JPH029858A - フェニル クロロチオホルメイト類の製造方法 - Google Patents

フェニル クロロチオホルメイト類の製造方法

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JPH029858A
JPH029858A JP15819588A JP15819588A JPH029858A JP H029858 A JPH029858 A JP H029858A JP 15819588 A JP15819588 A JP 15819588A JP 15819588 A JP15819588 A JP 15819588A JP H029858 A JPH029858 A JP H029858A
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JP
Japan
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water
sulfur
iodide
phenyl
organic solvent
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JP15819588A
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Takumi Kagawa
巧 香川
Takeshi Uotani
魚谷 武
Kenji Tsuzuki
続木 建治
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明はフェニル りロロチオホルメイト類の製造法に
関する。フェニル クロロチオホルタイト類は医薬、農
薬の合成中間体として非常に有用である。
〈従来技術〉 フェニル りロロチオホルメイト類は脱ハロゲン化水素
試剤存在下フェノール類とチオホスゲンの反応により製
造されることは公知である。
また、本反応は母性の高いチオホスゲンを取扱うため、
安全に製造する方法としてパークロロメチルメルカプタ
ン、塩化イオウ、ヨウ化物、を機溶媒及び水の混合溶液
に二酸化イオウを吹込み後反応液より水層を除去し、フ
ェノール類次いで脱ハロゲン化水素試剤を添加し、フェ
ニル りロロチオホルメイト類を製造する方法が公知で
ある(特願昭60−228862号公報)。
〈従来技術の問題点〉 特願昭60−258439号公報の製造法においては心
性の高いチオホスゲンを安全に取扱うことが可能である
が、パークロロメチルメルカプタンと二酸化イオウの反
応混合液中に塩化イオウ、ヨウ化物等の不純物が微mR
在するため、該反応溶液より水層を分離した後、フェノ
ール類、次いで脱ハロゲン化水素試剤を添加し製造され
るフェニル りロロチオホルメイト類に不純物の混入並
びに着色問題等が発生する。
く本発明が解決しようとする手段〉 本発明者らは、パークロロメチルメルカプタンを原料と
し、不純物の混入並びに着色のないフェニル クロロチ
オホルメイトの製造法について、鋭意検討した結果、塩
化イオウ、ヨウ化物存在下、9機溶媒−水混合溶媒中、
反応し得られる反応混合液より水層を分離の後、新たに
水を添加し洗浄することにより、塩化イオウ、ヨウ化物
を除去し、該溶液にフェノール類次いで、脱ハロゲン化
水素試剤を添加することによりフェニル りロロチオホ
ルメイト類を不純物の混入並びに着色がなく得られるこ
とを見出だし本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、パークロロメチルメルカプタン、
塩化イオウ、ヨウ化物、有機溶媒及び水の混合溶液に二
酸化イオウを吹込み後反応液より水層を除去、次いで水
で洗浄、分液の後、フェノール類次いで脱ハロゲン化水
素試剤を添加することを特徴とすフェニルクロロチオホ
ルンイト類の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
反応に用いるパークロロメチルメルカプタン量は、フェ
ノール類に対して、等モル以上を用いれば良いが好まし
くは、1,1倍モル量用いる。
自゛機溶媒としては、クロロホルム、ジクロロメタン、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素溶媒、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒等が挙げられ
る。
自゛機溶媒と共にパークロロメチルメルカプタンと二酸
化イオウの反応に使用する水の量は、バールロロメチル
メル力ブタンに対して、約2倍モル以−Lに用いること
が望ましい。
ヨウ物としては、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、
ヨウ素、ヨウ化水素酸が挙げられ、パークロロメチルメ
ルカプタンに対して0,3〜1゜9wt%を用いる。
塩化イオウとしては、−塩化イオウ、二塩化イオウが挙
げられ、パークロロメチルメルカプタンに対して3〜5
wt%の添加が好ましい。
これらのヨウ化物と塩化イオウはそれぞれ単独で用いて
も良いし、混合して用いても良い。
二酸化イオウの使用量としては、パークロロメチルメル
カプタンに対して、約等モル〜5倍モルの使用であれば
十分である。
パークロロメチルメルカプタンと二酸化イオウの反応温
度としては通常−10℃〜室温が好ましい。
洗浄方法としては、反応終了後分液し、次いで水を添加
し撹拌洗浄した後、静定、分液する。洗浄水量としては
、生成したチオホスゲンに対して、あらゆる量で効果は
認められるが、1重量倍以下では分液操作が困難であり
、10倍量以上では特別の利益をもたらさない。洗浄回
数としては、1回洗浄でもかまわないし、また、数回に
分けて洗浄を行ってもよい。
洗浄操作の後添加するフェノール類としては、無置換の
フェノール、メチルフェノール、エチルフェノール、t
ert−ブチルフェノール等のアルキル置換フェノール
、β−ナフトール、5,6゜7.8−テトラヒドロ−2
−ナフトール等の縮合フェノールを用いることができる
。脱ハロゲン化水素試剤としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸
化物を挙げることができ、フェノール類に対して1当量
以上であれば良いが、3倍当量以上の使用は同等利益は
もたらさず、収率の低下を引起こす場合がある。濃度と
してはあらゆる濃度での使用が可能であるが、反応で副
生する無機塩が十分溶解する水量であれば同等問題なく
通常、5〜3Qwt%のアルカリ水溶液を使用する。
脱ハロゲン化水素試剤の添加方法としては、フェノール
類を添加の後に添加しても良いし、フェノール類を予め
アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩水溶液として
添加しても何隻支障ない。
〈発明の効果〉 本発明により、塩化イオウ、ヨウ化物の混入がなくまた
着色のないフェニル りロロチオホルメイト類を製造す
ることが可能となった。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 撹拌機、温度計、ガス吹込管を備えた1gの丸底4つロ
フラスコにパークロロメチルメルカプタン(155g)
、水(480g)、四塩化炭素(240g)及びヨウ化
カリウム(0,9g)を入れ、水浴上で撹拌しながら5
℃とした。これに二酸化イオウ(120g)を5.0g
/minで尋人し反応させ、導入後さらに5時間撹拌し
た。
反応液を静定、分離後、次いで水(100m l)で1
回洗浄した。
得られた反応液に3−tert−ブチルフェノール(1
10g)を添加した。次いで10%の水酸化ナトリウム
水溶液(308g)を1時間で滴下し、さらに3時間撹
拌した。
分液の後、有機相をガスクロマトグラフィーにより分析
の結果、3−tert−プチルフェニルクロロチオホル
メート150g、収率94.5%であった。
また、イオンクロマトグラフィーでヨウ素イオン分+1
7の結果、ヨウ素イオン含有量は3−ter【−ブチル
フェニル りロロチオホルメイトに対して10mg/N
であった。
さらに反応液を濃縮することにより淡黄色の粗製3−t
ert−ブチルフェニル りロロチオホルメイトを得た
実施例2〜4 実施例1と同一の反応装置を用い、表1に示した条件下
、同一の反応温度及び時間で反応を行った。結果を表1
に示した。塩化イオウ含有量はガスクロマトグラフィー
により分析を行った。
各々の実施例において得られた反応液を濃縮することに
より淡黄色の粗製フェニル りロロチオホルメイト類を
得た。
比較例1〜2 実施例1と同一の反応装置を用い、表1に示した条件下
、実施例1と同一の反応温度及び時間で反応を行った。
結果表1に示した。
比較例1.2ともに反応液を濃縮することにより得た粗
製3−tert−ブチルフェニル りロロチオホルメイ
トは赤椿色であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パークロロメチルメルカプタン、塩化イオウ、ヨウ化物
    、有機溶媒及び水の混合溶液に二酸化イオウを吹込み後
    反応液より水層を除去、次いで水で洗浄、分液の後、フ
    ェノール類次いで脱ハロゲン化水素試剤を添加すること
    を特徴とするフェニルクロロチオホルメート類の製造方
    法。
JP15819588A 1988-06-28 1988-06-28 フェニル クロロチオホルメイト類の製造方法 Pending JPH029858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7211124B2 (en) 1999-11-05 2007-05-01 Donaldson Company, Inc. Filter element, air cleaner, and methods
US7252704B2 (en) 1999-11-10 2007-08-07 Donaldson Company, Inc. Filter arrangement and methods
US9610530B2 (en) 2004-03-24 2017-04-04 Donaldson Company, Inc. Filter elements; air cleaner; assembly; and, methods

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