JPH03100282A - 立体駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、狭い面積で多くの台数を駐車させる立体駐
車装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、狭い面積で多くの台数を駐車させる立体駐車装置
としては、特公昭５Ｂ−２０３４５号公報のように、地
上に降下させた具陳床上のパレットに乗り入れた車輌を
、上記昇降床の昇降路に隣設して複数段設けである駐車
床の所要階の駐車床迄上昇させ、そして昇降床上のパレ
ットと共に車輌を駐車床上に送り込んで入庫し、又駐車
床上から昇降床上にパレットと共に車輌を乗り移らせた
のち、地上迄昇降床を降下させて出庫する。

〔発明が解決しようとする課題〕

昇降床から駐車床に、駐車床から昇降床にパレットを乗
り移らせるので、上記昇降床にパレットの送り込み及び
引き戻し横移送装置が必要になり、かつ昇降床上と駐車
床上とにパレットの横移動案内装置が必要になるので、
構築費の著しい上昇原因となる問題があった。

また、昇降路に隣設して駐車床を設けるので、無駄な空
間が発生する問題もあった。

そこで、この発明はパレットの昇降路に多段に車輌を駐
車させることができる立体駐車装置を提供することを目
的とする。

［課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、この発明は格納樽と、最
下位のみに吊上げ吊下げるための駆動装置をもち、かつ
降下にともない上記格納構内の地上に積み重なる少なく
とも二枚のパレットと、格納位置に上昇した最下位以外
のパレットの対向する二辺に対応するよう格納構に支持
されると共に、操作にともない突出してパレットを受架
するよう設けた受架装置とで構成したものである。

〔作用］ 車輌を格納する場合、格納構内の地面に積み重なるよう
全てのパレットを降下させる。

次いで、地面から積み重なる最上段のパレットに車輌を
乗り入れたのち駆動装置により最下段のパレットを上昇
させると、積み重なっている上段のパレットも車輌と共
に上昇し、そして車輌の乗り込みパレットが所定の位置
迄上昇したのち、受架装置を突出させる。

しかして、最下段のパレットを格納構の地面迄降下させ
ると、車輌の乗り込みパレットは、共に降下すると共に
、降下開始直後に上記突出させである受架装置により受
架されるので、車輌の乗り込みパレットが定位置にスト
ップして車輌が格納される。

地面に降下した最下段の空のパレットは、車輌の乗り入
れ後駆動装置により所定の位置迄上昇させて車輌を格納
する。

なお、格納構内の空の地面にも車輌を乗り入れて格納す
る。

また、出庫に際しては、まず、格納構内の地面の車輌を
出庫させ、次いで駆動装置により最下段のパレットを格
納構内の地面迄降下させて、上記パレット上から出庫す
る。

受架装置により受架されているパレット上の車輌の出庫
は、駆動装置により最下段の空のパレットを上昇させな
がら、上段パレットの下面に最下段パレットの上面を重
なり合わせると共に、重なり合った状態で上段のパレッ
トが少し上昇する位置迄上昇させる。

その後に受架装置を没入させてパレットとの保合関係を
解除したのち、駆動装置により重なり合ったままのパレ
ットを格納構の地面迄降下させ、然るのち、パレット上
から出庫する。

〔実施例］ 第１図から第３図において、Ａは格納構１内の地面２に
少なくとも二枚のパレット３が積み重なるよう降下し、
かつパレット３上に乗り入れた車輌ａを上記パレット３
を上昇させて格納する形式の立体駐車装置である。

上記のパレット３は、図示の場合二枚使用し、二枚のパ
レット３よと、格納構１内の地面２とで王台の車輌ａを
格納するようにしたが、収納台数が上記以上となるよう
パレット３の枚数を多くしてもよい。

また、上記パレット３の内置下段のパレット３は、駆動
装置４により吊上げ、吊下げるようになっており、最下
段のパレット３上に上段のパレット３が重なり合って共
に昇降させるようになっている。

上記の駆動装置４は、第２図から第４図に示すように最
下段パレット３の四角に第１シーブ５を、この第１シー
ブ５の直上に位置するよう格納構１の上部に第２シーブ
６をそれぞれ取付け、上記第１シーブ５及び第２シーブ
６に夫々かけ渡した四本のワイヤ７の先端を第２シーブ
６の軸承フレームに係合し、各ワイヤ７を格納構１の屋
上に据え付けたドラム８に巻取り或は巻戻して昇降させ
るようにしたが、上記以外の方法を採用して昇降させる
ようにしてもよい。

さらに、格納構１には、最下段のパレット３上に重なっ
て所定の位置迄上昇させた上段のパレット３を受架する
受架装置９が設けられている。

上記の受架装置９は、第１図、第５図、第６図に示すよ
うに、パレット３を挾む両側の両端部に配置するようビ
ン１０を介し格納構１を構成するフレームに下端を回動
自在に取付けた揺動体１１と、この揺動体１１の上面に
設けたＬ形の受架部１２と、揺動体１１の下端にピスト
ン軸の先端を回動自在に連結すると共に、格納構１のフ
レームに取付けであるブラケット１３にビン１４を介し
揺動自在に支持させたシリンダ１５と、受架部１２の直
上に臨むようパレット３の側縁から突出させた突部１６
とで構成し、パレット３の昇降時にあっては、シリンダ
１５を収縮作用させて揺動体１１を回動させながら受架
部１２が突部１６に衝突しないよう逃がし、また、パレ
ット３の上昇停止後シリンダ１５の伸長作用により揺動
体１１を回動させて、突部１６の直下に受架部１２を臨
ませて、然るのち、パレット３を若干−下させながら、
受架部１２に突部１６を受架させてパレット３をストッ
プさせるようにしたが、上記以外の構成によりパレット
３を受架させるようにしてもよい。

なお、上段のパレットが複数枚の場合、上下の突部は勿
論、受架装置も左右に位置を変位させてそれぞれのパレ
ットが単独に受架できるようにしておく。

また図示のように最下位のパレット３が格納位置迄上昇
したとき、落下防止装置１７の（図示の場合は、受架装
置９と同構成のものが用いられている）揺動体１１の受
架部１２をパレット３の突部１６直下に係合関係となる
よう臨ませておくと、ワイヤ７の切断やドラム８０回動
等にともないパレット３が降下しても、落下防止装置１
７の受架部１２により突部１６が受架されてパレット３
の降下による事故発生を回避することができる。

さらに、上記の格納構１は、図示の場合多数並設したが
、数は限定されない。

なお、図示のようにパレット３に転子１８を軸支して、
この各転子１８を格納構１に設けた垂直のレール１９の
三面に接触させておくと、パレット３の前後左右方向の
揺れ動きを止めることができる。

図中２０はワイヤ７の案内シーブ、２１はパレット３の
端部上面に設けた車輌ａの乗り降り用の傾斜部である。

次に上記のように構成された立体駐車装置ｆｆ１Ａの格
納方法を説明する。

まず、格納横１内の地面２上に積み重なるように全ての
パレット３を降下させる。

次いで、下段のパレット３の傾斜部２１及び上段のパレ
ット３の傾斜部２１を利用して上記上段のパレット３上
に車輌ａを乗り入れたのち、駆動装置４により最下段の
パレット３を上昇させる。

このとき、最下段のパレット３上に積み重なる上段のパ
レット３も上昇し、上記上段のパレット３が格納位置迄
上昇したのち、最下段のパレット３の上昇をストップさ
せる。

その後に受架装置９の揺動体１１を突出方向に回動させ
て突部１６の直下に上記揺動体１１の受架部１２を臨ま
せ、然るのち駆動装置４により最下段のパレット３を地
面２迄降下させると、最下段のパレット３と共に上段の
パレット３も降下し、降下直後に受架部１２により突部
１６が受架されて上段のパレット３がストップする。

地面２に降下した下段のパレット３は、車輌ａを乗り入
れのち、格納位置迄上昇させる。

なお、下段のパレット３の上昇にともなう格納横１の空
の地面２にも車輌ａを格納する。

又格納されている車輌を出庫させるには、まず格納横１
の地面２から車輌ａを出庫させ、次いで駆動装置４によ
り地面２に最下段のパレット３を降下させて、上記最下
段のパレット３上から出庫させる。

その後に駆動装置４により空の最下段のパレット３を上
昇させながら、上段のパレット３の下面に最下段のパレ
ット３の上面を重なり合わせると共に、重なり合った状
態で上段のパレット３が少し上昇する位置迄上昇させる
。

然るのち、受架装置ＳのｔＮ動体１１を没入方向に回動
させて受架部１２と突部１６との係合関係を解除したの
ち、駆動装置４により重なり合ったままのパレット３を
地面２迄降下させ、上段のパレット３から車輌ａを出庫
させる。

〔効果〕

以上のように、この発明に係る立体駐車装置によれば、
格納構内の地面上に積み重なるよう降下させたパレット
の上段パレットに車輌を乗り入れたのち、駆動装置によ
り最下段のパレットを上昇させながら、最下段のパレッ
ト上に重なる上段のパレットと共に車輌を格納位置迄上
昇させ、上昇した上段のパレットを突出させた受架装置
により受装させて格納位置に停止させ、また最下段のパ
レットに乗り入れた車輌は、駆動装置により吊上げて格
納し、さらに格納構の地面にも車輌を乗り入れて格納す
るので、狭い面積で多く台数を駐車させることができる
共に、上段のパレットには駆動装置が不要となるため、
著しいコストの低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る立体駐車装置を示すもので、第１
図は正面図、第２図は同側面図、第３図は同平面図、第
４図は駆動装置の拡大側面図、第５図は受架装置の拡大
側面図、第６図は同平面図である。 Ａ・・・・・・立体駐車装置、ａ・・・・・・車輌、１
・・・・・・格納構、　　　２・・・・・・地面、３・
・・・・・パレット、　　４・・・・・・駆動装置、５
・・・・・・第１シーブ、　６・・・・・・第２シーブ
、７・・・・・・ワイヤ、　　　　８・・・・・・ドラ
ム、９・・・・・・受架装置、　　　１０．１４・・・
・・・ビン、１１・・・・・・揺動体、　　１２・・・
・・・受架部、１３・・・・・・ブラケット、 １６・・・・・・突部、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）格納構と、最下位のみに吊上げ吊下げるための駆
   動装置をもち、かつ降下にともない上記格納構内の地上
   に積み重なる少なくとも二枚のパレットと、格納位置に
   上昇した最下位以外のパレットの対向する二辺に対応す
   るよう格納構に支持されると共に、操作にともない突出
   してパレットを受架するよう設けた受架装置とから成る
   立体駐車装置。