JPH0310081Y2 - - Google Patents

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JPH0310081Y2
JPH0310081Y2 JP1983056249U JP5624983U JPH0310081Y2 JP H0310081 Y2 JPH0310081 Y2 JP H0310081Y2 JP 1983056249 U JP1983056249 U JP 1983056249U JP 5624983 U JP5624983 U JP 5624983U JP H0310081 Y2 JPH0310081 Y2 JP H0310081Y2
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wheel
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JP1983056249U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車輪外側にキヤツプを嵌着したキ
ヤツプ付キヤスター車輪に関し、さらに詳しく
は、車輪に対するキヤツプの取付け構造に関す
る。
(従来の技術) 従来、車輪にキヤツプを取付けたキヤスター車
輪としては、実開昭57−1703号公報に開示のキヤ
スター車輪がある。
この従来構造は、輪体側面の円周上に複数個の
差込小孔を形成して、この小孔内の半径方向外側
に凹入段部を形成し、この小孔に嵌着する複数の
脚部をキヤツプ側面の外周縁に設けて、この脚部
先端の半径方向の外側に突部を形成し、この突部
を差込小孔内部の凹入段部に弾着することによつ
てキヤツプを車輪側面に固定する構造である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように形成したキヤスター車輪に、例え
ば、荷物等の載置荷重、または走行中における接
地側からの接地衝撃荷重が掛ると、これらの諸荷
重は車輪を押し潰す方向に、すなわち、車輪に対
して半径方向に作用するので、円形の車輪が瞬間
的、または継続的に楕円形となつて変形し、しか
も車輪の回転中は、この楕円変形が順次移行し、
この楕円変形荷重が、すなわち、半径方向の荷重
がキヤツプの脚部を半径方向に瞬間的に、または
継続的に曲げる作用をすることから、前述の小孔
の凹入段部と脚部の突部との半径方向側での係合
では、脚部の半径方向の変形が容易であるため、
両者の係合を容易に離脱させ、キヤツプが車輪よ
り容易に外れる問題点を有する。
この考案は、上述の問題点に鑑みて、車輪の半
径方向を含むいかなる外力が作用しても、キヤツ
プが外れることがなく、しかも構造が極めて簡単
なキヤツプの取付け構造を有したキヤツプ付キヤ
スター車輪の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、中心部のボス部と、輪体と、これ
らを連結するプレートとからなる車輪において、
前記プレート外周近傍部に複数個の差込孔を設
け、車輪に装着するキヤツプの一側部外周には前
記差込孔に対応して円周方向に幅を有する突起を
設け、該突起の先端であつて幅側の両側部に係合
段部を設けると共に、幅方向中間部には突起の先
端から付根部方向への切欠部を設け、キヤツプの
各突起を対応する差込孔への挿入により前記差込
孔両側壁と突起先端の前記係合段部との円周方向
側での弾性的に係合によりキヤツプを車輪に固定
したキヤツプ付キヤスター車輪であることを特徴
とする。
(作用) この考案のキヤツプ付キヤスター車輪は、キヤ
ツプの車輪への取付けに際しては、キヤツプの各
突起を差込孔に対応させて押込めば、突起先端部
は差込孔の両側壁によつて両側から圧縮されて切
欠部の幅は小さくなり、突起先端の円周方向側に
ある係合段部が差込孔を通過すると、両側壁によ
る圧縮は開放されて元の状態に復元する。
この復元によつて、円周方向にある係合段部は
差込孔の円周方向の両側壁と弾性的に係合してキ
ヤツプは車輪に嵌着固定される。
この嵌着固定状態は、係合段部と差込孔との係
合方向が円周方向であるため、車輪に半径方向の
荷重が掛つても、該荷重の方向が係合を外す方向
とはならないので、外れない。
(考案の効果) 上述の結果、この考案によれば、キヤスター車
輪に、例えば、荷物等の載置荷重、または走行中
の接地衝撃荷重等の諸荷重が掛つて、車輪を押し
潰す方向に、すなわち、車輪に対して半径方向に
変形させる作用が生じても、係合段部と差込孔と
の係合が解かれず、いかなる方向の荷重が作用し
ても完全なキヤツプの固定が保持される。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はキヤツプ付キヤスター車輪を示し、第1
図において、合成樹脂製キヤスター1はカバー2
を有し、このカバー2は両側車輪3,3の外周部
を覆う半円形に形成し、このカバー2の一側部に
は支軸4が回転可能に挿嵌され、前述の車輪3,
3の外側にはキヤツプ5,5が嵌着される。
第2図の断面図に示すように、カバー2は幅方
向中間部に一体的に支持壁2aが連設され、この
支持壁2aには貫通孔2bを設け、車軸6を挿通
し、そして、車軸6の両端部には前述の車輪3の
ボス部3aを回転可能に嵌込んでいる。
前述の車輪3は中心部のボス部3aと、外周の
輪体3bと、これらを連結するプレート3cとか
らなり、プレート3c部分は輪体3bの外側部よ
り一段低くしたキヤツプ5の嵌込み代としてい
る。
そして、プレート3cの外周部には、円周方向
に長い幅を有し、半径方向に厚みを有する複数個
の差込孔7…を等間隔置きに形成している。
前述の車輪3に装着するキヤツプ5は、一側部
に前述の差込孔7…に対応して、円周方向に長い
幅を有し、半径方向に厚みを有する複数の突起8
…を連設形成し、これら各突起8…は幅方向の中
間部には、該突起8の先端から付根部方向に向け
て切欠部9を設けて二股状に形成され、それぞれ
幅方向側の外側先端を傾斜面にすると共に、係合
段部8a,8aが設けられている。
次にキヤツプ5の車輪3への取付けについて説
明する。
第4図に示すように、キヤツプ5の各突起8…
を差込孔7…に対応させ、キヤツプ5を車輪3側
に押込むと、差込孔7の両側壁と先端傾斜面との
摺接により、突起8は内方への押圧力を受けて圧
縮してその幅が小さくなり、さらに、強く押込む
と、差込孔7を突起8の両側部の係合段部8a,
8aが通過することにより押圧力が解除され、突
起8の先端部は弾性力により元の状態に復元し、
第5図に示すように、差込孔7の両側壁に突起8
の係合段部8aが係合して、キヤツプ5は車輪3
に嵌着される。
このようにキヤツプ5を嵌着固定すると、この
嵌着固定状態は、係合段部8aと差込孔7との係
合方向が円周方向であるため、例えば、荷物等の
載置荷重、または走行中の接地衝撃荷重等の諸荷
重が掛つて、車輪3を押し潰す方向に、すなわ
ち、車輪3半径方向の荷重が掛つても、該荷重の
方向が係合を外す方向とはならないので、外れな
い。
上述の結果、車輪3に対して半径方向に変形さ
せる作用が生じても、係合段部8aと差込孔7と
の係合が解かれず、いかなる方向の荷重が作用し
ても完全なキヤツプの固定が保持される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はキ
ヤスター車輪全体の斜視図、第2図はキヤツプを
取外した状態の縦断面図、第3図はキヤツプ嵌着
前の車輪の正面図、第4図は車輪にキヤツプを取
付ける過程を示す説明図、第5図は嵌着状態を示
す拡大図、第6図は車輪にキヤツプを取付けた状
態の縦断面図である。 1……合成樹脂脂製キヤスター、2……カバ
ー、3……車輪、3a……ボス部、3b……輪
体、3c……プレート、5……キヤツプ、7……
差込孔、8……突起、8a……係合段部、9……
切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心部のボス部と、輪体と、これらを連結する
    プレートとからなる車輪において、 前記プレート外周近傍部に複数個の差込孔を設
    け、 車輪に装着するキヤツプの一側部外周には前記
    差込孔に対応して円周方向に幅を有する突起を設
    け、 該突起の先端であつて幅側の両側部に係合段部
    を設けると共に、幅方向中間部には突起の先端か
    ら付根部方向への切欠部を設け、キヤツプの各突
    起を対応する差込孔への挿入により前記差込孔両
    側壁と突起先端の前記係合段部との円周方向側で
    の弾性的係合によりキヤツプを車輪に固定した キヤツプ付キヤスター車輪。
JP5624983U 1983-04-14 1983-04-14 キヤツプ付キヤスタ−車輪 Granted JPS59160404U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5624983U JPS59160404U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 キヤツプ付キヤスタ−車輪

Applications Claiming Priority (1)

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JP5624983U JPS59160404U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 キヤツプ付キヤスタ−車輪

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Publication Number Publication Date
JPS59160404U JPS59160404U (ja) 1984-10-27
JPH0310081Y2 true JPH0310081Y2 (ja) 1991-03-13

Family

ID=30186571

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JP5624983U Granted JPS59160404U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 キヤツプ付キヤスタ−車輪

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039584U (ja) * 1973-08-10 1975-04-23
JPS571703B2 (ja) * 1978-11-06 1982-01-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329601Y2 (ja) * 1980-06-04 1988-08-09

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039584U (ja) * 1973-08-10 1975-04-23
JPS571703B2 (ja) * 1978-11-06 1982-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59160404U (ja) 1984-10-27

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