが行われる． なお、位置決め孔６１、６２のうちの一方の孔６ｌは第
５図に示すように、長孔になっている．さらに、自動給
紙装置３０および記録装１１０の装着面には、記録装置
本体ＩＯおよび自動給紙装置３０に一定の外力が作用し
て撓みが生じた時に、結合（係合）状態となる補助フッ
ク６３、６４および補助引っ掛け部６５、６６（第５図
）が設けられている． 第９図は自動給紙装ｉ１７３０の袷紙（傾斜）状熊の縦
断面図であり、第ｌＯ図は自動給紙装置３０の記録シ一
トセット（垂直）状態の縦断面図であ第９図および第ｌ
Ｏ図において、給紙カセット部５０には、圧仮ばね６７
で給祇ローラ４ｌの方へ付勢される圧仮６８が取付けら
れている．また、給紙カセット部５０には、記録シ一ト
ｌ３の幅に合わせて幅方向間隔ｌｉｉ節可能なスライダ
７ｌ、７２が案内支持されている． 第１１図はスライダ７ｌ、７２を示す給紙カセット部５
０の一部破断正面図であり、第１２図はスライダ７１，
７２の他に圧仮６８を示す給紙カセット部５０の一部破
断正面図である．各スライダ７１、７２には、積載され
た記録シ一ト１３の両側縁に当接されるサイドガイド７
３、７４、並びに、積載された記録シ一ト１３の前端両
角隅部を上から押さえる分翻爪７５、７６を有する爪部
材７７、７８が設けられ、スライダ７１，７２とともに
間隔調整できるようになっている．第９図に示すように
、積載された記録シート！３は前記圧仮６日と前記分離
爪７５、７６との間で保持され、給紙時にはＤ形の給紙
ローラ４１が回転して記録シ一ト１３に接触し送り力が
付与され、１回転する間に最上層の１枚が分離され、送
給補助ローラ４２を通って記録装置１０内の頭出し位置
まで給紙される． 第１３図は給紙カセント部５０を垂直なシートセット状
態および傾斜した給紙状態に切換える時に作動する各種
の保合部材を示す機構図である．まず、第９図および第
１３図において、給紙駆動部４０のケースの両側には、
給紙カセット部５０の下部に街当して該カセット部を傾
斜位置（給紙状態）に保持するストッパ７９、７９が形
戒されている． また、両側のスライダ７１，７２には、給紙状態では記
録シートｌ３の挿入（装ｔａ）を阻止するためのシート
進入防止手段（シート進入防止レバー）８１，８１が設
けられている． このレバー８１、８ｌはスライダ７１、７２にピン８２
、８２によって回動自在に枢支されており、第９図に示
すごとく、給紙状熊では自重によって回動し、その上端
がシート人口８３の近傍でＭｉ載シー｝１３の上面に接
触している．このため、記録シ一ト１３を挿入しようと
しても、その先端がシート進入防止レバー８ｌ、８ｌの
先端にじゃまされてカセット内へ挿入することができな
い． 一方、給紙カセット部５０を垂直なシ一トセット状態へ
回動ずると、第１０図に示すごとく、シート進入防止レ
バー８１、８Ｉの下端が姶紙駆動部４０側のケース端面
に街当し、該レバー８１、８１がピン８２、８２を中心
に所定量だけ反時計方向に回動させられ、その上端が持
ち上げられてシート人口８３が図示のように開放される
．したがって、記録シ一ト１３はシート人口８３を通し
てカセット内部へ挿入することができる．また、第１０
図および第ｌ３図に示すように、給紙駆動部４０のケー
スの両側にはカセット部５０の方へ突出した圧板押し部
材８４、８４が形成されており、給紙カセット部５０を
ほぼ垂直のシ一トセット状態へ回動させると、圧＃！ｉ
６Ｂの両側に形成された耳部８５、８５（第１２図）に
前記圧仮押し部材８４、８４が衝当し、圧板６８が押し
下げられる． このため、第１０図に示すように、給祇ローラ４ｌと圧
仮６８との間隔が拡げられ、記録シ一ト１３の挿入空間
８６が形成され、記録シ一トｌ３をセットし得る状態に
なる． この状態では、分離爪７５、７６は、第１０図に示すご
とく、給紙ローラ４１（退避角度位置にある）と同等か
または若干オーバーラップする位置に保持されたままで
あり、また、給紙駆動部４０のケースの袷祇ローラ４１
の人口側位置には該給祇ローラ４１よりカセット側へ若
干量突出する高さのガイド突起８７が形戒されているの
で、挿入される記録シー｝１３は分離爪７５、７６と圧
Ｆｉ６Ｂとの間に確実にセットすることができる．なお
、上記圧Ｆｉ．６８を押し下げる時の衝当位置（圧仮押
し部材８４、８４の位置）は、分離爪７５、７６の最大
移動範囲より両外側へ距＃Ｌづつさらに広い幅の位置で
あり、かつ、使用する最大幅の記録シ一ト１３よりも外
側の領域に選定されている． 給紙カセット部５０はボタン８日（第１０図、第ｌ３図
）で解除できるロック機構によってシートセント状態（
垂直位置）に保持されている．このロシクａ構は、第１
３図に示すごとく、給紙駆動部４０のケースの端部に突
設されたフンクレバー８９と、給紙カセット部５０の端
部に形成された係合部９１とで構威され、シートセント
状態へ回勤させてこれらを引っ掛けさせることによりロ
ックされる． 前記ロック機構８９、９ｌは、前記ボタン８８を押して
その先端部９２（第ｌ３図）でフンクレバー８９を弾性
変形させ、保合部９ｌから離脱させることにより解除さ
れる． 第１４図は給紙ローラ４１の駆動系および給祇ローラ４
ｌの配直を示す斜視図である．第１４図において、記録
装置１０のシート送りに同期して回転する被勤ギャ４Ｂ
の回転は、一連のギヤ列９３、９４、９５、９６を介し
て給祇ローラ軸９７へ伝達される． ここで、ギャ９６と給祇ローラ軸９７との間には、クラ
ッチ９Ｂが設けられている． クラッチ９８としては、例えば、次のように動作する構
成のものが使用される． すなわち、給紙信号に基づいて行われるシート搬送ロー
ラ（プラテンローラ）１４の所定量逆印字方向の回動に
連動して、ばねクラッチ手段が逆転することでフックと
の印字方向係止が外され、クラッチ９８がオフからオン
に切換えられる．クラッチオンの状態でプラテンローラ
ｌ４の所定量印字方向回動に連動して給祇ローラ（Ｄ形
ローラ）４１を回動することにより、記録シ一ト１３を
１枚だけ分離し、続いてプラテンｐ−ラｌ４のシート引
き込み部を越えた位置まで給紙し、そこから、プラテン
ローラｌ４を逆印字方向に所定量回動させることで、Ｄ
形の給祇ローラ４ｌの回勤を停止させた状態で記録シ一
ト１３の先端をシート引き込み部から抜け出た位置まで
退避させ、続いて行なうプラテンローラｌ４および給祇
ローラ４１の印字方向回動によって、記録シート１３を
印字位置まで搬送するとともに、咳回動の途中で給紙ロ
ーラ４ｌを記録シ一ト１３との間に隙間が生じた状態で
停止させ、これと同時に、クラッチがオフになってプラ
テンローラ１４と給紙ローラ４ｌとの連動が遮断される
． こうして、給祇ローラ４ｌの１回転の間に記録シ一ト１
３が１枚だけ送給される． 第１１回および第１２図などについて説明したごとく、
積載される記録シ一トｌ３の幅に応じて幅方向間隔を澗
節し得るスライダ７ｌ、７２に、記録シ一トｌ３の輻規
制を行なうためのサイドガイド７３、７４および記録シ
一トｌ３の前端両側に係合する分離爪７５、７６が設け
られ、これらは手操作でいっしょに移動操作され、クラ
ンプレバー２０１、】０２（第１１図、第１２図）を図
示のような位置にセットすることにより、端面カム手段
（不図示）でガイド溝（不図示）を両側から挟圧して所
定の輻位置に摩擦力でセットされる．一方、給紙ローラ
４ｌの方は、給祇ローラ軸９７上に幅方向にも移動しな
いように固定されていこの給紙ローラ４１としては一対
（２個）のローラが使用され、第１２図および第１４図
に示すように所定の位置および間隔をもって配置されて
いる． ２個のＤ形の給紙ローラ４１４１は、小サイズの記録シ
ー｝１３Ａが積載された時、その外側の分離爪７５、７
６との間隔Ｓ，Ｓが分離８！能に適した範囲（または値
）となる位置に配置されている． 前記給紙ローラ軸９７の両給祇ローラ４ｌ１４ｌの外側
には、一対の擬似ローラ１０３、１０３が固定されてい
る． これらの擬似ローラ１０３、１０３は給紙ローラ４１、
４１と同じ輪郭を有するが、材質および幅は相違してお
り、記録シ一トｌ３との摩擦抵抗が小さく、給紙時に摺
動接触はするが、シ一ト送給力は実質上発生しないロー
ラで構成されている．例えば、給紙ローラ４１、４ｌの
外周面は大きな摩擦力を発生するゴムなどで形成されて
いるが、擬似ローラ１０３、１０３の方は、例えば、テ
フロンやナイロン等のプラスチックで形成され、外周は
平滑面にされている． そこで、擬似ローラ１０３、１０３の両方または片方は
、大サイズまたは中サイズの記録シート１３Ｂが積載さ
れた時、その外側の分離爪７５、７６との間隔Ｓ，Ｓが
前述のように分翔機能に適した範囲（または値）となる
位置に配置されている． このような簡単な構造の擬似ローラｌＯ′３、１０３を
追加して設けることにより、給祇ローラ４ｌ，４１を固
定する場合でも、異なる幅の記録シ一トｌ３を使用する
時の分離爪７５、７６とそれらの内側のシート押さえ位
置との間隔を、給紙開始時に記録シート前端に適正なル
ープが形成される適正範１！！］（または適正値）に設
定することができる． すなわち、シート幅が異なる場合でも、固定型の２個の
給紙ローラ４ｌ、４ｌのままで、適正なループ形成条件
を維持することができる．したがって、給祇ローラ４ｌ
、４ｌとして高価なスライド構造のものを使用する必要
がなく、コストダウンを図ることができる． さらに、スライド式の給祇ローラ４１，４１では、幅１
ｉｌ節時に摺動抵抗がその分増大し、記録シート１３と
分離爪７５、７６との重なり代にバラッキが生じやすく
なり、給紙動作の信頼性が低下するが、前述のような本
願の擬似ローラ１０３、１０３を用いる構造によれば、
このような不利な点を解消することができる． なお、擬似ローラ１０３、１０３の代わりに給紙ローラ
４１、４ｌを使用し、合計４個の給紙ローラを使用する
ことも考えられるが、これでは、記録シ一ト１３に対し
４箇所ともで均一な圧接力を得ることが事実上不可能で
あり、各給紙ローラでの送給力にバラツキが生じてシー
ト送り時の斜行の原因となるので、車実上実施すること
ができない． 第１５図は第１１図中の線ｘｖ−ｘｖに沿った部分断面
図であり、次に、第１１図および第１５図を参照して、
前記スライダ７１，７２のガイド横造について説明する
． 第１１図および第１５図において、給紙カセット部５０
のケースの内面には、所定間隔Ｂでガイドレール１０５
、１０ｆ３、１０７、１０８が設けられ、ガイドレール
１０５、１０６によって左側のスライダ７１が案内され
、ガイドレール１０７、Ｉ０８によって右側のスライダ
７２が案内されるようになっている． なお、上記各ガイドレール１０５〜１０８は、上下２本
の連続したガイドレールで構成することもできるが、本
実施例では、各スライダ７１、７２の最大移動範囲をカ
バーする領域に部分的に設けられている． 各ガイドレール１０５〜１０８としては、第１５図に示
すように、内側にアリ溝（テーパ面を有する溝）１０９
が形成されたアリ溝弐のガイドレールが使用されている
． 図示の例では、各ガイドレール１０５〜１０日は、給紙
カセット部５０のプラスチック製ケース本体と一体に形
成されている． 一方、各スライダ７１，７２には、前記各ガイドレーノ
レ１０５〜１０８のアリ満１０９に当接して転勤するガ
イドローラ１１０が回転自在に軸支されている． 図示の例では、各スライダ７Ｉ、７２には、第ｌ１図に
示すように、上側の１個と下側の２個の合計３個づつの
ガイドローラ１１０が軸支されており、各ガイドローラ
１１０には、第１５図に示すように、対応するアリｉＲ
　１　０　９の斜面に係合する斜面（略同一傾斜を有す
る）１１２が形成されている． こうして、記録シ一トＩ３にサイドガイド７３、７４を
合わせる幅調整に際しては、各アリ溝１０９に各ガイド
ローラ１１０の斜面１１２を当接させ、スライダ７１７
２の一方または両方（第１１図の構造では、第１４図に
も示すように、主として左側のスライダ７ｌのみを移動
させて幅調整を行なう）を移動させる． その時、各ガイドローラ１１０はアリ溝１０９の斜面に
沿って転勤するので、移動させる際の抵抗を格段に減少
させることができる． さらに、各スライダ７１，７２の少なくとも片方のガイ
ドローラ１１０、すなわち、図示の例では、各スライダ
７１、７２の上側のガイドローラ１１０は、アリ溝１０
９の案内面（斜面）に所定の圧力で圧接されるように、
弾性手段を介して支持されている。

図示の例では、スライダ７１，７２のガイドローラ支持
部が仰性変位可能なアーム部分（弾性部分）１ｌ４で形
成され、自由状態で上下のガイドローラ１１０、１１０
の幅が上下のガイドレール１０５、１０６または１０７
、１０８の間隔より若干大きくなるように設定され、各
スライダ７１、７２をガイドレール１０５〜１０Ｂに組
付けた時に、各ガイドローラ１１０の案内面に予圧接力
が生しるように構威されている． このような所定の圧接力を生じる弾性手段を介してガイ
ドローラ１１０を支持することにより、ガイド部のガタ
を無＜シてスライダ７１，７２を−［スムーズに正確に
移動させることが可能になる． 以下余白 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明の記録装置によ
れば、立てた状態で記録装置の背面に自動給紙装置を着
脱自在に装着することにより、全体形状が略直方体であ
る組立体を形成し、収納状態では平坦な底面を有する直
立姿勢とし、使用状態では脚部を開いて傾斜姿勢とする
構或にしたので、自動給紙装置を装着する時の記録装置
の設置スペースを削減することができ、しかも、直線状
の記録シート通路および記録シート搬送路を容易に構戒
することができ、さらに、使用時には安定した姿勢で操
作性に優れた記録装置を構或することができ、収納時に
は極めてコンパクトな立て型の記録装置を構成すること
ができ、収納時の必要スペースを低減し得る記録装置が
得られる．請求項２の発明によれば、上記構戒に加えて
、立てた状態の記録装置の前面に枢支された回動式のカ
バーを開くことにより、徘紙トレイが形成されるように
構戒したので、上記効果に加えて、既設のカバーを利用
して簡単に排紙トレイを形成し得るという効果が得られ
る． 請求項３の発明によれば、上記構成に加えて、前記自動
給紙装置において、記録シートを積載する給紙カセット
部が、給紙駆動部に対し、非使用時の乗直状態と使用時
の蛸斜状態との間で回動可能に取付けられている構成に
したので、上記効果に加えて、保管時の収納スペースを
小さくするとともに、使用時、自動給紙装置から記録装
置へ連なる給紙経路の曲率を緩やかにすることにより、
シート搬送負荷を低減し得るという゛効果が得られる．
以下余白

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した自動給紙装置付き記録装置の
使用状態を示す模式的縦断面図、第２図は第１図の記録
装置の収納時の状態を示す模式的縦断面図、第３図は第
１図中の記録装置本体の横置きでの使用状態を示す模式
的斜視図、第４図は第３図の記録装置の内部の概略構造
を模式的に示す一部破断斜視図、第５図は第３図の記録
装置の底面を示す模式的底面図、第６図は第１図中の自
動給紙装置を装着面側から見た模式的斜視図、第７図は
第１図の記録装置本体と自動給紙装置との結合部のロッ
ク状態を示す要部断面図、第８図は第７図においてロッ
ク解除状態を示す要部断面図、第９図は第１図中の自動
給紙装置の給紙状態の模式的縦断面図、第１０図は第９
図の自動給紙装置のシートセントする時の状態を示す模
式的縦断面図、第１１図は第９図の自動給紙装置の給紙
カセット部の一部削除正面図、第１２図は第９図の自動
給紙装置の給紙カセット部の正面図、第１３図は第９図
の自動給紙装置の給紙駆動部と給紙カセフト部との間の
動作ｉ構を模式的に示す一部削隨斜視図、第１４図は第
９図の自動給紙装置の給紙ローラの駆動機構を模式的に
示す一部削除斜視図、第１５図は第１１図中の’４ｆＡ
ＸＶ　　ＸＶに沿ってスライダのガイドローラを模式的
に示す縦断面図である．

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）立てた状態で記録装置の背面に自動給紙装置を着
   脱自在に装着することにより、全体形状が略直方体であ
   る組立体を形成し、収納状態では平坦な底面を有する直
   立姿勢とし、使用状態では脚部を開いて傾斜姿勢とする
   ことを特徴とする記録装置。
2. （２）立てた状態の記録装置の前面に枢支された回動式
   のカバーを開くことにより、排紙トレイが形成されるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の記録装置。
3. （３）前記自動給紙装置において、記録シートを積載す
   る給紙カセット部が、給紙駆動部に対し、非使用時の垂
   直状態と使用時の傾斜状態との間で回動可能に取付けら
   れていることを特徴とする請求項１または２に記載の記
   録装置。
4. （４）記録液の液滴を形成するため熱エネルギーを利用
   する記録液を用いて像を形成することを特徴とする請求
   項１に記載の記録装置。