JPH029870Y2 - - Google Patents

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JPH029870Y2
JPH029870Y2 JP4150682U JP4150682U JPH029870Y2 JP H029870 Y2 JPH029870 Y2 JP H029870Y2 JP 4150682 U JP4150682 U JP 4150682U JP 4150682 U JP4150682 U JP 4150682U JP H029870 Y2 JPH029870 Y2 JP H029870Y2
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separation
tube
net
envelope
tubes
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JP4150682U
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体分離装置に関し、更に詳しくは複
数本の管状膜を並列に用いた液体分離装置に関す
る。
従来、管状膜を使用して原液を透過液と濃縮液
に分離する装置としては、孔あきステンレス管や
多孔FRP管等の支持管内面に透過膜を形成した
分離管を外筒内に収納した構造のものが広く知ら
れている。この種の装置においては、各分離管端
部でそれぞれパツキン、リテーナ、その他の部材
によつてシールされるが、その構造が複雑なもの
となり、また支持管も高価なものとなる欠点を有
している。このような欠点を解消するために、透
過性の不織布管の内面に透過膜を備えた分離管を
形成し、第1図にその要部縦断面図を示す如く、
このような分離管1を複数本束ねて透過液流出口
2を備えた外筒3内に収納し、その分離管1両端
部を注型用合成樹脂材料4によつて互いにおよび
外筒2に接合し各分離管1外側の空隙を充填する
とともに各分離管端部をその開口部をのぞいてシ
ールして構成された液体分離装置が既に提案され
ている(特公昭56−34136)。この提案によつて、
きわめて簡単な構造で廉価な管状膜型の液体分離
装置を得ることができるようになつたが、例えば
たんぱく質等の濃縮にこの装置を使用する場合、
不織布管の外側に糸状菌等のカビが発生し、透過
液の流出の妨げとなつて分離能率の低下をきたす
ことが多く、その為不織布管外面を洗浄して分離
能率の回復を行なう必要があるが、第1図の如く
各分離管は、外筒内に収納されているので容易に
洗浄を行うことができないという欠点を持つてい
る。この解決策として、透過液流出口をもう一箇
所反対側に設け、一方の透過液流出口より洗浄液
を流して片方の透過液流出口から流出させるいわ
ゆる逆洗方法と、外筒を取り外して分離管に直接
洗浄液をシヤワーリングする方法が考えられる
が、前者の方法は配管系統の複雑化および原液濃
縮中には洗浄できない等の欠点があり、後者の方
法は外筒を取り外す作業が容易でないおよび長尺
の分離管を使用している場合に樹脂シールされて
いる以外の分離管中央部において撓みが発生する
等の欠点を持つている。
本考案は上記欠点を解消する為になされたもの
で、容易にしかも随時洗浄のできる液体分離装置
の提供を目的とする。
本考案の特徴は、上述の如き不織布管内面に透
過膜を形成してなる分離管を、複数本並列に束ね
てネツト状被包体で覆い、その両端部を注型用合
成樹脂材料等の接合体によつて分離管同士および
ネツト状被包体を接合し分離管外側の空隙を充填
し接合したことにある。
以下、図面に従つて本考案実施例を説明する。
第2図は本考案実施例の要部縦断面図であり、
第3図は第2図におけるA−A断面図である。
不織布管内面に透過膜を備えた分離管11…1
1は、ネツト状被包体12によつて並列に束ねら
れ、その両端部は接合体13,13によつて分離
管11相互におよびネツト状被包体12に接合さ
れている。この接合体13はまた、分離管11外
側空隙を充填するとともに、各分離管の端部をそ
の開口部をのぞいてシールしている。ネツト状被
包体12は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等によつて一体形成することができ
る。また接合体13としては注型用合成樹脂材料
を使用し、例えばエポキシ樹脂を使用することが
好ましい。
この本考案実施例を用いて原液を処理するに
は、原液を分離管11…11の一方の開口端から
送入し、他方の開口端から濃縮液を取り出すとと
もに、分離管11…11の透過膜を透過した透過
液はネツト状被包体12を通過して回収される。
また本考案の他の実施例の要部縦断面図を第4
図に示し、第4図におけるB−B断面を第5図に
示す。
上述の第一の実施例の如く構成された液体分離
装置21のネツト状被包体22の外周に、円筒形
をその軸線に平行に半分割したような半円筒形状
を有しその半円筒形内面から外面に連通する透過
液流出口23を備えた半円筒ケース24を装着
し、その両端部で接着固定されている。この半円
筒ケース24を装着すると、分離管の透過膜を透
過した透過液が、ネツト状被包体を通過してこの
半円筒ケース24に設けられた透過液流出口に集
められて、一箇所から取り出すことができ、この
ような分離装置を複数個使用する場合には、各々
の分離装置の性能把握ができる利点を持つ。
以上説明したように、本考案によつては、分離
管外壁がネツト状被包体に覆われているので、分
離管外壁の付着物を外部より容易にシヤワーリン
グ洗浄により除去することができるようになつ
た。また、ネツト状被包体に覆われているので長
尺になつても撓むことはない。
なお、本考案に使用される不織布管内面に透過
膜を備えた分離管は、その内径寸法によつて異る
が、例えば内径寸法5mmのものでは、約20Kg/cm2
の圧力下で原液処理が可能であつて、限外過膜
や精密過膜を使用した分離装置として充分使用
することができ、更に内径寸法を小さくすれば逆
浸透膜を用いた分離装置に供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の不織布管内面に透過膜を備えて
なる分離管を使用した液体分離装置の要部縦断面
図、第2図は本考案実施例の要部縦断面図、第3
図はそのA−A断面図、第4図は本考案の他の実
施例の要部縦断面図、第5図はそのB−B断面図
である。 1……分離管、3……外筒、4……注型用合成
樹脂材料、11……分離管、12……ネツト状被
包体、13……接合体、21……分離装置、22
……ネツト状被包体、23……透過液流出口、2
4……半円筒ケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透水性不織布管内面に透過膜を形成してなる
    複数本の分離管と、その複数本の分離管を並設
    したものを束ねるネツト状被包体と、上記複数
    本の分離管並びに上記ネツト状被包体の各両端
    部を相互に接合し、且つ、分離管の両端面開口
    部をのぞきネツト状被包体および分離管の端面
    を封止する2個の接合体とを備えた液体分離装
    置。 (2) 上記ネツト状被包体の下方に、透過液を受け
    る容器が配設されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の液体分離装
    置。
JP4150682U 1982-03-23 1982-03-23 液体分離装置 Granted JPS58146504U (ja)

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JP4150682U JPS58146504U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 液体分離装置

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JP4150682U JPS58146504U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 液体分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58146504U JPS58146504U (ja) 1983-10-01
JPH029870Y2 true JPH029870Y2 (ja) 1990-03-12

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ID=30052689

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JP4150682U Granted JPS58146504U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 液体分離装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153904A (ja) * 1984-01-24 1985-08-13 Daicel Chem Ind Ltd 透過性能が改善された円筒状半透膜モジユ−ル

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Publication number Publication date
JPS58146504U (ja) 1983-10-01

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