JPH0297809A

JPH0297809A - バーナ

Info

Publication number: JPH0297809A
Application number: JP25020288A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Fujita; 龍夫藤田; Mitsuyoshi Nakamoto; 中本　充慶; Sachio Nagamitsu; 左千男長光; Kenya Okamoto; 岡本　▲けん▼也; Kenkichi Hashido; 橋戸　健吉
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-10-04
Filing date: 1988-10-04
Publication date: 1990-04-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は業務用、または家庭用として使用されるバーナ
に関するものである。

従来の技術従来、燃焼熱を熱源として利用する工業用、および家庭
用ストーブやファンヒータ等のバーナとして第７図に示
すものがあった。第７図において、まず、点火時には気
化筒１に埋めこまれたシーズヒータ２が加熱される。そ
の後、燃料噴出ノズル３から灯油等の燃料４が気化筒１
内に放られ、気化し、同時に送られてきた一次空気６と
混合した後、スロート６を通り、均一な混合気７となる
。

そして混合気７は均圧板８を通過し、炎孔９より噴出し
た後、雑犬され、火炎１ｏを形成する。−次空気比（−
次空気の空気過剰率が、１以上の時は二次空気を必要と
しないが、−次空気比が、１未満の時は周囲から二次空
気を供給し完全燃焼させるようになっていた。すなわち
、このようなバ−ナは、部分予混合、または完全予混合
で燃焼させ、火炎１０から受ける熱を炎孔９を構成する
金網から放熱することにより加熱用熱源として利用され
てきた。

発明が解決しようとする課題ところが、第７図に示すような従来のバーナは燃焼量を
大きくすると火炎が吹き飛びやすいとともに、燃焼量が
小さい場合でも一次空気比が大きい時には火炎は吹き飛
びやすく、−次空気比が小さい時（１近傍）には逆火が
起こりやすい結果、燃焼量の可変範囲（以下、Ｔ、　Ｄ
、　Ｒｏとする）が、狭いという問題あ６った。

さらに、炎孔部に金網を用いているため、金網が過熱さ
れ、劣化しやすくなっていた。

また、輻射暖房に対する要望も、最近、高まっているが
、輻射性能に優れたセラミックの逆火を抑制することが
困難であるため、従来のバーナでは高輻射性能を実現し
にくかった。

本発明は上記問題点に鑑み、燃焼量、−次空気比の両面
からも十分な燃焼範囲を確保し、輻射性能も優れたバー
ナを提供するものである。

課題を解決する丸めの手段本発明は上記課題を解決するために、複数の炎孔を有す
る１対の燃焼室壁を対を成す前記炎孔が同軸上で対向す
るように一定距離で対向させ、これら燃焼室壁と側板と
底板とで燃焼室を構成したことを特徴とする。

作　　用上記構成によシ、燃焼室内に対向火炎が形成され、火炎
衝突部で流速が小さくなり、火炎の安定性向上を図れる
ため、燃焼量や一次空気比が太き制できるため、従来の
バーナとは異なり、燃焼室壁は金網ではなく、セラミッ
クを燃焼室壁として用いることができる結果、熱変形に
よる劣化の危険性が少なく、低燃焼量時においても熱損
失を抑えることができ、−酸化炭素（以下、Ｃｏ）の発
生を抑制し、良好な燃焼を行なうことができる。

さらに、セラミックを用いることにより、輻射性能も向
上させている。

実施例以下、ｔ１１１１図〜第６図を用いて本発明の詳細な説
明を行なう。

第１図〜第３図は本発明の第１実施例を示している。バ
ーナの主要部については、１対の燃焼室壁１１　ｔ’　
１１と底板１２と１対の側板１３．１３とで燃焼室１４
を構成しておシ、燃焼室壁１１はセラミックで形成し、
二枚を相対向するようにして設けている。また、燃焼室
壁１１には複数の炎孔１６を設けておシ、対を成す炎孔
１５，１５も同軸上で相対向させている。本実施例では
これら燃焼室壁１１．１１を、一定距離で対向させてい
るが、本発明忙おいては必ずしも一定距離で対向させる
必要はない。ただし、対を成す炎孔１６゜１６を同軸上
で対向させることは本発明の対象となる。

また、燃焼室１４の混合気上流側に、混合室１６を設け
ておシ、その上流側には、スロート１７゜気化室１８．
気化筒１９があシ、気化筒１９には、シーズヒータ２ｏ
を埋めこんでいる。気化筒１９には一次空気通路２１を
連通させておシ、内部には燃料噴出ノズ／Ｌ／２２があ
る。なお、本実施例は液体燃料を使用した場合の構成で
あるが、気体燃料を使用する場合には気化筒１９は不要
となり、スロート１７より下流側では液体燃料を使用し
た場合と同じ構成で使用できる。

次に、作動についての説明を行なう。まず、シーズヒー
タ２０に通電し気化筒１９を加熱した後、燃料噴出ノズ
＃２２から、燃料２３を噴出する。

燃料２３が気化筒１９に衝突して気化し、同時に送られ
てきた一次空気２４と混合した後、スロート１７を通電
、均一な混合気２６となる。その後、混合気２５は混合
室１６を通過し、同軸上に相対向した炎孔１１５，１５
から、燃焼室１４に供給され、点火後、対向火炎２６を
形成する。−次空気比が、１以上の時は二次空気を必要
としないが、−次空気比が、１未満の時は燃焼室１４の
出口付近から二次空気を取り入れ完全燃焼させるように
なっている。

このようにして形成された対向火炎２６は、燃焼室１４
の火炎衝突部では流速が小さくなり、よどみ領域を形成
することにより、火炎の安定化を図っている。従って、
燃焼量や一次空気比が大きくなっても、従来のバーナに
比して、水炎は吹き飛びを起こしにくくなって込る。ま
た、低燃焼量時においても、燃焼室壁１１にセラミック
を用りているため、熱損失を抑える仁とができ、火炎安
定性を高め、ＣＯ発生量の少ない良好な燃焼を行なうこ
とができる。故に、バーナとして、高Ｔ、Ｄ、Ｒ，化が
可能となる。

一般に燃焼室壁１１にセラミックを用層ると逆火が問題
となりやす込が、本発明のバーナでは対向火炎２６が形
成されることにより、炎孔負荷を大きくできるため、逆
火を抑制しやすくなる。特に、炎孔１６の総面積を、燃
焼室壁１１の総面積で除した値が、０．３以下であると
高炎孔負荷の傾向が強ぐなシ、逆火防止の効果が顕著と
なる。また、・本発明では燃焼室壁１１．１１が対向し
ているため燃焼室壁１１の温度上昇が生じるが、従来の
バーナとは異なり、燃焼室壁１１は金網ではなく、セラ
ミック製としているため、熱変形による劣化の危険性が
少なく、輻射性能についても向上を図シやすくなってい
る。

引続き、第４図に本発明の第２実施例の断面図（第１図
のＢ−Ｂ断面図に相当するもの）を示す１゜燃焼室壁１
１における炎孔１５の配置を、燃焼室壁１１の中央部よ
シもその周辺部が密となるようにしている。バーナ内に
は温度分布が発生しゃすく、燃焼室壁１１の周辺部はそ
の中央部に比して熱損失が大きいため、一般には温度が
低下し、全体として温度分布が不均一となって火炎が不
安定になシやすい。そのため、本実施例のようなバーナ
とすることにより、周辺部の火炎の安定性を高め、バー
ナとして均一化を図ることができる。

さらに、第５図に本発明の第３の実施例の断面図（第１
図のＡ−Ａ断面図に相当するもの）を示す。燃焼室壁１
１を燃焼室１４に対し、凹面状のセラミック体で形成し
ている。これによシ、バーナの周辺部の火炎、の安定性
を向上させ、温度分布の均一化を図っているだけでなく
、バーナ中央部で発生しやすい逆火も抑制している。ま
た、燃焼室壁１１を凹面状としているため、低燃焼量時
、−次空気比が１未満の時にも、二次空気が燃焼室１４
内に流入することもなく、火炎安定性を維持することが
できる。

絞込て、第６図に本発明の第４実施例の断面図（第１図
のＡ−Ａ断面図に相当するもの）を示す。

１対の燃焼室壁１１．１１を一定距離ではなく、底板１
２に遠い方の燃焼室壁１１．１１間の距離を、底板１２
に近い方の燃焼室壁１１．１１間の距離よシも大きくし
ている。炎孔１６近傍の温度は底板１２から遠ざかるに
つれ、上昇しやすいため、本実施例のような構成とする
ことにより、バーナ内の温度分布の均一化を図れるだけ
でさく、燃焼室壁１１の温度も一定に保ちやすい。さら
に、火炎からの熱を有効に輻射に変換し、高輻射性能を
実現しやすくなっている。

発明の効果以上、説明したように、本発明のバーナによれば次のよ
うな効果を得ることができる。まず、対向火炎を形成す
ることにより、燃焼量や一次空気比が大きくなっても、
火炎は吹き飛びを起こしにくくなるとともに、炎孔負荷
を大きくして逆火を抑制することができるので、通常逆
火が生じやすいとされるセラミックを燃焼室壁として用
することができる。そして燃焼室壁をセラミック製とす
ることができる結果、低燃焼量時においても、熱損失を
抑え、ＣＯを低減し、安定燃焼を実現でき、高Ｔ、　Ｄ
、　Ｒ，化を図ることができる。また、セラミックを用
いていることにょシ、熱変形による劣化の危険性も少な
く、輻射性能も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例におけるバーナの斜視図、
第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は第１図のＢ−
Ｂ断面図、第４図は本発明の第２実施例におけるバーナ
の断面図、第６図は本発明の第３実施例におけるバーナ
の断面図、第６図は本発明の第４実施例を示すバーナの
断面図、第７図は従来例におけるバーナの断面図である
。１１・・・・・・燃焼室壁、１２・・・・・・底板、１
３・・・・・・側板、１４・・・・・・燃焼室、１６・
・・・・・炎孔。代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝ほか１名ＩＩ　
　−−− １４°°− １５−°− だ雇憫燃　蔑炎

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の炎孔を有する１対のセラミック製燃焼室壁
を対を成す前記炎孔が同軸上で対向するように一定距離
で対向させ、これら燃焼室壁と側板と底板とで燃焼室を
構成したことを特徴とするバーナ。
（２）炎孔の配置を、燃焼室壁において中央部よりも周
辺部で密にしたことを特徴とする請求項１記載のバーナ
。
（３）炎孔の総面積を、燃焼室壁の総面積で除した値が
０．３以下に設定したことを特徴とする請求項１記載の
バーナ。
（４）燃焼室壁を燃焼室に対し、凹面状に形成したこと
を特徴とする請求項１記載のバーナ。
（５）請求項１記載のバーナにおいて、燃焼室壁を一定
距離ではなく、底板に遠い方の燃焼室壁間の距離を、底
板に近い方の燃焼室壁間の距離よりも大きくしたことを
特徴とするバーナ。