JPH0298003A - 架台内照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、架台部のドーム内に配置された被検体を照明
する架台内照明装置に関する。

（従来の技術） ＭＲＩ装置は第４図に示すように、被検体３を支持する
寝台部１と倣形機構系を内蔵する架台部２とから構成さ
れている。、寝台部１は被検体３を直接支持して水平方
向にスライド可能な天板４゜天板４を垂直方向に昇降可
能な高さ調整台５を備え、また架台部２は天板４によっ
て支持された被検体３を暗影のためにスライドさせて収
納するドーム６を備え、このドーム６の周囲には倣形機
構Ｍ（図示せず）が内蔵されている。

このような装置で被検体３を穎彰するには、天板４に被
検体３を横たえた後オペレータが目視によって調整台５
を操作することにより被検体３を所望の高さに設定し、
続いて天板４を架台部２の方向にスライドさせて被検体
３をドーム６内に配置することが行われる。第５図はこ
のようにして架台部２のドーム６内に配置された被検体
３を示し、被検体３はこの状態で架台部２内に内蔵され
ているＲ影機溝系によって、所望部位の撮影が行われる
。

ところでこのようにして被検体３の暗影を行う場合、被
検体３である患者は狭くて薄暗いドーム６内に配置され
たままで蹟影が行われるので、圧迫感を持ち非常に不安
定な精神状態に陥ることが多い。特にＭＲＩ装置のよう
に架台部２におけるドーム６の深さ方向の寸法りが大き
な装置ではその傾向が著しい。またＸ線ＣＴ装置はＭＲ
Ｉ装置に比較して前記ドーム６の深さ方向の寸法しは小
ざいものの、同様な傾向におる。

従ってこのような弊害を除くためにドーム６内を照明す
ることが行われている。このための具体的光源としては
、（１）第６図（ａ）のように発光ダイオード７を用い
る、（２）第６図（ｂ）のように光ファイバー８を用い
ることが行われている。さらにドーム６の開口部の広さ
に余裕がある場合には、第６図（Ｃ）のようにドーム６
の外部の光源９ａからの光を鏡９によって反射させドー
ム６の内部に入射させる間接照明も行われている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら従来の照明装置では、各々以下のような問
題が避けられない。先ず（１）においては単一の発光ダ
イオード７の明るさが弱いので、多量の発光ダイオード
７が必要となるためコストアップとなる。（２）におい
ては光ファイバー８による光が一様にならないので、ド
ーム６内に均一に拡散させるのが困難となる。さらに（
３）においては光のロスが大きくなるので、ドーム６外
部にあける光源９ａに大きな強度が要求される。

本発明は以上のような事情に対処してなされたもので、
従来問題をすべて解決することができる架台内照明装置
を提供することを目的とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための１手段） 上記目的を達成するために本発明は、架台部の内壁面の
少なくとも一部に発光性プレートを備えるようにしたも
のである。

（作　用） 架台部の内壁面に備えた発光性プレートに通電すること
によりドーム内の照明を行う。発光性プレートは面発光
を行うのでドーム内に光を均一に拡散されることができ
、しかも一般に市販されている安価な材質を用いること
ができるのでコストアップを伴うことなく実現すること
ができる。

また光のロスが少ないので大強度の発光源も不要となる
。

（実施例） 以下図面を参照して本発明実施例を説明する。

第１図は本発明の架台内照明装置をＭＲＩ装置に実施し
た例を示す斜視図で、架台部２の内壁面２ａには発光性
プレート１０が設けられている。

この発光性プレーｉ”ＩＯはエレクトロルミネセンス効
果を利用した一般に市販されている材質を用いることが
でき、そのプレート１０の厚さは任意に調整可能なので
第２図のように内壁面２ａの曲率に一致させるべく湾曲
させることが容易である。

端子Ｔ１　、Ｔ２に対しては通電のためのＡＣ電源又は
ＤＣ電源が接続される。

第３図は発光性プレート１０の断面構造を示すもので、
先ずガラス基板１１が用意されこの表面には一方の電極
１２として透明電極例えば酸化インジウム（Ｉｎ２０３
）が形成される。次に電極１２上には絶縁膜１３例えば
酸化アルミニウム（Ａｆｚ０３）、窒化シリコン（Ｓ！
　３　Ｎ４　＞。

酸化チタン（Ｔｉ　０２　）等が０．１乃至０．３μｍ
の厚さに形成され、これら絶縁膜１３に囲まれるように
蛍光体薄膜１４が０．３乃至０．８μｍに形成される。

続いてこの絶縁膜１３上には他方の電極１５として前記
同様に酸化インジウム（Ｉｎ２０３）が形成される。一
方の電極１２及び他方の電極１５に対して各々端子Ｔ１
．Ｔ２が接続され、両端子Ｔ１．７２間には例えばＡＣ
電源１６が接続される。前記８膜を形成するための具体
的手段としては周知の真空蒸着法、スパッタリング法等
が適宜利用される。また８膜の厚さも前記例に限らず目
的、用途等に応じて変更が可能である。

蛍光体薄膜１４は発光時の色を決定する活性剤（発光材
料）例えば銅（ＣｔＪ）、マンガン（Ｍ　ｎ）　。

セリウム（Ｃｅ）、ユーロピウム（Ｅｌ）、フッ化ツリ
ウム（ＴＩＴＩ　Ｆ３　）等を、母体材料例えば硫化ス
トロンチウム（ＳｒＳ）、硫化亜鉛（Ｚｎ　Ｓ）。

硫化カルシウム（Ｃａｂ）等に添加することによって形
成される。発光材料と母体材料との組合せによって独自
の色を発光させることができる。次表はそれらの組合せ
の例を示すものであり、各々示したような発光色を（９
ることができる。

表 発光色は目的、用途等に応じて任意に選択することがで
きる。

次に本実施例の作用を説明する。

例えば前記表のような発光材料と母体材料との組合せの
中から選んで形成した発光性プレート１０をＭＲＩ装置
の架台部２の内壁面２ａに取付け、端子Ｔ１　、Ｔ２間
にＡＣ電源１６を印加する。

ＡＣ電源１６としては例えば５０乃至２００Ｖ。

５０乃至１０００Ｈｚに設定することができる。電圧印
加によって蛍光体薄膜１４と絶縁膜１３との境界に捕Ｍ
されていた電子が蛍光体薄膜１４内に放出され、高電界
で加速されることににり高エネルギーとなる。次にこの
高エネルギー電子が発光材料に直接衝突することによっ
て発光材料が励起され、励起状態が基底状態に戻るとき
に光子を放出するので発光することになる。

これによりドーム６内は照明されるので、ドーム６内に
配置されている患者に対して安心感を与えることができ
、Ｒ影をスムーズに行うことができる。

このような本実施例によれば、特にドーム６の深さ方向
の寸法りが大きいＭＲＩＨ置の架台部２のドーム６内の
照明を行う場合、発光性プレー１〜１０を光源として用
いるので面発光を行わゼることができ、ドーム６内に光
を均一に拡散させることができる。しかも発光性プレー
ト１０としては一般に市販されている安価な材質を用い
ることができるのでコストアップとはならない。また大
強度の発光源を必要とゼず通常に普及されている電源を
利用することができるので便利である。

また、他の実施例としてＸ線０丁装置の架台部に適用す
ることができる。Ｘ線ＣＴ装置の架台部のドーム深さ方
向の寸法りはＭＲＩ装置に比較して小さいが、前記実施
例と同様な効果を得ることができる。

本文実施例では発光性プレート１０を発光させるための
電源としてはＡＣ電源を用いた例で示したが、これに限
らずＤＣ電源を用いることもできる。また発光性プレー
トの大きざ、数等は必要に応じて調整することができ、
特別な手間を要することなしに容易に行うことができる
。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、架台部の内壁面に発
光性プレートを設けるようにしたので、コストアップを
伴うことなく効率的な照明を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の架台内照明装置をＭＲＩ装置に実施し
た例を示す斜視図、第２図は本実施例に用いられる発光
性プレートの概略図、第３図は第２図の発光性プレート
の断面図、第４図はＭＲＩ装置を示す斜視図、第５図は
ＭＲＩ装置の架台部内に配置された被検体の説明図、第
６図（ａ）乃至（Ｃ）は従来例を説明する概略図である
。 １・・・寝台部、　　　　　２・・・架台部、２ａ・・
・内壁面、　　　　３・・・被検体、４・・・天板、　
　　　　　６・・・ドーム、１０・・・発光性プレート
、１２．１５・・・電極、１３・・・絶縁膜、　　　　
１４・・・蛍光性薄膜。 ２　’ｌ’　ｆｆ郁 第 図 第 図 （Ｃ） 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）寝台部によつて支持された被検体を架台部のドー
   ム内に配置して照明するための装置であつて、架台部の
   内壁面の少なくとも一部に発光性プレートを備えること
   を特徴とする架台内照明装置。
2. （２）発光性プレートがエレクトロルミネセンス効果を
   利用した材質から成る請求項１記載の架台内照明装置。