JPH0298702A - 制御装置 - Google Patents
制御装置Info
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- JPH0298702A JPH0298702A JP25125588A JP25125588A JPH0298702A JP H0298702 A JPH0298702 A JP H0298702A JP 25125588 A JP25125588 A JP 25125588A JP 25125588 A JP25125588 A JP 25125588A JP H0298702 A JPH0298702 A JP H0298702A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、各種のプロセス計装制御システムに利用する
制御装置に係わり、特にディジタルコントローラ等の速
度形PID(P:積分、1:積分、D:微分)演算方式
を改良して最適な制御を実現する制御装置に関する。 (従来の技術) この種のPID演算方式を用いたfl;11 #システ
ムはあらゆる産業分野で広く利用されており、特にプラ
ントの運転制御には必要不iij欠なものである。 一般に、従来からPID演算に関し、アナログ制御方式
とディジタル制御方式の2通りが考えられており、つい
最近までは前者のアナログ制御方式がその主流をなして
いた。このアナログ、′l、11 mにおけるPIDア
ルゴリズムは次のような基本式によって演算されている
。 MV−Kp (e+−Lfedt+TD!!!2)+M
V□ −(1)T、 dL 但し、上式においてMVは操作Q、eは偏差。 Kpは比例ゲイン、TIは積分時間、TDは微分時間、
MVoは操作量の初期値である。 ところで、上記(1)式のPID基本式を用いてディジ
タル制御方式を実現する場合、予めサンプリング周期τ
が定められ、そのサンプリング周期Tごとに各データを
増込んで演算を行うことになる。今、現サンプリング時
点をnτ(nは整数)とし、その1つ前のサンプリング
時点を(n−1)τとすれば、制御系から得られる現サ
ンプリング時点の偏差はens前向サンプリング時点の
偏差はe n−1で表すことができる。 一方、ディジタル制御方式においては2通りの演算方式
があり、その1つは各サンプリングごとに全体の操作i
M V nを求める位置形演算方式であり、他の1つ
は今回のサンプリング時点で変化量ΔM V nのみを
求め、この変化量ΔM V nを前回の操作mMVn−
1に加えて今回の操作W M V nとする速度形演算
方式であるが、以下、ディジタル制御において多く用い
られ、かつ、本発明の対象とする後者の速度形演算方式
について説明する。 今、上記(1)式を時間微分すると、 なる式が得られ、ここで、各微分は次のような式をもっ
て近似できる。 de Δe ell−eR−I dt Δt Δ 【 ・・・ (4) 従って、上記(2)〜(5)式より、 6M V n −Kp ((en −en−1) + (r/T+ ) en + (TD /Δt)(
en −2en−1+en−2) 1−(6)が得られ
る。ここで、Δを一τとおけば、6M V n −Kp ((en −en−1) +(Δt/TI)en + (To /τ)(en −
2en−1+en−2) l −41)MVn−MV
n−1+ΔM V n −(8)となる。 つまり、速度形PID演算方式では、サンプリング周期
毎に上記(7)式に基づいて操作量の変化分ΔM V
nを求め、この変化分ΔM V nを(8)式に基づい
て前回の操作fitMVn−1に加算して今回の操作H
M V nとするものである。 従って、この速度形PID演算方式は、積分項の演算が
簡単であること、ディジタルコントローラ11体を手動
から自動に切換えるとき現時点の操作量を(8)式のM
Vn−1に代入して自動制御を行えばよく次のサンプリ
ング時点からそのMVn−1に変化量ΔM V nを加
えればよいので、いわゆる手動→自動切換のバランスレ
ス拳バンブレスIJJ換が簡単に行えること、操作量M
V nに例えば0〜100%の制限を加えておけば積
分項によるリセットワインドアップが簡単に防止できる
こと、操作量の変化分だけを求めるので、特に1回の出
力変化を制限したり、ゲイン修正すればよく、また他の
信号との曳合演算処理が簡単に行えること等の観点から
、D D C(Direct・Dlgltal ・C
ontrol)では専ら速度形演算方式が用いられてい
る。 ところで、従来の速度形PID演算方式による制御装置
では、第4図に示す如く減算手段1で現在目標値SVn
から現在のプロセス変数値PVnを減算し、得られた偏
差enを速度形PID調節演算手段2に導入し、ここで
(7)式に従って操作量の変化分ムM V nを求めた
後、この変化分ΔMVnを上下限制限機能付速度形−位
置影信号変換手段3に導き、(8)式に基づく演算によ
り速度形変化分ΔM V nから位置形操作信号M V
11に変換し1.この操作信号MVnを制御対13に
印加して5Vn−PVnとなる様に制御する構成である
。 (発明が解決しようとする課題) しかし、以上のような制御装置の速攻形PID演算方式
には多くの特長を有しながらも、次のような問題を持っ
ている。 ■、その1つは、微分動作において操作信号M V n
が信号変換手段3の上下限設定値を越えた場合、その回
復時に設定値を越えた分だけ逆方向に引き戻される。 ■、他の1つは、目標値SVnが変化したとき、1・■
作信号が−L下限設定値を超えると、その越えた分はカ
ットされ、これにより目標値SVnの変化に対する応答
性が遅くなる。 これらの問題は速度形がサンプリング演算した時点の変
化分のみを演算しているので、上下限設定値にひかっか
ってカットされると以降は消滅するためである。 第5図はかかる操作信号MVの挙動を示す図であって、
現時点nで偏差enに変化が生ずると、f!分成分に1
%する比例成分または微分成分の斐動によって操作信号
MVが急激に変化する。このとき、比例士微分士積分の
合成である操作信号MVが図示点線(イ)の如く推移す
るのが望ましいが、実際にはn時点で上限設定値I(を
越えた分aはカットされ、ピーク値Pを過ぎて減少方向
に向かうときには何ら制限されていないので、上限設定
値Hから減算されて引き戻されるために図示実線(ロ)
の如く推移してしまう。これでは微分動作または比例動
作がa効にならないのみならず、逆方向に引き戻される
ために実状と合わない制御となってしまう。 今後、特にプラントの運転制御は連応性、高精度および
フレキシブル化の方向が強くなっているが、速度形演算
方式の特長を生かしつつ前記問題を解決することが非常
に重要な課題となっている。 本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、微分動作ま
たは比例動作に起因して操作信号が上下限設定値を越え
た場合でも制御機能が正しく動作し、よって制御性が高
く、信頼性の高い制御装置を提(!(することを[1的
とする。 〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による制御装置は上記目的を達成するために、制
御対象からのプロセス変数値と1]標値との偏差に、!
みづいて速攻形積分演算を行う速度形積分調節演算手段
と、この速度形積分調節演算手段の出力を位置形信号に
変換する上下限制限機能付積分用信号変換手段と、前記
偏差に基づいて速度形比例演算および速度形微分演算の
うち少なくとも速度形比例演算を行う速攻形調節演算手
段と、この速度形調節演算手段の演算出力を位置形信号
に変換する比例・微分用信号変換手段と、前記両信号変
換手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の出
力を上下限設定値で制限して操作信号として制御対象へ
送出すると共にこの上下限設定値に一致するように前記
積分用信号変換手段の1−下限設定値を可変する上下限
制限手段とを備えたものである。 (作用) 従って、本発明は以上のうな手段を講じたことにより、
積分動作と比例動作(または比例動作+微分動作)にそ
れぞれ速度形ユリ節演算手段を設け、これら演算出力を
それぞれ位置形信号に変換した後加算して上下限制限手
段を通して操作信号を得るが、特に速度形積分調節演算
手段の演算出力を信号変換する信号変換手段に、L下限
制限機能を設けてこの上下限設定値を前記上下限制限手
段の上下限設定値に一致するように可変設定し、これに
より積分演算出力に対してリセットワインドアップを生
じないようにし、かつ、比例演算出力または微分演算出
力に対しては速度影信号をそのまま位置形信号に変換し
た後、前記位置形積分信号と加算することにより、例え
ば微分動作によって操作信号が上下限制限手段の上下限
設定値を越えてもその越えた分だけ逆方向に引き戻され
、あるいは目標値の変化によって操作信号が」−下限設
定値を越えても安定に制御を維持させるものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図を参照して説明
する。同図において11は現在目標値SVnと現在のプ
ロセス変数値PVnとを比較しその両値の偏差enを得
る減算手段であって、この減算手段11で得られた偏差
e 11は速度形積分調節演算手段12と速度形比例ま
たは速度形比例・微分調節演算手段13に送出される。 この速度形積分調節演算手段12の出力側には積分演算
出力を位置影信号に変換する上下限制限機能付積分用信
号変換手段14が設けられ、また速度形比例・微分調節
演算手段13の出力側に比例・微分演算出力を位置影信
号に変換する比例・微分用信号変換手段15が設けられ
ている。16は両信号変換手段14.15の出力を加算
する加算手段であって、この出力側に上下限制限手段1
7が設けられている。この上下限制限手段17は上下限
設定値H,Lを付し、かつ、この上下限設定値H,Lに
一致するように前記積分用信号変換手段14の上下限設
定値H,Lを可変設定する機能をもっている。18は制
御対象である。 次に、以上のように構成された装置の動作を説明する。 先ず、減算手段11において現在の目標値SVnから現
在のプロセス変数値PVnを減算して現在偏差e 11
を得た後、この現在偏差enをそれぞれ速度形積分調節
演算手段12および速度形比例・微分調節演算手段13
へ送出する。ここで、速度形積分調節演算手段12は、 △MV1n −kp (r/TI ) ・enな
る演算を行った後、上下限制限機能付積分用信号変換手
段14に導き、 MVI n−1vlv+ 1−1+△MV、nなる演算
を行って位置影信号tvtvInをj!7、後続の加算
手段16へ送出する。 一方、速度形比例・微分調節演算手段13においては、 ΔMVpn −kp ((en −en−1)+ (TD
/ r)(en −2en−1+en−2) 1なる演
算を行った後、比例・微分用1g J+変換手段15へ
導入し、ここで M V pn −M V pn−1+ΔMVpnの演1
′>4を行うことにより位置影信号MVpnに変換し、
同様に加算手段16へ送出する。この加算手段16では
両信号変換手段14.15の出力を加算した後、上下限
制限手段17を通して操作信号〜I V 11として制
御対象18に印加し、PVIIがSV++と一致するよ
うに制御する。そして、以上のような一連の処理におい
て上下限制限手段17の−1−下限設定IfiH,Lに
一致するように信号変換手段】4の上下限設定値H,L
を可変設定する。 なお、1−記実施例では微分項を完全微分子 、)Sと
したが、実際に用いられる微分項は不完全微分で(”p
”TLI ・s) / (1+ 77 ・Tp−s)で
表される。この式においてTDは微分時間。 (1/η)は微分ゲイン、ηは通常0.1〜0゜3程度
、Sはラプラス演算子である。従って、速度形不完全微
分にすると、その出力△M V D nおびM V D
nは、 M V D n −M Vo n−+
+ Δ MVDllとなる。なお、微分動作が完全微分
であろうと、不完全微分であろうと、積分動作とは分離
して位置影信号に変換している。 次に、第2図は本発明装置の他の実施例を示す構成図で
あって、微分演算手法を変形した。いわゆる測定値微分
先j′7形PID演算方式を採用したものである。すな
わち、この装置は、現在11.2差e 11を微分演算
するものでなく、現在のプロセスt!i数値PVnのみ
を速度形微調節節fa算手段20を設けて微分した後、
この微分演算出力と速度形比例・微分調節演算手段13
の比例・微分演算出力とを減算手段21で減算し、この
減算出力を前記加算手段16へ供給する構成である。 このような構成によれば、口′IjA値SVnが変更さ
れても過度的な過大出力が出ることがなく、ひいては制
御対象18での乱れを防止することができる。 第3図は同じく本発明装置の他の実施例を示す構成図で
ある。すなわち、この装置はいわゆる目標値フィルタ形
2自由度PrD制御方式であって、目標値出力側に目標
値フィルタ手段30を設け、PIDパラメータとして外
乱に最適な値を設定し、L1標鎮フィルタのパラメータ
の設定による口+s r変更に対してPIDパラメータ
を自動変更して外乱に対する制御特性を改善したもので
ある。 なお、これら第2図および第3図の装置は、制御対象1
8のニーズや1、制御1−のニーズ、制約条件等を考慮
しつつ微分のかけ方を変形し、あるいはr”] 43
fiiフィルタを挿入したりして、偏差PID演算に変
形を加えているが、基本的には速度形−位置影信号に変
換する信号変換手段として、積分専用と、その他のグル
ープの2系統に分けて/1lIf算した後、両者の位置
影信号を加算合成し、これを上下限制限手段17に入れ
、この上下限制限手段17の]:下限設定値11.Lと
信号変換手段14の上下限設定値を同一に可変する点で
は変わらない。 従って、このような実施例の購成によれば、速度形−位
置影信号変換手段を、積分専用と比例(または比例+微
分)用との2系統に分け、この両者の演算出力を加算合
成した後、」−下限制限手段17に挿入し、この上下限
制限手段17の上下限設定値H,Lと前記信号変換手段
14の上下限設定値H,Lを一致させるようにi”iJ
+することにより、本来の速度形演算方式の特長をフ
ルに生かすことができ、しかも微分動作によって1■作
信号が上下限制限手段17の上下限設定値H,Lを越え
ても、信号変換手段14の一トド限設定値H,Lが上下
限制限手段17のL下限設定値H,Lに致しているので
、回i(時に実状にマツチした積分演算出力に応じて(
・°φ作倍信号変化するので制御性を向」−でき、また
ト°崎作出力のカットう)が少なくfj:り目標値変化
に対する応答性を高めることができる。勿論、リセッi
・ワインドアップら防止できる。 [発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、微分動作または比
例動作に起因して操作信号か上下限設定値を越えた場合
でも制御機能が正しく動作させることができ、よって制
御性を向にでき、信頼性の尚い制御装置を提供できる。 4、図面のロシi tliな説明 第1図ないし第3図は本発明装置の実施例を示すもので
、第1図は本発明装置の一実施例を示す構成図、第2図
および第3図はそれぞれ本発明装置の他の実施例を示す
tjl成図成因4図は従来の速Iヶ形演算方式を採用し
たディジクル制御装置の(1に成因、第5図は従来装置
の作用効果を説明する特性図である。 11・・・減算手段、12・・・速度形積分調節演算り
段、13・・・速度形比例・微分調節演算手段、14・
・上下限制限機能付積分用信号変換手段、15・・比例
・微分用信号変換手段、16・・・加算手段、17・・
・」−下限制限手段、18・・・制御対象、20・・・
速度形微分調節演算手段、21・・・減算手段、30・
・・1−1標値フィルタ手段。 ε:’: 5 cI
制御装置に係わり、特にディジタルコントローラ等の速
度形PID(P:積分、1:積分、D:微分)演算方式
を改良して最適な制御を実現する制御装置に関する。 (従来の技術) この種のPID演算方式を用いたfl;11 #システ
ムはあらゆる産業分野で広く利用されており、特にプラ
ントの運転制御には必要不iij欠なものである。 一般に、従来からPID演算に関し、アナログ制御方式
とディジタル制御方式の2通りが考えられており、つい
最近までは前者のアナログ制御方式がその主流をなして
いた。このアナログ、′l、11 mにおけるPIDア
ルゴリズムは次のような基本式によって演算されている
。 MV−Kp (e+−Lfedt+TD!!!2)+M
V□ −(1)T、 dL 但し、上式においてMVは操作Q、eは偏差。 Kpは比例ゲイン、TIは積分時間、TDは微分時間、
MVoは操作量の初期値である。 ところで、上記(1)式のPID基本式を用いてディジ
タル制御方式を実現する場合、予めサンプリング周期τ
が定められ、そのサンプリング周期Tごとに各データを
増込んで演算を行うことになる。今、現サンプリング時
点をnτ(nは整数)とし、その1つ前のサンプリング
時点を(n−1)τとすれば、制御系から得られる現サ
ンプリング時点の偏差はens前向サンプリング時点の
偏差はe n−1で表すことができる。 一方、ディジタル制御方式においては2通りの演算方式
があり、その1つは各サンプリングごとに全体の操作i
M V nを求める位置形演算方式であり、他の1つ
は今回のサンプリング時点で変化量ΔM V nのみを
求め、この変化量ΔM V nを前回の操作mMVn−
1に加えて今回の操作W M V nとする速度形演算
方式であるが、以下、ディジタル制御において多く用い
られ、かつ、本発明の対象とする後者の速度形演算方式
について説明する。 今、上記(1)式を時間微分すると、 なる式が得られ、ここで、各微分は次のような式をもっ
て近似できる。 de Δe ell−eR−I dt Δt Δ 【 ・・・ (4) 従って、上記(2)〜(5)式より、 6M V n −Kp ((en −en−1) + (r/T+ ) en + (TD /Δt)(
en −2en−1+en−2) 1−(6)が得られ
る。ここで、Δを一τとおけば、6M V n −Kp ((en −en−1) +(Δt/TI)en + (To /τ)(en −
2en−1+en−2) l −41)MVn−MV
n−1+ΔM V n −(8)となる。 つまり、速度形PID演算方式では、サンプリング周期
毎に上記(7)式に基づいて操作量の変化分ΔM V
nを求め、この変化分ΔM V nを(8)式に基づい
て前回の操作fitMVn−1に加算して今回の操作H
M V nとするものである。 従って、この速度形PID演算方式は、積分項の演算が
簡単であること、ディジタルコントローラ11体を手動
から自動に切換えるとき現時点の操作量を(8)式のM
Vn−1に代入して自動制御を行えばよく次のサンプリ
ング時点からそのMVn−1に変化量ΔM V nを加
えればよいので、いわゆる手動→自動切換のバランスレ
ス拳バンブレスIJJ換が簡単に行えること、操作量M
V nに例えば0〜100%の制限を加えておけば積
分項によるリセットワインドアップが簡単に防止できる
こと、操作量の変化分だけを求めるので、特に1回の出
力変化を制限したり、ゲイン修正すればよく、また他の
信号との曳合演算処理が簡単に行えること等の観点から
、D D C(Direct・Dlgltal ・C
ontrol)では専ら速度形演算方式が用いられてい
る。 ところで、従来の速度形PID演算方式による制御装置
では、第4図に示す如く減算手段1で現在目標値SVn
から現在のプロセス変数値PVnを減算し、得られた偏
差enを速度形PID調節演算手段2に導入し、ここで
(7)式に従って操作量の変化分ムM V nを求めた
後、この変化分ΔMVnを上下限制限機能付速度形−位
置影信号変換手段3に導き、(8)式に基づく演算によ
り速度形変化分ΔM V nから位置形操作信号M V
11に変換し1.この操作信号MVnを制御対13に
印加して5Vn−PVnとなる様に制御する構成である
。 (発明が解決しようとする課題) しかし、以上のような制御装置の速攻形PID演算方式
には多くの特長を有しながらも、次のような問題を持っ
ている。 ■、その1つは、微分動作において操作信号M V n
が信号変換手段3の上下限設定値を越えた場合、その回
復時に設定値を越えた分だけ逆方向に引き戻される。 ■、他の1つは、目標値SVnが変化したとき、1・■
作信号が−L下限設定値を超えると、その越えた分はカ
ットされ、これにより目標値SVnの変化に対する応答
性が遅くなる。 これらの問題は速度形がサンプリング演算した時点の変
化分のみを演算しているので、上下限設定値にひかっか
ってカットされると以降は消滅するためである。 第5図はかかる操作信号MVの挙動を示す図であって、
現時点nで偏差enに変化が生ずると、f!分成分に1
%する比例成分または微分成分の斐動によって操作信号
MVが急激に変化する。このとき、比例士微分士積分の
合成である操作信号MVが図示点線(イ)の如く推移す
るのが望ましいが、実際にはn時点で上限設定値I(を
越えた分aはカットされ、ピーク値Pを過ぎて減少方向
に向かうときには何ら制限されていないので、上限設定
値Hから減算されて引き戻されるために図示実線(ロ)
の如く推移してしまう。これでは微分動作または比例動
作がa効にならないのみならず、逆方向に引き戻される
ために実状と合わない制御となってしまう。 今後、特にプラントの運転制御は連応性、高精度および
フレキシブル化の方向が強くなっているが、速度形演算
方式の特長を生かしつつ前記問題を解決することが非常
に重要な課題となっている。 本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、微分動作ま
たは比例動作に起因して操作信号が上下限設定値を越え
た場合でも制御機能が正しく動作し、よって制御性が高
く、信頼性の高い制御装置を提(!(することを[1的
とする。 〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による制御装置は上記目的を達成するために、制
御対象からのプロセス変数値と1]標値との偏差に、!
みづいて速攻形積分演算を行う速度形積分調節演算手段
と、この速度形積分調節演算手段の出力を位置形信号に
変換する上下限制限機能付積分用信号変換手段と、前記
偏差に基づいて速度形比例演算および速度形微分演算の
うち少なくとも速度形比例演算を行う速攻形調節演算手
段と、この速度形調節演算手段の演算出力を位置形信号
に変換する比例・微分用信号変換手段と、前記両信号変
換手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の出
力を上下限設定値で制限して操作信号として制御対象へ
送出すると共にこの上下限設定値に一致するように前記
積分用信号変換手段の1−下限設定値を可変する上下限
制限手段とを備えたものである。 (作用) 従って、本発明は以上のうな手段を講じたことにより、
積分動作と比例動作(または比例動作+微分動作)にそ
れぞれ速度形ユリ節演算手段を設け、これら演算出力を
それぞれ位置形信号に変換した後加算して上下限制限手
段を通して操作信号を得るが、特に速度形積分調節演算
手段の演算出力を信号変換する信号変換手段に、L下限
制限機能を設けてこの上下限設定値を前記上下限制限手
段の上下限設定値に一致するように可変設定し、これに
より積分演算出力に対してリセットワインドアップを生
じないようにし、かつ、比例演算出力または微分演算出
力に対しては速度影信号をそのまま位置形信号に変換し
た後、前記位置形積分信号と加算することにより、例え
ば微分動作によって操作信号が上下限制限手段の上下限
設定値を越えてもその越えた分だけ逆方向に引き戻され
、あるいは目標値の変化によって操作信号が」−下限設
定値を越えても安定に制御を維持させるものである。 (実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図を参照して説明
する。同図において11は現在目標値SVnと現在のプ
ロセス変数値PVnとを比較しその両値の偏差enを得
る減算手段であって、この減算手段11で得られた偏差
e 11は速度形積分調節演算手段12と速度形比例ま
たは速度形比例・微分調節演算手段13に送出される。 この速度形積分調節演算手段12の出力側には積分演算
出力を位置影信号に変換する上下限制限機能付積分用信
号変換手段14が設けられ、また速度形比例・微分調節
演算手段13の出力側に比例・微分演算出力を位置影信
号に変換する比例・微分用信号変換手段15が設けられ
ている。16は両信号変換手段14.15の出力を加算
する加算手段であって、この出力側に上下限制限手段1
7が設けられている。この上下限制限手段17は上下限
設定値H,Lを付し、かつ、この上下限設定値H,Lに
一致するように前記積分用信号変換手段14の上下限設
定値H,Lを可変設定する機能をもっている。18は制
御対象である。 次に、以上のように構成された装置の動作を説明する。 先ず、減算手段11において現在の目標値SVnから現
在のプロセス変数値PVnを減算して現在偏差e 11
を得た後、この現在偏差enをそれぞれ速度形積分調節
演算手段12および速度形比例・微分調節演算手段13
へ送出する。ここで、速度形積分調節演算手段12は、 △MV1n −kp (r/TI ) ・enな
る演算を行った後、上下限制限機能付積分用信号変換手
段14に導き、 MVI n−1vlv+ 1−1+△MV、nなる演算
を行って位置影信号tvtvInをj!7、後続の加算
手段16へ送出する。 一方、速度形比例・微分調節演算手段13においては、 ΔMVpn −kp ((en −en−1)+ (TD
/ r)(en −2en−1+en−2) 1なる演
算を行った後、比例・微分用1g J+変換手段15へ
導入し、ここで M V pn −M V pn−1+ΔMVpnの演1
′>4を行うことにより位置影信号MVpnに変換し、
同様に加算手段16へ送出する。この加算手段16では
両信号変換手段14.15の出力を加算した後、上下限
制限手段17を通して操作信号〜I V 11として制
御対象18に印加し、PVIIがSV++と一致するよ
うに制御する。そして、以上のような一連の処理におい
て上下限制限手段17の−1−下限設定IfiH,Lに
一致するように信号変換手段】4の上下限設定値H,L
を可変設定する。 なお、1−記実施例では微分項を完全微分子 、)Sと
したが、実際に用いられる微分項は不完全微分で(”p
”TLI ・s) / (1+ 77 ・Tp−s)で
表される。この式においてTDは微分時間。 (1/η)は微分ゲイン、ηは通常0.1〜0゜3程度
、Sはラプラス演算子である。従って、速度形不完全微
分にすると、その出力△M V D nおびM V D
nは、 M V D n −M Vo n−+
+ Δ MVDllとなる。なお、微分動作が完全微分
であろうと、不完全微分であろうと、積分動作とは分離
して位置影信号に変換している。 次に、第2図は本発明装置の他の実施例を示す構成図で
あって、微分演算手法を変形した。いわゆる測定値微分
先j′7形PID演算方式を採用したものである。すな
わち、この装置は、現在11.2差e 11を微分演算
するものでなく、現在のプロセスt!i数値PVnのみ
を速度形微調節節fa算手段20を設けて微分した後、
この微分演算出力と速度形比例・微分調節演算手段13
の比例・微分演算出力とを減算手段21で減算し、この
減算出力を前記加算手段16へ供給する構成である。 このような構成によれば、口′IjA値SVnが変更さ
れても過度的な過大出力が出ることがなく、ひいては制
御対象18での乱れを防止することができる。 第3図は同じく本発明装置の他の実施例を示す構成図で
ある。すなわち、この装置はいわゆる目標値フィルタ形
2自由度PrD制御方式であって、目標値出力側に目標
値フィルタ手段30を設け、PIDパラメータとして外
乱に最適な値を設定し、L1標鎮フィルタのパラメータ
の設定による口+s r変更に対してPIDパラメータ
を自動変更して外乱に対する制御特性を改善したもので
ある。 なお、これら第2図および第3図の装置は、制御対象1
8のニーズや1、制御1−のニーズ、制約条件等を考慮
しつつ微分のかけ方を変形し、あるいはr”] 43
fiiフィルタを挿入したりして、偏差PID演算に変
形を加えているが、基本的には速度形−位置影信号に変
換する信号変換手段として、積分専用と、その他のグル
ープの2系統に分けて/1lIf算した後、両者の位置
影信号を加算合成し、これを上下限制限手段17に入れ
、この上下限制限手段17の]:下限設定値11.Lと
信号変換手段14の上下限設定値を同一に可変する点で
は変わらない。 従って、このような実施例の購成によれば、速度形−位
置影信号変換手段を、積分専用と比例(または比例+微
分)用との2系統に分け、この両者の演算出力を加算合
成した後、」−下限制限手段17に挿入し、この上下限
制限手段17の上下限設定値H,Lと前記信号変換手段
14の上下限設定値H,Lを一致させるようにi”iJ
+することにより、本来の速度形演算方式の特長をフ
ルに生かすことができ、しかも微分動作によって1■作
信号が上下限制限手段17の上下限設定値H,Lを越え
ても、信号変換手段14の一トド限設定値H,Lが上下
限制限手段17のL下限設定値H,Lに致しているので
、回i(時に実状にマツチした積分演算出力に応じて(
・°φ作倍信号変化するので制御性を向」−でき、また
ト°崎作出力のカットう)が少なくfj:り目標値変化
に対する応答性を高めることができる。勿論、リセッi
・ワインドアップら防止できる。 [発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、微分動作または比
例動作に起因して操作信号か上下限設定値を越えた場合
でも制御機能が正しく動作させることができ、よって制
御性を向にでき、信頼性の尚い制御装置を提供できる。 4、図面のロシi tliな説明 第1図ないし第3図は本発明装置の実施例を示すもので
、第1図は本発明装置の一実施例を示す構成図、第2図
および第3図はそれぞれ本発明装置の他の実施例を示す
tjl成図成因4図は従来の速Iヶ形演算方式を採用し
たディジクル制御装置の(1に成因、第5図は従来装置
の作用効果を説明する特性図である。 11・・・減算手段、12・・・速度形積分調節演算り
段、13・・・速度形比例・微分調節演算手段、14・
・上下限制限機能付積分用信号変換手段、15・・比例
・微分用信号変換手段、16・・・加算手段、17・・
・」−下限制限手段、18・・・制御対象、20・・・
速度形微分調節演算手段、21・・・減算手段、30・
・・1−1標値フィルタ手段。 ε:’: 5 cI
Claims (1)
- (1)制御対象からのプロセス変数値と目標値との偏差
に基づいて速度形積分演算を行う速度形積分調節演算手
段と、この速度形積分調節演算手段の出力を位置形信号
に変換する上下限制限機能付積分用信号変換手段と、前
記偏差に基づいて速度形比例演算および速度形微分演算
のうち少なくとも速度形比例演算を行う速度形調節演算
手段と、この速度形調節演算手段の演算出力を位置形信
号に変換する比例・微分用信号変換手段と、前記両信号
変換手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の
出力を上下限設定値で制限して操作信号として制御対象
へ送出すると共にこの上下限設定値に一致するように前
記積分用信号変換手段の上下限設定値を可変する上下限
制限手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25125588A JPH0298702A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25125588A JPH0298702A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298702A true JPH0298702A (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=17220049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25125588A Pending JPH0298702A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | 制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0298702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4300365A1 (en) * | 1992-01-09 | 1993-07-15 | Nissan Motor | Controller for servo system for robust operation of motor vehicle steering - has controller unit coupled into feedback path providing action independent of input command change. |
JP2016034655A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 株式会社キーエンス | レーザ加工装置 |
-
1988
- 1988-10-05 JP JP25125588A patent/JPH0298702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4300365A1 (en) * | 1992-01-09 | 1993-07-15 | Nissan Motor | Controller for servo system for robust operation of motor vehicle steering - has controller unit coupled into feedback path providing action independent of input command change. |
JP2016034655A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 株式会社キーエンス | レーザ加工装置 |
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