JPH0310023Y2 - - Google Patents

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JPH0310023Y2
JPH0310023Y2 JP9095885U JP9095885U JPH0310023Y2 JP H0310023 Y2 JPH0310023 Y2 JP H0310023Y2 JP 9095885 U JP9095885 U JP 9095885U JP 9095885 U JP9095885 U JP 9095885U JP H0310023 Y2 JPH0310023 Y2 JP H0310023Y2
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溶浸法によつて繊維強化複合材料を
製造するときに用いる複合化モールドに関する。
〔従来の技術〕
無機あるいはセラミツクス系の繊維、ウイスカ
ーなどを強化材とする繊維強化複合材料の形成手
段として、予め賦形された強化材の集合プリフオ
ームに溶融金属あるいは液状プラスチツクなどの
マトリツクス物質を強制的に浸透して固化する溶
浸法が知られている。
この溶浸法による複合化操作は、第2図に示す
ように、金型1の内部に強化材プリフオーム2を
セツトして液状のマトリツクス物質3を注入し、
次いで上部パンチ4を介して加圧しながらプリフ
オーム2の骨格組識中にマトリツクス物質3を含
浸し固化することによりおこなわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の複合化にあたつては、プリフオームの上
面ばかりでなく周側面方向からのマトリツクス侵
入を円滑にすること、同時にプリフオーム全体に
均一な熱分布を与えること、等の点が重要な操作
要件になる。このため、強化材プリフオーム2を
底盤5の中央部に置いて金型内壁との間に均等な
クリアランスを介在させる配置形態、いわゆるセ
ンターセツト化がおこなわれる。
ところが、従来装置によるセンターセツトは単
にプリフオーム2を底盤5の中央位置に置くだけ
によつている関係で、金型内にマトリツクス物質
3を注入した場合、液の流動、揺動あるいはプリ
フオームの浮力などの諸要因によりプリフオーム
2が第2図矢印のように上方あるいは横方向に移
動する現象が頻発する。このような位置変動によ
りプリフオームの側面が部分的に金型内壁に近接
あるいは接触する状態が起きると、その部分の冷
却が局部的に早まつてマトリツクスの凝固、含浸
の不良、複合不均質に基づく形状変形および内部
歪の発生など種々複合欠陥が現出する。
また、通常モールド装置にはプリフオーム組織
内に存在する空気を系外に排除するための細孔通
路が設置されているが、往々にしてこの孔が閉塞
することがあり、この現象も品質トラブルの一因
となつている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、簡単な構造改良によつて上記の問題
点を効果的に解消したもので、提供される複合化
モールドの構成は、金型1の底盤5上に複数本の
針状突起6を植設した黒鉛板もしくは多孔質セラ
ミツク板7を設置した点に特徴がある。
〔作用〕
複合化に際し、強化材プリフオーム2はその底
面を針状突起6に刺し込んだ状態にセンターセツ
トされ、この簡易固定化が第2図のような位置変
動を防止するために作用する。また、同時に黒鉛
板もしくは多孔質セラミツク板7の微細多孔組織
がプリフオーム中から圧出された残留空気を接触
面を通して円滑に吸蔵する作用を営む。
〔実施例〕
以下、この考案を図示の一実施例に基づいて説
明する。
第1図において、1は金型、4は加圧用の上部
パンチ、5は底盤である。底盤5は下部からの対
向パンチとして使用することもできる。
7は複数本の針状突起6を植設した黒鉛板もし
くは炭化けい素、アルミナなどにより構成された
多孔質セラミツク板で、適宜な接着剤により底盤
5に固着されている。針状突起6の材質は適用す
べき複合条件(温度、圧力、雰囲気)に耐えるも
のであれば金属でもプラスチツクでも差支えない
が、強化材プリフオームが容易に突き刺り、かつ
固定化できる程度の太さ、長さおよび本数とする
必要がある。普通は、直径0.3〜1.0mm、長さ0.3〜
5.0mm、本数4〜8本の範囲に設定することが望
ましい。
複合化時、強化材プリフオーム2を底盤5の中
央部に位置するように針状突起6に刺し込み、底
面を黒鉛板5の密着させてセンターセツトする。
次いで、モールド内にマトリツクス物質3を流入
するが、強化材プリフオーム2は針状突起6によ
り安定的に固定されているために第2図のような
位置変動は全く生じない。
また、マトリツクス物質3の圧入によつてプリ
フオーム2の骨格組織内部から押出される残留空
気は、接触底面を介して黒鉛板もしくは多孔質セ
ラミツク板7の多孔組織内に速やかに吸蔵され
る。
したがつて、モールドの空気排除用通路が閉塞
した場合あるいはモールドに上記通路がない場合
であつても、空気混入による複合不良の現象は生
じない。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の複合化モールド装置を
用いれば、強化材プリフオームが複合過程を通じ
て安定にセンターセツトされており、またプリフ
オーム中に空気が残留することがないから、従来
装置に比べて複合欠陥は効果的に減少する。
したがつて、常に高品質を備える繊維強化複合
材の形成が保障される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は従来装置を示す縦断面説明図である。 1……金型、2……強化材プリフオーム、3…
…マトリツクス物質、4……上部パンチ、5……
底盤、6……針状突起、7……黒鉛板もしくは多
孔質セラミツク板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型1の底盤5上に、複数本の針状突起6を植
    設した黒鉛板もしくは多孔質セラミツク板7を設
    置した構造の複合化モールド。
JP9095885U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0310023Y2 (ja)

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JP9095885U JPH0310023Y2 (ja) 1985-06-18 1985-06-18

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Publication Number Publication Date
JPS621923U JPS621923U (ja) 1987-01-08
JPH0310023Y2 true JPH0310023Y2 (ja) 1991-03-13

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