JPH03101731A - 写真処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、処理槽内で感光材料を処理する写真写真処理
装置に関する。

［従来の技術〕 画像が焼付られた感光材料は写真処理装置内に隣接して
配置された現像槽、漂白槽、定着槽、水洗槽、安定槽の
各処理槽内を順次搬送されながら各処理がなされる。

上記各処理槽内には、感光材料を搬送させるためのロー
ラが備えられた搬送ラックが配設されている。これらの
搬送ランクは、搬送ラックの洗浄及び各処理槽内の洗浄
等のメンテナンス時には、各処理槽内から取り出して、
分解洗浄した後に組み立てられ、洗浄された処理槽内へ
再び挿入され配設される。

［発明が解決しようとする課題コ しかしながら、、写真処理装置のメンテンナンス時に上
記各処理槽内から搬送ラックを取り出す際に、取り出さ
れる搬送ラックが重いので、作業者が処理槽内から上方
へ引き上げる作業が非常に大変である。

さ−らに、感光材料の処理速度が速い大型の処理槽の写
真処理装置では、搬送ラックも大型化し、さらに処理槽
内から搬送ラックを取り出す作業が大変である。

このため従来はチェーンブロック等によって処理槽内の
搬送ラックを吊り上げて、処理槽内から取り出していた
。したがって、処理槽内からの搬送ラックの取り出し作
業は面倒であった。

本発明は上記事実を考慮し、搬送ラックを容易に処理槽
内から取り出すことが出来る写真処理装置を提供するこ
とが目的である。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達或するため請求項（１）の発明では、処理
槽の上下方向に沿って搬送ラックに設けられたラックギ
ヤと、このラックギヤに螺合するピニオンと、ピニオン
に連結されてこのピニオンを回転させラックギヤを介し
て搬送ラックを上下に移動させるための摸作部と、を有
することを特徴としている。

また請求項（２）の発明ではピニオンに回転力を伝達す
る回転軸にウオームホイールを設け、このウオームホイ
ールと噛み合うウオームギヤを設けたことを特徴として
いる。

［作用］ 上記構或の本発明によれば、操作部を操作することによ
ってピニオンを回転させてラックギャを処理槽の上方へ
向けて移動させ、これによって処理ラックを上方へ移動
させる。上方へ移動させた処理ラックは作業者によって
処理槽の上方から降ろされる。

また処理槽内へ処理ラックを配設するには、処理槽の上
方に処理ラックギャを載置し、ラックとピニオンを螺合
させる。次いで、操作部を操作してピニオンを回転させ
ラックギヤを処理槽の下部へ向けて移動させる。これに
より搬送ラックは処理槽内部へ下降し、処理槽内へ配設
される。

またピニオンに回転力を伝達する回転軸にウオームホイ
ールを設け、このウオームホイールと噛み合うウオーム
を設けギヤ減速比を太き《することによって、搬送ラッ
クの自重でピニオンが回転することがなく、搬送ラック
の不用意な落下が防止される。

［実施例コ 第２図及び第３図には本発明に係る写真処理装置１０の
実施例が示されている。第２図は写真処理装置１０の側
面図であり、第３図は写真処理装置１０の斜視図である
。この写真処理装置１０は画像が焼付られた長尺状のフ
イルムを現像処理する装置である。

第２図及び第３図に示されるように、写真処理装置１０
は図示ないフレームに固定されたカバー１２で覆われて
おり、カバー１２の内部には処理槽本体１４が配置され
ている。この処理槽本体１４は壁１６によって複数の処
理槽に分割されており、上下方向に延びる現像槽１８、
漂白槽２０，定着槽２２、安定槽２４及び水洗槽２６の
各処理槽が隣接形威されている。これらの各処理槽内に
は現像液や漂白液等の各処理槽が充填されており、これ
らの各処理槽内をフイルム２８が順次搬送されて現像処
理がなされる。また安定槽２６の側方には乾燥室３０が
配置されており、各処理槽で各処理された後のフイルム
２８が乾燥される。

上記各処理槽内には、搬送ラツク３２が配設されている
。各処理槽内の搬送ラツク３２は高さ異なる以外に同構
戊なので、ここでは定着槽２２内に配設される搬送ラツ
ク３２について説明する。

第ｌ図及び第３図に示されるように、搬送ラック３２は
側板３４、３６間に上下方向に沿って適宜間隔で３本の
大径のローラ３８が掛け渡されている。この大径のロー
ラ３８の両側にはそれぞれ小径のローラ４０が当接して
配置されている。側板３４、３６間の上部に配置された
ローラ３８の一方の端部は側板３４を貫通して側板３４
、３６間の外側に突出して、処理槽本体１４の側壁１４
Ａの上部に設けられた切欠き１４Ｂ内へ挿入されて、処
理槽本体１４の外側に突出している。この処理槽本体１
４の外側に突出している先端部にはスプロケット４２が
取り付けられている。このスプロケット４２には図示し
ないモータの駆動軸との間に図示しないチェンベルトが
巻掛けられており、．モータの駆動力が伝達されて上部
に配置されたローラ３８が回転する。

また上部に配置されたローラ３８の両側に当接配置され
た小径のローラ４０の回転軸は側板３４を貫通して、側
板３４、３６間の外方に突出し、処理槽本体１４に設け
られた切欠き１４Ｃ内へ挿入されている。これにより搬
送ラック３２は処理槽本体１４に吊り下げられて、定着
槽２２内へ配置されている。

上部に配置されたローラ３８とその下部に配置されたロ
ーラ３８との間には図示しない伝達手段が配置されてお
り、この伝達手段によって上部に配置されたローラ３８
へ伝えられた回転力が下部に配置されたローラ３８へ伝
達される。これによりローラ３８と方側のローラ４０と
の間へ挿入されて、挟持された長尺状のフイルム２８が
定着槽２２の上部から下部へ向けて搬送され、下端部で
反転された後に大径のローラと他側の小径のローラとの
間を下部から上部へ搬送される。

側板３４の一方の側邪には歯部４３が上下に渡って形戊
されたラックギヤ部部４４が設けられている。このラソ
クギャ部４４にはピニオン４６が噛み合っている。

ピニオン４６は搬送ラック３２が定着槽２２内に挿入さ
れた状態ではラック部４４の中間部に位置している。

ピニオン４６はシャフト４８に固定されている。

シャフト４６は第４図に示されるように定着槽２２の側
壁の軸受５０へ回転可能に支持されており、定着槽２２
の側壁を貫通した先端部にはウォームホイール５２が固
定されている。このウォームホイール５２にはウオーム
ギア５４が噛み合っている。

ウオームギア５４は、定着槽２２の側壁の外側に支持軸
受５６を介して両端部が支持された回転軸５８の中間部
に取り付けられている。

回転軸５８の上部にはハンドル６０が嵌め込まれている
。このハンドル６０は回転軸５８の矩形端部へ着脱自在
とされており、非使用時には回転軸５８から取り外され
て、カバー１４内部に格納可能．となっている。

このハンドル６０をオペレータが第１図矢印Ａ方向へ回
転させることによってウオームギア５４が同方向へ回転
し、ウオームホイール５２を第１図矢印Ｂ方向へ回転さ
せる。これによりシャフト４８及びピニオン４６も同方
向へ回転する。このピニオン４６の矢印Ｂ方向への回転
によってラックギャ部４４が上方へ移動し搬送ラック３
２が上方へ持ち上げられる。

また逆にハンドル６０を第１図矢印八方向と反対方向へ
回転させることによってラックギヤ部４４が下方へ移動
し搬送ラック３２が下降し、定着槽２２内へ挿入される
。

側板３４、３６の上部には、側板３４、３６間に掛け渡
された把手６６が取り付けられている。

この把手６６をオペレーターが把持することによって搬
送ラツク３２を処理槽上部から持ち出すことが出来る。

第１図に示されるように搬送ラソク３２の側板３４、３
６間の下部には下部反転ガイド６２が配置されている。

この下部反転ガイド６２は両側部が側板３４、３６へ図
示しないボルトで支持されている。この下部反転ガイド
６２は大径のローラ６８とこの大径ローラ６８の下部に
この人径ローラ６８へ当接する３本の小径ローラ７０が
配置され、側仮３４、３６間に掛け渡されている。また
これらの小径ローラ７０間には略１／４円弧状のガイド
板７１が配置されてフイルム２８を大径ローラ６８と小
径ローラ７０との間へ案内している。

これによって下方へ向けて搬送されたフイルム２８を上
方へ向けて反転する。

また各処理槽間の上部には上部反転ガイド６４が配置さ
れ前槽から取り出されたフイルム２８を下方へ向けて反
転し次槽へと送り込むようになっている。

次に本実施例の作用について、定着槽２２を例にとって
説明する。

第１図に示されるように定着槽内の搬送ラック３２を定
着槽の上部に揚げる場合には、ハンドル６０を回転軸５
８の上部先端部部分に取り付ける。

そし．て第１図矢印八方向へ回転させ、回転軸５８を同
方向へ回転させる。回転軸５８の回転によってウオーム
ホイール５２及びスヤフト４８が第２図矢印Ｂ方向へ回
転する。このシャフト４８の回転によってピニオン４６
がラックギヤ部４４を上方へ移動させる。これにより搬
送ラツク３２が定着槽２２の上部へ持ち上げられる。

この持ち上げ状態ではウオームホイールとウオームギヤ
の減速比が大きいので、搬送ラツク３２はその自重に抗
して持ち上げ状態が維持されており、不要に降下するこ
とはない。

上部へ持ち上げられた搬送ラツク３２は定着槽２２の上
部から他所へ移動させてメンテナンス等の必要な作業を
行う。

また搬送ラツク３４を定着槽２２内へ挿入配設する場合
には、搬送ラツク３４を定着槽２２の上部へ載置した後
に、ピニオン４６とラック部４４を螺合させる。この状
態からハンドル６０を反矢印八方向へ回転させる。これ
によりピニオン４６が反矢印Ｂ方向へ回転して、ランク
ギヤ部４４を定着槽２２の下部へ下降させる。したがっ
て搬送ラツク３４が定着槽２２内へ挿入配設される。

このように本実施例では、ラックギヤとピニオンによっ
て搬送ラツク３４を上下動させるので、搬送ラツク３４
の処理槽内への挿入、取り出し作業が容易になる。

また本実施例ではウオームホイール５２とウオームギア
５４を用いているので、搬送ラツク３４が自重で処理槽
内へ落下することがなく、安全である。

なお本実施例ではラックギヤ部４４を側板３４に形戊し
たが、これに限らず、別体のラックを側板４４へ取り付
けても良い。

また本実施例では摸作部としてハンドル６０でラック部
４４を作動させたが、これに限らずレバーでも良く、回
転軸５８を回転出来る構造であれば他のものでも良い。

また本実施例では、定着槽２２内の搬送ラツク３２を上
下させる構造について説明したが、他の処理槽内の搬送
ラックを上下動させることが出来る。

さらに本実施例ではフイルムを処理する写真処理装置に
ついて説明したが、他の感光感光材料を処理する装置に
本発明を適用することも出来る。

［発明の効果］ 以上に説明した通り本発明に係る写真処理装置では、搬
送ランクにラックギヤを設け、このラックギヤに螺合す
るピニオンを螺合させ、このピニオンを回転させてラッ
クギヤを上下に移動させて搬送ラックを昇降に移動させ
るための操作部を設けたので、搬送ラックを容易に処理
槽で昇降することが出来、ラックギヤを処理槽内から容
易に取り出すことが出来るという優れた効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は搬送ラックを示す斜視図、第２図は写真処理装
置の概略を示す側面図、第３図は写真処理装置を示す斜
視図、第４図は処理槽本体とピニオン及びラックギヤ部
の関係を示す断面図である。 １０・・・写真処理装置、 １４・・・処理槽本体、 １８・・・現像槽、 ２０・・・漂白槽、 定着槽、 水洗槽、 安定槽、 搬送ラック、 ラックギヤ部、 ピニオン、 ウオームホイール、 ウオームギア、 ハンドル。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）処理槽内の搬送ラックで処理槽内を搬送させなが
   ら感光材料を処理する写真処理装置であって、前記処理
   槽の上下方向に沿って前記搬送ラックに設けられたラッ
   クギヤと、このラックギヤに螺合するピニオンと、ピニ
   オンに連結されピニオンを回転させラックギヤを介して
   搬送ラックを上下に移動させるための操作部と、を有す
   ることを特徴とする写真処理装置。
2. （２）前記ピニオンへ回転力を伝達する回転軸にウォー
   ムホィールを設け、このウォームホィールと噛み合うウ
   ォームギヤを設けたことを特徴とする請求項（１）記載
   の写真処理装置。