JPH0310105Y2 - - Google Patents

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JPH0310105Y2
JPH0310105Y2 JP1983005277U JP527783U JPH0310105Y2 JP H0310105 Y2 JPH0310105 Y2 JP H0310105Y2 JP 1983005277 U JP1983005277 U JP 1983005277U JP 527783 U JP527783 U JP 527783U JP H0310105 Y2 JPH0310105 Y2 JP H0310105Y2
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JP
Japan
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tray
link
driver
spring
links
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JP1983005277U
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JPS59110745U (ja
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Publication date
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トレイを昇降自在に取り付けた車両
に関する。
従来、乗用車やトラツクの車室のうち、特に運
転室内に設けた物入れは、インストルメントパネ
ル、ダツシユ、ドアー等に固定されているため、
運転中に運転者が物を出し入れする場合は、体を
移動させたり、捻つたり、手を延ばすために体を
傾けたりしなければならず、極めて不便であるば
かりでなく、脇見運転をすることにより、またト
レイが視界外、例えば運転者の左下にある場合に
は物を手さぐりで探さねばならず、何れの場合も
注意力が散漫となつて事故発生を誘発するおそれ
があり危険であつた。
本考案は従来の欠点を除去するため、運転室内
の物品収納用のトレイを運転室のルーフ側に昇降
自在に設置し、必要時にトレイを運転者に近接し
た位置に引き下ろして運転者の手元での物品の出
し入れの容易性、運転の安全性を確保すること及
びトレイの常時水平保持すること並びにトレイに
収納する品物のトレイに対する重心位置に対する
配慮の排除を目的とした考案である。
本考案の実施の一例を図について説明すると、
運転室1aの運転席と助手席との間、即ち、運転
席の左側に位置するルーフ2の前方寄りの隅角部
1bに、左右上下に横間隔l及び縦間隔mを介し
て4本の同じ長さのリンク3を平行に配設し、そ
れらのリンク3の夫々の先端を、隅角部1bに固
定した左右の腕板6に軸7によつて上下方向に廻
動自在に夫々軸支すると共にそれらのリンク3の
夫々の後端をトレイ4の左右の側壁4aに軸8に
よつて廻動自在に夫々軸支し、1本のリンク3の
位置保持のため、内方向への弾力を有するスプリ
ング5の一端5aを、上方一側のリンク3の先端
の軸7の支点より高い位置に於いて運転室1aの
隅角部1bに設けた突起9に係止し、スプリング
5の他端5bを上方一側のリンク3の途中に設け
た突起10に係止して成るものである。
図中11はトレイ4をルーフ2側に上げた場合
に、トレイ4を支持するためルーフ2に固定した
フツクである。
本考案は上述のように構成したので、4本のリ
ンク3のうち上方一側のリンク3はスプリング5
の弾力によつて牽引され、他の3本のリンク3と
共に水平状態となつてトレイ4はルーフ側に保持
されて居り、第1図の如く必要時に何れかのリン
クの後方或いはトレイ4をスプリング5の弾力に
抗して下方に引くとリンク3は平行のまま夫々の
軸7を中心に下方に廻動し、リンク3の後端もト
レイ4に対して軸8を中心に廻動し、それに伴つ
てトレイ4は円弧状の軌跡を描きつゝ、常に水平
状態を保ち下降する。そしてリンク3が傾斜し、
スプリング5を架設した上方一側のリンク3とス
プリング5とが同一線上に重なつた位置(第3
図)では、スプリング5の弾力はリンク3と一致
してリンク3の後端を引く力として作用せず(死
点D)、従つてリンク3は廻動せずトレイ4は水
平状態のまま停止する。更にトレイ4を下方に引
くとスプリング5とリンク3とは同一直線上の位
置から外れるため、スプリング5の弾力によつて
リンク3の後端側の突起10が引かれ、リンク3
は他の3本のリンク3と共にフロントガラス側に
自動的に廻動降下するが、トレイ4は水平状態の
まま前方に移行しリンクがほぼ垂直になつた位置
で水平状態のまま停止する。この間トレイ4は運
転者の左側に位置し、運転者は左手でトレイ4に
対し物品の出し入れを自由に行う事が出来る。
用済後、トレイ或いはリンクの何れかの後部を
手前に引けば、リンク3は前記とは逆の方向に廻
動し、リンク3とスプリング5が同一直線上の位
置(死点D)では前記同様にスプリング5の弾力
はリンク3に対して作用せずリンクと共にトレイ
も一旦停止する。そして、リンク或いはトレイを
更に斜め上方に押すとリンク3とスプリング5と
は同一直線上の位置よりずれるため、スプリング
5の弾力によつてリンク3の後端は牽引されてリ
ンク3は他のリンク3と共に自動的に上方に廻動
し、それに伴つてトレイ4も水平状態を保つたま
ま上方に移行して旧位に復する。
依つて本考案によれば運転者はトレイを引き下
ろして水平状態のまま停止させて至近距離から一
方の手でトレイに対する物品の出し入れが容易に
出来、同時に他方の手でステアリングを握り進行
方向を正視したまま運転を継続出来るので、物品
の出し入れの際の従来のような煩わしさや運転事
故発生の危険がない。
また、リンク4は全て同じ長さであつて、リン
ク4の後端はトレイ4の側壁4aに対して軸8に
よつて直接軸支して廻動するのみで上下或いは前
後方向に動くことなく、而もトレイ4の四隅に軸
支せず近接した部分に軸支してあるので、トレイ
は常に水平に保たれ物品の出し入れを安定して行
い易く、更に重心が偏よつた品物をトレイに載せ
ても、またトレイに複数の品物を入れて重心が偏
よつても、トレイが傾むくことがないので物品の
滑落や滑動のおそれがなく、従つてトレイに品物
を収納する場合の重心に対しての配慮が不要であ
り、トレイの上げ下げの際にトレイに加える手の
押圧個所についての配慮も不要となり、トレイの
昇降も引き下ろしや引き上げの操作のみで済むの
で簡単で、引き下ろした場合リンクとスプリング
が死点Dに達すると水平状態を保つたまま自動的
に停止し、引き上げる場合も死点Dを過ぎるとス
プリングの弾力によつて自動的に引き上げが行わ
れるので昇降操作も容易である。また運転中もト
レイの昇降をスプリングの弾力によつて敏速に行
う事が出来るので視界の妨害となることもなく、
用済後はルーフ側に収納されるので邪魔になら
ず、常時水平に保たれ、飲物等の液体類を収納し
た瓶等の転倒や転倒に伴う漏出や汚損を生ずるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図はト
レイを運転室のルーフ側に設けた車両の運転室内
の側面図、第2図はリンクとトレイとスプリング
との作動状態を示した斜視図、第3図はスプリン
グを懸架したリンクとスプリングの作動関係を示
した要部の側面図である。 符号、1……車室、1a……運転室、1b……
隅角部、2……ルーフ、3……リンク、4……ト
レイ、4a……側壁、5……スプリング、5a…
…一端、5b……他端、6……腕板、7……軸、
8……軸、9……突起、10……突起(リンク
の)、11……フツク、l……横間隔、m……縦
間隔、D……死点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の同じ長さのリンク3を左右上下に横間
    隔l及び縦間隔mを介して平行に配設し、これら
    のリンク3の先端を運転室1aのルーフ2側の隅
    角部1bの設けた腕板6に軸7によつて上下方向
    に廻動自在に軸支し、更に夫々のリンク3の後端
    をトレイの側壁4aに軸8によつて軸支し、スプ
    リング5は前記隅角部1bに突設した突起9とリ
    ンク3の後端部に突設した突起10に懸架張設し
    たことを特徴とするトレイを昇降自在に取り付け
    た車両。
JP527783U 1983-01-18 1983-01-18 トレイを昇降自在に取り付けた車両 Granted JPS59110745U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP527783U JPS59110745U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トレイを昇降自在に取り付けた車両

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP527783U JPS59110745U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トレイを昇降自在に取り付けた車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110745U JPS59110745U (ja) 1984-07-26
JPH0310105Y2 true JPH0310105Y2 (ja) 1991-03-13

Family

ID=30136870

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP527783U Granted JPS59110745U (ja) 1983-01-18 1983-01-18 トレイを昇降自在に取り付けた車両

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JP (1) JPS59110745U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3023755B1 (fr) * 2014-07-21 2016-07-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Element de rangement mobile suivant une distance angulaire sous le pavillon d'un vehicule
FR3025154B1 (fr) * 2014-08-29 2016-12-02 Peugeot Citroen Automobiles Sa Element de rangement mobile muni d'un double mecanisme dispose sous le pavillon d'un vehicule

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135344U (ja) * 1982-03-08 1983-09-12 富士重工業株式会社 自動車のル−フシエルフ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59110745U (ja) 1984-07-26

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