JPH0121973Y2 - - Google Patents
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- JPH0121973Y2 JPH0121973Y2 JP6745585U JP6745585U JPH0121973Y2 JP H0121973 Y2 JPH0121973 Y2 JP H0121973Y2 JP 6745585 U JP6745585 U JP 6745585U JP 6745585 U JP6745585 U JP 6745585U JP H0121973 Y2 JPH0121973 Y2 JP H0121973Y2
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- whisker
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- Expired
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、繊維強化複合材を製造する際に、
その繊維質骨格となるウイスカープリフオームの
形成装置に関する。
その繊維質骨格となるウイスカープリフオームの
形成装置に関する。
SiC，Si3N4あるいは黒鉛などのウイスカーを
強化材として繊維強化複合物質を製造するための
手段として、予め賦形されたウイスカーの集合プ
リフオームに溶融金属あるいは液状プラスチツク
等のマトリツクス物質を加圧浸透して固化する方
法が知られている。この方法によつて得られる複
合材の品質は、繊維質骨格となるウイスカープリ
フオームの組織構造、とくに均質性の度合に大き
く依存する。また、複合材の量産化を図るために
は、中間体としてのウイスカープリフオームを迅
速かつ精度よく形成することが重要な要件とな
る。
強化材として繊維強化複合物質を製造するための
手段として、予め賦形されたウイスカーの集合プ
リフオームに溶融金属あるいは液状プラスチツク
等のマトリツクス物質を加圧浸透して固化する方
法が知られている。この方法によつて得られる複
合材の品質は、繊維質骨格となるウイスカープリ
フオームの組織構造、とくに均質性の度合に大き
く依存する。また、複合材の量産化を図るために
は、中間体としてのウイスカープリフオームを迅
速かつ精度よく形成することが重要な要件とな
る。
ウイスカープリフオームの形成は、ウイスカー
を水、有機溶剤などの液媒体に分散させたのち
過成形−乾操処理する湿式形成法（特開昭59−
121196）によることが有効とされており、更にこ
の際の過成形を加圧下でおこなうプロセス（特
開昭60−161400号公報）をとると前記した要件に
沿う効率的なプリフオームの形成化が可能とな
る。
を水、有機溶剤などの液媒体に分散させたのち
過成形−乾操処理する湿式形成法（特開昭59−
121196）によることが有効とされており、更にこ
の際の過成形を加圧下でおこなうプロセス（特
開昭60−161400号公報）をとると前記した要件に
沿う効率的なプリフオームの形成化が可能とな
る。
しかしながら、上記の湿式形成法においては分
散液中のウイスカーが相互接触して小フロツク状
の二次凝集体を生成する現象が起り、とくにウイ
スカーの分散濃度が高くなると短時間内に多数の
凝集フロツクが生成して分散液中に混在する。
散液中のウイスカーが相互接触して小フロツク状
の二次凝集体を生成する現象が起り、とくにウイ
スカーの分散濃度が高くなると短時間内に多数の
凝集フロツクが生成して分散液中に混在する。
このような現象が起きると、過成形されるプ
リフオーム組織が不均質となり、また骨格強度の
弱化を招して複合性能を損ねたり、ハンドリング
時に層状剥離、局部欠落などの破損を生じる主因
となる。
リフオーム組織が不均質となり、また骨格強度の
弱化を招して複合性能を損ねたり、ハンドリング
時に層状剥離、局部欠落などの破損を生じる主因
となる。
この考案は上記問題点を解消する目的で案出さ
れたもので、提供されるウイスカープリフオーム
の形成装置の構成は、上部にガス導入管２を備え
る上蓋部１と底部にフイルター部材６を展設した
液排出機構５とを各装着した加圧過タイプの
槽３の内部に、噴流孔７を有するオリスイス部
４を介設してなるものである。
れたもので、提供されるウイスカープリフオーム
の形成装置の構成は、上部にガス導入管２を備え
る上蓋部１と底部にフイルター部材６を展設した
液排出機構５とを各装着した加圧過タイプの
槽３の内部に、噴流孔７を有するオリスイス部
４を介設してなるものである。
ウイスカープリフオームの形成は、ウイスカー
分散液を槽３に流入しガス導入管２から空気を
圧入しながら過成形する工程によつておこなわ
れるが、この段階でウイスカー分散液１０はオリ
フイス部４の噴流孔７から急激に圧出されて噴流
を形成し、ついで対面する過面に衝突する過程
を経る。この噴流−衝突過程を通して分散液中に
生成混在るす二次的凝集フロツクは悉く解体さ
れ、引続く高速過の作用により再度の凝集を起
す以前に過成形が完結する。
分散液を槽３に流入しガス導入管２から空気を
圧入しながら過成形する工程によつておこなわ
れるが、この段階でウイスカー分散液１０はオリ
フイス部４の噴流孔７から急激に圧出されて噴流
を形成し、ついで対面する過面に衝突する過程
を経る。この噴流−衝突過程を通して分散液中に
生成混在るす二次的凝集フロツクは悉く解体さ
れ、引続く高速過の作用により再度の凝集を起
す以前に過成形が完結する。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
図において、１はガス導入管２を備える上蓋
部、３は槽、４はオリフイス部、５はフイルタ
ー部材６を展設した液排出機構である。
部、３は槽、４はオリフイス部、５はフイルタ
ー部材６を展設した液排出機構である。
槽３は目的に応じて各種の形状に設計され、
複雑形状のプリフオームを成形るす場合には、離
型を容易にするため全体あるいは成形部分を割型
構造にすることもできる。
複雑形状のプリフオームを成形るす場合には、離
型を容易にするため全体あるいは成形部分を割型
構造にすることもできる。
オリフイス部４は単一または複数個の噴流孔７
を有する部材で、目的とするプリフオームの成形
高さより上部に位置するように介設される。噴流
孔７の直径は、設置する数、ウイスカー分散液の
濃度、ガス加圧の程度などを考慮して定められる
が、概して１〜３mmの範囲に設定される。
を有する部材で、目的とするプリフオームの成形
高さより上部に位置するように介設される。噴流
孔７の直径は、設置する数、ウイスカー分散液の
濃度、ガス加圧の程度などを考慮して定められる
が、概して１〜３mmの範囲に設定される。
フイルター部材６としては、通常の紙、布
のほかセラミツク質材が有効に用いられる。
液排出機構５は、図示のような多数の流出孔９を
設けるか、全体を多孔質物で構成する底盤構造と
される。
のほかセラミツク質材が有効に用いられる。
液排出機構５は、図示のような多数の流出孔９を
設けるか、全体を多孔質物で構成する底盤構造と
される。
上記の上蓋部１、槽３および液排出機構５
は、それぞれ気密状態に装着して一体化される。
は、それぞれ気密状態に装着して一体化される。
過にあたつては、予めオリフイス部４の直上
まで、分散媒と同一の液体を満たしておき、つい
でウイスカー分散液１０を槽３に流入したのち
直ちにガス導入管２から上部密閉空間Ｓに空気あ
るいは窒素などのガス体を圧入する。ガス体の圧
入によりウイスカー分散液１０は噴流孔７から急
激に圧出されて噴流化し、過面に矢印で示した
ように衝突飛散する。かかる液中の噴流−衝突過
程を経て分散液１０中に混在する二次的凝集フロ
ツク１１は完全に解体され、この状態で高速に
過される。このようにして過成形された湿潤ウ
イスカーケーキは、そのまま若しくは複合材とし
た際のVf値を考慮した所定の密度に圧縮したの
ち乾燥処理する。
まで、分散媒と同一の液体を満たしておき、つい
でウイスカー分散液１０を槽３に流入したのち
直ちにガス導入管２から上部密閉空間Ｓに空気あ
るいは窒素などのガス体を圧入する。ガス体の圧
入によりウイスカー分散液１０は噴流孔７から急
激に圧出されて噴流化し、過面に矢印で示した
ように衝突飛散する。かかる液中の噴流−衝突過
程を経て分散液１０中に混在する二次的凝集フロ
ツク１１は完全に解体され、この状態で高速に
過される。このようにして過成形された湿潤ウ
イスカーケーキは、そのまま若しくは複合材とし
た際のVf値を考慮した所定の密度に圧縮したの
ち乾燥処理する。
この考案は以上の構成、作用および構造機構を
有するから、次のような実用的効果がもたらされ
る。
有するから、次のような実用的効果がもたらされ
る。
(1) ウイスカーの二次的凝集フロツクに基因する
トラブルが解消され、常に高均質組織のウイス
カープリフオームが精度よく形成される。
トラブルが解消され、常に高均質組織のウイス
カープリフオームが精度よく形成される。
(2) 同時にプリフオームの骨格強度が向上するた
め、輸送、ハンドリング時などの破損現象が減
少する。
め、輸送、ハンドリング時などの破損現象が減
少する。
(3) 高濃度のウイスカー分散液を用いて円滑な高
速過成形ができるから、量産効果が上る。
速過成形ができるから、量産効果が上る。
図はこの考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 １……上蓋部、２……ガス導入管、３……
槽、４……オリフイス部、５……液排出機構、
６……フイルター部材、７……噴流孔、９……流
出孔、１０……ウイスカー分散液、１１……二次
的凝集フロツク、Ｓ……上部密閉空間。
る。 １……上蓋部、２……ガス導入管、３……
槽、４……オリフイス部、５……液排出機構、
６……フイルター部材、７……噴流孔、９……流
出孔、１０……ウイスカー分散液、１１……二次
的凝集フロツク、Ｓ……上部密閉空間。
Claims (1)
- ガス導入管を備える上蓋部とフイルター部材を
展設した液排出機構とを装着した槽の内部
に、噴流孔を有するオリフイス部を介設してなる
ウイスカープリフオームの形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6745585U JPH0121973Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6745585U JPH0121973Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61183972U JPS61183972U (ja) | 1986-11-17 |
| JPH0121973Y2 true JPH0121973Y2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=30601297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6745585U Expired JPH0121973Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0121973Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP6745585U patent/JPH0121973Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61183972U (ja) | 1986-11-17 |
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