JPH0780576B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0780576B2
JPH0780576B2 JP1241372A JP24137289A JPH0780576B2 JP H0780576 B2 JPH0780576 B2 JP H0780576B2 JP 1241372 A JP1241372 A JP 1241372A JP 24137289 A JP24137289 A JP 24137289A JP H0780576 B2 JPH0780576 B2 JP H0780576B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動給紙装置を着脱自在に装着することがで
きる記録装置に関する。
〔従来の技術〕
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置は、転
送されてくる画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネル
ギー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄
板などの記録シート上にドットパターンから成る画像を
記録していくように構成されている。
上記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式などに
分けることができる。
また、記録装置で使用される記録シートには、普通紙の
他、ハガキや封筒等の厚紙やプラスチック薄板等の特殊
シートなどがある。
記録シートの供給は、1枚づつ手差しで挿入する他、自
動給紙装置によって自動かつ連続的に送り込むことが行
われている。
前記自動給紙装置には、記録装置内に組込まれる内臓型
の他、着脱自在に装着される外装型のものがあり、本発
明な後者の外装型の自動給紙装置が装着される記録装置
に係わる。
記録装置は、一般に、横置き型が採用され、その上面に
シート挿入口およびシート排出口が設けられ、記録装置
内部で略U字状に構成された記録シート搬送路に沿って
シート送りしながら記録していくように構成されてい
る。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕
しかし、前述のような横置き型の記録装置に自動給紙装
置を装着する場合、従来の方式では、記録装置の前記シ
ート挿入口から自動給紙するように、該記録装置の上面
に自動給紙装置を位置決め装着していたので、これを設
置する場所としてかなりの広さと高さが必要であり、ス
ペース効率に問題があった。
また、長期間使用しない場合にも、使用時と同じ状態で
保管するので、収納時のスペース効率にも問題があっ
た。
さらに、記録シート搬送路はU字型となり、直線状の搬
送路を構成することが事実上不可能であったので、ハガ
キ等の腰の強い記録シートを使用する場合、スムーズな
シート送りができないという問題もあった。
本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、自動給紙装置を装着する時の設置スペー
スを減らすことができ、しかも、U字形の搬送路の他に
直線状の搬送路を容易に構成することができ、ハガキ等
の厚いシートもスムーズに搬送し得る記録装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題解決のための手段〕
本発明は、上面にシート挿入口およびシート排出口を設
け、略U字状の記録シート搬送路を形成する横置き型の
記録装置に、底面に形成した別のシート挿入口から記録
部を通って前記シート排出口へ至る略直線状の記録シー
ト搬送路を設け、該記録装置を立てた状態で前記底面
に、記録シート供給用の記録シート積載部とこの積載部
のシートを送る給紙駆動部を有する自動給紙装置を装着
することにより、前記略直線状の記録シート搬送路を通
して自動給紙する構成とし、もって、自動給紙装置を装
着する時の設置スペースを減らすことができ、しかも、
U字形の搬送路の他に直線状の搬送路を容易に構成する
ことができ、普通紙のみならずハガキ等の厚いシートも
スムーズに搬送し得る記録装置を提供するものである。
請求項2の発明は、さらに、前記自動給紙装置に、前記
略直線状の記録シート搬送路に接続される手差し用のシ
ート通路を形成することにより、自動給紙装置を装着し
た状態でも記録シートの手差し供給を行ない得る記録装
置を提供するものである。
〔実施例〕
第3図は本発明を実施するのに好適な横置き型の記録装
置(記録装置本体)10の使用時の状態を示す斜視図であ
り、第4図は第3図の記録装置の内部の概略構成を示す
斜視図である。
第3図および第4図において、記録装置(例えば、バブ
ルジェット記録法を用いるもので、記録液の液滴を形成
するため熱エネルギーを利用する記録液を用いて像を形
成する記録装置)10の上面にはシート挿入口11およびシ
ート排出口12が形成され、シート挿入口11から挿入され
る記録シート13は、シート送りローラを兼ねるプラテン
ローラ14の周面に密着され、略U字形に形成される記録
シート搬送路に沿って矢印方向に搬送され(第1図およ
び第2図)、記録ヘッド15に対面する記録部を通過する
間に記録され、記録後シート排出口12から上方へ排出さ
れる。
ここで、給紙トレイ16は、記録装置10の上面に開閉可能
に枢着されており、使用時(記録時)には開いて給紙ト
レイとして機能するが、非使用時(収納保管時など)に
は第2図に示すように閉じた位置にセットされ、シート
挿入口11、シート排出口12、スイッチ類17、表示器18な
どが配設された記録装置10の上面を被って保護するカバ
ー16として機能するものである。
第4図において、記録ヘッド15は、プラテンローラ14と
平行なガイド軸21、21に沿って往復動するキャリッジ22
上に搭載されている。
なお、図示の記録ヘッド15は、インクジェットヘッドの
場合を例示し、インクタンクと一体に構成されている。
記録ヘッド15の搬送方向上流側には、記録シート13をプ
ラテンローラ14に圧接するためのシート押さえ板23が配
置されている。
このシート押さえ23は、板ばね24によってプラテンロー
ラ14の周面に圧接されている。
また、前記シート押さえ板23の圧接力は、プラテンロー
ラ14の軸を利用して軸支されたレバー25を操作すること
により解除することができる。
さらに、シート排出口12の位置には、記録シート13の排
出を補助するための拍車26およびローラ27が配設されて
いる。
第5図は、記録装置(本体)10の底面(後述する立てた
姿勢では背面になる)を示す図である。
記録装置10の底面には第2のシート挿入口28が形成さ
れ、この挿入口28から記録ヘッド15とプラテンローラ14
との間の記録部を通って前記シート排出口12へ至るほぼ
直線状の第2の記録シート搬送路が略上下方向に延びる
ように構成されている。
この第2の記録シート搬送路は、後述するように、記録
装置10を立てた時(第1図および第2図)に使用可能な
ものであり、湾曲していないことから、ハガキや封筒な
どの厚いシート、あるいはプラスチックシートなどの特
殊シートのように、腰の強い記録シートでも容易にシー
ト送りできるという利点がある。
前述の記録装置10は立てた姿勢でも使用できるものであ
り、立てた姿勢では、自動給紙装置を着脱自在に装着で
き、背面(立てた時)のシート挿入口28から自動給紙す
ることもできる。
第1図および第2図は、立てた状態の記録装置10の背面
に自動給紙装置30を装着した状態の縦断面図であり、第
1図は使用状態(記録時)を、第2図は収納状態を、そ
れぞれ示す。
第1図および第2図において、記録装置10を立てた状態
にすると、記録部(記録ヘッド15とプラテンローラ14と
の間)を通って略直線状の記録シート搬送路すなわち第
2のシート挿入口28からシート排出口12へ至る搬送路が
形成される。
そこで、自動給紙装置30は、入口(シート挿入口)28か
らこの直線状の搬送路に記録シート13を送り込むように
位置決めされて、記録装置10の背面(入口28の開口面)
に着脱自在に取付けられている。
また、自動給紙装置30には、後述する自動給紙機構とは
別に、前記略直線状の記録シート搬送路に対し、略直線
状に接続される記録シート供給用の直線状のシート通路
31が設けられている。
このシート通路31は、手差しで記録シートを供給するた
めの挿入案内通路であり、第1図中に実線で示す自動給
紙可能な状態では閉じられており、第1図中に二点鎖線
で示す記録シートセット状態であって自動給紙できない
状態では開かれ、手差し挿入が可能な状態にされる。
自動給紙装置30は、記録装置10に固定状態で結合される
給紙駆動部40と、該給紙駆動部40に対し略垂直状態と傾
斜状態との間で回動可能に取付けられた給紙カセット部
50とで構成されている。
第6図は、第1図の状態の自動給紙装置30を記録装置10
への結合面側から見た斜視図である。
前記給紙カセット部50は記録シート13を位置決め状態で
積載する部分であり、前記給紙駆動部40はこの積載され
た記録シート13を1枚づつ送り出して記録装置10へ送給
する部分である。
第1図、第2図および第6図において、給紙カセット部
50は、給紙駆動部40の上半部に対面する位置に、支点51
を中心に回動(開閉)自在に枢着されている。
給紙駆動部40の給紙カセット部50に対面する位置(上半
部)には、給紙ローラ41および送給補助ローラ42が装着
されている。
給紙カセット部50には折り畳み可能な給紙トレイ52が装
着されており、使用時には第1図に示すように引き出さ
れてトレイを形成し、収納時には第2図に示すようにカ
セット部50内に折り畳むことができる。
給紙駆動部40のケース下部の一部は、支点43を中心に回
動(開閉)自在な可動部材44で構成されており、該可動
部材44は、使用時には第1図に示すように開かれ、脚を
構成する。
また、前記可動部材44は、収納時には、第2図に示すご
とく閉じられる。
開閉脚を構成する前記可動部材44の記録装置10と対向す
る壁面には、開口32が形成されている。
一方、記録装置10の背面下部には、該背面(横置き時の
底面)から操作する交直切換えスイッチ等の切換えスイ
ッチ19が設けられている。
前記開口32はこのスイッチ類19に対応する位置に形成さ
れており、自動給紙装置30を装着した場合でも、該開口
32から操作できるようになっている。
そこで、ユーザーは、前記可動部材(開閉脚)44を閉じ
た状態(第2図)では、脚部が閉鎖されるため、前記切
換えスイッチ19を操作できないが、該可動部材44を開い
た状態(第1図)では、図示のように脚部に開放部47が
形成され、前記切換えスイッチ19を操作することが可能
になる。
また、前記可動部材44には、第1図に示すように開いた
時、前記手差し用のシート通路31の入口部でシート支持
用のテーブル45を構成する棚部が設けられている。
この棚部45で形成される前記テーブルは、前記可動部材
44を利用して形成され、記録装置10の直線状の記録シー
ト搬送路へ通じる略直線状のシート通路31を補完し、記
録シート13を容易に正しく挿入し得るように構成されて
いる。
立てた状態で自動給紙装置30が装着された記録装置10
は、第2図に示すように、前記カバー(排紙トレイ)16
を折り畳み、さらに、給紙カセット部50を垂直状態にす
るとともに可動部材(脚)44を閉じることにより、収納
状態にされる。
この収納状態では、底面がフラットな略直方体の外形に
され、張出し部のないコンパクトな直立姿勢に纏められ
る。
一方、第1図に示す使用状態では、カバー16を開いて排
紙トレイを構成し、可動部材(脚)44を開いて図示のよ
うに所定角度α(例えば、5度〜25度)傾斜した安定姿
勢にする。
給紙駆動部40の下部ケースは、図示のように、可動部材
44を開いた時、所定角度傾斜した平坦な底面を構成する
ようになっている。
給紙カセット部50が閉じた(垂直な)状態でその内部に
記録シート13をセットする。
こうして、記録可能な状態にした後、自動給紙で記録す
る場合は給紙カセット部50を実線のように開いて(傾斜
させて)記録動作をスタートさせる。
一方、手差し給紙で記録する場合は、給紙カセット部50
は垂直(閉じ)状態のままにしておき、記録シート13は
テーブル45およびシート通路31を通して記録装置10へ供
給する。
ここで、第1図に示すように、可動部材44を開いた使用
状態では、記録装置10の直線状の記録シート搬送路並び
に自動給紙装置30側のシート通路31(テーブル45も含
む)は、シート排出方向に向かって上方へ所定角度β
(5度〜25度)傾斜している。
記録装置10の記録シート搬送路の出口(シート排出口)
12の側には、前記カバー16を開いて構成される排紙トレ
イが設けられている。
この排紙トレイ16は、図示のように、シート排出口12よ
り所定高さhだけ低い位置で、略水平方向に延びるよう
に取付けられている。
このような排紙トレイ16の配置によれば、図示のよう
に、記録シート13の排出を、排紙トレイ16上の記録シー
ト13に接触しない状態で行なうことができるので、特に
液体を付着させて記録を行なうインクジェット記録装置
などにおける、未定着の記録インクとの接触によるイン
ク汚れの問題を無くすことができる。
次に、記録装置10と自動給紙装置30の結合構造について
説明する。
第7図は記録装置10と自動給紙装置30との結合状態を示
す水平断面図であり、第8図は第7図の状態からロック
を解除した状態を示す。
まず、記録装置10の背面側には、第5図、第7図および
第8図に示すごとく、プラテンローラ14と同期回転する
駆動ギヤ33が軸支されており、一方、自動給紙装置30の
装着面側には、第6図〜第8図に示すごとく、給紙ロー
ラ41へ回転力を伝達し得る被動ギヤ48が軸支されてお
り、結合時にこれらのギヤ33、48を噛合せることにより
給紙ローラ41の駆動力が自動給紙装置側へ伝達される。
記録装置10内には、プラテンローラ14およびシート搬送
モータ34等の軸受部を支持する枠部材35が設けられてお
り、ケース部分は該枠部材35に取付けられている。
自動給紙装置30には、レバー36と先端フック37を有する
フック部材38が揺動可能でかつ前後方向に所定量移動可
能に取付けられており、このフック部材38は引張りばね
39によって内方へ付勢されている。
一方、記録装置10の前記枠部材35の前記フック37に対応
する位置には、該フック37がケースの開口を通して進入
する開口53が形成され、フック37は該開口53の周縁部に
係合するようになっている。第7図および第8図に示す
ごとく、該開口53の周縁部には、前記フック37との係合
が円滑に行われるように玉縁状部分が形成されている。
第7図のフック37を係合させた状態では引張ばね39が伸
長(例えば、1〜2mm)され、そのばね力によって自動
給紙装置30は記録装置10に圧接されて結合されている。
フック部材38はレバー36を摘んで回動させることにより
第8図に示すようにロック解除され、自動給紙装置30を
記録装置10から離脱させることができる。
この結合状態での圧接は、合計3箇所の当接面で浮けら
れいる。
第5図〜第7図に示すように、自動給紙装置30側には、
当接基準面となる第1の当接面54並びに第2および第3
の当接面55、56が形成されている。前記当接基準面54は
図示のように前記被動ギヤ48の近くに設けられている。
この当接基準面54の相手面となる基準当接面57は、強度
剛性の高い前記枠部材35に形成されており、その位置は
ギヤ33、48の噛合部の近くに選定されている。
また、結合部の圧接力を付与する前記フック部材38の作
用線は、図示のように、3つの当接面54、55、56の位置
を考慮して安定した結合が得られる位置に選定されてい
る。
なお、第2、第3の当接面55、56は、記録装置10の背面
に直接当接させることもできる。
また、自動給紙装置30の装着面には、位置決めピン58、
59が形成されており、これらのピン58、59を記録装置10
の背面に形成された位置決め孔61、62に嵌合させること
によって、自動給紙装置30の記録装置10に対する位置決
めが行われる。
なお、位置決め孔61、62のうちの一方の孔61は第5図に
示すように、長孔になっている。
さらに、自動給紙装置30および記録装置10の装着面に
は、記録装置本体10および自動給紙装置30に一定の外力
が作用して撓みが生じた時に、結合(係合)状態となる
補助フック63、64および補助引っ掛け部65、66(第5
図)が設けられている。
第9図は自動給紙装置30の給紙(傾斜)状態の縦断面図
であり、第10図は自動給紙装置30の記録シートセット
(垂直)状態の縦断面図である。
第9図および第10図において、給紙カセット部50には、
圧板ばね67で給紙ローラ41の方へ付勢される圧板68が取
付けられている。
また、給紙カセット部50には、記録シート13の幅に合わ
せて幅方向間隔調節可能なスライダ71、72が案内支持さ
れている。
第11図はスライダ71、72を示す給紙カセット部50の一部
破断正面図であり、第12図はスライダ71、72の他に圧板
68を示す給紙カセット部50の一部破断正面図である。
各スライダ71、72には、積載された記録シート13の両側
縁に当接されるサイドガイド73、74、並びに、積載され
た記録シート13の前端両角隅部を上から押さえる分離爪
75、76を有する爪部材77、78が設けられ、スライダ71、
72とともに間隔調整できるようになっている。
第9図に示すように、積載された記録シート13は前記圧
板68と前記分離爪75、76との間で保持され、給紙時には
D形の給紙ローラ41が回転して記録シート13に接触し送
り力が付与され、1回転する間に最上層の1枚が分離さ
れ、送給補助ローラ42を通って記録装置10内の頭出し位
置まで給紙される。
第13図は給紙カセット部50を垂直なシートセット状態お
よび傾斜した給紙状態に切換える時に作動する各種の係
合部材を示す機構図である。
まず、第9図および第13図において、給紙駆動部40のケ
ースの両側には、給紙カセット部50の下部に衝当して該
カセット部を傾斜位置(給紙状態)に保持するストッパ
79、79が形成されている。
また、両側のスライダ71、72には、給紙状態では記録シ
ート13の挿入(装填)を阻止するためのシート進入防止
手段(シート進入防止レバー)81、81が設けられてい
る。
このレバー81、81はスライダ71、72にピン82、82によっ
て回動自在に枢支されており、第9図に示うごとく、給
紙状態では自重によって回動し、その上端がシート入口
83の近傍で積載シート13の上面に接触している。
このため、記録シート13を挿入しようとしても、その先
端がシート進入防止レバー81、81の先端にじゃまされて
カセット内へ挿入することができない。
一方、給紙カセット部50を垂直なシートセット状態へ回
動すると、第10図に示すごとく、シート進入防止レバー
81、81の下端が給紙駆動部40側のケース端面に衝当し、
該レバー81、81がピン82、82を中心に所定量だけ反時計
方向に回動させられ、この上端が持ち上げられてシート
入口83が図示のように開放される。
したがって、記録シート13はシート入口83を通してカセ
ット内部へ挿入することができる。
また、第10図および第13図に示すように、給紙駆動部40
のケースの両側にはカセット部50の方へ突出した圧板押
し部材84、84が形成されており、給紙カセット部50をほ
ぼ垂直のシートセット状態へ回動させると、圧板68の両
側に形成された耳部85、85(第12図)に前記圧板押し部
材84、84が衝当し、圧板68が押し下げられる。
このため、第10図に示すように、給紙ローラ41と圧板68
との間隔が拡げられ、記録シート13の挿入空間86が形成
され、記録シート13をセットし得る状態になる。
この状態では、分離爪75、76は、第10図に示すごとく、
給紙ローラ41(退避角度位置にある)と同等かまたは若
干オーバーラップする位置に保持されたままであり、ま
た、給紙駆動部40のケースの給紙ローラ41の入口側位置
には該給紙ローラ41よりカセット側へ若干量突出する高
さのガイド突起87が形成されているので、挿入される記
録シート13は分離爪75、76と圧板68との間に確実にセッ
トすることができる。
なお、上記圧板68を押し下げる時の衝当位置(圧板押し
部材84、84の位置)は、分離爪75、76の最大移動範囲よ
り両外側へ距離Lづつさらに広い幅の位置であり、か
つ、使用する最大幅の記録シート13よりも外側の領域に
選定されている。
給紙カセット部50はボタン88(第10図、第13図)で解除
できるロック機構によってシートセット状態(垂直位
置)に保持されている。
このロック機構は、第13図に示すごとく、給紙駆動部40
のケースの端部に突設されたフックレバー89と、給紙カ
セット部50の端部に形成された係合部91とで構成され、
シートセット状態へ回動させてこれらを引っ掛けさせる
ことによりロックされる。
前記ロック機構89、91は、前記ボタン88を押してその先
端部92(第13図)でフックレバー89を弾性変形させ、係
合部91から離脱させることにより解除される。
第14図は給紙ローラ41の駆動系および給紙ローラ41の配
置を示す斜視図である。
第14図において、記録装置10のシート送りに同期して回
転する被動ギヤ48の回転は、一連のギヤ列93、94、95、
96を介して給紙ローラ軸97へ伝達される。
ここで、ギヤ96と給紙ローラ軸97との間には、クラッチ
98が設けられている。
クラッチ98としては、例えば、次のように動作する構成
のものが使用される。
すなわち、給紙信号に基づいて行われるシート搬送ロー
ラ(プラテンローラ)14の所定量逆印字方向の回動に連
動して、ばねクラッチ手段が逆転することでフックとの
印字方向係止が外され、クラッチ98がオフからオンに切
換えられる。
クラッチオンの状態でプラテンローラ14の所定量印字方
向回動に連動して給紙ローラ(D形ローラ)41を回動す
ることにより、記録シート13を1枚だけ分離し、続いて
プラテンローラ14のシート引き込み部を越えた位置まで
給紙し、そこから、プラテンローラ14を逆印字方向に所
定量回動させることで、D形の給紙ローラ41の回動を停
止させた状態で記録シート13の先端をシート引き込み部
から抜け出た位置まで退避させ、続いて行なうプラテン
ローラ14および給紙ローラ41の印字方向回動によって、
記録シート13を印字位置まで搬送するとともに、該回動
の途中で給紙ローラ41を記録シート13との間に隙間が生
じた状態で停止させ、これと同時に、クラッチがオフに
なってプラテンローラ14と給紙ローラ41との連動が遮断
される。
こうして、給紙ローラ41の1回転の間に記録シート13が
1枚だけ送給される。
第11図および第12図などについて説明したごとく、積載
される記録シート13の幅に応じて幅方向間隔を調節し得
るスライダ71、72に、記録シート13の幅規制を行なうた
めのサイドガイド73、74および記録シート13の前端両側
に係合する分離爪75、76が設けられ、これらは手操作で
いっしょに移動操作され、クランプレバー101、102(第
11図、第12図)を図示のような位置にセットすることに
より、端面カム手段(不図示)でガイド溝(不図示)を
両側から挟圧して所定の幅位置に摩擦力でセットされ
る。
一方、給紙ローラ41の方は、給紙ローラ軸97上に幅方向
にも移動しないように固定されている。
この給紙ローラ41としては一対(2個)のローラが使用
され、第12図および第14図に示すように所定の位置およ
び間隔をもって配置されている。
2個のD形の給紙ローラ41、41は、小サイズの記録シー
ト13Aが積載された時、その外側の分離爪75、76との間
隔S、Sが分離機能に適した範囲(または値)となる位
置に配置されている。
前記給紙ローラ軸97の両給紙ローラ41、41の外側には、
一対の擬似ローラ103、103が固定されている。
これらの擬似ローラ103、103は給紙ローラ41、41と同じ
輪郭を有するが、材質および幅は相違しており、記録シ
ート13との摩擦抵抗が小さく、給紙時に摺動接触はする
が、シート送給力は実質上発生しないローラで構成され
ている。
例えば、給紙ローラ41、41の外周面は大きな摩擦力を発
生するゴムなどで形成されているが、擬似ローラ103、1
03の方は、例えば、テフロンやナイロン等のプラスチッ
クで形成され、外周は平滑面にされている。
そこで、擬似ローラ103、103の両方または片方は、大サ
イズまたは中サイズの記録シート13Bが積載された時、
その外側の分離爪75、76との間隔S、Sが前述のように
分離機能に適した範囲(または値)となる位置に配置さ
れている。
このような簡単な構造の擬似ローラ103、103を追加して
設けることにより、給紙ローラ41、41を固定する場合で
も、異なる幅の記録シート13を使用する時の分離爪75、
76とそれらの内側のシート押さえ位置との間隔を、給紙
開始時に記録シート前端に適正なループが形成される適
正範囲(または適正値)に設定することができる。
すなわち、シート幅が異なる場合でも、固定型の2個の
給紙ローラ41、41のままで、適正なループ形成条件を維
持することができる。
したがって、給紙ローラ41、41として高価なスライド構
造のものを使用する必要がなく、コストダウンを図るこ
とができる。
さらに、スライド式の給紙ローラ41、41では、幅調節時
に摺動抵抗がその分増大し、記録シート13と分離爪75、
76との重なり代にバラツキが生じやすくなり、給紙動作
の信頼性が低下するが、前述のような本願の擬似ローラ
103、103を用いる構造によれば、このような不利な点を
解消することができる。
なお、擬似ローラ103、103の代わりに給紙ローラ41、41
を使用し、合計4個の給紙ローラを使用することも考え
られるが、これでは、記録シート13に対し4箇所ともで
均一な圧接力を得ることが事実上不可能であり、各給紙
ローラでの送給力にバラツキが生じてシート送り時の斜
行の原因となるので、事実上実施することができない。
第15図は第11図中の線XV−XVに沿った部分断面図であ
り、次に、第11図および第15図を参照して、前記スライ
ダ71、72のガイド構造について説明する。
第11図および第15図において、給紙カセット部50のケー
スの内面には、所定間隔Bでガイドレール105、106、10
7、108が設けられ、ガイドレール105、106によって左側
のスライダ71が案内され、ガイドレール107、108によっ
て右側のスライダ72が案内されるようになっている。
なお、上記各ガイドレール105〜108は、上下2本の連続
したガイドレールで構成することもできるが、本実施例
では、各スライダ71、72の最大移動範囲をカバーする領
域に部分的に設けられている。
各ガイドレール105〜108としては、第15図に示すよう
に、内側にアリ溝(テーパ面を有する溝)109が形成さ
れたアリ溝式のガイドレールが使用されている。
図示の例では、各ガイドレール105〜108は、給紙カセッ
ト部50のプラスチック製ケース本体と一体に形成されて
いる。
一方、各スライダ71、72には、前記各ガイドレール105
〜108のアリ溝109に当接して転動するガイドローラ110
が回転自在に軸支されている。
図示の例では、各スライダ71、72には、第11図に示すよ
うに、上側の1個と下側の2個の合計3個づつのガイド
ローラ110が軸支されており、各ガイドローラ110には、
第15図に示すように、対応するアリ溝109の斜面に係合
する斜面(略同一傾斜を有する)112が形成されてい
る。
こうして、記録シート13にサイドガイド73、74を合わせ
る幅調整に際しては、各アリ溝109に各ガイドローラ110
の斜面112を当接させ、スライダ71、72の一方または両
方(第11図の構造では、第14図にも示すように、主とし
て左側のスライダ71のみを移動させて幅調整を行なう)
を移動させる。
その時、各ガイドローラ110はアリ溝109の斜面に沿って
転動するので、移動させる際の抵抗を格段に減少させる
ことができる。
さらに、各スライダ71、72の少なくとも片方のガイドロ
ーラ110、すなわち、図示の例では、各スライダ71、72
の上側のガイドローラ110は、アリ溝109の案内面(斜
面)に所定の圧力で圧接されるように、弾性手段を介し
て支持されている。
図示の例では、スライダ71、72のガイドローラ支持部が
弾性変位可能なアーム部分(弾性部分)114で形成さ
れ、自由状態で上下のガイドローラ110、110の幅が上下
のガイドレール105、106または107、108の間隔より若干
大きくなるように設定され、各スライダ71、72をガイド
レール105〜108に組付けた時に、各ガイドローラ110の
案内面に予圧接力が生じるように構成されている。
このような所定の圧接力を生じる弾性手段を介してガイ
ドローラ110の支持することにより、ガイド部のガタを
無くしてスライダ71、72を一層スムーズに正確に移動さ
せることが可能になる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明の記録装置によ
れば、上面にシート挿入口およびシート排出口を設け、
略U字状の記録シート搬送路を形成する横置き型の記録
装置に、底面に形成した別のシート挿入口から記録部を
通って前記シート排出口へ至る略直線状の記録シート搬
送路を設け、該記録装置を立てた状態で前記底面に、記
録シート供給用の記録シート積載部とこの積載部のシー
トを送る給紙駆動部を有する自動給紙装置を装着するこ
とにより、前記略直線状の記録シート搬送路を通して自
動給紙する構成としたので、自動給紙装置を装着する時
の設置スペースを減らすことができ、しかも、U字形の
搬送路の他に直線状の搬送路を容易に構成することがで
き、普通紙のみならずハガキ等の厚いシートもスムーズ
に搬送し得るという効果が得られる。
請求項2の発明の記録装置によれば、上記構成に加え
て、前記自動給紙装置に、前記略直線状の記録シート搬
送路に接続される手差し用のシート通路を形成するの
で、上記効果に加えて、自動給紙装置を装着した状態で
も記録シートの手差し供給を行ない得るという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した自動給紙装置付き記録装置の
使用状態を示す模式的縦断面図、第2図は第1図の記録
装置の収納時の状態を示す模式的縦断面図、第3図は第
1図中の記録装置本体の横置きでの使用状態を示す模式
的斜視図、第4図は第3図の記録装置の内部の概略構造
を模式的に示す一部破断斜視図、第5図は第3図の記録
装置の底面を示す模式的底面図、第6図は第1図中の自
動給紙装置を装着面側から見た模式的斜視図、第7図は
第1図の記録装置本体と自動給紙装置との結合部のロッ
ク状態を示す要部断面図、第8図は第7図においてロッ
ク解除状態を示す要部断面図、第9図は第1図中の自動
給紙装置の給紙状態の模式的縦断面図、第10図は第9図
の自動給紙装置のシートセットする時の状態を示す模式
的縦断面図、第11図は第9図の自動給紙装置の給紙カセ
ット部の一部削除正面図、第12図は第9図の自動給紙装
置の給紙カセット部の正面図、第13図は第9図の自動給
紙装置の給紙駆動部と給紙カセット部との間の動作機構
を模式的に示す一部削除斜視図、第14図は第9図の自動
給紙装置の給紙ローラの駆動機構を模式的に示す一部削
除斜視図、第15図は第11図中の線XV−XVに沿ってスライ
ダのガイドローラを模式的に示す縦断面図である。 10……記録装置、13……記録シート、15……記録ヘッ
ド、16……排紙トレイ、30……自動給紙装置、40……給
紙駆動部、41……給紙ローラ、50……給紙カセット部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 弘文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 戸沢 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 哲雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にシート挿入口およびシート排出口を
    設け、略鵜U字状の記録シート搬送路を形成する横置き
    型の記録装置に、底面に形成した別のシート挿入口から
    記録部を通って前記シート排出口へ至る略直線状の記録
    シート搬送路を設け、 該記録装置を立てた状態で前記底面に、記録シート供給
    用の記録シート積載部とこの積載部のシートを送る給紙
    駆動部を有する自動給紙装置を装着することにより、前
    記略直線状の記録シート搬送路を通して自動給紙するこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記自動給紙装置に、前記略直線状の記録
    シート搬送路に接続される手差し用のシート通路を形成
    することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録シート積載部は給紙カセット部で
    あることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記給紙駆動部は、自動給紙装置を装着す
    ることにより噛み合うギヤ列を介して、記録装置本体の
    モータから駆動力を得ることを特徴とする請求項1に記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】記録液の液滴を形成するため熱エネルギー
    を利用する記録液を用いて像を形成することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
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